こんにちは。千葉県木更津市、イオンモール木更津2階にある木更津きらら歯科です。今回は、歯の根っこの治療のポイントをご紹介します。
歯科用CTにより患部を知る
木更津きらら歯科では歯科用CTで患部を細部まで明らかにしたうえで、治療のご提案をいたします。2次元レントゲンでは見えなかった歯の根の複雑な枝分かれ、ひび割れ、膿の袋(根尖病変)の大きさを立体的な3D画像で正確に把握します。
マイクロスコープにより医師の視野を確保する
木更津きらら歯科では、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて、医師の経験や勘や手探りで治療を行うのではなく、「目で見て確実な処置」を行います。
歯の根っこは、肉眼の視野では限界があり、暗く細い根管内は見えません。ルーペは3〜8倍程度まで拡大してみることができますが、全体像は見えるものの奥までは見えません。マイクロスコープ ─ 最大20〜30倍に拡大することができ、強力なLED光で根の奥の奥まで視認が可能となります。
木更津きらら歯科では、歯科用マイクロスコープである「Bright Vision」を導入しています。暗くて狭いお口の中をクリアに照らし出す優れたライティングシステムと、高精細なレンズを備えており、緻密さが求められる根管治療を強力にサポートしてくれます。
ニッケルチタンファイルによる精密でスピーディーな清掃
ファイルといっても書類を綴じるファイルではありません。同じスペルのFileという言葉には、「ヤスリ」「爪ヤスリ」「削る道具」という意味があるんです。
根管治療に用いるニッケルチタンファイルは、見た目はミシンの針のように非常に細いのですが、表面を拡大してみると、精密なドリルやネジのようにらせん状の溝が刻まれています。非常にしなやかで、湾曲した複雑な根管にも折れずにフィットし、歯を余計に削ることなく、歯の根の壁にへばりついた細菌や汚れた神経をこすり落とします。
ラバーダム防湿(ぼうしつ)
「ラバーダム”Rubber Dam”」は、直訳すると「ゴム製のダム(堰:せき)」という意味です。「防湿」とは、「治療中の歯の周りから、水分(湿気)を完全にシャットアウトして防ぐこと」を意味します。
ラバーダム防湿の目的は唾液に含まれる細菌をブロックし、息の湿気をシャットアウトして接着剤や薬剤の性能を発揮できる乾燥環境を作ること。ゴム製のシートで治療をする歯のまわりを完全に覆い、細菌・湿気を遮断します。
封鎖性・殺菌性・整体親和性の高いMTAセメント
セメントとは、歯の治療で使う「医療用のパテ・接着剤」のことです。建築で使われるコンクリートの材料と同じように、最初はドロドロ、時間の経過とともにカチカチに固まる特徴を持っている素材です。
MTAセメントは歯の根に穴が空いてしまった場所の修復や、根の先端を密閉する際に非常に適した画期的な素材です。
強いアルカリ性で、頑固な細菌も生き残ることができません。また水分(血液や組織液)がある環境のほうが、強固に固まるという特殊な性質を持ち、常に湿っている歯の根の奥深くを密閉するのに適しています。歯の成分と似た層を作り出すため、からだの組織と親和性があり、削られた歯の再生を促したり、周囲の骨の治癒を助けたりする働きがあります。
MTAセメントは自由診療で選択していただくことができます。
根管治療が必要なとき
歯の根っこの治療が必要な段階
むし歯は、歯の表面から内部に向かって進行するものです。初期のうちに治療を開始できれば、歯の石灰化を促したり、歯の表面に詰め物をすることで歯の機能をとりもどせるかもしれません。これが、歯の神経にまで到達してしまうと難しいことになります。
むし歯の進行度は、Cのアルファベットに数字をつけて表現します。Cは、むし歯(う蝕)を意味する英語「Caries(カリエス)」の頭文字。ラテン語で「腐敗」や「骨の腐食」を意味する言葉から来ています。歯科の分野では、むし歯そのものや、虫歯の進行段階を指す共通のコードとして使われています。むし歯の進行度は、COからC4までの全5段階で表現されます。
CO
初期の初期。まだ穴は空いていませんが、白く濁っている部分があります。
C1
表面のエナメル層を削って詰めるなどの治療が必要になってきます。
C2
歯の象牙質までむし歯の原因菌に侵され、冷たいものがしみるなどの自覚症状が出てきます。
C3
むし歯が神経(歯髄)まで達した状態です。激しい痛みを感じます。
C4
歯のほとんどがむし歯の原因菌に侵されます。歯冠(歯の頭の部分)は崩壊し、根っこだけが残っています。神経が死んで痛みがないこともあります。
根管治療とは、むし歯の原因菌が、歯の生命線である歯髄、歯の神経や血管の通った管にまで達してしまったC3とC4の段階の歯に対して行います。
「根管治療」とは
歯の根っこの管を治療するといっても、痛んだ神経を修復することはできません。歯の内部にある「根管」という細い管の中から、死んでしまった神経や血管、蓄積した細菌をきれいに取り除きます。管の内部を徹底的に洗浄・消毒したところで、再び細菌が侵入しないように薬を隙間なく詰め、最終的に被せ物をして歯の機能をとりもどすのが根管治療です。
根管治療のポイント
根管治療は、複雑な根っこの状態を医師がどれだけ把握できるか、患部をどれだけ無菌に近づけることができるか、という点がポイントになってくるのです。
どれだけ患部が見えているか
根管治療の重要なポイントのひとつは、歯科医師がどれだけ患部を詳細に把握しているか、という点です。歯の根の管(根管)は、直径が1ミリ以下と非常に細い上に、植物の根のように複雑に枝分かれしたり、湾曲したりしています。さらに、口の中は暗く、光が届きにくい場所です。
旧来の治療では、歯科医師の「肉眼」と「手探りの勘(経験)」に頼らざるを得ない部分が多くありました。その結果、以下のようなリスクが生じやすかったのです。
- 複雑に枝分かれした根管の、見えない部分にある細菌を取り残してしまう
- 汚染されていない健康な歯の壁を、手探りで余計に削りすぎて薄くしてしまう
- 細菌の取り残しが原因で、数年後に痛みが再発し、再治療を繰り返すことになる
こういったことから、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)や歯科用CTのスキャンを用いる治療が有効なのです。
根っこの中を無菌にすることを追求する
根管治療では、根っこの中を無菌にすることを追求します。というのも、根管治療は再発しやすいのです。歯の根っこは非常に複雑な構造をしており、目に見えない微細な細菌や感染源を完全に取り除くことが難しいためです。歯の根の奥で再び感染が広がると、歯の根のまわりで炎症がおき、痛みや、顎や頬まで腫れることもあります。きれいな被せものをつくって歯の機能をとりもどしても、被せもの事態を支えられなくなるかもしれません。
根管治療では、歯の土台となる根っこに感染源が残らないように、いろいろな方法でできる限り無菌に近づけることを求めていくのです。
医師・スタッフが一丸となって取り組んでまいります
木更津きらら歯科では、患者さんのかけがえのない天然歯を守るため、高度な医療機器の導入と、ドクターの技術研鑽に力を入れています。患者さまには、いつものイオンモール木更津2Fの当院で、いつものように、安心してリラックスして治療を受けていただけるよう、スタッフ一丸となって取り組んでまいります。