18年10月29日
歯科医で行う歯石の除去
がんばって歯みがきし、定期検診にも通い、それでもついてしまう頑固な歯石。プラークが石灰化した歯石は、歯みがきやフロスではとりのぞくことができません。歯石の除去は、歯周病治療の第1歩でもあります。当院では症状にあわせて、歯のクリーニングを行います。
スケーリング
保険診療で、先端の尖った細長いスケーラーとよばれる器具を使って歯石を取り除きます。スケーリングでは、歯の見えている部分のプラークや歯石をとり除去します。見えている部分の歯石は、歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)と呼ばれます。
初期の歯周病でしたら、歯がきれいになったところで、適切な歯磨きの習慣をつけると治すことができます。
スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
スケーリング・ルートプレーニングは歯肉に覆われて外からは見えない場所の歯にこびりついたプラーク(歯垢)、歯石を除去する方法です。隠れている部分に付着した歯石は、歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)と呼ばれます。
特殊器具で歯周ポケットの奥までお掃除をし、再びプラーク、歯石が付着しづらいように歯の表面を滑らかにする治療法です。
歯周ポケット掻爬術
歯の根の表面にこびりついた汚れや、歯周ポケットの内側の細菌に感染した部分を掻き出す治療です。痛み止めの麻酔を注射して行います。歯の根の表面が清潔になり歯肉が密着すれば、汚れがつきにくくなります。
フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)
スケーリング・ルートプレーニング(SRP)や歯周ポケット掻爬術を行っても汚れや歯肉の内側の感染した部分をとりきれない場合は、歯ぐきを切り開いて歯の根のまわりをきれいにするフラップ手術を選択します。
歯ぐきに麻酔をし、歯ぐきを切り開いて医師が目で確かめながら施術します。手術後、切り開いた個所を縫い合わせ、1週間程度で抜糸となります。
歯の根は複雑な形をしているため、歯石を取り残さないよう歯周ポケットが5㎜以上ある場合に行います。
いかがでしたか? プラークや歯石の付着は歯周病などの重大な病気に結び付きます。日々のお口のケアで予防することが大切です。
でももし、がんこな歯石で、歯の状態が悪くなってしまったら・・・・ 木更津きらら歯科にご相談ください。ごいっしょに、お口の健康に向き合ってゆきましょう!
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