「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
マウスピース型矯正装置は透明で目立たず、装着していることが外見上ほとんどわかりません。治療計画にそって、少しづづ目的の歯並びに近いづいていくマウスピースをお渡しするので、通院の回数も少なくてすみます。ただし患者さまが、ご自分で毎日の装着時間を守っていただくなどの自己管理が必要になります。
患者さまの歯並びやお口の中の状態はそれぞれ異なりますので、「こういうときにはこれ」と一概には申し上げにくいのですが、おおまかに、前歯のみの矯正がしたいケース、歯並び全体の矯正が必要なケースに、大きくわけることができます。
前歯のみ矯正したい場合で、比較的容易な症例のときにインビザラインGoが適しています。前歯から1番め~5番目の歯を動かします。抜歯はありません。乱ぐい歯やすきっ歯、口を閉じたときに、前歯の上の歯が下の歯の内側にあるいわゆる受け口の状態、前歯が咬み合わない状態を矯正したい場合、インビザラインGoの選択が考えられます。
歯科インプラントの代表的なリーディングカンパニー、ストローマン社のグループ会社が提供しているシステムです。前歯から1番め~7番目の歯を動かします。抜歯はありません。歯肉の2mm程度までを包むように設計されていて、矯正力が強いというのがセールスポイントです。
上記で対応できないような、乱れた歯並びの際に検討します。抜歯を検討する場合も、抜歯の必要がない場合もあります。
マウスピース矯正では効果を見込めない場合もあります。ワイヤー矯正は適用範囲が広く、過去の知見の蓄積も豊富で確実な結果を得られる可能性が高いです。当院では目立ちにくいプラスチックやセラミックのブラケットを推奨しています。