木更津きらら歯科ブログ
25年09月30日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
失った歯の機能を復元する方法はいくつかあります。ここではインプラント治療の手法をご紹介いたします。
失った歯を復元する方法
差し歯
差し歯は、残っている歯や根に人工歯を差し込む治療法です。歯や根そのものがない場合はできません。
ブリッジ
隣接する歯を削って土台とし、人工歯を橋のように渡して支えます。外科手術がないので体に負担が少ない反面、健康な歯に負担がかかります。歯や根そのものがない場合はできません。
入れ歯
保険診療が可能です。ただどうしても違和感や痛みが伴いがちです。
インプラント
顎の骨にチタン製のねじ状の歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を被せます。チタンは骨と結合する性質を持っており、比較的体に負担をかけません。自費診療となるため費用が高額になります。
インプラントの特徴
病「移植する、埋め込む」ことを意味する「インプラント」は、体内に埋め込まれる器具を指す言葉です。歯科医療で言うインプラントとは、失った歯の代わりに人工歯根を埋め込む治療のことを表します。顎の骨にチタン製のねじ状の歯根を埋め込み、そのうえに人工歯を被せます。チタンは骨と結合する性質を持っており、比較的体に負担をかけません。
埋め込まれた人工歯根は顎の骨にしっかり固定されるので、自分の歯のように違和感を感じません。治療の成功率は、上顎90%以上、下顎95%以上が20年残存するというデータがあります。40年以上使用している患者さまもいらっしゃいます。
インプラントのできない方
インプラントは外科治療として患者さまのおからだの負担が大きく、日常的なケアの習慣も必要です。インプラント治療が適さないのは以下のような方です。
- 顎の骨の成長が十分に終わっていない若年の方
- 歯磨きやプラークコントロールなどの日常のお口のケアが苦手な方
- チタンへのアレルギーを持っている方
- アルコール依存症の方
- 服用されているお薬によってはインプラント治療はできません
- 全身疾患がコントロールされていない方
- 歯科医師との意思疎通がとれない方
インプラント治療が適さない場合は、代わりとなる最善の治療をご提案いたします。
インプラントの治療メニュー
インプラントを埋め込む手術は、お口の状態に応じていくつかの選択肢があります。
二回法
- インプラントを顎の骨に埋め込む手術
- インプラントが骨と結合する期間を設ける
- 歯ぐきを開いてインプラントの頭を出し、人工歯と結合する連結部分を装着する
2段階を経てインプラント体と人工歯を結合する方法です。ほとんどの方に適応できます。
一回法
インプラント体を埋め込んだ時に大きめのキャップを取り付けた状態で骨と結合する期間を持ちます。その後、人工歯と結合します。
フラップレス
口腔内のガイドに従って歯肉を切ることなくインプラントを埋め込む手法です。ガイドは3DのCT映像やコンピュータのシュミレーションプログラムによって作成されます。太い舌動脈に隣接する下あごの手術となりますので、十分な検討と高度な技術が必要です。当院はフラップレスにも対応しています。
即時荷重法
インプラント埋入した直後に、二回法のように骨が結合する期間を設けず、仮の人工歯を付ける治療法です。ンプラント埋め込み後、すぐに食事などができるようになります。審美的にも手術をしてすぐに美しい歯を復元できます。ただ骨の結合を妨げないように、患者様ご自身での注意が必要になってきますので、適応する症例かどうかは慎重に検討が必要です。
交通事故による前歯の欠損を復元した患者さまの症例です。
インプラント治療で可能となる歯の復元
1本だけ歯を復元したい場合だけでなく、お口の状態に応じて適切な手法をご提案できます。
All-On-4(オールオンフォー)
最少4本のインプラントで複数の歯を支える治療法です。多くの歯をなくした方、総入れ歯の方の歯の機能を復元できます。最少4本のインプラントで、最大12本の人工歯を支えることが可能です。
インプラントブリッジ
複数の歯が失われた場合、それより少ない本数のインプラントを支えとしてブリッジをかけ人工歯を装着する方法です。通常のブリッジ治療をしたがぐらつく、入れ歯にしたくない、失われた歯の本数が多く通常のブリッジ治療が困難、という場合におすすめします。
オーバーデンチャー
インプラントを入れ歯のはめ込み部として利用する治療法です。下顎でしたら最少2本のインプラントを用いて、義歯を固定することができます。義歯の取り外しや装着は、従来の義歯のように患者さまご自身で行うことができます。
テンポラリーインプラント(暫間インプラント)
テンポラリーインプラントとは、インプラントが骨と結合するまでの数か月間、仮歯を支える補助的なインプラントです。テンポラリーインプラントを併用することで、骨とインプラントが結合される期間もものを噛んで食事ができますし、審美的にも有効です。
インプラントを埋め込む土台の骨を補強する
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を行うもので、顎の骨に十分な幅が必要です。インプラント治療を行うにあたり、顎の骨を補強する治療をご提案することもできます。
骨の移植(GBR)
インプラントを埋め込む土台の顎の骨を人工的に補強する手術です。下顎の中央部や親知らずの奥の部分の骨、または人口骨を必要な所に移植します。採取した個所は自然に復元します。下顎で3か月、上顎で6か月程度で骨が結合されますので、インプラント手術に進むことができます。
ソケットブリザベーション
抜歯から時間が経過し、歯があった部分の骨がやせてしまったようなときに選択できる治療法です。ソケットブリザベーションは、抜歯してできた穴に人工骨や自分の骨をいれ、定着させる方法です。抜歯した穴に骨が定着すれば、インプラント治療を進めることができます。リスクとして、補填材と骨が結合しない場合もあり得ます。外科処置時の痛みや歯肉膨張が起こる場合もあります。
ソケットリフト
上顎の奥歯近くにインプラントを埋め込みたいとき、骨が薄い場合に、口腔内から骨や骨補填材を移植して厚みを確保します。骨の量が5mm以上ある場合にソケットリフトを選択しできます。
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
サイナス(上顎洞)とは鼻の周り、目の下にある空洞です。サイナス(上顎洞)までインプラントがつきぬけてしまうほど、骨が薄い場合は、サイナス(上顎洞)の一部分に骨をつくるする手術をします。頬側の歯肉をはがして骨を一部とりのぞき、空洞の外側の膜を持ち上げて隙間を作ります。その隙間に骨や骨補填材を移植します。骨がつくられるまでに6ヶ月程度の時間を要します。
メインテナンスについて
インプラントを長持ちさせるための大敵はインプラント歯周炎です。埋め込んだインプラントの周囲は天然歯と異なり歯ぐきとの間に細菌が侵入しやすいのです。磨き残しによって歯垢が溜まると歯周病菌が増殖し、インプラントを支える骨を溶かしてしまい、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。インプラントを長持ちさせるためにご自身のセルフケアと、歯科医院でのメインテナンスが必要です。3ヶ月に一度ご来院ください。
VIP MAINTENANCE ROOMでくつろいでおからだのメインテナンスの時間をお過ごしください。
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25年09月29日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
木更津きらら歯科では歯科用CTを導入しています。お口の状態を3D画像で再現する歯科用CTが難しい治療にも貢献します。
歯科用CTとパノラマレントゲンの違い
歯科用CTはお口の中を輪切りにして撮影し、立体的に構成して三次元の画像として再現するものです。肉眼では確認できないような部位、例えば親知らずの根の先がどのように向いているのか、歯の根の部分がどのような状態になっているのか、顎の神経の位置や、骨の厚み、骨質まで可視化されるのです。過去には、難しい歯の根の先の異常を被せ物を外して症状を確認しながら治療を進めることがありました。歯科用CTで再現された立体画像なら、様々な位置から歯の根の状態、破折部等を確認することができるようになるので、医師の経験だけに頼るのではなく客観的に治療計画をたてることができます。
パノラマレントゲンは二次元でお口の中を再現するものです。通常のむし歯治療の際に、「今こうなってますよ」と診察席で患者さまにも見ていただいていますね。CT画像も、医師と患者さまとでお口の状態と治療計画を共有するためにも役立ちます。

写真引用:株式会社ヨシダ
CT(Computed Tomography-コンピュータ断層撮影)の仕組み
病院でCT検査を受けたことはおありですか? いろいろな方向からX線をあて、水分、骨、脂肪、空気など体内にある成のX線の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にします。連続した断面の画像を構成して、からだのなかが立体的に再現できるという検査方法です。歯科用CTは、医科用CTより高解像度で、歯や骨の状態をさらに詳細に見ることができます。首から上を撮影することに特化しており、検査着に着替える必要もなく、X線の被爆も非常に少ないものとなっています。
歯科用CTは保険が適用されますか?
レントゲン検査だけでは診断が難しく、3次元的に確認する必要がある場合の撮影は保険が適用されます。埋没した親知らずと下あごとの関係や、顎関節症や顎の骨の欠損などで顎の形態を知る必要がある場合、腫瘍など病巣の広がりを知る必要がある場合などです。歯の根の進行した歯周炎なども観る必要があります。インプラントに関わる撮影は自費診療となります。
歯科用CTはこんな場面で活躍します
根管治療
根管治療は、神経まで進行したむし歯の治療です。簡単に言えば歯の根っこの神経の通っている管を掃除して神経を取り除き空になった管に薬をつめて被せものをし、歯の機能を維持するというものなのですが、この管、根管は複雑に枝分かれしたり途中で曲がったり、迷路のように入り組んでおり、患部を平面的にとらえる2次元のレントゲン撮影では、どうなっているのか正確に把握することは困難です。
しかし、3次元でとらえることができるCTであれば、根管の立体的な形態や走行が確認できるばかりでなく、根っこにできた病変の大きさやその原因も正確に把握できるようになります。さらに、CT画像はレントゲンでは見えない歯の小さなヒビや割れも映し出すことができます。
歯周病治療
歯周病は歯ぐきや歯肉という“歯を支える組織(歯周組織)”が破壊される病気です。炎症が拡大すると、歯周ポケットが深くなって、歯槽骨まで達します。歯周病の進行度をチェックする方法には、主に以下の方法があります。
- 歯周ポケット検査(プロ―ビング検査)
- レントゲン撮影
- 歯科用CT撮影
プロービング検査では歯周ポケットの深さを調べます。レントゲンでは平面の二次元で患部をとらえることができます。歯科用CTは立体の三次元画像で患部を再現できるため、小さな不調や小さな穴まで確認できることに加えて、骨や神経の位置が立体的に正確に把握できます。骨の状態から治療方法を検討することができます。
親知らずの抜歯
親知らずが横向きに生えていたり歯ぐきの中に隠れている場合、歯磨きが行き届かず汚れがたまり、腫れて痛くなったり虫歯や歯周病の原因となったりします。隣の歯にも悪い影響があり口臭の原因ともなるため早めに抜歯した方がよいことが多いのです。親知らずが深い位置や神経に近い場合は、神経を傷つけることを避けなければなりません。歯科用CTなら、親知らずと血管、神経の位置を精密に正確に把握できるので、よぶんに切開したり骨を削ることなく、術後の痛みや腫れを最小限に抑えることができます。
顎関節症
顎の関節の周辺で筋肉が固くなったり捻挫のような状態になっていたり、関節の円盤がずれてしまって口の動きに支障がでたりする病気です。まず症状がどのように始まり、どのように変化したかをお聞きし、顎関節や筋肉、口の中を診査し、必要に応じてレントゲン撮影や歯科用CTによって、骨の異常の有無を調べます。歯科用CTによる画像診断は、骨の異常,関節内の異常構造などを3次元的に見ることができます。
インプラント治療
歯科用CTによる精密な画像診断は、インプラント治療で必要不可欠です。インプラントを安全に埋入するには、顎の骨の厚みや密度といった骨の状態や、神経や血管の位置を把握することが必要ですインプラント治療の際には、次のような情報が必要となります。
- 骨の幅
- 骨の高さ
- 骨の形態・密度
- 血管や神経の位置
- 上顎洞の位置
顎の骨にチタン製の人工歯根を埋入するという手術で、神経や血管を傷つける事故があってはなりません。しかし、レントゲンだけでこれらを全て把握することは困難です。CT撮影は治療の安全性・確実性を高めることはもちろん、患者様の治療の負担を軽減することにもつながります。
顎関節症
顎の関節の周辺で筋肉が固くなったり捻挫のような状態になっていたり、関節の円盤がずれてしまって口の動きに支障がでたりする病気です。まず症状がどのように始まり、どのように変化したかをお聞きし、顎関節や筋肉、口の中を診査し、必要に応じてレントゲン撮影や歯科用CTによって、骨の異常の有無を調べます。歯科用CTによる画像診断は、骨の異常,関節内の異常構造などを3次元的に見ることができます。
顎骨骨折
顎骨骨折や顎裂など、顎の骨の形態を把握が必要とされる場面では、治療のうえで、骨折の位置や断片の状況、顎裂部の骨が欠損している範囲をCTで詳細に確認することがたいへん重要になってきます。外科的症例ではCT撮影が保険適用となります。
顎骨嚢胞(がっこつのうほう)
顎骨嚢胞とは顎の骨の中に液体が溜まった袋状のものができる病気です。放置すると嚢胞が大きくなり、骨に影響をおよぼしたり、歯の移動、知覚麻痺などを引き起こすため、口腔外科で摘出手術が必要です。がんに分類される悪性のものもあります。診断はCT画像とレントゲン、病理検査の結果に基づいて行われます。歯科用CTを用いた検査では、嚢胞の正確な位置や大きさ、そして周囲の歯、神経との関係を詳細に知ることができます。
歯根嚢胞(しこんのうほう)
むし歯や怪我で、歯の神経が感染し、根っこにまでおよぶと根尖性歯周炎となります。この状態が慢性化してしまうと歯根に袋状の病変が発生します。これが歯根嚢胞です。初期の段階では無症状ですが、感染を起こすとズキズキとした痛みが出ます。根管治療で治癒することもありますが、効果がなかったり嚢胞が大きい場合は摘出しなければなりません。抜歯と同時に嚢胞を摘出する場合と、歯を残し感染した根っこの部分のみを切除(歯根端切除術)すると同時に嚢胞を摘出する場合があります。
歯科用CTは、レントゲンでは確認できない3次元的な病変の広がり、位置関係、骨の状態、神経の位置などを精密に把握できるため、歯根端切除術など外科処置の際に、安全かつ正確な治療を可能にします。
いつものイオンモールで高度な診断と治療を提供しています
木更津きらら歯科では歯科用CTを導入しています。高度で難しい症例の診断や治療が、いつものイオンモール木更津2Fで提供できます。お口の健康についてお困りのことがありましたらお問い合わせください。
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25年09月25日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

親知らずは、10代後半から20代にかけて生えてくる奥歯で、現代人の顎の大きさとのバランスから正常に生えにくい歯といわれています。
そのため、歯ぐきに埋まったままになったり、斜めに生えてきたりすることが多く、歯磨きがしにくい環境を作り出します。結果として、親知らずは虫歯や歯周病になりやすい厄介な歯とされているのです。
親知らずの虫歯は、気づかないうちに進行しやすく、痛みや腫れを伴うこともあります。さらに、隣の歯に虫歯を広げてしまうリスクもあるため、早めの対応が欠かせません。
今回は、親知らずが虫歯になりやすい理由や、進行の過程、治療方法、費用について詳しく解説します。親知らずの虫歯にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
親知らずが虫歯になりやすい理由

ここでは、親知らずが虫歯になりやすい理由について解説します。
親知らずの位置と形状
親知らずは口の一番奥に生えるため、歯ブラシが届きにくいのが特徴です。特に斜めに生えていたり、半分だけ歯ぐきから顔を出していたりする場合は、ブラッシングが不十分になりやすく、歯垢が蓄積しやすい環境になります。
そのため、ほかの歯に比べて虫歯リスクが高まります。
隣の歯との隙間ができやすい
親知らずとその手前の第二大臼歯の間には、汚れが溜まりやすい隙間ができることがあります。食べ物のカスやプラークが溜まりやすく、虫歯菌が繁殖する原因になります。親知らずだけでなく、隣の健康な歯まで虫歯になることも多いため注意が必要です。
部分的に歯ぐきがかぶさっている
親知らずが中途半端に生えている場合、歯の一部が歯ぐきに覆われたままになることがあります。その隙間には細菌や食べかすがたまりやすく、歯ブラシで清掃するのが困難です。細菌の温床となりやすく、虫歯だけでなく炎症や腫れも引き起こしやすい環境です。
虫歯リスクを高める生活習慣がある
生活習慣によって親知らずが虫歯になることもあります。
例えば、歯磨きの回数や磨き方、就寝前の飲食、砂糖を多く含む間食の頻度などが挙げられます。また、歯磨きの際にデンタルフロスや歯間ブラシを使わずに歯垢が残りやすい状態を放置すると、虫歯菌が増殖しやすくなります。
親知らずの虫歯の症状と進行

ここでは、親知らずが虫歯になったときに現れる症状や進行について解説します。
初期症状
親知らずの虫歯は初期の段階では痛みがほとんどなく、自覚しにくいのが特徴です。この時点で治療を開始すれば、削る量も少なくて済みます。
中期の段階
虫歯が進行すると、冷たいものや甘いものを口にした際にしみる症状が出るようになります。親知らずは位置的に歯ブラシが届きにくいため、この段階でも気づくのが遅れるケースが多く見られます。さらに進行すると、痛みが強くなり、食事に支障をきたすこともあります。
進行した段階
親知らずの虫歯が進行すると、ズキズキとした強い痛みや、歯ぐきの腫れが現れることが多くなります。親知らず周囲の歯ぐきが大きく腫れると、口を開けにくくなることもあります。
痛みが数日以上続いたり、腫れが広がったりする場合は、膿がたまっている可能性もあるため、早急な歯科受診が必要です。また、発熱やリンパの腫れを伴う場合は、感染が広がっているサインなので速やかに歯科医院を受診しましょう。
親知らずの虫歯を治療する方法

親知らずの虫歯治療は、虫歯の進行度によって異なります。初期であれば虫歯部分を削って詰め物をすることもありますが、進行している場合や清掃が困難な位置にある場合は抜歯と診断されることが多いです。
特に横向きに生えている場合や、部分的にしか生えていない場合は、虫歯治療をしても再発の可能性が高いため、抜歯が推奨されます。抜歯は腫れや痛みを伴うこともありますが、その後の再発リスクを防ぎ、口腔内の環境を改善できる大きなメリットがあります。
親知らずの虫歯治療にかかる費用

親知らずが虫歯になった場合には抜歯が選択されることが多いです。真っすぐに生えている場合の単純抜歯なら保険診療で3,000円〜5,000円程度です。
しかし、歯ぐきに埋まっていたり、横向きに生えていたりする場合は、5,000円〜1万円程度かかることもあります。なお、自由診療を行う歯科医院では、さらに高額になるケースもあります。
親知らずの虫歯治療に必要な期間と通院頻度

親知らずの虫歯治療にかかる期間は、虫歯の進行度や親知らずの生え方によって異なります。一般的に軽度の虫歯であれば1〜2回の通院、治療期間は1〜2週間程度が目安です。
親知らずが虫歯になった場合、位置や生え方によって治療が難しいことがあり、通常の歯よりも治療回数が増える可能性があります。
親知らずの虫歯治療後は、治療部位の炎症や痛みが落ち着くまで通常1〜2週間ほど経過観察が必要です。治療後に腫れや出血、強い痛みが続く場合には早めに歯科医院を受診し、経過観察中は患部を清潔に保ち、指示された通りの口腔ケアを徹底することが重要です。
親知らずの虫歯を治療するメリット

ここでは、親知らずの虫歯を治療するメリットについて解説します。
抜歯によって口腔環境を改善できる
虫歯になった親知らずを抜くことで、口腔環境が改善されるケースがあります。
奥にある親知らずは清掃が難しく、歯垢や食べかすがたまりやすいため、抜歯することで隣の歯を守る効果が期待できます。結果として、虫歯や歯周病の予防につながるのはメリットといえるでしょう。
他の歯への悪影響を防げる
親知らずが虫歯になると、隣接する歯にも虫歯菌が感染しやすくなります。特に親知らずが斜めや横向きに生えている場合、歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすいため、周囲の歯にも悪影響を及ぼすリスクが高まります。
虫歯が進行すると、隣の歯の根元まで感染が及ぶことがあり、最悪の場合は健康な歯も抜歯が必要になることがあります。
しかし、虫歯になっている親知らずを抜くことで、これらのリスクを低減できるのです。
痛みや腫れの解消
親知らずが虫歯になると、強い痛みや腫れが生じやすく、これを放置すると炎症が広がる危険性があります。
虫歯になった親知らずを抜歯することで、これらの症状が解消されるケースが多いです。特に、痛みや腫れが繰り返し起こる場合や、抗生物質で一時的に症状が治まっても再発する場合は、抜歯が根本的な解決策となります。
抜歯後は、通常2~3日で腫れや痛みが軽減し、1〜2週間程度で日常生活に支障がなくなることが一般的です。
将来的なトラブル予防
親知らずは虫歯だけでなく、歯ぐきの炎症や腫れ、嚢胞(のうほう)などのトラブルを引き起こす原因にもなります。
虫歯をきっかけに抜歯することで、これらのリスクを未然に防ぐことができます。特に斜めや横向きに生えている親知らずは将来的に問題を起こす可能性が高いため、早めの対応が重要です。
親知らずの虫歯を治療するときの注意点

親知らずは奥に位置しているため、治療や抜歯の際に他の歯よりも痛みや腫れが生じやすい傾向があります。特に、埋まっている親知らずの場合は処置が複雑になり、術後の腫れや痛みが数日続くこともあります。
また、抜歯後には、細菌感染やドライソケットなどの合併症が起こることがあります。ドライソケットとは、抜歯後の治癒過程で本来できるはずの血餅(けっぺい)がうまく形成されなかったり、途中で取れてしまったりすることで発生する合併症の一つです。
抜歯後2〜3日経ってから現れることが多く、痛みが長引くのが特徴です。予防のためには抜歯後に過度なうがいや喫煙を避け、処方された薬を正しく服用することが大切です。
まとめ

親知らずは奥に位置しているため歯磨きが難しく、虫歯や炎症を起こしやすい歯です。初期段階では症状が出にくいものの、進行すると強い痛みや腫れを引き起こし、隣の歯にまで悪影響を及ぼすことがあります。
治療方法は虫歯の進行度によって異なりますが、多くの場合は抜歯が選択されるのが現状です。 治療後は痛みや腫れなどのデメリットがある一方で、抜歯によって口腔環境が改善し、将来的なトラブルを予防できるというメリットもあります。
親知らずの虫歯は、放置すると口腔内だけでなく全身の健康に影響を及ぼす可能性もあるため、早めの診断と治療が大切です。気になる症状がある方は自己判断せず、歯科医院で相談しましょう。
虫歯にお悩みの方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年09月18日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

「根管治療は痛いのでは?」と不安に感じている方や、過去に歯の治療で強い痛みを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。痛みへの恐怖から治療を先延ばしにしてしまうと、歯の状態が悪化して抜歯が必要になるリスクも高まります。
今回は、根管治療とはどのような治療なのか、治療中や治療後には痛みが生じることがあるのか解説します。痛みを和らげるための方法もご紹介しますので、根管治療の痛みが心配な方や治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
根管治療とは

根管治療(こんかんちりょう)とは、虫歯の進行や外傷などによって歯の内部にある神経や血管(歯髄)が炎症を起こしたり感染を起こしたりした際に行う治療です。
歯の内部には根管と呼ばれる非常に細い管があります。根管治療では、そこに入り込んだ細菌や感染した歯髄を丁寧に除去し、内部を洗浄・消毒したうえで、薬剤で密封することで再感染を防ぎます。
この治療を行わずに感染を放置すると、炎症が顎の骨にまで広がり、激しい痛みや腫れを引き起こすだけでなく、最終的には歯を失う可能性もあります。根管治療は、こうした事態を防ぎ、歯を抜かずに残すことを目的とした治療です。
治療中には痛みや不快感を伴うことがありますが、適切な麻酔や技術により、多くのケースで快適に治療を受けることが可能です。歯の機能や見た目を維持したい患者さんにとって、根管治療は非常に重要な選択肢となるでしょう。
根管治療中の痛みとその対策

「根管治療は痛そう」といったイメージを持つ方は少なくないでしょう。
しかし、実際の治療では適切な麻酔が施されるため、多くのケースで痛みは最小限に抑えられています。ここでは、麻酔の効き方や痛みを感じやすい場面、痛みを軽減するための工夫について詳しく解説します。
麻酔の効き方と不快感
根管治療では多くの場合、局所麻酔を使用するため、治療中に強い痛みは感じにくいとされています。
ただし、感染や炎症が強く広がっている場合は、麻酔の効きが弱くなることがあります。また、麻酔の効きやすさには個人差があるため、体質によっては麻酔が効きにくいこともあり、鈍い圧迫感や違和感を覚えることがあります。
ただし、この痛みも強い痛みではなく、我慢できる程度であることが多いでしょう。
痛みを感じやすい場面
以下のような状況では、一時的に痛みを感じることがあります。
- 麻酔が十分に効いていない状態で治療器具が神経付近に触れたとき
- 歯髄がすでに壊死していても、周囲の組織に炎症がある場合
また、治療後に麻酔が切れたあとも、数日間軽い痛みや違和感が残るケースもあります。
痛みを減らすための工夫
痛みを最小限に抑えるためには、治療前に痛みや不安をしっかり歯科医師に伝えることが大切です。歯科医師は麻酔の追加や治療のペース調整など、患者さんの状態に合わせた対応を心がけてくれるでしょう。
また、治療後は歯科医師の指示に従い、安静に過ごすこと、薬を適切に服用することが大切です。
根管治療後の痛みと継続期間

ここでは、根管治療後の痛みが継続する期間の目安や強い痛みが続く際に考えられる原因、再受診のタイミングについて解説します。治療後の不安を軽減し、適切に対応できるように知識を深めましょう。
一般的な痛みの経過と期間の目安
根管治療後は、数日から1週間程度、軽い痛みや違和感が残ることがあります。これは治療による刺激や炎症が一時的に生じるためで、多くの場合、時間の経過とともに徐々に軽減していきます。
強い痛みが続くときに考えられる原因
痛みが強く長引く場合、根管内に細菌が残っていたり、根の先に炎症が広がっていたりする可能性があります。そのほかにも、噛み合わせの不具合や治療部位への過度な刺激も痛みの原因となることがあります。
症状悪化のサインと受診のタイミング
根管治療後の痛みが強くなったり、治療部位が腫れてきたり、発熱や膿が出るなどの症状が現れたりした場合は、炎症や感染が悪化している可能性があります。
治療後の痛みは数日から1週間程度で徐々に軽減しますが、痛みが1週間以上続く場合や日ごとに悪化する場合は早めに歯科医院を受診したほうがよいでしょう。
また、噛むと強い痛みがある、口が開けにくい、顔の腫れが広がるといった症状も再受診の目安となります。
自宅でできる痛みの対処法

ここでは、根管治療後、痛みがあるときに自宅でできる対処法について解説します。
鎮痛剤を服用する
根管治療後に痛みがあるときは、歯科医院で処方された鎮痛剤を服用しましょう。これによって、痛みを和らげることができます。
鎮痛剤を服用するときは用法・用量を守ることが大切です。痛みが強い場合でも、自己判断で薬を増やしたり、複数の鎮痛薬を併用したりすることは避けましょう。持病やアレルギーがある方は、服用前に必ず医師や薬剤師に相談してください。
患部を冷やす
患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。冷却は、保冷剤や冷たいタオルなどを頬の外側から軽く当てる程度にとどめ、長時間の使用は避けましょう。
食事・口腔ケア・睡眠時の工夫
根管治療をした直後は、患部に刺激を与えないような生活の工夫が求められます。
食事の際には、硬いものや極端に熱い・冷たい飲食物は避け、できるだけ治療した側の歯を使わずに食事を摂ることが望ましいでしょう。これにより、患部への負担を軽減し、痛みの悪化を防ぐことができます。
また、口腔ケアを行う際には、治療した部位に過度な刺激を与えないよう注意が必要です。
特に歯磨きの際は、強くこすらず、やわらかい毛の歯ブラシを使って優しく清掃することが望ましいでしょう。刺激が強すぎると、炎症が悪化する恐れがあるため、治療後はいつも以上に丁寧なケアを心がけることが大切です。
さらに就寝時には枕を少し高めにして頭の位置を上げることで、血流による痛みの増加を防ぐことができ、より快適に眠ることができるでしょう。
このような配慮をすることで、治療後の不快感を軽減し、回復をスムーズに進めることが期待できます。
根管治療の流れと回数の目安

ここでは、一般的な治療の流れと通院回数の目安についてご紹介します。
根管治療の進行
初診時には患者さんのお悩みをお伺いし、レントゲン撮影や視診を通じて、歯の状態や感染の広がりを詳しく診断します。この検査結果をもとに治療計画が立てられます。
治療当日は、痛みを感じにくくするために局所麻酔を施したうえで、歯に小さな穴を開けて内部にアクセスします。感染した歯髄などの組織を専用の器具で丁寧に除去し、根管内が無菌状態になるまで洗浄・消毒を何度か繰り返し行います。
根管内の洗浄と消毒が完了したら歯の内部に薬剤を詰めます。その後、土台を立てて被せ物を装着して歯の機能を回復させたら治療終了です。
治療回数と期間の目安
根管治療は通常3〜5回程度の通院で完了することが多いですが、感染が広範囲に及んでいる場合や根管の形状が複雑な場合には、さらに時間がかかることもあります。
治療の間隔は歯科医師の判断により数日〜1週間程度空けることが一般的で、完了までに1か月以上かかるケースもあるでしょう。
治療期間中は仮封材で歯を保護しますが、この仮の詰め物が取れやすいため、硬い食べ物や粘着性のある食品は避けるなど、日常生活での注意が必要です。
まとめ

根管治療は、虫歯の進行や外傷などによって歯の内部にある神経や血管が炎症・感染を起こした際、歯を残すために行う治療です。
治療中は麻酔が使用されるため、強い痛みを感じることは少ないとされていますが、治療後には鈍い痛みや違和感が数日続くこともあります。痛みが気になる場合は、鎮痛剤を服用したり患部を冷やしたりすることで和らげることができます。
根管治療は数回に分けて行われるのが一般的で、治療期間は症状や歯の状態によって異なります。根管治療には、歯の機能や見た目を維持できるという大きなメリットがありますが、再感染のリスクや治療期間の長期化といった注意点もあります。
治療の流れや痛みの程度をあらかじめ理解し、適切なケアを行うことで、より安心して治療に臨むことができるでしょう。
根管治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
こちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年09月11日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

医療現場で患者さんの口腔ケアを担う歯科衛生士は、専門的な知識と技術が求められる重要な職種です。
歯科衛生士になるためには、資格が必要なのか気になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、歯科衛生士になるためには、国家試験を受けて、国家資格を取得する必要があるのです。また、国家試験を受けるためには、専門の機関で知識や技術を習得する必要があります。
この記事では、歯科衛生士の具体的な役割、国家資格を取得するまでの流れなどについて詳しく解説します。歯科衛生士を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
歯科衛生士の仕事内容

歯科衛生士は、歯科医師の指示のもとで患者さんの口腔ケアや歯科医師の診療の補助、歯科保健指導などを行う医療専門職です。ここでは、歯科衛生士の仕事内容について詳しく解説します。
歯科予防処置
歯を失う原因には虫歯や歯周病があります。歯科衛生士は、虫歯や歯周病を予防し、患者さんのお口の健康を守るための予防処置を担当します。具体的には、歯のクリーニングや歯石除去、フッ素塗布などを行います。
これらは、専門的な知識や技術を要する処置のため、歯科医師や歯科衛生士のみが行うことができます。
歯科診療補助
歯科医師がスムーズに診療を進められるようサポートするのも、歯科衛生士の重要な仕事です。歯科衛生士は、歯科医師の指示のもと、器具の準備や受け渡しなどを行います。
歯科保健指導
患者さんのお口の健康を守るために、正しい歯磨きの仕方の指導や食生活の指導を行うのも歯科衛生士の仕事のひとつです。
虫歯や歯周病などのお口のトラブルを予防するためには、お口の中を清潔な状態に保つ必要があります。歯科衛生士は、患者さん一人ひとりのお口の状態に合った正しい歯磨きの仕方を指導します。
また、歯科医院だけでなく、保健センターや学校などに出向いて、お口の健康を守るための指導を行うこともあります。
歯科衛生士の国家資格の取得方法

歯科衛生士の業務は、患者さんの口腔の健康に直接関わるため、専門的な知識と技術が求められます。国家資格を取得することは、一定水準の知識と技能を持っていることが証明されたことになるのです。
歯科衛生士の資格取得には決められた教育課程と実習を修了することが義務付けられています。
ここでは、歯科衛生士の資格を取得するための流れについて、具体的に解説します。
受験資格と必要な学歴
歯科衛生士になるためには、高校を卒業後、歯科衛生士養成機関にて、3年以上学ぶ必要があります。ここで、歯科衛生士に求められる知識や技術を習得し、卒業することで、国家試験の受験資格を得ることができるのです。
養成学校の種類と選び方
歯科衛生士の養成学校には、専門学校・短期大学・大学の3つの選択肢があります。
専門学校や短期大学は3年制が多く、大学は4年制です。カリキュラムや実習内容、国家試験合格率、先輩方の卒業後の進路などを確認し、自分に合った学校を選びましょう。
また、通学の利便性、学費、キャンパスの雰囲気も検討するうえでの材料になります。
取得までの流れとスケジュール
まず、希望する歯科衛生士の養成学校に入学し、3年以上の専門課程を修了します。
在学中は基礎医学や歯科処置、臨床実習など幅広い知識と技術を習得します。歯科衛生士の養成学校で学び、卒業すると国家試験の受験資格が得られ、国家試験に合格すると歯科衛生士として働くことができます。
入学から資格取得まで最短で3年、大学の場合は4年が一般的です。
歯科衛生士の国家試験の内容と対策

歯科衛生士の国家試験の内容や試験対策について詳しく解説します。
試験科目と出題範囲
歯科衛生士の国家試験では、基礎医学から専門的業務まで、幅広い分野が問われます。主な内容は、以下のとおりです。
- 人体の構造と機能
- 歯・口腔の構造と機能
- 歯科衛生士概論
- 歯科予防処置論
- 歯科保健指導論
- 歯科診療補助論
出題範囲は厚生労働省が定めており、医療現場の実情に即した内容から出題されます。
合格率と難易度の実際
歯科衛生士の国家試験の合格率は90%台と高い割合で推移しています。これは受験者の多くが養成学校で十分に準備をしているためです。試験は基礎から応用まで幅広く、特に臨床現場で必要な知識や判断力が問われるため、単なる暗記だけでは合格はできません。
効果的な勉強方法と試験対策
国家試験に合格するためには、講義をしっかり聞き、過去問を繰り返し解くことが大切です。苦手分野を早めに把握し、重点的に復習することも非常に重要といえます。
また、模擬試験やグループ学習を活用することで、実践的な知識の定着と理解度の確認ができます。最新の出題傾向を把握し、計画的に学習を進めることも合格への近道となります。
歯科衛生士の国家資格取得後のキャリア

歯科衛生士の資格を取得したあと、どのようなキャリアパスがあるのか解説します。
主な就職先と働き方の種類
歯科衛生士の主な就職先は、ほとんどが一般歯科医院ですが、大学病院など総合病院の歯科部門、保健所、介護施設、歯科関連企業で働く歯科衛生士もいます。
勤務形態も常勤・非常勤・パートタイムなど柔軟に選択でき、ライフステージに合わせた働き方も可能です。
給与・待遇の目安
給与は地域や勤務先によりますが、常勤の場合の平均年収は約400万円前後です。福利厚生や賞与の有無、勤務時間なども職場によって異なりますので、就職先選びの際は労働条件をよく確認しましょう。
キャリアアップや専門分野への道
歯科衛生士は、経験を積むことで学会認定の歯科衛生士などの資格取得を目指すことができます。また、口腔ケアやインプラント、歯周病などの特定の分野に特化したスキルを磨くことで、より専門的な役割を担うことも可能です。
さらに、指導者や教育者として養成学校で後進の育成に携わる道もあります。
歯科衛生士の国家資格取得を目指す方へのアドバイス

歯科衛生士の資格取得を目指す方に向けて、学びやキャリア形成に役立つ具体的な方法を解説します。
モチベーション維持のコツ
資格取得までの道のりは長く、日々の学習や実習で壁にぶつかることも少なくありません。
日々の小さな成長、達成できたことを記録して自分の努力を可視化し、前向きな気持ちを保つことが大切です。また、同じ目標を持つ仲間・友人らと情報交換したり、先輩歯科衛生士に相談したりして、モチベーションを維持しましょう。
学校・職場選びで気をつけたいこと
歯科衛生士の養成学校を選ぶ際は、施設の雰囲気、カリキュラムの内容、実習環境、国家試験合格実績などを確認しましょう。オープンキャンパスなどの見学会や説明会に参加し、実際の雰囲気やサポート体制を自分の目でたしかめることも大切です。
また、職場選びでは、給与や福利厚生、教育体制、働きやすさ、将来的なキャリアアップの機会などについて確認したうえで、検討しましょう。
将来設計とライフプランの考え方
歯科衛生士の資格があれば、結婚や出産などのために一度仕事から離れても、復職しやすいです。子育てが落ち着いてから、再び歯科衛生士として復職される方もいらっしゃいます。
資格取得後のキャリアパスの多様性については情報収集し、将来の自分の姿をイメージしながら計画を立てましょう。
まとめ

歯科衛生士になるためには、国家試験を受けて合格する必要があります。国家試験を受ける資格を取得するためには、指定の養成学校で3年以上学び、必要な知識や技術を身につけ、卒業する必要があります。
歯科衛生士の資格を取得したあとは、歯科医院や病院、福祉施設など多様な職場で活躍できる可能性があり、将来的にも需要が見込まれています。
これから資格取得を目指す方は、しっかりと学習計画を立てて臨みましょう。
当院では一緒に働く歯科衛生士を募集しています。
歯科衛生士の仕事にご興味がある方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年09月04日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

矯正治療中にワイヤーが外れて、チクチクと口の中に当たって痛い思いをしたことはありませんか。「どうしよう」「治療は大丈夫?」と、急なトラブルに慌ててしまいますよね。
ワイヤーが外れたまま放置すると、歯が計画通りに動かず治療期間が延びてしまったり、外れたワイヤーの先で口の中を傷つけたりするリスクがあります。パニックにならず、正しく対処することが大切です。
この記事では、矯正ワイヤーが外れたときに自宅でできる応急処置と、絶対にやってはいけない注意点を詳しく解説します。歯科医院での対応や、今後の予防策もご紹介しますので、万が一のときのためにぜひ参考にしてください。
矯正ワイヤーが外れたとはどういう状態か

矯正治療中にワイヤーが外れるとはどのような状態かについて、仕組みや原因、症状を詳しく解説します。
矯正ワイヤーの役割と仕組み
矯正ワイヤーは、歯に取り付けたブラケットと呼ばれる装置に通し、歯並びを整えるための力を持続的にかける役割を担っています。
ワイヤーは歯を理想的な位置に移動させるため、治療計画に沿って調整します。ワイヤーが正しく装着されることで、歯が動きます。
ワイヤーが外れる主なパターン
ワイヤーが外れる原因としては、硬い食べ物を噛んだり、歯磨き時に強い力が加わった場合、またはブラケット自体が外れることなどがあります。ほかにも、ワイヤーの一部が曲がったる場合も見られます。
外れた時に見られる症状
ワイヤーが外れると、口の中でワイヤーが動いたり、飛び出して頬や唇、歯ぐきに当たることで痛みを感じることがあります。
また、歯の動きが止まったり、治療計画に影響が出る可能性も考えられます。症状が軽くても、早めに歯科医院を受診することが大切です。
矯正ワイヤーが外れる原因とよくある状況

矯正ワイヤーが外れてしまう原因や、よくある状況について詳しく解説します。
硬い食べ物や粘着性のある食品の影響
矯正治療中は、硬い食べ物やキャラメル、ガムなどの粘着性のある食品を食べることで、ワイヤーやブラケットに過度な力がかかり、外れるリスクが高まります。
また、リンゴやせんべいなどを丸かじりすることは避け、小さく切って食べるなどの工夫も大切です。
噛み合わせや歯並びの特徴
歯並びや噛み合わせの状態によっては、特定の歯に力が集中しやすく、その部分のワイヤーが外れやすくなります。
特に、治療開始した初期や歯の移動が大きい時期は、ワイヤーへ負担が増すため外れやすくなります。
歯磨きやセルフケアの方法
歯磨きの際にブラケットやワイヤーに強い力をかけてしまうと、装置が外れることがあります。やわらかい歯ブラシを使い、優しく丁寧に磨きましょう。
無意識に触ってしまう癖
口の中の違和感から、無意識に舌や指でワイヤーやブラケットを触ってしまうことがあります。これが繰り返すと、装置が緩んだり外れる原因となるため、意識して触らないよう心がけましょう。
装置や接着剤の劣化・不具合
長期間の使用や経年劣化により、ブラケットやワイヤーが弱くなり、外れやすくなる場合があります。定期的に装置の状態を歯科医院で確認してもらい、必要に応じて調整や交換を受けましょう。
外部からの衝撃や事故
スポーツ中の接触や転倒、物がぶつかるなど外部からの衝撃によって、ワイヤーが外れることがあります。スポーツをする際はマウスガードを使用するなど、事故の予防を意識しましょう。
矯正ワイヤーが外れた時に起こりうるリスク

矯正治療中にワイヤーが外れてしまった場合に考えられるリスクについて、具体的に解説します。
治療期間が延びる可能性
ワイヤーが外れた状態が続くと、歯にかかる力が適切に伝わらず、予定通りに歯が動かなくなることがあります。その結果、予定していた治療期間が延びてしまうことになります。
歯や口腔内のケガ・痛み
外れたワイヤーの先端が口腔内の粘膜や歯ぐきに当たることで、傷や痛みが生じます。痛みや違和感が強い場合は、無理に触らず、できるだけ早く受診して調整してもらいましょう。
歯の後戻りや治療計画とのズレ
ワイヤーが外れてしまうと、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」や、治療の計画と異なる歯の動きが起きる可能性があります。
虫歯や歯周病のリスク増加
ワイヤーが外れていると、装置の隙間に食べかすやプラークがたまりやすくなります。
これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、日頃から丁寧な歯磨き・口腔ケアを心がけましょう。
矯正ワイヤーが外れた時の自宅でできる応急処置

矯正治療中にワイヤーが外れてしまった場合、自宅でできる応急処置について具体的に解説します。
ワイヤーが当たって痛い時の対策
ワイヤーの先端が口腔内の粘膜や頬に当たって痛みを感じる場合は、まず無理に触らず、清潔な綿棒やティッシュでワイヤーの先端をそっと押し、できるだけ当たらない位置に動かしてみましょう。
痛みが強い場合は、口腔内を冷やしたり、うがい薬で清潔を保つことも有効です。
矯正用ワックスの使い方
矯正用ワックスは、ワイヤーの先端や飛び出している部分に小さくちぎって貼り付けることで、粘膜への刺激を和らげます。
使用前には手をよく洗い、ワックスを指で柔らかくしてからワイヤーにしっかりと密着させてください。食事や歯磨きの際はワックスを外し、必要に応じて新しいものを使用しましょう。
ワイヤーが完全に外れた場合の対応
ワイヤーが完全に外れてしまった場合は、無理に元に戻そうとせず、外れたワイヤーを清潔なティッシュや袋に包んで保管し、できるだけ早く歯科医院を受診してください。
絶対にやってはいけないこと
ワイヤーを自分で切ったり、ペンチや工具で無理に戻そうとすることは絶対に避けてください。誤った処置により口腔内を傷つけたり、装置が破損し、治療内容に影響を及ぼします。必ず歯科医師に相談しましょう。
歯科医院での対応と再装着の流れ

矯正治療中にワイヤーが外れてしまった場合、歯科医院でどのような対応が行われるのかについて解説します。
歯科医院への連絡時に伝えるべきポイント
ワイヤーが外れた際は、まず歯科医院に連絡し、外れた部位や症状、痛みの有無、ワイヤーや装置の状態(曲がりや変形がないか)を具体的に伝えます。
これにより、歯科医師が適切な対応や受診の緊急度を判断しやすくなります。
受診までの注意点
受診までの間は、外れたワイヤーが口腔内を傷つけないよう注意します。
ワイヤーの先端が当たって痛みがある場合は、清潔な綿や矯正用ワックスでカバーし、無理に引っ張ったり触ったりしないようにしましょう。
また、硬い食べ物や粘着性の食品は装置の破壊の原因になりますので、避けてください。
再装着や修理の治療内容
歯科医院では、まず外れたワイヤーや装置の状態を確認し、必要に応じてクリーニングや調整を行います。
ワイヤーが再利用できる場合は再装着し、破損や変形がある場合は新しいワイヤーや装置に交換することがあります。
費用や治療期間への影響
ワイヤーの外れや破損が発生した場合、再装着や修理の費用は治療契約や歯科医院ごとに異なります。費用や期間については、受診時に歯科医師に確認しましょう。
矯正ワイヤーが外れないための予防策

矯正ワイヤーが外れるトラブルを防ぐためには、日常生活でのちょっとした工夫と注意が大切です。
食事の注意点とおすすめの食品
矯正装置を装着している間は、硬い食べ物や粘着性の食品を避けましょう。せんべいやナッツ、キャラメルなどはワイヤーやブラケットに強い負荷がかかり、外れる原因となります。
矯正治療中は、やわらかいご飯、煮物、スープ、ヨーグルトなど、歯や装置への負担が軽い食品を選ぶと安心です。
正しい歯磨きとセルフケアの方法
矯正中は歯や装置の周囲に食べかすが残りやすいため、専用の歯ブラシや歯間ブラシも使い、丁寧にケアしましょう。
強い力で磨くとワイヤーが外れることがあるため、やさしく小刻みに磨くことを心がけてください。
装置に触れないための工夫
無意識に舌や指で装置を触る癖があると、ワイヤーが緩んだり外れたりしやすくなります。意識して装置に触れないようにしましょう。
定期的なメンテナンスの重要性
矯正治療中は、定期的に歯科医院で装置の点検や調整を受けることが大切です。異常を早期に発見し、トラブルを未然に防ぐためにも、予約通りの受診を心がけてください。
矯正ワイヤーが外れやすい人の特徴と対策

矯正ワイヤーが外れやすい方にはいくつかの特徴があり、原因ごとに適切な対策を知っておきましょう。
被せ物やセラミック歯が多い場合
被せ物やセラミック歯は、矯正装置を固定する際に天然歯に比べて接着力が弱くなることがあります。そのため、ワイヤーやブラケットが外れやすくなります。
治療前に歯科医師が口腔内の状態を確認し、適切な接着方法を選択します。また、被せ物の部分は特に強い力がかからないように注意して噛むことも大切です。
噛み合わせが深い・強い場合
噛み合わせが深い、あるいは噛む力が強い場合、矯正ワイヤーやブラケットに過度な負担がかかり、外れやすくなります。特に奥歯で硬いものを噛むと装置に力が集中しやすくなります。
食事の際は硬い食材や粘着性の強い食品を避けるよう心がけましょう。
生活習慣や癖の見直しポイント
日中に無意識に歯を食いしばる、爪を噛む、ペンを噛むなどの癖は、歯や矯正装置に余分な力が加わり、ワイヤーが外れる原因となることがあります。こうした習慣は意識して控えることが必要です。
矯正ワイヤーが外れた時によくある誤解と正しい知識

矯正治療中にワイヤーが外れた際によくある誤解や、正しい対応方法について詳しく解説します。
外れても痛みがなければ放置してよい?
矯正ワイヤーが外れた場合、痛みや違和感がなければそのままにしても大丈夫だと思われがちですが、実際には放置はおすすめできません。
ワイヤーが外れることで歯の動きが止まったり、予定通りに歯が並ばなくなります。
また、外れた部分が口腔内を傷つけるリスクもあるため、ワイヤーが外れたら、早めに歯科医院に相談すしましょう。
自分でワイヤーを戻しても大丈夫?
ご自身でワイヤーを元に戻そうとする方も時々おられますが、無理に触ることで歯や矯正装置を傷つけてしまう恐れがあります。
さらに、ワイヤーが正しい位置に戻らず、治療の計画に影響を及ぼします。自己処置は避け、必ず歯科医師の診察を受けましょう。
応急処置と専門治療の違い
ワイヤーが外れて痛みや粘膜への刺激が強い場合は、清潔な綿や矯正用ワックスなどで一時的にカバーする応急処置があります。
しかし、これはあくまで一時的な対処であり、根本的な解決には歯科医師の診察が必要です。できるだけ早く歯科医院を受診し、適切な処置を受けましょう。
まとめ

ワイヤーが外れる主な原因は、硬い食べ物や日々の歯磨きの仕方など、日常生活の中にあります。痛みがないからと放置すると、治療期間の延長や口内の怪我につながるため、決して自己判断で済ませてはいけません。
もしワイヤーが外れてしまったら、慌てずに矯正用ワックスなどで粘膜を保護する応急処置を行い、できるだけ早くかかりつけの歯科医院に連絡することが最も重要です。
自分でワイヤーを切ったり戻したりするのは絶対にやめましょう。日頃から食事やケアに気をつけることで、トラブルを予防し、スムーズに治療を進めることができます。
ワイヤー矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
こちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年08月31日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
ドラッグストアにあふれる歯みがき剤、ケアグッズの数々。長い時間をかけて口腔ケアの大切さが伝えられてきた結果です。適切なケアグッズを正しく使用して、お口と全身の健康を守りましょう。
口腔ケアはなぜ大切か
そもそも、どうして歯みがきが必要なんでしょうか? 汚れたら掃除して清潔にする、とてもシンプルなことです。からだもお口も身の回りのことも、不潔にしていたら病気になってしまいます。木更津きらら歯科はお口のケアの大切さをお伝えしていきます。
細菌は増殖する
むし歯や歯周病、口臭などお口のトラブルの多くは細菌の働きによるものです。口腔環境を整える働きをする細菌もあれば健康を損なう細菌もあります。どちらにしても、清潔にすることを心掛けて歯みがきをしていなければ、細菌は増殖する一方で、口腔内のバランスを崩してしまいます。
プラークは歯みがきでなければ落とせない
うがいだけでは細菌を減らすことはできません。細菌は塊となって生息します。しかもバイオフィルムという膜でおおわれ、守られています。バイオフィルムとお風呂や台所の排水溝に見られるようなぬめりのこと。このネバネバした細菌の塊がプラークです。排水溝のぬめりが、水で流しただけではきれいにならないのと同じです。
エチケットの問題
プラークの付着した歯は、本来の美しさを失い、黄ばんで不潔な印象を与えます。また口臭の元ともなってしまいます。口臭は口腔内の細菌が原因でないこともありますが、まずはお口の中を清潔にすることが一番です。
お口の中の歯周病菌が全身の健康を損ないます
お口の中の細菌のうちでも、歯周病菌はたいへん危険な細菌です。歯科医師は、むし歯も歯周病もこわい病気だけれど、どちらかといえば歯周病のほうがこわいかも・・・ と言います。お口の中が不衛生だったために、全身の健康を損なうこともあるのです。歯周病菌は次のような病気のリスクを高めてしまいます。
- 脳梗塞・狭心症・心筋梗塞
血液から全身に運ばれた歯周病菌は血管内にプラークをつくり、血液の通り道を狭くします。歯周病の人は、そうでない人より脳梗塞になるリスクが2.8倍も高いのです。
- 糖尿病との関係
歯周病と糖尿病は相互に悪化させあいます。逆に、歯周病を治療しお口の中を清潔に保つことによって、血糖値をコントロールする機能が回復し血糖値がさがります。
- 歯周病と低体重児の出産・早産のリスク
妊娠している女性が歯周病にかかっていると、低体重児の出産と早産のリスクが高くなることが明らかになっています。妊娠前に完治していることが望ましいのですが、妊娠がわかってからでも遅くはありません。歯科医師にご相談ください。
- 誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎は細菌が気管から肺の中にはいることによって起こります。特に免疫力の低下しているご高齢者や、脳血管障害のある方はお口の中を清潔にしておくことが予防につながります。
- 関節炎・腎炎
お口の中の炎症物資が血液中にはいりこみ、関節炎や糸球体腎炎を起こすことがあります。歯周病は口腔内に危険な細菌が常に存在している状態のため、様々な病気の原因となります。
- 認知症のリスク
歯周病は、認知症、特にアルツハイマー型認知症の発症リスクを高めることが近年の研究で示唆されています。
歯みがきグッズを上手に使おう
お口の中を清潔にしておくことの大切さをお伝え出来ましたでしょうか。漫然と歯ブラシを口にいれるのではなく、ご自分にあったケアグッズを使いこなしましょう。
歯ブラシ
歯みがきと言ったらまず歯ブラシ選び。ブラシの毛の固さや種類、ヘッドの大きさ、ブラシの毛の並びなどに様々な種類があります。電動歯ブラシもおすすめです。木更津きらら歯科では、振動で水流を作り(音波水流)プラークを除去するPHIRIPS社のソニッケアーをお勧めしています。
デンタルフロス
デンタルフロスは歯と歯の間隔が狭い場所のプラークをかき出す糸状のケアグッズです。当院では、デンタルフロスはルシェロ(ワックス付&アンワックス)を販売しています。ブリッジやインプラントの治療をされた方には、フロス部分と網目のスポンジ部分を併せ持つソートンフロス(ブリッジ&インプラント用)がおすすめです。
歯間ブラシ
歯間ブラシは、歯と歯の間を磨くもので、金属タイプとゴム製のタイプがあります。隙間が狭い箇所にはフロスを使いましょう。大きい隙間に小さい歯間ブラシを通しても汚れは落ちにくく、狭い隙間に大きなブラシを無理に差し込むと歯ぐきを傷めてしまいます。隙間にあったサイズを選ぶことが大切です。
ワンタフトブラシ
矯正治療中の方におすすめのブラシです。円錐状にカットされたブラシは細かい溝にしっかり差し込む事ができるため、矯正治療時のブラケット周辺などに適しています。
歯みがき剤
木更津きらら歯科が開発したオーガニックな歯みがき、「TOOTH & PEACE CLEAR」をお試しください。からだによい成分をこだわりぬいて配合しました。詳しくは
こちら
リナメルホームケアペーストは、ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトを配合した歯みがき剤です。初期むし歯の再石灰化や歯の表面のミクロの傷を埋める効果が期待できます。
フッ素コートでむし歯予防をお考えなら、「ジェルコート F」がおすすめです。同シリーズの薬用マウスウォッシュ「コンクールF」はむし歯の発生や進行の予防、歯肉炎、歯周病予防の効果が期待できます。
古今の歯みがき事情
ネアンデルタール人も口腔ケア!?
歯が痛い。なんとかしなくては。それが最初の口腔ケアです。スペインのバレンシアで発見された5万~15万年前のネアンデルタール人の歯に、植物の楊枝を使っていたのではないかという考察がされた論文があります。歯肉炎の痛みを和らげる目的だったと考えられています。
歯の痛みは何万年も前から存在していたようなのですが、現代の私たちは歯の痛みをなくための一番いい方法は、歯みがきによるむし歯予防だと知っていますね。
日本と世界の違い
日本人は、歯みがきの習慣はあるのですが、歯周病の罹患率は全年齢層で47.9%、実に二人にひとりの方が歯周病にかかっています。歯みがきの回数は多くても、正しくみがけていないのかもしれません。正しい歯磨きができている方は10人に1人ほどしかいないと言われるほどです。
欧米では口腔ケアの意識は日本よりずっと高いそうです。キスやハグという習慣、笑顔のコミュニケーションが大切とされる文化や、日本ほど保険診療が行き届いてないため予防意識が強く働くという面もあるようです。
口腔内の健康が身体全体の健康に影響があることは様々な研究で明らかになっています。セルフケアでお口の中を清潔に保つことは、コミュニケーション、健康の両面でとても大切なことなのです。
歯科衛生士がご相談にのらせていただきます
口腔ケア用品は、むし歯や歯周病を予防するという目的や、矯正中の方、インプラントやブリッジを装着している方、入れ歯を使用している方などおひとりおひとりに適したものを正しく使うことで効果を発揮します。歯みがきやセルフケアを見直してみませんか? 頼りになる歯科衛生士がご相談にのらせていただきますよ!
詳しく読む →
25年08月30日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯列矯正をお考えですか? 今回は、歯列矯正を初めて検討するときに、最初に気になる点をピックアップしてまとめてみました。
歯並びが悪いような気がします。矯正するべきですか?
歯並びは個性です。歯科医師から見ると、完璧な歯並びの方は本当に極まれなんです。それでも・・・
乱れた歯並びのリスク
歯並びが悪いことによって起こるリスクはあります。
- 顎が正常に成長・発育できません。
- 歯並びや噛み合わせは自然とよくなることはありません、ますます悪くなっていきます。
- 硬い食物を食べることが難しくなってきます。
- むし歯や歯周病のリスクが高く、歯が長持ちしません。
- 全身の姿勢がゆがむ原因となります。
- 表情に自信が持てず、コンプレックスの原因となることがあります。
歯並びのセルフチェック
矯正が必要かどうか判断するには、次の点を意識して鏡を見てみましょう。
- 顔や歯並びが左右対称ですか?
- 横顔を見たときに、唇がひどく出ていたり、引っ込んでいることはありませんか?
- 自然に咬み合わせたとき、上の歯が下の歯の上にかぶさっていますか?
- 上下の前歯の中心は一致していますか?
- 歯が重なっていたり、歯と歯の間に隙間はありませんか?
- 上の前歯や下の前歯が前方に出ていませんか?
- 上の前歯や下の前歯が後ろに引っ込んでいませんか?
- 前歯がひどく伸びだしていることはありませんか?
- 食物が歯の間に停滞したり、はさまることはありませんか?
- ひどく磨り減っている歯はないでしょうか。
- 口臭は気になりませんか?
日常生活に支障をきたしていることがあるなら、一度矯正歯科にてご相談されることをお勧めします。
矯正治療を受けたいのですが、たいへんそうで迷っています。
歯科矯正は、咬み合わせを改善し人生を健やかに整えてくれるもので、長期間にわたる治療を乗り越えるだけの価値があります。しかし、治療のたいへんさ、デメリットを理解していただくことは、患者さまと医師がともに治療を進めていくうえでとても大切なことです。治療のデメリットは次のようなことが考えられます。
- 少しずつ顎や歯を動かすために、長期間の治療となります。
- 基本的に保険が適用されません。自費診療となり治療費は患者さまの全額負担となります。
- 装置を装着に痛みや圧迫感が伴い、ストレスが長期間続くことになるかもしれません。
- 歯並びを整え、咬み合わせを改善するためやむを得ず、健康な歯を抜く場合があります。
治療の進め方は症状や年齢によっても異なりますので、歯科にてご相談いただくことが一番です。
よい矯正歯科を見つけるにはどうしたら?
日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか、精密な検査を行う器材は整っているか、スタッフ教育などの院内体制が整っているか、といった点で判断されるとよいでしょう。近いから、料金が安いからという理由で選ぶのはお勧めいたしません。
木更津きらら歯科では、口腔内3DスキャナーiTero Elementを導入しています。マウスピース型矯正(歯科)装置、インビザラインを使用した矯正治療において、お口の中の状況を正確に再現し、医師と患者さまで共有します。矯正治療後の状態をシミュレーションしたり、治療途中の歯の動きを確認したりすることも可能です。
患者さまのお口の状態はおひとりおひとり異なりますので、まずは矯正歯科のある歯科医院や病院を受診し、十分な説明を受けてください。費用はかかってしまいますが、他の医院や病院で矯正相談を受けてみてもよいかもしれません。
大人になってからも矯正できますか?
大人の場合も矯正は可能です。矯正歯科治療は、子どもの骨の成長を利用できる時期、またお子さまがある程度治療を理解できる12、13歳くらいの年齢が適している面はあります。大人の矯正は、歯の成長や発育は終了しており、歯の移動は子ども時代よりは時間がかかることが多いようです。むし歯の治療の経歴などが関係してくる場合もあります。見た目も気になるところですが、木更津きらら歯科では、目立ちにく精度の高いマウスピース矯正を提供できます。まずは歯科にてカウンセリングを受けてみて、お考えになることをお勧めいたします。
一般的に、治療にかかる期間と費用はどんな感じでしょうか?
矯正治療の期間
お口の状態は、患者さまおひとりおひとりによって異なるのです。長くかかる方もいらっしゃれば、短くてすむこともあるのです。簡単な治療で改善が期待できるケースであれば、半年程度で済むかもしれません。通常の不正咬合の場合は、矯正装置の装着期間が2~3年に及ぶことがあります。顎に問題がある場合は、はるかに長い治療期間が必要になる場合も考えられます。一度、矯正相談を受けていただき、改善したい部位によってどれくらいの治療期間が必要か、また費用面についても情報収取していただいたうえで、ご検討いただくことをお勧めいたします。
矯正治療の費用
矯正歯科治療は、一般的に特殊な病気による不正咬合の治療を除き健康保険が適用できません。治療費全額が患者さまの自己負担となります。難しい症例あるいは長期間の治療を要する症例では、さらに費用がかさむ場合もあります。木更津きらら歯科でご提示している料金は以下のとおりです。症状により費用は異なってくる場合があります。矯正相談は無料でお受けいたしますので、まずはご相談ください。
相談 |
無料 |
診断 |
38,500円(税込) |
成人全額矯正 |
715,000円(税込)
※症状により費用が異なる場合があります。 |
成人全額矯正(舌面から) |
1,100,000円(税込)
※症状により費用が異なる場合があります。 |
小児矯正 |
330,000円(税込) |
マウスピース型矯正(歯科)装置(インビザライン)を使った矯正 |
990,000円(税込)
※症状により費用が異なる場合があります。 |
マウスピース型矯正(歯科)装置(インビザライン)のiGO システムによる部分矯正 |
363,000円(税込)
※症状により費用が異なる場合があります。 |
マウスピース型矯正(歯科)装置(クリアコレクト)を使った矯正 |
715,000円(税込) |
インプラント矯正(歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療)(1本) |
22,000円(税込)
※症状により費用が異なる場合があります。 |
部分矯正 |
440,000円(税込)
※症状により費用が異なる場合があります。 |
1本矯正 |
165,000円(税込)
※症状により費用が異なる場合があります。 |
調整 |
3,300円~5,500円(税込) |
矯正器具の抗菌処置(コウキングについて詳しくはこちら) |
4,400円(税込) |
便宜抜歯 |
7,700円(税込) |
妊娠と歯列矯正
妊娠については初期がもっとも大切な時期です。矯正歯科治療と同時進行になりませんようお考えになってください。結婚や転居という環境の変化、妊娠、そのうえに歯科矯正の治療ということになれば、たいへんなストレスの原因となります。転居されて、落ち着かれて矯正歯科治療を受けられることをお奨めいたします。
歯列矯正はスポーツや楽器演奏に影響はありますか?
スポーツと歯列矯正
アスリートにとって、歯並びや咬み合わせの改善は身体能力を最大限に引き出すことにつながります。トップアスリートでも歯並びや咬み合わせを改善しています。問題は、矯正装置装着中にスポーツに影響がでないだろうかということですよね。選手同士で接触のある競技をコンタクトスポーツといいますが、ラグビーやアメフト、レスリング、柔道や格闘技などは、正装置で口の中を切る事故につながりやすいため注意が必要です。マウスピースなどでカバーするといった方法をとります。
音楽と歯列矯正
吹奏楽では矯正装置をいれると、慣れるまでは思っている音色が出なくなるようです。サックス、クラリネットなどは比較的早く慣れることができるようですが、トランペットやトロンボーンは数カ月の時間を要することもあります。しかし、プロの演奏家でも矯正治療を受けているかたはたくさんいらっしゃいます。長く音楽活動を続けるためには時間をかけてででも治療したほうがよい場合があるかもしれません。
医療費控除の対象となりますか?
発育段階にあるお子さまの咬み合わせや歯並びを改善する矯正歯科治療は、医療費控除の対象になります。大人の方は、美容のみを目的とした矯正歯科治療では医療費控除の対象にはなりません。
矯正相談は無料です
歯科矯正は高額で長期間にわたる治療です。どんなメリットがあるにしても慎重にご検討されるのは当然のことです。患者さまのお口の状態はおひとりおひとり異なり、費用や期間、注意点も変わってきます。矯正相談は無料です。歯列矯正に関心がおありでしたら、ぜひ一度、ご相談にのらせていただきたく、ご来院をお待ちしております。
木更津きらら歯科の歯列矯正について詳しくは
こちら
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25年08月28日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

子どもの健康を守るうえで、口の中の衛生状態は非常に重要です。虫歯は日常生活の質を大きく左右する重要な問題でもありますが、特に乳歯は虫歯になりやすく、放置しておくと永久歯の健康や歯並びにも悪影響を与える恐れがあります。
しかし、小さな子どもは自分で口腔ケアを完璧に行うのは難しく、保護者の手助けが不可欠です。虫歯予防には、日々の生活習慣の見直しと定期的な歯科医院でのチェックの両方が必要です。
本記事では、子どもの虫歯予防に焦点をあてて、家庭でできる取り組みと歯科医院で行われる予防処置について、わかりやすく解説します。子どもの健やかな成長を支えるために、今すぐ始められる虫歯予防のポイントを確認していきましょう。
子どもが虫歯になりやすい理由

子どもの歯は大人の歯と比べて、虫歯になりやすいです。その背景には、歯の構造や口腔内環境の違いだけではなく、生活習慣や保護者の関与も大きく関係しています。
ここでは、子ども特有の虫歯のリスクについて、詳しく見ていきましょう。
歯の質が弱く虫歯菌に侵されやすいから
乳歯や生えたての永久歯は、大人の歯と比べてエナメル質が薄く、硬さも不十分です。そのため、酸による脱灰(歯の表面が溶ける現象)が起こりやすく、虫歯菌の影響を受けやすい状態にあります。
特に、歯が完全に成熟するまでの数年間は、より丁寧なケアが必要です。
歯磨きの習慣が未熟で磨き残しが多いから
小さな子どもはまだ手先の動きが不器用で、正しく歯ブラシを動かすことが難しいため、どうしても磨き残しが多くなります。また、仕上げ磨きを嫌がる子どもも多く、保護者が根気強く関わらなければ、口の中に食べかすや歯垢が残りやすくなり、虫歯のリスクが高くなります。
間食の頻度が多くなりやすいから
子どもは甘いお菓子やジュースが好きで、つい間食が多くなりがちです。糖分は虫歯菌の栄養源であり、口の中に糖が長時間残ると酸が発生し、歯を溶かしていきます。間食のタイミングや回数、食べるものの選び方が虫歯予防には大きな影響を与えます。
唾液の量が少なく自浄作用が弱いから
唾液には口の中を洗い流す自浄作用があり、虫歯予防にとって非常に重要な役割を担っています。
しかし、子どもは大人に比べて唾液の分泌量が少なく、その分、自浄作用も弱くなります。特に、唾液が減る時間帯にお菓子や飲み物を摂ると、虫歯リスクはさらに高まります。
子どもの虫歯を予防するためにご自宅でできること

子どもの虫歯予防は、毎日の家庭での習慣づくりが土台となります。子ども自身が自分の歯を大切に思う心を育むためにも、保護者ができる工夫やサポートは非常に重要です。
ここでは、家庭でできる具体的な虫歯予防の取り組みについて、今日からでも始められる方法を紹介します。
正しい歯磨きの習慣づけ
歯磨きは虫歯予防の基本です。特に、子どもが自分で磨けるようになるまでは、保護者による仕上げ磨きが不可欠です。仕上げ磨きは小学校低学年頃までを目安に、毎晩寝る前に行うのが理想的です。
また、鏡の前で一緒に磨くことで磨き方や口の中への関心も高まります。子どもが嫌がらないよう、歌ってあげたりタイマーを使ったりするなど、楽しい時間にする工夫も効果的です。
間食の管理
虫歯の原因となる糖分の摂取をコントロールすることも、虫歯予防には重要です。おやつは時間を決めて、ダラダラと食べることを避けましょう。スナック菓子やジュースなどの糖分の多い食品はなるべく控え、果物やチーズ、小魚など、虫歯になりにくい食材を取り入れてください。
また、食後すぐに歯を磨けない場合は、水やお茶で口をすすぐだけでも予防につながります。
フッ素入り歯磨き粉の活用
フッ素は歯を強くし、虫歯菌の活動を抑える効果があります。市販されている子ども用の歯磨き粉にもフッ素が含まれているものが多く、日常的に使用することで予防効果が期待できます。年齢に応じた使用量を守り、誤って大量に飲み込まないよう注意が必要です。
子どもが楽しく取り組める歯磨き環境づくり
子どもに歯磨きを習慣化させるカギは「無理やりやらされるもの」と感じさせないことです。好きなキャラクターの歯ブラシを使ったり歯磨き用の歌を流したりするなど、遊びの要素を取り入れると子どもは前向きになりやすいです。
ぜひ、親子で一緒に楽しみながら歯を磨くようにしましょう。
就寝前の飲食を避ける意識づけ
就寝前に飲食をすると、唾液の分泌が減る就寝中に食べかすが残りやすくなり、虫歯菌の活動が活発になります。特に、ジュースやミルクを飲みながら眠る習慣は、虫歯を招く大きな原因です。歯磨きをしたら何も食べない・飲まないことをルールにしましょう。
子どもの虫歯を予防するために歯科医院で行うこと

自宅でのケアに加えて、歯科医院での定期的なチェックと専門的な予防処置も子どもの虫歯リスクを下げるためには欠かせません。虫歯ができてから治療を受けるのではなく、虫歯をつくらないために歯科医院を活用しましょう。
特に、成長期の子どもは、歯の生え変わりや噛み合わせの変化など、口の中の環境が目まぐるしく変化します。家庭では気づきにくい初期虫歯や異常を早期に発見・対処できるのも、歯科医院ならではの利点です。
歯や歯ぐきの状態チェック
定期検診では、歯や歯ぐきなど、口腔内の状態を細かくチェックします。これにより、虫歯ができる前段階である初期の脱灰や噛み合わせの異常などを見つけることができます。定期検診は3〜4か月に一度を目安に受け、問題があれば早期に対処することが重要です。
また、子ども自身が歯科医院の雰囲気に慣れることで、将来歯医者嫌いになるのを防ぐ効果も期待できます。
噛み合わせや歯並びのチェック
歯科医院では、虫歯だけではなく、噛み合わせや歯並びの異常も早期に発見することができます。歯並びが悪いと歯が磨きにくく虫歯ができやすくなるため、早めの対応が重要です。必要に応じて矯正治療に関する相談を受けることも、長期的な予防につながります。
歯のクリーニング(PMTC)
歯磨きでは落としきれない歯垢やバイオフィルムを専用の機器で丁寧に取り除く処置をPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)と呼びます。PMTCにより、虫歯や歯肉炎のリスクを大幅に下げることができます。
また、歯の表面がツルツルになることで、汚れが再付着しにくくなります。
フッ素塗布
虫歯予防のためには、定期検診と合わせてフッ素塗布を受けるのも重要です。フッ素は歯の再石灰化を促し、初期の虫歯であれば進行を止めることも可能です。歯科医院では、市販品よりも高濃度のフッ素を塗布することができ、虫歯予防の効果がさらに高まります。
特に、歯の生え変わり時期や生えたばかりの永久歯はフッ素の効果を受けやすいため、定期的なフッ素塗布が推奨されています。
シーラント処置
奥歯の溝は複雑で磨きにくく、虫歯ができやすい部位です。シーラント処置とは、その溝を歯科用樹脂で埋めて虫歯菌や食べかすが入り込まないようにする処置で、特に6歳臼歯などの生え始めの永久歯に効果的です。
処置自体は痛みもなく短時間で終わるため、小さな子どもでも安心して受けられます。
子ども自身への歯科教育
歯科医院では、子どもに歯の大切さや磨き方を優しく教える機会が設けられています。小さいうちから歯に関する正しい知識を持つことで、虫歯予防への関心が高まり、自発的なケアがしやすくなります。歯科医師との信頼関係を築く第一歩としても有効です。
まとめ

子どもの虫歯予防は、家庭と歯科医院の両方でバランスよく取り組むことが大切です。毎日の丁寧な歯磨きや食習慣の見直しは、子どもの口の中を守る第一歩です。
また、定期的な歯科検診やフッ素塗布、シーラントなどのケアを取り入れることで、虫歯リスクをさらに下げられます。
大切なのは、子ども自身が歯を大切に思えるような環境を整えることです。そのためには、保護者が楽しく学びながら予防を継続し、歯科医師との信頼関係を築いていくことが求められます。
子どもの虫歯を予防したいとお考えの方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
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無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年08月21日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

矯正治療に興味を持つ大人の患者さまも多いでしょう。
しかし、装置の種類や治療費、期間の違いに戸惑う方は少なくありません。目立ちにくいタイプから細やかな調整が可能なタイプまで、多彩な矯正方法が用意されています。歯ぐきや顎の状態、ライフスタイルを踏まえた選択が、快適な治療につながるでしょう。
本記事では、大人と子どもの矯正の違いや、矯正方法の種類をわかりやすくまとめました。さらに、大人向け矯正の特徴を比較し、歯科クリニックで相談する際のポイントを具体的にご紹介します。
大人の矯正と子どもの矯正の違い

ここでは、大人の矯正治療と、子どもの矯正治療の違いを確認しましょう。
大人の矯正(成人矯正)
骨格の成長が完了した12歳以降、特に20代以降の患者さまが行う矯正治療法です。歯列の乱れや噛み合わせを改善することが主な目的で、ワイヤー矯正やマウスピース矯正で歯を1本ずつ動かしていきます。
歯科クリニックでの定期的な調整やブラッシング指導を受けることで、歯ぐきの健康を保ちながら治療を進められます。外科矯正が必要な重度の骨格不正は、矯正治療と顎の手術を組み合わせる場合があります。
子どもの矯正(小児矯正)
混合歯列期にあたる6歳から12歳ごろ、乳歯と永久歯が混在する時期に治療を始めるのが一般的です。この時期は顎の骨が柔らかいため、急速拡大装置や取り外し可能なプレートなどを用いて、骨格の幅を広げたり、上下顎のバランスを整えたりすることができます。
顎の骨の成長をコントロールすることで、将来的な出っ歯や受け口、抜歯の必要性を軽減し、歯並びの土台を整えます。
大人の矯正方法の種類と特徴

大人の矯正方法の種類と特徴は、以下のとおりです。
ワイヤー矯正
歯列全体のバランスを細かく調整できるため、さまざまな噛み合わせや歯並びの乱れに対応できる汎用性の高い治療法です。一般的に、金属製のブラケットを歯の表面に接着し、そこへワイヤーを通して少しずつ力をかけて歯を動かします。
強度が高く、複雑な症例でもしっかり動かせる一方で、装置が目立ちやすく、食事やブラッシングの際には器具周辺の汚れに注意が必要です。定期的な調整時にはわずかな痛みや違和感を覚えることがありますが、治療効果が確実に得られる点が大きなメリットです。
金属を使用しているため、アレルギーのある患者さまは注意が必要な矯正方法となります。
ワイヤー矯正にはいくつか種類があるので、詳しく確認しましょう。
表側矯正
歯の表側(頬側)にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を移動させる最もオーソドックスな方法です。適応範囲が広く、ほとんどの不正咬合に対応できます。
装置が目立つため見た目を気にされる方もいますが、近年は歯に近い色で目立たないブラケットも登場し、違和感や存在感を軽減しています。装着中はブラッシングを丁寧に行わないと、歯ぐき周辺に汚れが残りやすいため、きめ細かなセルフケアの習慣化が重要です。
舌側(リンガル)矯正
歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを設置する方法で、外から装置がほとんど見えないのが大きな魅力です。ビジネスシーンや対人関係で装置を気にされる方に人気です。
ただし、舌が装置に触れるため、発音や違和感に慣れるまでに時間を要する傾向があります。さらに、歯の裏側はブラッシングが難しく、歯ぐきの健康を保つためには、普段以上に細かいケアが求められます。
治療期間が長くなったり、費用が高額になったりする場合がありますが、審美性を重視する大人の矯正では人気のある選択肢です。
ハーフリンガル矯正
上顎にのみ舌側装置を、下顎には表側装置を装着する方法です。審美性を確保しつつ、下顎は装着やケアのしやすさを優先できます。舌側矯正だけで治療するよりもコストを抑えられる点もメリットです。
ただし、装置が多少見えることがあり、完全に見えない矯正ではない点は理解しておきましょう。上下で装置が異なるため、装着感の違いに適応するまで少し時間を要します。
マウスピース矯正
透明なプラスチック製マウスピースを装着して歯を少しずつ動かす方法で、装着中の見た目がほとんど気になりません。装置は自分で取り外せるため、食事やブラッシングの時に外せる手軽さがあります。
軽度から中程度の歯並び改善に適し、ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ないのが特徴です。
ただし、1日20時間以上の装着が必要で、装着時間を守らないと計画通りに歯が動かず、治療期間が延びるリスクがあります。また、複雑な症例や大きな移動を要する場合にはワイヤー矯正と併用するケースもあります。
セラミック矯正
セラミック矯正は、歯に人工のセラミッククラウンを被せることで、歯並びや色、形を同時に整える審美治療です。矯正といっても歯を移動させる方法ではないので、治療期間が長くなりづらいです。
治療前には歯科クリニックで噛み合わせや歯質の診査を受け、適応可否を判断してもらいましょう。
矯正方法を選択するときのポイント

矯正方法を選択するときのポイントは、以下のとおりです。
どの方法が適応可能か確認する
矯正装置ごとに適応条件があります。マウスピース矯正は軽度から中等度の歯列不正に対応可能ですが、大きな歯の移動や骨格性の不正咬合には対応できない場合があります。
ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できますが、金属アレルギーや装置の目立ちを懸念する患者さまは選択が難しくなることがあります。
歯科クリニックでの精密検査を受け、レントゲン画像や歯型模型をもとに各装置の適応可否をしっかり確認してください。
矯正する目的を明確にする
矯正治療に臨む際は、まず何を改善したいのかはっきりさせましょう。前歯のわずかなすき間を閉じたいのか、奥歯を含めた噛み合わせ全体を整えたいのかで、全体矯正か部分矯正かの選択が変わります。
カウンセリングで自分の目指すゴールを伝えることで、歯科医師が患者さまに合ったプランを考えやすくなります。
重視するポイントを明確にする
審美性や快適性など、矯正で何を最も大切にするかを整理しましょう。装置が人に気づかれにくいようにしたい場合は、マウスピース矯正や裏側矯正が良いと言えます。
違和感や痛みをできるだけ抑えたいなら、装着時の面圧が軽いマウスピースを検討すると良いでしょう。短期間で確実に歯を動かしたいなら、ワイヤー矯正のほうが力をかけやすく、期間を短縮できるケースがあります。
重視したいポイントの優先順位をつけると、装置選びがしやすくなります。
治療にかけられる期間と費用を考える
矯正治療は総額が高額になるため、自分の予算と治療期間の目安を確認しましょう。歯科クリニックによって費用は大きく変わるため、注意が必要です。支払い方法も分割払いやデンタルローン、医療費控除の活用を相談するとよいでしょう。
また、治療期間は装置の種類や症例難易度によって異なり、6カ月から3年程度が一般的です。無理のない支払い計画と通院スケジュールを、歯科クリニックで確認しておきましょう。
生活スタイルに合わせる
日常生活に無理なく取り入れられる矯正方法を選ぶことで、ストレスなく継続できます。マウスピース矯正は20時間以上の装着が必須ですが、食事やブラッシングの際に自分で取り外せるため、飲食や口腔ケアの制限が少ないのがメリットです。
一方、ワイヤー矯正は装置の取り外しができませんが、装置が外れる心配が少なく、装着の手間もありません。
まとめ

大人の歯科矯正には、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、セラミック矯正など、審美性や適応症例、費用、期間が異なる多彩な方法があります。装置の見えやすさ、痛みの程度、通院頻度、予算をふまえ、自分の目的や口内の状態に合う装置を選ぶことが大切です。
まずは歯科クリニックで精密検査を受け、適応可否や具体的な治療計画を確認したうえで、ご自身のライフスタイルに合った矯正方法を見つけましょう。
矯正治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
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25年08月14日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

コーヒーやお茶、ワインなどの色素の濃い飲み物は歯に着色しやすく、歯の白さを損ないます。また、加齢とともに歯の黄ばみが目立つようにもなります。自分の歯の色が気になって、人前で自信を持って笑顔を見せることができないという人は少なくないです。
歯を白くするにはホワイトニングが有効ですが、費用はどれくらいか気になる方は多いでしょう。
今回は、ホワイトニングの種類別の費用について解説します。施術以外にかかる費用や効果を長持ちさせる方法も解説しますので、ホワイトニングを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
ホワイトニングの主な種類と費用相場

ホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングがあります。それぞれの特徴と費用は、以下のとおりです。
歯科医院で受けるオフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師または歯科衛生士が施術を行います。使用するのは、過酸化水素を主成分とした薬剤です。濃度が高いため、歯の表面や内部に浸透した色素を効率よく分解できます。
薬剤を塗布したら、効果を最大化するために特殊な光やレーザーを照射します。これによって、短時間で高い漂白効果を得られます。施術時間は60分ほどです。1〜2週間の間隔を空けて追加で施術を行うこともできます。
費用は1回あたり2万円〜6万円くらいが目安です。理想の白さを手に入れるために何度か施術を受ける場合には、都度費用がかかります。
オフィスホワイトニングは即効性が高いです。そのため、結婚式や就職活動、重要なプレゼンテーションなど、特定の日程までに歯を白くしたいという方に選ばれています。
自宅で行うホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースと専用の薬剤を用いて、自宅で行う方法です。使用するのは過酸化尿素を主成分とした薬剤です。過酸化尿素は過酸化水素よりも緩やかに作用するため、歯や歯茎への刺激が少ないのが特徴です。
自宅では、薬剤を注入したマウスピースを30分〜2時間ほど装着します。これを2週間~4週間ほど続けることで、徐々に歯を白くしていきます。
費用は、マウスピース作製と薬剤(1週間分)で1万5,000円〜5万円くらいが目安です。追加で薬剤を購入すれば、マウスピースは何度も使うことができます。薬剤のみの費用は、1週間分で5,000円〜1万円くらいです。
ホームホワイトニングは、自分のペースで行えます。そのため、仕事や家事で忙しく、歯科医院に頻繁に通院できない方に選ばれています。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。
まず、歯科医院でのオフィスホワイトニングで短期間で歯を白くし、そのあとホームホワイトニングで白さの維持と向上を図ります。短期間で理想的な白さを手に入れ、効果を長期間維持できるのが特徴です。デュアルホワイトニングの費用は5万円〜8万円くらいになります。
ホワイトニングの施術以外でかかる費用

施術のほかにかかる費用には、次のものがあります。
虫歯や歯周病の治療費
施術の前に虫歯や歯周病などがみつかった場合は、その治療が優先されます。これらの治療にも費用がかかります。費用は治療内容によって変わり、数千円から数万円くらいの幅があります。虫歯治療でセラミックなどの高価な素材を使用すれば、数十万円かかることもあります。
クリーニングの費用
ホワイトニングの効果を十分に発揮させるためには、歯の表面に付着した汚れや歯石を取り除く必要があります。これによって、ホワイトニングの薬剤が歯に浸透しやすくなるのです。クリーニングの費用は別料金になっていることがあり、3,000円〜1万5,000円くらいかかります。
コーティング費
コーティングは歯の表面に特殊な薬剤を塗布し、着色リスクを減らすものです。
ホワイトニング直後の歯はデリケートな状態になっています。そのため、着色汚れが付着しにくくなるようにコーティング処置のオプションが用意されていることが多いです。費用は5,000円くらいが目安です。
メンテナンスの費用
ホワイトニングの効果を長持ちさせるには定期的にメンテナンスを受ける必要があります。必要に応じて追加の施術を提案されることもあるでしょう。これには、数千円から数万円かかります。施術の内容にもよりますが、年間で2万〜8万円くらいが目安です。
ホワイトニングは保険適用の対象?

歯科治療において保険が適用されるのは、歯の病気を治したり、失った歯の機能を回復したりする最低限の治療に限られます。
ホワイトニングは、見た目を美しくするための施術です。そのため、保険適用の対象にはならないのです。自費診療となり、費用は全額自己負担となります。
自費診療の場合は、歯科医院ごとに費用を設定できます。そのため、複数の歯科医院で見積もりを取って比較検討するのもよいでしょう。
ホワイトニングの効果を長持ちさせる方法

効果を長持ちさせるために、次のようなポイントを意識しましょう。
着色しやすい飲食物を控える
ホワイトニング後は、歯の表面を保護するペリクルという膜が一時的に剥がれるため、着色しやすい状態になります。そのため、ホワイトニングの効果を長持ちさせるには、着色しやすい飲食物を控えることが大切です。
コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどは色素が強く、頻繁に摂取するとホワイトニング効果が徐々に薄れていきます。できるだけ控えるようにし、どうしても避けられないときは飲食後すぐにうがいや歯磨きを行いましょう。
禁煙する
タバコに含まれるタールは歯が黄ばむ原因になります。施術の直後ほど着色しやすいので、喫煙を控えることが望ましいです。禁煙すれば、歯の美しさだけでなく全身の健康にもプラスになります。禁煙グッズや禁煙サポートを活用して禁煙に取り組みましょう。
定期的にクリーニングを受ける
ホワイトニング後の歯の白さを維持するためには、定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けることも大切です。歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具やペーストを使用して、自宅でのケアだけでは落としきれない汚れを除去します。
3か月〜6か月に1回くらいの頻度でクリーニングを受けることで、歯の白さが保たれ、ホワイトニングの効果も長持ちします。また、定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
セルフケアに力を入れる
ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、しっかりとセルフケアを行うことも大切です。食後は早めに歯磨きをしましょう。また、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間の汚れを落とすことも大切です。
市販の歯磨き粉には色々な種類があり、着色予防や歯の白さをキープする働きがある製品もあります。
ただし、研磨力が強すぎるものは歯の表面を傷つける心配があるので注意が必要です。ホワイトニング後、どのような歯磨き粉を使用すればよいか迷われている方は、歯科医院で相談しましょう。
まとめ

ホワイトニングは保険が適用されません。そのため、費用は歯科医院によって異なります。また、ホワイトニングの種類によっても費用は異なるため、事前に確認することが大切です。
さらに、施術だけではなく、事前に行われる歯のクリーニングやメンテナンスにも費用がかかります。
施術直後は歯の表面が着色しやすくなるため、必要に応じてコーティングや定期的なクリーニングを行うと効果的です。アフターケアにしっかり取り組んでいる歯科医院を選ぶとよいでしょう。
ホワイトニングを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
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25年08月07日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

出っ歯は、口元が突出していることでコンプレックスを抱きやすい歯並びの乱れです。「人から気付かれずに治したい」「痛みの少ない矯正方法を選びたい」などと考え、マウスピース矯正を検討している方もいるでしょう。
この記事では、マウスピース矯正で出っ歯を治すメリットとデメリットについて解説します。治療にかかる費用や期間についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
出っ歯とは

出っ歯とは、上の前歯が前方に突き出ている状態です。医学的には上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれます。上の前歯が外側に傾いて生えているケースや、上顎が大きすぎたり下顎が小さすぎたりして両顎のバランスがとれていないケースがあります。
出っ歯の原因とされているのは、親から歯や顎の大きさが遺伝すること、指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖などです。出っ歯を放置すると、見た目だけでなく、全身の健康にも問題を引き起こすおそれがあります。
出っ歯だとどんなリスクがある?

出っ歯の場合に考えられるリスクは、以下のとおりです。
前歯を損傷する
出っ歯は、上の前歯が大きく前に出ているため、転倒した際やスポーツ中の接触などで前歯をぶつけて折れたり、欠けたりするリスクが高まります。特に、お子さまの場合は活発に動き回るため、怪我につながるリスクは高いでしょう。
神経が死んだり、歯が抜け落ちたりすることもあります。
虫歯や歯周病になる
出っ歯の方は、前歯が突出しており口を閉じにくい構造をしているため、口呼吸になりやすいです。口腔内が乾燥しやすくなり、唾液により自浄作用が低下します。その結果、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
また、歯並びが乱れていると磨き残しが多くなることも、虫歯や歯周病になりやすくなる要因です。
感染症にかかりやすくなる
前述したとおり、出っ歯によって口呼吸になると、口腔内が乾燥しやすくなります。細菌の繁殖が進むことで、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるのです。
また、鼻呼吸の場合は、鼻毛や粘液によって、ウイルスやホコリの侵入を防ぐフィルターの役割を担っています。口呼吸の場合は、鼻のようなフィルター機能はありません。そのため、ウイルスや細菌が体内に入りやすくなり、感染症にかかるリスクが高まります。
コンプレックスになる
出っ歯は、横から見ると口元が突出して見えることが多く、見た目に対してコンプレックスを抱く方も少なくありません。笑ったときに前歯が目立つことを気にして笑顔に自信が持てなくなる人や、写真を撮るのが苦手になる人もいるでしょう。
心理的な影響から、人前で話すことに消極的になったり、性格が内向的になったりすることも考えられます。
マウスピース矯正で出っ歯は治せる?

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を装着し、交換しながら少しずつ歯並びを整える方法です。歯の傾きや位置に原因のある出っ歯の場合、マウスピース矯正での改善が期待できます。
ただし、骨格的な問題があるケースや歯を大きく動かす必要のあるケースなど、ほかの治療が検討される場合もあります。マウスピース矯正が適応となるかどうかは、出っ歯の原因や症状の程度によって異なるため、まずは歯科医院で相談してください。
マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正には、従来のワイヤー矯正にはない多くのメリットがあります。ここでは、マウスピース矯正の利点について解説します。
透明で目立ちにくい
マウスピースは透明なプラスチックでできており、口元に装着していてもほとんど目立ちません。周囲に気付かれにくいため、矯正治療中の見た目に対するストレスが少ないでしょう。
営業職や接客業など仕事で人と接する機会が多い方も、見た目を気にすることなく歯並びを整えられます。
取り外して食事や歯磨きができる
マウスピースは、患者さま自身で取り外しが可能です。食事の際にはマウスピースを外せるため、ワイヤー矯正のように食べ物が装置に挟まる心配がなく、普段どおりに好きなものを楽しめます。
また、歯磨きもマウスピースを外した状態で行えるため、口腔内を清潔に保ちやすいのもメリットです。虫歯や歯周病のリスクを低減し、健康的な口内環境を維持しながら矯正治療を進められます。
痛みや違和感が少ない
マウスピース矯正は、痛みや違和感が少ない傾向にあります。ワイヤー矯正に比べて、少しずつ歯に力を加えながら歯を動かす仕組みになっているためです。新しいマウスピースに交換した直後は痛みを感じることがありますが、2〜3日で落ち着くでしょう。
装置はプラスチックでできているため、ワイヤー矯正のように金属製のワイヤーで口腔内が傷つけられて、痛みを感じたり口内炎になったりすることもありません。
金属アレルギーの心配がない
マウスピースは金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けられます。安全性を重視する方にとっても、マウスピース矯正は魅力的な選択肢といえるでしょう。
マウスピース矯正のデメリット

ここでは、マウスピース矯正のデメリットについて解説します。
装着時間の管理が必要
マウスピースは自分で取り外しが可能である反面、装着時間の管理が必要です。装着が必要な時間は1日20時間以上とされているため、基本的に食事や歯磨き以外の時間は装着しなければなりません。
装着時間が不足すると、歯に継続的な力をかけられず、歯が予定どおりに動かない可能性があります。最悪の場合マウスピースが合わなくなり、作り直さなければならなくなるケースもあるのです。
対応できない症例もある
前述したとおり、マウスピース矯正は出っ歯の治療にも対応していますが、すべての症例に適応できるわけではありません。骨格に問題があるケースや、歯を大きく移動させる必要があるケースでは、ワイヤー矯正や、外科手術を伴う矯正治療が検討される場合があります。
ご自身の出っ歯がマウスピース矯正で治療可能かどうかは、歯科医師に相談しましょう。
マウスピース矯正で出っ歯を治すときにかかる期間

出っ歯をマウスピース矯正で治すときにかかる期間の目安は、1年〜3年程度です。軽度の出っ歯であれば6ヶ月〜1年程度で治療が完了することもありますが、歯列全体を治療する場合は1年半以上かかるでしょう。
ただし、マウスピースの装着時間が不足したり、途中で紛失・破損によってマウスピースの作り直しが必要になったりすると、治療期間が延びる場合があります。また、歯の移動には個人差があるため、きちんと装置をつけていても予定より長引くこともあります。
治療が完了したあとは、リテーナー(保定装置)の装着が必要です。マウスピース矯正に限らず、動かした直後の歯は安定しておらず、元の位置に戻ろうとして動く後戻りが起こります。そのため、リテーナーを装着して歯が安定するまで固定するのです。
リテーナーを装着する期間を保定期間と呼び、歯を動かした期間と同程度、あるいはそれ以上の期間が必要とされています。保定期間には歯を動かす痛みはありませんが、リテーナーを装着する期間を含めると長期間に及ぶことを知っておきましょう。
マウスピース矯正で出っ歯を治すときにかかる費用

マウスピース矯正の費用は、治療範囲によって大きく異なります。前歯のみの部分矯正であれば30〜60万円程度、全体矯正の場合は60万円〜120万円程度が一般的です。
マウスピース矯正は自由診療となるため、費用の決め方は歯科医院によって異なります。そのため、通院時の調整料やリテーナー代などが治療費用に含まれている場合もあれば、その都度支払う場合もあります。
治療を開始する前には、総額はいくらかかるのか、通院のたびに費用は発生するのかなどの詳細についても確認しておきましょう。一度に支払う費用負担を軽減したい場合は、デンタルローンや分割払いを検討するのもひとつの方法です。
治療にかかる期間と費用、治療計画について十分に説明を聞き、納得したうえで治療を開始しましょう。
まとめ

出っ歯を放置すると、前歯を損傷しやすくなったり、口の中が乾きやすく感染症のリスクを高めたりするおそれがあります。軽度から中等度の出っ歯であれば、マウスピース矯正での治療が可能です。
マウスピース矯正であれば、装置を取り外して普段どおり食事や歯磨きができるほか、装着していても人からほとんど気付かれることなく歯並びを整えられます。
ただし、治療を予定どおり進めるためには、1日20時間以上の装着時間を確保する必要がある点には注意が必要です。骨格に問題があるケースや大きく歯を動かさなければならないケースなど、適応できない場合もあるため、歯科医師に相談して治療を検討しましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
こちら、
無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年07月31日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
今日は歯の美しさをキープするホワイトニングと、白い歯がビジネスシーンや対人関係に与える影響についてご紹介いたします。
歯が黄ばむ理由【内因性の場合】
赤ちゃんの歯は真珠のようにきれいですよね。それなのにどうして歯は白さを失っていくのでしょうか。
生まれつきの歯の色が黄ばんでいる
歯が黄ばんで見える理由として、生まれつきの歯の色が黄ばんでいることがあげられます。
歯は、外側からエナメル質、象牙質、歯髄の組織でできています。外から見ると半透明のエナメル質に覆われ、内側の象牙質の色が透けている状態です。
歯の色は、内部にある象牙質と表面のエナメル質の厚さや色によって決まります。象牙質の色やエナメル質の透明度は、肌や髪の色のように個人差があり、人それぞれ異なります。
象牙質がもともと黄色味を帯びている場合は、その色がエナメル質から透けるため歯が黄ばんで見える場合があります。また、エナメル質が薄い場合も、象牙質の色が目立ち歯が黄色く見えるのです。
日本人を含めたアジア人は、他の人種よりもエナメル質が薄いため、生まれつき黄色っぽい歯をしている方が多い傾向にあります。
加齢によって変色している
加齢による変色も、歯の黄ばみの原因のひとつです。
年齢を重ねると、神経を守るために象牙質が分厚く濃い色になっていく傾向があります。象牙質の黄色味が強くなるため、エナメル質から色味が透けて歯が黄ばんで見えてしまうのです。
エナメル質は、長年の歯磨きによる摩耗や食事の際の酸の影響で溶けて薄くなります。エナメル質が薄くなるため、黄色味が強くなった象牙質が透けて、歯が黄色く見えてしまうのです。
歯の神経がない
歯の神経が無い場合も、黄ばんで見えることがあります。虫歯治療によって神経を取り除いた歯や、何らかのダメージを受けた歯は時間が経つと変色していくのが特徴です。
根管治療では神経と血管でできている歯髄を取り除くため、歯の中の血流がなくなり、代謝も失われます。しかし、象牙質の中にある細い管に不要な物質が入り込むのは防げません。不要な組織や物質は排除もされずに詰まってしまいます。
その結果、象牙質のコラーゲンなどが古くなり、歯の色味が徐々にくすみ、茶褐色や灰色に変色してしまうのです。変色した歯は、前歯だと特に目立ってしまうでしょう。
歯が黄ばむ理由【外因性の場合】
赤ちゃんの歯は真珠のようにきれいですよね。それなのにどうして歯は白さを失っていくのでしょうか。
飲食物による色素沈着
着色しやすい飲食物を継続して摂取すると、歯の黄ばみにつながります。色素沈着が起こりやすい主な飲食物は次の通りです。
- カレー
- 醤油
- ソース
- ケチャップ
- 緑茶
- コーヒー
- 赤ワイン など
上記の飲食物には、ポリフェノールやカフェインなどの着色汚れになりやすい成分が含まれています。これらが歯のエナメル質に付着し、ステインが徐々に蓄積していくことで歯の黄ばみとなるのです。
喫煙
着色しやすい飲食物を継続して摂取すると、歯の黄ばみにつながります。色素沈着が起こりやすい主な飲食物は次の通りです。
喫煙も歯が黄ばむ理由のひとつです。タバコには、ニコチンやタールなどの有害物質が多く含まれています。
タバコを吸ったときに歯の表面についたタールが、歯面全体を覆うペリクルと結びつくと歯が着色してしまいます。タールは粘着性があるため歯の表面に付着しやすく、飲食物の色素をくっつける性質をもっているのです。
また、タバコを吸い続けていると歯茎まで変色する可能性があります。タバコに含まれるニコチンには血流を悪くする作用があるため、歯茎に十分な血液が行き渡りにくくなり、歯茎の健康も損なわれます。
そして、タールは黒ずみの原因となるメラニン色素を生成するため、歯も歯茎もさらに黒ずんでしまいます。
加熱式タバコは、紙巻タバコよりタールが少ないと言われていますが、口腔内が乾燥することによって細菌の温床となりやすく、お口の健康を損なうことは変わりありません。
脱灰や再石灰化
着色しやすい飲食物を継続して摂取すると、歯の黄ばみにつながります。色素沈着が起こりやすい主な飲食物は次の通りです。
歯の黄ばみには、歯の脱灰や再石灰化も関係しています。
口腔内は、歯のエナメル質にあるミネラル成分が溶け出す「脱灰」と、溶け出したミネラル成分が唾液の作用によって再びエナメル質に戻る「再石灰化」を繰り返しています。
2つのバランスが崩れて「脱灰」が進んでしまうと、エナメル質のツヤがなくなって歯が黄ばんで見えることがあります。またエナメル質が薄くなり、象牙質の黄色味が強く透けてしまう場合もあります。
健康な歯を保つためには、脱灰と再石灰化のバランスの維持が重要です。食生活の習慣を整え、毎食後の歯磨きで2つのバランスを維持できます。
歯科医院でのホワイトニング
美容院に行くように、歯科医院で行うホワイトニングをとりいれてみませんか? 口元の見た目の美しさをキープできるだけでなく、口腔内の異常をいち早く見つけることもできます。
ホームホワイトニング
歯科医院で自分の歯に合ったマウスピースを作ってもらい、薬剤を使って自宅で行うホワイトニングです。マウスピースに薬剤を入れ、それを1日数時間程度装着することでホワイトニング効果を得ます。
低濃度の薬剤を使用するため即効性はありません。しかし、自宅でできるのでクリニックに通う手間がない点がメリットです。また、ホワイトニング効果も持続しやすいといわれています。
オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングです。メリットは、歯科医院専用の高濃度の薬剤を使って行うので即効性が高い点です。短期間で効果を実感したい、自宅で毎日ケアするのが面倒といった方にぴったりの方法といえます。
しかし、高濃度の薬剤を使用する分、歯がしみる可能性もあります。効果の持続期間はホームホワイトニングと比較して短めで、金額が高いのがデメリットです。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行う方法です。オフィスホワイトニングによって短期間で歯を白くし、白い歯を維持するためにホームホワイトニングを繰り返して行います。
両方のメリットを活かした、即効性とホワイトニング効果の持続を両立させることができるホワイトニングです。色ムラがほとんどなく、きれいな仕上がりになるのもメリットといえます。ただし、両方の費用がかかるため、その分金額は高くなります。
お口ニュースで紹介されました
木更津きらら歯科のVIP MAINTENANCE ROOM
木更津きらら歯科では、ホワイトニングとメインテナンス専門のお部屋であるVIP MAINTENANCE ROOMを増設しました。音楽の流れる空間でリラックスしたひとときをお過ごしいだたけます。ぜひご利用ください。
白い歯が対人関係に与える影響
ホワイトニング専門クリニックがホワイトニング経験者にビジネスにおいての具体的な変化を聞いたところ、「商談やプレゼンでの印象が良くなった(42.10%)」、「仕事での評価が上がったと感じた(25.20%)」と、ホワイトニングにより対人関係での前向きな変化を実感しているとのこと。
実際にビジネスにおける初対面の印象に対する質問では、47.87%の人が「歯の白さ」と回答。特に女性は髪型の次に「歯並びの良さ(51.04%)」「歯の白さ(50.62%)」と、半数以上が歯の印象が良いと初対面の印象が良い、と回答しました。先述の質問で実感のあった「印象の良さ」など、ビジネスにおいてホワイトニングでもたらされる歯の白さが影響しています。
ビジネスシーンにおけるホワイトニング利用者実態調査
ホワイトニングのすすめ
白い歯は思った以上に目の前の人にいいい印象を与えているようです。清潔感や健やかさと同時に、自分を大切にメインテナンスしている細やかさも表現しているのかもしれません。ぜひホワイトニングの習慣をとりいれてみてくださいね!
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25年07月31日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
木更津きらら歯科は輝く笑顔のために、精密な歯科矯正治療を提供します。歯列矯正は、健康な歯と歯ぐきであれば、年齢に関係なく可能です。60歳以上でも十分治療できますし、症例によりますが4〜5歳から治療できる方法もあります。目立たないマウスピース矯正や、金具を歯の裏側にとりつける治療も可能です。相談は無料です。お気軽にご相談ください。
大人の歯列矯正
歯は正常なら28本で1セットですが、虫歯、歯周病、ケガなどで、歯を失ったご経験のある方もいらっしゃるでしょう。失った歯の本数が増えていけば、咬み合わせもどんどん悪くなっていきます。失った歯を補うために、入れ歯を考えなければならないこともでできますが、そうなる前に、歯科矯正で、お口の健康を守ることができる場合もあるのです。30代以上の方の歯科矯正は、見た目の美しさを整えることと同時に、乱れた歯列が健康な歯に及ぼす負担を軽減し、健康な歯を残すという大きな目的があります。
子どもの歯列矯正
小児矯正は、顎の骨が成長しきっていない歯の生え変わりのお子さまに矯正治療をするものです。骨の成長期のうちに矯正治療をスタートさせることができれば、期間も短く、少ない負担で歯並びを整えることができます。永久歯を抜かなければならない抜歯矯正を避けることにもなります。受け口、前歯が出ていたり前歯をしっかり噛みしめられないなどの噛み合わせの不都合や、生えてきた歯の位置が悪く隣の歯がきれいに生えてこない、などの症状のお子さまは、矯正をご検討ください。顎の骨の成長をコントロールしながら矯正していくことが将来的に良い歯ならびにつながります。
ブラケットを装着する矯正
歯列矯正の基本的な仕組みは歯にブラケットという装置をとりつけ、ブラケットにワイヤーを通して、ワイヤーの力で少しづつ歯を動かすというものです。患者さまのお口の状態やご要望により、様々な矯正治療をご提供いたします。
マルチブラケット装置を利用した矯正
歯の表側に金属製のブラケットをとりつけ、ブラケットに通したワイヤーで歯を適正な位置に動かす矯正の基本的な方法です。プラスチックやセラミックのブラケットなら目立ちにくく、矯正治療に対する抵抗感を軽減してくれます。ご予算や治療期間を考慮しご紹介、ご提案いたします。
舌側矯正
矯正装置を歯の後ろ側(舌側)に装着する矯正方法です。矯正装置がほとんど目立ちません。矯正期間中でも歯の表側がむし歯になりにくいというメリットもあります。デメリットとしては、矯正装置制作の難易度が高く、費用が高い点、患者さんご自身の違和感が強い点です。人の目が気になり矯正に踏み切れずにいる方、見た目が重要なご職業の方に適しています。
マウスピース型矯正(歯科)装置(インビザライン)
「インビザライン」は、治療後のイメージに向かって矯正治療を何段階かにわけてマウスピース(アライナー)を作成し、1~2週間後ごとに交換していきながら、歯並びを整えていくというものです。着脱可能で、普段のライフスタイルを我慢する必要はありません。
インビザラインのメリット
- 目立ちにくい
透明に近いマウスピース型の矯正装置(アライナー)は従来のワイヤー矯正と比較して非常に目立ちにくいものです。
- 着脱可能な矯正装置
歯の手入れが普段通りにできるため清潔です。「装置がはずれてしまう」というトラブルがありません。食事や歯みがきなどの際にとりはずしができることから、様々な利点があります。
- 治療後の状態が事前にわかる
3Dシミュレーションにより、歯の移動過程を事前に確認でき、あらかじめ仕上がりの状態がわかります。
- 体にやさしい、金属未使用の素材
アライナーは歯科矯正用に開発されたプラスチック製で、金属を使っていません。金属アレルギーの心配がなく、お口の中を傷つける心配もありません。
- 通院回数が少ない
ご自身で、段階を追って装着するマウスピースを変えていくことで通院の回数をおさえることができます。多忙な方や遠方の方でも治療を受けることが可能です。
インビザラインのデメリット
自己管理が不可欠。装着時間を守らないと歯が動きません。また重度の不正咬合など、患者さまのお口の状態によっては使用できないことがあります。
インビザラインのラインナップ
- インビザライン・フル
透明に近いマウスピース型の矯正歯科装置(インビザライン)を歯並び全体に装着して矯正治療を行います。治療後のイメージに向かって矯正治療を何段階かにわけてマウスピース(アライナー)を作成し、1~2週間後ごとに交換していきながら、歯並びを整えていきます。
- 「iGOシステム」
前歯が少しだけ気になる場合は「iGOシステム」が適しています。歯並び全体ではなく、前歯のみの部分的なマウスピースを1~2週間ごとにとりかえながら、歯を動かしていく手法です。費用はインビザライン・フルの半額以下、2ヶ月〜3ヶ月という短期間で効果を期待できます。
- インビザライン・ファースト
歯の生え変わりと顎の成長段階にある6〜10歳頃のお子さまを対象にしたマウスピース矯正です。通常、子どもの歯列矯正では、顎の成長のコントロールと歯並びを整える2種類の治療を別々に行いますが、この2つの治療を同時に行うことが可能になりました。インビザライン・ファーストについて詳しくは こちら
口腔内3Dスキャナー「iTero element(アイテロ エレメント)」
当院では、口腔内スキャナー「iTero element(アイテロ エレメント)」を導入しました。ご自分の歯並びやかみ合わせを確認し、治療後の歯並びもその場でシミュレーションしてご覧いただくことができます。マウスピースの精度が格段に向上します。
マウスピース型矯正(歯科)装置(クリアコレクト)
マウスピースを使用する矯正システムです。前歯から1番め~7番目の歯を動かします。抜歯はありません。歯肉の2mm程度までを包むように設計されていて、矯正力が強いのが特徴です。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療
歯科矯正専用に開発された人工歯根(歯科矯正用アンカースクリュー)を顎の骨に埋め込み、これを支柱にして歯列全体を動かしていきます。顎全体に矯正装置をつける必要がなく、矯正期間中のわずらわしさが軽減されます。期間も短期間で済みます。
部分矯正
1本から数本の歯列を整える矯正方法です。前歯だけ、少し隙間がある、など部分的に歯ならびを治したい場合は部分矯正で治療できることがあります。患者さまの状態にあわせて、前述の方法のいずれか、または複数を組み合わせて治療します。症例によりますが、期間が比較的短くてすみ、費用を抑えることもできます。
当院の矯正治療は自由診療です
当院の矯正治療は自由診療となり、全額患者さまのご負担となります。患者さまのお悩み、ご要望や、治療方法によって治療費は異なってきます。歯列矯正は費用や治療期間、期間中のお口のケアなど、患者さまのご負担が大きな治療です。ご予算もご相談させていただきながら治療計画をご提案いたします。ご遠慮なくお問い合わせください。
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25年07月24日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯が痛くなったら歯医者へ行くという方は多いかもしれませんが、近年では予防のために歯医者で定期的に検診を受ける人が増えつつあります。定期健診と聞いて「実際には何をするの?」「どれくらいの頻度で行くべき?」といった疑問を持っている方も多いでしょう。
今回は、歯医者で行われる定期検診の内容や、受けるメリット、適切な受診頻度、そして費用の目安についてわかりやすく解説していきます。今後の歯の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
歯医者で定期的に検診を受けるメリット

歯医者の定期検診には、単なる歯のチェック以上の価値があります。ここでは、定期検診を受けることで得られる主なメリットについてご紹介します。
虫歯や歯周病の早期発見・治療につながる
虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、気づいたときには進行していたというケースも少なくないのです。
しかし、定期検診を受けていれば、症状が悪化する前に問題を発見でき、簡単な処置で対応できる可能性が高まります。重度の虫歯や歯周病になってから治療を始めると、治療回数や費用も増える傾向があります。
定期的に検診を受けていると、治療の負担や費用も抑えられる可能性があるのです。
将来的な歯の喪失を防げる
歯を失う主な原因は、虫歯と歯周病です。この二つが悪化すると、歯がぐらついて抜けたり、抜歯が必要になることもあります。永久歯は乳歯と違って生え変わることがないため、一度歯を失うとインプラントやブリッジなどの歯を補う治療が必要になるでしょう。
定期的に口腔内をチェックしていれば、症状が悪化する前に対処して歯を守ることができます。
自分の口の中の状態を把握できる
定期検診では、歯科医師や歯科衛生士が口腔内の状態を丁寧に説明してくれます。自分では見えにくい部分の異変や、磨き残しが多い箇所などを知ることができるため、日々のセルフケアにも役立ちます。
正しい知識やブラッシング方法を身に着ければ、さまざまなトラブルの予防につながるでしょう。
全身の健康維持にもつながる
最近の研究では、口腔内の健康と全身の健康には密接な関係があることがわかってきています。歯周病が悪化すると、歯周病菌が体内に入り込み、糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎などのリスクを高めるといわれています。口の中を清潔に保つことは、健康寿命を延ばすためにも非常に重要です。
歯医者の定期検診では何をする?

歯医者の定期検診では、単に虫歯の有無を調べるだけではなく、さまざまな方法で口腔内の健康状態をチェックし、必要な予防や処置を行います。ここでは、一般的な定期検診で行われる主な項目について解説します。
口腔内全体と虫歯のチェック
定期健診でまず行われるのが、虫歯や歯周病の有無を確認するための視診と触診です。歯の状態を確認し、必要に応じてレントゲンを撮影し、見た目ではわからない歯茎の中にある歯の根や骨の状態まで確認します。
レントゲンを撮影すれば、詰め物の下で進行している虫歯も見つけることができます。その他にも、噛み合わせのバランスや、舌・頬粘膜などの異常もチェックします。総合的に確認することで、さまざまなトラブルの予防を目指します。
歯ぐきの状態の検査
専門の器具を使用して、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの隙間の深さを測る検査を行い、歯周病の進行度をチェックします。健康な状態の歯周ポケットは1ミリから2ミリ程度の深さですが、歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなります。
歯石やプラークの除去
食べかすを栄養として増えるプラークと、プラークが溜まり石のように固くなった歯石は、日々のブラッシングでは取り除くことが難しいです。このほか、日々の蓄積によってできる着色汚れなどを除去するPMTCを行います。
PMTCはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、専用の器具を使用して行う専門的なクリーニングのことです。これにより、虫歯や歯周病の原因となる細菌を物理的に減らし、歯ぐきの炎症を防ぎます。
クリーニング後は、歯がツルツルと滑らかになり、汚れが付きにくくなる効果もあります。
フッ素塗布などの予防処置
虫歯予防のために、高濃度のフッ素を歯の表面に塗布する処置が行われることがあります。フッ素は歯のエナメル質の再石灰化を促し、酸に対する抵抗力を高める働きがあります。特に、歯質が弱い子どもや、虫歯の再発リスクの高い方には効果的な処置です。
ブラッシング指導や生活習慣のアドバイス
歯科衛生士から正しいブラッシング方法の指導が行われます。また、食生活や喫煙習慣、間食のタイミングなど、生活習慣についてのアドバイスも受けることができます。
健康な口腔環境を保つためにどうすれば良いのか具体的に知ることができ、日常生活にすぐ取り入れられる予防法が学べるのも、定期検診の大きなメリットです。
歯医者で検診を受ける頻度

定期検診は受けたほうが良いとわかっていても「どのくらいの間隔で通えばいいのか?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。検診の理想的な頻度は、年齢や口腔内の状態、生活習慣によって異なります。
以下に、目安となる頻度とその理由を解説します。
一般的な目安
健康な成人で特に問題がない場合でも、3〜6ヶ月に1回の定期検診が推奨されています。虫歯や歯周病が進行するスピードを考慮した頻度で、最低でも半年に1回チェックを受けていれば、大きなトラブルになる前に対処できる可能性が高まります
虫歯・歯周病のリスクが高い人
すでに虫歯や歯周病がある、過去に再発を繰り返している、または喫煙習慣や糖尿病などの全身疾患がある方は、1〜3ヶ月に1回の頻度が推奨されています。口腔トラブルのリスクが高いため、再発や悪化を防ぐためにも医師の指示にしたがって受診しましょう。
子どもや矯正治療中の方
乳歯や生え変わりたての永久歯は歯質が弱いため、虫歯になりやすいという特徴があります。さらに進行も早いため、3〜4ヶ月ごとの定期検診が推奨されます。
また、矯正中の方も装置の影響で磨き残しが増えやすいため、装置の調整に加えて口内のこまめなチェックが必要です。
歯医者で検診を受ける場合にかかる費用

定期検診の費用について不安に思う方も多いかもしれません。ここでは、検診時にかかる一般的な費用についてご紹介します。
保険診療の場合の費用
虫歯や歯周病のチェック、歯石除去など、医療行為に該当する検診内容であれば健康保険が適用されます。自己負担3割の方であれば、1回あたりの費用は3,000円前後が一般的です。
内容によって金額は変動しますが、数千円で受けられることが多いでしょう。
自費診療の場合の費用
審美目的のクリーニングや特別な機械を使った治療などには、保険が適用されないことがあります。この場合は自費診療となり、内容にもよりますが1回あたり3,000円〜1万円程度が相場です。
歯科医院によって検診の内容や費用が変わるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
自治体の助成制度などがある場合
お住まいの自治体によっては、子どもや高齢者を対象に歯科検診の費用を助成、一部補助しているケースもあります。母子健康手帳に記載された無料検診、学校や保健センターなどで行われる定期検診など、費用負担が軽減される制度を活用すれば、経済的な負担を抑えられます。
まとめ

歯医者での定期検診は、歯のチェックや歯石除去、歯周病検査やフッ素塗布など、口腔内を総合的にケアする内容が含まれています。日々のセルフケアでは補えない部分を専門的にフォローしてもらえます。
定期検診の間隔は一律ではなく、その人のリスクや生活環境に応じて調整されます。定期的に受診することでトラブルの悪化を防ぎ、結果的に治療費や通院の負担を減らせるでしょう。
歯医者での定期検診は虫歯や歯周病の早期発見や予防だけでなく、将来の歯の健康を守るために非常に重要な習慣です。まだ受けたことのない方は、一度受けてみると良いでしょう。
歯医者の定期検診を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
こちら、
無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年07月17日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯科医院で活躍するスタッフには歯科助手と歯科衛生士がいますが、それぞれの役割や業務内容には明確な違いがあります。歯科助手として働くうちに「専門的な知識や技術を身につけたい」「患者さまの口腔ケアに直接関わりたい」と感じ、歯科衛生士を目指す方も多いです。
この記事では、歯科助手と歯科衛生士の違いや、歯科衛生士になるための資格取得の流れ、働きながら目指す方法についてわかりやすく解説します。
歯科衛生士と歯科助手の仕事の違い

歯科医院で働くスタッフにはさまざまな職種がありますが、その中でも歯科助手と歯科衛生士は混同されやすい存在です。どちらも歯科医師をサポートする役割を担っていますが、業務内容や資格の有無、患者さまとの関わり方など、明確な違いがあります。
ここでは両者の役割の違いを具体的に解説します。
歯科衛生士は国家資格が必要な専門職
歯科衛生士は、厚生労働省が認定する国家資格を取得した専門職です。資格を取得することで、歯科予防処置や歯科保健指導、歯科診療補助といった、医療行為にかかわる業務が認められます。
特に、スケーリング(歯石除去)やフッ素塗布、歯周病の管理といった処置は、歯科衛生士でなければ行うことができません。
歯科衛生士は治療の質や患者さまの予防意識を高めるうえで、非常に重要な役割を果たしています。診療のサポートにとどまらず、患者さま一人ひとりの状態に応じた口腔ケアの提案や、生活習慣の指導なども担います。
歯科助手は資格が不要な事務・サポート職
歯科助手は資格を必要としない職種であり、未経験からでも始められる点が特徴です。業務の中心は、歯科医師や歯科衛生士の診療を補助すること、また受付・会計業務や診療準備・後片付け、器具の洗浄・滅菌などの院内業務全般を担うことです。
歯科助手は患者さまの口腔内に直接触れる処置を行うことはできませんが、診療の流れをスムーズに進めるために欠かせない存在です。患者さまへの対応や医院の雰囲気づくりにも関わるため、コミュニケーション能力や気配りも求められます。
業務範囲に明確な法律上の違いがある
歯科衛生士と歯科助手の大きな違いのひとつに、法律で定められた業務範囲があります。歯科衛生士は歯科衛生士法に基づき、医師の指示のもとで一定の医療行為を行うことが認められています。
しかし、歯科助手にはそのような法律上の定義はなく、医療行為にあたる処置を行うことはできません。
患者さまとの関わり方にも違いがある
患者さまとの関わり方にも違いが見られます。歯科衛生士は、診療台に座っている患者さまと直接かかわり、口腔内を扱う処置を通して信頼関係を築いていきます。定期的なメンテナンスで継続的に関わることもあり、患者さまから相談を受ける機会も多くなります。
一方、歯科助手は受付や待合室での対応、診療のサポート時の声かけなど、間接的な場面で患者さまと関わることが多いです。直接処置は行わないものの、笑顔での応対や気配りが、患者さまの医院への印象を大きく左右することもあります。
歯科助手から歯科衛生士になるメリット

ここでは、歯科助手から歯科衛生士を目指すことで得られるメリットについて解説します。
医療従事者として専門性の高い仕事ができる
歯科衛生士になることで、国家資格に裏づけされた専門的な知識と技術をもとに、医療行為にかかわる業務を担えるようになります。たとえば、歯石の除去やフッ素塗布、歯周病の予防処置、保健指導といった仕事は、資格を持つ歯科衛生士にしか許されていません。
患者さまの口腔環境を整え、健康を維持・改善する役割を果たせることは、医療職としてのやりがいを強く実感できるポイントです。
より深く患者さまと関われる
歯科助手の業務では、診療補助や受付対応、器具の準備など、患者さまとの間接的なやりとりが中心となります。歯科衛生士は患者さまの口腔内を実際に診て処置を行う機会が多く、カウンセリングやセルフケアの指導を通して信頼関係を築くことができます。
定期的に通う患者さまを長期的にサポートできるため、感謝の言葉を直接受け取る機会も増え、仕事への満足感や責任感が高まるでしょう。
給与や待遇面での向上が見込める
歯科衛生士は国家資格であり、専門的な知識と技術が求められるため、歯科助手と比べて給与水準が高く設定されているのが一般的です。また、福利厚生や勤務条件も安定しているケースが多く、長期的なキャリア形成がしやすい点も魅力です。
特に正社員として継続的に働きたい方や、将来的に結婚や出産後も復職したいと考える方にとって、歯科衛生士の資格は大きな強みとなります。
就職・転職の幅が広がる
歯科衛生士は全国どこでもニーズが高く、引越しやライフステージの変化に合わせて働く場所を選びやすい職業です。一般的な歯科クリニックだけでなく、総合病院の口腔外科や企業内診療所、介護施設、保健所、歯科関連企業など、活躍の場は多岐にわたります。
キャリアアップや独立も視野に入る
歯科衛生士として経験を積んだ後には、後進の指導や教育分野に進んだり、セミナー講師や専門資格の取得によってさらなるステップアップを目指すことも可能です。
予防や訪問ケアなどに特化した歯科衛生士向けの開業支援制度も存在しており、将来的に自分の専門性を活かした働き方を模索することもできます。こうしたキャリアの広がりは、歯科助手にはない大きな魅力です。
歯科衛生士の資格を取るためには

歯科衛生士として働くためには、国家資格の取得が必要です。歯科衛生士の業務には医療行為が含まれるため、法的に定められた教育課程と国家試験の合格が必須となります。
歯科衛生士を目指すには、まず厚生労働大臣の指定を受けた養成機関に入学する必要があります。養成機関には、専門学校、短期大学、大学などがあり、3年間以上の課程を修了することが必要です。
学びの内容は広範囲にわたりますが、実務に直結する内容が多く、歯科助手としての経験がある場合は理解がスムーズなこともあります。現場で得た知識と照らし合わせながら学べる点は、大きなアドバンテージになるでしょう。
養成機関で必要な単位を修得し、卒業見込みまたは卒業した後は、年に一度行われる歯科衛生士国家試験を受験します。この試験に合格することで、正式に歯科衛生士としての資格を取得できます。
国家試験では、基礎医学や歯科衛生士業務に関する専門知識、臨床判断力などが問われます。歯科助手としての知識がある方でも、専門的な学び直しが必要になる部分もあるため、試験勉強は計画的に進めることが重要です。
働きながら学ぶことも可能
すでに歯科助手として勤務している場合「今の仕事を続けながら資格を取りたい」と考える方も多いでしょう。最近では、夜間部や通信制、週末開講の課程を設けている養成機関もあり、働きながら学べる環境が整いつつあります。
通学や学費の負担を抑えながら、自分のペースで学べる点は大きなメリットです。入学前にライフスタイルと照らし合わせて無理のない計画を立て、学びに専念できる環境を整えておくことが大切です。
学費や支援制度も存在する
歯科衛生士を目指すうえでは、学費も検討すべきポイントです。学校によって異なりますが、3年間で約200万〜300万円程度の学費がかかるのが一般的です。経済的な負担を軽減するために、教育ローンや奨学金制度、給付型の支援制度を利用する方も多くいます。
また、医療機関によっては、働きながら資格取得を目指すスタッフに対して、学費の一部補助や勤務時間の調整などの支援を行っている場合もあります。
歯科助手として勤務している方は、まず勤務先に相談し、資格取得に向けた協力体制があるかどうかを確認するのも良いでしょう。実務経験を活かしながら学べる環境が整えば、勉強と仕事の両立もしやすくなります。
まとめ

歯科助手と歯科衛生士では、業務内容や資格の有無、患者さまとの関わり方に明確な違いがあります。歯科衛生士は国家資格を持ち、予防処置や保健指導など専門性の高い業務を通じて、患者さまの口腔健康を支える重要な役割を担います。
歯科助手として働く中で「もっと専門的に関わりたい」と感じた方にとって、歯科衛生士へのキャリアアップは大きな一歩です。資格取得には養成機関での学習と国家試験合格が必要ですが、働きながら目指すことも可能です。
当院では、意欲ある歯科衛生士の方を募集しています。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
こちら、
無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
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25年07月10日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

白く美しい歯並びや、自然な口元に整えることで笑顔に自信が持てるようになります。審美歯科は、見た目の美しさに重点を置いた治療を行うため「費用は高いの?」「保険は使えるの?」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
審美歯科での治療は自由診療が中心となるため、治療内容によって費用に大きな差があります。
この記事では、審美歯科で行われる代表的な治療とその費用相場について解説します。保険適用や医療費控除の対象になるかどうかもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
審美歯科とは

審美歯科とは、虫歯や歯周病といった病気を治すことを目的とした一般歯科とは異なり、歯や口元の見た目を美しく整えることを目的とした歯科医療の分野です。歯の色や形、歯並び、歯ぐきのバランスなどにアプローチし、より自然で健康的な口元を目指します。
人と接する仕事や写真撮影の多い職業の方にとっては、自信のある笑顔を手に入れる手段として注目されています。
たとえば、歯を白くするホワイトニングや、前歯の形や隙間を整えるラミネートベニア、金属の詰め物を自然な色合いのセラミックに変える治療などが代表的です。また、歯並びの改善や口元全体のバランスを整えるために矯正治療が行われることもあります。
こうした治療は、見た目の改善だけでなく、清掃性の向上や噛み合わせの安定といった機能面にもメリットがあることが多く、美しさと健康の両立を目指す点が特徴です。
ただし、保険が適用されないケースがほとんどであるため、治療内容や費用については事前にしっかりと理解しておくことが重要です。
審美歯科で行う治療ごとの費用

審美歯科では、患者様の希望やお口の状態に応じてさまざまな治療が行われます。以下では代表的な治療方法とそれぞれの費用相場についてご紹介します。なお、治療内容や使用する素材、歯科医院の立地などによっても料金は変動するため、あくまで目安としてご覧ください。
セラミック治療の費用
詰め物や被せ物を、白くて自然な見た目のセラミック素材に置き換えるのがセラミック治療です。詰め物(インレー)として使用する場合は1本あたり約4万〜8万円、被せ物(クラウン)の場合は8万〜15万円前後が相場となります。
使用するセラミックの種類や歯科医院の技術、地域差によって価格は変動しますが、変色しにくく耐久性も高いため、コストパフォーマンスに優れた治療です。見た目の美しさと機能性の両立を求める方に選ばれています。
ラミネートベニアの費用
前歯の見た目を整える目的で選ばれるのがラミネートベニアです。歯の表面をわずかに削り、薄いセラミック製のシェルを貼り付けて、色や形、すき間を整えます。自然な白さと形を短期間で得られることから多くの人に選択されています。
費用は1本につき約10万〜15万円が一般的です。ホワイトニングでは改善しにくい色ムラにも効果的です。
ホワイトニングの費用
歯そのものの色を明るくする方法として、ホワイトニングも人気です。
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは1回あたり2万〜5万円ほど、自宅で行うホームホワイトニングは2万〜4万円程度が目安です。より高い効果を得たい場合は、両方を組み合わせたデュアルホワイトニングが選ばれ、これには5万〜7万円ほどの費用がかかるケースもあります。
矯正治療の費用
歯並びを改善する場合には矯正治療が行われます。審美歯科では、見た目に配慮した装置を用いて治療が行われます。
前歯だけを対象とした部分矯正では約10万〜40万円、透明なマウスピースを使用した全体矯正では80万〜100万円以上になることがあります。
治療期間や歯並びの状態によっても費用は大きく異なりますが、目立たない装置で歯列を整えたい方の選択肢といえるでしょう。
ガミースマイル治療の費用
笑ったときに歯ぐきが大きく見える状態を改善するガミースマイルの治療も審美歯科で行われています。
ボトックス注射で上唇の動きを抑える方法では、1回あたり約1万〜3万円程度です。より根本的に改善したい場合は、歯ぐきの切除や骨の調整を行う手術が必要となり、5万〜30万円ほどの費用がかかるケースもあります。
審美歯科で治療を受ける場合に保険は適用される?

審美歯科で行われる治療の多くは、基本的に健康保険の対象外となっています。というのも、保険が適用されるのは、病気や機能の回復を目的とした治療に限られており、見た目の美しさを追求する治療は自由診療(自費診療)に分類されるためです。
審美歯科の治療にかかる費用は、保険適用の有無によって大きく変わります。そのため、事前に保険が適用されるのか、自費になる場合は費用はどの程度かかるのかを歯科医師にしっかり確認することが重要です。
特に、見た目と機能の両方に関わるケースでは、保険と自費の境界があいまいになることもあるため、個別の説明を受けるようにしましょう。
以下に、保険が適用されないケースと保険が適用される可能性があるケースについて解説します。
保険が適用されないケース
セラミック治療やホワイトニング、ラミネートベニアなどは、歯の機能に問題がないにもかかわらず審美性を高める目的で行われるため、保険が適用されません。
また、目立たないマウスピース型の装置を使用した矯正や前歯だけの部分矯正なども、審美目的と判断されると自費扱いとなります。これらの治療はすべて、使用する素材や手法が保険適用外である点が理由となります。
さらに、治療前のカウンセリングや検査料も保険適用外となるケースが多く、全体的な費用が高くなる傾向があります。
保険が適用される可能性のあるケース
一方で、同じ治療でも機能回復を目的として行う場合には、例外的に保険が適用されることがあります。たとえば、虫歯が進行して詰め物が必要な状態で、金属の代わりに白いレジン(プラスチック)を使用する場合、部位や条件によっては保険が認められることがあります。
また、矯正治療に関しても、噛み合わせや発音、顎の成長などに影響があると診断されたケースでは、指定の医療機関であれば保険が適用されることがあります。
審美歯科での治療費は医療費控除の対象になる?

審美歯科の治療費が医療費控除の対象になるかどうかは、その治療の目的や内容によって異なります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに確定申告することで受けられる所得控除のことです。
対象となるのは病気の治療や健康の維持のために必要な費用に限られます。一般的に、見た目を良くすることだけを目的とした審美歯科の治療は、医療費控除の対象外です。
例えば、ホワイトニングやセラミック治療、ラミネートベニアなど、機能回復が主な目的でない場合は控除の対象にはなりません。あくまで美容目的と判断されると、医療行為とは認められず、自己負担となる点に注意が必要です。
機能回復を伴う治療は控除対象になる可能性あり
一方で、虫歯治療や歯周病治療など、歯の機能を回復するための治療費は医療費控除の対象となります。たとえば、虫歯が原因で欠けた歯をセラミックで補う場合や、歯の噛み合わせの改善を目的とした矯正治療は、医療費控除の対象になるケースがあります。
ただし、その場合でも治療内容や目的について歯科医師の診断書や説明が求められることがあります。
医療費控除申請時の注意点
審美歯科治療を受けた際に医療費控除を申請する場合は、領収書を保管しておくことと治療内容を記録しておくことが大切です。
医療費控除の対象になるかの判断が難しい場合は、自己判断せず、疑問があれば専門家に相談しましょう。特に一部が機能回復を目的とした治療であれば、その部分のみ控除対象になることもあるため、わかりやすく費用を区分けしてもらうこともポイントです。
まとめ

審美歯科は見た目の美しさを追求する治療ですが、その費用は治療内容によって大きく異なります。保険適用が限定的であるため、多くの場合は自己負担となることが一般的です。
ただし、機能回復を目的とした治療は保険適用や医療費控除の対象になる場合もあり、治療内容や目的をしっかり把握しておくことが重要です。治療を受ける際は、費用の見積もりや保険適用の有無を事前に確認し、納得したうえで進めることが大切です。
審美歯科治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。
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25年07月03日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

八重歯はチャームポイントになると考える人もいますが、虫歯になりやすかったり、奥歯に負担がかかりやすかったり、デメリットがあります。また、八重歯であることがコンプレックスになっている人もいるかもしれません。
八重歯は矯正治療で治せますが、矯正装置が目立ちにくいマウスピース矯正は八重歯に対応しているのでしょうか。
ここでは、マウスピース矯正における八重歯の治療について、注意点や治療期間などを含めて解説します。
八重歯とは

八重歯は叢生の一種です。叢生は、歯が重なって生えたりすることで歯並びが不規則になっている状態を指します。叢生の中でも、前から見て3番目に位置する歯(犬歯)が隣の歯重なって前へ突き出たようになっている状態を八重歯と呼びます。
八重歯は顎が小さいと起こりやすいとされています。顎が小さいと歯の生えるスペースが狭くなるため、歯が重なって生えてやすいのです。
また、乳歯が通常よりも早く抜けてしまったり、永久歯の生え変わるタイミングが遅れたりする場合にも、生えてくる歯が綺麗に並ばず八重歯が起こりやすいです。
八重歯を放置するリスク

八重歯のままでも見た目は気にならないという人もいるかもしれませんが、八重歯のまま放置することにはデメリットもあります。八重歯のデメリットについてみていきましょう。
虫歯・歯周病になるリスクが高い
八重歯は歯が重なっているため、歯磨きの際に綺麗に磨くことが難しいです。歯間ブラシやデンタルフロスを使用しても、食べかすが残ってしまうことも多いでしょう。磨き残しがあると、そこから虫歯や歯周病になります。
そのため、八重歯は綺麗な歯並びに比べると、周囲の歯や歯茎に虫歯や歯周病が起こるリスクが高いといえます。
噛み合わせの問題が起こりやすい
八重歯があると、上の歯と下の歯が上手く噛み合いません。噛み合わせが悪いと食べ物を食べる際にかかる負担が上手く分散されず、特定の歯に過剰な負担がかかりやすくなります。とくに、八重歯がある場合は奥歯に負担がかかりやすいです。
日常的に負荷がかかれば徐々に歯が擦り減り、虫歯や知覚過敏が起こりやすくなります。また、顎にも負担がかかりやすく、顎関節症を引き起こすリスクもあります。
口呼吸になる
八重歯の状態にもよりますが、突出が大きく口が閉じにくくなるケースもあります。そうすると、自然と口呼吸が習慣付きます。口呼吸では唾液が乾いてしまうため、細菌や汚れが流されずに虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、口からウイルスなどが侵入しやすいため、風邪やインフルエンザなどの病気にもかかりやすくなるとされています。
見た目が気になる
八重歯はチャームポイントになると考える人もいますが、反対にコンプレックスになる人もいるでしょう。犬歯だけが前に出るだけではなく、周囲の歯も並びが悪くなっていることが一般的で、全体の歯並びが悪く見えるため口元に自信が持てなくなるケースも少なくありません。
八重歯はマウスピース矯正で治せる?

八重歯はマウスピース矯正でも改善が可能ですが、マウスピース矯正は全ての症例に対応しているわけではありません。
マウスピース矯正では治療困難な状態
以下のようなケースでは、マウスピース矯正だけでは対応できず、他の矯正方法や外科手術などと併用が必要になる可能性があります。
歯のズレや重なりが大きい
犬歯のズレや重なりが大きい重度の八重歯の場合、マウスピース矯正だけで改善することは難しいです。マウスピース矯正は歯を少しずつ動かす矯正方法なので、大きく歯を動かす症例には適していません。
この場合、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用する可能性があります。重度の八重歯と判断される基準は、6mm以上の歯の重なりがあることです。
骨格が原因になっている
八重歯の原因が骨格にある場合、外科手術が必要になることがあります。この場合、顎の骨を切って、顎の位置を調整することで噛み合わせを整えます。
インプラントがある
インプラントがある場合、マウスピース矯正では対応できません。人工歯根が顎の骨に埋め込まれており、動かすことができないからです。
ただし、八重歯部分だけに問題がある歯並びならば、インプラントを避けて歯を動かし、歯並びを調整できるケースもあります。
八重歯の治療にマウスピース矯正を選ぶメリット

八重歯の矯正方法にはワイヤー矯正もありますが、マウスピース矯正を選ぶメリットを確認しましょう。
矯正装置が目立たない
矯正装置が目立つ方法では、口元に視線が集中しやすいです。そのため、矯正期間中は八重歯がより目立つように感じられ、口元が気になるという方もいるかもしれません。
マウスピース矯正ならば、矯正装置のマウスピースが透明なので、目立つことなく矯正治療を受けられます。周囲の人に矯正していることが気付かれにくく、矯正装置の見た目も気にならないでしょう。
矯正装置の取り外しができる
マウスピース矯正の場合、患者さまの手で矯正装置を自由に取り外すことができます。矯正装置の取り外しができるということは、食事や歯磨きはこれまで通りにできるということです。
ワイヤー矯正では装置は取り外せないため、矯正装置が壊れないように、硬い食べ物やガムなど粘着質な食べ物には注意しなければなりません。食べカスも残りやすく、矯正装置に汚れが付着したままになりやすいため、虫歯や歯周病のリスクもあります。
こうした食事や歯磨きの際の手間や負担がマウスピース矯正にはないため、ストレスになりにくいでしょう。
痛みが少ない
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べると治療の痛みが少ないとされています。ワイヤー矯正は歯に強い圧力をかけて歯を大きく動かすため痛みを覚えやすいですが、マウスピース矯正は少しずつ歯を動かすので痛みが少ないと考えられています。
八重歯の治療にマウスピース矯正を選ぶときの注意点
八重歯はマウスピース矯正で治療することもできますが、注意すべき点がいくつかあります。治療の注意点について、あらかじめ知っておきましょう。
治療できない症例もある
マウスピース矯正で八重歯を改善したいと考えていても、マウスピース矯正では対応できない症例もあります。全ての症例に対応しているわけではないため、まずは歯科医院でマウスピース矯正での治療が可能かどうかカウンセリングを受けてみましょう。
場合によっては、ワイヤー矯正との併用など他の治療が必要になることがあります。
自己管理が必要
マウスピース矯正は、自己管理が必要です。マウスピースは1日20時間以上の装着が推奨されているため、食事や歯磨きの後は忘れずにすぐ装着しなければなりません。
また、マウスピースの破損や紛失が起これば作り直しが必要になり、矯正治療が中断します。破損や紛失が起こらないように、外した際には専用ケースに入れるなど自己管理が必要です。
マウスピース矯正で八重歯を治す場合にかかる費用・期間

マウスピース矯正で八重歯を治す場合にかかる費用と期間は、以下の通りです。
費用
マウスピース矯正で八重歯を治す際にかかる費用の目安は、部分矯正で10万~40万円、全体矯正で50万~100万円です。矯正治療の目的は審美性を高めることなので、保険が適用されません。
複数の歯科医院の費用を比較し、検討すると良いでしょう。
治療期間
八重歯をマウスピース矯正で治す場合の治療期間の目安は、部分矯正で2カ月~1年、全体矯正で1年~3年です。
口腔内の状態によって治療期間は異なるため、あくまでも目安です。軽度の八重歯で八重歯部分以外に問題がなければ短期間で終わり、重度の八重歯で歯列全体の調整が必要な場合は治療期間が長くなると考えられます。
八重歯を治すマウスピース矯正以外の選択肢

八重歯の状態や骨格の状態によっては、マウスピース矯正では対応できないことがあります。この場合、別の治療方法を検討することになります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を固定し、そこへワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。マウスピース矯正よりも対応できる症例の幅が広く、重度の八重歯にも対応できます。
ワイヤー矯正は矯正装置が目立つというデメリットがありますが、裏側矯正やホワイトワイヤーを使った矯正などを選択することも可能な場合があります。通常のワイヤー矯正よりも矯正装置を目立ちにくくできるでしょう。
セラミック治療
部分的に治療する方法になりますが、八重歯を削ってセラミックの被せ物を被せるという方法もあります。短期間で八重歯を改善することができるというメリットがありますが、健康な歯を削らなければなりません。
セラミックの寿命は長いですが、時間が経過すれば交換が必要になる可能性があることを知っておきましょう。
まとめ

八重歯はマウスピース矯正によって改善できますが、重度の八重歯や骨格に問題がある場合はマウスピース以外の方法を勧められるでしょう。まずは、歯科医院でマウスピース矯正に対応しているかどうか確認してもらいましょう。
八重歯を改善すれば見た目もスッキリするだけではなく、将来的な虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。
マウスピース矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページは
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25年06月30日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯医者はこわいとお考えではありませんか? 当院では、患者さまが歯科の治療時に感じる恐怖感や痛みをできるだけ軽減することをモットーとしております。そのために、最新の器材や技術を積極的に取り入れていきたいと考えています。
そのひとつがレーザー治療です。今回は、歯科で行うレーザー治療についてご紹介いたします。
レーザーを歯科で使うメリット
レーザーを使用したむし歯や歯周病の治療は、かつての歯科治療とは違う次元のものです。
歯科では、強いエネルギーを持ったレーザーを用います。一つの波長の光を集めることで、瞬間的にエネルギーの密度を高めて病的な部分に照射し、切開や病的な部分の蒸散させたり固めたり、といった使い方をします。歯を削る量が少なくて済むのも大きなメリットです。化学物質によるアレルギーの心配がなく、電気メスのように通電することもありません。歯科で使われるレーザーの波長は発がん性もありません。また歯科の治療に特有の音がなく、恐怖感や不安感をやわらげてくれます。
- 患部の治りが早い
- 痛みが少ない
- 殺菌・消毒効果がある
- 止血効果がある
- アレルギーを起こす原因とならない
- 発がん性がない
- 歯を削る量が少ない
- 歯科治療特有の音がしない
レーザーを歯科で使うデメリット
デメリットというよりも注意点はあります。レーザー機器本来の特徴を熟知し、適切に使用しなければなりません。使用できない場合を慎重に判断する必要があります。患部にピンポイントで照射する技術が必要です。安全に治療の効果を得るために、歯科用レーザーは医師免許・歯科医師免許を持った者だけが使用することができます。
歯科治療で使われるレーザー
歯科で使用するレーザーは、一つの波長の光を集めることでさらに強いエネルギーを発すします。レーザー光は波長によって生体に照射したときの組織の反応が大きく異なります。例えばむし歯の治療には、歯を削り取ることが可能なエルビウムヤグレーザーというものが適していますし、歯周病の治療や軟組織の治療には、組織の状態に合わせて半導体レーザーなど4種類のレーザー機器を使い分けることになります。歯科医師はそれぞれの波長の特性を理解し、症状にふさわしい治療の選択をしていくのです。歯科で使用される4つのレーザーをご紹介しましょう。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
炭酸ガスレーザーは水分に吸収されすぐに熱エネルギーに変換される特徴をもっており、軟組織の切開・止血・凝固に優れています。、出血を伴わない切開手術が可能です。
Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)
止血や殺菌に向いているレーザーです。歯周ポケット内や根管内にレーザーを照射することで殺菌効果が得られます。
Nd:YAGレーザー(ネオジウムヤグレーザー)
止血や殺菌に向いているレーザーです。歯周ポケット内や根管内にレーザーを照射することで殺菌効果が得られます。
半導体レーザー
組織浸透性はNd:YAGレーザーよりも大きく、水分への吸収はNd:YAGレーザーより低くほとんどありません。切開や殺菌、疼痛緩和に使用します。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)の特徴
木更津きらら歯科では、最新の炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を使用した治療を行っています。削る、抜歯といった外科的な処理、止血、殺菌効果による炎症の改善などに使用しています。副作用が少ないため、高血圧や糖尿病の方、妊娠中の方にも安心して治療を受けていただけます。
治癒が早い
炭酸ガスレーザー光の効果で患部の細胞や組織が活性化されます。それによって傷口の早期回復が望めます。
痛みを和らげる
施術のスピード化や患部を温めることで術後の痛みを和らげる効果が期待できます。
殺菌消毒
炭酸ガスレーザーの殺菌効果は、抜糸後の歯ぐきの腫れを緩和させてくれます。
止血
炭酸ガスレーザーには血液を凝固する特徴があります。止血に役立ちます。
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)による治療
炭酸ガスレーザーの光は、ほとんどが細胞の水分に吸収され、ピンポイントで浅く削ること、深く掘ること、切開することができます。電気メスを使用した場合のような熱による障害が少なく、また金属メスを使用したときよりも出血が少なくて治りが早いのが特徴です。炭酸ガスレーザーは、さまざまな場面で治療に効果を発揮します。
歯周病の治療
歯周病が重症化すると歯肉をメスなどで切開し、その中にある歯石を除去しなくてはいけません。炭酸ガスレーザー治療が適用できるケースであれば、切開することなく患部にレーザー照射するだけで、細菌を死滅(減少)させることができます。歯肉の血行が促進され、結果的に健康的で引き締まった歯肉の状態に戻します。
口内炎・噛み傷の治療
口内炎も炭酸ガスレーザー治療で対応できます。口内炎は様々な原因で起こります。口腔内を噛んでしまったときの傷や、入れ歯がずれたときに起こる傷が原因の口内炎では、傷の回復を促す効果があります。
知覚過敏
冷たいものを口に含んで歯が染みるこれは知覚過敏。歯の根元が露出していることが原因です。レーザー光には歯の神経を沈静化する作用があり、過敏になっている知覚を緩めてあげます。知覚過敏の治療に用いることもあります。
色素沈着の除去
歯肉が色素沈着を起こして、黒っぽくなったり紫っぽくなったりすることがあります。色素沈着の除去にも炭酸ガスレーザー治療が対応しています。麻酔の必要はなく、痛みもありません。
抜歯を伴う治療
炭酸ガスレーザーは止血作用と殺菌効果があります。親知らずの抜歯など歯ぐきを切開する治療では必要な止血対策に炭酸ガスレーザーが特に有効です。殺菌効果もあるので、衛生的に抜糸を行うことができます。術後の回復が早く、鎮痛剤の使用を抑えることはできるので、患者さんへの負担も最小限に抑えることができます。
木更津きらら歯科の外科治療
木更津きらら歯科では、プライバシーや安全面に配慮した完全個室のオペ室をご用意しております。 ホワイトニングやインプラント、難しい親知らずの抜歯、歯周外科治療などを行います。
レーザー治療の進化で、歯科治療は大きく変わりました。昔の歯科医院で患者さまがお感じになったような、痛い・怖い・恐怖感や不安をあおる音などは大きく改善されています。治療面の止血や殺菌も全く違う考え方のもとに行われています。安心してご来院ください。
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25年06月29日
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
様々な理由から、歯が欠けたり折れたりすることがあります。硬いものを噛んで歯が欠けたることもあれば、転倒などの事故で歯が折れたりすることも。むし歯の進行が隠れているかもしれません。今回は、歯が欠けたり折れたりしたときの治療法とその原因をご紹介します。
コンポジットレジン充填
欠けた部分が小さければ、プラスチック製の素材で補填することができます。コンポジットレジンは、紫外線照射によって固まる素材でいろいろな症例で使用されます。カラーが豊富で、重ね合わせて使用することで自然な仕上がりに近くなるように調整できます。コンポジットレジンを使用して修復する治療法をコンポジットレジン充填と言います。保険診療の範囲内での治療が可能です。
インレー修復
インレー修復とは型を取って模型を作り、歯科技工士が模型の上でインレーと呼ばれるつめものを製作し、それを接着する治療法のことです。メタルインレー(銀歯)なら保険適用の範囲で治療できます。部位によっては、審美的にも強度的にも、元のご自分の歯に近い自然な歯を再現できる自由診療のセラミックインレー やジルコニアインレーをおすすめします。
オールセラミックスインレー
金属を使わず、すべて陶材で製作した白い詰め物です。どのインレーよりも自然な透明感があり歯の自然な美しさを再現します。長年使用しても変色がありません。金属を使用していないため劣化もしにくく金属アレルギーのある方でも安心です。
ジルコニアインレー
全てジルコニアで製作した白い詰め物です。セラミックより硬く長年使用しても変色がありません。金属不使用のため劣化しにくく身体にも安心な素材です。噛む力の負担のかかる大臼歯にも適しています。
被せ物(クラウン)
損傷が大きい場合は、被せもの、クラウンと呼ばれる修復物を作製します。保険診療では銀歯やプラスチック素材を使用します。自費診療の選択が可能なら、審美性や強度にすぐれたセラミック素材をおすすめします。特に目立ちやすい前歯や強い力がかかる奥歯には、セラミック素材の修復物が適しています。
フルジルコニア クラウン
全てジルコニアで製作した白い詰め物です。セラミックより硬く長年使用しても変色がありません。金属不使用のため劣化しにくく身体にも安心な素材です。噛む力の負担のかかる大臼歯にも適しています。
ラミネートベニア
歯がひび割れたというような損傷なら、薄い剥片を付け爪のように歯に装着するラミネートべニアを検討できます。歯の表面に装着する素材はセラミック製で、シェルと呼ばれます。シェルは装着した歯が透けてみえるほど薄いため、元の歯の色味を生かしたり消したりして自然な白さを実現するために、接着剤の色や、元の歯の色を消すシェルを重ねづけするなど、繊細な調整を施していきます。歯の裏側は削りません。
土台を調整・補強したうえでクラウンを被せる
歯が根元で折れてしまい、被せ物ができない場合、歯を露出させクラウンを被せる土台を整えます。
クラウンレングスニング(歯冠長延長術)
埋まっている歯を露出させるために,外科的な処置で歯茎や歯槽骨を調整します。選択されることの多い手法ですが、破損してしまった歯根の破折線が歯肉よりかなり下の場合は抜歯するしかありません。被せもの(クラウン)が脱落しない様に、歯質が最低1.5㎜以上は必要です。この1.5ミリが、歯の修復にはとても大切になってきます。
エクストルージョン(歯根挺出術)
矯正の一種で、歯根に金属のフックを取り付け、隣接する歯に固定用のワイヤーを装着します。ワイヤーとフックを歯科用ゴムで繋ぎ、歯を歯肉から時間をかけて引っ張りあげる治療法です。歯が十分な高さまで移動したら、歯肉を整え、最後に被せものを装着します。この治療法は数カ月の時間を要することもありますが、抜歯をせずに歯を保存できる可能性があるのです。
ファイバーコア
ファイバーコアは、歯の土台として使用される材料の一つで、グラスファイバーを樹脂で固めたものです。耐久性があり、光を透過する性質を持つため、自然な見た目となり、金属アレルギーの心配がなく、歯根への負担も軽減できるという特徴があります。
土台を補強し、クラウンを被せる
歯が根元近くまで欠けてしまったとき、クラウンレングスニング、エクストルージョンで歯根を露出させ、ファイバーコアで土台を補強して、審美性と強度に優れたセラミックのクラウンを用いることで、欠損した部分を修復します。
再植
とれてしまった歯は、よい状態で歯医者にもっていけば再植できる場合があります。再植とは、折れてしまった歯をもう一度埋め直し、元のような状態にもどすこと。この再植を成功させるために大切なのは、歯の根のまわりを覆う歯根膜という、歯と歯槽骨をつなぐ組織。歯根膜の細胞を壊さないように、人体の水分の成分と似た牛乳につけて30分以内に来院してくだされば、可能かもしれません!
歯根まで損なわれた場合
歯の根っこまで欠けてしまった場合は、歯を残すことが困難です。残念ながら抜歯を考慮しなければなりません。ブリッジや入れ歯、インプラントなどの治療を検討し、かみ合わせのバランスを維持しお口の機能をとりもどしましょう。
歯が欠ける原因
歯が欠ける、折れるとはどんなときなのでしょうか。歯が欠ける、折れてしまうときには、以前からお口の中にトラブルが起こっていたことも多いのです。
むし歯
むし歯とは、酸によって歯が溶けてしまう病気のことです。象牙質はエナメル質よりも酸に弱いので、歯の内側でむし歯が進行して内部に空洞が生じ、歯が脆くなることがあるのです。その結果、食事の際に歯が欠けてしまうことが起こるのです。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは、歯にたいへんな負担がかかります。睡眠中の歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる負担は、その人の体重の2~3倍、食べ物を噛む力(40~60kg)よりもずっと大きいのです。そのため、長期間続くと歯を損ないます。
転倒や事故による外傷
転倒や事故などで歯に強い衝撃が加わると、欠けたり脱臼したりすることがあります。すぐに歯科医院を受診してください。
酸蝕歯
歯並びが悪く、かみ合わせが乱れていると一部の歯に負担がかかり、欠けたり割れたりすることがあります。たとえば、出っ歯や受け口などは、奥歯に負担がかかりやすいかみ合わせです。今は問題なくてもダメージは蓄積されているため、将来的に奥歯を失うリスクが高くなります。
かみ合わせの悪さ
歯並びが悪く、かみ合わせが乱れていると一部の歯に負担がかかり、欠けたり割れたりすることがあります。たとえば、出っ歯や受け口などは、奥歯に負担がかかりやすいかみ合わせです。今は問題なくてもダメージは蓄積されているため、将来的に奥歯を失うリスクが高くなります。
歯が欠けた、折れたときには痛くないからと放置しないですぐ歯科医院を受診してください。木更津きらら歯科は年中無休で診療しています。頼りにしていただけたら嬉しいです。
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