木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

21年12月13日

健康な歯をつくる栄養素(1)カルシウム

骨や歯の成長のためには、カルシウム、タンパク質、ビタミンA,Cなどが必要です。今日はカルシウムについてご紹介します。

■カルシウムの役割

カルシウムは、骨や歯を構成する主要な成分です。特にカルシウムがたくさん含まれている乳製品は、歯を丈夫にしてくれます。子供のころから、牛乳、小魚をたくさんとるように促されて育った方も多いのではないでしょうか。カルシウムが多く含まれている食品には次のようなものがあります。

■カルシウムが多く含まれる食品

乳製品

牛乳や乳製品は最も効率よくカルシウムをとりいれることができ、歯の成長のためにはかかせません。牛乳を飲むとおなかがごろごろしてしまう方も、チーズならとりいれやすいかもしれませんね。脂質のとりすぎがご心配なら低脂肪乳を利用したり、牛乳のくさみが苦手なら料理にいれるなど工夫してみましょう。

カルシウムの多く含まれている乳製品
*牛乳、スキムミルク、牛乳を原料とするチーズ、無糖ヨーグルト、アイスクリームなど
牛乳200CCなら約243mgのカルシウムが含まれています。

魚介類

カルシウムは、骨や殻ごと食べられる小魚や小エビ、うなぎや貝類に多く含まれています。さばやさけの缶詰なども骨までやわらかくなっているためお子さんやご高齢の方でも食べやすいですね。

カルシウムの多く含まれている魚介類
*わかさぎ、ししゃも、いわし、うなぎ、ちりめんじゃこ、干しエビ、乾燥ひじき、にぼし、かつおぶし、さけやさば・いわしの缶詰など
乾燥ひじき(6g)には約60mgのカルシウムが含まれています。

大豆製品

牛乳や小魚でなければカルシウムがとりいれられないということではありません。おすすめなのは豆腐や油揚げ、納豆などの大豆製品です。大豆を原料とする食品は、タンパク質も多く含まれているのです。

カルシウムの多く含まれている大豆製品
*木綿豆腐、絹ごし豆腐、こおり豆腐、納豆、油揚げ、がんもどき、おから、味噌など
木綿豆腐1丁には約65mgのカルシウムが含まれています。

野菜・海藻類

野菜や海藻は、カルシウムの吸収率は高くないものの、他の栄養素とのバランスを考えたときにはとりいれたい食品です。ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素が含まれているからです。いろいろな食品をバランスよくとることが大切です。

カルシウムの多く含まれている野菜・海藻類
*モロヘイヤ、小松菜、水菜、昆布
小松菜1/3束には約136gのカルシウムが含まれています。

■カルシウムの推奨量

参考までに、厚生労働省が発表している、1日当たりのカルシウムの推奨量です。

男性

年齢(歳) 推奨量(mg/日)
1~2 428
3~5 587
6~7 585
8~9 645
10~11 708
12~14 991
15~17 804
18~29 789
30~49 738
50~64 737
65~74 769
75 以上 720

女性

年齢(歳) 推奨量(mg/日)
1~2 415
3~5 532
6~7 538
8~9 750
10~11 732
12~14 812
15~17 673
18~29 661
30~49 660
50~64 667
65~74 652
75 以上 620

厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」より

カルシウムは、歯や骨の健やかさを保つためには欠かせない栄養素です。丈夫な歯は歯周病の進行にも歯止めがかかります。ただし、どんな食物、栄養素もとりすぎは禁物です。様々な栄養素をバランスよくとれる食事を考えていきたいですね。


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