木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

26年06月18日

木更津で歯医者を選ぶときのチェックポイント!地域の歯科医院の役割

木更津きらら歯科の入口のイメージ

数多くある歯科医院の中から、自分に合ったクリニックを探すのは難しいものです。そこで今回は、木更津きらら歯科の中谷先生に、木更津市で歯科医院を探すときのチェックポイントや、地域の歯科医院の役割についてお伺いしていきます。

 

中谷 一空(なかたに かずあき)

木更津きらら歯科の中谷先生のイメージ

日本歯周病学会認定医、日本口腔インプラント学会専門医、国際口腔インプラント学会認定医(ICOI FELLOW)などの専門資格を有する。福岡歯科大学医科歯科総合病院の歯周病科、および口腔インプラント科で研鑽を積み、専門性の高い治療技術を習得し実践。地域社会への貢献が評価され、東久邇宮国際文化褒賞受賞も受賞している。

歯医者を選ぶときのチェックポイント

ーー木更津市で歯科医院を選ぶときに、チェックしておきたいポイントなどはありますか?

健康な歯を維持するために一番大切なのは、やっぱり「メンテナンスに力を入れていること」ですね。患者さま視点で分かりやすいものだと、「話をきちんと聞いてくれること」「いろんな提案をしてくれること」も大切だと思います。

たとえ毎月メンテナンスに来てくれていても、生活習慣も含めて日々のケアをしっかり行っていかないと虫歯や歯周病は防げません。なので、歯科医師と患者さまが信頼関係を築くこともすごく重要です。

「この人なら話しやすい」「不安なく治療を任せられる」と感じられるかどうかは、患者さまにも大事にしてもらいたいところですね。

ーー生活習慣のお話がありましたが、歯磨きだけでは口腔トラブルは防げないのでしょうか?

絶対に無理だとは言いませんが、よりリスクを下げるためには生活習慣の見直しも必要だと思います。たとえば、1日に何回も歯磨きをするのに頻繁に虫歯になるという人は、大体間食が多いです。

「食べても歯磨きをすれば大丈夫」と考える方はすごく多いんですが、実はそうではありません。しっかり歯磨きをすれば、確かに口の中の汚れを除去することはできます。でも、飲食によって変わった口内のpH、酸性度はすぐには元に戻らないんです。

飲食後は口内の酸性度が高くなるのですが、これが1日に何回も起こると虫歯のリスクは高まります。「口の中の汚れをなくせば問題ない」というわけではないんですよね。

ですが、こういったことを正しく理解している方はそこまで多くありません。理由も合わせてしっかり説明して、歯を守るためにできることを患者さまと一緒に考えていく必要があると思っています。

ーー私も「歯磨きをすれば大丈夫」だと思っていました…。これからは間食の回数も気にしようと思います!

虫歯や歯周病を早期発見・治療する重要性

ルーペで拡大した虫歯になりそうな状態の歯

ーー「虫歯や歯周病のリスクを下げるためには生活習慣の見直しも大切」というお話でしたが、どれだけ気をつけていても虫歯・歯周病になることはあると思います。この場合では、早期発見・早期治療が重要になってくるんでしょうか?

そうですね。口腔トラブルに限らないですが、どのような病気・問題も、早めに見つけて早めに対応することが大事です。虫歯でも、重症化すると抜歯するしか選択肢がなくなることがあります。早めに見つけて治療できれば、それだけ患者さまの歯を多く残せるんですよね。

愛知県知多半島で、65歳以上の住民を4年間追跡した研究があります。その研究では、歯が多く残っている人、歯が少なくても入れ歯などを使っている人では、残っている歯が少ない方や入れ歯等を使っていない人と比較して、認知症の発症リスクや転倒リスクが低いということがわかってきています。

具体的には、歯が少ない人のほうが、認知症の発症リスクが最大1.9倍。転倒リスクは2.5倍になることが示されています。(日本歯科総合研究機構「8020現在歯数と健康寿命」)

「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020運動を日本歯科医師会が提唱しているなど、歯の残存数と健康寿命は深く関わっています。歯を多く残すためには、口腔トラブルの予防、早期発見・早期治療が欠かせないです。

虫歯や歯周病は初期段階では痛みなどが出づらく発見が遅れやすいので、やっぱりメンテナンスに力を入れることがすごく大切だと思います。メンテナンスで定期的に歯科医院に通ってくれていれば、自覚症状が出ていない口腔トラブルも見つけられますよね。

ーーそうなんですね。でもやっぱり「歯医者は歯が痛いときに行くところ」というイメージは多くの人が持っているように思います。早期発見・早期治療、メンテナンスの重要性を伝えるために意識していることはありますか?

まずはレントゲン撮影などを行って、患者さまと一緒に口内の状態を確認しながら丁寧に説明するようにしています。「今はたまたま痛みが出ていないから治療の必要性はあまり感じないかもしれないけれど、このまま治療せずにいると痛くなるかもしれない」という点を理解してもらえるよう努めます。

また、痛みが出ていない方でも「食べ物が詰まったりすることはないですか?」といった質問をすると、「それは気になっていました!」と答えてくれる方が多いです。あと、器具で風をかけてみると痛んだりしみたりする方も多いです。

食事のたびに歯に食べ物が詰まるのは、ストレスに感じている方がほとんどです。風があたるだけで痛むというのも、これは治療したほうがいいと感じてもらえるので、こういったところから治療に繋げていっています。

アニメーションを見せて、虫歯・歯周病がどういうふうに進行していくのかを理解してもらって、今なら最小限の治療で対応できるんだということも丁寧に説明します。「治療の必要性を感じていない=痛みが出ても構わない」というわけではないので、これで理解して治療に進ませてもらえることが多いですね。

世代別の対応

笑顔の四人家族

ーー木更津きらら歯科には幅広い世代の患者さまがいますが、世代別の対応などは何か意識していますか?

お子さまの場合だと、保護者の方にもしっかり説明するようにしています。保護者の方にも、お子さまの歯の状態を見てもらいながら説明します。

定期検診、メンテナンスの重要性というところだと、お子さまのメンテナンスは大人とは違う意味も持ちます。「歯医者に慣れてもらう」ということですね。

2〜4歳頃の小さいときから定期的に歯科医院にきて環境に慣れていれば、治療が必要な場合でも恐怖心を減らせます。時々歯医者に遊びに来て、ガチャガチャをするついでに歯のクリーニングやフッ素塗布を受ける、というような感覚にできていれば、歯医者そのものは怖がらなくなります。

歯医者に慣れていないと、治療が必要になった場合でも「歯医者に行くこと」自体を怖がってしまって、すぐに治療できないことが少なくありません。また、メンテナンスを受けていなくて歯が痛くなって初めて歯医者に来ると、「初めていった歯医者で痛い治療をされた」という記憶が残ってしまいます。

こうなると「歯医者=痛いことをされる場所」と認識してしまうんですね。歯医者そのものが怖い場所になってしまうので、次回以降に受診する時も保護者の方・お子さまともに大変な思いをすることになるかもしれません。

ですが、クリーニングやフッ素塗布など、痛みのない処置で通って歯医者に慣れていれば、治療できるようになることが多いです。1〜3ヶ月に1回受診して、歯医者の雰囲気に慣れてもらうことがすごく大事だなと思います。

こういったところまで、保護者の方にもしっかり説明します。幼いお子さまだけで受診することはないので、保護者の方にも定期検診の重要性を理解してもらって、メンテナンスを続けていくようにしています。

 20〜30代だと、すでに痛い思いをしているなら、そもそも痛くならないように予防できるというところを説明していきます。磨き残しの染め出しなども行って、患者さまに実際に見てもらいながら説明します。

歯磨きが苦手な方なら電動歯ブラシの使用を勧めてみたり、「患者さまにあった、患者さまが続けられる提案をすること」を意識しています。

よくある質問へ回答

ーーではここで、歯医者に関するよくある質問にご回答いただけたらと思います!よろしくお願いします。

Q.歯医者にはどれくらいの頻度で通えばいいですか?

歯周病菌は3ヶ月程度で増殖してくるので、3ヶ月に一度を推奨しています。口内のバランスを保って歯の健康を維持するためには、このくらいの間隔で受診するのが理想ですね。

木更津きらら歯科では、1ヶ月ごとに受診している患者さまもいます。「歯磨きに自信がない」「頻繁に確認してもらいたい」など、患者さまのご希望があれば3ヶ月よりも短い間隔でもメンテナンスを行っています。

Q.痛みがなくても歯医者に行ったほうがいいですか?

痛みがなくても来ていただいたほうがいいです!痛くなってから受診すると、治療も痛みを伴うようになることが多いです。大掛かりな治療になっていくので、経済的な負担も増えてしまいますし…。

痛みがあってもなくても、とにかく定期的に通ってもらうことが大切です!

歯の模型とデンタルミラー

本当に困っている人に手を差し伸べられる歯科医院

ーーありがとうございます!中谷先生は木更津市で歯科医師として働いていらっしゃいますが、地域の歯科医院としてどのような役割を担っているとお考えですか?

歯科に限らず、医療はどんどん進歩していくので自分も勉強し続けないといけないですし、あまり上から目線では言えないのですが、やはり365日診療しているというのは大きいと思います。

強い痛みで「今日診てもらいたい」と思っていても、かかりつけの歯科が休みというケースは意外と多いです。そういう時でも木更津きらら歯科では診れるので、本当に困っている患者さまに手を差し伸べられるというところは、当院の重要な役割だと感じます。

でも、他院さんがお休みのときに診るからといって、他の歯科医院さんと戦っているわけではありません。普段お世話になっている先生方もたくさんいますし、お互いに手を取り合って協力しながら患者さまの健康を支えたいと考えています。

一番大切なのは、患者さまの悩み・お困りごとを解決すること、歯を守ること、ひいては患者さまの健康を守っていくことなので、そこは大事にしていますね。

ーー最後に、読者に向けて伝えておきたいこと、意識してもらいたいことはありますか?

そうですね、信頼できるかかりつけ歯科医を見つけて、定期的に通ってもらいたいです。信頼できるかどうか見極めるためには、患者さまの話をしっかり聞いてくれるか、患者さまにあった提案をしっかりできるかどうかが大事だと思います。

定期検診・メンテナンスの重要性も意識してもらいたいですね。お伝えしたとおり、口腔トラブルは自覚症状なく進むことが多いです。なので、定期的に通うことが本当に大切です。

「口は健康の入り口」です。全身の健康を守るためにも、ぜひメンテナンスで歯科医院に通うことを習慣にしてもらいたいです。

中谷 一空

■この記事の監修者

中谷 一空

経歴
  • 福岡歯科大学医科歯科総合病院 歯周病科
  • 福岡歯科大学医科歯科総合病院 口腔インプラント科
修了研修・学会等
  • 日本歯周病学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会 専門医
  • 国際口腔インプラント学会 認定医(ICOI:FELLOW)
  • iACD(国際コンテンポラリー歯科学会)理事 および Diplomate(歯科総合研究指導医)
  • アジアアンチエイジング美容協会 名誉顧問
  • 日本歯科審美学会
  • 日本スポーツ歯科学会
  • 木更津市警察歯科医
  • 海上保安歯科医
  • 東久邇宮国際文化褒賞受賞
  • 臨床研修指導歯科医 東久邇宮国際文化褒賞受賞

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