23年04月23日
ドライマウスは万病の元
お口の中が乾燥してしまうドライマウス(口腔乾燥症)は、口腔内や全身の健康に様々な悪い影響を与える可能性のある症状です。口が乾くことが万病の元になってしまう、そんなことがあるんでしょうか?
■ドライマウスの症状
口の中がかわいて、ネバネバした感じがします。舌が張りつくように感じたり、唇がくっついて開けにくくなったりします。ドライマウスの状態になっていると、乾いたものが食べにくい、話しにくい、口内炎ができやすくなる、口臭が強くなるなど、生活にも不便さを感じるようになります。
■唾液の働き
健康なお口の中は、唾液で潤っています。唾液にはいろいろな役割があります。
- お口の粘膜を保護する
- 食事や会話をスムーズにする潤滑剤となる
- 食べカスを洗い流す
- 口腔内の水分量を調節する
- 口腔内の酸性・アルカリ性に傾かないように調整する
- 細菌の活動を抑える
- 消化を助ける
- 傷の治癒を促す
- 食事によって溶け出した歯のエナメル質を再石灰化する
唾液にはこんなに様々な働きがあるのです。ドライマウスの状態は、むし歯を防ぎ、消化を助け、免疫機能をもつ唾液が働かなくなるということなんです。
■ドライマウスが引き起こす不調
ではドライマウスはどんな不調を引き起こすのでしょうか。
- 虫歯や歯周病のリスクが高まる
- 口臭がひどくなる
- 口の中に痛みを起こしやすくなる
- ものが飲み込みづらくなり、消化も悪くなる
- 風邪などの感染症にかかりやすくなる
- 誤嚥性肺炎を起こしやすくなる
- 味覚障害を起こしやすくなる
口が乾くというだけでなく、細菌の繁殖によりむし歯や口臭、誤嚥性肺炎のリスクまで高くなってしまうのです。
■ドライマウスの原因
年をとると口が乾きがちになることが多いのですが、生活習慣も関係しています。過剰なストレスや喫煙は唾液の分泌を低下させます。服用されているお薬の副作用も考えられます。口呼吸をしているとお口の中が乾いてしまうのはご想像いただけますよね。糖尿病や腎不全といったご病気はドライマウスを起こしやすくなります。またずっとパソコンやスマホに向かっていて、会話をする機会が極端に少ないと唾液がでにくくなったりもするんですよ。
■ドライマウスの改善
生活習慣に起因するドライマウスでしたら、ご自身で改善することができます。
- 口の中を乾燥させる喫煙・アルコール・カフェインを控えめにする。
- かみごたえのある物も食事に取り入れ、よく噛んで食べ唾液の分泌を促す。
- 鼻呼吸を心がける。
- ストレスを溜めすぎないように!
- 規則正しい、健康的な生活を心がける。
- 部屋の中が乾燥しないようにする。
- 顔の筋肉を使って話したり歌ったりしましょう。
- キシリトールガム、お口の保湿ケア用品もおすすめです。
木更津きらら歯科では、訪問診療の際に、唾液腺や歯ぐきのマッサージ、口の筋肉や舌の運動といったことをお教えしています。また口腔内の菌質を整える「L,ロイテリ菌」タブレット、Bio Gaia プロデンティスをご紹介しています。
健康的に唾液が分泌されていると、お口の中はさわやかに潤って気持ちがいいですよ。なんだか口の中がネバネバしているな・・・ と思ったら少し気を付けてみてください。

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■この記事の監修者
中谷 一空
経歴
- 福岡歯科大学医科歯科総合病院 歯周病科
- 福岡歯科大学医科歯科総合病院 口腔インプラント科
修了研修・学会等
- 日本歯周病学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- 国際口腔インプラント学会 認定医(ICOI:FELLOW)
- iACD(国際コンテンポラリー歯科学会)理事 および Diplomate(歯科総合研究指導医)
- アジアアンチエイジング美容協会 名誉顧問
- 日本歯科審美学会
- 日本スポーツ歯科学会
- 木更津市警察歯科医
- 海上保安歯科医
- 東久邇宮国際文化褒賞受賞
- 臨床研修指導歯科医 東久邇宮国際文化褒賞受賞
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