木更津きらら歯科ブログ
26年01月01日
千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。本年もよろしくお願いいたします!
ご挨拶
あけましておめでとうございます。
昨年中はたいへんお世話になりました。
昨年は医療機関としての環境整備、検査機器のグレードアップ、メインテナンスに重点をおいたVIPメインテナンスルームの新設などに取り組んできました。
今年も地域の皆様の健康をサポートしていくためにいっそう研鑚を重ねてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
お正月の診療
木更津きらら歯科は、お正月も診療しています。
- 1月1日~1月3日
午前9:30〜13:00 午後14:00〜17:00
- 1月4日以降
午前9:00〜13:00 午後14:00〜20:00
お困りのことがありましたらお問い合わせください。
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25年12月29日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯が丈夫な方は、医療費がかからず高齢になってもお元気な方が多いのだとか。歯の健康と全身の健康については多数の研究・調査結果が発表されています。
自分の歯が多く保たれている高齢者は健康寿命が長く、要介護日数が短い
自分の歯が多く保たれている人は、寿命が長いだけではなく、健康寿命が長く、要介護でいる期間が短かいのだそうです。
これは東北大学大学院歯学研究科の松山祐輔歯科医師による調査結果です。全国24自治体の要介護認定を受けていないご高齢者を追跡し、要介護になる前の歯の本数と、寿命・健康寿命(日常生活に制限のない期間)・要介護でいる期間の関連を調べたところ、自分の歯が多く保たれている人は、0本の人にくらべ、寿命が長いだけではなく、健康寿命が長く、要介護でいる期間が短いことが明らかになったということです。
これにより歯の健康を保つことが、健康寿命の延伸と要介護でいる期間の短縮に寄与する可能性が示されました。
歯の本数が多い人のほうが医療費がかからない
歯の数と医療費の関係も明らかになっています。図表 7 は NDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)を活用した 230 万件の医科、歯科のレセプト(診療報酬請求明細書)の統合分析の結果を示したものです。医療費、横軸が年代、赤のグラフが歯の数が19本以下、紺色のグラフが20本以上ある方です。男女、年代を問わず、歯の数が 20 本以上のグループは 19 本以下のグループより、医科医療費が低いことがわかります。
歯の本数が多く、かみ合わせが良いほど医療費が低い
歯の本数の多さとかみあわせがよい状態の方は、医科医療費が少ないことが確認された調査結果です。高齢者だけでなく、働く若い年代のうちから歯や咬合の状態をよく保ち、上下の歯で食べ物をしっかりかめる口を維持し続けることが、口腔の健康のみならず、全身の健康維持においても重要であると考えられます。これは歯みがきのサンスターグループが、25万人の働く人々を対象に行った調査の結果です。
歯科定期検診を受けていると49歳以降の医療費が安くなる
企業の取り組みも時折話題になります。2012年の「歯科口腔保健の推進に関する法律(歯科口腔保健法)」成立記念シンポジウムにおいて、7万人のデンソー健康保険組合の理事の方が、歯の健康維持は加入者のQOL維持向上と、医療費全体の適正化に大きく貢献したという発表をされました。
また2011年のトヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査では、定期的に歯石除去などをしている方は49歳を過ぎると医療費が平均を下回る傾向となったそうです。65歳になると平均が35万円に対して、定期受診の人は20万円以下とその差は広がっています。こちらは歯医者の検索サイト「EPARK歯科」を運営する、エンパワーヘルスケア株式会社のキャンペーンのプレスリリースで紹介されました。
お口の健康が保たれていると、全身の健康にもよい影響をおよぼし、医療費もかからなくなるというわけですね!
お口の健康と全身の健康の関係
歯が痛くても、歯ぐきがはれたり、歯ブラシに血がついてきたりしても、死ぬわけじゃない・・・ と歯医者に行くのを先延ばしにしてしまったことはありませんか? それは大きな間違いです。お口の健康状態は、生涯にわたって全身の健康に大きく関係してくるのです。
自分の歯で噛めることが健康を守る
噛むことの役割は、食べ物を砕いてすりつぶし、消化しやすくするという他にも、全身の健康を守る様々な効果があるのです。
胃腸の働きを助ける
食べ物をよく噛みくだき、消化酵素が含まれただ液と混ぜあわせて食べることで、胃腸への負担をやわらげてはたらきを活発にし、消化を助ける効果が期待できます。食物から栄養をきちんととりこむことができるのです。
脳の機能を高める
よく噛むことにより脳が刺激され、血行がよくなるため、栄養と酸素が十分に供給され、脳の機能が活発になる効果が期待できます。
肥満の予防
「よく噛むこと」は肥満対策のひとつとして期待されています。よく噛んで食べると食欲抑制のメカニズムがはたらきます。食べ過ぎに自然とブレーキがかかり、ダイエット効果が生まれて生活習慣病の予防が期待できます。
歯の本数が少なかったら?
逆を考えてみてください。歯を失い、よく噛めない状態になると、栄養の摂取バランスが崩れ、脳への刺激が少なくなり、肥満のリスクも高くなります。よく噛んで食べることができるというのは、健康を守るために必要なことなんです。
歯周病によりリスクの高まる病気
歯周病は糖尿病を悪化させるほか、全身の病気に影響を与えることがわかってきています。歯周病になると歯周ポケットの内側が出血し、歯周病菌が中に侵入。血液にのって全身に運ばれ、悪影響を与えるのが、そのメカニズムです。
歯周病によって、肥満や糖尿病、動脈硬化、関節リウマチ、がん、早産になるリスクが増加します。アルツハイマー型認知症にも関係のあることがわかってきました。
脳血管障害・認知症
歯周病菌は、血管内に血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)をつくり、プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり血管の細いところで詰まってしまうことになります。血管が狭くなって、狭心症や心筋梗塞になるリスクが高まるということです。歯周病の人は、脳梗塞になるリスクが3倍近くも高いのです。
また歯周病原因菌は脳細胞を破壊する原因ともなる研究が報告されています。
歯周病と糖尿病
歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査が複数報告されています。さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになってきたのです。歯周病治療で糖尿病も改善することもわかってきています。
誤謬性肺炎
高齢の方にとっては命の危険のある誤謬性肺炎。唾液に含まれる歯周病菌などの細菌が原因となるのです。
早産、低体重児
歯周病細菌は、胎盤をとおして胎児に直接感染することで、早産、低体重児のリスクが指摘されています。
メタボリックシンドローム
骨粗鬆症
閉経後の女性は歯や骨が弱くなり、歯周病にかかりやすくなります。
関節炎・腎炎
口の中の細菌や炎症物質が血中にはいり込むと、関節炎や腎炎の原因になります。
ED(勃起不全)
台北の医大の研究で、歯周病菌が陰茎の血管内を傷つけている可能性が指摘されました。
歯科定期検診のすすめ
お口の中の乱れは、全身に影響を及ぼします。からだの健康を損なうばかりでなく、医療費がかさんでいく原因にもなります。お口の中を健やかに保つことをこころがけましょう。お口のトラブルを予防し、早めの治療を行うためには、3ヶ月1度、歯科定期検診を受けられることをおすすめします。
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25年12月25日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

口臭は、自分ではなかなか気づきにくいものですが、周囲の人とのコミュニケーションに大きな影響を与えるため、多くの人が気にする問題です。
しかし、口臭とひと口に言っても、実はいくつかの種類があり、その原因や対処法も異なります。口臭を改善するためには、まず自分の口臭のタイプを知ることが重要です。
今回は、口臭の主な種類とそれぞれの特徴、さらに自分の口臭をチェックする方法や、日常生活でできる予防策について詳しく解説します。
口臭の種類

口臭と一口に言っても、その原因や特徴によっていくつかのタイプに分かれます。ここでは代表的な4つの口臭について、わかりやすく解説します。
生理的口臭
生理的口臭は、病気が原因ではなく、誰にでも起こる自然な口臭です。
たとえば、朝起きたときや空腹のとき、緊張して口の中が乾いたときなどに感じやすくなります。これは、唾液の量が減って細菌が増えることでにおいが強まるためです。特に朝は、寝ている間に唾液の分泌量が減るため、起床時の口臭が気になる人も多いでしょう。
水分をとったり歯を磨いたりすれば自然と改善するので、特別な治療が必要なものではありません。
病的口臭
病的口臭は、虫歯や歯周病など、口の中の病気が原因で起こる口臭です。
特に歯周病では、歯ぐきの奥に増えた細菌がタンパク質を分解し、揮発性硫黄化合物と呼ばれるガスを発生させます。これは、卵が腐ったようなにおいの原因となる物質で、口臭の強さに大きく関係しています。
代表的なものに硫化水素やメチルメルカプタンがあり、歯周病が進行するほど増えやすいとされています。また、胃腸の不調や糖尿病など、全身の病気が関係する場合もあります。
病的口臭は自然に改善しにくいため、歯科や医療機関で診察を受けることが推奨されます。
心因性口臭
心因性口臭とは、実際には強い口臭がないにもかかわらず、自分の息が臭っていると感じる状態を指します。
不安やストレス、対人関係の悩みなどが影響し、自分の口臭を必要以上に気にする傾向があります。周囲の人に「気にならない」と言われても納得できず、会話や外出を避けるようになることもあります。
心因性口臭には、口の中に異常がないケースが多いため、歯科だけでなく心療内科などの専門的な支援が必要となる場合もあります。早めの相談が大切です。
外因的口臭
外因的口臭は、食べ物や嗜好品、生活習慣によって一時的に発生する口臭のことです。
代表的な例として、ニンニクやネギ、アルコール、タバコなどが挙げられます。これらの食品や嗜好品に含まれる成分が体内に吸収され、血液を通じて肺に運ばれることで、吐く息から独特のにおいが感じられるようになります。
また、口の中に食べかすが残ったままになっていると、細菌がそれを分解してにおいを発生させることもあります。
外因的口臭は原因が明確であり、一過性であるため、時間の経過や適切なケアによって解消できることがほとんどです。日常的な口腔ケアと食生活の見直しによって、改善を図ることが可能です。
口臭を確認する方法

ここでは、自分で口臭を確認する方法をご紹介します。
コップを使って確認する
コップを使ったセルフチェックは、自分の口臭を簡単に確認できる方法です。まず清潔なコップを用意し、その中に口を近づけて息を吐きます。すぐにフタや手で口をふさぎ、数秒後に中のにおいを嗅いでみましょう。
朝起きた直後や空腹時など、口臭が強くなりやすいタイミングに試すと、よりわかりやすい結果が得られます。簡単にできるため、定期的な確認に適しているかもしれません。
デンタルフロスを使って確認する
デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを取り除くだけでなく、口臭の原因を見つける手がかりにもなります。
チェック方法は簡単で、フロスを歯の間に通したあと、取り出したフロスのにおいを嗅いでみるだけです。もし不快なにおいがある場合、その箇所に汚れがたまりやすく、細菌が繁殖している可能性があります。
特に奥歯や歯並びの狭い部分は、汚れが残りやすいため要注意です。定期的に確認することで、口臭の早期発見にもつながります。
周囲の人に聞いてみる
自分では気づきにくい口臭を確かめる方法のひとつが、信頼できる家族や友人に確認してもらうことです。
自分の感覚だけでは判断が難しい場合でも、他人の意見を聞くことで実際の状態を客観的に知ることができます。直接尋ねるのが難しい場合は「最近、口のにおい気にならない?」など、さりげなく聞くのも方法のひとつです。
日常的に口臭の傾向を知る手段として、身近な人の協力を得ることは有効です。
口臭チェッカーを使って確認する
口臭チェッカーは、息を吹きかけるだけで口臭の強さを数値化してくれる便利な機器です。コンパクトなものが多く、自宅でも手軽に使えるため、セルフチェックに役立ちます。なかには、においの種類を分析して表示するタイプもあり、自分の口臭の傾向を把握する参考になります。
ただし、あくまで簡易的な測定であり、正確な診断には歯科医院などでの専門的な検査が必要です。日頃のケアとあわせて活用することで、予防意識を高めることができます。
口臭を予防するためにできること

口臭を防ぐためには、日々の生活習慣の見直しが欠かせません。ここでは、身近に取り入れられる予防方法をご紹介します。
しっかり歯磨きをする
口臭予防の基本は、毎日の歯磨きを丁寧に行うことです。歯の表面だけでなく、歯と歯の間や歯ぐきの境目など、汚れが残りやすい部分まで意識して磨く必要があります。歯ブラシでは届きにくい部分には、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると効果的です。
食べかすやプラークを放置すると、細菌が増え、口臭の原因になります。1日2回以上、時間をかけて丁寧にケアする習慣を身につけることが、口臭予防には欠かせません。
舌のケアをする
舌の表面には、舌苔(ぜったい)と呼ばれる白っぽい汚れがたまりやすく、これが口臭の大きな原因になることがあります。
特に舌の奥のほうには汚れが残りやすいため、専用の舌ブラシを使ってやさしくケアしましょう。力を入れすぎず、奥から手前に向かって数回なでるように清掃するのがポイントです。
朝の歯磨きとあわせて舌の清掃を取り入れることで、口の中を清潔に保ち、においの発生を抑えることができます。
食生活を見直す
食べるものの内容やバランスは、口臭の強さに大きく関係しています。糖分や脂質の多い食事が続くと、口の中で細菌が繁殖しやすくなり、においの原因になりやすいです。
一方で、野菜や果物、食物繊維をしっかり摂ることで、唾液の分泌が促され、口の中の自浄作用が高まります。ニンニクやアルコールなどのにおいが強い食品を口にしたあとは、うがいや歯磨きなどで対応することが大切です。日々の食生活を見直すことで、口臭の軽減につながります。
水分補給をする
唾液の分泌量が減り、口の中が乾くと、細菌が増えやすくなります。これにより口臭が発生しやすくなるため、こまめな水分補給が欠かせません。特に会話が多いときや、緊張して口の中が乾きやすい場面では、意識して水を飲むようにすると口腔内の環境を整えやすくなります。
甘い飲み物ではなく、水やお茶など糖分を含まないものを選ぶと虫歯予防にもつながります。乾燥しやすい季節やエアコンの効いた室内では、定期的な水分補給が効果的です。
禁煙する
タバコに含まれる有害物質は、口の中に独特なにおいを残し、さらに唾液の分泌を抑える働きがあります。これにより口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなることで口臭の原因となります。また、喫煙によって歯ぐきの炎症や出血を引き起こすことも少なくありません。
禁煙によって口臭の改善が期待できるだけでなく、歯や歯ぐき、さらには全身の健康維持にもつながります。口臭が気になる方には、禁煙という選択が大きな効果をもたらします。
定期的に歯科医院を受診する
毎日の歯磨きでは落としきれない汚れや歯石は、歯科医院でのクリーニングで取り除くことができます。
また、自分では気づきにくい虫歯や歯周病も、早い段階で見つけることが可能です。これらの病気は口臭の原因にもなりやすいため、定期的に検診を受けることは口臭予防にもつながります。
たとえ痛みや違和感がなくても、3か月から半年に1回は歯科医院で検診を受けることが推奨されます。プロの目によるチェックは、お口の健康を保つうえで大きな助けになります。
まとめ

口臭にはさまざまな種類があり、その原因によって対処法も異なります。日常的に起こる生理的口臭や、病気が関係する病的口臭、心理的な要因による心因性口臭、食べ物や生活習慣が関係する外因的口臭など、それぞれに特徴があります。
まずは自分の口臭がどのタイプかを知ることが大切です。そして、正しいセルフチェックを行い、必要に応じて専門機関での診察を受けることが予防と改善の第一歩となります。
毎日の丁寧なケアと生活習慣の見直しを通して、口元の清潔を保ち、自信を持って人と接することができるようにしましょう。
口臭にお悩みの方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年12月23日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
親知らずのトラブルは多くの方がご経験がおありでしょう。でもひとことで「親知らずが痛い」といっても、いろいろな症例があるのです。
顎骨嚢胞(がっこつのうほう)の症例
この患者さまは、親知らずに痛みがあり来院されました。こちらがCT撮影をした結果です。親知らずの横の下顎の骨の中に大きな膿の袋、嚢胞が形成されています。
木更津きらら歯科ではこのような症例に対応できる日本口腔外科学会専門医が在籍しています。ただこの患者さまのケースは、全身麻酔下での手術となりますので大学病院への紹介となりました。嚢胞はまれに悪性腫瘍の可能性もありますので、病変部位の一部を顕微鏡で詳細に観察する病理検査を受けていただき、良性という結果を得、それを受けて、治療計画をたてております。口の内側から切開して、嚢胞を摘出、同時に親知らずを抜歯、切り開いたところを縫合という手術となりました。
顎骨嚢胞とは
嚢胞とは体の中に発生した袋状の病変で、顎の骨の中にもできます。親知らずなど、顎の骨の中に埋まったままの歯の周りによく見られます。袋の中には液体や半液体状の内容物が貯まっていて、痛みはありません。症状がない場合はレントゲン検査などで偶然発見されることが多いのですが、痛みと腫れといった症状がある場合は感染しており、さらに重大な症状を引き起こすことになります。
顎骨嚢胞の症状
嚢胞が形成され、大きくなってくると、顎の骨や周囲の組織に圧力がかかり、顎や歯に痛みが生じます。顔の外側まで腫れることもあります。
嚢胞が感染すると、痛みや腫れは急激に悪化します。膿の排出や発熱がおこり、周りの骨が溶けていくことで顎の形が変化し、嚢胞が神経を圧迫して、下唇やあごの部分の感覚に異常をきたすかもしれません。痛み、腫れなどの症状がある場合は、さらに深刻な状態に発展する危険があり、早急に治療を受ける必要があります。
顎骨嚢胞の診断
X線、CTスキャン撮影の画像診断で嚢胞の正確な位置や大きさを特定し、嚢胞が周囲の骨や歯に与える影響を確認します。また歯の治療歴や外傷、や副鼻腔炎の治療歴なども詳細に確認します。そのうえで、治療計画をたてていきます。
顎骨嚢胞の病理検査
嚢胞が大きい場合には、腫瘍の発生がないか、採取した病変部位の一部を顕微鏡で詳細に観察する病理検査を行います。CTなどの画像から骨の破壊がわかった場合は、悪性であることも考えられるため、口腔外科としても精査していきます。
顎骨嚢胞の治療法
全身麻酔下で嚢胞すべてを摘出する方法をとります。原因となった歯が歯肉に埋没した親知らずの場合は抜歯を同時に行います。嚢胞が大きい場合には、入院して全身麻酔のうえ手術を行うこともあります。
親知らずはどうしてトラブルの原因になるのか
親知らずの抜歯で、全身麻酔で手術をすることもあるんですね。親知らずは奥歯(第二大臼歯)のさらに奥、前歯から8番目の歯のことです。第三大臼歯、智歯(ちし)と呼ばれています。上下の歯ときれいに噛み合って生えてくるのであればいいのですが、生えてくる時期が20歳前後と遅いため、親知らずのためのスペースがなく、歯並びを乱したり、むし歯や歯周病にかかったり周辺が炎症をおこしたりとトラブルの原因になることが多いのです。
親知らずが痛い! と感じるとき
奥のほうのまだ生えきっていない歯のあたりが痛いとき、ひとことで「親知らずが痛い」と言っても、原因は様々です。
歯が生えてくるときに感じる痛み
親知らずは生えてくるときに、歯肉を突き破って出てきます。歯肉や隣の歯を押すこともあります。親知らずがまっすぐ生えてくれば痛みは治まりますが、斜めや横向きといったおかしな方向を向いていると痛みが続くことがあります。
むし歯・歯周病
少し頭をだした親知らず。斜め横向きに生えていることも多く、歯ブラシが届きません。そのため、むし歯や歯周病にかかりやすいのです。鏡でも見ることがむずかしく、気づかぬうちに進行していることがあります。
智歯周囲炎(ちししゅういえん)
親知らずが生えてくると、隣の歯とのあいだに隙間ができます。この隙間は歯ブラシが届かず、プラーク(歯垢)が溜まりやすい状況になっています。細菌のかたまりであるプラークは歯肉に炎症をおこす原因となります。重症になると顔がはれ、口を開けにくくなり、ものを飲み込みづらくなったり、発熱や全身の倦怠感にまでおよぶこともあります。
歯性感染症
親知らずがむし歯になったり周辺が歯周病に感染したりすると、親知らずの周りの組織に炎症を起こします。歯性感染症は頬や顎が大きく腫れたり、炎症が内臓などにも及ぶこともあります。歯性感染症は親知らずに限った病気ではありませんが、親知らずが原因となることも多い病気です。
嚢胞(のうほう)などの病気
親知らずが原因となって、顎の骨の中に液体や膿が溜まった袋(嚢胞)ができたり、腫瘍ができたりすることがあります。嚢胞が大きくなり感染すると、顎の骨をとかしたり、顎の骨の変形を招いたり、歯の動揺や歯の根っこが溶けて短くなったり、歯並びの乱れを起こします。
体調が悪ければ親知らずも痛くなる
「親知らずの痛み」には様々な原因がからみあっています。強いストレスを感じると免疫力が落ちて細菌の活動に対して抵抗力が弱まり炎症が進行してしまいます。歯ぎしりや食いしばりが歯に悪い影響を与えるのは言うまでもありません。自律神経の乱れや唾液の分泌の減少が炎症を悪化させる原因となることもあります。リラックスしているときには痛みを感じないかもしれません。そのため「少し様子をみようかな」「なんだかだいじょうぶそうだけど」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。そうしている間にも症状は進行しています。
歯医者へ行くタイミング
痛みや腫れといった症状には理由があります。歯が正常に生えてこようとする一時的な痛みの場合もあれば、細菌によって炎症が起きていることも、膿の袋ができてしまっていることも、歯並びが乱れる前兆のこともあります。ご自身で痛み止めを飲んだり、冷やしたりすることで、症状が楽になることはあるかもしれませんが、治るということはありません。放置しておくと、症状が悪化したり、将来的な歯並びや咬み合わせを狂わせたり、感染症であれば全身の健康にも影響を及ぼす可能性もあります。
こんな症状があらわれたら、我慢しようとせず、すぐ歯科医院の診療を受けてくださいね。
- 腫れや痛みが数日続く場合
親知らずの痛みが2〜3日以上続く、もしくはどんどん強くなる場合は、様子を見ている場合ではありません。すぐ歯科医院を受診しましょう。炎症が悪化しているかもしれません。
- 口が開きにくくなった場合
口を開けると痛みが走る、または開きにくいという症状は、智歯周囲炎が進行しているサインかもしれません。
- 発熱やリンパの腫れを伴う場合
親知らずの炎症が強くなると、発熱や、顎の下のリンパ節が腫れることがあります。この状態は全身に炎症が広がるリスクを示しています。
- 食事や会話に支障が出る場合
痛みで食事がすすまない、話すのが辛いといった状況になったら、日常生活に支障をきたしているサインです。我慢せず、歯医者に行きましょう。
木更津きらら歯科にご相談ください
症状が軽いうちに治療にとりかかれば、治療自体の負担も少なくなります。違和感を感じたら早めにご来院ください。
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25年12月18日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

マウスピース矯正中は、装置による刺激や口腔内環境の変化によって、口内炎ができやすくなることがあります。「このまま矯正を続けても大丈夫?」「口内炎ができたときはどう対処すればいいの?」と不安に思う方も多いでしょう。
口内炎は一時的なトラブルであることが多いものの、原因を理解せずに放置すると、痛みが長引いたり、矯正治療がストレスになったりする場合もあります。
今回は、マウスピース矯正中に口内炎ができる原因や対処法、予防法について解説します。口内炎ができて対処法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正中にできる口内炎の種類

口内炎とは、口の中の粘膜に炎症が起こり、痛みや赤み、腫れなどの症状が現れる状態です。唇の内側や頬の内側、舌や歯茎など、口腔内のさまざまな部位に発生します。
マウスピース矯正中は、装置が粘膜に触れたり、唾液の循環が変化したりすることで、口内炎ができやすくなることがあります。食事や会話のたびに痛みを感じると、矯正治療そのものがつらく感じる方もいるのではないでしょうか。
口内炎は一時的なトラブルであることが多いものの、種類によってはすぐに対応が必要なケースもあります。主な口内炎の種類は、以下のとおりです。
カタル性口内炎
カタル性口内炎は、物理的な刺激によって起こる口内炎です。マウスピースの縁が粘膜に当たる、食事中に頬の内側を噛む、といった刺激が原因で粘膜に炎症が起こります。
粘膜が赤く腫れたり、ヒリヒリとした痛みを感じたりします。マウスピースが当たらないように調整するなど、刺激の原因を取り除くと自然に改善するケースがほとんどです。
アフタ性口内炎
アフタ性口内炎は、口内炎の中でも特によく見られるタイプです。白色や黄白色の潰瘍(アフタ)ができ、その周囲が赤く縁取られるのが特徴です。強い痛みを伴うことが多く、食事や会話がつらく感じられる場合もあります。
原因ははっきりと特定されていませんが、ストレスや睡眠不足、栄養バランスの乱れや免疫力の低下などと考えられています。マウスピース矯正中は、口腔内環境の変化や精神的な負担によって、アフタ性口内炎ができる人もいるでしょう。
ウイルス性口内炎
ウイルス性口内炎は、ヘルペスウイルスなどの感染によって起こります。口の中だけでなく、唇の周囲にも水ぶくれができることがあり、発熱や倦怠感を伴うケースも少なくありません。
このタイプの口内炎は感染性があるため、医療機関での診断や治療が必要です。マウスピース矯正そのものが直接の原因ではありませんが、体調不良や免疫力の低下時には発症しやすくなります。
カンジダ性口内炎
カンジダ性口内炎は、口腔内に常在しているカンジダ菌が異常に増殖することで起こります。舌や頬の内側に白い苔のような付着物が見られ、拭うと赤くただれた粘膜が現れることが多いです。
免疫力の低下や、口腔内が乾燥しやすい状態が続くと発症しやすくなります。マウスピースを長時間装着している場合や、清掃が不十分な場合には、リスクが高まることもあります。
マウスピース矯正中に口内炎ができる原因

マウスピース矯正中に口内炎ができる主な原因は、以下のとおりです。
マウスピースの摩擦
マウスピースは歯列全体を覆う装置のため、装着中に頬の内側や唇の裏、歯茎などの粘膜に触れます。特に、装着し始めの時期や、新しいマウスピースに交換した直後は、縁の部分が粘膜に当たりやすく、摩擦によって小さな傷ができることがあります。
この傷がきっかけとなり、炎症が起こると口内炎となるのです。マウスピース自体は滑らかな素材で作られていますが、わずかな段差や圧迫でも、粘膜にとっては刺激となる場合があります。
唾液の減少
唾液の働きのひとつは、口腔内を潤し、細菌の増殖を抑えることです。マウスピースを長時間装着していると、唾液の循環が妨げられ、口の中が乾燥しやすくなることがあります。特に、水分摂取が少ない方や、口呼吸の癖がある方は、口腔内が乾燥しやすいです。
口腔内が乾燥すると、粘膜のバリア機能が低下し、わずかな刺激でも炎症が起こりやすくなります。その結果、口内炎が治りにくくなったり、新たにできやすくなったりするのです。
栄養不足
口内炎の発症には、栄養状態も深く関係しています。特に、ビタミンB群や鉄分、亜鉛などが不足すると、口腔内の粘膜が弱くなり、炎症が起こりやすくなります。
マウスピース矯正中は、食事のたびに装置を外す必要があるため、間食を控えたり食事量が減ったりする方もいます。その結果、栄養バランスが乱れ、口内炎ができやすくなる人もいるでしょう。
ストレス
矯正治療による違和感や、装置の管理に対する負担は、知らず知らずのうちにストレスとなることがあります。ストレスが蓄積すると自律神経のバランスが乱れ、免疫機能の低下につながりかねません。
その結果、口腔内の粘膜が炎症を起こしやすくなり、口内炎が発症するリスクが高まります。
免疫力の低下
免疫力が低下していると、口腔内の細菌やウイルスに対する抵抗力が弱まり、口内炎ができやすくなります。睡眠不足や体調不良、風邪をひいているときなどは、免疫力が下がりやすいタイミングです。
マウスピース矯正中に限らず、免疫力が落ちている状態では、口内炎が治るまでに時間がかかることもあります。口内炎が繰り返しできる場合や、なかなか治らない場合は、体調面も含めて歯科医師に相談するとよいでしょう。
マウスピース矯正中に口内炎ができるのを防ぐには

マウスピース矯正中の口内炎は、日々のケアや生活習慣を少し意識するだけで予防できる場合があります。ここでは、マウスピース矯正中に口内炎を防ぐためのポイントを解説します。
口腔内を清潔に保つ
口腔内を清潔に保つことは、口内炎予防の基本です。口の中に細菌が多い状態では、粘膜に小さな傷ができただけでも炎症が起こりやすくなります。
マウスピース矯正中は、ご自身の歯と、マウスピースの両方をきちんと清掃することが重要です。歯磨きは歯と歯茎の境目を意識し、磨き残しがないよう丁寧に行いましょう。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、プラークをより効果的に除去できます。
また、マウスピース自体も毎日洗浄し、汚れや細菌の付着を防ぐことが大切です。汚れたまま装着すると、細菌が増殖しやすくなり、口内炎のリスクが高まります。
栄養バランスを意識する
口内炎の予防には、食事から栄養素をしっかり摂取することも重要です。例えば、粘膜の健康を保つビタミンB群や、免疫機能に関わる鉄分・亜鉛が不足すると、口内炎ができやすくなります。
マウスピース矯正中は、装置の着脱が面倒に感じて食事を簡単に済ませ、栄養が偏る人も少なくありません。主食・主菜・副菜を意識し、野菜やたんぱく質をしっかり摂ることを心がけましょう。
また、十分な水分補給も重要です。口腔内が乾燥すると唾液の働きが弱まり、粘膜が傷つきやすくなります。こまめに水分を摂り、口の中を潤した状態を保つと、口内炎の予防につながります。
ストレスを軽減する
ストレスは、口内炎ができやすくなる大きな要因のひとつです。強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れ、免疫力が低下し、粘膜も回復しにくくなります。
マウスピース矯正中は、違和感や管理の手間がストレスになることもあります。ストレスをためないよう、リラックスできる時間を意識的に作ることが大切です。軽い運動や入浴、趣味の時間を取り入れると、心身の緊張を和らげ、口内炎の予防につながります。
マウスピースを清潔に保つ
マウスピースには唾液や細菌が付着しやすく、汚れた状態で装着を続けると、口腔内の細菌が増殖し、粘膜に炎症が起こりやすくなります。毎日、流水下でマウスピースを洗浄し、定期的に専用の洗浄剤を使用して除菌することが大切です。
歯磨き粉を使って強くこすると、細かい傷がつき、かえって汚れが付着しやすくなるため避けましょう。清潔なマウスピースを使用することで、口内炎のリスクを抑えやすくなります。
睡眠をしっかりとる
十分な睡眠をとることも、口内炎の予防には重要です。睡眠中は、体の修復や免疫機能の回復が行われるため、睡眠不足が続くと口腔内の粘膜が弱くなり、口内炎ができやすくなります。
マウスピース矯正中に口内炎が繰り返しできる場合は、睡眠時間や睡眠の質を見直してみましょう。就寝前にスマートフォンを長時間使用しない、規則正しい生活リズムを心がけるといった工夫も、免疫力を保つうえで効果的です。
マウスピース矯正中に口内炎ができたときの対処法

ここからは、矯正中に口内炎ができたときの対処法について解説します。
痛み止めを服用する
口内炎の痛みが強い場合は、市販の痛み止めを一時的に使用することも選択肢のひとつです。鎮痛薬を使用すると、食事や会話がしやすくなり、日常生活への支障を軽減できます。
ただし、痛み止めはあくまで対症療法であり、口内炎そのものを治すものではありません。長期間にわたって使用したり、痛みを我慢しながら矯正を続けたりすると、症状が悪化するおそれがあります。使用する際は用法・用量を守り、痛みが続く場合は歯科医院へ相談しましょう。
歯科医院を受診する
口内炎がなかなか治らない場合や、痛みが強い場合は、早めに歯科医院を受診することが重要です。歯科医院では、口内炎の状態を確認したうえで、適切な処置や薬の処方を受けられます。
また、マウスピースの縁が粘膜に強く当たっている場合には、装置の調整や研磨によって刺激を軽減できる場合もあります。自己判断で装着を中断するのではなく、歯科医師に相談しながら対応すると、矯正治療を安全に続けられるでしょう。
まとめ

マウスピース矯正中は、装置の摩擦や唾液の減少、体調や生活習慣の影響によって、口内炎ができやすくなることがあります。口内炎ができた場合は、痛み止めを適切に使用しながら、必要に応じて歯科医院を受診することが大切です。
また、日頃から口腔内やマウスピースを清潔に保ち、栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけると、口内炎の予防につながります。痛みや違和感を我慢せず、気になる症状があれば早めに歯科医師へ相談しながら、マウスピース矯正を進めていきましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年12月11日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

床矯正は、取り外し可能な装置を使って顎を広げる治療法です。お子さまの歯並びが気になり「床矯正を始めたいけれど痛いのではないかと心配」「子どもが痛がったら続けられないのでは」と不安を感じている方も多いでしょう。
メリットの多い治療法ですが、実際、装置の調整時や装着直後には違和感や痛みを生じることがあります。
この記事では、床矯正で起こる痛みの原因や具体的な対処法、治療のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。治療を受ける前に床矯正の痛みについて正しく理解し、安心して判断できるよう参考にしてください。
床矯正とは

床矯正は主に成長期のお子さまを対象とした矯正治療で、入れ歯のような形状の装置を口の中に装着して顎を広げていく方法です。装置の中央にはネジが組み込まれており、このネジを定期的に回すことで少しずつ装置が広がり、それに伴い顎の骨の成長も促されていきます。
装置は基本的に取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際には外すことができます。ただし、効果を得るためには一日に決められた時間(通常12時間から14時間程度)装着する必要があります。
そのため、学校から帰宅した後や、就寝時を中心に使用するケースが一般的です。装置には上顎用と下顎用があり、症状に応じて片方または両方を使用します。
この治療法が特に効果的なのは、顎の骨がまだ柔らかく成長段階にある子どもの時期です。
乳歯が抜けて永久歯が生え揃う前の混合歯列期と呼ばれる時期に始めることで、顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを自然に確保します。永久歯列期での矯正では歯を並べるスペースを作るために抜歯するケースもありますが、早期に床矯正を行えば抜歯を避けられる可能性が高まります。
治療期間には個人差がありますが、一般的には1年から3年程度かかることが多いでしょう。その後、後戻りを防ぐための保定期間が必要です。
床矯正で起こる痛みとその原因

床矯正での治療中には、いくつかの場面で痛みや違和感が生じることがあります。ここでは、主な痛みの原因について見ていきましょう。
装置の装着直後の圧迫感と痛み
床矯正を始めたばかりの時期には、装置を口の中に入れることに慣れていないため、強い違和感や圧迫感を覚える可能性があります。装置は歯や歯茎に密着するように作られているため、最初は異物感が強く、話しづらさや不快感を伴うことも少なくありません。
特に、上の歯列に装着するタイプは、上顎(口蓋部分)を広く覆う構造になっているため、舌の動きが制限されて発音がしにくくなることがあります。歯や歯茎にも持続的な力が加わるため、じんわりとした鈍痛を覚えるケースも見られます。
こうした痛みは通常数日から1週間ほどで次第に和らぎ、口の中が装置に慣れてくると気にならなくなることがほとんどです。
ネジを調整した後の痛み
装置の中央にあるネジを定期的に回して少しずつ歯列を広げていきますが、調整直後には歯や顎に新しい力が加わるため、痛みや違和感を覚えることがあります。特に、ネジを回した当日から翌日にかけては、歯が浮いたような感覚がでたり、噛む際に痛みを伴ったりすることがあります。
こうした症状は一時的なもので、通常は2〜3日ほどで次第に落ち着いていきます。
装置と粘膜の接触による痛み
装置の縁やワイヤーの先端が頬の内側や舌、歯茎に触れることで、擦れたような痛みを感じるケースもあります。こうした症状は、装置が粘膜に食い込んだり、同じ場所に繰り返し当たったりすることで生じ、場合によっては口内炎につながる可能性もあります。
新しい装置を作った直後や、成長に伴って口の形が変化した際には、このような接触による痛みが起こりやすいです。
床矯正で痛みがでた場合の対処法

床矯正で痛みがでた場合には、いくつかの対処法があります。症状に応じて適切な方法を選んでいきましょう。
まずは様子を見る
装置を装着した直後やネジを調整した後の痛みは、多くの場合、時間の経過とともに自然に和らいでいきます。我慢できる範囲の痛みであれば、2日から3日は様子を見てみましょう。
この期間中は硬い食べ物を避け、おかゆやうどん、豆腐など柔らかめの食事を選ぶことで噛む刺激による痛みを軽減できます。また、冷たいものを口に含むと痛みが和らぐこともあるため、アイスクリームや冷たい飲み物を試してみるのも一つの方法です。
痛み止めを服用する
痛みが強くて日常生活に支障がでる場合には、市販の痛み止めを服用することも有効な対処法です。アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの鎮痛成分は、矯正治療中の痛みにも効果があります。
ただし、痛み止めはあくまで一時的な対症療法であり、根本的な解決にはならないことを理解しておく必要があります。数日間痛み止めを飲み続けても改善しない場合や、痛みがどんどん強くなっていく場合には、装置に何らかの問題がある可能性もあるため、必ず歯科医師に相談しましょう。
装置を調整してもらう
装置の縁やワイヤーが粘膜に当たって痛みがでている場合は、我慢せずに早めに歯科医院を受診しましょう。歯科医師は装置の当たっている部分を削ったり、形を調整したりすることで、痛みの原因を取り除く処置を行います。
特に、口内炎ができた場合には、そのまま装置を使い続けると症状が悪化する恐れがありますので、早めに受診しましょう。
口腔内を清潔に保つ
痛みがある時こそ、口の中を清潔に保つことが重要です。装置を外した際には装置自体もしっかりと洗浄し、歯磨きも丁寧に行いましょう。口の中が不潔な状態だと、粘膜の傷口から細菌が入り込み、痛みが悪化したり治りが遅くなったりする可能性があります。
床矯正のメリット・デメリットを知っておこう

床矯正を選択する前に、この治療法の利点と欠点を十分に理解しておくことが大切です。
床矯正のメリット
床矯正の大きな利点は、抜歯をせずに治療できる可能性が高い点です。顎を広げて歯が並ぶスペースを確保することで、問題の起きていない健康な歯の抜歯を避けられます。
さらに、装置は取り外しが可能で食事や歯磨きの際に外せるため、衛生管理がしやすく虫歯のリスクを抑えやすいという特徴があります。加えて、成長期に開始することで顎の発育を正しい方向へ導き、将来的に顔のバランスが整う効果も期待できます。
床矯正のデメリット
一方で、装置を取り外せることは利点である反面、患者さま本人や保護者の協力が欠かせないという課題もあります。指定された時間を守って装着しなければ効果が得られないため、自己管理や家族のサポートが治療の成否を左右します。
また、すべての歯並びの問題に対応できるわけではありません。骨格的な不調和が大きい場合や歯の位置を細かく調整する必要がある場合には、ワイヤー矯正など他の方法を併用するケースもあります。
さらに、治療はゆっくりと顎を広げていくため時間がかかり、効果が目に見えるまでに期間を要します。そのため、途中でモチベーションを保つことが難しくなる可能性がある点もデメリットといえるでしょう。
まとめ

床矯正は成長期のお子さまの歯並びを整える有効な治療法ですが、装置の装着や調整により痛みを感じることがあります。主な原因は、装着直後の圧迫感やネジ調整による顎への負担、装置と粘膜の接触です。
痛みがでた場合は数日様子を見るのが基本ですが、強い痛みには痛み止めの使用や歯科医院での調整が有効です。
床矯正には健康な歯の抜歯を避けられる可能性や取り外しができる利点がある一方、患者さまの協力が欠かせず、すべての症例に適応できるわけではありません。特徴を理解したうえで治療を選ぶことが大切です。
この記事を参考に、床矯正の痛みについて正しく理解し、不安を和らげながら治療に取り組んでください。
床矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
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25年12月04日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯列矯正、とくにワイヤー矯正は、長い期間をかけて歯並びを整える治療です。治療が終わって矯正装置を外したとき、多くの方は「これで矯正が完了した」と思いがちです。
しかし、実はそこがゴールではありません。美しく整えた歯の位置を保つためには、リテーナー(保定装置)の使用が欠かせないのです。
矯正後の歯はまだ不安定で、時間とともに元の位置に戻ろうとする力が働きます。リテーナーは矯正治療後の歯列を安定させるための重要な役割を担っています。リテーナーを適切に使うことで、矯正の成果を長く保つことができます。
今回は、ワイヤー矯正後に使用するリテーナーの役割や種類、装着期間、使用上の注意点について解説します。
ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。もっとも一般的な矯正治療の一つであり、噛み合わせや歯並びのズレを治すことができます。
この治療は、出っ歯や受け口、乱ぐい歯など、幅広い症例に対応可能であり、細かい歯の移動ができる点が大きな特徴です。最近では、金属製だけでなく、目立ちにくいブラケットも登場しており、見た目を気にする方にも対応できるようになっています。
治療期間は一般的に1年半から3年と長期にわたることが多く、矯正終了後には後戻りを防ぐための保定期間が必要となります。リテーナーは、この保定期間において非常に重要な役割を担っているのです。
矯正治療後に装着するリテーナーとは

ワイヤー矯正で整えた歯の位置を保つために欠かせないのがリテーナーと呼ばれる保定装置です。
矯正によって歯が動いた直後は、歯を支える骨や歯ぐきがまだ安定しておらず、放置すると歯が元の位置へ戻ろうとする力が働きます。この後戻りを防ぎ、新しい歯並びを定着させるために、リテーナーの装着が必要になります。
リテーナーにはいくつか種類があり、患者さんの歯並びの状態やライフスタイルに合わせて選択されます。
また、リテーナーは矯正治療の仕上げともいえる重要な工程であり、この保定期間をしっかり過ごすことで、矯正治療の成果が長期的に維持できるようになります。
ワイヤー矯正後に使用するリテーナーの種類

リテーナーにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。ここでは主な3種類をご紹介します。
プレート型リテーナー
プレート型リテーナーは、プラスチック製の床(プレート)とワイヤーで構成されているリテーナーです。古くから使用されているタイプで、食事や歯磨きの際に外せる利便性があります。このタイプは、保持力があり、矯正直後の不安定な時期に効果を発揮します。
ただし、ワイヤー部分が見えるため、装着中の見た目が気になる方もいるかもしれません。また、使用しない時間が長くなると歯が動くリスクがあるため、歯科医師の指示通りにしっかり装着することが重要です。
ワイヤー型リテーナー
ワイヤー型リテーナーは、細いワイヤーを歯の裏側に接着するタイプの保定装置です。固定式のため、自分で取り外すことはできませんが、装着忘れによる後戻りのリスクがなく、常に一定の効果が期待できます。
主に下の前歯など後戻りしやすい部分に使用されることが多く、外からは見えにくいため審美的にも優れています。
一方で、固定されているため歯磨きが難しくなり、フロスや歯間ブラシを使って丁寧にケアする必要があります。また、ワイヤーが外れたり、食べ物が引っかかったりすることもあるため、定期的なチェックも欠かせません。
マウスピース型リテーナー
マウスピース型リテーナーは、透明なプラスチック製の装置で、歯列全体を覆うように設計されています。見た目が非常に自然で目立ちにくく、取り外しができるため、日常生活での使い勝手が良いのが特徴です。
ただし、装着時間を守らなければ効果が得られにくくなるため、自己管理が必要不可欠です。歯ぎしりや強い噛みしめの癖がある人の場合は、マウスピースが早くすり減ることもあるため、定期的に状態を確認し、必要に応じて交換することが大切です。
リテーナーの装着期間

矯正治療が終わったあとも、リテーナーを一定期間装着し続ける必要があります。
一般的に、リテーナーの装着期間は1年から2年程度とされていますが、これはあくまで目安であり、個人差があります。特に矯正終了後の最初の半年から1年程度は歯が最も不安定な時期とされています。
取り外し式のリテーナーの場合、原則として1日20時間以上の装着が推奨されることが多いです。この時期にリテーナーを決められた時間、適切に使用することで、歯が新しい位置に馴染み、後戻りのリスクを大幅に減らすことができます。
その後、歯の状態が安定してきたと診断された場合は、就寝時のみの装着に切り替わることが一般的です。
しかし、この切り替え時期や装着時間の調整は、自己判断で行わず、必ず歯科医師の指導に従いましょう。また、歯は年齢や生活習慣によって少しずつ動く可能性があるため、矯正終了から数年が経過した後も、夜間だけリテーナーを使い続けるよう勧められることもあります。
美しい歯並びを長く維持するには、継続的な装着が非常に重要です。
リテーナーを使用する際の注意点

ここでは、リテーナーを使用する際の注意点について解説します。
装着時間を守る
リテーナーの効果をしっかりと得るためには、歯科医師から指示された装着時間を守ることが何よりも重要です。特に矯正終了直後の不安定な時期は、1日20時間以上の装着が必要とされるケースが多く、外している時間が長くなると、歯が元の位置に戻るリスクが高まります。
歯並びが安定してくると、装着時間は就寝時のみなど短くなる場合もありますが、これは歯科医師の判断によって決められるため、自分で判断して装着をやめるのは避けるべきです。リテーナーの装着を日常生活の習慣として取り入れることが、後戻りを防ぐカギになります。
リテーナーのお手入れを怠らない
リテーナーは毎日口の中に入れるものだからこそ、清潔に保つことが非常に大切です。お手入れを怠ると、細菌や汚れが溜まり、口臭や虫歯、歯周病の原因となります。
取り外し可能なタイプのリテーナーであれば、毎回使用後に流水でよくすすぎ、やわらかいブラシで優しく洗いましょう。固定式のリテーナーの場合は、歯ブラシや歯間ブラシを活用して、周囲の清掃を丁寧に行う必要があります。
装置を清潔な状態に保つことは、リテーナーの寿命を延ばすだけでなく、お口の健康を守ることにもつながります。
適切に保管する
リテーナーを外したときの保管方法にも注意が必要です。適切に保管ができていないと、紛失や破損の原因になるだけでなく、衛生面でも問題が生じることがあります。リテーナーを取り外したら必ず専用の保管ケースに入れ、高温や直射日光を避けて保管しましょう。
ティッシュに包んでテーブルに置くと、気づかず捨ててしまったり、ペットに噛まれたりするケースも少なくありません。また、暑い場所に置いておくと、素材が変形して装着できなくなることもあります。
外出時や旅行の際も、ケースを忘れず持参することで、どこでも安全に保管ができ、リテーナーのトラブルを防ぐことができます。大切な装置だからこそ、取り扱いにも細心の注意を払いましょう。
まとめ

ワイヤー矯正で理想の歯並びを手に入れたとしても、その状態を長く保つためにはリテーナーの使用が欠かせません。
矯正治療のゴールは、単に歯を動かすことではなく、新しく整えた歯列を安定させ、後戻りを防ぐことにあります。そのため、リテーナーの装着は治療の仕上げとして非常に重要な役割を果たします。
リテーナーには複数の種類があり、患者さんの症状やライフスタイルに合わせた選択が可能です。また、装着時間の遵守やお手入れの徹底、適切な保管など、日々の使い方にも気を配ることが、矯正後の歯並びを美しく保つためのポイントとなります。
歯科医師の指導のもとでリテーナーを正しく使い続けることが、矯正治療の成果を最大限に引き出し、将来的な再治療のリスクを減らすことにもつながります。リテーナーの役割を理解し、美しい歯並びと健康な口元を長く維持しましょう。
矯正治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
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25年12月03日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
日本人が歯を失う原因のトップは歯周病。歯周病は風邪のように自然に治癒する病気ではありません。放置しておくと歯や歯ぐきを傷めるばかりでなく、さまざまな全身疾患の発症や進行を進めてしまう可能性もあります。
歯周病とは?
歯周病は、細菌の感染によって炎症が引き起こされる病気です。、進行すると、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまいます。歯と歯肉の境目にプラーク(歯垢)がたまると、多くの細菌が住み着き炎症を起こすのですが、痛みはほとんどの場合ありません。自分では気づきにくいのが特徴です。
思い当たることはありませんか? 歯周病のセルフチェック
- 口臭が気になる
- 口の中がネバネバする
- 歯みがきの際に出血がある
- 歯と歯の間に物が詰まりやすい
- 歯が浮いたような気がする
- 歯並びが変わった気がする
- 歯がぐらぐらする気がする
- 歯肉が腫れている
- 歯肉が下がって歯の露出が多くなった気がする
- 歯肉を押すと血や膿が出る
ひとつでも該当する項目があれば、歯周病の可能性があります。3つから4つほど該当すれば、中程度まで進行しているかもしれません。実は慢性的にこのような症状があると、それが当たり前になってしまい、健康な状態を思い出せなくなっていることもあるのです。歯科医院で見てもらうのが一番です。該当する項目がなくても、定期検診は続けてください。
歯周病の進行
静かにお口の中と全身を蝕んでいく歯周病。歯周病の進行は、段階によって大きく2つに分けて考えられています。炎症が歯肉だけにある状態を「歯肉炎」といいます。炎症が歯肉から歯槽骨、歯を支える骨や、歯根膜という歯の根と骨の間の薄い膜にまで広がった状態を「歯周炎」といいます。「歯周炎」は進行状態により軽度、中度、重度に分類されます。
健康な歯
歯肉の色は薄いピンク色で、引き締まっています。歯と歯ぐきの間には1〜2mm程度のすき間があります。
歯肉炎
歯垢(プラーク)がたまった状態を放置すると、歯ぐきに炎症が起き、 2~3mmのすき間ができます。歯と歯ぐきの間のすき間にプラークがたまった状態が続くと、歯肉に炎症が起きて腫れてしまいます。歯と歯ぐきの間に2~3mm程度のすき間ができると、歯肉ポケットが形成されます。
軽度歯周炎
歯ぐきの炎症がひどくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入。歯槽骨や歯根膜も破壊されはじめます。歯と歯ぐきの境目のすき間が3~5mmと深くなり、歯周ポケットという病的な状態に進行します。歯周ポケットの中に歯ブラシは届かず、プラークや歯石がたまってきます。
中度歯周炎
炎症がさらに拡大し、歯を支える骨も半分近くまで破壊が進み、歯が動揺しはじめます。歯周ポケットも4~7mmとさらに深くなります。
重度歯周炎
歯を支える骨が半分以上破壊され、歯はぐらぐらになります。歯が抜け落ちてしまう場合もあります。
歯周基本治療
歯周病の治療は、まずは原因となる細菌の巣喰う、プラークや歯石を除去することです。歯周病基本治療は、患者さん自身がおこなうセルフ・ケア(ブラッシング)と、歯科医院でおこなう専門的なプロフェッショナル・ケアの二本立てが基本です。まず徹底的に歯や歯の周辺をお掃除し、口腔内の衛生環境を清潔に整えることが、歯周病基本治療です。
プラークコントロール
プラークを除去するプラークコントロールは、患者さまご自身のセルフチェックやセルフケアがとても大切です。歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯ぐきの間にプラークがたまらないようにしましょう。歯科医院では専門の機材を使って徹底的におそうじします。
スケーリング・ルートプレーニング
歯周病治療の基本は、歯と歯ぐきのお掃除です。スケーラー呼ばれる先端の尖った器具で、歯の見えている部分のプラークや歯石をとりのぞきます。スケーリング・ルートプレーニングは特殊器具で歯周ポケットの奥までお掃除をし、再びプラーク、歯石が付着しづらいように歯の表面を滑らかにする治療法です。
咬み合わせの調整
歯周病が進行して動揺している歯で噛むとさらに歯と歯ぐきの負担が増すため、その負担を軽くするために咬み合わせの調整を行います。歯科用の接着剤で隣の歯と接着し、ぐらぐらを抑えることもあります。
リスク因子をつぶしていく
歯肉炎や軽い歯周病なら歯周基本治療だけで、歯ぐきがひきしまり歯周ポケットが浅くなります。ただ歯周病の危険因子は、生活習慣の中にあるのです。免疫抵抗力を低下させるストレスや、口腔内の衛生を損なう食習慣、喫煙、お口の中に負担のかかる咬み合わせなど、歯周病の原因を一つひとつ取り除く治療全体が歯周基本治療なのです。
歯周外科治療
歯周基本治療だけではプラークをとりのぞくことができず、改善が思わしくない場合は、歯周外科治療を行います。歯周外科治療は大きく分けて2つに分類できます。
フラップ手術
歯ぐきを切り開いて歯の根のまわりをきれいにする外科的な治療です。歯根の先まで目で確認できる状態にして、細菌やプラークなど歯周病の原因となる汚れを徹底的に除去します。手術後、切り開いた個所を縫い合わせ、1週間程度で抜糸となります。
歯周組織再生療法
歯を支えている骨が溶けてしまうところまで歯周病が進行している場合、プラークんオ除去をしても骨を元にもどすことはできません。その場合、歯の周りの組織、歯周組織を再生する治療を選択できることがあります。
- GTR法
上顎の口蓋部分の粘膜を移植して歯茎の高さやボリュームを出します。個人差はありますが1ヶ月1mm程度の速さで再生すると言われています。
- エムドゲイン
エムドゲインの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)はタンパク質の一種で、歯が生えてくるときに重要な働きをします。治療部分の歯肉を切開し歯根表面のお掃除をして、エムドゲインゲルを塗布して縫合します。数か月から1年程度で歯周組織の再生が見込まれます。
現在の医療では、歯周基本治療により症状の改善が全く見られなかった場合でも、適切な歯周病の外科処置をすることにより歯を抜かずに済むケースもあります。ご自身の大切な歯と全身の健康にかかわることです。あきらめずにご相談ください。
治療後のメインテナンス
歯周病は、治療が完了したとしても油断することはできません。不治の病というわけではないのですが、歯周病を誘発しやすいお口の状態はそのまま残っているわけなのです。プラークをとりのぞき、歯周ポケットが浅くなったとしても、ほとんどは、ほとんどが歯と歯肉がそっと寄り添うような形で治っているのにすぎません。ブラッシングが足りなかったり、メインテナンスを怠るとまたもや細菌が活動しはじめます。歯周ポケット深くなり容易に再発してしまうのです。
PMTC
PMTCとは”Professional Mechanical Tooth Cleanin”の略で、歯科医師・衛生士のような歯科医療のプロフェッショナルが、歯肉のまわり、見えない部分も含めて付着しているプラークを器具とフッ化物入りペーストを用いて除去する方法です。歯周病に罹られた方、虫歯の多い方、たくさんの修復物を入れられた方にはメインテナンス(PMTC)をお勧めしています。
歯周病を再発させないためには、再発を予防するメインテナンスがかかせないのです。3ヶ月に1度ご来院ください。
歯周病は難しい病気ですが、今よりきっとよくなります。木更津きらら歯科では日本歯周病学会認定医、日本口腔外科学会専門医といった各分野に精通した医師や歯科衛生士が在籍しております。あきらめずにご相談ください。お力になれるようがんばります!
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25年12月03日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯周病とむし歯、どちらが恐いと思いますか? 歯科医師は、どちらも怖い病気だけれど、どちらかといえば歯周病かも・・・ と答えます。歯周病は、お口の機能を損なうだけでなく、全身の健康にも悪影響をおよぼすからなんです。30歳以上の方の8割が罹患していると言われる歯周病について解説します。
歯周病とは?
歯をとりまく歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまい、進行すると最後には歯を抜くほかなくなってしまう怖い病気です。炎症性の疾患で、細菌の感染によって引き起こされます。痛みがほとんど感じられず、自分では気づきにくいのが特徴です。
歯周病の原因
プラーク(歯垢)
歯周病の原因は、歯に付着したプラーク(歯垢)です。お口の中には400~700種類の細菌が住んでいるのですが、口腔内の衛生状態が悪くなると細菌がネバネバした物質をつくりだし、歯に強力に付着する細菌の住処となってしまうのです。これがプラークです。プラークの中には、むし歯の原因菌や歯周病を引き起こす細菌も多く住み着いています。うがいや歯みがき程度ではとりのぞくことはできません。
歯石
細菌の住処であるプラークは、放置していると硬い歯石となり、もはやブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けていきます。
歯周病の悪玉3兄弟
歯周病に深く関わりのある3つの細菌。「レッドコンプレックス」とも言われます。膵臓から分泌される消化酵素と似た働きがあるため、タンパク質を分解し歯ぐきをどんどん傷めてしまう、こわい細菌です。
- ポルフィロモナス・ジンジバリス菌
最も歯周病に関わりのある細菌です。腐った卵ような口臭の元となり、歯ぐきの周りに強力に付着し、血液を餌に歯周ポケットをどんどん深くしていきます。タンパク質分解酵素の働きで、骨を溶かして歯の動揺を招きます。日本人の3人に2人は感染していると言われています。
- トレポネーマ・デンティコラ菌
血管内にまではいりこんで増殖する細菌です。免疫を抑制してしまう作用があり、歯の根っこの先端に膿ができる根尖性歯周炎を悪化させる原因ともなっています。血管内にもはいりこむことから、心臓の疾患や動脈瘤から検出されることもあります。歯周病が全身の健康に悪影響を与えるのは、血管内で増殖する細菌が関与しているからなんです。
- タネレラ・フォーサイシア菌
空気を嫌うこの細菌は、歯の根の方向に深くはいりこんでいこうとする傾向があります。他の細菌を結び付け強固に歯に付着する役割を果たします。歯周病特有の腐った生ごみのような口臭の元となります。タンパク質を分解し、歯ぐきを傷め、歯周ポケットを深くし、歯周病や根尖性歯周炎を悪化させます。
歯周病は生活習慣病
歯周病は生活習慣病の一つとも言われます。歯周病の原因はプラークを住処とする細菌ですが、お口の中の環境や生活習慣にも歯周病を悪化させる要素があります。歯周病予防には、ふだんからのお口の中のセルフケアと同時に、歯周病になりやすい、進行を早くする危険な因子を少なくしていくことが大切です。
口腔内の環境の危険因子
- 歯石
- 悪い咬み合わせ
- 不適合な被せもの、詰め物など
- 口呼吸
- 歯ぎしり・食いしばり
歯周病は全身疾患の危険因子です
逆に、歯周病が全身疾患の危険な因子となることもわかってきました。血液にのって全身をめぐる歯周病原因菌が、全身の健康に悪影響を与えるのです。糖尿病は、歯周病と相互に影響しあっているという報告もされています。
- 心臓血管疾患
- 感染性心内膜炎
- 低体重児早産
- 糖尿病
- 肺炎
- 骨粗鬆症
- アルツハイマー型認知症
このような重大な病気も歯周病によって悪化する可能性があるのですが、お口の中の状態が健やかであれば、予防できることは多いとお伝え出来ましたでしょうか? ご自身の健康のために、ぜひお口の中を整えることを意識してみてください。
歯周病の予防
正しく歯みがきをする~プラークコントロール
毎日何気なく行っている歯みがきですが、本当にきちんと汚れを落とすことができていますか? 磨き残しがあるとプラークが残ったままになり、歯周病菌の温床に。正しい歯みがき方法を覚えましょう。プラークの付着による細菌感染を防ぐために、毎日の丁寧なブラッシングは重要な予防策のひとつです。
歯みがきのコツ
歯ブラシが歯と歯ぐきの間に届くように気をつけながら、細かく動かしてプラークを落としていきます。強く当てる必要はなく、歯ブラシの毛先が当たるくらいの強さでいいのです。自分の歯に合わせてブラシの先やわきなども使いながら、すみずみまで毛先を当てることを意識して歯みがきしましょう。
歯ブラシの選び方
お口にいれやすく、すみずみまで毛先が当たるヘッドが小さめのものがおすすめです。毛先は歯ぐきを傷付けない程度にある程度の固さがあるものが適しています。そんなこと言われてもわからない、とお思いですか? ぜひ定期検診で、当院の歯科衛生士にお聞きください。また歯ブラシは1か月に1度くらいの頻度で交換しましょう。新しい歯ブラシは気持ちがいいですね!
デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
歯ブラシの届きにくい部分の歯垢をしっかり落とすための補助器具を使う習慣をつけましょう。デンタルフロスは歯と歯の間隔が狭い場所のプラークをかき出す糸状のケアグッズです。歯間ブラシは、歯と歯の間をみがくもので、すき間にあったサイズを選ぶことが大切です。。大きい隙間に小さい歯間ブラシを通しても汚れは落ちにくく、狭い隙間に大きなブラシを無理に差し込むと歯ぐきを傷めてしまいます。
歯みがき剤
歯周病予防に関していえば、殺菌効果や炎症を抑える成分が含まれている歯みがき剤が適しています。歯みがき剤に期待できるのはあくまで補助的な効果です。重要なのは、原因となるプラークを取り除く丁寧なブラッシングです。
歯周病にならない生活習慣
歯周病は生活習慣病のひとつとも言われています。食生活や喫煙習慣、疲れやストレスが、お口の健康を損なうのです。生活習慣を見直してご自分のからだを大切にしてあげてください。
栄養バランスのとれた食事
歯周病菌に負けないからだ作りのため、バランスのとれた食事をすることが大切です。歯周病予防に限ったことではありませんが、からだはお口にはいるものから作られています。様々な食材を楽しんで取り入れてください。
だらだら食いをしない
プラークをつくらないためには、頻繁に間食をしたり甘い飲み物を飲んだりすることはお勧めしません。汚れがたまりやすくプラークが付着する原因となります。
禁煙
喫煙者は歯周病になりやすいと考えられています。ニコチンは歯周病をひき起こす細菌の発育を促し、血流や全身の免疫力を低下させます。
ストレスをためない
強いストレスが加わると、自律神経のバランスが崩れて免疫力が低下したり、唾液の分泌が減ったりすると言われています。歯ぎしりや食いしばりもよくありません。歯ぐきへの負担が歯周病の悪化要因になるためです。歯を食いしばってしまうようなストレスは、歯周病だけでなく心とからだの健康によくありませんよね。どうかご自身を大切にしてあげてください。
歯科定期検診を活用しよう
歯科定期検診では、歯周病やむし歯を早期見・早期治療ができること、歯のクリーニングで予防ができること、歯科医師や歯科衛生士がちょっとした違和感にもご相談にのらせていただいたり、お口のケアや効果的なケア用品の使い方をお伝えしたり、お役にたてることがたくさんあります。ぜひ3ヶ月に1度、ご来院ください
歯周病は重大な病気ですが、ご自身の健康を意識することで予防できます。木更津きらら歯科は、お口の健康を通して地域の皆様の健康をお守りします!
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25年11月27日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

子どもの歯並びは、見た目だけではなく健康や成長にも大きな影響を与える可能性があります。その中でも、受け口と呼ばれる状態は、言葉の発音や咀嚼機能、さらには顎の発達にも関わってくるため、放置せず対応すべきといえるでしょう。
この記事では、受け口とはどのような状態なのか、放置することでどのような影響が出るのかなどについて解説します。さらに、治療法や予防のポイントもご紹介します。お子さまの未来の健康な口元を守るために、正しい知識を身につけておきましょう。
受け口とは

受け口とは、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態のことで、正式には下顎前突(かがくぜんとつ)と呼ばれます。子どもの場合は骨格がまだ未発達なため、成長とともに自然に改善されることもありますが、治療が必要となるケースもあります。
また、受け口には程度があり、軽度であればほとんど日常生活に影響がないかもしれません。
しかし、食事や会話の妨げになるほど症状が重い場合は、早期に対応すべきといえます。成長とともに悪化していくケースもあるため、経過を観察しながら、適切なタイミングで治療を始める必要があるでしょう。
子どもが受け口になる原因

子どもの受け口は骨格や歯の生え方、癖など、さまざまな原因によって引き起こされます。ここでは、子どもが受け口になる主な原因を紹介します。
遺伝的要素
顎の骨格や歯のサイズなどは、遺伝することがあります。受け口そのものが遺伝するわけではないですが、受け口になりやすい特徴が遺伝することで、結果としてお子さまも受け口になるケースがあるのです。
両親や親族が受け口の場合、お子さまも受け口になる可能性があるため、定期的に歯並びの状態を確認する必要があります。
口周りの習慣や癖
口周りの習慣や癖も、受け口の発生に影響を及ぼすことがあります。例えば、口呼吸をしている子どもは口周りの筋肉が上手に使えず、歯が正常に生えるスペースがなくなっていることが多いです。上顎が適切に成長しなければ、受け口になる可能性が高いでしょう。
また、指しゃぶりや爪噛みなどの癖が長期的に続くことも、受け口の大きな原因となります。指しゃぶりを長い間続けていると、上下の歯が正常に噛み合わずに、受け口になることがあります。
食習慣
子どもの受け口の原因のひとつとして、柔らかい食べ物に偏った食生活が挙げられます。麺類やパンなど、噛む回数が少ない食べ物ばかり食べていると顎の発達が不十分になり、噛み合わせや歯並びに影響を及ぼすことがあります。
成長期の子どもには、よく噛む必要がある食材を積極的に提供し、顎の発達を促すことが重要です。
虫歯による歯の喪失
虫歯や外傷などによって乳歯が早く抜け落ちると、その後に生えてくる永久歯の成長に影響を及ぼすことがあります。乳歯は、永久歯が正しい位置に生えるためのガイドの役割も持っているため、虫歯ができた場合はできるだけ早く治療することが大切です。
子どもの受け口を放っておくリスク

子どもの受け口を放っておくと、見た目だけではなく発音や会話、噛み合わせ、顔のバランスなどにも影響します。さらに、将来的には精神面や社会面にも影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
ここでは、子どもの受け口を放置した場合に生じるリスクを解説します。
発音や会話に影響が出る
受け口の状態では、舌や顎の動きが妨げられ、特定の音が発音しにくくなります。例えば、さ行やた行など、一部の発音がはっきりしないといった症状が見られることがあります。
日常の会話にも支障をきたすことがあり、コミュニケーション能力の発達や自己表現にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
噛み合わせが悪くなる
受け口は上下の顎のズレを伴っていることが多いため、正常な噛み合わせが損なわれます。歯の噛み合わせのバランスが崩れることで、咀嚼効率が低下し、特定の歯だけに過剰な圧力がかかるようになります。
これにより、歯の摩耗やすり減りが進行しやすく、将来的に虫歯や歯周病のリスクを高める要因となるのです。さらに、適切に噛めないことで消化不良を起こしたり、食事の際に特定の食べ物を避けるようになったりするケースも見られます。
顔のバランスが崩れる
受け口の状態が続いていると、顔の左右のバランスが崩れることがあります。歯並びの乱れも目立つことで、見た目へのコンプレックスにつながる恐れがあります。
見た目に関わる問題が改善されないと、子ども自身の自己肯定感に影響を与える可能性もあります。他者の視線が気になって笑顔を見せられなくなったり、人前で話すのを避けたりするお子さまもいるでしょう。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
受け口の状態では前歯が前方へ傾くため、歯と歯が重なって磨きにくくなります。前歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの間や、歯と歯が重なっている箇所は汚れがたまりやすく、丁寧に歯磨きをする必要があるでしょう。丁寧に磨いていないと、細菌が繁殖して虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
子どもの受け口を治す方法

子どもの受け口を治すためには、歯科医師の診察を受けて、現在の歯並びや噛み合わせの状態を正確に把握することが大切です。受け口の状態が軽度であれば、永久歯が生え揃う前の乳歯期から治療をスタートして、顎の成長を利用して受け口を改善できる場合があります。
一方、重度であったり、永久歯が揃っていたりする場合には、外科手術が必要になるケースもあります。いずれにせよ、早期の判断と適切な治療計画が重要です。
1期治療
1期治療とは、顎の成長を利用しながら受け口を改善する方法です。1期治療の対象年齢は、6〜10歳頃で、乳歯から一部の永久歯に生え変わる時期です。
ただし、受け口の場合は3歳頃から治療を開始することもあります。受け口が心配な場合は、早めに歯科に相談しておくと良いでしょう。
1期治療では、装置を装着して上顎の成長を促したり、下顎の成長を抑制したりします。装置は取り外し式や固定式のものがあり、使用する装置はお口の状態や受け口の原因によって決定します。
お口の状態や受け口の状態によっては、1期治療だけで受け口が改善することもありますが、改善しない場合には2期治療が必要です。
2期治療
2期治療は、永久歯が生えそろってから行われる治療で、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を実施して歯の位置調整を行います。受け口の場合は、下顎を後方に下げる外科手術を実施することもあります。
子どもが受け口になるのを防ぐためにできること

子どもが受け口になるのを防ぐためには、日常生活を見直したり環境を整えたりすることが重要です。成長過程での悪習慣を意識的に排除し、子どもの口腔周囲の筋機能をバランスよく発達させることが、受け口の予防につながります。
ここでは、ご家庭でできる具体的な対策をご紹介します。
指しゃぶりや舌癖を改善する
指しゃぶりや舌を突き出す癖がある場合は、改善すべきでしょう。強い圧がかかることで歯並びや下顎の成長に影響が出るケースもあるため、必要に応じて歯科医師と相談しながら対応してください。
また、例えば舌の癖を改善したいときは、嚥下の練習や口周りの筋肉のトレーニングを実施することがあります。
正しい食習慣を身につける
受け口の予防には、バランスの取れた食事と適度な咀嚼が必要不可欠です。硬い食べ物は、あごの成長を促し、あごの位置や筋肉の発達に良い影響を与えます。ごぼう、にんじん、りんご、レタスなどの硬い食材を積極的に取り入れましょう。
また、食事の時間は30分程度を目安にし、よく噛んでから飲み込むことを意識しましょう。間食は必要な栄養を補給するものとして取り入れることもできますが、だらだら食べを避け、メリハリをつけることが重要です。
正しい姿勢と口呼吸の改善
日常生活において、姿勢不良や口呼吸が受け口の原因となることがあります。特に、普段から背中を丸めた姿勢や猫背が習慣化している子どもは、舌の位置が低くなり、顎の成長に影響を及ぼすことがあります。
また、口呼吸も受け口を助長する可能性があるため、鼻で息を吸う習慣を身につけることが重要です。日中と就寝時の呼吸に注意し、必要に応じて耳鼻科で相談することも検討しましょう。
定期的に歯科検診を受ける
受け口を早期発見・早期治療するためにも、定期的に歯科検診を受けることが大切です。歯科医院での定期検診では、歯並びの状態や噛み合わせのバランスなどをチェックしてもらえます。
定期的に検診を受けていれば、万が一受け口になったとしても、早期に対処できるでしょう。
まとめ

受け口は、子どもの成長過程で見られることが多い症状ですが、放っておくとさまざまなリスクにつながる可能性があります。噛み合わせの悪化や発音の不明瞭さ、顔のバランスの崩れなど、子どもの生活や成長に影響を与えるかもしれません。
しかし、早期に矯正治療を開始すれば、多くのケースで症状を改善できます。お子さまの健康的な成長と笑顔を守るために、受け口の症状が見られる場合は、早めに歯科医師に相談することが大切です。
お子さまの受け口の矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年11月20日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

「マウスピース矯正ではどのようなリテーナーを使用するの?」「リテーナーはどのくらい使う必要があるの?」など、疑問をお持ちの患者さまも多いのではないでしょうか。
マウスピース矯正が完了したとしても、処置前の歯並びに戻る後戻りという現象が生じるおそれがあります。こうしたリスクを軽減するためには、リテーナーの正しい使用が欠かせません。
今回は、マウスピース矯正後に後戻りを防ぐためのリテーナーの重要性や種類、そして使用する際のルールを解説します。
リテーナーとは

リテーナーとは、マウスピース矯正やワイヤー矯正で歯並びを整えた後に、美しい歯並びを保つために使用される装置です。マウスピース矯正に限りませんが、矯正治療後の歯周組織は不安定で、何もせずにいると歯が移動して再び歯並びが乱れることがあります。これを、後戻りと呼びます。
歯の位置を安定させて後戻りを防ぐために、リテーナーを使用する必要があるのです。
リテーナーの種類
リテーナーには、いくつか種類があります。患者さまの希望や生活スタイルに応じて、適切なものを選択する必要があります。
固定式リテーナー
固定式リテーナーは、歯の裏側に細いワイヤーを接着するタイプです。装置はほとんど見えず、装着していることに気づかれる場面は少ないでしょう。固定式で患者さまが外すことができないため、装着忘れによる後戻りのリスクを軽減できる点がメリットです。
一方、ワイヤーと歯の間に汚れがたまりやすいため、丁寧なブラッシングと定期的な歯科医院でのクリーニングが欠かせません。清掃を怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。
可撤式リテーナー
可撤式リテーナーは、取り外しが可能なタイプのリテーナーです。食事や歯磨きなどの際は取り外しができるため、装置に汚れが付着しづらく、歯磨きもしやすいです。
マウスピース矯正で歯並びを整えた場合、マウスピース型の可撤式リテーナーを使用する方も多いです。この場合、矯正治療で使用していたマウスピースと同様の取り扱いで問題ないので、スムーズに保定期間に移行できるでしょう。
マウスピース矯正後にリテーナーをつける理由

マウスピース矯正によって歯並びが整った後、その状態を長く保つためにリテーナーを使用します。歯は矯正直後は安定しておらず、元の位置に戻ろうとする性質があるため、一定期間しっかりとサポートする必要があるのです。
ここでは、マウスピース矯正後にリテーナーを装着する理由を確認しましょう。
後戻りを防ぐため
マウスピース矯正によって動いた歯は、周囲の骨や歯根膜といった組織がまだ新しい位置に馴染んでいません。そのため、以前の位置に戻ろうとする力が無意識のうちに働きます。
リテーナーは歯を新しい位置に安定させ、後戻りを防ぐための装置です。特に、歯列が安定するまでの数か月間はリテーナーの装着が欠かせません。
歯を支える骨の再構築を促すため
矯正治療によって歯が動いた後、その周囲の骨や組織はまだ新しい状態に順応していません。リテーナーを装着して歯の位置を固定することで、周囲の組織も安定させていきます。
噛み合わせの安定を図るため
後戻りすると、見た目に問題が出るだけでなく、噛み合わせにもズレが生じます。歯が正しく揃っているように見えても、上下の歯の間に隙間ができたり、ズレが生じたりすることで、噛み合わせが不安定になる可能性があります。
リテーナーは、歯列をしっかり保つだけでなく、上下の歯の位置関係を正しく保つ役割も果たしています。
マウスピース矯正後のリテーナーの装着ルール

リテーナーの役割を理解したうえで、正しく装着することが大切です。ここでは、リテーナーの装着ルールについて解説します。
装着時間を守る
固定式のリテーナーの場合は問題ありませんが、取り外しができるタイプの場合は装着時間の管理が重要です。特に、治療後1〜2年ほどは1日20時間ほどの装着が必要とされています。
食事や歯磨き以外は常にリテーナーを装着し、歯が新しい位置に確実に定着するのをサポートしましょう。この期間は歯や顎の骨がまだ安定していないため、装着を怠ると歯が戻ろうとする力が強く働きます。自己判断で外すのは避け、必ず医師の指示に従って装着してください。
装着時間は、段階的に減らしていくのが一般的です。最終的には、夜間のみの装着になることが多いでしょう。
食事の際は外す
取り外し式のリテーナーを装着したまま飲食すると、食べ物が詰まったり、糖分や酸が長時間口腔内に留まったりすることで虫歯や歯周病になるリスクが高まります。そのため、食事の際は、毎回リテーナーを外すことが基本です。
洗浄と衛生管理を徹底する
汚れたままの状態でリテーナーを装着すると、お口のトラブルにつながる可能性があります。そのため、毎日の洗浄は欠かさず行い、通気性の良いケースで保管するようにしましょう。
また、装着時や取り外した時には鏡で歯をチェックし、ひび割れや変形がないか定期的に確認してください。破損した場合は、すぐに歯科クリニックへ連絡しましょう。
定期的に歯科医院でチェックを受ける
リテーナーの装着状況や歯並びの状態を確認するためにも、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。3か月から半年に1回の頻度で、歯科医院でチェックを受けることでリテーナーの適合性や歯の動き具合を確認できます。
また、定期的に検診を受けることで、後戻りが起こりそうな場合に即座に対応できるというメリットもあります。定期的にチェックを受けていれば、適切に対策を講じることができます。
マウスピース矯正後のリテーナーの装着を怠るとどうなる?

マウスピース矯正後、リテーナーの装着を怠ると、次のような悪影響が生じる可能性があります。
後戻りのリスクが高まる
リテーナーの装着を怠ると、歯が元の位置に戻ろうとする力が強く働き、歯列が乱れやすくなります。特に、矯正直後の歯は安定していないため、数日でも装着しないと歯列が動くことも珍しくありません。
後戻りが進行すると、再度矯正治療が必要になる可能性も否定できません。治療期間や費用の面でも大きな負担となるため、装着を習慣づけることが大切です。
治療費の負担が増加する
矯正後にリテーナーの装着を怠り、歯並びが悪くなった場合、再び歯を動かすために治療をやり直さなければなりません。再治療を行うと、治療費がかかるだけではなく、通院のための時間や手間もかかります。
患者さまの負担が増加するため、リテーナーを装着して歯並びを維持しましょう。
生活の質に悪影響を及ぼす
歯並びが再び乱れることで、見た目にコンプレックスを抱えるようになったり、人前で自信をなくしたりと、心理的なストレスも大きくなります。また、かみ合わせのズレが起これば、食事の際に片側だけで噛む癖がつくなど、日常の動作にも影響が及びます。
笑顔に自信が持てない、写真を撮るのが嫌になったといった後悔や生活への影響は、治療を終えたはずの人にとって大きな精神的負担となるでしょう。歯列を安定させるリテーナーは、見た目だけではなく、心身の健康を守るためにも欠かせない存在といえます。
まとめ

マウスピース矯正で整えた歯並びを長く保つためには、リテーナーの装着が欠かせません。後戻りを防ぐだけではなく、噛み合わせや骨の再構築をサポートする役割も果たします。
ただし、装着時間や取扱いルールを守らなければ効果を発揮しません。治療の成果を維持するためにも、リテーナーを正しく装着しましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページは
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25年11月13日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

高齢化が進むにつれて、多くの方が歯を失い、入れ歯を使用するようになっています。また、20代〜40代の若い方でも、さまざまな理由で歯を失って入れ歯を使用していることがあります。
入れ歯は、見た目の美しさや食事のしやすさを回復させる大切な装置ですが、その性能を長く維持するためには、毎日の手入れが欠かせません。「正しいお手入れ方法がわからない」「何に気をつければいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、入れ歯の基本的な仕組みから、日々のお手入れ方法や保管時の注意点、そして入れ歯を長持ちさせるためのポイントまで詳しく解説していきます。
入れ歯とは

入れ歯とは、歯を失った場合に使用される人工の歯です。患者様ごとにオーダーメイドで製作され、口腔内に適合するよう細かく調整します。入れ歯には、一度にすべての歯を補う総入れ歯と、部分的に歯を補う部分入れ歯があります。
素材には、保険適用で使用できるプラスチックや、自由診療で使用できる金属やシリコンなどがあります。また、残っている歯にバネを引っかけて固定するタイプや、歯茎の粘膜に吸着させて固定するタイプ、インプラントによって固定するタイプなど、多くの種類があります。
患者様の口腔内や歯の本数、残っている歯の状態、希望する費用などによって、どの種類の入れ歯を選ぶのか決まります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、一人ひとりに合ったものを選ぶことが大切です。
入れ歯のお手入れを怠るリスク

入れ歯のお手入れを怠ると、様々な健康リスクが生じる可能性があります。ここでは、主なリスクについて解説します。
口腔内のトラブル
適切に入れ歯を洗浄しなければ、磨き残しの汚れが細菌によって分解され、刺激臭の原因となります。特に、プラークが蓄積して繁殖し、嫌なにおいの元となります。
口内の汚れによる口臭で歯磨きで改善できるのであれば問題ないかもしれませんが、入れ歯そのものから悪臭が発生する可能性もあります。入れ歯の装着自体が苦痛になるケースもあるでしょう。
入れ歯の劣化と変形
お手入れ不足の状態で使用を続けると、入れ歯の表面に汚れが付着して素材が劣化する原因になります。特に、プラスチック製の入れ歯は熱や摩擦に弱く、長時間放置された汚れや雑菌により変形することもあります。
変形した入れ歯を使用すると、噛み合わせが悪くなったり、歯ぐきに不必要な圧力をかけたりするため、不快感や痛みの原因にもなります。
全身への影響
お手入れ不足による口腔内の健康問題は、全身の健康にも密接に関係しています。例えば、細菌が血流に入り込むと、心臓の病気や糖尿病の悪化、誤嚥性肺炎などを引き起こす可能性があります。
特に、高齢者では、嚥下機能の低下と合わせて誤嚥性肺炎のリスクが高まるため、入れ歯のお手入れが全身の健康維持にも直結することを知っておきましょう。
入れ歯のお手入れの基本

入れ歯を清潔に保ち、快適に使用し続けるためには、毎日の正しいお手入れが非常に重要です。お手入れを怠ると、入れ歯の表面に細菌や食べかすがたまり、口臭や炎症の原因になります。
ここでは、入れ歯のお手入れ方法の基本を確認しておきましょう。
洗浄剤の選び方と使用方法
洗浄剤には、細菌・カビの繁殖を防ぐ抗菌タイプ、汚れや臭いを効果的に除去するタイプ、研磨効果に特化したタイプなどがあります。自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。
使用の際は、説明書に書かれている時間を守り、長時間浸けすぎないように気をつけましょう。また、洗浄後は必ず流水でよくすすぎ、洗浄剤の成分が口腔内に残らないようにしてください。
洗浄の頻度
入れ歯の洗浄は、毎食後に行いましょう。食事の際に入れ歯に食べかすが付着するため、それを除去することが重要です。
洗浄時の注意点
入れ歯は柔らかい素材でできているため、落下の衝撃で割れたり欠けたりする可能性があります。入れ歯のお手入れをするときは、底の広い洗面器に水を張り、その上で洗浄しましょう。手が滑って落としてしまっても、水の中に入れば落下の衝撃を和らげられます。
入れ歯のお手入れをするときに使用してはいけないもの

誤った方法で洗浄したり、適さないものを使ったりすると、入れ歯の表面に傷がついたり、入れ歯が変形・破損したりする恐れがあります。以下に、入れ歯のお手入れをするときに使用してはいけないものをご紹介します。
歯磨き粉
通常の歯磨き粉は、微細な研磨剤が含まれており、義歯の表面に細かい傷をつけることがあります。義歯の表面に傷がつくと、汚れがたまりやすくなるでしょう。このような傷は入れ歯の寿命を短くするだけでなく、見た目にも影響を与えることがあります。
入れ歯専用の洗浄剤を使用すれば、表面のを守りながら効果的に汚れを除去することができます。
漂白剤や消毒剤
漂白剤や消毒剤を使用すると、入れ歯の素材が変質したり劣化したりする恐れがあります。金属部分の変色やレジンの劣化、においがつくことなどが懸念されるため、避けるようにしましょう。
ゴシゴシと強い力での洗浄
汚れを落とそうとゴシゴシこすり洗いする方がいらっしゃいますが、入れ歯は非常にデリケートな構造です。強い力で洗うと、表面が細かく傷ついたり、部分的に変形したりするおそれがあります。
結果として、入れ歯のフィット感が悪くなったり、食事や会話の際に不快感や違和感を抱くことが増えたりしかねません。
熱湯
義歯を洗浄するときに、熱湯を使用するのは避けてください。入れ歯はプラスチック製で、熱を加えると変形する恐れがあります。そのため、熱湯を使用して洗浄すると、入れ歯の形が変わって装着できなくなる恐れがあります。
入れ歯を洗浄するときは、水やぬるま湯を使用しましょう。「煮沸消毒をすれば清潔に保てるのでは」と考える方もいますが、目に見えない汚れや細菌が気になる場合は、入れ歯用の洗浄剤を使用するようにしてください。
入れ歯のお手入れをするときに使用する道具

入れ歯を清潔に保つためには、適切に道具を使用することも非常に重要です。ここでは、入れ歯のお手入れに使用する代表的な道具をご紹介していきます。
入れ歯用ブラシ
入れ歯のお手入れには、通常の歯ブラシではなく、入れ歯ブラシを使用するのが基本です。入れ歯用ブラシは毛先が広く、入れ歯の形状に合わせた設計になっているため、入れ歯の表面を傷つけずに汚れを落とすことができます。
入れ歯専用の洗浄剤
入れ歯の汚れやニオイを除去するためには、入れ歯専用の洗浄剤を使用すると良いでしょう。入れ歯専用の洗浄剤には様々な種類がありますので、ご自身が使いやすいものを選んでください。
製品ごとに使用方法が違うため、しっかり確認して正しく使用しましょう。
まとめ

入れ歯のお手入れを怠ると、口臭や歯ぐきの炎症などの口腔内トラブルを引き起こすだけでなく、入れ歯の劣化を早める原因になります。さらに、口腔内の細菌が全身に影響を及ぼし、心臓病や糖尿病の悪化、誤嚥性肺炎などのリスクを高めることもあります。
入れ歯を清潔に保ち、健康を維持するためには、毎日の洗浄が欠かせません。入れ歯専用のブラシや洗浄剤を使用し、歯磨き粉や熱湯などの使用は避けるようにしてください。
入れ歯は毎日使用するものですので、清潔に扱うことを意識しましょう。お手入れ方法に不安がある場合は、歯科医師に相談してみてください。
入れ歯治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
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25年11月06日
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矯正治療は、歯並びを整え、噛み合わせを改善するための治療法として広く知られています。
しかし、なかには「矯正治療で歯を削るのはなぜ?」「削ることにメリットはあるの?」といった疑問や不安を抱く方も少なくありません。矯正治療では歯を削る処置が行われることがありますが、それには明確な目的と理由があります。
この記事では、矯正治療において歯を削るメリットやデメリットなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
矯正治療では歯を削る?

結論からお伝えすると、矯正治療では歯を削ることがあります。歯並びが乱れる原因の多くが、歯が綺麗に並ぶためのスペースが足りないことなのでこれを解決するために歯を削ることがあるのです。
矯正治療で歯を削るケース
歯を削る目的は、歯を並べるためのスペースを確保することです。歯並びがガタガタしている叢生(そうせい)や、歯の位置が原因の出っ歯や受け口などの場合、歯を削ってスペースを確保して、歯並びを整えていきます。
また、歯の形状を揃えたい場合などに、歯を削って調整することもあります。
矯正治療で歯を削らなくても良いケース
すべての症例で歯を削らないといけないといけないわけではありません。例えば、すきっ歯にお悩みの場合は、もともと歯列に歯を移動させるためのスペースが存在するため、歯を削る処置は必要ありません。
また、歯を削る処置では十分なスペースを確保できない場合は、歯を削る処置ではなく抜歯を検討します。
矯正治療で歯を削るメリット

ここでは、矯正治療で歯を削るメリットについて詳しく解説します。
抜歯を回避できる
歯を削る最も大きなメリットは、抜歯せずに歯並びを整えられることです。歯を削る処置以外では、抜歯か顎の幅の拡大を行わなければ、歯を並べるためのスペースを確保できません。
しかし、顎の幅の拡大は、大人の場合は十分な効果を得られないことが多いです。顎の骨の成長が終わっていて、骨の柔軟性も低下しているためです。
歯を削って歯を並べるためのスペースを十分に確保できれば、健康な歯を残して歯並びを整えられます。
歯並びや噛み合わせをより精密に整えられる
歯を削って移動のためのスペースを確保できれば、歯を無理なく動かせるようになります。より細かい調整を行いやすくなるため、理想の歯並び・噛み合わせを実現できる可能性が高まるでしょう。
歯の形もある程度整えられる
削る量はごくわずかなので劇的に変えるのは難しいですが、歯のサイズや形状の左右差を揃えたり、希望のサイズに小さくしたりできることもあります。歯そのもののバランスが整えば、歯並びがより美しく見えるようになるでしょう。
矯正治療で歯を削るデメリット

ここでは、歯を削るデメリットについて解説します。
知覚過敏になるリスクがある
歯の表面の組織であるエナメル質を削ると、その内側にある象牙質が露出しやすくなります。これにより、冷たいものや甘いものが触れたときにしみるなど、知覚過敏の症状が現れることがあります。
虫歯の治療後にも知覚過敏は起こり得ますが、歯を削る処置もそのひとつの原因になり得ます。多くの場合は一時的なもので自然に回復しますが、症状が長引くようであれば追加のケアが必要になります。
削ることに対する不安や恐怖心
「歯を削るという行為自体が怖い」「削ることでしみるようになるのではないか」といった心理的な不安も、デメリットの一つとして挙げられます。とくに、健康な歯を削ることに抵抗感を覚える方は少なくありません。
削る必要があるかどうかは、歯科医師と相談しながら慎重に判断することが重要です。
削れる量に限りがある
矯正治療において歯を削る処置では、1本あたり両側面で0.5mm程度(片側0.25mm程度)しか削ることができません。削りすぎると、痛みやしみる症状が出るなど、歯の健康を害する恐れがあるためです。
親知らずを抜くと歯は合計で28本、上下それぞれに14本ありますが、全ての歯を削ったとしても作れるスペースは7mmほどです。そのため、7mm以上のスペースが必要な症例では、歯を削る処置だけでは改善できない可能性があります。
1本抜歯した場合に作れるスペースが7mm〜10mmほどなので、歯を削る処置だけではスペースが足りない場合は抜歯を検討します。
歯を削る量・方法

お伝えしてきたとおり、歯を削る量は1本あたり最大0.5mm程度です。これ以上削るとリスクが伴うため、この範囲に収まるよう調整するのが一般的です。
削る際は、ヤスリやバー、ディスクなどを使用します。バーやディスクを使用する際は、虫歯治療で歯を削る際と同様の機械音が鳴ります。虫歯治療ほど大きく歯を削るわけではありませんが、恐怖心を感じる方もいるかもしれません。
その場合、ヤスリを使用して慎重に削ることも可能です。削るのは歯の表層のエナメル質のみなので、痛みを感じることは基本的にありません。
矯正治療の流れと歯を削るタイミング

「いつ歯を削るの?」と不安に思った方もいるのではないでしょうか。ここでは、一般的な矯正治療の流れと、どの段階で歯を削るのかをご紹介します。
カウンセリング
矯正治療の前にカウンセリングを行い、患者さまの歯並びについて確認します。事前のカウンセリングは、患者さまの不安や疑問を解消するうえで非常に重要です。
精密検査
歯並びの状態や、虫歯や歯周病の有無、口周りの癖の有無など、矯正治療を実施するにあたって必要な情報を集めるために、検査を行います。レントゲンやCTの撮影、口腔内・顔面の写真撮影などを行い、患者さまの状態を詳しく調べます。
治療計画の立案・決定
カウンセリングや精密検査の結果をもとに、治療計画が策定されます。治療にかかる期間・費用の目安や、歯を削る処置が必要かどうかなどもこの時点で説明されるでしょう。
疑問点や不安な点があれば、しっかり確認しておきましょう。
歯を削る
基本的には、歯の移動を始める前に歯を削る処置を行うことが多いです。先に歯の移動に必要なスペースを確保しておけば、歯並びの調整をスムーズに行えるためです。
専用の器具を用いて、丁寧に歯を削っていきます。
矯正治療開始・定期通院
ワイヤー矯正の場合、装置を歯に装着します。1ヶ月に一度の頻度で受診して装置の調整を行い、歯の移動を進めます。
マウスピース矯正の場合は、作成したマウスピースを歯科医院で受け取り、ご自身で装着して治療を進めていきます。1日20〜22時間マウスピースを装着し、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯を移動させます。通院頻度は2〜3ヶ月に一度と指示されることが多いでしょう。
定期通院では、装置を調整するだけでなく、歯の移動が問題なく進んでいるか、口腔トラブルは起こっていないかなどを確認します。治療をスムーズに進めるためには欠かせないので、歯科医師に指示された頻度で受診するようにしましょう。
保定期間
歯並びが整ったら、歯の位置を安定させるためにリテーナー(保定装置)を装着します。保定期間は、歯の移動にかかった期間と同程度とする医院もあれば、1〜2年程度とする医院もあります。症例によっても異なるので、歯科医師の指示に従って保定装置を使用してください。
保定期間中も定期的に歯科医院へ通院し、歯並びや噛み合わせの状態を確認してもらいます。
まとめ

歯を削る処置は、矯正治療をスムーズに進めるうえで有効な手段です。リスクも伴いますが、適切な説明と管理のもとで行えばメリットの多い処置と言えるでしょう。
矯正治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年10月31日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
初診の患者さまには、お口の中を見せていただくだけでなく、様々な検査を受けていただくことがあります。「こんなに検査が必要なの?」とお思いになったことはありませんか? それには理由があるのです。
歯科における検査の重要性
お口の中全体をとらえるため
お口の機能は、28本の歯や顎、そのかみあわせや歯肉の状態が複雑に連動して可能になっています。症状のある歯だけを見るのではなく、お口の中全体から背景にある原因を突き止めます。「お口全体を一つの単位」としてとらえることが最適な治療方針を導くために必要なことなのです。
治療計画の選択の幅をひろげるため
むし歯ができやすい方、出血がある方、歯の動揺がある方。患者さまのお口の状態はおひとりおひとり異なります。お口の状態の特徴には背景になにか原因があると考えられます。症状の出ている歯は限定されていても、歯科医師が治療計画を立てる際には背景の原因を突き止めたうえで最適な治療法を選択していく必要があります。複数の治療のプランを提案させていただくためにも、あらゆる角度からお口の中を観察させていただく検査はとても重要なのです。
レントゲンと口腔内写真の撮影
パノラマレントゲン撮影
写真引用:株式会社ヨシダ
パノラマ撮影は横に長くお口全体を映すもので、お口全体の骨、歯の根、顎の状態を一枚で確認できるレントゲンです。親知らずや歯の根っこの膿、顎の骨の異常なども把握でき、幅広い診断の基礎となります。
デンタルレントゲン撮影
デンタルレントゲン撮影では、隣りあった3~4本の歯を撮影するもので、1本1本の歯の様子を細かく知ることができます。個々の歯のむし歯の状態は、デンタルの方が確認しやすくなります。
歯科用CT(Computed Tomography-コンピュータ断層撮影)
歯科用CTはお口の状態を3D画像で再現する撮影装置です。3次元的に骨・歯の状態を可視化し、レントゲンでは確認できない立体的な病変の広がり、位置関係、骨の状態、神経の位置などを正確に詳しく把握できます。親知らずの生え方、歯の根っこの状態、インプラント治療では骨の厚みを正確に知ることもできます。
レントゲン撮影画像からできること
レントゲンは、歯や顎骨の状態を詳しく把握するための検査です。歯科医師が通常の視診や触診では確認できない箇所を検査することで、早期発見や精密な治療が可能になります。例えば、以下のようなケースで役立ちます。
むし歯の診断
レントゲン検査によって、歯の表面だけでなく、歯の中までむし歯が進行しているかどうかを判断することができます。歯の内部や歯と歯の接触面など、目視では確認できない部分のむし歯を発見することができるのです。またむし歯が神経に達する前に発見し、早期に治療を開始することで、進行を食い止め治療の負担を軽くすることもできます。
歯周病の診断
レントゲン検査は、歯周病の進行度を判断するために使用されます。歯周病は、初期の段階では、痛みのない歯ぐきの腫れや出血程度の症状しか現れないため、検査で指摘されなければ自覚症状はないことが多くあります。レントゲン検査で、歯を支える骨の状態や歯ぐきの下の目視では見えない部分の状態を観察することができ、歯周病の進行度を正確に把握することが可能です。レントゲンで骨の吸収の程度を調べ、治療計画を立てることができます。
根管治療の診断
根管治療は、神経まで進行したむし歯の治療です。簡単に言えば歯の根っこの神経の通っている管を掃除して神経を取り除き空になった管に薬をつめて被せものをし、歯の機能を維持するというものです。この管、根管は複雑に枝分かれしたり途中で曲がったり、迷路のように入り組んでおり、患部を平面的にとらえる2次元のレントゲン撮影で確認しきれない場合は歯科用CTで撮影します。
インプラント治療の診断
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を行うもので、顎の骨の状態の情報が治療計画をたてるうえで非常に重要です。インプラント治療のプランには、骨の幅、骨の高さ、骨の形態・密度、血管や神経の位置、上顎洞の位置といった情報が必要になります。
インプラント体を埋め込むだけでなく、顎の骨を補強するをご提案することもできます。
歯周ポケット検査
歯周ポケット検査は、保険のルールとして歯石取りするために必須の検査です。意外と患者さまにきちんと説明している歯科医院は少ないようです。歯周病治療の際に、健康な歯肉を傷めることのないよう、歯周ポケットがどのような状態にあるか事前に確認する検査は必ず必要なものとなります。
歯周ポケット検査(プロービング検査)の重要性
歯周病の治療は、歯と歯ぐきのあいだの隙間、歯周ポケットの歯石やプラークを除去し、歯周組織を破壊していく原因をとりのぞいていくことで進められます。歯石やプラークを除去するには、スケーラーという器具を歯周ポケットに差し込むことになるのですが、ポケットが大きくない場合に無理にスケーラーを差し込むと、かえって歯周組織を傷めてしまうのです。そのため、歯周ポケットの状態を事前に確認する必要があるのです。
プロービング検査
歯周ポケット検査はプローブという細い器具を使うことからプロービング検査とも言います。プローブは歯肉を傷めない先端の丸いものさしのようなものと思ってください。歯周ポケットの深さ、出血や、歯の動揺、プラークの付き方などを事前に検査します。出血は炎症の兆候を、歯の動揺は歯周病の進行度を知ることができます。歯周病は自覚症状がありませんが、プロービング検査で歯周病が進行している箇所を探ることができ、治療方法を選択することができるのです。
歯列矯正のための検査
お口の状態を知るという意味では、通常の診療と基本的な検査項目はかわりません。矯正治療の事前検査は、口腔内のお顔の写真撮影、レントゲン撮影(パノラマ・セファロ・CTなど)、口腔内スキャナーによる撮影や口腔内検査といったことを行います。
口腔内3DスキャナーiTero Element
お口の全体を知る
噛むこと食べること、話すこと。お口の機能は歯と顎の骨や歯肉が連動するとても複雑なものなんです。一か所だけ悪いところがあっても、お口全体に関わる原因が隠れているかもしれません。患者さまのお口の状態を正確に詳しく知るために、治療に先立つ検査はとても重要なことなのです。
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25年10月30日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

子どもの歯並びが気になり、早期に矯正治療を始めたいと考える保護者の方は少なくありません。そのようななかで注目されているのが、子ども向けのマウスピース矯正であるインビザライン・ファーストです。
目立ちにくく、取り外し可能なマウスピースを使用するこの治療法は、固定式の矯正装置を使用した治療法に比べて心理的な負担が少ないといわれています。
しかし、実際に治療を始めるとなると、費用がどのくらいかかるのかが気になるところです。
今回は、インビザライン・ファーストの概要や費用相場、内訳、そして費用を抑えるための方法までを詳しく解説します。インビザライン・ファーストでの治療を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
インビザライン・ファーストとは

インビザライン・ファーストは、永久歯が生えそろう前の混合歯列期にある子どもを対象とした、透明なマウスピース型矯正装置による治療法です。乳歯と永久歯が混在する時期に治療を開始することで、顎の成長を促しながら、歯並びや噛み合わせを整えることができます。
インビザライン・ファーストでは、マウスピースを毎日決められた時間装着し、一定期間ごとに交換しながら少しずつ歯並びを整えていきます。
治療に使用するマウスピースは透明な素材で作られているため目立ちにくいのが特徴です。また、取り外しが可能なため、ふだんどおりに食事や歯磨きができます。
その一方で、マウスピースの装着時間を守らないと計画どおりに治療を進めることができません。小さなお子さんの場合は、自分で装着時間を管理することは難しいため、保護者の方によるサポートが必要になる治療法といえるでしょう。
インビザライン・ファーストの費用相場と内訳

インビザライン・ファーストの治療費は、一般的に40万円〜60万円前後が相場とされています。
ただし、矯正にかかる総額は、基本料金のほかにも検査料や通院費などさまざまな費用が含まれるため、内容をしっかり確認しておくことが重要です。
ここからは、インビザライン・ファーストにかかる主な費用項目をひとつずつ解説していきます。治療を検討する際の参考にしてください。
カウンセリング料
治療を始める前には、まず矯正相談やカウンセリングが行われます。この時点での費用は、無料の歯科医院もあれば、3,000円〜5,000円ほどかかるところもあります。
カウンセリングでは、お子さんのお口の中を簡単にチェックし、インビザライン・ファーストが適応となるかどうか判断します。
また、保護者の方が抱える疑問や不安についても相談できる場であるため、費用以上に価値のある機会といえるでしょう。初回カウンセリングがしっかりしている歯科医院は、その後の治療の満足度にも大きく関わります。
精密検査・診断料
インビザライン・ファーストで治療をすると決まったら、精密検査が行われます。レントゲン撮影、口腔内写真の撮影、歯型の3Dスキャンなどが含まれ、これらをもとに個別の治療計画が立案されます。
精密検査・診断にかかる費用は歯科医院によって異なりますが、1万円〜5万円が相場です。
この段階で得られたデータにより、どのように歯が動くかのシミュレーションが可能になり、治療のゴールがより具体的にイメージできるようになります。精密検査は、治療の精度や成功率を左右する重要な工程です。
マウスピースの作製費用
インビザライン・ファーストの治療費のなかで、最も大きな割合を占めるのがマウスピースの作製費用です。マウスピースの作製にかかる費用は40万円〜60万円程度が一般的です。
定期的な通院費用(調整料)
治療中は、1〜2か月に1回の頻度で歯科医院に通院する必要があります。通院時には計画どおりに歯が動いているか、虫歯などのトラブルは起こっていないかなどを確認します。治療をスムーズに進めるためには、この定期的なチェックが非常に重要です。
この際にかかる調整料は、1回あたり3,000円〜5,000円程度が一般的です。歯科医院によっては、調整料がすべて基本料金に含まれている場合と、毎回別途費用が発生する場合があるため、事前に確認しておくと安心です。
保定期間の費用
矯正治療で歯並びが整ったあとは、保定期間に入ります。保定期間とは、矯正治療で整えた歯並びが元の位置に戻らないように安定させるための大切な期間です。保定期間中はリテーナーと呼ばれる保定装置を装着して歯並びを安定させます。
この保定期間にかかる費用も忘れてはなりません。リテーナーの作製にかかる費用は1万円〜3万円ほどです。また、保定期間中も定期的に歯科医院を受診する必要があり、そのたびに3,000円〜5,000円前後の診察料がかかることがあります。
インビザライン・ファーストで追加の費用がかかるケース

ここでは、インビザライン・ファーストで追加費用がかかるケースについて解説します。
マウスピースの破損・紛失
インビザライン・ファーストで使用するマウスピースは非常に薄く作られています。そのため、強い力で噛んだり落としたりすると破損することがあるのです。また、給食などの際にマウスピースを外した際、適切に保管しないと紛失する可能性もあります。
マウスピースを紛失・破損すると、作り直しが必要になるケースがあります。その際に追加で費用がかかる可能性があるのです。また、マウスピースの作り直しには時間がかかるため、治療期間が長くなるケースもあるでしょう。
虫歯や歯周病の治療が必要になった場合
矯正治療中に虫歯や歯周病が見つかった場合、それらの治療費が別途発生します。保険診療でカバーできるケースが多いものの、進行している場合は自費診療になることもあるでしょう。
インビザライン・ファーストで使用するマウスピースは取り外しができるため、ふだんどおりに歯磨きができますが、ケアを怠ると虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
矯正治療中に虫歯や歯周病になると、それらの治療が優先されるケースが一般的です。虫歯の治療で歯の形が変わると、治療に使用していたマウスピースが合わなくなる可能性があります。そうなると、マウスピースの作り直しが必要になるケースもあるでしょう。
インビザライン・ファーストの費用負担を軽減するには

ここでは、費用の負担を少しでも軽くするための方法をご紹介します。
デンタルローンを活用する
インビザライン・ファーストの費用を一括で支払うのが難しい場合は、デンタルローンの活用を検討するとよいでしょう。
デンタルローンとは歯科治療専用のローンのことです。金融期間や信販会社が治療費を立て替えて支払い、患者さんは手数料を含む金額を分割して返済していきます。月々の支払い額を抑えることができ、家計への急な負担を軽減できます。
ただし、金利や手数料が発生するため、総支払額を事前にしっかり確認しておくことが重要です。
医療費控除を活用する
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに確定申告することで受けられる所得控除のことです。インビザライン・ファーストも治療目的であると認められれば、医療費控除の対象になります。
通院のための交通費も含めて計算できるため、領収書や明細はしっかりと保管しておくことが大切です。
複数の歯科医院で見積もりを取る
インビザライン・ファーストは自費診療のため、費用は歯科医院によって大きく異なります。同じ治療内容でも、料金設定や含まれるサービスに差があるため、複数の歯科医院で見積もりを取ることが重要です。
料金だけでなく、カウンセリングの丁寧さ、説明のわかりやすさ、アフターケアの内容なども比較するポイントです。初回相談が無料の歯科医院も多いため、気軽に情報収集ができます。
納得できる治療を受けるためには、複数の選択肢から信頼できる歯科医院を見つけることが大切です。
まとめ

インビザライン・ファーストは、乳歯と永久歯が混在する時期の子どもを対象にした矯正方法です。子どもの顎の成長を促しながら、歯並びを整えていきます。
多くのメリットがある反面、費用は決して安くはなく、治療内容や歯科医院によって差が出るため、事前の情報収集と見積もりの確認が重要です。
カウンセリング料や検査料、マウスピースの作製費など、費用の内訳を正しく理解することで、予期せぬ出費を防ぐことができます。また、デンタルローンや医療費控除などを活用すれば、費用の負担を抑えることも可能です。
お子さまの将来の健康と笑顔を守るために、信頼できる歯科医院で治療をスタートさせましょう。
小児矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年10月28日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯ぐきが腫れて、膿がでてきた! 頬や顎まで腫れて熱を持っている・・・ そんな症状のご経験はありませんか? むし歯の症状としては重症です。残念ながら、歯科ではよく見られる症状なんです。これは歯の根っこにできてしまった膿の袋による症状です。この膿の袋を、歯根嚢胞(しこんのうほう)といいます。歯科医は、進行を食い止め、歯の機能を残すことを考えます。
歯科用CT による撮影画像
木更津きらら歯科では三次元画像が得られる歯科用CT(Computed Tomography-コンピュータ断層撮影)を導入しています。嚢胞の位置や骨への影響などをより正確に把握することができます。
こちらは歯科用CTで撮影したお口の中の断面です。赤い部分が歯、黄色の部分が顎の骨の断面です。ピンク色の部分を見てください。この患者さまは、歯の根っこに膿みが袋状にたまっていることがわかります。このケースでは歯を残すことができそうです。感染した根っこの部分のみを切除(歯根端切除術)し、同時に嚢胞を摘出します。
3D画像で撮影可能な歯科用CTです。レントゲンでは確認できない立体的な病変の広がり、位置関係、骨の状態、神経の位置などを精密に把握できるため、歯根端切除術などでは、正確で安全な治療を可能にします。
歯の根っこに膿がたまる歯根嚢胞(しこんのうほう)
歯根嚢胞とはどんな病気なのでしょうか?
むし歯がC4程度にまで進行すると、歯髄に感染が起こります。それが歯の根っこの先にまで届いてしまうと、根尖性歯周炎が生じます。その状態が長く続くと、膿がたまった袋状の病変ができることがあります。これが歯根嚢胞(しこんのうほう)です。
初期の段階では自覚症状がほとんどなく、気づいたときには歯ぐきの中で大きくなり、痛みや腫れを引き起こします。放置すると歯を支える骨や歯周組織が破壊され、歯を失うことにもなりかねません。
※繊維質の塊である歯根肉芽腫(しこんにくげしゅ)ができることもあります。こちらもほおっておくと、歯の根や周りの骨が溶けたり、他の病気を引き起こしたりする原因となります。
歯根嚢胞の症状
初期段階は自覚症状がない
初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。歯科定期検診や、他の理由で撮影したレントゲンやCT検査で、偶然発見されることも多いのです。症状がないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
違和感や痛み
初嚢胞が大きくなってくると、歯ぐきに腫れやふくらみがあらわれてくることがあります。噛んだときに違和感があったり、なんとなく圧迫されるような感覚を覚えることから、異常に気付く方もいらっしゃるかもしれません。歯や歯ぐきに鈍い痛みを感じたり、進行するにしたがって痛みが強くなったりします。
歯肉の腫れや排膿
さらに進行すると、歯肉に膿の出口ができ、膿が出てくることがあります。膿がたまって炎症が広がると、頬や顎が大きく腫れてしまい熱を持ったり倦怠感を感じたりすることも。ここまで進行しまったら、早急に治療を受けなければなりません。歯科医は「どうしてこんなになるまでほおっておいたんですか」とつい言ってしまうかも・・・。どうかお許しください、急いで治療にとりかかりましょう。
歯の動揺
嚢胞が大きくなると、歯を支える歯槽骨を溶かしてしまいます。嚢胞が骨を吸収することで、歯の動揺を招くこともあります。
歯根嚢胞の原因
むし歯の放置
歯根嚢胞の最も多い原因は、進行したむし歯です。むし歯が歯の表面から内部に向かって進行すると、やがて歯の神経に到達します。細菌感染により神経の機能が働かなくなると、細菌は根の先まで侵入します。免疫反応が生じた結果、膿がたまり、嚢胞が形成されるのです。神経がすでに死んでいる歯は痛みを感じにくいため、自覚症状がほとんどないかもしれません。症状が出た時にはすでに大きな嚢胞となっていることも多く、注意が必要です。
過去の根管治療の不備
根管治療とは、細菌に感染した歯髄を除去して徹底的に殺菌し、防腐剤をつめて密閉するという治療です。根管は非常に複雑な構造をしており、すべての感染源を除去するのが困難な場合もあります。以前に根管治療を受けた歯でも、根管の中に細菌が残っていたり、充填材が不十分だったりすると、再び感染を起こすことがあります。根管治療が十分に行われなかった場合、細菌が再び活性化して嚢胞が形成されることがあります。治療後数年を経てから歯根嚢胞が見つかるケースも珍しくありません。
歯の外傷
事故や転倒、スポーツ中の衝突などによって力がかかり、歯が折れたり亀裂がはいったりして、歯の神経が細菌に感染し、歯の根の先端に嚢胞が形成されることがあります。このような非感染性の外傷によるケースは、時間が経ってから症状として現れることが多くあります。
慢性的な炎症
軽度の炎症が長期間続くことで、嚢胞が形成されることもあります。
歯根嚢胞の検査と診断
レントゲン検査
レントゲン撮影では、歯の根の根の先に黒い影として嚢胞が確認できます。ただし位置や大きさによっては確認しにくい場合もあります。
コンピュータ断層撮影による撮影
コンピュータ断層撮影、歯科用CTでは、レントゲンでは把握できない病変の立体的な広がりや、位置関係、骨の状態、神経の位置などを精密に再現します。歯根端切除術などでは正確で安全な治療を可能にします。1回の放射線量が従来の医科用CTと比較すると非常に少なく、患者さまへ負担の少ない治療が行えます。
歯根嚢胞の治療法
症状によって、できるだけ歯の機能を残すことを考えます。
根管治療(歯内療法)
歯の内部にある感染組織を除去し、根管を洗浄・消毒してから充填材で密封することで再感染を防ぎます。小さな嚢胞に適用される治療法です。
外科的治療(嚢胞摘出術)
嚢胞が大きい場合、または根管治療のみでは対応できない場合、外科的に嚢胞を摘出する手術を行います。感染した歯根先端を切除し、嚢胞を取り除く手術を「歯根端切除術」と言います。
抜歯
嚢胞が非常に大きい場合や歯が保存不可能な場合は、抜歯をしなければならないこともあります。抜歯後は義歯、ブリッジ、インプラントなどの治療が必要です。
木更津きらら歯科ではプライバシーに配慮した完全無菌のオペ室を完備しています。
安心しておまかせください! でもそうなる前に・・・
木更津きらら歯科は、高度な治療に対応できる検査機器にオペ室を備え、経験豊富な医師が診療にあたります。むずかしい症例でも安心しておまかせください。でも、そうなる前に、予防と早期発見、早めの治療が一番大切なんですよ。
当院の医師の所属学会
木更津きらら歯科では、各ジャンルに精通した歯科医師が在籍しています。お口の異変でご不安なこと、わからないことがありましたらご遠慮なくお問い合わせください。
- 日本口腔外科学会専門医
- 日本口腔外科学会認定医
- 日本歯周病学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- 日本口腔インプラント学会 専修医
- ICOI(国際口腔インプラント学会)認定医
- ICOI(国際口腔インプラント学会)日本支部前会長
- iACD 理事(国際コンテンポラリー歯科学会)
- iACD Diplomate(国際コンテンポラリー歯科学会 指導医)
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 日本歯内療法学会 専門医
- 日本有病者歯科医療学会 認定医
- 歯科医師臨床研修指導医
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25年10月23日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯科医療の現場で、業務を支える重要な役割を担うのが歯科衛生士です。歯科衛生士になるには国家資格が必要ですが、働きながら目指すことはできるのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、働きながら歯科衛生士を目指す方法、必要な資格などについて詳しく解説します。
歯科衛生士とは

歯科衛生士は、国家資格を持つ医療専門職の一つで、歯科医師の指示のもとで患者さまの口腔ケアや予防処置を専門的に行う役割を担っています。歯科衛生士法により業務が定められており、資格を持つことで医療機関での治療補助や歯周病予防、歯のクリーニングといった専門的な処置が行えるようになります。
歯科衛生士は患者さまの口内の健康を守る重要な存在といえます。その活躍の場は歯科医院のみならず、保健所や福祉施設、さらには訪問診療の現場など多岐にわたります。
歯科衛生士の業務内容
歯科衛生士は、患者さま一人ひとりのお口の健康をサポートするために、さまざまな業務を担当します。具体的な仕事内容は、以下のとおりです。
歯科予防処置
歯科衛生士は、虫歯や歯周病の予防を目的とした歯科予防処置をおこないます。具体的には、歯のクリーニングやフッ素塗布などが挙げられます。
口内の磨き残しの状況を確認し、ブラッシング指導を行うこともあります。
歯科診療の補助
患者さまの処置中に、歯科医師をサポートする業務です。虫歯治療や歯石除去、根管治療などの際に、器具の受け渡しや清掃、患者さまの姿勢の補助などを行います。
診療が円滑に進むように気配りをしながら、医師の指示に従って動くことが求められるでしょう。
歯科保健指導
患者さま一人ひとりの口腔内の状態や、生活習慣に合わせてブラッシングの指導や 生活習慣の指導を行います。口内を健康に保つために、患者さまに合わせてさまざまなアドバイスを行います。
患者さまが自分で歯の健康を維持できるようサポートするのも、歯科衛生士の大切な役割といえるでしょう。
なぜ歯科衛生士が人気なのか

歯科衛生士は医療職の中でも人気が高く、特に女性から支持を集めています。「歯科医院に行くといるけど何をしている人なの?」と思う方もいるかもしれません。
一見すると地味な職業に思えるかもしれませんが、多くの人々がこの道を選び続けているのにはいくつかの明確な理由があります。ここでは、なぜ歯科衛生士が人気なのかを確認していきましょう。
高い専門性が求められる
歯科衛生士になるためには専門的な知識と技術を身につける必要があります。医療の一翼を担う立場として、患者さまに信頼される存在になれることは大きなやりがいとなります。
専門的な技術と知識を身につけることは、自分に自信を持つことにもつながるでしょう。
やりがいを感じやすい
患者さまの健康維持や不安の軽減に貢献できることは、歯科衛生士の仕事の大きな魅力です。特に、定期的に来院される患者さまと信頼関係を築きながら、歯周病の予防や口腔ケアの指導を行う中で、感謝の言葉を直接聞けることはモチベーションにつながります。
自分の専門性が患者さまの健康に役立っている実感は、仕事の満足度を高める要素といえるでしょう。
また、子どもから高齢者まで幅広い年齢層と関われるため、常に新しい学びと成長を感じられる点もやりがいにつながります。医師やスタッフと連携しながらチーム医療の一員として働く中で、専門職としての誇りと責任を持てることも、モチベーションの維持につながるでしょう。
資格取得後の選択肢が広い
歯科衛生士の資格を取得すると、歯科クリニックに勤務するだけでなく、さまざまな分野で活躍する道があります。保育園や企業で口腔ケアに関する指導を行ったり、訪問歯科サービスのスタッフとして働いたりすることも可能です。歯科衛生士養成校での教員といったポジションも選択肢となるでしょう。
さらに専門的な技術を身につけるための研修や講習もあり、キャリアアップを目指すことも可能です。
収入を安定させやすい
歯科衛生士は医療職の一つであるため、景気に左右されにくく安定した職業といえます。結婚や出産などでブランクが生まれても、再度働き始めやすいというメリットもあります。
結婚・出産後も活躍できる
歯科衛生士は女性が多く活躍している職業であり、結婚・出産といったライフステージの変化に柔軟に対応できることが多いです。子育てや家庭の事情で一時的に職場を離れたとしても、資格さえ持っていれば、必要なタイミングで社会復帰できるという点も人気の理由でしょう。
非常勤やパートタイムとして働く道もあり、家庭との両立を図りながらキャリアを継続できる環境が整っています。
歯科衛生士になるために必要な資格

歯科衛生士として働くためには、国家資格である歯科衛生士免許を取得する必要があります。免許を取得するには、厚生労働大臣が指定する養成機関で所定のカリキュラムを修了し、歯科衛生士国家試験に合格する必要があります。
ただし、歯科衛生士になる前から歯科助手として勤務する場合には、資格は不要です。歯科助手としての経験があると、患者様とのコミュニケーションや医療現場の流れに慣れることができ、スムーズにステップアップできるかもしれません。
また、歯科衛生士免許を取得した後も、さらに専門的な技術を身につけたい方は、認定資格を取得することも可能です。
働きながら通える歯科衛生士専門学校

歯科衛生士の専門学校は全日制だけではなく、働きながら通える夜間部、通信制(夜間部)などがあります。ここでは、働きながら通える歯科衛生士専門学校の具体的な例を紹介します。
通信制の専門学校
数は多くありませんが、通信制の養成機関も登場しています。自宅でテキストや映像教材を使って学習するため、働きながらでも学びやすいでしょう。
ただし、歯科衛生士になるためには実習経験が必要です。自宅での学習だけでなく、歯科医院で臨床経験を積まなければなりません。
夜間部のある専門学校・大学
基本的には歯科衛生士を養成する専門学校は昼間部ですが、中には夜間部を設置している学校もあります。お住まいの地域や状況に合った学校があるかどうか、学校選びの段階で詳しい情報を問い合わせて確認してみましょう。
歯科衛生士になるために必要な学費・期間

歯科衛生士になるための学費は、進学する学校の種類や立地、制度などによって変わりますが、概ね3年制の専門学校で200万〜300万円程度が目安とされています。この金額には、入学金、授業料、教材費、実習費、施設費などが含まれており、私立の専門学校ではさらに高額になることもあります。
また、自治体や学校による奨学金制度、教育ローンなどの経済的支援制度も多く用意されています。
歯科衛生士になるために必要な期間は、3〜4年です。専門学校であれば3年、大学であれば4年かけて、歯科衛生士になるために必要な知識・技術を身につけていきます。
まとめ

歯科衛生士は、専門的な知識と技術を活かし、患者さまの健康を支えるやりがいのある職業です。結婚や出産といったライフイベントでブランクが生まれても復職しやすいなど、柔軟な働き方が魅力といえるでしょう。また、資格取得後の選択肢が広く、安定した収入を得られる点も、歯科衛生士が人気を集めている理由の一つです。
「働きながら歯科衛生士を目指したい」とお考えの方は、ぜひ一度歯科衛生士養成学校について調べてみてください。
歯科衛生士として働きたい方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご連絡ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年10月16日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯ぐきから血が出る、口の中がネバつくといった症状に心当たりがある方は、歯周病かもしれません。歯周病は初期段階では痛みなどの症状が現れにくく、気づかないうちに進行することが非常に多い病気です。
しかし、放置すると口臭や歯のぐらつき、さらには全身の健康にも影響を及ぼすリスクがあるのです。
この記事では、歯周病の進行を防ぐための治療法と、日常生活でできる効果的なセルフケアについて詳しく解説します。
歯周病とは

歯周病とは、歯を支える歯ぐきや歯槽骨といった組織に炎症が起こる病気です。進行すると歯がぐらつき、最終的には抜ける可能性もあります。
歯周病は静かに進行していく病気なので、異変に気づいたときには歯の大部分が失われていたというケースも珍しくありません。
そのため、早期発見と早期治療がとても大切とされています。また、歯周病は糖尿病や心疾患など全身の病気にも関係があるとされ、放置すると全身の健康にも大きな影響を及ぼすことがわかってきています。
自分では気づきにくい病気だからこそ、定期的な歯科検診とチェックが健康な状態を維持するために有効です。
歯周病の進行段階
歯周病は、歯肉炎と歯周炎に大別されます。初期段階は歯肉炎と呼ばれ、歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きのときに出血したりする程度の症状が主に現れます。この段階では痛みもほとんどなく、気づかないまま進行することが少なくありません。
進行すると歯周炎となり、歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットが深くなって歯と歯ぐきの間の炎症が広がっていきます。歯周ポケットの奥深くにある歯垢や歯石は、通常の歯磨きでは除去できないため、炎症が進行しやすくなります。
歯周病の治療法

歯周病の治療にはさまざまな方法がありますが、初期段階から進行度に応じて適切な処置を行うことが重要です。基本的な治療の目的は、歯周病の原因となるプラークや歯石を取り除き、炎症を抑えながら歯を支える骨の破壊を防ぐことです。
ここでは、主な治療法について詳しく解説します。
スケーリング
スケーリングは、歯や歯ぐきの周囲に付着した歯石やプラークを除去する処置です。超音波スケーラーや手用スケーラーを用いて、効果的に歯石を除去していきます。
歯石は、プラークが唾液の成分と結合して硬くなったもので、歯ぐきの炎症を引き起こす主要な原因です。
しかし、強固に歯に付着するため、ご自身の歯磨きでは取り除くことができません。スケーリングによって歯石を取り除くことで、歯ぐきの炎症を軽減し、歯周病の進行を抑制できます。
ルートプレーニング
スケーリングで歯石やプラークを取り除いた後、歯周ポケット内部や歯根面の凹凸部分を滑らかに整えるのが、ルートプレーニングです。歯根面を平滑にして細菌の再付着を防ぎ、歯周ポケットを浅くすることを目指します。
歯周外科治療
スケーリングやルートプレーニングでは改善できなかった場合や、改善できないと判断された場合に行われるのが、歯周外科治療です。
フラップ手術
フラップ手術は、ポケット内に残る汚染物を徹底的に除去する方法です。歯茎を切開して歯根の先端部まで露出させ、歯周ポケット内部の汚染物を除去していきます。
歯周組織再生療法
歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた歯周組織を再生させる治療です。いくつかの方法がありますが、最も一般的なのはメンブレンを用いる方法でしょう。
メンブレンとは、人工的な膜のことです。通常、顎の骨よりも歯肉のほうが先に回復するので、顎の骨が回復するためのスペースが奪われてしまうことがあります。それを防ぐために、メンブレンを設置して顎の骨の回復を促すのです。
定期的なメンテナンス
治療後も、再発を防ぐためには定期的なメンテナンスが不可欠です。1〜3か月に1回の定期検診で、歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さを確認し、必要に応じて再治療やクリーニングを行います。
自宅でのセルフケアを継続することも、再発防止には欠かせません。歯科医院でのケアと自宅でのケアを両立させることで、歯周病の進行を食い止められるのです。
歯周病治療中の注意点

治療中は、定期的な通院と丁寧なケアが欠かせません。毎日の歯磨きを丁寧に行えば、歯周病の進行を防げる可能性があります。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも使って歯と歯の隙間のプラークを除去しましょう。
また、治療中は歯科医師の指示に従って通院することも重要です。痛みや違和感などの症状が緩和されると通院をやめてしまう方もいますが、再発のリスクが高まるため最後まで通院を続けましょう。
歯周病を予防するためにできること

歯周病は一度発症すると治療に時間がかかる傾向があります。強い痛みを感じることは少ないものの、静かに進行していき、最終的には歯の喪失につながる恐れもあります。また、歯周病によって失われた歯周組織は、自然に回復することはありません。
早期に治療し、悪化させないためには、日頃から予防に取り組むことが大切です。ここでは、歯周病を予防するためにできることをご紹介していきます。
正しい歯磨きの習慣を身につける
歯周病予防の基本は、毎日の丁寧なブラッシングです。
ただし、力任せに磨いたり、短時間で済ませたりしては十分な効果が期待できません。歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先を45度の角度であて、小刻みに動かすバス法を実践しましょう。
1回のブラッシングにかける時間は3〜5分程度、起床時と毎食後、就寝前の1日5回を習慣化するのが理想です。難しい場合は、朝晩の1日2回を習慣化していきましょう。
力を入れすぎると歯ぐきを傷つけ、逆に歯周病を悪化させることもあるため、ブラッシングの際の力加減にも注意してください。歯ブラシの毛先が曲がらない程度の力加減を意識しましょう。
食生活を見直す
歯周病を予防するためには、口の中だけでなく、体全体の健康を考えた食事を心がけることも重要です。
歯周病予防には、ビタミンCやビタミンE、β-カロテン、カルシウムなどの栄養素が有効とされています。これらの栄養素を多く含む食品を積極的に摂取すれば、歯ぐきなどのお口の中の粘膜の健康維持に役立つでしょう。
カルシウムは、歯や骨を丈夫にする栄養素です。牛乳や乳製品、小魚などを積極的に摂取してみてください。
ストレスを溜めない
ストレスが溜まると、免疫力が低下して歯周病菌が増えやすくなります。歯周病が悪化する可能性があるので、ストレスを溜めないように心がけましょう。
適度な運動や十分な睡眠を意識したり、趣味の時間を作ったり、日常生活のなかでストレスを発散させることが大切です。
定期的に歯科医院を受診する
歯周病を予防するためには、プラークや歯石を完全に取り除くことが欠かせません。毎日のブラッシングを丁寧に行っていても、磨き残しがあるため、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けましょう。
定期検診では、磨き残しのチェックとクリーニングのほかにも、虫歯の有無や進行度、噛み合わせの状態などの確認をおこないます。歯周病の有無や進行状況がわかるので、セルフケアのアドバイスも受けられるでしょう。
まとめ

歯周病は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することも少なくありません。症状を抑えるためには、早期発見・早期治療が欠かせません。
歯周病で失った歯周組織は、自然には元に戻りません。そのため、歯科医院でのケアと日々のセルフケアをしっかりと両立させることが重要です。正しい知識をもとに、口内の健康を守りましょう。
歯周病の治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年10月09日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

「マウスピース矯正にデメリットはある?」「本当にマウスピース矯正でいいのかな?」などと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
マウスピース矯正には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。治療後に後悔しないためには、デメリットや注意点をよく理解し、納得したうえで治療を進めることが大切です。
この記事では、マウスピース矯正のデメリットについて詳しく解説します。デメリットへの対策も紹介していますので、安心して矯正を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正の主なデメリット

マウスピース矯正は多くのメリットがある治療法ですが、デメリットもあります。ここでは、マウスピース矯正のデメリットについて解説します。
装着時間を守らないと効果が出にくい
マウスピース矯正は、装置を1日20〜22時間装着することで歯に力をかけ、歯並びを整えていく方法です。食事や歯磨き以外の時間は、基本的に装置を装着しなければなりません。
装着時間が短いと歯が計画どおりに動かず、期待する効果が得られなかったり、矯正期間が延びたりすることがあります。治療をスムーズに進めるためには、装着時間を守れるよう管理することが重要です。時間の管理が苦手な方にとってはデメリットといえるでしょう。
対応できる症例が限られる
マウスピース矯正は、歯並びによっては対応できない場合があります。例えば、大きく歯を移動させる必要がある症例では、ワイヤー矯正が推奨されることが多いです。顎の骨格のバランスやずれの調整が必要なケースでは、外科手術が検討されることもあります。
ご自身の歯並びがマウスピース矯正に適しているかどうかは、歯科医師に相談しましょう。
治療期間が長くなる場合がある
マウスピースの装着時間が不足した場合や大きく歯並びが乱れている症例では、治療期間が長くなることがあります。特に装置の装着時間を守れていないと、計画どおりに歯が動かず、治療計画の修正やマウスピースの作り直しが必要になるケースも少なくありません。
治療期間を長引かせないためには、装着時間の管理が不可欠です。
取り外しの手間がある
マウスピースは、自分で装着と取り外しができる反面、手間がかかります。食事の前にはマウスピースを取り外し、食後には歯磨きとマウスピースを洗浄してから再装着しなければなりません。歯磨きやマウスピースの着脱を面倒と感じる人もいるでしょう。
また、破損させたり紛失したりすると作り直さなくてはならないため、取り扱いにも注意する必要があります。
飲食時の制限がある
前述したとおり、飲食時にはマウスピースを必ず取り外す必要があります。装着したまま食べ物を噛んだり飲み物を飲んだりすると、破損したり着色したりするおそれがあるためです。
また、ジュースや飴などの砂糖が多く含まれているものを口に入れると、虫歯になるリスクが高まります。食事の前後にマウスピースの着脱や歯磨きが必要なため、外出先や急な食事の場面では不便を感じることもあるでしょう。
自由に飲食できないことにストレスを感じる人もいるかもしれません。
発音に影響が出ることがある
マウスピースを装着し始めると、異物感を覚え、滑舌が悪くなったと感じることがあります。特に、サ行やタ行など、舌先を前歯につけて発音する音は影響を受けやすいです。営業職や接客業など、人と話す機会の多い職業の方にとってはストレスになることもあるでしょう。
ただし、装着している状態に慣れると改善する傾向にあります。早く慣れるために、音読や早口言葉などをするのもひとつの方法です。しばらく経っても改善しない場合や違和感が強い場合は、マウスピースの調整が必要なケースもあるため、歯科医師に相談しましょう。
マウスピース矯正のデメリットへの対策

マウスピース矯正にはデメリットもありますが、対策することで失敗のリスクを低減できます。ここでは、そのようなデメリットへの対策について解説します。
装着時間を管理する
マウスピース矯正の効果を最大限に引き出すためには、指示された装着時間を守ることが不可欠です。装着時間を守るために、スマートフォンのリマインダー機能やタイマーを活用して、決まった時間に装着する習慣をつけるとよいでしょう。
食事や歯磨きにかかる時間を考慮しながら、計画的に着脱することが大切です。上記のように工夫して装着時間を管理すると、忙しい生活のなかでも矯正効果を得られるでしょう。
定期検診を受ける
マウスピース矯正はワイヤー矯正とは異なり、患者さま本人による装着時間の管理が重要な矯正方法です。装着時間が守れているか、予定どおり歯が移動しているかを歯科医師が確認しながら進める必要があります。
定期検診では、歯の動きやマウスピースの状態、口腔内の健康状態を確認し、問題があれば早めに対応することが可能です。また、歯科医師から装着方法や歯磨きなどの適切なアドバイスを受けることで、満足のいく治療結果にもつながります。
定期検診を受ける頻度の目安は2〜3ヶ月に1回程度ですが、治療開始直後は1ヶ月に1回の受診が勧められるケースもあります。マウスピース矯正をスムーズに進めるためにも、歯科医師の指示に従って定期検診を受けましょう。
複数の矯正方法を比較して選ぶ
マウスピース矯正は多くのメリットがある治療法ですが、すべてのケースに適しているわけではありません。ライフスタイルや歯並びの状態、骨格によっては、ワイヤー矯正のほうが望ましい場合や、外科手術が必要となる場合もあります。
矯正治療を検討する際は、歯科医師に相談し、それぞれの矯正方法のメリットとデメリット、治療期間や費用などについて詳しく説明してもらいましょう。治療開始後に後悔しないためには、複数の選択肢を比較して検討し、納得したうえで選択することが大切です。
マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正にはデメリットだけでなく、多くのメリットがあります。最後に、マウスピース矯正のメリットについて解説します。
装置が目立ちにくい
マウスピース矯正の最大の魅力は、装置が目立ちにくい点です。治療に使用するマウスピースは透明なプラスチック素材で作られているため、装着していてもほとんど気づかれません。特に、人前に出る機会が多い方にとっては、見た目を気にせず矯正できる点が大きな利点です。
ワイヤー矯正のように金属が光ることもなく、写真撮影やイベントなどでも自然な笑顔を保てます。また、結婚式や面接など特別な場面では、一時的に外すことも可能で、生活の自由度が高い点も魅力です。
口腔内を清潔に保ちやすい
マウスピース矯正では、食事や歯磨きの際に装置を取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいという大きなメリットがあります。ワイヤー矯正では装置の間に食べかすが詰まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まる傾向がありますが、マウスピース矯正なら通常通りに歯磨きができます。
また、マウスピース自体も洗浄可能なため、清潔な状態に保つことができます。口臭の原因を減らし、常に清潔な状態で治療を続けられる点は、衛生面を重視する方にとって大きな利点といえるでしょう。
痛みが少ない
ワイヤー矯正では、調整のたびに強い力が加わるため、痛みを感じやすい傾向があります。
これに対し、マウスピース矯正では、装置を装着・交換しながら段階的に少しずつ歯を動かす仕組みのため、痛みが穏やかです。また、金属を使用していないため、口の中を傷つけたり口内炎ができたりする心配もほとんどありません。
金属アレルギーの心配がない
マウスピース矯正で使用する装置は医療用のプラスチックでできています。金属を一切使用していないため、金属アレルギーを持つ方でも安心して治療が受けられます。
ワイヤー矯正の場合、金属の接触によって炎症やかゆみなどの症状が出ることがありますが、マウスピース矯正ではそうした心配が不要です。
まとめ

マウスピース矯正には、日常生活での管理の難しさや適応症例が限られるといったデメリットがあります。また、装置の装着時間を守らないと十分な矯正効果が得られない可能性があるほか、紛失や破損にも注意しなければなりません。
紛失や破損、装着時間の不足などによって治療期間が延びたり、マウスピースの作り直しが必要になったりすると、追加費用がかかることがあります。
マウスピース矯正のメリット・デメリットを正しく理解し、ご自身に合った治療法を選ぶことで、より満足度の高い結果を得ることができるでしょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年09月30日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
失った歯の機能を復元する方法はいくつかあります。ここではインプラント治療の手法をご紹介いたします。
失った歯を復元する方法
差し歯
差し歯は、残っている歯や根に人工歯を差し込む治療法です。歯や根そのものがない場合はできません。
ブリッジ
隣接する歯を削って土台とし、人工歯を橋のように渡して支えます。外科手術がないので体に負担が少ない反面、健康な歯に負担がかかります。歯や根そのものがない場合はできません。
入れ歯
保険診療が可能です。ただどうしても違和感や痛みが伴いがちです。
インプラント
顎の骨にチタン製のねじ状の歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を被せます。チタンは骨と結合する性質を持っており、比較的体に負担をかけません。自費診療となるため費用が高額になります。
インプラントの特徴
病「移植する、埋め込む」ことを意味する「インプラント」は、体内に埋め込まれる器具を指す言葉です。歯科医療で言うインプラントとは、失った歯の代わりに人工歯根を埋め込む治療のことを表します。顎の骨にチタン製のねじ状の歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を被せます。チタンは骨と結合する性質を持っており、比較的体に負担をかけません。
埋め込まれた人工歯根は顎の骨にしっかり固定されるので、自分の歯のように違和感を感じません。治療の成功率は、上顎90%以上、下顎95%以上が20年残存するというデータがあります。40年以上使用している患者さまもいらっしゃいます。
インプラントのできない方
インプラントは外科治療として患者さまのおからだの負担が大きく、日常的なケアの習慣も必要です。インプラント治療が適さないのは以下のような方です。
- 顎の骨の成長が十分に終わっていない若年の方
- 歯磨きやプラークコントロールなどの日常のお口のケアが苦手な方
- チタンへのアレルギーを持っている方
- アルコール依存症の方
- 服用されているお薬によってはインプラント治療はできません
- 全身疾患がコントロールされていない方
- 歯科医師との意思疎通がとれない方
インプラント治療が適さない場合は、代わりとなる最善の治療をご提案いたします。
インプラントの治療メニュー
インプラントを埋め込む手術は、お口の状態に応じていくつかの選択肢があります。
二回法
- インプラントを顎の骨に埋め込む手術
- インプラントが骨と結合する期間を設ける
- 歯ぐきを開いてインプラントの頭を出し、人工歯と結合する連結部分を装着する
2段階を経てインプラント体と人工歯を結合する方法です。ほとんどの方に適応できます。
一回法
インプラント体を埋め込んだ時に大きめのキャップを取り付けた状態で骨と結合する期間を持ちます。その後、人工歯と結合します。
フラップレス
口腔内のガイドに従って歯肉を切ることなくインプラントを埋め込む手法です。ガイドは3DのCT映像やコンピュータのシュミレーションプログラムによって作成されます。太い舌動脈に隣接する下あごの手術となりますので、十分な検討と高度な技術が必要です。当院はフラップレスにも対応しています。
即時荷重法
インプラント埋入した直後に、二回法のように骨が結合する期間を設けず、仮の人工歯を付ける治療法です。ンプラント埋め込み後、すぐに食事などができるようになります。審美的にも手術をしてすぐに美しい歯を復元できます。ただ骨の結合を妨げないように、患者様ご自身での注意が必要になってきますので、適応する症例かどうかは慎重に検討が必要です。
交通事故による前歯の欠損を復元した患者さまの症例です。
インプラント治療で可能となる歯の復元
1本だけ歯を復元したい場合だけでなく、お口の状態に応じて適切な手法をご提案できます。
All-On-4(オールオンフォー)
最少4本のインプラントで複数の歯を支える治療法です。多くの歯をなくした方、総入れ歯の方の歯の機能を復元できます。最少4本のインプラントで、最大12本の人工歯を支えることが可能です。
インプラントブリッジ
複数の歯が失われた場合、それより少ない本数のインプラントを支えとしてブリッジをかけ人工歯を装着する方法です。通常のブリッジ治療をしたがぐらつく、入れ歯にしたくない、失われた歯の本数が多く通常のブリッジ治療が困難、という場合におすすめします。
オーバーデンチャー
インプラントを入れ歯のはめ込み部として利用する治療法です。下顎でしたら最少2本のインプラントを用いて、義歯を固定することができます。義歯の取り外しや装着は、従来の義歯のように患者さまご自身で行うことができます。
テンポラリーインプラント(暫間インプラント)
テンポラリーインプラントとは、インプラントが骨と結合するまでの数か月間、仮歯を支える補助的なインプラントです。テンポラリーインプラントを併用することで、骨とインプラントが結合される期間もものを噛んで食事ができますし、審美的にも有効です。
インプラントを埋め込む土台の骨を補強する
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を行うもので、顎の骨に十分な幅が必要です。インプラント治療を行うにあたり、顎の骨を補強する治療をご提案することもできます。
骨の移植(GBR)
インプラントを埋め込む土台の顎の骨を人工的に補強する手術です。下顎の中央部や親知らずの奥の部分の骨、または人口骨を必要な所に移植します。採取した個所は自然に復元します。下顎で3か月、上顎で6か月程度で骨が結合されますので、インプラント手術に進むことができます。
ソケットブリザベーション
抜歯から時間が経過し、歯があった部分の骨がやせてしまったようなときに選択できる治療法です。ソケットブリザベーションは、抜歯してできた穴に人工骨や自分の骨をいれ、定着させる方法です。抜歯した穴に骨が定着すれば、インプラント治療を進めることができます。リスクとして、補填材と骨が結合しない場合もあり得ます。外科処置時の痛みや歯肉膨張が起こる場合もあります。
ソケットリフト
上顎の奥歯近くにインプラントを埋め込みたいとき、骨が薄い場合に、口腔内から骨や骨補填材を移植して厚みを確保します。骨の量が5mm以上ある場合にソケットリフトを選択しできます。
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
サイナス(上顎洞)とは鼻の周り、目の下にある空洞です。サイナス(上顎洞)までインプラントがつきぬけてしまうほど、骨が薄い場合は、サイナス(上顎洞)の一部分に骨をつくるする手術をします。頬側の歯肉をはがして骨を一部とりのぞき、空洞の外側の膜を持ち上げて隙間を作ります。その隙間に骨や骨補填材を移植します。骨がつくられるまでに6ヶ月程度の時間を要します。
メインテナンスについて
インプラントを長持ちさせるための大敵はインプラント歯周炎です。埋め込んだインプラントの周囲は天然歯と異なり歯ぐきとの間に細菌が侵入しやすいのです。磨き残しによって歯垢が溜まると歯周病菌が増殖し、インプラントを支える骨を溶かしてしまい、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。インプラントを長持ちさせるためにご自身のセルフケアと、歯科医院でのメインテナンスが必要です。3ヶ月に一度ご来院ください。
VIP MAINTENANCE ROOMでくつろいでおからだのメインテナンスの時間をお過ごしください。
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