「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
感染のリスクが高まるとき、それはお口の中に悪い細菌がたくさんたまっているときです。
お口の中の毒性の強い菌は、ウイルスと、お口の中の細胞表面の分子(受容体と言います)をつながりやすくします。その結果、感染力が強くなってしまうのです。また肺炎の原因となることも多いのです。
深くなった歯周ポケットに、細菌がたくさんたまってしまうことはご存知ですよね。お口の中の、毒性の強い菌といえば、「歯周病菌」。歯周病は、感染症や肺炎のリスクを高める、重大な病気なんです。
歯の治療や口腔ケアをしたい。でも歯科医院は感染のリスクが高いのでは? そんなご心配をされて、歯科医から足が遠のいていませんか。
先日、大阪府の吉村府知事が、大阪府では5500の歯科医院でクラスター発生はしていないとTwitterで発言されていました。大阪府だけではなく、これは全国で以前から言われていることなんです。
歯科医院の感染症対策は徹底しています。従来からB型肝炎やHIVなど感染対策には力を入れています。コロナ禍においてもいちはやく「歯科診療のガイドライン」を策定して対応しています。