木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

23年01月13日

総入れ歯(総義歯)

総入れ歯は、歯ぐきで支える義床に人工歯をとりつけるもので、人口の歯ぐきがご自身の歯ぐきに吸盤のように吸い付き、失った歯の代わりとなって働いてくれます。入れ歯にはいろいろな種類があります。


■金属床義歯

歯ぐきに触れる部分が金属で作られている入れ歯です。コバルトやチタンといった、強度のある、体に優しい素材を使います。金属床の部分はごく薄く、違和感が少なく安定してよく噛むことができます。入れ歯を薄くすることができるため違和感も少なく、発生も自然なものになります。食べ物の温度がよく伝わり、温かい食事を温かく、冷たい食事をひんやりと楽しめます。

自費診療による入れ歯です。

*メリット
  • 安定して噛みやすい
  • 発声がしやすい
  • 食べ物の温度が伝わるため、食事をおいしく感じる
*デメリット
  • 保険適用外のため費用がかかる

■ノンクラスプ・デンチャー/ノンクラスプ+シリコーン

クラスプは、入れ歯を安定させるために、針金のような留め具で残っている歯にひっかける留め具です。この金属の留め具を使わずに入れ歯を安定させることもできます

歯ぐきにふれる部分を弾力性のある特殊素材で作り、目立たないばねで固定します。金属を使用しないので、笑ったときにも目立ちません。装着感が優しく、快適に使用していただけます。金属アレルギーの方でも安心してお使いいただけます。ただ、修理がむずかしく、適する症例が限られる面があります。汚れがつきやすいので、お手入れも大切です。

シリコーンを使用することにより、より安定してよく噛めると感じられる入れ歯もあります。

※自由診療による部分入れ歯です。

*メリット
  • 歯と歯ぐきで支えてくれるため、歯にかかる負担が少ない
  • 装着感が優しく快適
  • 金具がないので審美的
*デメリット
  • 修理がむずかしい
  • 保険適用外のため費用がかかる

プラスチックとシリコーンで作るコンフォートデンチャー、ばねのかわりに磁石で固定するマグネットデンチャーも、違和感が少なく、ソフトな装着感でよく噛むことのできる入れ歯です。どちらも自由診療での製作となります。

■レジン床義歯

歯ぐきに触れる部分がレジン(プラスチック)で作られた保険適用の入れ歯です。食べ物の熱さや冷たさに対する熱伝導が悪く、強度を保つために厚く大きめに作らなければならないので、違和感がある、しゃべりにくい、という難点があります

しかし、保険適用なので安価、ほとんどの症例で使用できて修理しやすい、といったメリットがあります。

強化プラスチックを使う場合もあります。従来の保険適用内の入れ歯で使用するプラスチックより汚れにくく強度があります。ただ、アルコールや熱に弱い面があります。

※保険適用による入れ歯です。

*メリット
  • 大きくて厚い入れ歯になる
  • 違和感を感じやすい
  • 発声がしにくい
  • 食べ物の温度が伝わりにくい

いかがでしょうか。精巧な入れ歯はおからだの一部となり、食生活やコミュニケーションを助けます。お口の状態やご予算に応じて、ふさわしい入れ歯をご提案します。おいしく食べることをあきらめてはいけません!


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