木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

26年01月15日

歯並びが悪いと顎関節症になる?その関係と改善方法

こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。

顎関節症の初期症状・痛みを感じている男性

顎が痛い、口を大きく開けにくい、カクカクと音がするといった症状に悩んでいる方はいませんか。こうした不調は顎関節症の可能性があります。現代では、ストレスや生活習慣の変化により、この症状を抱える人が増加傾向にあります。

そのなかで注目されているのが、歯並びとの関係です。歯並びが乱れていると噛み合わせにずれが生じ、顎関節に余分な負担がかかることがあります。

今回は、顎関節症の原因や症状の特徴、歯並びとの関連性、さらに改善のための具体的な方法についてわかりやすく解説していきます。

顎関節症とは

顎関節症の初期症状を感じている女性

顎関節症とは、口を開けたり閉じたりするときに痛みが出たり、音が鳴ったり、スムーズに動かせなくなるなどの症状が現れる状態のことをいいます。

顎関節は、耳のすぐ前にある関節で、食べ物を噛む、話す、大きく口を開けるなど、日常の多くの動作に関わっています。この関節と周囲の筋肉にトラブルが起きると、顎に違和感を覚えたり、顎の動きに制限がかかったりすることがあるのです。

症状が進行すると、頭痛や肩こり、耳の違和感といった、全身に広がるような不調につながる場合もあります。軽い症状でも放置せず、早めに対処することが大切です。

顎関節症の原因

顎関節症で顎や歯が痛い女性

顎関節症はさまざまな要因が重なって発症することが多いとされています。

顎の使いすぎや癖

日常生活のなかで、顎に無理な負担がかかる行動が続くと、顎関節やその周囲の筋肉に不調が現れることがあります。

たとえば、硬いものを噛む、片側ばかりで噛む、無意識に歯を食いしばる、寝ている間に歯ぎしりをするなどの習慣がある場合、顎の一部に力が集中しやすくなります。これにより関節や筋肉が過度に緊張し、痛みや動きづらさにつながることがあるのです。

このような習慣は気づきにくいため、自分の顎の使い方を見直すことが大切です。

噛み合わせの不調和

上下の歯がきちんと噛み合っていない状態、いわゆる噛み合わせの不調は、顎の関節に不自然な動きを強いることがあります。

歯並びや治療後の詰め物、被せ物の高さが合っていないと、噛むたびに顎の左右のバランスが崩れやすくなります。その結果、顎関節や筋肉に負担がかかり、痛みや疲れを感じることがあるのです。

噛み合わせが整っているかどうかは、自分ではわかりにくいため、歯科医院で定期的にチェックを受けることが大切です。

精神的なストレスや緊張

精神的なストレスや緊張が続くと、体にさまざまな影響が現れますが、顎関節も例外ではありません。

人はストレスを感じると、無意識に歯を食いしばったり、顎周りの筋肉に力が入ったりすることがあります。これが日々積み重なることで、筋肉が疲労し、顎関節に痛みや不調を感じるようになることがあるのです。

また、ストレスが原因で睡眠の質が下がると、就寝中の歯ぎしりが増える傾向があり、さらに顎への負担が増します。顎への負担を減らすためには、心と体のバランスを保つことが大切なのです。

姿勢や生活習慣

日々の姿勢や生活習慣も、顎関節症の原因になりうる重要な要素です。

長時間のスマートフォンの使用やデスクワークで前かがみの姿勢が続くと、首や肩の筋肉が緊張しやすくなり、その影響が顎に伝わることがあります。また、頬杖をつく、うつ伏せで寝る、いつも同じ側で食べ物を噛むといった何気ない習慣も、顎のバランスを崩す要因になります。

こうした日常のクセに気づき、少しずつ見直していくことが、顎関節への負担を減らすことにつながります。

歯並びが悪いと顎関節症になる?

顎関節症の原因となるほど歯並びが悪い男性

歯並びの乱れが顎関節症と関係しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。実は、歯並びが整っていないと顎の関節に余分な負担がかかり、顎関節症の原因となることがあります。

噛むときに上下の歯がうまく合わないと、顎が本来の自然な動きからずれやすくなります。その結果、咀嚼の際に筋肉や関節に無理な力が加わり、顎周りに違和感や痛みが出ることがあるのです。

また、噛むたびに力が片側に偏ると、左右のバランスが崩れ、顎の関節がスムーズに動きにくくなる場合もあります。

こうした状態が続くと、顎関節やその周囲に負担が蓄積され、やがて顎関節症の症状が現れることがあります。

歯並びの状態は自分では気づきにくいため、違和感がある場合は歯科医院で相談してみることが大切です。

歯並びが整うと顎関節症が治る?

顎関節症の原因となる歯並びを改善し、綺麗な歯並びとなった女性

歯並びの矯正を行うことで、顎関節症が改善するのかどうかは、多くの方が気になる点です。実際に、噛み合わせのバランスが整うことで、顎にかかる力が均等になり、関節や筋肉への負担が軽くなることがあります。

ただし、すべての顎関節症が歯並びの問題に起因しているわけではないため、矯正だけで完全に症状がなくなるとは限りません。

治療の効果は個人差があり、顎関節症の症状や原因の程度によって異なります。歯並びを整えることは、顎関節だけでなく口腔全体の健康維持にもつながるため、必要に応じて歯科医師に相談し、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。

顎関節症を改善する方法

歯医者で顎関節症の治療を受ける女性

顎関節症は、症状の程度や原因に応じてさまざまな治療法があります。

スプリント療法

スプリント療法は、専用のマウスピースを使って顎への負担を軽くする治療法です。主に夜寝るときに装着することで、歯ぎしりや食いしばりから関節や筋肉を守る役割を果たします。

このマウスピースは透明な素材でできており、違和感が少なく、見た目も気になりにくいのが特徴です。マウスピースを使うことで、噛み合わせのバランスが整いやすくなり、顎の筋肉の緊張も和らげることが期待されます。

ただし、症状や噛み合わせの状態によっては調整が必要になるため、歯科医師の指導のもとで正しく使うことが大切です。

理学療法

理学療法は、顎の筋肉や関節の動きを改善するために行う治療で、主にマッサージやストレッチ、温熱療法などが含まれます。顎の周囲にある筋肉をやさしくほぐすことで、痛みや緊張をやわらげ、動きをスムーズにする効果が期待できます。

この治療は、初期の段階で効果が見られることも多く、痛みが強くない場合には特に有効です。自宅でできる簡単なマッサージや口の開閉運動などを併用することで、さらに症状の改善が期待できるでしょう。無理のない範囲で継続することがポイントです。

薬物療法

顎関節症の症状が強いときには、薬を使って痛みや炎症を抑える方法もあります。一般的には、鎮痛・消炎作用のある薬が使われ、顎の関節や筋肉の炎症を和らげます。

症状によっては、筋肉の緊張をゆるめるための筋弛緩薬や、不安や緊張をやわらげる抗不安薬が処方されることもあります。

ただし、薬はあくまで症状を一時的に和らげるための手段であり、根本的な治療ではありません。自己判断で薬を使うことは避け、必ず医師や歯科医師の指導を受けながら使用することが大切です。

咬合調整

咬合調整は、噛み合わせを整えることで顎への負担を減らす治療方法です。歯の一部が高くなっていたり、噛んだときに特定の歯だけに力が集中していたりするような場合、歯の表面をわずかに削ってバランスをとることがあります。

この調整によって、噛む力が均等に分散されるようになり、関節や筋肉への負担が少なくなることが期待されます。

日常生活でのセルフケア

顎関節症の改善には、治療だけでなく日常生活のなかでできるセルフケアも重要です。まずは、硬い食べ物を避けて顎に優しい食事を心がけること、そして片側ばかりで噛まないように意識してバランスよく咀嚼することが基本になります。

また、長時間のスマートフォン使用や前かがみの姿勢を避け、首や肩に負担がかからないようにすることも大切です。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、日中の顎の力みをチェックする習慣を取り入れるとよいでしょう。

ストレスを減らし、リラックスする時間を持つことも、顎関節にとっては大切なケアのひとつです。

まとめ

顎関節症の原因となる歯並びを早期改善し、綺麗な歯並びを維持し続けている女性

顎関節症は、顎の関節や筋肉に負担がかかることで起こる症状であり、日常生活に不便を感じることも少なくありません。

原因はさまざまで、噛み合わせの乱れや生活習慣、ストレスなどが関係していることが多くあります。また、歯並びが悪いと、顎にかかる力のバランスが崩れやすく、関節に負担が加わることがあります。

治療にはマウスピースの使用、理学療法、薬の服用などの方法があり、日常生活でのセルフケアも大切なポイントです。顎に違和感があるときは、早めに歯科医院で相談することが、症状の悪化を防ぐための第一歩になります。

顎関節症の症状にお悩みの方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

 


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