木更津きらら歯科の歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

22年10月31日

マスクシンドローム

長引くマスク生活の中で、口腔ケアの立場から気になるのは、「口呼吸によるリスク」が高くなっている点です。口呼吸は様々な弊害があるのです。



■口呼吸で口の中が乾燥する

お口の中が乾燥し、唾液が減る

マスクをしているとなんとなく息苦しくて、いつのまにか「口呼吸」になっていませんか。口を開けて呼吸していると、口腔内が乾燥し唾液が減少します。抗菌力がありウイルスの侵入を防いでくれる唾液が減ると、免疫機能が低下してしまいます。

免疫機能が弱くなりむし歯や歯周病のリスクが高くなる

唾液には、抗菌作用があり、食べかすを洗い流してくれるといった自浄作用があります。口呼吸でお口の中が乾燥していると、汚れが着きやすくなり、プラークが付着しやすくなります。そのうえ唾液の機能が低下し、むし歯や歯周病の温床となってしまうのです。

■口呼吸で唇の筋肉が衰える

歯並びや噛み合わせの乱れの原因となる

口呼吸により常に口を開けている状態は、唇の筋肉の衰えの原因となります。お口のまわりの筋肉が衰えると、が歯並びや噛み合わが乱れを招きます。口が常に開いている状態だと、舌が下に下がり唇と舌のバランスが崩れ、出っ歯や乱ぐい歯、開咬といった不正咬合の原因となります。

マスクネイティブ世代への影響

子供たちは、マスクをつけるのが当たり前の世の中で成長している世代です。マスク生活による口呼吸が歯並びの乱れにつながったり、表情筋の衰えが将来のお顔の見た目に影響がでてくるかもしれません。

■噛むことでお口のまわりの筋肉を鍛えよう

口呼吸ではなく鼻呼吸の習慣を身に着け、お口のまわりの筋肉を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか? 

意外にもよく噛んで食べることを心掛けるだけでいいのです。マスク生活の中では、お口まわりの筋肉や表情筋が衰えて、お口が開きっぱなしになったり、どんより老け顔になったりしがちです。お口のまわりの筋肉を鍛えましょう。

「あいうべ体操」もおすすめです。「あー」「いー」「うー」「べー」とそれぞれお口を大きくあけて、30回。お顔のストレッチのつもりでやってみませんか。

今日の記事や画像は、株式会社ロッテさんのアンケート調査を参考・引用させていただきました。歯科医療的にもうなずけるところがたくさんありました。

株式会社ロッテ「マスクシンドローム」プレスリリース

風邪やインフルエンザにかかりにくいのは、マスクや手洗い、消毒の習慣がついたおかげかもしれません。もうひとがんばり、マスクともうまくつきあっていきたいですね。


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