木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

26年04月29日

咬み合わせが全身の健康に与える影響

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

歯科の役割はお口の機能を通して全身の健康を守ることです。ここでは、咬み合わせが、想像以上に、生涯にわたってお口の機能や全身の健康に影響を与えること、その改善方法をお伝えします。

80歳で20本の歯を残す運動を推進する8020推進財団が、よく噛むことの効能を「ひみこのはがいーぜ」と表現しました。弥生時代では1回の食事で約4000回噛んでいたと言われていますが、現代のやわらかい食事では約620回程度でしかありません。卑弥呼女王は健康な歯と歯ぐきだったのに違いありません! そんなことから、「ひみこのはがいーぜ」というキャッチフレーズが生まれました。よく噛むこと、噛めるということは、お口の健康だけでなく全身の健康にも大きな影響があるのです。

  • ひ:肥満を防ぐ(よく噛むと満腹感を得やすい)
  • み:味覚を発達させる(薄味でも美味しく感じる)
  • こ:言葉の発音がはっきりする(顎が発達し、表情が豊かになる)
  • の:脳の発達を促す(噛むことで血流が増え、脳が活性化する)
  • は:歯の病気(虫歯・歯周病)を防ぐ(唾液が汚れを洗い流す)
  • が:ガンを防ぐ(唾液中の酵素が発ガン物質を抑制する)
  • い:胃腸の働きを促進する(消化を助ける)
  • ぜ:全力で噛める(全身の体力向上に繋がる)

咬み合わせの問題がお口の機能に与える影響

「よく噛むこと」の効能は、さまざまな研究で明らかになっています。しかし、咬み合わせが悪いままでは、体全体にストレスがかかり、顎関節や筋肉の歪み、頭痛や肩こり、全身のゆがみにまで及ぶことがあります。

咬み合わせのずれ

「左側の奥歯のほうが右側より低い人」の例です。左側が低いために、あごを左後方へ引いて上下の歯をあわせて噛むため、左側の様々な筋肉が緊張してゆがんできます。

全身への影響

かみ合わせのずれからくるゆがみは、連鎖して更なるゆがみの原因となります。ゆがんだ姿勢が長期にわたると、その姿勢で筋肉や筋膜、骨格自体までが変形して固まってしまいます。

咬み合わせの問題がお口の機能に与える影響

一部の歯に負担がかかる

毎日の食事の際、歯を咬み合わせると男性で60Kg、女性で40kgもの力がかかっています。こんな力に小さな歯が受け止めることができるのは、アーチ型に並ぶ歯並びの形態にもよるのです。橋のように隣りあう石がバランスよく支え合うことで、ものを噛むという強い負荷にも耐えられる強度を保っているのです。この歯並びが乱れていたら、一部の歯に負担がかかることになります。

歯がすり減ったり欠けたりする

一部の歯に過剰な負担がかかった結果、その歯の寿命が短くなります。歯がすり減ったり、欠けたりしてしまうのです。長期間にわたって負担がかかり続けると、ダメージは歯の内部にまで及び、治療が必要になることもあります。

歯周病やむし歯になりやすくなる

毎日、なんとなく歯をみがいていませんか? 歯みがきは全身の健康を守るセルフケアの第一歩です。むし歯や歯周病が、食べることに悪い影響を与えることはもちろん、お口の中が不衛生だと、血管や脳の病気にまで発展することがあります。咬み合わせがよくないと、歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しが起こりがちになります。歯みがきがうまくいかないと、食べかすが残りやすくなり、プラークがこびりつき、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

歯並びの乱れ

咬み合わせのバランスが崩れていると、他の歯が移動して歯並びの乱れを招くことがあります。歯並びが乱れてくれば、咬み合わせも悪化すという悪循環に陥ります。

正しい咬み合わせにする治療法

咬み合わせの治療方法は、患者様のお口の状態や原因、トラブルの深刻度によって異なります。歯列矯正治療、マウスピース治療、咬合調整、補綴治療と言った方法があります。咬み合わせの状態や顎関節、そしてお口の周りの筋肉について精密な検査をしたうえで、治療法を決定します。

矯正治療

歯並びが原因の場合、矯正治療で正しい位置に歯を整えます。患者さまのお口の状態とご要望により、ふさわしい矯正治療をご提案します。歯の位置を調整し、正しい咬合関係を作るために、ブラケットやワイヤー、マウスピース型矯正装置を使用します。歯が正しい位置にない場合や、歯列が乱れている場合に効果的です。矯正治療によって歯並びを整えることで、咬み合わせが改善され、顎や歯にかかる負担が減少し、長期的な口腔健康の維持が期待できます。

  • マルチブラケット装置を利用した矯正
  • 舌側矯正マウスピース型矯正(歯科)装置(インビザライン)
  • マウスピース型矯正(歯科)装置(クリアコレクト)
  • 歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療
  • 部分矯正

木更津きらら歯科の歯列矯正

マウスピース治療

歯ぎしりが原因で歯並びや咬み合わせ、歯ぐきや顎の骨に悪い影響が現われることもあります。歯ぎしりが原因の場合は、まずは歯を守ることを考え、患者さまのお口にあったマウスピースを作製して、就寝時に装着していただくことで歯にかかる負担を軽減します。マウスピース作製は保険診療の範囲内で行うことができます。

咬合調整

歯の表面をわずかに削ることで咬み合わせを調整することができる場合もあります。歯や顎にかかる不均等な力を整え、歯のすり減りや顎関節への負担を最小限に抑えることが目的です。

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補綴治療

被せ物(クラウン)やブリッジ、あるいはインプラントを用いて歯を補うことで、咬み合わせの高さやバランスを改善します。咬み合わせが低い場合や歯が欠けている場合に選択する治療法です。咬み合わせの崩れを補正するだけでなく、見た目も美しさを整える効果も期待できます。

顎関節治療

咬み合わせの問題が顎関節に影響を及ぼしている場合、スプリント(マウスガード)を使用して、顎関節や咬合の状態を整えます。顎の緊張を和らげ、顎関節症などの症状を改善する効果があります。

咬み合わせのずれが改善すると

咬み合わせが改善されると、歯の寿命を延ばし痛みや不快感が軽減されるばかりでなく、顔の非対称、体のゆがみが治ってくるほか、お口全体の健康、ひいては全身の健康にまでよい効果があります。きちんとしっかり噛めるようになることは、脳にもよい影響があることがわかっています。咀嚼力が向上すれば唾液の分泌が増加し、感染症の予防にも効果があがるかもしれません。不眠の改善や、リラックス効果によるストレスの軽減なども期待できます。

咬み合わせの問題は、全身の健康に大きな関係があるのです。気になることや不安なことがありましたら、木更津きらら歯科にぜひご相談ください。


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