「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
インビザラインのリテーナーの装着時間について知りたい方はいらっしゃいませんか。
今回は「インビザラインのリテーナーの適切な装着時間」についてご紹介します。インビザラインのリテーナーの装着時間は、1日20時間以上の装着が必要です。ほかにも「インビザラインのリテーナーの装着時間が短い場合のリスク」や「インビザラインのリテーナーの装着期間」についても解説します。
ぜひ、インビザラインのリテーナーの装着時間について理解を深めてください。
インビザラインのリテーナーは、夜だけの装着だと歯並びが後戻りするリスクがあります。リテーナーとは、インビザラインによって歯並びが整った状態を安定させる役割があります。
しかし、夜だけリテーナーを装着する場合、長くても装着時間は10時間前後となり、1日で14時間は歯が動いてしまう時間があるため、整った歯並びを安定させることは難しいでしょう。
夜しかリテーナーを装着できない方は、取り外しが可能なマウスピースタイプではなく、歯全体をワイヤーで固定し、取り外しができないタイプのリテーナーを装着するのがよいでしょう。
インビザラインのリテーナーの適切な装着時間は、1日20時間です。
歯の後戻りは、インビザラインで歯並びが整ってから半年間が最も起こりやすいです。半年後以降は、歯の状態が安定してくるため装着時間を減らすことができます。最終的には、就寝時のみリテーナーを装着しても問題ありません。
しかし、歯並びやお口の状態によって装着時間が異なる場合があるため、自己判断で装着時間を変えないようにご注意ください。リテーナーによる治療は、慣れるまでに不快感が強くでてしまい、すぐに外したいと感じる方も多くいらっしゃいますが、理想の歯並びのために、決められた時間はリテーナーをしっかり装着しましょう。
担当の歯科医師からリテーナーを外してよいといわれても、週に2~3回就寝時にリテーナーを装着することで、歯列の後戻りを防ぐことにつながります。
保定期間終了後でも歯並びが動くことは少なくありません。具体的には、呼吸の仕方や口周りの筋肉などによって歯並びが変化しやすくなります。きれいな歯並びを維持して、後戻りを極力防ぎたいと思っている方は、週に2〜3回就寝時にリテーナーを装着するのがよいでしょう。
インビザラインのリテーナーの装着時間が短いと起きるリスクは、以下のとおりです。
以下、それぞれ解説します。
インビザラインの治療は、リテーナーの装着時間が守られていることが前提で治療計画が作成されるので、装着時間が短いと治療期間が長くなってしまいます。装着時間が短いと、計画的に歯が動かせないのはもちろん、せっかく歯並びがよくなっても矯正前の状態に戻ってしまうリスクがあるのです。
万が一、後戻りしてしまうと、リテーナーを再作製する必要があるため、さらに治療期間がのびてしまいます。
リテーナーの装着時間が短く、歯が動いてない状態でリテーナーを装着すると、歯茎が下がるリスクがあります。歯が動いている状態でリテーナーを装着すると、圧迫感や強い痛みがでます。
また、不適合のリテーナーを無理やり装着すると歯や歯茎に無理な力がかかり、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があるため、あらかじめ注意が必要です。
リテーナーの装着時間が短い状態で次のマウスピースを装着しても、マウスピースが合わなくなるリスクがあります。インビザライン治療は、歯並びを安定させるリテーナーの装着も治療に含まれているため、治療計画どおりにリテーナーを装着する必要があります。
歯並びとリテーナーのずれが大きくなると、再度歯並びに合わせてマウスピースを作製する必要があり、治療期間が長引いて、費用も余分にかかるため、あらかじめ注意が必要です。
リテーナーの装着時間が短いと、後戻りを起こしてしまうため注意が必要です。インビザライン治療で歯並びがよくなっても、歯がもとに戻ろうとする力が働くため、リテーナーを装着していないと後戻りが起きてしまいます。
後戻りが進むと、インビザライン治療をやり直すリスクがあるため、決められた装着時間をしっかり守りましょう。
インビザラインのリテーナーを装着する時間が短いと、予定どおり治療が進まない可能性があります。リテーナーの装着時間が短いと後戻りしてしまい、再度インビザライン治療をやり直すリスクがあるのです。
また、リテーナーを装着する期間も長くなる可能性もあります。歯並びを少しでも早く治したい方は、決められた時間リテーナーを装着しましょう。
インビザラインのリテーナーの装着期間は、短くても2年ほどといわれています。基本的には、インビザライン治療の期間と同程度の期間リテーナーの装着が必要です。
しかし、噛み合わせの状態や加齢、生活習慣などによっても、リテーナーの装着期間や装着時間が異なるため、自己判断せずに担当の歯科医師の指示に従いましょう。
また、歯の後戻りが起こりやすいのはインビザライン治療後の半年間とされていますが、歯並びによっても後戻りが起こりやすい期間は異なります。
このように、治療期間のトラブルをさけるため、あらかじめ治療計画を確認しておくことはもちろん、担当の歯科医師とコミュニケーションをとって治療を進めるのがよいでしょう。
リテーナーを装着している期間中は、定期的な通院が必要です。インビザライン治療終了後にリテーナーを装着し始めた直後は、月に1回程度の通院をすすめられるでしょう。
通院にかかる費用は、治療費に含まれているため追加費用はかかりませんが、歯のクリーニングや虫歯治療などは別で費用が発生します。
リテーナーが問題なく装着されているのが確認できたら、通院回数を2~3か月に1回程度に減らすことも可能です。
逆に、リテーナーの噛み合わせや口腔衛生状態が悪化している場合は、リテーナーの調整が必要となるため、短い期間で通院しなければいけません。最終的に保定がうまく進んだ場合、半年に1回程度の通院となり、リテーナーの装着が不要となれば定期的に通院する必要はなくなります。
今回は、インビザラインのリテーナーの装着時間について知りたい方に向けて、インビザラインのリテーナーの適切な装着時間やインビザラインのリテーナーの装着時間が短いと起きるリスクについてご紹介しました。
インビザラインのリテーナーの装着時間が短いと「治療期間が長くなる」「歯茎が下がる」「リテーナーが合わなくなる」「後戻りを起こす」「予定どおり治療が進まない」といったリスクが起きる可能性があります。
インビザラインのリテーナーの装着時間は1日20時間が適切な装着時間で、装着期間は短くても2年ほどといわれています。
今回の内容を参考に、インビザラインのリテーナーの適切な装着時間や装着期間について理解を深めてください。
インビザラインを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。