木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

26年03月26日

MFTトレーニングの料金は?保険と医療費控除についても解説

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯科医とMFTトレーニングをしている子ども

MFTトレーニングをすすめられたものの「どのくらい料金がかかるのか、保険は適用されるのか」と疑問が浮かび、なかなか踏み出しにくいという方は多いでしょう。

この記事では、MFTトレーニングの料金の目安や保険適用の条件、医療費控除との関係、さらにMFTのメリットと注意点まで詳しく解説します。MFTトレーニングを行うか検討する際の参考にしてください。

MFT(口腔筋機能療法)とは

MFT(口腔筋機能療法)について説明する子供

MFT(Oral Myofunctional Therapy:口腔筋機能療法)とは、舌・唇・頬などの口まわりの筋肉を正しく使えるようにするためのトレーニングです。口腔周囲の筋肉の働きを整えることで、食べる・話す・呼吸するといった日常の基本動作をスムーズに行えるようにすることを目的としています。

私たちは無意識のうちに口の筋肉を使っていますが、舌の位置が低いままになっていたり、口が開きやすかったりする癖があると、歯や顎の成長、歯並びに影響を与えることがあります。たとえば、舌が前歯を押す癖が続くと、上下の前歯が噛み合わない開咬や、前歯が前方へ傾く出っ歯につながることがあります。

MFTでは、口腔周囲の筋肉の使い方の癖を見直し、正しい舌の位置や飲み込み方を身につけていきます。特に重要とされるのが、スポットと呼ばれる舌の位置です。

スポットとは上顎の前歯の付け根あたりに舌先が軽く触れる位置のことです。この位置に舌があることで口が閉じやすくなり、歯並びや噛み合わせにも良い影響が期待できます。

また、MFTでは適切な嚥下の仕方(飲み込み方)を身につけることも大切な目的の一つです。舌や唇の動きが整うことで、食べこぼしが減る、発音の癖が改善するなどの変化が見られるケースもあります。

MFTは子どもの矯正治療と併用されることが多いですが、大人でも取り組めます。歯並びの改善をサポートするだけでなく、矯正治療後の後戻り予防にも役立つとされています。

MFTトレーニングの料金はどのくらい?

MFTトレーニングにかかる料金のイメージ

MFTトレーニングの料金は、歯科医院によってさまざまです。料金の設定方法も統一されているわけではありませんが、矯正治療とセットで行われるケースと、MFT単独で行われるケースが多いです。

矯正治療と併用する場合

矯正治療は自由診療となることが多く、費用は歯科医院ごとに異なります。一般的な小児矯正の費用は30〜80万円程度が一つの目安とされており、その中にMFTの指導料が含まれているケースも多く見られます。

ただし、費用の中にMFTが含まれるかどうかは歯科医院によって違います。矯正費用とは別にMFT指導料がかかる場合もあるため、初診や相談の際に確認することが大切です。

MFT単独で行う場合

矯正治療を受けずにMFT単独で行う場合、1回あたり3,000〜1万円程度の指導料がかかることが多いです。トレーニングは1回で完了するものではなく、通常は数ヶ月〜1年程度にわたって定期的に通院しながら進めるため、トータルの費用はその分積み重なります。

また、MFTは歯科衛生士や歯科医師による直接指導と自宅でのセルフトレーニングを組み合わせて行うのが基本です。通院ごとに指導を受けながら、日々の自主練習を続けていきます。

MFTトレーニングは保険適用となる?

MFTトレーニングは保険適用となるかを説明するイメージ

MFTは基本的に自由診療で行われるトレーニングです。歯科矯正も原則として自由診療となるため、通常はMFTも自費扱いとなります。

ただし、厚生労働省が定める特定の先天性疾患に該当し、保険適用で矯正治療を受けている場合には、MFTも治療の一環として保険の範囲内で実施されることがあります。

対象となる疾患には、たとえば口唇口蓋裂など、先天的な要因によって咬合異常が生じるケースが含まれます。これらの診断を受け、保険適用の矯正治療を進めている場合は、MFTが保険算定の対象となる可能性があります。

また、18歳未満のお子さまの場合は、口腔機能発達不全症と診断されたケースでは、保険が適用されるかもしれません。口腔機能発達不全症とは、食べる・話すといった機能の発達が十分ではなく、日常生活に支障をきたしている状態です。

該当するかどうかは症状や診断内容によって異なるため、まずは歯科医院で詳しく確認することが大切です。

MFTトレーニングは医療費控除の対象?

MFTトレーニングは医療費控除の対象になるかを説明するイメージ

医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計が10万円(総所得金額が200万円未満の方の場合は総所得金額の5%)を超えた場合に、超えた分を所得から差し引ける制度です。歯科治療も対象に含まれますが、美容や審美のみを目的としたものは対象外となります。

そのため、MFTが医療費控除の対象になるかどうかは、MFTを受ける目的によって変わります。矯正治療の一環として行われる場合や、口腔機能発達不全症の治療のためにMFTを受ける場合は、医療費控除の対象として扱われる可能性があります。

一方で、大人が見た目の改善を主な目的として行う矯正治療や、それに伴うMFTは、医療費控除の対象外となるのが一般的です。

医療費控除を申請する際の注意点

医療費控除を申請する際には、歯科医院が発行する領収書を必ず保管しておきましょう。MFTにかかった費用も含め、治療に関連する支出をまとめておくと、確定申告時の手続きをスムーズに進められます。

MFTトレーニングのメリットと注意点

MFTトレーニングのメリットと注意点を説明するイメージ

MFTに取り組むことで期待できるメリットと、事前に知っておきたい注意点についても整理しておきましょう。

MFTトレーニングのメリット

MFTの大きなメリットは、歯並びに影響する口の癖を根本から改善できる点です。矯正装置で歯を動かしても、舌癖や口呼吸などの癖が残っていると、治療後に歯が元の位置へ戻る後戻りが起こりやすくなります。

MFTでは、こうした癖を整えることで、矯正治療の効果を長く維持しやすくなります。

さらに、正しい舌の位置や飲み込み方が身につくことで、顎の成長バランスが整いやすくなります。特に子どもの場合、早い段階でMFTに取り組むことで、将来的な歯並びの乱れを予防できる可能性があります。

また、口呼吸が改善されて鼻呼吸が習慣化すると、口腔内の乾燥が抑えられ、虫歯や歯周病のリスク軽減にもつながります。口を閉じる力が育つことで、食べこぼしや発音の癖が改善されるケースもあります。

MFTトレーニングの注意点

MFTはトレーニングである以上、効果を得るためには継続が欠かせません。歯科医院でのプロによる指導だけでなく、自宅でのセルフトレーニングを毎日続けることが重要です。

通院しているだけでよいというわけではなく、日常生活の中で意識して取り組む姿勢が求められます。

また、効果が現れるまでには一定の時間がかかります。数ヶ月〜1年以上にわたるトレーニングを見据えて、長期的に取り組む気持ちの準備も必要です。お子さまの場合は保護者のサポートが非常に大切で、家庭での声かけや練習の見守りが継続の助けになるでしょう。

さらに、事前に料金の内訳をしっかり確認しておくことが大切です。トレーニングを開始する前に、スケジュールや費用の見通しを歯科医院とよく話し合っておきましょう。

まとめ

MFT(口腔筋機能療法)で良い歯並びになって喜ぶ子ども

MFTトレーニングの料金は、矯正治療と併用するか単独で行うかによって大きく変わります。1回あたりの指導料は3,000〜1万円程度が目安で、矯正費用に含まれるケースも少なくありません。

保険適用については、先天性疾患に該当し保険で矯正治療を受けている場合や、口腔機能発達不全症と診断された場合に限られます。一般的な歯並びの改善や舌癖の改善を目的としたMFTは自由診療となるのが一般的です。

MFTは、歯並びに影響する口の癖を整え、矯正治療の後戻りを防ぐうえでも役立つトレーニングです。ただし、効果を得るには継続して取り組むことが欠かせません。

費用や保険の扱いについて不安があるときは歯科医院で相談し、自分に合った進め方を確認してみてください。

MFTトレーニングを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。


←ブログトップに戻る

カテゴリ一覧

新着一覧

 26/03/26  
MFTトレーニングの料金は?保険と医療費控除についても解説
 26/03/19  
すきっ歯が気になる!矯正治療で笑顔を取り戻す!
 26/03/12  
根管治療は何回通う?回数と期間の目安!
 26/03/05  
ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いを解説!治療法の選び方も
 26/02/28  
歯の神経の治療の目指すところ
 26/02/27  
口内写真(口腔内写真)でわかること
 26/02/26  
大人の受け口を矯正する方法とは?治療期間や費用、注意点も
 26/02/24  
セラミック歯の寿命は何年?長持ちさせるためのポイントも
 26/02/12  
子どもの出っ歯が気になる!放置するリスクや治療法
 26/02/05  
マウスピース矯正の装置が割れたらどうする?使い続けるリスクや予防法も
 26/01/31  
シーラントとフッ素塗布(フッ化物塗布)
 26/01/29  
虫歯ができやすい人の特徴とは?虫歯を予防するための方法も
 26/01/25  
口内炎治療は木更津きらら歯科へ
 26/01/22  
大人の歯の矯正治療は何年かかる?メリットや長引くケースも
 26/01/15  
歯並びが悪いと顎関節症になる?その関係と改善方法
 26/01/08  
歯科衛生士の仕事は大変?リアルな苦労とやりがいを知ろう
 26/01/01  
謹賀新年
 25/12/29  
医療費節約の視点から歯科定期検診を考えてみよう
 25/12/25  
口臭にはどのような種類がある?チェック方法と予防法も
 25/12/23  
親知らずが痛い! 症例:顎骨嚢胞(がっこつのうほう)

年別一覧