木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

19年01月14日

成人の日おめでとうございます! きれいな歯を大切に、よい人生を!



成人の日、おめでとうございます! 木更津きらら歯科は、旅立つ新成人の皆さまの将来の健康と活躍をお祈りいたします!

80歳になっても20本以上自分の歯を保とう

成人の日を迎えたばかりの年代の方たちの、ピカピカの歯はとても素敵です。でも長い人生、年をとると様々な理由から歯が失われていくことがあります。

『8020(ハチマルニイマル)運動』は「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

8020運動は、高齢の方のためにある運動ではありません。むし歯や歯周病から歯を守り、よい人生を送りましょうという運動です。20代の方も、30代の方も、シニア世代の方も、よい人生を送るために、歯の健康に心をくばっていただけたらと思います。

20本の歯が残っていたら、また残っていなかったら、どうなるの?

厚生労働省の調査で、20本以上の歯が残っていると、食事をおいしくいただけるか、また栄養状態にも差がでることが明らかになりました。

60歳を超えると、20本の歯が残っている人は少なくなる


図14 「何でもかんで食べることができる」者と歯の保有状況(20歳以上、男女計・年齢階級別)

こちらは厚生労働省による平成29年「国民健康・栄養調査」の結果です。

折れ線グラフは、20 本以上の歯が残っている人の割合です。60 歳代以上になると急激に少なくなっています。そして「何でもかんで食べることができる」人の割合も、60 歳代から少なくなっていることがわかります。

よく噛んで食べることができないと、栄養状態も悪くなる


図15 かんで食べるときの状態別、低栄養傾向の者(BMI≦20 kg/m2)の割合
(65歳以上、性・年齢階級別)

こちらのグラフでは、よく噛める人、噛めない人で栄養状態に差がでるのか明らかになっています。

65歳以上の方は、男女ともに、「一部かめない食べ物がある」、「かめない食べ物が多い」「かんで食べることはできない」と回答した方のほうが低栄養傾向(BMI≦20kg/m2)の割合が高いのです。「何でもかんで食べることができる」と答えた方のほうが、栄養状態がいいのですね。年をとっても自分の歯でよく噛んで食べることができたら、全身の健康にもよい影響があるのです。

平成29年「国民健康・栄養調査」の結果
~高齢者の健康づくりには、食事、身体活動に加えて、生活状況も踏まえた視点が重要~

いかがでしょうか。成人の日を迎えた方々は、自分にはまだ関係ないと感じるでしょうか。

歯医者さんがなにか言っていたな・・・ という程度でもかまいません。お口の健康は、あなたの人生が楽しく豊かなものになるように支えてくれるのです。どうか心の片隅に、覚えておいてくださいね!


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