「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
ではまず、「きれいな歯並び」を見てみましょう。
きれいな歯並びは、骨格が左右対称です。上下の前歯の真ん中が一致しています。そして上の歯に、下の歯の外側の山が咬みあっています。歯は、歯と歯の間に上の歯が収まるようにできています。ここがずれていると隙間が空いてしまうわけなんです。
「きれいな歯並び」はこのような状態のことを言います。
歯科医師が拝見すれば、歯並びはその人の個性であり、どなたでも少しはよくないと思える箇所があるものです。ただ日常生活に支障があったり、口腔内や全身の健康を損なうと考えられる場合、見た目的にコンプレックスになるような場合は、歯列矯正をしたほうがいいと考えられます。個性と、治療が必要な状態の見極めは必要です。
まっすぐに整った歯並びは大切ですが、もっと大切なのは咬み合わせです。前歯で食べ物をかみきり、奥歯でかみつぶす。おいしく食べて健康にすごすには咬み合わせが重要です。
正しい咬み合わせの歯並びとは・・・
ご紹介した画像では、3つの条件にあてはまっていますね。
まっすぐに整った歯並びは大切ですが、もっと大切なのは咬み合わせです。前歯で食べ物をかみきり、奥歯でかみつぶす。おいしく食べて健康にすごすには咬み合わせが重要です。
歯列矯正には、患者さまのお口の状態にあわせていろいろな方法があります。そのうちのひとつで、どういうふうに歯列が動いていくのか映像でシミュレーションできる画期的な機器がありますのでご紹介します。
複数のマウスピースを付け替えながら歯列を動かしていくマウスピース矯正という手法があるのですが、当院が採用しているインビザラインを使用した矯正治療において、お口の中の状況をより正確に、再現することのできる口腔内3DスキャナーがiTero Elementです。矯正治療後の状態をシミュレーションしたり、治療途中の歯の動きを確認したりすることも可能です。
動画でご覧ください。
iTero elementは、自分の歯並びや咬み合わせをモニター上で確認し、患者さまご自身がご自分のお口の状態を理解して、歯科医師の指摘や提案を検討することができるというものです。
現状のお口の状態だけではありません。iTero elementは、自動的に治療後に実現する歯並びをシミュレーションします。シュミレーターを搭載しており、スキャンした患者さまの口腔内のデータから、70~80%まで、口腔内の状態を可視化します。目標とするのは、きれいな歯並びと正しい咬み合わせなのです。