「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
ウイルス感染から身を守る方法として、口腔ケアはとっても大切です。
特に、唾液のなかには、インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスをブロックする抗体があり、感染を予防しています。これをIgA抗体といいます。清潔なお口の中では、このIgA抗体ががんばってくれるんですよ!
また歯みがき剤に使われている代表的な成分は、新型コロナウイルスの生体への結合や侵入をブロックする可能性があることが研究されています。
歯みがき剤の小さな文字の成分表を見てみてください。こんな身近に、感染症予防の味方がいたんですね。
テレビを見ながらついついなにかを口にしてしまう自粛生活。つい口呼吸をしてしまうマスク生活。どちらもお口の健康にはとってもよくないです。まして歯周病のように痛みがない病気は、どんどん進行してしまいます。歯みがきでお口の健康を守ることが、感染症予防にもつながるんですよ。
「ゴールデンスランバ」の名はビートルズの“Golden Slumbers”の曲名に由来するそうです。東日本大震災で被災された二人の酒造家の方々が、献杯するにふさわしい理想のお酒として造り上げました。犠牲者の鎮魂と、残された人たちの明日への活力への一歩となるようにと祈りが込められています。
被災地では、歯科医師が亡くなられた方の身元特定に尽力しました。身元が分からないご遺体は、歯科所見によって身元が判明することも多いのです。歯科医師会からの調査依頼もあります。
新型コロナウイルス対策が気になり、お子さまの健診を迷われている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、予防接種や乳幼児健診は、お子さまの健やかな成長のために一番必要な時期に受けていただくよう、市区町村からお知らせしています。
特に赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。
木更津・君津・富津・袖ケ浦地域ではいちご狩りが盛んです。アクアライン近くや、三井アウトレットパーク近くのアクセスのよい場所にもいちご園があり、多くの方に親しまれてきました。
いちご園では、感染症対策のため、マスクの着用、換気、予約制・人数制限や、その場での食べ放題ではなく量り売りとするなどの工夫をされているそうです。不要不急の外出は控えなければならない中、いちご園さんとしても、訪問客としてもむずかしいところではありますが、季節を感じることは心の健康にとても大切とも思います。
スウェーデンでは国民の8割が定期検診を行い、多くの人が80歳になっても20本の歯を残しているのだとか。まさに予防歯科先進国です。
その予防歯科先進国スウェーデンで最も有名な歯ブラシが、テペ(Tepe)。歯ブラシにも、予防歯科のアイディアがつまっています。その特徴は?
環境に優しい北欧らしいデザインも特徴です。
感染のリスクが高まるとき、それはお口の中に悪い細菌がたくさんたまっているときです。
お口の中の毒性の強い菌は、ウイルスと、お口の中の細胞表面の分子(受容体と言います)をつながりやすくします。その結果、感染力が強くなってしまうのです。また肺炎の原因となることも多いのです。
深くなった歯周ポケットに、細菌がたくさんたまってしまうことはご存知ですよね。お口の中の、毒性の強い菌といえば、「歯周病菌」。歯周病は、感染症や肺炎のリスクを高める、重大な病気なんです。
歯の治療や口腔ケアをしたい。でも歯科医院は感染のリスクが高いのでは? そんなご心配をされて、歯科医から足が遠のいていませんか。
先日、大阪府の吉村府知事が、大阪府では5500の歯科医院でクラスター発生はしていないとTwitterで発言されていました。大阪府だけではなく、これは全国で以前から言われていることなんです。
歯科医院の感染症対策は徹底しています。従来からB型肝炎やHIVなど感染対策には力を入れています。コロナ禍においてもいちはやく「歯科診療のガイドライン」を策定して対応しています。
人気コミック『3月のライオン』のキャラクターたちが手洗いを呼び掛けるこのポスター、羽海野先生と感染症専門医・忽那賢志先生との交流の中から生まれたそうです。出版社は、自由にダウンロードして役立ててほしいとのこと。いろいろな人たちが、感染症を乗り越えるためにれきることをしようとしているんですね。
こんなニュースもあります。新型コロナウイルスを死滅させることができる高出力のLEDが開発されたそうです。家電製品での応用が期待できますね!
歯科医師は、患者さまのお口の中を清潔に健康に保つことで、感染と重症化のリスクをおさえることができます。木更津きらら歯科は、徹底した感染症対策を行ったうえで、お口の健康をとおし、みなさまの全身の健康をお守りします。
日本歯科医師会の調査では、いつもマスクをしているせいで、「人と話すことが減った」と感じる人が6割を超えるそうです。
人との会話がへり、口を動かす機会がへる・・・ 表情も乏しくなる・・・
それって、寂しいだけではなく、健康にも大きく関係があるんです。
口の周りの筋肉の衰えは、心身の老化につながり、ご高齢者の場合は、食べることにも支障がでてくることがあるんです。
自分でよく噛んで食べて呑み込むことができにくくなってきたら、健康に大きな影響がでてくるのは、自明のことですよね。
ご紹介するのは日本歯科医師会で推奨しているお口のまわりの筋肉をきたえるトレーニング。といっても簡単です。
引用:日本歯科医師会 オーラルフレイル予防のための口腔体操
飾られているのは木更津市のマスコットキャラクター「きさポン」です。木更津市は童謡「しょうじょう寺の狸ばやし」の舞台でもあるんですね。やんちゃで音楽好きなたぬきが、木更津の年の瀬を盛り上げてくれるかもしれません!
歯周病の原因は”歯周病菌”。放置すると糖尿病、脳梗塞、心臓病、早産・低体重児の出産、ご高齢者の肺炎など、全身の病気にもかかりやすくなります。
マウスウォッシュ「コンクールF」には歯周病菌の働きを抑える効果があるんです。コップのお水に少し加えて、ぶくぶくうがいをするだけで、お口の中の歯周病菌はすっかりおとなしくなります。ビデオを見てください!
かぜやインフルエンザは、ウイルスが細胞へ付着することを防ぐことで予防効果があります。特に、歯周病原細菌を減らすことによって効果があがることがわかっています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因であるSARS-CoV-2は、インフルエンザウイルスと同様、細胞に付着して付着するタイプのウイルスであるため、歯周病予防を含むお口のケアは、予防につながると考えられています。
歯周病は本当にこわい病気です。歯と歯ぐきの間にたまってしまう歯垢は細菌のかたまりです。これが歯ぐきの炎症を起こし、歯を支える骨を溶かし、血管にはいった歯周病菌は血管の慢性的な炎症を起こすのです。
そのうえ、歯周病菌は、動脈硬化、脳疾患、糖尿病、高血圧、肺炎、早産などの危険因子となることがわかってきたのです。歯周病の症状は、歯ぐきをいためて歯が抜けてしまう、というだけではないんですね。
対策としては、歯周病菌を除去すればいいのですが、これがなかなか簡単ではありません。細菌がくっつきあってネバネバしたかたまりとなっているため、簡単には取り除けないのです。
歯の質や歯並び、お口の中の状態は人それぞれ。こんな方はご注意ください。
ではどうすれば歯周病菌を除去し、歯周病を予防できるでしょうか。
木更津きらら歯科では、鶴見大学の研究チームが開発した「3DS(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)」という予防システムをとりいれています。
マウスピースに殺菌作用のある薬剤を注入して、一日5分、お口に装着するというもので、薬剤が歯と歯茎にとどまり、効果的に除菌できます。
当院では、注入する薬剤として、高い殺菌力とフッ素配合が特徴のコンクールジェルを採用しました。効果的、かつ徹底的にむし歯菌や歯周病菌を殺菌、歯の再石灰化も促進します。
定期的なメンテンナンスと一緒に行う事で、むし歯や歯周病のない健康なお口を手に入れることができます。全身の健康づくりにも役立てることができます。
鶴見大学歯学部の花田教授によると・・・歯周病の前段階の歯肉炎に対して、3DSを6週間続けた結果、
また血圧が下がり、服用していた降圧剤がいらなくなった人も報告されているということです。
ライオン株式会社-クリニカKid’s-『ファ一スト歯ブラシ30日間』スペシャルムービー
赤ちゃんをだっこしてスキンシップ。お口やほっぺをむにむにしてあげると、歯ブラシに慣れやすくなります。
自分で持たせてみる。くにゃくにゃしたり、お口にいれたり。勢いあまって反対側をお口にいれちゃうかも!?
嫌がって泣いちゃうかな? すぐうまくいかなくてもあせらない。ぱくっとくわえて、噛めるようになったら慣れるまでもう少し。
お母さんも手伝ってお口の中をブラッシング。「自分でやりたい」と思うようになってくるかも。
歯ブラシに歯みがき剤をつけて、歯みがきをしてみましょう。なんだか歯みがきが楽しくなってきた!
歯医者は患者さまの全身の健康のために戦います。それはすなわち、歯周病との戦いです。歯周病は、歯周病菌が引き起こす「菌感染症」です。心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病のリスクを高める深刻な病気なんです。
体内の菌質を改善する方法はとてもシンプル。質の良い菌、善玉菌をとりいれればいいんです。
よい菌の代表が、乳酸菌なのですが、乳酸菌は多くの場合、人に必要な常在菌まで抑制してしまいます。ここで母乳・口腔由来の乳酸菌、「L,ロイテリ菌」の登場です!
「L,ロイテリ菌」はほとんどの哺乳類で確認され、母体から赤ちゃんに受け継がれて来た自然な乳酸菌。お口から大腸まで、ヒトの全ての消化管に定着できることが確認されています。
木更津きらら歯科でおすすめしているのが、舌のうえで転がすトローチタイプの乳酸菌。スウェーデンのバイオガイア社「L.ロイテリ菌プロデンティス株」です。
Bio Gaia プロデンティス30錠
3,300円 (税込) ※1錠108円
お口の中の口腔内細菌の「菌質」を天然プロバイオティクスで改善し、むし歯や歯周病だけではなく、心疾患や生活習慣病(糖尿病・高血圧等)の予防にも。口腔内の細菌をよくすることで、歯石や歯垢、口臭改善にも役立ちます。
ラシャスリップスは医療用成分を配合したクリニック専売品。ふっくらとうるおった唇がすぐ手に入ります。エイジングケアコスメとしてもとても優秀なんです。
コウキングはデンチャー(入れ歯)、矯正器具、ナイトガード等の菌の繁殖を抑え、臭いの元を防止する抗菌処置です。細菌、カンジダ菌を抗菌することでにおいやぬめりを2~3ヶ月防止することができます。
銀イオンを使用したクリーニングとコーティングで、歯石、着色を除去し、コーティングによって汚れを付きにくくします。お口の中の大切なパーツのお手入れにおすすめします。
きれいな歯並びは、汚れがつきにくく虫歯や歯周病になりにくいのです。歯並びがよくないと、顎に負担がかかり顎関節症を起こしたり、活舌が悪くなったり、場合によっては見た目がお子さまがコンプレックスを抱えてしまうこともあるかもしれません。
骨の成長期のうちに矯正治療をスタートさせることで、期間も短く、お子さまの負担が軽くなります。抜歯矯正を避けることにもなります。
動画では入れ歯状のものをいれてあごの関節の位置を正しく整えています。一般的に、骨の成長する5歳から12歳頃までに可能な矯正治療です。骨格をコントロールすることで、その後の矯正が不要になる場合もあります。
いかがでしょうか。お子さまの将来のために、お口の機能と健康をよく見てあげてくださいね。
お口の中の状態は、感染症や免疫の機能と大きな関係があります。
鰻はこんなに栄養が豊富なんです。
夏の疲れがたまってきた頃に、鰻を食べるのは理にかなっていることなんです。
ところで”土用の丑の日”とはなんなのか? 毎年、検索して調べても忘れてしまうのであらためて・・・。
丑は「子・丑・寅・・・」の丑(うし)。十二支です。昔の暦では、十二月を干支で呼んでいました。のちには年や日、時間、方角にもあてはめるようになりました。ここでは日にちを表しています。
立夏・立秋・立冬・立春の日の、直前の約18日間を指す言葉。季節の変わり目の期間です。
ということは、夏だけでなく、立秋や立冬、立春の前にも土用の丑の日はあるわけなんです。
土用の丑の日は年に何度もめぐってくるのに、なぜ夏だけ鰻を食べようということになったんでしょうか。
江戸時代の蘭学者、平賀源内が、鰻やの宣伝のために考えたキャッチコピーから来るのだとか。なぜ丑なのかはわかりません。土用の子(ね)の日とか土用の寅(とら)の日でもよかったんじゃ!?
ところが、広告コピーにのせられた! っていう話でもないんです。季節の変わり目で疲れてきたからだに、栄養価の高い鰻を食べるのはとても合理的なんですね。平賀源内先生、さすがです!
唾液には様々な効能がありますが、そのなかでも抗菌作用は特別に強いのです。唾液に含まれる「IgA(免疫グロブリンA)」という抗体の一種は、様々な異物を取り込む口腔内において、バリア機能の中心的な役割を担っています。この「IgA」、感染症予防効果はとても大きいのです。IgAの値が低い人は、かぜやインフルエンザにもかかりやすいということが明らかになっているんです。
唾液の抗菌作用は、新型コロナウイルスに対しても、有効だということが十分に考えられるんですね。新型コロナウイルスの味覚障害の症状は、味覚を感知する器官にウイルスが取り付きやすいことを表しています。バリア機能の高い唾液がふんだんに分泌されていれば、ウイルスの力を弱め、感染を防ぐことにつながる可能性が高いんです。唾液がさまざまな機能を持ち、体を守ってくれていることは明らかになっています。