木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

22年09月30日

乳歯が抜けるとき


子供の歯(乳歯)が大人の歯(永久歯)に生え変わりはじめるのは、6歳くらいから。下の前歯がぐらぐらしはじめることが多いようです。昔のおまじないでは、抜けた乳歯の下の歯は屋根に、上の歯は縁の下に投げると、次に生えてくる大人の歯が、上の歯は下へまっすぐに、下の歯は上に向かってまっすぐに生えると言われていました。現代では、可愛いケースで保管するご家庭も多いかもしれません。

■乳歯は無理に抜かないで

子供の乳歯が抜けて永久歯に生え変わる時期は、あごの成長の度合いなどにより個人差があります。乳歯が抜けるころには、大人の歯が顔をだそうともう準備しています。乳歯の下に埋まっている永久歯の準備ができて、自然に出ようとすると、乳歯の歯根が溶け始めます。

グラグラしている段階では、乳歯の歯根があごの骨(歯槽骨)の中でまだ一部つながっているので、無理に抜こうとしないでください。乳歯が途中で折れると永久歯の生えるスペースがなくなり、横から生えてきたりして歯並びに影響を及ぼします。お子さまはつい舌でさわってしまうかもしれません。「さわらないで、大事にね」と教えてあげてください。

生え変わる準備ができると、乳歯は食べ物を噛んだり歯みがきをしているときに自然とぽろっと抜けます。自分の歯がぽろっと抜けて、血がでたりもするので、お子さんはびっくりするかもしれません。

■こんなときは歯科に相談を

乳歯が抜けない、永久歯が生えてこないといったときには、なにか理由があるのかもしれません。お子さまの将来のお口の健康のためになにができるか見ていきましょう。

◇乳歯が抜けず永久歯に生え変わるようすがない

一般的な歯の生え変わりの時期を過ぎても乳歯が抜けない状態を、「大人乳歯」と呼びます。永久歯が作られていない可能性も考えられます。歯科で検査を受け医師に相談してみましょう。

◇乳歯が抜けていないに永久歯が先に生えてきた

乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてくることがあります。こちらも歯科にご相談することをおすすめします。永久歯の生え方に影響し、歯並びが悪くなる可能性があります。

◇乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない

乳歯が抜けてからあまりにも長い間永久歯が生えてこなかったり、反対側の歯は生えているのに、というような症状は、もともと永久歯がもともとない、ということも考えられます。永久歯が生えるまでには3ヶ月〜1年ぐらいかかる場合もありますが、放っておかずに医師に相談されることをおすすめします。

女優の菅野美穂さんが、ずっと残っている乳歯をお持ちで100歳まで大事にしたいとおっしゃっていたことがあります。個人差があり様々なケースがありますので、お子様の歯の状態に不安があったら歯科医師にご相談ください。

ヨーロッパでは抜けた乳歯を枕元に置いて眠ると、トゥースフェアリーという妖精がやってきて、コインと交換してくれるという風習があるのだそうです。「きれいな乳歯」というのがポイントです。歯みがきをきちんとしていない子供のところに、妖精はきてくれないのでした。子供も大人もきちんと歯みがきしましょうね。


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