「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯科で診療する範囲は実はとても広いのです。お口の中の異常を感じたら、まずは歯医者を受診してみてください。代表的なお口の疾患、歯周病とむし歯については こちら でご案内しました。
これから2回にわけて、歯科で診療するお口の病気やトラブルをご紹介します。
目次
歯並びはおそらく皆様が考えるよりずっと、生涯にわたって健康に関係しています。歯並びが乱れていると、うまく食べられなかったり、口腔ケアが行き届かずむし歯や歯周病のリスクが高くなったり、コミュケーションやご本人の性格にまで影響をおよぼします。正しい咬み合わせは健康の基本なのです。
矯正歯科治療を開始する時期は、患者さまの年齢や歯ならび、かみ合わせの状態によって大きく異なります。お子さまの歯並びが気になる場合は早めに矯正歯科にご相談ください。適切な時期を待って治療を開始しましょう。木更津きらら歯科では、患者さまのお口の状態やご予算・治療期間のご要望に応じて、最適な矯正方法をご提案できます。
ブラケットと呼ばれる器具を歯に装着し、そこにワイヤーを通して、動かしたい方向に向かって力を加え、徐々に歯を移動させていき、歯並びを整えます。見た目に目立ちにくいセラミック製やプラスチック製のブラケットもあります。
治療後のイメージに向かって何段階かにわけてマウスピースを作成し、1~2週間後ごとに交換していきながら、歯並びを整えていくという治療法です。木更津きらら歯科では、アライン・テクノロジー社の「インビザライン」システムを採用しています。
口腔内3Dスキャナー「iTero element(アイテロ エレメント)」により、精度の高い治療計画を患者様と共有し治療をすすめます。
人工歯根(歯科矯正用アンカースクリュー)を顎の骨に埋め込み、これを支柱にして歯を動かしていきます。木更津きらら歯科では日本矯正歯科学会認定医、日本口腔インプラント学会指導医が所属しており、アンカースクリューを埋め込む矯正方法もご提案できます。
前歯だけ、特定の歯だけ、少し隙間がある、といったように、部分的に歯並びを治したい場合に、その部分だけの矯正で治療できることがあります。歯並び全体を矯正する必要がある場合には適しません。
上手く食べられない、飲み込めない状態をいいます。高齢になり飲み込む機能が衰えてくると、就寝中にご自分の唾液を誤嚥するようなことも起こります。
実は食べる動作は人間が生まれ持っているものではありません。食べ方を学んでいく過程や環境、経験が必要なのです。うまく学べなかった場合や、脳性麻痺、ダウン症など、生まれつきの食べる機能に必要な口やのどなどの異常があるというご病気のあるお子さまののみ込みに障害がある場合があります。
成人期における脳や神経の病気が摂食・嚥下障害の原因になることがあります。食べる機能に関わる部位、口やのどの手術や治療で障害がおこることがあります。
加齢による筋力の衰えるによって、食べ物を噛み下せない、舌で口からのどへ食べ物を送り込めないなどの不具合が起こりやすくなります。誤嚥とは、加齢によってさがったのど仏を持ち上げる筋力がおとろえ、気道を閉じることができず、食べ物が気道にはいってしまう状態です。
衰えた筋肉を鍛えることで改善を期待できます。木更津きらら歯科の歯科衛生士は日本摂食支援協会が開催する基礎実習コースを修了しています。適切なトレーニングのプログラムを作成し、トレーニングにあたります。
口臭が気になり歯医者を受診される方も多くいらっしゃいます。口臭の原因の多くはお口の中にあります。
口臭の6割は舌苔が原因です。口の中の粘膜の細胞がはがれおちて舌の上で腐敗したものが舌苔です。食事を歯で噛んで食べることができにくくなってくると、舌苔がたまりやすくなります。ご高齢者の独特の口臭は舌苔が原因です。
もっと若い人の強烈な口臭は歯周病が原因かもしれません。口臭の原因となるのは、お口の中に発生する揮発性硫黄化合物、硫化水素やメチルメルカプタンです。歯周病はメチルメルカプタンが大量に発生します。
お口の中を清潔に整えることで改善が期待できます。歯科にてプロによるクリーニングをしたり、セルフケアを見直したりします。歯科定期検診は、口臭予防にも歯周病予防にも効果的です。
顎関節症の診断、治療は口腔外科が診療します。顎関節症は、耳の前あたりにある顎関節や顎を動かす筋肉が痛んだり、大きく口を開けられない、口の開け閉めで顎関節に音がするというものです。
口顎関節症の症状は、様々な要因がからみあって発症します。患者さまによって原因が異なるのです。顎関節や顎を動かす筋肉の構造的弱さ、かみあわせ、噛みしめの癖などが考えられます。
マウスピースの装着やストレッチ、タンパク質を咬筋に注射するボツリヌス治療などを検討します。炎症をおさえるために関節内部を洗浄する「関節腔内洗浄療法」や、関節の円板と骨の癒着をはがす「関節鏡手術」なども考えられます。
口内炎はご経験のある方も多いのではないでしょうか。お口の中の粘膜に炎症が起凝っている状態です。粘膜の病気は、炎症、アレルギー、口腔がんが考えられます。
お口の中は感覚が鋭いので、どなたでも小さな異変に気付くことはあるでしょう。しかし、異変を自覚してから医療機関を受診するまで、長く時間がかかる方もいらっしゃいます。お口の中は、簡単に観察することができます。違和感を感じたら、まず自分で口の中を観察して、できるだけ早く専門医の診察を受けてください。口腔がんは、早期に発見できれば「なおる」、とも言われています。歯科定期検診や、行政が行っている口腔がん検診を活用してください。
木更津市の口腔がん検診の様子です。当院の医師も参加しました。
木更津きらら歯科では、各ジャンルの専門医・認定医が所属しています。
口腔内の病気やトラブルは様々です。木更津きらら歯科では、むずかしい症例でも対応できるよう、医師・スタッフ一同、知識をアップデートし研鑚を重ねております。お口の中のちょっとした違和感や、ご心配な症状まで、患者様の健康をお守りするために全力を尽くします!