木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

23年01月19日

木更津市の1歳6か月児健康診査

1月18日(水)は、木更津市の1歳6か月児健康診査が木更津市役所朝日庁舎で行われ、木更津きらら歯科からも医師がうかがいました。歯科健診では、お子さまの生えてきている歯の数やむし歯の有無などをチェックします。

■1歳半頃の咀嚼機能

この頃のお子さまは、一人で歩けるようになり、ことばが出始めるなど心身ともに大きく成長します。食に関しても、離乳食から幼児食にうつっていきます。でもまだまだ、大人と同じ食事を、というわけにはいかないですね。

■離乳の完了~幼児期前半の歯食べ期

1歳~3歳頃は、乳臼歯が生えてくる時期です。本格的に噛んで食べることができるようになりますが、噛む力はまだ発達途上。硬めのものを嚙み切ったり噛み砕いたりすることができない子どもも多いのです。

本格的に噛んで食べることができるようになるのは、乳歯の奥歯(乳臼歯)の生えるころです。この時期には、食べ物の感触や噛み具合、飲み込み具合、堅さの感覚をたくさん体験することで、ふさわしい食べ方を身に着けていきます。

離乳食は少し弾力があって簡単にかみ切れるのが基本です。堅すぎると、味が嫌いなわけではないのに、食べられないということになってしまい、好き嫌いにつながってしまうこともあります。

十分に噛むことができるようになるのは、第2乳臼歯が生えそろい乳歯列が完成する、2、3歳ころ。それまでは左右1対の乳臼歯しかありませんので、充分にかむことはできないのです。

■咀嚼機能の発達を促す

歯の生えてくる段階によって、食べ方も変わってきます。この時期のお子さまは様々な体験を吸収していきます。いろいろな食材を体験させてあげたいところです。

*咀嚼機能発達の支援
  • 上下の前歯が生えてきたら、前歯を使って噛み取らせてみる
  • 上下の奥歯が生えてきたら、硬い・繊維に富んだ食物を食べさせ始める
  • 早食い・過食にならないように、ゆっくり噛んで、満足感が得られるような食べさせ方をする
*食べ方の支援
  • 手づかみ食べで、いろいろな色や形、温度、かたさ、味、におい、食感の食材を体験させる
  • スプーン・フォークを使い始めてみよう
  • 唇を閉じたままの咀嚼を促そう

1歳半くらいのお子さまは、成長・発達が著しくいろんなことができるようになります。健診は、お子さんの心身の健康状態や成長・発達を確認する大切な機会です。1歳半健診では、小児科・歯科医師がお子さまの健康状態を診察し、保健師・栄養士・歯科衛生士がお子さの成長に関するご相談に応じます。ぜひ受診してください。


←ブログトップに戻る

カテゴリ一覧

新着一覧

 24/11/21  
予防歯科ってなに?できることや費用と頻度、メリットとデメリット
 24/11/14  
歯のセラミックの種類を徹底紹介!費用目安や選ぶときのポイントも
 24/11/07  
オフィスホワイトニングとは?他の種類との違いやメリットや費用について
 24/10/31  
歯周病の影響と予防法
 24/10/24  
審美歯科とは?何ができるのか、費用やメリット・デメリットの紹介
 24/10/22  
歯科用マイクロスコープ「Bright Vision」を導入しています
 24/10/17  
親知らずは抜く?抜かない?それぞれのメリット・デメリットを解説!
 24/10/10  
子どもの歯科検診の重要性!内容や費用と頻度、嫌がる場合の対処法も
 24/10/03  
部分入れ歯とは?種類と費用目安、上手に付き合っていくためのポイント!
 24/09/30  
お口の中の細菌とうまくやっていく方法
 24/09/29  
「歯痛」はお口のSOS! 一筋縄ではいかないその原因と対策は?
 24/09/26  
根管治療の流れ!治療回数や痛み、根管治療のメリット・デメリットを解説
 24/09/19  
歯周病とは?かかるとどうなるの?症状・治療方法・治療費用を徹底解説!
 24/09/12  
虫歯を予防する方法は?虫歯のメカニズムや定期検診の重要性を紹介!
 24/09/05  
訪問歯科で気をつけること!受診のメリット・デメリット・費用を解説
 24/08/31  
器質的口腔ケアと機能的口腔ケア
 24/08/30  
歯みがきのタイミング
 24/08/29  
企業歯科検診とは?義務化されるって本当?内容や費用を徹底解説!
 24/08/22  
PMTCとは?効果や流れ、費用も詳しく解説!
 24/08/15  
顎関節症とは?症状や治療法、予防法を解説!

年別一覧