木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

22年08月31日

スポーツと歯科の関係


スポーツで実力を発揮するために、口腔ケアはとても重要です。お口を怪我から守る、大事な試合に備えるためのお口の健康管理について、東京医科歯科大学スポーツ医歯学分の上野俊明准教授がお話してくださいました。

※情報や出演者の肩書きは撮影時のものです。


■むし歯より多いスポーツ中の怪我

実は、現在、青少年が前歯を失う理由の多くは、むし歯よりスポーツ中の転倒などで起こる前歯の怪我なのです。特にサッカーや野球、バスケットボール、バレーボール、ラグビーなどで歯を折る怪我が多くなっています。

それ以外にも、歯が抜け落ちたり、歯ぐきにめりこんだり、口の中を切ったりと、様々な怪我が起こります。

■マウスガードの必要性

高校ラグビーの全国大会で、試合前に選手がマウスガードをつけているかチェックしているのをご存じですか? 他にも、装着が義務化されている競技にはアメリカンフットボール、ボクシング、アイスホッケーや女子のラクロスなどがあり、ほかの競技への普及も急がれています。

また、歯並びが悪いと出っ張った歯がぶつかりやすく怪我のリスクが高まります。そのような場合には歯列矯正などの治療が必要になってきます。

木更津きらら歯科では、アスリートのためのマウスピース作製を行っています。選手の方々の安全を守り、実力を発揮できるよう、心をこめて作製にあたっています。

■歯と口の健康管理

上野先生によると、試合のときに急にお口の中のトラブルが発症するケースがすごく多いのだそうです。ブラジルまで遠征したあるロードレーサーの方が、予選から奥歯のあたりが腫れてきて、決勝当日にはヘルメットが装着できないほど腫れがひどくなり、出場を断念して帰国しなければならなくなったということがありました。どれほど無念だったでしょうか・・・。

■スポーツ選手の食生活はむし歯になりやすい

代表的な口のトラブルはむし歯や歯肉炎、親知らずの炎症です。スポーツ選手の口の中は、とてもむし歯になりやすい環境です。スポーツ選手は体つくりや体力維持のために一日の食事の回数や食べる量が多く、食べ物が口の中にある時間は通常の人の2倍と言われています。そして水分やエネルギー補給のために、糖分が含まれるスポーツドリンクをよく飲む。

食事と食事のあいだには、お口の中で、唾液によってむし歯菌のだす酸が中和されたり、酸で溶けた部分を修復する歯の再石灰化が行われているのですが、食事やスポーツドリンクをとる回数が多く間隔が短いとそれができずむし歯になりやすくなってしまうんです。

■実力を発揮するために

歯や口の疾患は痛みで集中力の低下を招くだけでなく、噛み合わせやバランスが変わったりすると、それによって筋肉が力を出し切れなくなり、スポーツパフォーマンスの低下を招くことになります。多くのアスリートにとって、歯科の役割はますます重要になってきていると思います。

歯や口はスポーツにとても深く関係しています。スポーツ選手はお口の健康管理が必要です。大事な試合で後悔していただきたくありません。スポーツに取り組む若者たちの、周りの方たちにも知っていただけたら嬉しいです。木更津きらら歯科はアスリートの皆さんを応援しています!


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