木更津きらら歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

インプラント

24年02月22日

喫煙者でもインプラント治療は受けられる?喫煙が及ぼす悪影響とは?

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

インプラントのイメージ

歯を失った時の治療法として、近年インプラント治療が注目を集めています。インプラント治療とは、失った歯の代わりに人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。

入れ歯とは異なり取り外しが不要なので、治療が成功すれば本物の歯のように咀嚼できます。

しかし、喫煙者の場合インプラント治療ができない可能性があります。治療の保証が使えない場合もあるため、喫煙者の方は注意が必要です。

本記事では、喫煙者がインプラント治療を受ける際の注意点と、喫煙がインプラント治療にどのような影響を及ぼすのかについて詳しく解説します。

インプラントとは?

インプラント治療のイメージ

インプラントは、失った歯を人工的に補う治療法の1つです。失った歯の代わりにチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せて歯を補います。従来の入れ歯やブリッジと比べて、見た目や機能が天然歯に近いことが特徴です。

インプラント治療は高度な技術を要し、治療期間は4〜6ヶ月かかります。人によっては1年近くかかることもあるでしょう。

長期間の治療ですが、成功すれば本物の歯のように咀嚼できるようになります。入れ歯のように外れてしまう心配もありません。

インプラントは保険適用外の治療法であり、自費診療なので治療費が高額です。インプラントの種類にもよりますが、1本あたり30〜60万円かかります。

費用も時間もかかる治療なので、始める際には慎重に検討しましょう。また、長持ちさせるためのメンテナンスやお手入れも欠かさずに行う必要があります。

喫煙者でもインプラント治療は受けられる?

喫煙者

結論か伝えると、一部の喫煙者はインプラント治療が受けられません。喫煙は、インプラント治療の成功率や長期的な安定性に悪影響を及ぼすためです。

一般的な喫煙者であればインプラント治療を受けられることがありますが、いわゆるヘビースモーカーは断られる可能性があります。1日21本以上タバコを吸う人は注意が必要です。

喫煙は口腔内の健康に悪影響を及ぼすと言われています。タバコの煙に含まれる有害物質は、口腔内の組織を直接的に傷つけ血液循環を悪化させるのです。インプラントが抜け落ちるリスクが高まり、治療の成功率が下がるでしょう。

近年では加熱式タバコや電子タバコが普及しています。従来のタバコと比較すると有害物質の量が少ないため、インプラント治療には問題ないと考えている方がいるかもしれません。

しかし、有害物質がゼロではない以上、口腔内の健康に悪影響を及ぼすことは変わらないでしょう。

インプラント治療中の電子タバコの安全性は、まだ十分に研究されていません。日本口腔インプラント学会からは、電子タバコや加熱式タバコの注意喚起がされています。余計なリスクを取り除くためにも、タバコの種類に限らずインプラント治療中は禁煙するべきです。

喫煙がインプラントに及ぼす影響

喫煙がNGのイメージ

喫煙はインプラント治療に悪影響を及ぼします。タバコに含まれる有害物質の影響で、インプラントが抜け落ちる可能性が高まるでしょう。インプラント自体の寿命を縮めるため注意が必要です。

以下では、喫煙がインプラントに及ぼす主な悪影響について解説します。

炎症や感染症を引き起こす

タバコに含まれているニコチンにより、免疫機能が低下して炎症が起こりやすくなります。細菌から体を守る細胞である白血球の機能が低下するためです。

歯茎から細菌が侵入した際に炎症が悪化しやすくなる上に、手術でできた傷も治りにくくなります。特に、インプラント治療では、インプラントを固定している周辺の歯茎が炎症を起こししやすいです。

インプラント周囲炎と呼ばれますが、インプラントが安定せずに抜け落ちる原因にもなります。進行すると顎の骨まで溶かされるので、再治療が不可能になることもあるでしょう。

タバコに含まれる有害物質は炎症を進行させ、インプラントに加えて口腔内の健康にも悪影響を及ぼします。インプラント治療を受ける場合は、禁煙するのが理想です。

インプラントが抜けやすくなる

喫煙はインプラントの成功率を著しく低下させるという研究結果が出ています。タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血流を悪化させます。当然口腔内の血行も悪化するので、インプラントを支える歯茎に酸素や栄養が行き渡らなくなるのです。

歯茎への酸素や栄養が不十分な場合、インプラントの土台である人工歯根と顎の骨の結合が阻害され、インプラントが安定しなくなります。インプラントが適切に固定されず、抜け落ちる離脱につながる可能性が高いです。

残った歯の健康を脅かす

前述したとおり、喫煙によりインプラントの周辺が炎症を起こしたり、感染症を患うリスクがあります。これらが周辺の歯や歯茎に広がることがあるため、注意が必要です。

健康な歯の周りが歯周病になる、感染症が広がって重症化するなど、影響が広がる可能性も考えられます。インプラントによるトラブルは、口腔内全体に悪影響を及ぼします。

残存歯を健康に保つためにも、インプラント治療中の禁煙は必要不可欠です。

インプラント治療後は喫煙しても問題ない?

インプラント治療後は喫煙しても問題ないか疑問のイメージ

インプラント治療中は、インプラントの人工歯根と顎の骨の結合を阻害する上に、炎症を引き起こすため禁煙することが望まれます。一般的には、術前術後それぞれ2〜3週間は禁煙したほうがよいでしょう。

喫煙によるリスクはインプラント治療後も生じるため、注意が必要です。タバコを吸うと、口腔内に細菌が繁殖しやすくなります。唾液の分泌量が減り、殺菌作用が機能しないためです。

唾液が少ないと虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。同時にインプラント周囲炎のリスクも高まるため、インプラント治療から時間が経過した後も引き続き注意しなければなりません。

インプラント治療には長い時間と高額な費用がかかります。出来るだけ長持ちさせたいと考える方が多いでしょう。

長持ちさせるためには、禁煙が欠かせません。禁煙を検討している方は、まず以下のことから始めましょう。

  • タバコの本数を減らす
  • ニコチンパッチなどの禁煙補助薬を使用する
  • 歯科医師や禁煙外来に相談する

ご自身でいきなり完全に禁煙するのは難しいです。本数を減らすことから始めて、時には医療機関の助けもかりると良いでしょう。

喫煙していると保証を受けられないって本当?

煙していると保証を受けられないか考える人

多くの場合、インプラント治療には保証がついています。

しかし、保証を受けるためには一定の条件を満たさなければなりません。その1つが禁煙することであり、喫煙者は保証の対象外になることが多いです。

実際、喫煙者は非喫煙者に比べてインプラントの失敗率が高いという研究結果もあります。骨とインプラントの土台が結合しづらい上に、虫歯や炎症が起こりやすいためです。

喫煙がインプラントの大きなトラブルの要因になっているため、喫煙者に対するインプラントの保証を制限している歯科医療機関も存在します。

喫煙者がインプラントの保証を受けるためには、禁煙する必要があるでしょう。また、喫煙者の方は、治療前に歯科医師と喫煙についてしっかりと話し、適切なケアを受けることも重要です。

保証を受けるための具体的な条件は歯科医院によって異なるため、事前に確認しましょう。

まとめ

インプラントの器具

今回は、喫煙者でもインプラント治療が受けられるかどうかについて解説しました。インプラント治療とは、失った歯を人工的に補う治療法の1つです。

喫煙は、インプラント治療に悪影響を及ぼすため、治療を受ける場合は禁煙するのが理想です。どうしても禁煙が難しい場合は、歯科医院に相談し、リスクを十分に理解した上で治療を受けましょう。

喫煙者でもインプラント治療は受けられますが、喫煙はインプラント治療の成功率に影響を及ぼす可能性があります。

インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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24年02月08日

インプラントは虫歯にならないの?注意すべき口内トラブルとは?

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

インプラントの説明

天然歯のような見た目で、ほかの歯と自然に馴染むインプラント。「インプラントって虫歯になるのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?

虫歯になると痛みがでたり、治療にも時間がかかったりするため、インプラントが虫歯にならないか不安になる方もいるでしょう。

今回は、インプラントが虫歯になるのかどうかについて解説します。インプラント治療後に起こる可能性のあるトラブル、インプラントを長持ちさせるためにできることなどもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは?

インプラント治療

インプラントとは、虫歯や事故などで失った歯を補う治療方法の一つです。インプラント以外に歯を補う治療には、ブリッジや入れ歯などがあります。

インプラントは、ほかの治療方法に比べて審美性が高く、天然の歯と変わらない噛み心地を再現できる可能性が高いことが特徴です。

インプラントでは、外科手術を行って顎の骨に人工歯根を埋めこみます。しっかりと歯を支えることができるため、天然の歯のように噛めるようになるのです。

また、人工歯にはセラミックを使用するため、見た目の良さも兼ね備えています。

インプラントの治療方法

インプラントは、以下の3つのパーツで構成されています。

  • インプラント体
  • アバットメント
  • 人工歯

まずは、歯茎を切開してインプラント体を顎の骨に埋め込みます。インプラント体が歯の根っこの代わりとなって歯を支えます。

インプラント体は顎の骨に結合させる必要があるので、3〜6ヶ月ほど結合を待ちます。その後、人工歯を取り付けるための連結装置、アバットメントを取り付けます。

切開した歯茎の腫れが治まり、人工歯を製作するための型取りができる状態になった時点で、型取りをします。完成した人工歯を装着すれば、治療完了です。

インプラントは入れ歯やブリッジとは違い、外科手術を必要とする治療です。持病をお持ちの方や、骨の状態によっては治療できないこともあるでしょう。

そのため、持病を治療している病院の担当医と相談しながら、インプラント治療を進めていかなければならないケースもあります。

インプラントは虫歯にならないの?

虫歯の女性

インプラントは虫歯になることはありません。そもそも虫歯とは、食事に含まれる糖分をエサに繁殖した虫歯菌が、酸を作り出して歯を溶かす病気です。

初期の虫歯では、天然の歯の一番外側に存在するエナメル質と呼ばれる部分が溶かされます。さらに虫歯が進行すると、エナメル質の奥にある象牙質(ぞうげしつ)や神経にまで虫歯が広がり、痛みがでるようになるでしょう。

しかし、インプラントのような人工歯にはエナメル質が存在しません。虫歯菌が作り出す酸によって人工歯が溶かされることがないため、インプラントが虫歯になることはないのです。

インプラント治療後に注意すべき虫歯以外の口内トラブル

インプラント周囲炎のイメージ

インプラント治療をした歯は虫歯にならないことがわかりました。


しかし、虫歯以外のトラブルは起こり得ます。インプラント治療後に起こる可能性のある虫歯以外のトラブルは、以下のとおりです。

  • インプラント周囲炎
  • インプラント治療をした周辺の歯の虫歯
  • インプラントが外れる

一つひとつくわしく解説していきます。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは歯周病と同じ細菌感染の一種で、インプラント周囲の組織で炎症が起こる病気です。インプラント周囲炎になると歯茎が腫れる、出血するなどの症状が現れ、症状が進むとインプラントが抜け落ちることもあります。

インプラント周囲炎の主な原因はプラークです。プラークは歯垢とも呼ばれ、食べかすが歯の表面に残り続けることで細菌が繁殖し、プラーク(歯垢)となります。

磨き残しなどで口内が不衛生な状態だと、インプラント周囲炎の可能性が高まります。

インプラント治療をした周辺の歯の虫歯

インプラントは虫歯になりませんが、歯磨きを怠ったり磨き残しが多かったりすると、周囲の歯が虫歯になるリスクはあります。毎日のセルフケアがしっかりできていないことで歯を失っている場合、歯磨きの仕方や、頻度などを見直さなければならないでしょう。インプラント以外の歯も、再び失ってしまう可能性があります。

インプラントが外れる

インプラントを使い続けていると、アバットメントが外れたり、人工歯が割れたりすることがあります。インプラントが外れる主な原因は、以下のとおりです。

  • アバットメントの取り付けが不十分である
  • 噛み合わせが悪い
  • 強い衝撃が加わって人工歯が割れる
  • インプラント周囲炎が重症化した

インプラント体と人工歯の連結部品であるアバットメントの取り付けが不十分な場合は、しっかり付け直すことで解決できるでしょう。噛み合わせが悪かったり、人工歯が割れてしまったりした時は、人工歯を再製作することもあります。

また、インプラント周囲炎が重症化するとインプラントの周囲の顎の骨が溶かされます。インプラント治療を一からやり直さなければいけないケースも少なくありません。

インプラントを長持ちさせる方法

歯磨きする女性

インプラントは費用も高額で、治療期間も長い治療です。せっかく入れたインプラントが使えなくなってしまうことは避けたいと感じる方が多いでしょう。

最後に、インプラントを長持ちさせる方法をご紹介します。インプラントは入れ歯やブリッジなどの方法に比べ、使い方によっては10〜15年と長く使用できることもあります。

インプラントを長く使用するためには、以下のポイントに気をつけましょう。

  • 歯磨きをしっかり行う
  • マウスピースをつける
  • 歯科クリニックで定期メンテナンスを受ける

詳しく解説していきます。

歯磨きをしっかり行う

インプラント自体は虫歯になることはありませんが、歯磨きを怠ったり、磨き残しが多かったりするとインプラント周囲炎のリスクが高まります。予防のためには、毎日のセルフケアをしっかり行うことが重要です。

歯磨きを丁寧にすることに加え、歯間ブラシやフロスなどを使って歯と歯の間の汚れを取り除くことも大切です。

マウスピースをつける

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、マウスピースを使うことで人工歯の破損などを予防できることがあります。

歯ぎしりや食いしばりは歯に大きなダメージを与えます。マウスピースを使用することでインプラントを長持ちさせられる可能性が高まるでしょう。

マウスピースは歯科クリニックで作成してもらえます。型取りをし、数週間程度で完成するでしょう。

歯科クリニックで定期メンテナンスを受ける

インプラント治療後も、歯科クリニックで定期メンテナンスを受けることは、インプラントを長持ちさせるうえで重要です。歯科クリニックの定期メンテナンスでは、歯茎が腫れていないか、インプラントのグラつきがないか、噛み合わせの異常がないかなどを確認します。

患者様自身では、インプラント周囲炎になっていても初期の段階では気づかないことも多くあります。プロの目でチェックすることで、早い段階で処置を行うことができるでしょう。

また、定期メンテナンスでは、専用の機械を使って普段の歯磨きでは落としきれない汚れまで除去してもらえます。インプラント周囲炎や他の歯の虫歯予防の効果が期待できます。

磨き残しが多い部分や磨き方などをチェックして正しい磨き方を指導してもらえるので、普段のセルフケアに活かすこともできるでしょう。

まとめ

インプラントの模型

虫歯とは、細菌が発生させる酸によって歯の表面にあるエナメル質が溶かされることです。インプラントのような人工歯にはエナメル質が存在しないため、虫歯になることはありません。

ただし、インプラント治療後には虫歯以外のトラブルが起こる可能性があります。インプラント周囲炎や、インプラントの脱落などが挙げられるでしょう。

このようなトラブルを防いでインプラントを長く使用するためには、定期メンテナンスや歯磨きをしっかり行うことが大切です。インプラントの平均寿命は10〜15年程度で、使い方によってはそれ以上使うこともできます。

正しいインプラントの使用方法を学び、快適に毎日過ごしましょう。

インプラントを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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24年01月17日

インプラント治療の失敗例!成功させるための対策も解説!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

インプラントで失敗した人

インプラント治療とは、歯を失った顎の骨に人工歯根を埋入し、人工歯を被せて口腔機能を回復する治療です。ご自身の歯のようにしっかり噛めること、見た目が自然であることなど、メリットの多い治療です。

しかし、稀に治療がうまくいかない、すぐにインプラントが破損した、抜け落ちたという例もあります。

今回は、インプラント治療で失敗しないために、失敗例や原因、成功させるための対策を解説します。インプラント治療を検討している人は、参考にしてください。

インプラント治療の失敗例

インプラントの失敗で悩む人

インプラント治療における主な失敗例を、原因とともに解説します。

インプラント体と骨がうまく結合しない

インプラントは、歯を失った部分に人工歯根(インプラント体)を埋入して顎の骨と結合させ、人工歯を被せる治療です。そのため、骨としっかり結合しないと、インプラント体が抜け落ちます。

インプラント体の素材は、人間の身体になじみやすいチタンかチタン合金です。基本的には、骨と問題なく結合します。

しかし、以下のような要因がある場合、骨との結合が妨げられ、インプラント治療の失敗につながることがあるでしょう。

  • 骨粗しょう症などで骨密度が低い
  • 喫煙者であるため歯茎に十分な血液が届かない
  • 糖尿病や歯周病を罹患している
  • インプラント体の埋入方向や深度を誤った
  • 骨の量を増やす手術が失敗した

インプラント体が破損する

ごく稀ですが、インプラントを使っているうちに破損することがあります。破損の原因としてまず挙げられるのは、使用しているインプラント体が細い・薄いことでしょう。

インプラント体は国内外さまざまなメーカーが製作しており、形状や大きさ、素材が異なります。インプラント体が細い・薄いと、限られたスペースにも埋入しやすいというメリットがあります。

しかし、適したインプラント体を選択しないと、インプラント体の破損につながるのです。どのようなインプラント体を用いるかは歯科医師が判断するので、歯科医師の経験や知識が重要といえるでしょう。

また、インプラント体と人工歯をつなぐアバットメントが、歯ぎしりや食いしばりによって緩むことがあります。インプラント体の破損の原因になるので、アバットメントの状態も定期的に確認しなければなりません。

インプラント周囲炎になった

インプラント治療は、手術が終われば終わりではありません。インプラント体も人工歯も人工物なので虫歯になりませんが、インプラント周囲の組織に炎症が起こることがあります。

インプラントの歯周病ともよばれる、インプラント周囲炎を発症することがあるのです。

インプラント体は天然の歯根よりも細菌に弱く、一度感染すると治療が困難で急速に進行します。そのため、天然歯以上にしっかりとメンテナンスする必要があります。

インプラント治療が失敗した際の再手術の条件として、定期メンテナンスを受けていることを挙げる歯科医院も多いです。

見た目が悪く目立つ

入れ歯やブリッジと比較して目立たず、天然歯のように見えることがインプラント治療のメリットの一つです。

しかし、骨や歯肉を大幅に失っている人の場合、インプラントの人工歯が大きく露出しているため、長く見えて目立つことがあります。健康的で美しい歯を期待していた場合は、失敗したと感じるかもしれません。

インプラント治療を成功させるために

インプラント治療の説明

インプラント治療は、患者さまにとってメリットが多く、満足度の高い治療といえます。費用が高額で手術も必要なので、失敗を防ぎたいと思う人が多いでしょう。

インプラント治療を成功させるための対策は、以下のとおりです。

信頼できる歯科医院を選ぶ

インプラント治療が可能なのかを判断し、インプラント体や人工歯の選択、治療計画の作成、インプラントの埋入手術、術後のメンテナンスを行うのは歯科医師です。最後まで安心して任せられる歯科医院を選びましょう。

自由診療であるため歯科医院によって費用が異なりますが、費用だけで判断するのは推奨できません。インプラント治療の実績や知識が十分にあり、検査や手術のための設備が整っている歯科医院を選んでください。術後のメンテナンスも任せられることが重要です。

また、何かあった際にすぐに相談できる雰囲気の歯科医院であれば、安心して治療を受けられるでしょう。

禁煙する

日本口腔インプラント学会は、禁煙宣言をしています。喫煙によるインプラントへの悪影響は大きく、寿命を縮める大きな原因であるためです。

費用と時間をかけたインプラントを失わないために、喫煙者の人はできる限り禁煙しましょう。

ナイトガードを装着する

インプラントだけではなく、歯ぎしりや食いしばりで大きな力がかかり続けると天然歯もダメージを受けます。特にインプラントの場合、クッションの役割を果たす歯根膜がないため、余計に大きな力がかかるでしょう。

癖である歯ぎしりや食いしばりを改善するのは困難です。そのため、歯ぎしりや食いしばりがある人がインプラント治療を受けた際は、ナイトガードを装着しましょう。

毎日のセルフケアと定期メンテナンスを欠かさない

インプラント周囲炎からインプラントを守るために、食後は丁寧に歯磨きしてください。歯科医院を定期的に受診し、インプラントの状態を確認してもらうことも重要です。

定期検診の際はクリーニングも受けて、歯ブラシでは届かない部分もきれいにしてもらってください。日頃の歯磨きに関する疑問がある場合は、ブラッシング指導を受けてアドバイスをもらうとよいでしょう。

インプラント治療が向かない人の特徴

インプラント治療が向かないイメージ

治療前のカウンセリングの際に、インプラント治療を避けるべきと判断されることがあります。

骨粗しょう症の人

骨粗しょう症を患っている人の場合、主治医と連携しながらインプラント治療が可能かを判断する必要があります。処方されている薬によっては、顎の骨が壊死する、骨とインプラントがうまく結合しないなどのリスクが生じるからです。

全身疾患で血糖値をコントロールできていない人

糖尿病や心臓病、肝臓病、高血圧などを患っている人で、血糖値が十分にコントロールできていない場合は、インプラント治療を受けられないことがあります。手術部位が細菌に感染しやすく、傷の治りが悪くなるリスクがあるからです。

妊娠中の人、20歳以下の人、高齢の人

妊娠中の人の場合、体調が不安定になりやすいのでインプラント治療は避けたほうがよいでしょう。出産後か、安定期に入ってから治療を受けるよう勧められることがあります。

成長期のお子さまや、定期的な通院が難しい高齢の人も、インプラント治療は難しいでしょう。

禁煙できない人

喫煙していてもインプラント治療はできますが、長持ちさせることを考えると推奨できません。禁煙できない人は、インプラント治療は不向きといえるでしょう。

外科手術を受けられない人

インプラント治療は外科手術を伴うため、外科手術を受けられない人はインプラント治療を受けられません。外科手術に対して強い恐怖心がある場合は、静脈内鎮静法によってリラックスした状態で手術を受けられる歯科医院もあります。

まとめ

インプラント治療の器具

インプラント治療の成功率は90%以上といわれており、10年以上インプラントを使い続けられる人が少なくありません。事前に精密検査を行い、無理のない治療計画を立案し、経験のある歯科医師が治療にあたれば、長く使い続けられるでしょう。

しかし、費用は高額で外科手術が必要であるため、患者さま自身もどのようなリスクがあるのかを知る必要があります。対策を講じることも大切です。

特に、骨粗しょう症の人、糖尿病などの全身疾患がある人については、治療が行えるのか主治医と連携しながら判断しなければなりません。持病がある人は、歯科医師に相談してください。

また、インプラントを長く快適に使い続けるためには、治療後のメンテナンスが欠かせません。インプラントや人工歯は人工物ですが、歯ぎしりや食いしばりによる負荷や、インプラント周囲炎によって破損・脱落するリスクがあります。

毎日の歯磨きや定期検診で、インプラントやほかの歯も守りましょう。

インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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23年12月28日

インプラントにしたいけれど顎の骨が少ない?骨を増やす治療と費用!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。 歯のレントゲン
インプラント治療は、失った歯を補う方法として非常に人気です。機能性・審美性に優れていることから、多くの方から選ばれています。 インプラント治療を受ける際は、顎の骨の量が重要なことをご存じでしょうか。顎の骨が薄い場合や量が少ない場合、治療を断られると聞いたことがある方もいるかもしれません。 しかし、顎の骨の量が少ない方でも、インプラント治療を受けられる場合があります。近年では、顎の骨の量を増やす骨造成の治療が進化しているためです。 今回は、顎の骨を増やす骨造成について詳しく解説します。費用もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

顎の骨が少ないとインプラント治療は受けられない?

インプラント治療に疑問がある女性
インプラントは、顎の骨に穴をあけて人工歯根を埋め込み、人工歯を装着する治療です。そのため、顎の骨に適切な厚みや高さがなければ、インプラントが安定しません。 顎の骨の量が少ないと治療が難しいと判断され、治療前の検査の段階で断られるケースもありました。顎の骨の量が少ないと、インプラントと骨が結合しにくく、治療後に抜け落ちるリスクが高いためです。 しかし、近年では骨造成の治療が進化し、顎の骨の量を増やす方法が確立されています。骨造成を受けることで顎の骨の量を増やせれば、インプラント治療を受けられるでしょう。

顎の骨が少なくなるのはなぜ?

歯周病の女性
顎の骨が少なくなる理由は、以下のとおりです。
  • 歯周病
  • 加齢
  • 入れ歯やブリッジの使用
それぞれ解説します。

歯周病

顎の骨が少なくなる主な原因は、歯周病です。歯周病は、歯茎に炎症が生じる病気です。 口腔内の清掃が不十分なことが原因で引き起こされ、歯と歯茎の間の歯周ポケットが深くなります。歯周ポケットに細菌が侵入すると炎症が骨にまで広がり、顎の骨が溶かされて薄くなるのです。

加齢

加齢も、顎の骨が少なくなる原因です。個人差はありますが、顎の骨は年齢とともに薄くなる傾向にあります。 人間の骨は、古い骨が破壊される骨吸収と、新しい骨が作られる骨形成が繰り返されることで、バランスを保っています。 しかし、加齢によって、骨が吸収される速度が骨形成の速度を上回ることがあるのです。新たな骨の生成が間に合わなければ、骨の量が減少します。 特に女性の場合、高齢になると骨吸収を抑える作用のあるエストロゲンが減少するので、骨の吸収がより進行しやすいです。

入れ歯やブリッジの使用

入れ歯やブリッジを長期間使用すると、顎の骨が少なくなることがあります。 顎の骨は、刺激を受けることで厚みや量を保っています。入れ歯やブリッジの場合、噛む力が顎の骨に伝わりにくいため、骨の量や厚みが減少するのです。 入れ歯やブリッジを使用せずに、歯が抜けたまま放置した場合も、骨の量や厚みが少なくなります。

顎の骨を増やす治療法とは?

顎の骨を増やす治療
顎の骨を増やす治療として、広く行われているのが骨造成です。骨造成とは、顎の骨が足りない部分の骨を再生して増やし、インプラント治療を安全に進められる骨の厚みを確保する治療法です。 骨を増やすために、患者さまご自身から取り出した自家骨や人工の骨補填材などを使用します。骨が足りない部分に補填材などを詰めて、新しい骨が作られるように促すのです。 骨造成には、いくつか種類があります。代表的な方法を3つ確認しましょう。 実際の治療では、患者さまの口腔内の状態などを考慮して、歯科医師が適切な治療法を判断します。

GBR(骨誘導再生療法)法

GBR法は、骨が足りない部分に自家骨や骨補填材を充填し、メンブレンとよばれる人工の特殊な膜で覆って骨の再生を誘導する方法です。 骨の再生よりも歯肉の再生のほうが早いため、自家骨や骨補填材を充填しただけでは、骨を再生したい部分に歯肉の組織が再生します。そのため、メンブレン膜で骨と歯肉を遮断し、骨が再生するためのスペースを確保するのです。 GBR法は通常、インプラント治療の前に行われます。新しい骨が再生されるまで、4〜6か月程度待つ必要があるでしょう。 インプラントの埋入と同時に行う場合は、6か月〜1年程度の治療期間が必要です。

サイナスリフト

上顎の上には、上顎洞とよばれる空洞が存在します。サイナスリフトは、歯茎の側面を切開して上顎粘膜と骨を剥がし、すき間に自家骨や骨補填材を充填して上顎の骨を再生させる治療法です。 上顎の奥歯部分の骨の厚さが5mm以下の場合や、多くの歯が欠損している場合に行います。歯茎を大きく切開する必要がありますが、広範囲の骨を増やせること、残っている骨の量に関係なく適応できることがメリットです。

ソケットリフト

ソケットリフトも、上顎の骨を再生させる治療法です。ソケットリフトでは、インプラントを挿入するためにあけた穴から上顎洞の底部を押し上げ、自家骨や骨補填材などを注入して骨を再生させます。 ソケットリフトは、上顎の奥歯部分の骨の厚さが5mm以上ある場合や、歯1本分などの狭い範囲で骨を再生させたい場合に用いられます。ソケットリフトはインプラントの埋入時に行うため、手術回数が増えないことがメリットでしょう。

顎の骨を増やす治療の費用

顎の骨を増やす治療の費用イメージ
インプラント治療にかかる費用は、治療する部位や歯の本数によって異なります。1本あたり300,000〜400,000円が相場です。 顎の骨を増やす場合、インプラントの費用に加えて、骨造成の費用がかかります。治療を開始する前に、歯科医師としっかりと相談しましょう。

GBR法

GBR法の費用は、1本あたり50,000〜100,000円程度です。再生する骨の量や口腔内の状態によって変動します。

サイナスリフト

サイナスリフトの費用は、200,000〜300,000円程度です。サイナスリフトはソケットリフトよりも高額になりますが、ソケットリフトよりも再生できる骨の量が多いです。

ソケットリフト

ソケットリフトの費用は、1か所50,000〜100,000円程度かかるとされています。サイナスリフトと比べると、ソケットリフトは手術がシンプルなので費用も安価な傾向にあります。

骨を増やす治療は保険適用の対象になる?

医療保険イメージ
インプラント治療を安全に行うための骨造成は、基本的には保険適用外です。そのため、骨造成の費用は歯科医院によって異なり、高額になるのが一般的です。 ただし、先天的な病気や、後天的な病気・外傷などの理由で行う場合は、保険適用となるケースもあります。保険適用になるか気になる方は、治療を受ける前に歯科医院で相談しましょう。

骨を増やす治療を受けたあとの注意点

骨を増やす治療を受けたあとの注意点イメージ
骨造成の治療を受けた当日は、飲酒・激しい運動・入浴を控えてください。血流がよくなることで、創部から出血する可能性があります。 手術翌日からは、ふだんどおりに生活して問題ありません。 ただし、手術した部位で硬いものを噛む、歯磨きで傷つけるなど、刺激を与えないように注意しましょう。また、傷口に細菌が侵入すると感染症を引き起こす原因となります。術後は口腔内の清潔を保つことが重要です。 骨造成後に麻酔が切れると、個人差はありますが痛みや腫れが生じることがあります。痛みや腫れのピークは2~3日で、徐々に症状が軽減するのが一般的です。 術後2~3日は、処方された痛み止めを内服して痛みをコントロールしましょう。痛みが長く続く場合や、2〜3日以降も悪化する場合は、歯科医院を受診してください。

まとめ

インプラント治療
インプラント治療を受けるには、土台となる顎の骨の量が十分でなければなりません。以前は、顎の骨の量が少ないとインプラント治療を受けられませんでした。 しかし、近年では骨造成を受けることで顎の骨の量を増やし、インプラント治療を安全に受けられるようになっています。インプラント治療は、多くのメリットを享受できる治療法です。顎の骨の量が少なくてインプラント治療を諦めていた方も、一度歯科医院を受診して相談してはいかがでしょうか。 インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
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23年12月07日

失った奥歯を取り戻す!インプラント治療を選択するメリットとは?

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

奥歯のインプラント治療

失った奥歯を取り戻すための方法の一つに、インプラント治療があります。自然な見た目を得られることや機能性が高いことから、多くの人々に選ばれています。

インプラント治療にはどのようなメリットがあるのでしょうか。インプラントはほかの健康な歯を傷つけることなく、自然な噛み心地と美しい見た目を得られる治療ですが、デメリットも存在するため慎重に検討する必要があるでしょう。

今回は、奥歯のインプラント治療について解説します。

奥歯の役割

奥歯をチェックする女性

奥歯は、食べ物を噛み砕いてすり潰すことに特化しており、特に「6歳臼歯」とよばれる第一大臼歯は、噛み合わせの安定に不可欠です。第一大臼歯が失われると、噛み合わせが不安定になり歯列全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、奥歯を失うと効率的に食べ物を噛み砕けなくなります。奥歯を1本失うだけでも、噛む能力が40%ほど低下し、噛み合わせのバランスが崩れるとされているのです。

全体的な口腔健康を保つため、ストレスなく食事をして栄養を摂取するために、奥歯は重要な役割を担っています。

奥歯を失った場合の治療法

奥歯を失った場合の治療法について考える女性

奥歯を失った場合の治療法として代表的なのは、インプラント、入れ歯、ブリッジでしょう。それぞれの特徴を解説します。

インプラント

インプラントは、人工歯根を顎の骨に埋め込み、上部に人工歯を取り付けて歯を補う治療法です。ご自身の歯と同等の審美性・機能性を得られることから、非常に注目されています。

インプラントの大きな特徴は、歯根から補うことです。入れ歯やブリッジは歯の部分しか再建しないため、噛む力が低下するなどの問題があります。

インプラントと差し歯との違いは、ご自身の歯根が残っているかどうかです。差し歯はご自身の歯根を利用しますが、インプラントは歯根がない状態、つまり抜歯後に行われる治療法です。

インプラント治療は、ご自身の歯と同程度の噛む力を得ることができ、見た目も自然なので多くの患者さまに選ばれています。

しかし、外科手術を伴う治療なので、すべての患者さまに適応できるわけではありません。インプラント治療を検討する際は、歯科医師と十分に相談しましょう。

入れ歯

入れ歯も、奥歯を失った際の選択肢として挙げられます。複数の奥歯を失った場合でも、部分入れ歯で対応可能です。

奥歯を入れ歯にすると、取り外しが可能なため残っている歯の清掃を容易に行えるなどのメリットがあります。1本の欠損から適応でき、入れ歯が壊れても修理が可能な場合が多いです。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を削って土台とし、連結させた人工歯を固定する治療法です。そのため、両隣の歯が丈夫でなければ行えません。

ブリッジのメリットは、ご自身の歯のように自然に噛めることでしょう。ブリッジは固定されているため違和感が少なく、ふだんの歯磨きでお手入れできます。入れ歯と比較すると見た目が自然なこともメリットです。

ブリッジのデメリットは、健康な歯を削ることでしょう。土台となる歯には負担がかかり、寿命が短くなる可能性があります。

また、ブリッジと歯茎の間には汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まることも懸念されます。

奥歯をインプラントにするメリット

奥歯インプラントにするメリットイメージ

奥歯をインプラントにするメリットは、以下のとおりです。

見た目が自然で美しい

入れ歯を使っている場合、金具やバネが目立つことで、公の場で笑えなくなる方がいます。笑うときに金属が見えることで、恥ずかしさを感じる方もいるでしょう。

インプラントは金属部分が目立ちにくく、見た目が美しいことが大きなメリットです。公共の場で笑うことに抵抗を感じることはないでしょう。

ご自身の歯のように噛める

ブリッジや入れ歯を使用している場合、外食を避ける傾向にある方がいます。ずれて痛みを伴い、食べ物を噛むことが難しくなることもあります。

インプラントは、顎の骨にしっかりと結合しているため、通常の使用でずれることはないでしょう。強い力が加わっても壊れにくいため、食事を楽しめます。

噛み合わせの悪化を防止できる

ブリッジや入れ歯の場合、噛み合わせに不快感を覚える方もいます。噛み合わせが適切でないと、最悪の場合ほかの歯を損傷する恐れがあるでしょう。

インプラント治療を行う際は、治療中に噛み合わせのバランスを細かく調節します。そのため、噛み合わせが悪くなることは少ないです。

定期的にメンテナンスを受ければ、大きく噛み合わせがずれることも防げるでしょう。

顎の骨が痩せることを防げる

インプラントは、顎の骨に埋め込んで固定します。食事の際の噛む力が、インプラントを通じて顎の骨に伝わるのです。顎の骨は常に適切な刺激を受けることができるので、丈夫さを保てます。

入れ歯やブリッジでは、インプラントほど顎の骨に噛む力が伝わりません。骨が徐々に弱くなる傾向にあります。

健康な歯を傷つけない

ブリッジでは両隣の健康な歯を削る必要があります。大きく削られた歯は虫歯になりやすく、将来的に抜歯しなければならないこともあるでしょう。

インプラント治療では周囲の歯への影響を最小限に抑えることが可能です。ブリッジ治療を受けたすべての方が虫歯になるわけではありませんが、健康な歯を維持するという観点では、インプラントは理想的な選択といえるでしょう。

発音に影響が出にくい

奥歯を失うと、空気が漏れて発音しづらくなることがあります。入れ歯やブリッジで補ったとしても、会話の最中にずれる・すき間ができるなど、スムーズな発音が困難になることがあります。

インプラントは歯茎と人工歯の間にすき間ができません。ずれることもほとんどないため、クリアな発音で会話を楽しめるでしょう。

痛みや違和感が少ない

入れ歯やブリッジを使用していると、歯茎と人工歯の間に食べ物が挟まって強い痛みを感じることがあります。歯並びが原因で装置が適切にフィットしない場合も、痛みを伴うでしょう。

インプラントは人工歯と歯茎の間にすき間が生じにくいため、間に食べ物が挟まることはありません。人工歯と人工歯根をつなぐ部分が緩んで痛むことはありますが、歯科医院で調整できます。

奥歯をインプラントにするデメリット

DEMERITと書かれたタグ

奥歯をインプラントにするデメリットは、以下のとおりです。

費用が高額である

高い治療費が必要になることは、インプラントのデメリットでしょう。インプラントは高い審美性や機能性を求めて選択される治療なので、健康保険が適用されないのです。

そのため、インプラント治療では1本あたり約300,000~400,000円を全額自己負担しなければなりません。治療する歯の本数が増えるほど、必要な治療費も大きくなります。

ブリッジと併用して治療費を減らすことは可能ですが、最低でも1本分の費用は必要です。

インプラント周囲炎を発症する恐れがある

奥歯をインプラントにした場合、インプラント周囲炎に注意しなければなりません。

インプラント周囲炎は、歯周病菌がインプラントと歯茎の間に侵入し、炎症を引き起こす病気です。インプラントが脱落する可能性があるだけでなく、ほかの健康な歯を失うリスクも伴います。

定期的にメンテナンスを受けていれば、インプラントが脱落するほど悪化することは少ないです。早期に発見できるので、悪化する前に治療できるでしょう。

インプラント治療後は、入念なセルフケアと定期的なメンテナンスが必須です。

治療期間が長い

インプラント治療は、一般的に治療期間が長くなる傾向があります。奥歯を失った場合の治療法のそれぞれの治療期間は、以下のとおりです。
  • インプラント:約3か月〜1年
  • 入れ歯:約2週間~1か月
  • ブリッジ:約1~4か月

インプラントの治療期間が、ほかの方法に比べて長いことがわかります。人工歯根と顎の骨の結合を待つ必要があるからです。

また、治療するのが上顎か下顎かによっても期間が異なります。一般的に、上顎の治療のほうが期間が長くなることが多いです。上顎の骨の上には空洞があって骨が薄くなりやすいため、治療が複雑になるからです。

治療を受けられない場合がある

インプラント治療は、患者さまの健康状態が良好でなければ受けられません。一般的な虫歯治療とは異なり、麻酔を伴う外科手術が必要だからです。

顎の骨が十分に丈夫で、インプラントを支える強度があることも条件です。骨が不足していると判断された場合は、骨造成(骨量を増やす治療)を行うか、別の治療法を検討する必要があるでしょう。

また、糖尿病や心臓病、高血圧などの持病がある場合、インプラント治療が難しいことがあります。感染症のリスクが高い、薬の影響で出血が止まりにくいなど、インプラント治療を受けるリスクが高いためです。

骨量が不足している場合は骨造成を行う必要がある

先ほども少し触れましたが、インプラントを埋め込むには、人工歯根を支える顎の骨の厚みや高さ、骨密度が非常に重要です。顎の骨が不足していると判断された場合、インプラント治療を受ける前に顎の骨を増やす処置が必要になります。

顎の骨を増やす方法には、サイナスリフト、GBR法、骨移植などがあり、患者さまの状態や要望に応じて選択されます。

しかし、骨造成を行ってもすぐにインプラント治療を開始することはできません。術後の経過を見守って、インプラントが可能かどうか判断します。

定期的なメンテナンスが必要になる

奥歯に限らず、インプラント治療を受けた場合は必ず治療後にメンテナンスを受けなければなりません。メンテナンスを受けないと、インプラントが抜け落ちるなどのトラブルにつながります。通常、3~6か月に一度のメンテナンスが推奨されています。

奥歯をインプラントにする場合の費用

奥歯をインプラントにする場合の費用イメージ

奥歯のインプラント治療にかかる費用の相場は、1本あたり300,000~400,000円程度です。診察から治療、人工歯の取り付けまでを含んだ総額ですが、あくまで目安なので患者さまの状況に応じて前後するでしょう。

歯科医院や使用するインプラントのメーカーによって費用が異なるため、具体的な金額は歯科医院に確認することが大切です。メンテナンス代などの追加費用も考慮しましょう。

まとめ

奥歯のインプラント治療

インプラント治療は、失った奥歯を回復させる効果的な方法です。自然な見た目や噛み心地を得られる、発音しやすい、ほかの健康な歯への影響が少ないなどのメリットがあります。

デメリットとしては、高額な治療費や長期にわたる治療期間、健康状態による制限、定期的なメンテナンスの必要性などが挙げられます。

治療費は1本あたり300,000~400,000円程度です。保険適用外の治療なので全額自己負担となります。

インプラントを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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23年11月16日

インプラント周囲炎の初期症状とは?早期発見と予防の重要性

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。 インプラントの模型

インプラント治療後のメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎を引き起こします。 最悪の場合、インプラントが脱落する可能性があるでしょう。

今回は、インプラント周囲炎の概要や原因、初期症状などについて解説します。インプラント周囲炎の治療方法や予防方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インプラント周囲炎とは?

インプラントの説明

インプラント周囲炎は、インプラントの周囲の組織が炎症を起こす病気です。わかりやすく表現すると、インプラント周囲で発生する歯周病といえるでしょう。

インプラントの欠点は、天然歯に比べて抵抗力が低いことです。そのため、インプラント周囲炎になった場合、進行するのが早いとされています。

歯周病と同様に、初期の段階では「歯科医院を受診しないといけない」と感じるようなはっきりとした症状が現れないことが多いです。目立った症状がないまま進行することも少なくありません。

インプラント周囲炎の初期症状とは?

インビザライン周囲炎の初期症状

インプラント周囲炎の初期症状を確認しましょう。

歯肉の赤み・腫れ

最も一般的な初期症状は、インプラント周囲の歯肉の赤み・腫れです。よく確認しなければわからないことも多く、インプラント周囲炎の初期症状だと気づけないこともあるでしょう。

歯肉からの出血

初期段階では出血が続くことはありませんが、歯磨きの際など刺激が加わると出血する場合があります。健康な歯肉は歯磨きしただけでは出血しないので、歯磨きのたびに出血するなど、頻繁に起きる場合は注意してください。

痛みや不快感

インプラント周囲炎の初期症状として、痛みや不快感が生じることがあります。

しかし、強い痛みが現れることは少ないでしょう。強くなくても、痛みや不快感が持続する場合は炎症が進行している可能性があります。

口臭の発生・悪化

口臭が発生・悪化する可能性もあるでしょう。口内で細菌が繁殖することで、口臭が発生するのです。

インプラント周囲炎の原因とは?

インビザライン周囲炎に悩む女性

インプラント周囲炎の原因は、以下のとおりです。

  • 治療後のメンテナンスが不足している
  • 歯周病の治療を受けていなかった
  • 悪い生活習慣がある

それぞれ解説します。

治療後のメンテナンスが不足している

インプラント周囲炎は、口腔内が不衛生になり歯周病菌が増殖することで引き起こされます。特に、インプラント周囲に蓄積した歯垢が原因といえるでしょう。

細菌はプラーク内で増殖しますが、細菌が放出する毒素によってインプラント周囲の組織に炎症が引き起こされます。つまり、歯磨きなどの日常の口腔ケアが不十分な場合、インプラント周囲炎になるリスクが高いのです。

また、インプラント治療後は歯科医院の定期検診を受けなければなりません。定期検診では、口内の状態を確認し、クリーニングを行います。

歯科医院でのクリーニングでは、日常のケアでは落とせない汚れをしっかりと落とすことが可能です。歯科医院の定期検診を怠ると、インプラント周囲炎になる可能性が高いでしょう。

歯周病の治療を受けていなかった

歯周病はかかる方が多い病気ですが、治療が難しいです。一度悪化した口腔内環境をもとの状態に戻すことは、簡単ではないのです。

歯周病の治療が完全に終わっていない状態で、インプラント治療を行うとインプラント周囲炎になるリスクが高まるでしょう。インプラント治療は、歯周病の治療が完了してから受けたほうがよいといえます。

悪い生活習慣がある

生活習慣は、インプラント周囲炎の発症に影響を与えます。例えば、喫煙はインプラント周囲炎のリスクを高める習慣の一つです。

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血管を収縮させて血行を悪くします。口内や歯肉だけでなく、身体を健康に保つには十分な血流が必須です。血行が悪くなると、インプラント周囲炎になるリスクが高まるでしょう。

また、糖尿病などの持病もインプラント周囲炎のリスクに影響します。糖尿病の合併症には、歯周病や虫歯などが挙げられます。血糖値が適切にコントロールされていないと、細菌に対する抵抗力が低下し、傷が治りにくくなる可能性があるためです。

貧血がある方も免疫力が低下するでしょう。

インプラント周囲炎の早期発見と予防の重要性

インプラント周囲炎の予防イメージ

インプラント周囲炎は、早期発見すること、予防することが非常に重要です。炎症が粘膜に限定されている場合は治療によって症状を改善できますが、歯肉や歯槽骨が破壊されるともとの状態には戻せません。

インプラントを長く使い続けるためには、インプラント周囲炎の予防が不可欠です。早期発見、早期治療により重症化を防ぐことができます。

また、口腔内の健康は全身の健康につながります。歯周病を患っている方は、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まることがわかっているのです。

インプラント周囲炎を予防し、口内を健康に保つことは、全身の健康のために非常に重要なのです。

インプラント周囲炎の治療方法

インプラント周囲炎の治療イメージ

インプラント周囲炎の治療方法には、歯周ポケットの洗浄によって回復を促す非外科的治療と、歯肉を切開して行う外科的治療の2種類があります。

また、インプラント周囲炎は歯科医院での治療だけでは改善できません。 丁寧なブラッシングを実施する、生活習慣を改善するなど、患者さまの協力が不可欠です。

非外科的治療と、外科的治療の詳細をご紹介します。

非外科的治療

まずは、手術をせずに治療を進めます。主な内容は、以下のとおりです。

  • インプラント周囲の歯石の除去
  • 歯周ポケットの洗浄と薬剤注入
  • 抗生物質の投与
  • 歯磨きや生活指導

上記の治療をもとに、インプラント周囲の炎症を改善します。 セルフケアでは落とせない汚れを除去し、インプラントと歯肉の間にできる歯周ポケットの中まで徹底的にクリーニングします。

歯磨きや生活習慣の指導も行い、適切なケアができるようサポートしてくれるでしょう。

外科的治療

歯肉を切開して、インプラント本体に付着した汚れなどを除去します。インプラントの表面を直接洗浄できるので、治療効果が高いです。

骨吸収が進んでおり骨の再生が必要な場合は、骨移植を行います。骨を特殊な膜で覆い、骨の再生を促します。

外科的治療を行ってもインプラント周囲炎が改善しない場合は、インプラントを除去する必要があるでしょう。

インプラント周囲炎の予防方法

インプラント周囲炎の治療

インプラント周囲炎の予防方法は、以下のとおりです。

  • セルフケアを丁寧に行う
  • 歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける
  • 禁煙する
  • 生活習慣を改善する

それぞれ詳しく解説します。

セルフケアを丁寧に行う

インプラント周囲炎を予防するためには、丁寧にセルフケアを行うことが非常に重要です。

歯磨きやマウスウォッシュで歯垢を除去し、口の中を清潔に保ちましょう。デンタルフロスを使って歯間の歯垢を除去することも重要です。

歯科医院の指導を受けながら、正しいブラッシング方法を学んでください。セルフケアの質を高めることができるので、歯の健康を維持できるでしょう。

歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける

インプラント後の歯肉をケアするために、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けてください。セルフケアは大切ですが、セルフケアだけでは落とせない汚れがあります。

術後の経過が良好であっても、メンテナンスを怠ると汚れが蓄積します。インプラント周囲炎を発症するリスクが高まるのです。

インプラント治療後は歯科医師の指示に従い、メンテナンスを受けることが重要です。 定期メンテナンスでは、歯垢や歯石の除去だけでなく、口内の状態も確認してもらえます。

必要に応じて治療や指導を受けることができるので、セルフケアをしながら歯科医院に通うことで、歯の健康を維持できるでしょう。

禁煙する

前述したように、喫煙はインプラント周囲炎の原因の一つです。 場合によってはインプラントが脱落する可能性もあるので、注意が必要です。

インプラント周囲炎の予防を優先する場合は、禁煙しましょう。ご自身で禁煙することが難しい場合は、禁煙外来を受診するとよいでしょう。

生活習慣を改善する

インプラント治療後は、生活習慣を整えることも大切です。

インプラント周囲炎は、貧血や糖尿病によって引き起こされることがあります。貧血や糖尿病によって組織に十分な酸素が供給されないことで、インプラント周囲炎になるリスクが高まるのです。

栄養バランスのよい食事をとり、生活習慣に起因する慢性疾患に注意しましょう。食事の回数が増えるほど歯垢が形成される可能性が高まるので、決まった時間に食事をとるなど、工夫してください。

食べ物をよく噛むことで唾液の分泌量が増え、口の中の汚れが減ります。食事の際はよく噛むことを意識して、唾液の分泌を促しましょう。

まとめ

インプラントの歯

今回は、インプラント周囲炎の原因や初期症状、治療方法や予防方法について解説しました。

インプラント周囲炎は初期症状が少ないため、気づいたときには進行していることもあります。 毎日のケアと歯科医院での定期的なメンテナンスで、インプラント周囲炎を防ぐことが重要です。

インプラント周囲炎の予防には、歯磨きや歯間ブラシなどのセルフケアに加え、禁煙や生活習慣の改善も効果的です。

インプラント周囲炎にお悩みの方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
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23年10月26日

インプラント治療は痛いのか?痛みがあるときの対処法も解説!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯が痛い女性

インプラントに魅力を感じていても、麻酔を伴う外科手術が必要になるため「痛いのは怖い」「どんなときに痛いの?」と不安に思う方もいるでしょう。

インプラントは局所麻酔を行って進める治療なので、基本的に治療中に痛いと感じることはありません。治療後の痛みも、痛み止めで対処できることが多いのでご安心ください。

今回は、インプラント治療は痛いのかどうかを解説します。インプラント治療の痛みについて不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療は痛いのか?

歯が痛い女性

インプラント治療では、顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込む手術を行います。外科手術なので麻酔が必要になりますが、虫歯治療や親知らずの抜歯のように、局所麻酔で対応可能です。

そのため、インプラントの治療中に痛いと感じることは基本的にありません。

ただし、歯茎や顎の骨の中を通る血管には痛覚があります。外科手術中は痛いと感じなくても、治療後に痛いと感じることはあるかもしれません。また、全身麻酔ではないので、治療中の音が聞こえる、顎の骨に振動を感じるなど、違和感や恐怖を覚えることはあるでしょう。

痛みには個人差があるので、痛みに弱い場合は事前に担当する医師に相談するとよいでしょう。

インプラント治療中のどのようなときに痛いと感じる?

インプラント治療を受ける女性

インプラントの埋入手術は、麻酔が必要な外科手術です。治療中や手術直後など、痛いと感じるタイミングがあります。

インプラント治療において痛いと感じるタイミングは、以下のとおりです。

麻酔

インプラント埋入手術では、表面麻酔を塗布してから局所麻酔を打ちます。表面麻酔を歯茎に塗布することで、注射針による刺激を緩和させるのです。

表面麻酔が効くまでには少し時間がかかります。麻酔が効くのを待つ時間が短すぎる場合や、痛みに敏感な場合、局所麻酔の際に生じるチクっとした刺激を痛いと感じるかもしれません。

局所麻酔が効くと解消されるので、痛いと感じたら我慢せずに歯科医師に伝えましょう。

埋入手術

インプラント埋入手術では基本的に麻酔を使用するため、治療中に痛いと感じることはないといえます。

しかし、麻酔の効き方には個人差があります。治療中に麻酔が切れて、痛いと感じることがあるかもしれません。麻酔の効きが悪い場合、使用する量を増やして対応します。

今まで虫歯治療や親知らずの抜歯などで麻酔があまり効かなかった経験がある方は、事前に担当する歯科医師に相談しましょう。

抜糸

インプラントの埋入手術後や二次手術の約1週間後、傷の治りを確認して抜糸します。抜糸の際は基本的に麻酔をしないので、糸が引っ張られる刺激や傷跡に触れられる刺激を痛いと感じる場合があります。

抜糸するまでの間は、歯ブラシや食べ物などが糸に当って痛いと感じることがあるでしょう。

埋入手術直後

インプラント治療では顎の骨にインプラント体を埋め込むので、治療後1〜2週間は腫れる・痛む症状が出ることがあります。特に、埋入手術後2〜3日は、出血や痛みが出やすいでしょう。

埋入手術後の腫れや出血、痛みは、1〜2週間程度で自然と落ち着きます。また、処方された痛み止めで対処できることが多いです。

インプラント治療中に痛いと感じたら

薬を飲む女性

インプラント治療は外科治療が必要ですが、麻酔をしているため手術中に痛いと感じることは少ないでしょう。

しかし、手術直後や術後1〜2週間ほどは、痛いと感じることがあるかもしれません。インプラント治療中に痛いと感じたときの対処法は、以下のとおりです。

痛み止めを飲む

インプラント治療中に痛いと感じても、痛み止めで対処できることが多いです。

服用する痛み止めは、病院で処方されたものでも市販のものでも問題ありません。インプラント治療中に痛いと感じたら、まずは処方された痛み止めを服用しましょう。

また、痛み止めと一緒に抗生剤も処方されることが多いです。正しく服用することで、傷の炎症を抑える・痛みや腫れを緩和するなどの効果を期待できるでしょう。

そのため、必ず医師の指示を守って正しく服用してください。

冷やす

インプラントの埋入直後は腫れや痛みが出やすいため、痛み止めを飲んでも痛いと感じることがあるかもしれません。痛み止めを飲んでも痛いと感じる場合、患部を優しく冷やしましょう。

直接氷や保冷材を頬に当てるなど、冷やしすぎると強い痛みが出る場合があります。また、インプラントと顎の骨の結合を阻害する場合もあるので注意してください。

布で包んだ氷や保冷材、保冷シート、濡れタオルで冷やすなど、冷やしすぎないようにしましょう。

食事に気を付ける

インプラント埋入手術は麻酔を使用するため、麻酔が切れるまでは食事を控えてください。

麻酔が効いた状態で食事をすると、舌や頬を噛む・火傷するなど、怪我の原因になるかもしれません。インプラント手術前に食事を終わらせる、術後は常温か冷たい飲み物を飲むなど、工夫する必要があるでしょう。

インプラント埋入後は、インプラントと顎の骨の結合を待つ大切な期間です。インプラント部分で硬いものを噛むと、インプラントのズレや出血、腫れ、痛みを招く可能性があります。

そのため、インプラントの手術後1週間ほどは、やわらかいものを選んで食べましょう。飲酒すると傷の治りが悪くなるため、お酒も控えてください。

禁煙する

インプラント治療前に説明されることが多いですが、タバコには傷の治りを阻害する成分が含まれています。喫煙する方は、インプラント治療中に腫れる・痛むなどの症状が出やすいといえます。

また、インプラントと顎の骨の結合を阻害しやすいため、術後1週間程度は禁煙しましょう。タバコは免疫力を低下させるため、歯周病やインプラント周囲炎になりやすいといわれています。

インプラント周囲炎になると治療がうまく進まない場合が多いです。治療がうまく進んでも、インプラントが長持ちしない可能性が高いです。

そのため、インプラントの手術直後だけでなく、継続的に禁煙したほうがよいでしょう。

安静にする

運動や入浴で血行がよくなると、治療箇所が出血しやすくなり、痛いと感じるかもしれません。インプラントの治療中の痛みを避けるには、術後はできるだけ安静にすることが大切です。

特に、術後2〜3日は入浴を控え、軽くシャワーを浴びる程度にしましょう。

お口の中を清潔にする

お口の中に磨き残しが多いと細菌が繫殖しやすくなり、腫れることで痛いと感じるでしょう。インプラントの治療中はできるだけお口の中を清潔に保ってください。

しかし、インプラントの埋入直後は、治療部位に歯ブラシが当たると傷口が開くなどのトラブルにつながる可能性があります。出血する、糸が取れるなど、治癒を妨げる可能性もあります。

抜糸するまでの間は、治療箇所の歯磨きは避けてください。治療部位以外は丁寧に歯磨きし、治療部位はうがい薬で清潔に保ちましょう。

インプラント治療中の痛みが続く場合は

痛みが続く女性

インプラント埋入手術後に痛いと感じても、1〜2週間で自然と落ち着くことが多いです。

しかし、いつまで経っても痛いと感じる場合や、痛み止めが効かないほど痛い場合、トラブルが起きている可能性があります。

歯科医院を受診するべき状態は、以下のとおりです。

  • 痛み止めを飲んでも痛みが治まらない
  • 手術後2週間以上経っても激しく痛む
  • 出血が止まらない
  • しびれや鼻血などの症状がある

通常、インプラント治療中に痛いと感じても、痛み止めで対処できます。痛み止めで対処できないほど痛いと感じる場合、痛み止めが合っていない可能性があります。痛み止めの種類を変えてもらえるので、我慢せずに歯科医院を受診しましょう。

1〜2週間経っても痛い、激しく痛むようになったなどの場合、何らかのトラブルが起きている可能性があります。術後2〜3日以内で止血することが多いですが、出血がなかなか止まらない場合も、何らかのトラブルが起きているかもしれません。

痛みが続く・悪化する、出血が止まらない場合は、なるべく早く歯科医院を受診しましょう。

出血や腫れ、痛み以外に、しびれや鼻血などの症状がある場合は特に注意が必要です。下顎の治療の場合、下顎には大きな神経が通っているため、インプラントの埋入のトラブルによって唇や舌などにしびれが出る場合があります。

上顎の治療の場合、上顎洞という鼻の横にある空間にインプラントが迷入したことにより、鼻血が出る場合があるのです。

しびれや鼻血などの症状が続く場合も、歯科医院を受診してください。

まとめ

インプラント治療を受ける女性

インプラント治療は外科手術が必要ですが、局所麻酔で対処できるため手術中に痛いと感じることは基本的にはありません。

ただし、麻酔の際や抜糸時、手術直後などは痛いと感じることがあります。特に、埋入手術後2〜3日は、出血や痛みが出やすいです。1〜2週間程度で自然と落ち着くことが多いので安心してください。

インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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23年10月12日

インプラントができない人・向かない人とは?対応法も解説!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

NGのサインを作る若い女性

インプラントができない人・向かない人とは、未成年や喫煙者、持病がある方などです。また、骨量が不足している方も、事前に骨造成などの治療を行わない限り、治療の実現が難しい場合があります。

今回は、インプラントができない人・向かない人について、対応法も合わせて解説します。

インプラントとは?

歯を指差す女性

インプラントとは、失った歯の代わりとして顎の骨に埋め込む人工歯根のことを指します。

インプラントは大きく3つのパーツから成り立っています。顎骨に埋め込む部分の「インプラント体」とインプラント体の上に取り付けられる土台部分の「アバットメント」、歯そのものに相当する「上部構造」です。

インプラント体はチタンやチタン合金で作られ、アバットメントにはチタンやジルコニアなどの材料が使用されます。上部構造には、レジンやセラミック、ハイブリッドセラミック、金合金などが使用されることが多いでしょう。

インプラントができない人・向かない人とは?

バツを作る女性

インプラントができない人・向かない人は、未成年や喫煙者、持病がある方などさまざまです。以下、インプラントができない人・向かない人について、原因も合わせて解説します。

骨量が不足している

インプラントの成功は「歯槽骨の質」に大きく左右されます。強固でしっかりとした歯槽骨がなければ、人工歯根の固定が難しくなるからです。脆い歯槽骨に人工歯根を埋め込むと、時間が経つとインプラントが抜けるリスクや、折れるリスクが高まるでしょう。

喫煙している

インプラント治療の成功の鍵は、人工歯根と顎の骨の強固な結合であり、この結合をサポートするためには「健全な血流」が不可欠です。

しかし、タバコの一酸化炭素は血流を阻害し、ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、喫煙者はこの結合が難しくなるリスクが高まります。さらに、喫煙者は歯周病のリスクが高いとされています。これはインプラント治療後の安定性にも影響を及ぼすため、喫煙とインプラント治療の間には相性の悪さが指摘されているのです。

虫歯や歯周病がある

インプラント治療を検討する際「口内の健康状態」が非常に重要です。特に、虫歯や重度の歯周病が存在する場合、治療の成功率が低くなります。これは、虫歯や歯周病が口腔内感染の原因となり、インプラント手術時に顎の骨と人工歯根が適切に結合しづらくなるためです。

さらに、重度の歯周病を抱えたままインプラント治療を進行させると、歯周病菌の影響で「インプラント周囲炎」という病気を引き起こすリスクが高まります。

未成年である

インプラント治療は顎の骨に直接穴を開け、人工の歯を固定する治療方法です。

しかし、顎の骨が成長段階にある時期にインプラント治療を受けると、骨の成長によりインプラントの位置がずれる恐れや、インプラントの固定が不安定になる恐れがあります。人が成長する際、骨の成長速度やパターンには個人差があり、これを正確に予測することは歯科医師にとっても非常に困難です。

このような理由から、18歳以下または20歳未満の方に対してインプラント治療を控えるクリニックが多いのです。

糖尿病がある

糖尿病がある方は免疫力や体の抵抗力が低下する傾向があり、インプラント手術後の傷口の治癒が遅れるリスクが高まります。さらに、糖尿病がある方は歯周病を発症する可能性が高いため、インプラント治療を行うと「インプラント周囲炎」のリスクも高まるのです。

腎臓の病気がある

インプラント治療は外科的な手術を伴い、傷や出血が発生します。腎臓の病気がある方は、その体質から免疫力が低下しやすく、手術後の傷の回復も通常より遅れることが一般的です。そのため、腎臓の病気がある方にはインプラント治療は基本的に推奨されません。

特に、重度の腎疾患で人工透析を受けている方に対しては、インプラント治療を断っている歯科医院が多いでしょう。手術中に細菌が体内に侵入すると腎臓に移動するリスクがあり、腎臓の病気をもつ方は様は骨が脆くなりがちで、インプラントの固定が難しくなることも多いためです。

妊娠している

インプラントの治療過程では手術や投薬、レントゲン撮影などが行われます。そのため、母子の安全を最優先に考えると、妊娠中の治療は控えたほうがよいといえます。

また、妊娠期間中は、体調の変化やホルモンの影響で精神的に不安定になることもあります。インプラント治療によるストレスや不安が、お腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性についても考慮しなければなりません。

麻酔を使用できない・避けたい

インプラント治療は手術を伴うため、麻酔の使用が不可欠です。 麻酔に対してアレルギーがある方や体質的な問題で使用できない方、注射の痛みなどの理由で麻酔を避けたい方は、インプラント治療は難しいといえるでしょう。

治療後の定期的な通院ができない

インプラントを長期的に使用するためには、治療後のメンテナンスが非常に重要です。 メンテナンスでは、インプラントの噛み合わせの状態や、周囲の組織に炎症が起きていないかなどを検査します。また、同時にクリーニングも行い、口腔内の健康を維持します。

インプラント周囲炎は早期発見が難しく、気付いたときには症状が進んでしまっていることが多いです。治療後の通院も含めて、インプラント治療の一部と考えるようにしましょう。

インプラントができない人・向かない人はどうしたらいい?

疑問を持つ女性

インプラントができない人・向かない人についてご紹介しましたが、それぞれ対処法が存在します。場合によっては、治療が受けられることもあるので参考にしてください。

骨造成・再生治療を行う

骨粗鬆症を治療している方にとって、骨密度を増やすためには時間と根気が必要です。

しかし、インプラント治療を希望する場合、骨再生治療を先に行うことで治療の道が開けることもあります。

骨再生治療には「GBR(骨組織誘導再生法)」という、特別な素材を使用して骨を再生させる方法や「ソケットリフト法」「サイナスリフト法」といった人工素材で骨の厚みを増やす方法など、さまざまなアプローチが存在します。歯槽骨の状態や患者様の具体的なニーズに応じて、適切な治療法を選択することが可能です。

骨の量や質に不安がある方は、骨再生治療を提供するクリニックを選ぶことでインプラント治療が現実的になるかもしれません。

禁煙する

喫煙者に対して、インプラント治療自体は可能です。

しかし、治療の成果や長期的な安全性を考えると、喫煙は大きなリスクになります。喫煙は、インプラントの安定性や結合の強さ、さらには長期的な結果に悪影響を及ぼすことが知られています。インプラント治療を真剣に考えるのであれば、一時的な禁煙ではなく、永遠の禁煙を決意することが必要です。

虫歯や歯周病を完治させる

虫歯や歯周病がある方は、インプラント治療前に完治させる必要があります。口腔内の炎症や感染を抑え、インプラントが安定して機能する土台を整えるためです。 重度の歯周病で骨が大量に失われている場合、インプラント治療の前に骨再生治療を検討することが必要です。

顎の成長が完了したことを確認してから治療を受ける

成長途中の骨にインプラントを設置すると、その後の骨の変化によりインプラントの位置や安定性が損なわれる恐れがあります。そのため、顎の成長が完了するまでの期間は、入れ歯やブリッジなどを使用するのが一般的です。 入れ歯は取り外し可能なので、骨の成長に影響を与えることなく、日常生活に支障をきたしません。骨の成長が完了したあとにインプラント治療を検討しましょう。

担当医と連携して血糖コントロールを行う

糖尿病の方がインプラント治療を検討している場合、まず担当医に相談が必要です。糖尿病の状態や血糖値のコントロール状況によっては、インプラント治療のリスクが高まる可能性があります。担当医に安全性を確認しましょう。

血糖値のコントロールが適切に行われており、担当医からインプラント治療に対する問題がないと判断を受けた場合、糖尿病の方でも治療を進めることができます。 ただし、定期検診や血糖値のチェックは欠かさないようにしましょう。

腎臓の病気がある方は、担当医に相談のうえ別の治療法も検討する

腎臓の病気がある方がインプラント治療を検討している場合、疾患の程度や現在の治療状況が大きく影響します。軽度の腎疾患で人工透析を受けていないケースであれば、インプラント治療の適応となる可能性も考えられるでしょう。

しかし、最も重要なのは担当医の意見に従うことです。治療を受ける前に、まずは担当医に相談しましょう。担当医の判断によって、インプラント治療が難しいという結果が出た場合には、その判断を尊重し、ほかの治療方法や選択肢を考慮しましょう。

出産後に体調が安定してから治療を受ける

妊娠中の方が歯を補う治療方法を受ける場合、入れ歯を用いて一時的に対応することが望ましいです。出産後の体調や日常生活が安定した際に、インプラント治療を検討しましょう。

特定の事情で妊娠中にインプラント治療が必要と判断される場合、安定期を過ぎた妊娠5か月頃にインプラント体の埋入手術を行います。産後までの期間を歯とインプラントの結合強化の待機期間とし、産後に人工歯の装着をする方法もあります。

しかし、妊娠中の治療は特別な理由がなければ避け、産後を待つことが賢明です。

歯科医師と相談して最適な麻酔の方法を考える

麻酔に対する不安や疑問がある方は、カウンセリングの際に、使用される麻酔の種類や方法について詳しく確認しておきましょう。インプラント治療では、主に「局所麻酔」と「静脈内鎮静法」という2つの麻酔方法が採用されます。局所麻酔は特定の部位のみを麻酔する方法で、静脈内鎮静法は点滴を用いて麻酔薬を体内に投与し、全身をリラックスさせる方法です。

注射時の痛みや不安を感じる方には、静脈内鎮静法がおすすめです。静脈内鎮静法を選択することで、治療中の不快感や緊張を和らげることができます。

可能な通院頻度を明確にして、歯科医師に相談する

インプラント治療は手術が完了したあとも、その後のメンテナンスが非常に重要です。

治療後の定期検診の頻度は、歯科医院や患者様の状態によって異なることが多いです。インプラント治療を検討する際は、事前に定期検診の頻度や内容について確認しておきましょう。通院の頻度や内容を把握したうえで、ご自身のライフスタイルや健康状態に合わせて通院が実現可能かを判断しましょう。

まとめ


インプラント治療は、失われた歯を人工の歯で補う治療方法として、近年非常に注目されています。

しかし、インプラント治療はすべての方に適しているわけではありません。糖尿病や腎疾患がある方、妊娠中の方など、インプラント治療ができない人・向かない人も存在します。適切なカウンセリングや予備的な治療を行うことで、インプラント治療を受けられる可能性があります。喫煙や骨の健康状態、歯周病の有無など、患者様の状態やライフスタイルに応じて治療のアプローチが異なるため、まずは信頼できる歯科医師を探しましょう。治療の成功のためには、患者様がご自身の健康状態を正しく理解し、治療の過程やリスクを把握することが重要です。

インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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23年09月24日

インプラントかブリッジか迷ったら!違いをわかりやすく解説!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

患者の口内を確認する男性いし

歯を失った場合、失った歯を補うための治療が必要になります。歯を補う治療法には、入れ歯・ブリッジ・インプラントの3種類があり、なかでもインプラントとブリッジは天然歯と変わらない噛み心地から選択する方が多い治療法です。

しかし、インプラントとブリッジどちらの治療法がよいのか迷う方もいるでしょう。

今回は、インプラントとブリッジの概要や違いについて解説します。インプラントとブリッジで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは?

インプラントの模型を使って説明する

インプラントは、歯を失った部分に歯の根の代わりとなるインプラント体を埋め込み、被せ物をして噛む機能を回復させる治療法です。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下の5つです。

  • 審美性が高い
  • 咀嚼力を保てる
  • 周囲の歯を削る必要がない
  • 顎の骨が痩せることを防げる
  • 長く使用できる

インプラントの最も大きなメリットは、周囲の歯に負担がかからないことでしょう。入れ歯やブリッジは周囲の歯を支えとして利用するため、健康な歯にも大きな負担がかかります。

インプラントは、インプラント体を顎の骨に直接埋め込み支えとして使用します。そのため、周囲の歯を削る必要がなく、支えとして利用しないため負担をかけません。

顎の骨に刺激が直接伝わるため、ご自身の歯と変わらない噛み心地を得ることが可能です。天然歯と同程度の噛む力もあるので、食事の制約がなく好きなものを食べられるでしょう。

インプラントを選択すれば噛む刺激が顎の骨に直接伝わるので、骨が痩せることを防げます。入れ歯やブリッジと比較して寿命が長く、適切なセルフケアと歯科医院の定期メンテナンスに通うことで、10年以上使用することも可能です。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下のとおりです。

  • 外科手術を行う
  • 治療期間が長い
  • 術後に痛みや腫れ・細菌感染などのリスクがある
  • 費用が高額になる
  • 定期メンテナンスに通う必要がある

インプラントでは、外科手術を行います。全身の健康状態や口内の状態によっては、治療を受けられない場合があるでしょう。手術は日帰りで行われますが、身体にも負担がかかります。術後に痛みや腫れ、細菌感染のリスクも伴います。

ただし、痛みや腫れは数日で和らいでいくのが一般的です。経過観察で問題ないケースが多いです。

インプラントは、入れ歯やブリッジと比較して治療期間が長く、6か月〜1年ほどかかります。保険適用外の治療なので費用を全額自己負担する必要があり、経済的負担が大きい治療法といえるでしょう。

インプラント治療完了後は、歯科医院の定期メンテナンスに通う必要があります。忙しくて時間を取れない方にとっては負担になるでしょう。

ブリッジとは?

歯のブリッジを作成する歯科技工士

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って土台を作り、人工歯を作って橋を渡すように歯を補う治療法です。

ブリッジのメリット

ブリッジのメリットは、以下の4つです。

  • 外科手術が必要ない
  • 咀嚼力が高い
  • 取り外さなくてよい
  • 保険を利用すれば安い

ブリッジは外科手術をする必要がないため、口内環境や噛み合わせの状態がよければ誰でも受けられます。両隣の歯を支えとして使用するので、入れ歯のようにズレる・外れることはなく、自分の歯と同じように噛むことができるでしょう。

取り外さなくてよいので着脱のわずらわしさがなく、ご自身の歯と同じように手入れできます。ブリッジは保険の対象になるので、保険を利用すればインプラントと比較して費用を安くできるでしょう。

ブリッジのデメリット

ブリッジのデメリットは、以下のとおりです。

  • 両隣の歯を削る必要がある
  • 欠損している歯が多いと治療できない
  • 破損した際の修理が難しい

ブリッジは両隣の歯を支えとして利用するため、健康な歯でも削る必要があります。神経の処置が必要なこともあるため、歯の寿命を縮める原因になるでしょう。失った歯の噛む機能も補う必要があるので、隣接する歯に大きな負担がかかります。

ブリッジは両隣に歯がない場合や、失った歯の本数が多いと治療できません。歯を複数本失っている方は、歯科医師に適応可能か診断してもらう必要があるでしょう。

ブリッジは、入れ歯と異なり破損した際の修理が難しいケースが多いです。ブリッジをすべて外して作り直す可能性もあるため注意が必要です。

インプラントとブリッジの違いとは?

二つの?を比較して首を傾げる女性

インプラントとブリッジには、どのような違いがあるのでしょうか。治療法を選択する際は、それぞれの特徴を理解して検討するよいでしょう。

インプラントとブリッジの違いを表にまとめました。

<インプラントとブリッジの違い>

比較項目 インプラント ブリッジ
外科手術 必要 不要
審美性 高い 保険治療の場合は劣る
咀嚼力(天然歯と比較) 80〜100% 60〜100%
治療部分の違和感 なし なし
ほかの歯への影響 なし あり
顎の骨への影響 なし 痩せる
10年生存率 90%以上 50〜70%
治療期間 長期間 短期間
保険 適用外 適用可能

インプラントとブリッジどちらの治療が向いているかは、全身の健康状態や口内の環境などによって一人ひとり異なります。ご自身に合う治療法がわからない方は、歯科医師に相談しましょう。

インプラントが向いている人

口内に入れたインプラントの図

インプラント治療が向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 天然歯と変わらない見た目を希望する人
  • 天然歯と変わらない噛み心地を得たい人
  • 健康な歯を削りたくない人
  • 寿命が長いほうがよい人

インプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込み、被せ物をする治療法です。顎の骨を支えとしているため、天然歯に近い噛み心地を得ることができます。好きなものを制限されずに食べたい人は、インプラント治療が向いているといえるでしょう。

インプラントで使用する被せ物にはセラミック歯を使用するケースが多く、天然歯が持つ透明感や白さを再現することが可能です。保険適用の入れ歯やブリッジは審美性が劣るため、周囲に気づかれることがありますが、インプラントは自然な見た目なので気にせず使用できるでしょう。

インプラントは独立しているため周囲の歯を削る必要がありません。寿命も10年前後と長いです。周囲の歯の健康を維持しながら、再治療のリスクが少ないものを入れたいと考えている人は、インプラント治療が向いているでしょう。

ブリッジが向いている人

作成したブリッジを見せる女性歯科医師

ブリッジが向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 外科手術を行えない人
  • 長期間の通院が難しい人
  • 保険適用の治療をしたい人
  • 隣接する歯を治療したことがある人

ブリッジは外科手術の必要がないため、ほとんどの症例で治療を受けることができます。外科手術に恐怖心のある人や、不安が大きい人は、ブリッジを選択するとよいでしょう。通常の歯科治療と変わらないため、精神的な負担が少ないです。

治療期間がインプラントと比較して短いため、長期間の通院が難しい場合はブリッジでの治療が向いています。

ブリッジは、隣接する歯を大きく削る必要があるため、削る量によっては神経の処置が必要です。歯の寿命を考えると大きなデメリットになりますが、隣接する歯を既に治療したことがある場合は、健康な歯を削るよりデメリットが少ないでしょう。

ブリッジは保険が適用されるので、治療費を安くしたい人にも向いています。

まとめ

歯科医院で治療を受ける女性患者

インプラントとブリッジは、それぞれにメリット・デメリットがあります。治療法は、それぞれの特徴を理解したうえでご自身に合ったものを選択しましょう。

ご自身に合う治療法がわからない方は、歯科医師に相談しましょう。ご自身に合った治療法を提案してもらえます。

インプラントやブリッジを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
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23年09月10日

インプラントの治療期間と治療の流れ!治療が長引くケースも解説!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

インプラントの模型を使って説明する

インプラントの治療期間はどのくらいなのか、疑問に思っている方はいませんか。特に、ライフイベントや引越しを控えている方は、治療期間が長い場合、治療をためらうこともあるでしょう。インプラント治療は、ほかの歯科治療と比較すると治療期間が長いです。

今回は、インプラントの治療期間や治療が長引くケースなどを詳しく解説します。

インプラントの治療期間

青とオレンジの机に置かれたカレンダー

インプラントの治療というと、インプラント体を埋入する外科手術を想像する方がいます。インプラント体を埋入する手術は入院などの必要はなく、1本あたり10〜20分程度で終了する場合が多いです。

しかし、カウンセリングから人工歯を被せるまでを考えると、3か月〜1年程度の期間が必要になります。インプラント体を埋入してから顎の骨に安定するまで、待つ期間が必要だからです。

治療期間に差があるのは、口腔内の状態や顎の骨の量・厚みに個人差があるからです。例えば、顎の骨が十分にあって歯茎も健康な方は、カウンセリングから手術日までの日数はあまりかかりません。インプラント体が馴染むのも早いでしょう。

歯周病の既往がある方や、顎の骨が少ない・薄い方は、歯茎の治療や骨造成を先に行う必要があります。インプラント体の埋入手術までに日数がかかり、インプラント体が骨と結合するまでにも時間を要するでしょう。

実際の治療期間は患者さまによって異なるので、歯科医院を受診して相談してください。

インプラントの治療の流れ

START GOALに向かう木のブロック

インプラント治療の大まかな流れや、それぞれにかかる治療期間を解説します。

初診・カウンセリング

インプラント治療に至った経緯や治療上の希望などを聴取するために、カウンセリングを行うのが一般的です。リスクや治療法についての説明も行われます。

カウンセリングは初診時にまとめて行うことがありますが、治療をしようと考えている施設の歯科医師やスタッフと信頼関係を築けそうか確認することが重要です。自身の思いや治療の希望などは素直に伝えましょう。

通常、カウンセリングのための通院回数は1回です。

精密検査・治療計画の立案

治療前に、歯科診察やレントゲン・CTなどの画像診断を行い、口腔内の健康状態を観察します。通常の歯科治療とは異なり、さまざまな検査が行われます。緊張する方も多いですが、インプラント治療を受けるために必要な検査なので、落ち着いて受けましょう。

精密検査をもとに、具体的な治療計画が立てられます。治療期間の目安や、外科手術を行う予定日、どのような術式で治療を行うのかなどを詳しく説明されるでしょう。

一般的に、1〜2回の受診で精密検査は終了します。初診から治療計画の立案までの期間は、2週間程度かかることが多いです。

事前治療(該当する方のみ)

事前治療は、精密検査の段階で虫歯や歯周病などがあった場合や、顎の骨が十分にない場合、必要になります。虫歯・歯周病の治療や骨造成手術を行います。

治療内容や術式にもよりますが、骨造成の手術では最大半年程度の期間が必要になるでしょう。3〜4回受診する必要があります。

インプラント体の埋入手術

インプラント体の埋入手術は、局所麻酔を使用して行われることが多いです。入院の必要はなく、手術当日に帰宅できるのが一般的です。外科手術の日程は、治療している歯科医院の手術の予約状況、枠組みなどに大きく左右されます。

外科手術では、顎の骨に穴をあけて人工歯根(インプラント体)を埋め込みます。術式には1回法と2回法があり、口腔内の状況などによって歯科医師が判断し提案されるでしょう。

2回法の場合

2回法は、手術を2回に分けて行う術式です。

1回目の手術でインプラント体を顎の骨に埋め込み、歯肉を縫合してインプラント体と顎の骨が結合するのを待ちます。結合したら2回目の手術を行い、人工歯を連結するためのアバットメントを装着して、その上に人工歯を装着すれば手術は終了です。

1回目の手術のあと定着期間が必要になるため、治療期間が長引きます。治療完了までは3〜6か月程度、3〜4回の通院が必要になるでしょう。

1回法の場合

1回法は、手術を一度しか行わない術式です。顎の骨の厚みや量が十分にあり、インプラント体が安定しやすい方や、歯肉が健康で感染症リスクが低い方に適応されます。

インプラント体とアバットメントが一体化したものを埋入し、アバットメントが露出した状態でインプラント体と顎の骨の結合を待ちます。

歯茎の切開を一度しか行わないので、治癒を待つ期間が短くなるでしょう。通院期間は1〜2週間程度です。

人工歯の装着

人工歯をアバットメントと連結させて、インプラントの治療は終了となります。人工歯が完成するまでは、プラスチック製の仮歯を装着して過ごすのが一般的です。仮歯は、インプラント体が安定するまで最大半年ほど装着します。

人工歯の装着で通院する回数は1回です。装着時に不具合があれば、追加で通院が必要になることもあるでしょう。

インプラント治療が長引くケース

顎に手を当てて考える女性

インプラント治療が長引くケースは、以下のとおりです。

2回法を選択した

口腔内の状況から安全性を考慮して、2回法を選択する場合があります。2回法は手術を2回行うので、1回法と比べるとインプラント治療が長引くでしょう。

治療期間を短くしたいからと無理に1回法を選択すると、術後合併症のリスクが高まります。歯科医師としっかりと相談して、自身に合った方法を選択してください。

骨造成を行った

顎の骨が薄い・少ないなどの理由で骨造成を行う場合、骨が安定するまでの期間が必要になります。半年程度治療が長引くことがあるでしょう。

GBR法という骨造成術は、インプラント体の埋入と同時に行えるため、大幅に治療期間が延びることはありません。

口腔内が不衛生である

口内には、5,000億以上の常在菌が存在するといわれています。虫歯や歯周病の原因になる細菌も含まれています。

インプラント体が安定する前に感染症にかかると、インプラント体が定着するまでに長い時間が必要となるでしょう。治療期間が長引くだけでなく、炎症が悪化することでインプラント体が定着せず抜け落ちる可能性もあります。

口腔環境を整えるために、口腔ケアを丁寧に行いましょう。

上顎の治療である

一般的に、上顎よりも下顎のほうが骨の厚みや量がしっかりしています。下顎は最短3か月前後で治療が完了しますが、上顎の場合は最短でも5か月程度かかることが多いです。

インプラント治療後はメンテナンスを受けよう!

歯科医院で治療を受ける女性患者

インプラントの治療期間は、人工歯を装着するまでの期間を指します。

しかし、インプラント治療後は、インプラントを長持ちさせるために定期的なメンテナンスが必要となります。インプラントは永久的に使えると思っている方もいるかもしれませんが、メンテナンスを行うことで長く使い続けることができるのです。

メンテナンスに通う頻度は、治療直後は1〜2か月に1回、治療から数年間は3〜4か月に1回、最終的には半年に1回程度になります。歯科医院やインプラントのメーカー、患者さまの状態によって異なるので、指示されたタイミングでメンテナンスを受けましょう。

まとめ

前歯のインプラントを見せる女性

インプラントの治療期間について解説しました。インプラントは、非常に審美性が高く自分の歯のように使えるため、治療が完了したら生活の質が向上するでしょう。

治療期間は平均して3か月〜1年程度です。インプラント治療を考えている方は、ライフイベントや引越しなどから逆算して治療開始時期を決めるとよいでしょう。

口腔ケアを徹底する、ふだんから歯科検診を受けるなど、口腔内を清潔に保つことで、インプラント治療が長引くのを防げます。

インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
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23年08月20日

インプラント治療の費用は全部でいくら?安く抑える方法はあるのか

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。 インプラントの3D図 歯を補う治療方法の一つに「インプラント」があります。インプラントは、高額だというイメージをもっている人は多いことでしょう。 今回は、インプラントの費用相場、費用を安く抑える方法について解説します。インプラントが高額な理由やクリニックの選び方の注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは?

インプラントの模型と患者と医師 まずは、インプラント治療の目的、ほかの治療方法との違い、治療の流れについて解説します。

インプラント治療の目的

インプラント治療とは、虫歯や歯周病、怪我などが原因で失ってしまった天然の歯を補う治療方法の一つです。 治療方法は、まず、インプラント体と呼ばれる、歯の根っこの代わりとなるものを顎の骨に埋めます。さらに上から人工歯を被せることで、天然の歯のような使い心地や自然な見た目に整えるという効果が期待できます。

ほかの治療方法との違い

失った歯を補うには、インプラント以外に「ブリッジ」や「入れ歯」などの治療方法があります。これらの治療法とインプラントの違いはどのようなものでしょうか。主に以下のような違いがあります。
  • ほかの歯を削る必要がない
  • 天然の歯と同じような噛み心地である
  • 本物の歯のような透明感と光沢感がある
インプラントは、インプラント体を顎の骨に埋めることで、インプラント自体をしっかりと支えることができます。ブリッジのように両隣の歯を削ったり、入れ歯のようにバネをかけて支えたりする必要がないため、ほかの歯に負担がかかることがありません。 インプラント体が「歯根」の役割を果たすおかげで、天然の歯と似た構造になります。そのため、噛む力が弱まりにくく、噛み心地に違和感をおぼえにくいことも特徴です。 また、インプラントの人工歯(歯茎から出ているパーツ)の部分には、セラミックやジルコニアと呼ばれるような天然の歯とほとんど変わらないような見た目を叶える素材を使用します。透明感と光沢感があるため、ほかの天然の歯と馴染みがよく、人工の歯であることに気づかれることがほとんどありません。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の工程は、大きく分けると以下の流れで行います。
  • 初診、カウンセリング
  • 一次手術(インプラント体を埋め込む)
  • 二次手術(アバットメントの取り付け)
  • 型取り
  • 人工歯の装着
  • メンテナンス
  初診時のカウンセリングでは、患者様の希望を把握し、全身の状態や口の中の状態を診察します。その結果から、歯科医師が治療計画を立て、患者様が治療内容に納得できれば、インプラント治療の準備として、お口の中の環境を整えていきます。虫歯や歯周病などのトラブルがある場合は治療を優先し、歯の衛生状態を改善するでしょう。 一次手術では、歯茎を切開し、顎の骨にインプラント体を埋入します。顎の骨とインプラント体が結合するには、2〜4か月程度かかります。この間は待機期間です。結合が確認できれば、二次手術へと移ります。 二次手術では、アバットメントと呼ばれる人工歯を取り付けるための土台を装着します。アバットメントとは、インプラント体と人工歯をつなぐための部品です。 二次手術を終えたら、歯茎の状態が落ち着くのを待ち、型取りを行います。最後に人工歯を装着すれば、インプラント治療は完了です。 ただし、インプラント治療後も定期的に歯科クリニックでメンテナンスを行う必要があります。インプラントをできる限り長く使用するために、インプラントに異常がないか確認してもらいましょう。

インプラント治療の費用は全部でいくら?

電卓と積まれた硬貨 インプラントの費用は、歯科クリニックごとに異なりますが、おおよその費用相場は1本、30万〜40万円程度です。 具体的な費用は、歯科クリニックで実際に患者様のお口の状態を診察して判断する必要があります。気になる方は、初回カウンセリングだけでも受けてみるといいでしょう。

どうしてインプラント治療は高額なの?

高額請求に驚く男性 インプラント治療は、ほかの治療方法である「ブリッジ」や「入れ歯」に比べて費用が高額です。その理由には、以下のとおりです。
  • 材料費が高い
  • 高度な技術が必要である
  • 設備費がかかる
それぞれ詳しく解説します。

材料費が高い

インプラントは、世界中のいろいろなメーカーが研究・開発し、販売しています。さまざまな種類がありますが、多くの歯科医院では、安全性が高く品質がしっかりと保証されたものを選んでいます。 インプラント体は体内に埋め込むため、インプラント体に使用されている金属の純度が高いものを選んでいる歯科医院もあるのです。このようなケースでは、インプラント費用はさらに高くなるでしょう。

高度な技術が必要である

インプラント治療は、歯を補うほかの治療方法とは異なり、外科手術を必要とする治療です。難易度の高い治療なので、すべての歯医者でインプラント治療ができるわけではありません。 歯科医師の高度な技術や知識を必要とし、長い時間をかけて技術や知識を習得しているため、技術料が高くなり、インプラント治療の費用が高額になる傾向にあります。

設備費がかかる

一般的な歯科治療で使用する設備に加えて、インプラント治療を行っている多くの歯科クリニックでは、検査や治療に必要な設備を導入しています。具体的には、検査に使用する歯科用CTや外科手術をするための個室などです。 治療をするうえで、検査で正確な情報を得て、清潔な環境でオペを行うためには設備は重要といえるでしょう。歯科用CTのような設備を導入するには、高額な設備費が必要なのです。

インプラント治療は保険が適用される?

イエスかノーか悩む女性 基本的には、インプラント治療に保険は適用されません。健康保険の対象となる治療とは「日常生活に必要な機能を回復させることを目的とした最低限の治療」に限られます。 インプラントは、失った歯を補う治療のため、歯としての機能を回復させるという点は健康保険の基準を満たしているように感じますが、最低限の治療であるという点には当てはまりません。その理由は、インプラントは日常生活を送るうえで、求められる以上の「見た目のよさ」と「機能性」をもっているからです。 一方、ブリッジや入れ歯などは最低限の治療方法といえるため、保険が適用されます。 しかし、生まれつきの疾患で顎の骨が変形している場合や、事故や病気が理由で顎の骨を失ってしまっている場合などに限り、インプラント治療が保険適用の対象となることがあります。保険適用でインプラント治療が受けられる歯科医院は限られています。ご自身の症状が「保険適用の対象となるのか」「どこで治療を行えばいいのか」など、お近くの歯科医院で相談してみましょう。

インプラント治療の費用を安くする方法はある?

いいアイデアをひらめいた女性 インプラントは、一部の場合を除き、保険が適用されないことがわかりました。 少しでも費用を抑えるために、何かできることはあるのでしょうか。インプラント治療の費用を安くする方法は、以下のとおりです。
  • 医療費控除の申請を行う
  • デンタルローンを利用する
それぞれ詳しく説明します。

医療費控除の申請を行う

インプラント治療は健康保険の対象ではありませんが、治療にかかった費用を「医療費控除」として申請をすれば、負担を軽くできることがあります。 医療費控除とは、一年間に払った医療費が10万円以上、もしくは所得の5%以上だった場合に、その医療費が税金の還付対象となる制度です。医療費控除を受けるためには申請が必要です。医療費控除の対象となるかどうかを確認のうえ、書類を揃えて申請を行います。

デンタルローンを利用する

まとまったお金を払うのが難しいという人は「デンタルローン」という選択もあります。 デンタルローンは、インプラント治療にかかるトータルの金額を安くできるわけではありませんが、一度の支払いの負担を軽減できます。デンタルローンが組めるかどうかは歯科クリニックによって異なるため、確認しましょう。

安すぎるインプラントは注意!

イエローカードとレッドカードを手に警告する女性 インプラントができる歯科クリニックを探していると、格安で治療が受けられるクリニックを目にすることがあるかもしれません。 「費用が安いから」という理由だけで歯科医院を選ぶのは、危険な場合があります。品質の悪いインプラントを使用している、技術が低い、必要な設備が整っていない、などの可能性があるからです。体に不具合が生じる事態や、後々インプラント治療をやり直さなければいけない事態になることもあるでしょう。結果的に、当初予想していたよりも費用がかかってしまうことも考えられます。 すべての格安インプラント治療が危険とは限りませんが、安すぎるインプラントには十分注意してください。 歯科医院の実績を確認することや、実際にカウンセリングを受けた時の先生との相性などを確認し「信頼できる歯科医師かどうか」で選ぶことが重要です。後々のトラブルや不満などに繋がりにくいといえるでしょう。

まとめ

笑顔の女性と見守る女性歯科医 今回は「インプラントに挑戦したい!だけど、費用が心配でなかなか踏み出せない」という方に向けて、インプラントが高額な理由や費用を抑える方法について解説しました。 インプラントは、材料費や設備費が高く、歯科医師の技術や知識が求められる治療のため、費用が高くなる傾向があります。 しかし、インプラントは、機能性・審美性においてメリットが感じられる治療方法といえるでしょう。費用だけで歯科医院を選ぶと、後々トラブルになる可能性もありますので、十分注意しましょう。 インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
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23年08月13日

インプラントの寿命はどれくらい?寿命を延ばす方法を詳しく解説!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

1本のインプラントと笑顔の患者さま

人工歯根を骨に埋め込むことで、噛む機能を回復させるインプラント治療ですが、人工物であるインプラントにも実は寿命があるのをご存じでしょうか。

今回は、インプラントの寿命と寿命を伸ばすための方法について詳しく解説します。インプラント治療をするか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントの寿命はどれくらい?

クエスチョンマークの積み木

インプラントの寿命は、およそ10年とされています。

ただし、お口の中の環境やインプラントの材質などによって、15年以上使用できる場合や、逆に10年ももたないこともあります。

インプラントの寿命とは、自然にインプラントが外れてしまう、もしくは使用の継続が難しくなって撤去されるまでの期間です。10~15年ほどインプラントが使えている方の割合は、上顎でおよそ90%、下顎でおよそ94%とされます(骨移植や、抜歯後すぐに埋入したケースでは87~92%)。

参照元:歯科インプラント治療のためのQ&A|厚生労働省

つまり、インプラントの寿命が10年を超える方は9割以上いるということです。

しかし、寿命は定期的なメンテナンスを受けることが前提の話です。専門家によるチェックやセルフケアを怠ると、インプラントの寿命は短くなります。そのため、メーカーによっては10年という長期保証を設けているところもありますが、定期的なメンテナンスを受けていない場合、保証を受けられません。

インプラント・ブリッジ・入れ歯の寿命を比較

寿命をあらわす砂時計

次に、インプラントとブリッジ、入れ歯の寿命を比較します。インプラントとブリッジ、入れ歯の寿命は、以下のとおりです。

<インプラント・ブリッジ・入れ歯の寿命>

補綴物(ほてつぶつ) 寿命
インプラント およそ10年
ブリッジ およそ7~8年
入れ歯 およそ3~5年
 

以下、それぞれ解説します。

インプラントの寿命

インプラントの寿命はおよそ10年で、ブリッジや入れ歯に比べて長いです。ほかの歯を削ることや金具をかけることはしないため、ほかの歯への影響もありません。

費用は1本あたり30~40万円程度のため、ほかの治療より費用が高額な傾向にあります。

しかし、寿命が長く、ほかの歯への影響も少ないなどメリットが多いことから、長期的に見ればコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

ブリッジの寿命

ブリッジの寿命はおよそ7~8年です。失った歯の両隣の歯を削って支えにして被せ物をします。健康な隣の歯を大きく削る必要があり、健康な歯の寿命にも影響を与えます。

また、固定式の被せ物ですき間に物が詰まりやすく、掃除がしにくいのが欠点です。そのため、ケアが十分でないと虫歯や歯周病のリスクが高まるため、寿命が短くなります。

入れ歯の寿命

入れ歯の寿命はおよそ3~5年で、3つの補綴物の中で最も短いです。

しかし、入れ歯が使えなくなるケースで多いのは、入れ歯自体が壊れることではありません。ほとんどがバネをかけている歯がダメになる、顎の骨が減って入れ歯が合わなくなることが理由です。

インプラントの寿命を縮める原因

原因と結果をあらわす付箋

インプラントは、正しい使い方をすれば10年以上もちます。

しかし、次のような行為は寿命を縮めてしまう原因となるため、注意が必要です。

①ケア不足でインプラント周囲炎になる

インプラントは、天然歯とは異なる作りをしており、天然歯よりも細菌に対する防御機能が弱いです。そのため、口の中の清掃が不十分だと、インプラント付近の歯茎や骨はインプラント周囲炎とよばれる歯周病にかかりやすくなります。

②喫煙の習慣がある

たばこは血の巡りを悪くさせるため、インプラントの天敵といえます。喫煙習慣があると、埋入手術後のインプラントと骨がくっつくのに時間がかかります。加えて、感染症にかかりやすくなるため、喫煙習慣がない方に比べてインプラント周囲炎のリスクが高いです。

③歯ぎしり・食いしばりをする

寝ている間の歯ぎしりや集中しているときに食いしばる癖がある方は、インプラントの寿命を縮める可能性があります。

歯ぎしりや食いしばるときの歯にかかる力は通常、物を噛むときよりも何倍も強いです。さらに、インプラントは天然歯と違って、歯への圧力を調整する歯根膜がありません。そのため、ダイレクトに歯周組織が強い力を受けてしまい、インプラントが自然に取れる原因となります。

④格安インプラントを使っている

1本10万円ほどの格安インプラントは、インプラントが長くもたない可能性があります。一般的にインプラント1本あたりの相場は30~40万円です。そのため「1本10万円~」と謳った格安インプラントは、値段だけ見ると非常に魅力を感じるでしょう。

しかし、格安インプラントは素材が悪く、外れやすいものや、強度が弱いものが存在します。そのようなインプラントは保証期間が短いこともあり、すぐに取れても再治療に費用がかかり、かえって費用が高くついてしまうおそれがあります。

すべての格安インプラントにリスクがあるわけではありませんが、インプラントを長持ちさせたいならさけましょう。

インプラントの寿命を延ばす方法

インプラントのイメージ図

インプラントを長持ちさせるには、以下の方法を取り入れましょう。

定期的にメンテナンスを受ける

インプラントは人工歯根を埋め込んだ特殊な治療のため、治療後も歯科医院で定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスでは、主に次のことを行います。

  • ご自身では取りきれないインプラントと歯茎の間の汚れを除去
  • インプラントに余計な負荷がかかっていないか噛み合わせのチェック
  • セルフケアの方法をアドバイス

インプラント治療は埋入して終わりではなく、その後の定期的なメンテナンスも含めた治療です。専門家に定期的に確認してもらうことで大きなトラブルを予防する効果もあります。インプラント治療後は、必ず歯科医院を受診しましょう。

毎日の丁寧な歯磨き習慣を身につける

インプラントを入れたあとは、丁寧な歯の清掃を心がけましょう。

インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病にかかりやすいです。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやタフトブラシ(毛先が細い筆のような歯ブラシ)を併用して、インプラントの周りに汚れが溜まらないようにしましょう。

禁煙する

たばこはインプラントの寿命にも大きく影響します。

手術前だけでなく、治療後も禁煙や吸う本数を減らすよう努めましょう。

歯ぎしり・食いしばりの治療を受ける

歯ぎしりや食いしばり癖がある方は、インプラントに余計な力がかかってしまうおそれがあるため、治療を受けましょう。

インプラント埋入後に症状が認められる場合には、歯科医院でマウスピースを作ることで対応できます。マウスピースによって力が分散され、インプラントを守ることにつながります。

有名なメーカー製のインプラントを選ぶ

有名なメーカーのインプラントを採用している歯科医院で治療を受けましょう。

インプラントメーカーは世界に100社以上存在しますが、なかには質が悪いものがあるのも事実です。有名メーカーのインプラントは世界中でたくさんの実績があり、安全性が認められているものが多いです。また、治療実績や成功率に基づき、保証期間も10年と長いところが多くあります。

患者さまご自身で、インプラントの種類を決めることはほとんどありません。治療を受ける歯科医院が、どのメーカーのインプラントを使用しているのか確認しておくとよいでしょう。

インプラントが寿命をむかえたらどうする?

頭をかかえ悩んでいる様子の女性

インプラントの寿命とは、インプラントが根元ごと取れてしまったときです。寿命をむかえたインプラントは、再度インプラント埋入手術からやり直す必要があります。

保証期間内なら無料で再治療が可能

もし保証期間の間にインプラントが取れてしまったら、無料で再治療が可能です。

インプラントは、一般的にメーカーごとにおよそ5~10年ほどの保証期間を設けています。保証期間内にインプラントが脱落した場合は、治療した歯科医院に相談しましょう。

しかし、実際は保証期間内にインプラントの脱落が起こることは稀です。手術中のトラブルや強い食いしばりなどの要因がなければ、通常脱落は起こりません。

保証を受けるには定期的なメンテナンスが必要

ほとんどのメーカーでは保証を受けるための条件があり、そのひとつに定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていることがあげられます。

インプラントの寿命は、術後のメンテナンスによって左右されます。そのため、歯科医院で指示されたメンテナンスの頻度を守り、歯科医院を受診する必要があるのです。

まとめ

ポイントをまとめる女性

インプラントの寿命はおよそ10年といわれていますが、術後のケアの状態によって寿命が異なります。

インプラントは埋入して終わりではありません。インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスと日々のケアが重要です。丁寧にケアしていくことで、インプラントは長く使い続けられます。インプラントを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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23年07月12日

前歯のインプラント治療!メリットや費用、治療が難しい理由を解説

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

前歯のインプラントを見せる男性

事故や虫歯によって、前歯を失った方もいるでしょう。前歯は、口を開けた際に一番に見える場所にあり、非常に目立ちます。そのため、ただ歯を入れるだけでなく、審美性も重視したいと思う方が多いのではないでしょうか。審美性を考慮してインプラントを選択する方も多くいますが、前歯のインプラント治療は難しいといわれています。

今回は、前歯をインプラントにするメリットや費用、前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由を解説します。前歯を失って歯を補う治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

前歯のインプラント治療は難しいのか?

斜め上を見て顎に手を当てて考える女性

前歯は、ほかの歯よりも人の目につくため、特に見た目が重要だといわれています。前歯が顔の印象を左右することもあるでしょう。

審美性を考慮すると前歯にはインプラントが適していますが、前歯のインプラント治療は難しいとされています。前歯付近の骨や歯茎は痩せやすく、骨が少ない場合が多いことや歯茎が薄いことなどが理由として挙げられます。

骨や歯茎は、インプラントの土台である人工歯根を埋め込むために大切な部分です。骨や歯茎が薄い場所に人工歯根を埋め込むと、人工歯根が露出することがあります。厚みや密度が足りない場合、骨を増やす骨造成などの追加の治療が必要です。前歯付近の骨や歯茎は薄いことや追加の治療が必要なことが、前歯のインプラント治療が難しいといわれる理由といえるでしょう。

前歯をインプラントにするメリット・デメリット

吊るされたメモに書かれたMERIT DEMERIT

前歯をインプラントにする際のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

前歯をインプラントにする大きなメリットは、審美性の高さです。前歯は目立つので、少しでも見映えをよくしたいと思う方が多いでしょう。インプラントは、入れ歯などに比べて審美性が高いことが特長です。

ブリッジは、セラミック素材を選択すれば審美性は高いですが、保険適用の素材を選択した場合は審美性が劣ります。また、ブリッジの特性上、両隣の歯に負担がかかるため、歯の寿命を縮めるなどの問題があります。

インプラントは、ほかの歯に負担をかけず治療でき、きれいで長持ちすることが大きな特徴といえるでしょう。

デメリット

前歯をインプラントにするデメリットは、手術が必要であること、治療期間が長いことなどが挙げられるでしょう。

インプラントの手術は、土台となる人工歯根を顎の骨に埋め込む作業から始まります。人工歯根が骨としっかり結合したのを確認してから、次の工程に進みます。人工歯根と骨が結合するには、およそ2~6か月の期間がかかるのです。また、歯茎や骨の状態によって、追加の治療や手術が必要になることもデメリットといえます。

前歯に限りませんが、インプラント治療は一般的に高額なことも、負担に感じる方が多いでしょう。

前歯のインプラント治療のプロセス

歯科医院で治療を受けて笑う女性

前歯のインプラント治療のプロセスは、以下のとおりです。

  1. 人工歯根を顎の骨に埋め込み、人工歯根が骨と結合するのを待つ(一次手術)
  2. 被せ物の支台となるアバットメントを取りつける(二次手術)
  3. 型取りを行い、被せ物(上部構造)を作成する
  4. 上部構造をアバットメントに装着する
  5. 歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける

インプラント治療において、人工歯根と骨がしっかりと結合することは非常に重要です。一次手術は、インプラント治療のなかでも特に大切な工程といえるでしょう。人工歯根と骨をしっかり結合させることで、土台がグラグラしない安定した丈夫な歯になります。

上部構造には、ハイブリッドセラミックやオールセラミック、ジルコニアなど、いくつかの種類があります。審美性が高くなるにつれ費用も高くなるのが一般的です。

前歯のインプラント治療にかかる期間

卓上カレンダーに付箋を貼って書き込む手元

前歯のインプラント治療にかかる期間は、3か月〜1年といわれています。治療期間に幅があるのは、患者さまの歯茎や顎の骨など、口腔内の健康状態に大きく左右されることが原因です。

特に時間がかかる工程は、一次手術後の人工歯根と骨が結合するのを待つ期間です。約2~6か月の期間がかかるといわれています。

なるべく早く結合させるには、しっかりした丈夫な歯茎と顎の骨が必要です。患者さまの口腔内の状態によっては、必要に応じて顎の骨を増やす治療や骨を補填する再生治療、やせ細った歯茎の移植手術などが行われるでしょう。追加の治療を受けるとその分治療期間が延びるので、1年以上かかる場合もあります。

前歯のインプラント治療にかかる費用

白い机に置かれたノートと白い電卓

前歯のインプラント治療にかかる費用は、以下のとおりです。

<項目と費用相場>
項目 費用相場(1本あたり)
検査・診察料など 約15,000~50,000円
インプラント手術 約150,000~350,000円
上部構造(人工歯) 約50,000~200,000円 (例) ・ジルコニアセラミック:約130,000円 ・オールセラミック:約100,000円 ・ハイブリッドセラミック:約70,000円
合計 約300,000~400,000円

インプラント治療全体の費用相場は、約300,000~400,000円です。前歯は特に高い審美性を求められるため、上部構造の費用が高くなる傾向にあります。

また、インプラントは、健康保険が適用されない自由診療であるため、歯科医院によって費用が大きく異なります。治療を受ける前に、必ず費用を確認しましょう。

前歯のインプラント治療には高度な技術が必要なため、歯科医師の手術実績などをリサーチすることも大切です。

治療後はメンテナンスを受けよう!

歯科医院で治療を受ける人と男性歯科医師

インプラントは、上部構造を装着して終わりではなく、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが非常に重要です。

インプラントは丈夫な骨と歯茎があって成り立っています。そのため、インプラントを維持するためには、骨や歯茎は健康でないといけません。

インプラント治療後に、インプラントの歯周病とよばれる「インプラント周囲炎」という炎症が起きる場合があります。インプラント周囲炎を放置すると、人工歯根を支えている顎の骨が溶けます。炎症によって骨が溶けると、土台が不安定になり、インプラントが脱落するおそれがあります。

インプラントの脱落を防ぐために、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。一度インプラントが脱落すると、再手術が必要になる可能性があります。追加で費用がかかる場合もあります。インプラントが脱落しないように、日々のお手入れと定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

まとめ

インプラントを埋め込んだところを見せて笑う人

前歯は、顔の印象に影響を与える目立つ歯であることを意識して、治療方法を選ぶことが重要です。失った前歯の代わりになる人工歯には、審美性が高いインプラントが適しています。

しかし、前歯のインプラントは、歯科医師の高い技術が必要な治療です。歯科医院を選ぶ際は、手術実績が豊富な歯科医院を検討しましょう。また、インプラント治療の全工程が終わるまでには、長い期間がかかることを忘れてはいけません。歯茎や顎の骨の状態によって、追加の手術や治療が必要になる場合もあります。追加の治療を行う場合、その分費用もかかるでしょう。

前歯のインプラント治療に実かかる費用や治療期間は、非常に個人差が大きいです。気になる方は、一度歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。インプラント治療後も健康な歯茎と骨を維持できるように、ふだんの丁寧な歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスを欠かさないことが重要です。

前歯のインプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
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23年06月21日

差し歯とインプラントの違いについて知ろう!費用・治療期間も比較!

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

2本のインプラントの模型

歯が欠けたところや抜けたところの噛む機能を復元させるためには、どのような治療が有効なのでしょうか。一般的には、差し歯、インプラント、入れ歯、ブリッジなど、数種類の治療方法があります。これらの治療方法の特徴、メリットやデメリットは歯科関係者の方でなければ正確に答えることが難しいです。

今回は、差し歯とインプラントについて、治療方法や費用・治療期間などを比較して解説します。

インプラントについて

インプラントの模型

まずは、インプラントについて概要やメリット・デメリットを解説します。

インプラントの概要

インプラント治療では、歯を失ってしまったところへ人工の歯根(インプラント)を打ち込み、人工の歯根の上に上部構造(義歯)を装着します。

入れ歯やブリッジとインプラントの共通点は「歯が残っているところには治療ができない」という点です。人工歯根は顎の骨に打ち込まれ、時間をかけて骨に固定されます。

一方、入れ歯やブリッジは周囲の歯や歯茎に固定するので、インプラントと異なります。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは、以下のとおりです。

周囲の歯に負担がかからない

入れ歯やブリッジは、固定するため隣の歯に留め具をかけたり、隣の歯を土台にするため歯を削ったりすることがあります。どちらにしても、健康な隣の歯にかかる負担は大きいといえます。

インプラントは、顎の骨に固定するため、周囲の健康な歯に影響を与える可能性が低い治療方法です。健康な歯をできる限り残すためにベストな治療方法といえるでしょう。

安定感がある

インプラントは、顎の骨に打ち込んで固定されるため、入れ歯やブリッジよりもぐらつかず安定感が出ます。

食べ物をしっかりと噛むことができる点は、ほかの治療方法よりも優れています。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットは、以下のとおりです。

治療費用が高い

インプラントは、特例を除いて基本的に自由診療であるため、治療費は比較的高額です。歯科医院によって価格設定は異なりますが、相場としては1本あたり20~60万円ほどかかります。仮に下の顎を全てインプラントにする場合、6~8本ほどインプラントを打ち込むため、数百万円の治療費となるでしょう。

ご自身の経済事情をよく考慮して選択する必要があるでしょう。

治療期間が長い

入れ歯やブリッジ、差し歯などと比較して、インプラントの治療期間は比較的長いです。

インプラント治療では、ヒアリングや事前診断が済んでから一次手術が行われ、インプラントが打ち込まれます。もし、インプラントを打ち込めるほどの骨がない場合、一次手術の前に骨造成とよばれる骨を作る手術を行い、半年ほど経ってからようやくインプラントを打ち込めます。その後は、半年ほどかけてインプラントと骨を固定させて、ようやく義歯を装着できるのです。

ヒアリングから義歯の装着まで、早くても1年弱、遅ければ2年ほど要します。

差し歯について

差し歯をはめようとしている

つづいて、差し歯の概要やメリット・デメリットを解説します。

差し歯の概要

差し歯とは、歯が欠けたなど歯根が残っている場合に適用される被せ物を指します。

歯根が残っていない状態(歯が抜けた状態)では差し歯を使用することはできないため、インプラント治療と異なります。

差し歯のメリット

差し歯のメリットは、以下のとおりです。

対応できる歯科医院が多い

差し歯の治療が可能な歯科医院は、比較的多いといわれています。

インプラント治療は高い技術が必要なため、対応できる歯科医院は少ないです。差し歯が必要となったときに、近隣の歯科医院で治療できる可能性が高い点は、差し歯治療のメリットといえるでしょう。

治療費用を安く済ませることもできる

差し歯に使用する素材は、金属やプラスチックを選択すれば保険適用内で治療できるため、治療費を安く済ませることができます。

1本で数十万円かかるインプラントよりも経済的といえます。

治療期間が比較的短い

差し歯治療の手順としては、歯を削って型を取り、差し歯を製作して入れれば完了です。

おおよそ1~2か月で治療が終わるため、年単位で治療するインプラントよりも短い期間で済みます。

差し歯のデメリット

差し歯のデメリットは、以下のとおりです。

見た目が気になることがある

差し歯を入れて長期間経つと、変色や黒ずみが発生することがあります。保険適用内で作ることができるプラスチック素材は、自由診療下で使われる素材(セラミックなど)よりも変色や黒ずみなどが起こりやすいといわれています。

前歯などよく見えるところが差し歯となる場合は、使用される素材の特徴もしっかり把握したうえで選択しましょう。

割れ・欠けが起こることがある

差し歯は衝撃に弱いため、硬いものを噛んだとき、顔をぶつけたときなどに割れることや欠けることがあります。

基本的に歯科医院で修復できますが、日常生活で気を付けることが増える点はデメリットといえるでしょう。

インプラントと差し歯の比較

比較をイメージする天秤

つづいて、インプラントと差し歯の特徴を比較します。

<インプラントと差し歯の特徴の比較>

インプラント 差し歯
対象 歯が抜けたところ 歯が欠けたところ
費用

保険適用外

1本あたり20~60万円ほど

保険適用の有無を選択可能

保険適用内:数千円

保険適用外:数万円

治療期間 1~2年間 1~2か月
寿命 10~20年間

保険適用内:10年

保険適用外:10~20年

見た目 天然歯に近い 素材によって異なる
固定力 高い 高い(過度な衝撃はNG)

先述したとおり、インプラントと差し歯では対象とするケースが異なります。ご自身の歯はできる限り残したほうがよいため、もし歯根が残っているのであれば、差し歯治療を選択するのがよいでしょう。

インプラントと差し歯の治療の流れ

ステップ|「STEP」と書かれた積み木

インプラントと差し歯の治療の流れは、以下のとおりです。

インプラントの治療の流れ

まず、インプラント治療の一連の流れをご紹介します。

口腔内チェック・ヒアリング

まずは、患者さまの口腔内を確認します。合わせて、患者さまがどのような治療を希望しているかヒアリングします。

事前検査・治療計画説明

インプラント治療を行うためには、事前にさまざまな検査をしてデータを取る必要があります。データをもとに治療計画を作成して、患者さまにご説明します。

一次手術

インプラント(人工歯根)を顎の骨に打ち込みます。顎の骨が少ない場合は、事前に骨造成とよばれる骨を作る手術を行い、半年ほど経って骨ができてからインプラントを打ち込みます。

二次手術

インプラントと骨がしっかり固定されたら、インプラントの上にアバットメント(連結装置)を装着して、アバットメントの上に上部構造(義歯)を取り付けます。

これでインプラント治療は完了です。

メンテナンス

インプラント治療後も定期的に歯科医院でメンテナンスを行います。

メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎などの原因となり、最悪のケースではインプラントを除去しなければなりません。治療後のケアは忘れないようにしましょう。

差し歯の治療の流れ

次に、差し歯治療の一連の流れをご紹介します。

口腔内チェック・ヒアリング

インプラント治療と同じく、まずは患者さまの口腔内を確認します。合わせて、患者さまがどのような治療を希望しているかヒアリングします。

事前検査

レントゲン撮影などで、口腔内のデータを取得します。

土台作り

差し歯の土台を作るため、歯の中を削り、削ったところへ土台を装着します。その後、歯型を取ります。

差し歯の装着

製作された差し歯を土台に装着します。セメントを使用して、しっかり固定します。

メンテナンス

治療後は、定期的に歯科医院でメンテナンスを受け、噛み合わせなどをチェックします。

インプラントと差し歯のどちらを選ぶべき?

両手を広げ疑問の様子の女性

インプラントと差し歯の特徴や治療方法を解説してきましたが、必要に迫られた際はどちらを選択すべきなのでしょうか。

以下、それぞれのケースで選択すべき治療方法を解説いたします。

インプラントを選択すべきケース

インプラントにすべきケースは、主に以下の2点があげられます。

  • 歯が抜けてしまった、もしくは歯根が残っているが保持が難しい場合
  • 差し歯治療が可能な歯根は残っているが、見た目や固定力を重視してインプラントにする場合

差し歯治療に必要な土台(歯根)が確保できない場合は、インプラント治療で噛む機能を補います。また、差し歯治療が可能なケースでも、より高い機能性を求めるのであれば、インプラント治療を選択することもできます。

差し歯を選択すべきケース

つづいて、差し歯を選ぶべきケースは、主に以下の1点があげられます。

  • 差し歯治療が可能な歯根が残っている

先述したように、ご自身の歯は可能であれば残すに越したことはありません。差し歯治療が可能であれば、歯根を残すようにしましょう。差し歯治療の中でも素材を選択できるため、ご自身の希望する価格、性能、見た目に応じて素材を選びましょう。

まとめ

ポイントを指さす女性

今回は、インプラントと差し歯の特徴、メリット・デメリットなどをまとめました。

インプラント治療は、歯が抜けてしまったところが対象であり、機能面や見た目でのメリットと、治療費が高いデメリットがあります。

一方、差し歯治療は、歯根が残っている方が対象であり、経済的でご自身の歯が残るメリットと、保険適用での素材は機能性が低いデメリットがあります。

インプラント治療や差し歯治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。


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22年11月29日

インプラント治療の流れ(2回法)

インプラント治療の流れを、2回法を例としてご説明します。



45歳男性の症例です。歯根破折により他院で抜歯され、インプラント治療をご希望で来院されました。

■インプラント治療「2回法」

2回法は、1回目にインプラントを埋め込む手術を行い、インプラントと骨がしっかり結合したのち、歯ぐきを開いて人工歯のコネクター部分(アバットメント)をとりつける2回目の手術を行う治療法です。骨とインプラントがしっかり結合する時間を設けるためインプラントの離脱のリスクが低くなり、また術式がシンプルで感染のリスクも少なく、全身疾患のある方を含めほとんどの方に適応できる手術です。2回の手術が患者さまの負担になってしまう点、治療にかかる時間が長くなる点がデメリットです。

1. 精密検査と治療計画

検査とカウンセリングに基づき、治療計画を決定します。

*ノーベル・バイオケア社のソリューション

木更津きらら歯科では、ノーベル・バイオケア社のソリューションを採用しています。スウェーデンに本社を置く同社は、世界で最多の実績をもつインプラント治療ソリューションを提供するメーカーです。


ノーベル・バイオケア社のガイドソリューション、ガイディッドサージェリーによって、膨大な実績からつくられた標本を活用し、患者さまのお口の中や周囲の構造と人工歯などの状況を解析。それぞれの患者さまにふさわしい治療方法を導きだします。


*3Dレントゲン撮影対応 歯科用CT

3D画像で撮影可能な最新CTです。1回の放射線量が従来のCTと比較すると非常に少なく、患者さまへ負担の少ない治療が行えます。

●骨造成

インプラントを埋め込む手術には、顎の骨がじゅうぶんな量と幅が必要です。骨量が不十分な場合、骨造成のご提案も可能です。骨量の足りない部分を、自分の骨や人工骨、骨補填材で補う治療です。

2.1次手術

歯ぐきを切開して顎の骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、歯肉を縫い合わせます。1~3時間程度を要します。インプラントの材料には生体と親和性の高いチタンを使用します。チタンは骨と結合し人体の一部として馴染む性質があります。歯を失い歯根が損なわれている場合でも、自然な自分の歯に近いものをとりもどすことができます。当院では完全個室のオぺ室があり入院の必要はありません。

3.定着期間

チタン製のインプラントが顎の骨としっかり結合して定着するまで、上顎で2~6か月程度、下顎で2~3か月程度の時間が必要です。

4.2次手術

2次手術では歯肉を開き、歯冠部分と歯根部分を連結する支台(アバットメント)を装着する治療を行います。

5.人工歯の装着

いよいよ人工歯を被せる段階です。骨とインプラントの結合を確認し、型取りをして技工士と相談しながら、患者さまの口元や他の歯の状態になじむように、人工歯を作成します。最終的に人工歯をかぶせてインプラント治療は完了です。

●メインテナンス

インプラントは、ご自分の歯と同様、歯のまわりの歯肉が健康であることがとても重要です。埋め込んだインプラントの周囲の歯ぐきが傷んだり、やせてしまったり、炎症を起こしたりすると、ものがうまく噛めなくなったり、最悪の場合はインプラントが脱落する可能性もあります。インプラントを長期的にご使用いただくために、患者さまご自身による歯みがきやデンタルフロスでのケアはかかせません。当院でも定期的なケアをしていきます。3か月に一度程度、ご来院ください。

インプラント治療は手術を伴いますし、時間もかかります。それでも自分の歯で噛める喜びはなにものにもかえがたいのです。ご不安なことや不明なことがありましたらご遠慮なくご相談ください。


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22年11月28日

インプラント治療「2回法」「1回法」「フラップレス」

インプラント治療の「2回法」「1回法」「フラップレス」についてご説明します。インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込み、骨と結合するのを待って人工歯を被せる治療です。患者さまのお口の状態により、治療の過程は様々です。

■2回法

2回法は手術を2回行うことからそう呼ばれます。インプラントと骨がしっかりと結合するのを待つ時間を設けることにより、インプラントの脱落のリスクが低くなるメリットがあります。一回の手術で行う治療がシンプルなため感染症のリスクを抑えることができ、全身疾患をお持ちの方を含め、ほどんとの方に適応できる手術です。デメリットとしては、2度の手術は患者さまのご負担が大きくなり、治療期間が長くなるという点があります。


*1回目の手術

1回目の手術では、歯肉を切開し、顎の骨にドリルでインプラントをいれるスペースを作ります。インプラントを埋め入れたら歯肉を被せて縫合し、完全に埋め込みます。そしてインプラントと骨がしっかり結合するのを待って、次の段階にすすむのです。インプラントと骨が結合するまで、3ヶ月~6か月ほどかかります。

*2回目の手術

インプラントが顎の骨と結合したら、上部構造をセットするための2次手術を行います。歯ぐきを開いてインプラントの頭を出し、人工歯と結合するコネクター部分(アバットメントといいます)を装着する治療を行います。

*人工歯の装着

いよいよ人工歯を被せる段階になりました。型を取って、技工士と相談しながら患者さまの口元や他の歯の状態になじむように人工歯を作成します。人工歯をアバットメントにセットしてインプラント治療は完了です。

■1回法

1回法では、インプラント体とアバットメントが一体化したパーツを使います。歯肉を切り開いて、または小さな穴をあけてインプラントを埋め込んだら、アバットメントを装着します。アバットメント部分は大きなキャップのようなもので、歯肉の上に露出した状態のままにします。この状態で、インプラントと顎の骨が結合するのを待ちます。インプラントと骨が結合したら、そのまま仕上げの治療にはいれます。型をとって人工歯を作製します。

1回法のメリットは、手術が1回ですむので患者さまのご負担が2回法より軽くなること、2回法に比べて治療期間を短縮できることです。インプラントを埋め込む顎の骨がしっかりとあることが条件です。

■フラップレスインプラント

立体CTスキャンやコンピュータのシュミレーションプログラムで、口腔内のガイドを作成し、ガイドに従って歯肉を切ることなくインプラントを埋め込みます。手術は1回だけで、腫れも少なく術後も痛みが少ないのが特徴です。目視をせずにガイドに従って手術を行うことになるので、太い舌動脈に隣接する下あごの手術には十分な検討と高度な技術が必要です。

木更津きらら歯科では最新の設備を備えておりフラップレスにも対応いたします。

木更津きらら歯科は、日本口腔インプラント学会認定の専門医、ICOI(International Congress of Oral Implantologists)の認定医師が在籍し、院内にオペ室が完備されております。インプラント治療をご検討でしたらぜひご相談ください。


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22年11月26日

インプラントの構造と骨造成

歯科医療のインプラントは、欠損した歯のかわりに顎の骨に人工の歯根を埋め込み、それを土台としてセラミックなどの人工歯をとりつけるものです。ここではインプラントの構造と、なんらかの理由で顎の骨が足りない場合、骨を造成する手法をご紹介します。

■全インプラントの構造

インプラントは基本的には3つのパーツからできています。


*歯根部(インプラント体)

歯の根のかわりとして、顎の骨の中に埋め込まれるねじのような金属体です。ひとつの歯を支えるものですから、大きさは直径が3~5mm、長さ6~18mmほどの小さなパーツです。材質はチタンまたはチタン合金。チタンは生体親和性の高い材料で、骨と結合する特徴があり、長期間、体の中で安定することが分かっています。

*支台部(アバットメント)

インプラント体の上にとりつけるパーツです。インプラント体と上部構造を接合する小さな部品で、コネクターの役割を果たします。人工歯をとりつけると、治療後は隠れて見えなくなります。

*人工歯(クラウン)

クラウンはまさに「歯」の部分であり、強度や機能だけでなく自然な美しさも求められるます。インプラントのクラウンで使用される「ジルコニア」は人工ダイヤモンドとも呼ばれる、強度と美しさをあわせもつ素材です。噛むという強い力に耐える優れた材料です。アバットメントとクラウンをあわせて上部構造と呼ぶこともあります。

■骨造成

インプラントは顎の骨にチタン製のインプラント体(人工歯根)を埋め込む治療です。そのため顎の骨がしっかりしていることが大切です。何らかの理由で顎の骨が足りない場合は、骨を補う必要があります。「骨造成」は足りない骨を補う技術です。

*骨再生誘導法(GBR法)

骨移植は骨造成が必要な個所を特殊な薄い膜でおおって空間を確保し、自分の骨や人工骨で補い、歯肉を被せ縫い合わせる手法です。自分の骨を使う場合、下顎の中央部や親知らずの奥の部分の骨を採取することが多いです。採取した個所は自然に復元します。移植した骨は、下顎で3か月、上顎で6か月程度で結合されます。足りなかった顎の骨が造成されたところでインプラント手術に進むことができます。

*上顎洞底挙上法(サイナスリフト)

サイナスとは鼻の周り、目の下にある空洞です。上顎洞、じょうがくどうとも言います。この空洞にまでインプラントがつきぬけてしまうほど、骨が薄い場合は、サイナスの一部分に骨をつくる手術をします。頬側の歯肉をはがして骨を一部とりのぞき、空洞の外側の膜を持ち上げて隙間を作ります。その隙間に骨や骨補填材を移植します。骨がつくられるまでに6ヶ月程度の時間を要します。上顎洞底の粘膜をインプラント体1本分持ち上げる、ソケットリフトという手法もあります。

GBR法もサイナスリフトも1980年代に発表された治療法で、現在までにたくさんの知見が蓄積されています。木更津きらら歯科では世界最大のインプラントソリューションを提供するノーベル・バイオケア社のシステムを採用し、同社の膨大な実績をもとにした標本から患者さまに最適な治療方法をご提案いたします。


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22年11月25日

インプラント治療の条件

インプラントは顎の骨にチタン製のパーツを埋め込んで、骨と結合させ、その上に人工の歯を被せるという患者様のおからだに直接働きかける治療です。そのため、患者さまのおからだのいろいろな部分が関係してきます。


■年齢

成長中のお子さんはインプラント治療の対象となりません。インプラントはチタンの骨と結合する性質を利用しているため、顎の骨が発育している段階だとインプラント体が骨に埋没してしまうのです。

若い人の場合は20歳前後くらいから検討できます。20代の方で事故で歯を失ってインプラント治療を選択される方もいらっしゃいます。失った歯を補う治療ですので、20代〜70代まで、患者さまの年齢層は幅広いものとなっています。

ただ外科手術が必要な治療ですので、中高年齢の方の場合、患者さまの健康状態も重要になってきます。

■全身の健康状態

外科手術が伴うため、患者さまの健康の状態も重要です。全身疾患がコントロールされていない方、服用されているお薬によってはインプラント治療はできません。また妊娠中の方にもおすすめいたしません。

*高血圧症

高血圧症の方は、外科手術時に動脈硬化が進行して脳や、心臓、腎臓などに合併症が起こるリスクがあります。お薬によって適切な値にコントロールされていることが必要です。

*心疾患

心筋梗塞を発症した方は、心筋梗塞の治療から6ヶ月以上たって、健康状態が良好であればインプラント治療を受けることができます。狭心症は、お薬で良好な状態がコントロールにコントロールできていることが必要です。血栓症の発症を抑制する治療を受けていらっしゃる場合、外科手術での出血時のリスクが高くなることがあります。心疾患のある方は、事前にかかりつけの医師とよくご相談ください。

*糖尿病

高血糖は血液中の感染を防ぐ機能を低下させ、術後の感染のリスクが高くなったり、傷がなおりにくくなったりします。高血糖の状態は、インプラント体と顎の骨の結合が阻害される可能性があります。また患者様自身の免疫機能が落ちているため、術後の歯周病や周囲炎にもかかりやすいのです。糖尿病の方は、、手術中のリスクと、手術後のインプラント体と骨の結合に対するリスクの二種類のリスクがあります。

*骨粗鬆症

骨粗鬆症は骨密度の低下や骨質の劣化が起こる病気です。インプラント体が安定して骨の中で結合することが出来ないという大きな問題の原因となります。骨粗鬆症等の骨疾患の治療薬ビスホスホネート(BP)は、骨量と骨の安定性を維持するために使用されますが、インプラントの外科手術を行った場合、細菌が歯槽骨に侵入して炎症を起こす可能性が問題となっています。骨粗鬆症の治療中の方は、担当の先生とよくご相談ください。

■金属アレルギー

インプラント体に使用されるチタンは、生体との親和性が高い素材ですが、まれにアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。金属アレルギーのある方は、チタンに対してアレルギーがないか、パッチテストや血液による検査をおすすめする場合があります。

インプラントは、外科手術を伴うたいへん繊細で高度な治療です。木更津きらら歯科では日本口腔インプラント学会認定の専門医、国際的な学会ICOI(International Congress of Oral Implantologists)の認定医師が治療にあたります。インプラント治療ができない場合でも、代わりとなる最良の治療をご提供できるよう、カウンセリングをいたします。安心してご相談ください。


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22年11月24日

インプラントのメリット・デメリット

木更津きらら歯科のインプラント治療はおかげさまでご紹介の患者さまが増えています。

診療・施術は日本口腔インプラント学会に認定された専門医、国際的なインプラント学会であるICOI(International Congress of Oral Implantologists)で認定された医師が行います。完全個室のオペ室、3Dレントゲンを完備し、世界No.1と称される歯科用インプラント技術のノーベルバイオケア社のソリューションを採用し治療にあたります。お悩みのことがありましたらぜひご相談ください。


■インプラントとは

英語のimplant は「植えつける」、「しっかり差し込む」「移植する」という意味を持ちます。医療的には、体内に埋め込まれる器具を表す言葉です。人工関節や心臓のペースメーカー、体内に埋め込むシリコン材料等はどれも「インプラント」です。

歯科医療では失われた歯の根のかわりに人工の歯根を埋め込む治療法を指します。インプラント手術は高度な外科手術であり、歯科医師には、患者さまのお口の中の状態や全身の状態のすべてを考慮したうえで適切な施術をご提案、実施できる高い知識と技術が求められます。

■インプラントのメリット

インプラントは失った歯を補うため人工の歯を装着する治療です。第2の永久歯ともいわれ、患者さまがもともとお持ちだったご自身の歯に近い歯をとりもどすことができるのです。人工の歯根と顎の骨が結合され、天然の歯とほぼ同等の噛む力をとりもどすことができます。

*自分の歯の感覚

歯を失い「入れ歯」を使用する場合、どうしても違和感があり、噛む力がしっかり発揮できないと感じることがあります。インプラントなら、自分の歯のようにしっかり噛むことができます。インプラントの材料に使われることの多いチタンという素材は、骨と結合しやすく劣化しにくいという特徴があり、噛むという強い力に耐えることができるのです。

*審美性

インプラントに使用する人工歯には、強度と美しさを兼ね備えたセラミックやジルコニアを採用し、口元から見える歯が自然な美しさをとりもどします。入れ歯の金具を気にせずに、よく食べ朗らかに笑うことができるようになります。

*他の歯を守る

インプラントで補った歯は、ほかの歯に悪い影響を与えません。ブリッジや入れ歯の場合、隣の歯を削る必要があり、健康な歯に負担をかけてしまいます。インプラントなら多くの場合、その1本を独立した歯として治療することができるので、他の歯に負担をかけずにすみます。お口の中全体の歯列を少しでも健康に保つことを考えたとき、インプラントが最適な場合が考えられます。

*しっかり噛める

自分の歯でしっかり噛めるというのはありがたいことです。噛むことは必要な栄養を取り入れるために必要なだけでなく、脳の活性化にも関係が関係があるのです。食べものを噛んだとき、歯根膜に沈みこんだ歯はその下の血管を圧縮し、ポンプのように血液を送り出します。ひと噛みで3.5ml、おしょうゆ一指しぶんくらいの血液が、噛むたびに脳に送り込まれたら、脳の刺激となり活性化につながるというイメージをしていただけると思います。

■インプラントのデメリット

インプラントを選択した場合のデメリットについて考えていきましょう。

      外科手術が必要
      インプラントと骨が結合するまで、2か月程度かかります
      保険適用外のため治療費が高額になります
      治療後のメインテナンスが必要です

インプラントは高度な外科手術を必要とするため、患者さまの全身の健康状態を考慮して治療をすすめる必要があります。妊娠中の方、服薬中の方はご相談ください。また抜歯や経過観察、インプラントが骨と結合するまでに2ヶ月~6か月ほど時間がかかることを考えると、保険診療の範囲で治療したときより通院回数も治療期間も長くなります。そして保険適用外のため、治療費がかさんでしまうということ。治療後のメインテナンスも必要です。おからだに人工的なパーツを装着するわけですから、患者さまと医師が協力して乗り越えていきましょう。

インプラント技術は1980年代に著しく向上しました。メリット・デメリットの両面を考えたうえで、それでもインプラントをおすすめしたいことも多いのです。お悩みや迷っていらっしゃることがありましたら、ぜひご相談ください。


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17年12月02日

最新入れ歯事情―インプラントで支える総義歯

インプラントで支える現代の入れ歯は、外れにくく痛みも少なく、自分でものを噛むという失われた力をとりもどすことができます。

自分でものを噛むこと

人間は太古から、自分でものを噛んで食べることの大切さを知っていました。2500年前、紀元前5世紀の古代フェニキアの遺跡から現在のブリッジのようなものが発見されています。日本では16世紀、平安時代に木製の総入れ歯が見つかっています。

従来の入れ歯

現代の私たちは、歯を全て失ってしまった場合、総入れ歯(総義歯)を自分の歯の代用品とすることができます。しかし、従来の入れ歯は、固定されていないのではずれやすかったり、違和感があり、なによりも肉を噛み切るといった食べる楽しみは奪われたままです。

インプラントで入れ歯を支える治療法-オーバーデンチャー

インプラントで入れ歯を支える方法ならしっかりと入れ歯が固定され、自分の歯のようにおいしく食べ物をいただき、安心して会話を楽しむことができるようになります。全身の健康にも、気持ちの面でも多大なよい影響があるのです。

ロケーター装置を使った義歯の装着



ロケーター装置は、インプラントと義歯を装着するにあたって患者さまのお口の状態にあわせて調整しやすい優れた装置です。

インプラントに義歯を装着する部分は、義歯を支える重要な役割を持ち、アバットメントと呼ばれています。イラストは、当院でとりいれているアバットメントの一種で、インプラントの角度に応じて維持力を調整できるロケーター装置です。

おいしく食べ、楽しく会話するために

こちらは当院で治療した患者さまの例です。

義歯(入れ歯)が合わず、噛むことができない悩みに対するオーバーデンチャー(インプラント義歯)。
女性Oさん(70代)の下顎の治療です。


Before


インプラント埋入後


After

金色の部分が4本のインプラントに取り付けられたロケーター装置で、オスねじにあたる役割を果たします。青色の、入れ歯へ組み込まれたメスねじにあたる部分で入れ歯を装着します。

義歯の取り外しや装着は、従来の義歯のようにOさんご自身で行うことができます。

Oさんは義歯をしっかりと固定できるようになり、自分の歯のように食べ物をおいしくいただき、また会話も楽しくはずむようになりました。

インプラントオーバーデンチャーのすすめ

総入れ歯の方は、不便な上に精神的にも悲しい思いを我慢されていることと思います。インプラントオーバーデンチャーは安定しており長持ちし、予後もよくおすすめできる治療法です。

木更津きらら歯科では、大学病院のインプラント科に所属経歴のある、日本口腔インプラント学会専修医、専門医、指導医が在籍しています。患者さまのお口の状態、メインテナンス、費用など親身になってカウンセリングいたします。お困りのことがありましたらご安心してご相談ください。


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