「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯の黄ばみや着色が気になるときは、ホワイトニングを行うことで改善を期待できます。ホワイトニングには大きく分けて、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
このうちオフィスホワイトニングとは、どのような方法なのか気になっている方がいるのではないでしょうか。ほかのホワイトニング方法との違いや、費用についても気になるところでしょう。
今回は、オフィスホワイトニングとはどのようなホワイトニング方法か詳しく解説します。メリットやデメリット、ほかの種類との違い、費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行われるホワイトニングです。施術は資格を持った歯科医師や歯科衛生士が行います。
歯を短時間で白くできるのがオフィスホワイトニングの特徴です。そのため、結婚式などのイベントに合わせて短期間で歯を美しくしたい方に選ばれています。
施術の流れとしては、まず口内のチェックとカウンセリングを行います。カウンセリングでは歯に関する現在の悩みや、どれくらい歯を白くしたいかといった希望を伝えます。
施術前は歯の表面をクリーニングし、汚れや着色を除去します。その後、歯茎に保護剤を塗布してホワイトニング剤がつかないようにします。そして、専用のホワイトニングジェルを歯に塗布し、特殊な光やレーザーを当てて薬剤を活性化させることで漂白を進めます。
最後にジェルを除去し、どれだけ白くなったかを確認します。治療時間は30分~1時間半くらいです。
ホワイトニングの種類にはオフィスホワイトニングのほかにも、ホームホワイトニングとデュアルホワイトニングがあります。ここでは、オフィスホワイトニングと他の種類との違いについて解説します。
オフィスホワイトニングとよく比較されるのがホームホワイトニングです。この2つは使用する薬剤や施術場所、効果の現れ方が大きく異なります。
ホームホワイトニングとは、自宅で行うホワイトニングです。歯科医院で作成した専用のマウスピースに低濃度のホワイトニング剤を塗布し、一定時間装着します。装着時間は2時間くらいです。
自分のペースで進められる点はホームホワイトニングのメリットといえます。自宅で好きな時間にできるため、仕事や家事などが忙しく、なかなか時間が取れない方に選ばれています。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの大きな違いは、効果が現れるまでのスピードです。オフィスホワイトニングは、歯科医院で医療用の機器や高濃度の薬剤を使用して行われるため、1回の施術で効果を実感できる場合もあります。
一方、ホームホワイトニングは時間をかけて少しずつ歯を白くしていくものなので、オフィスホワイトニングほどの即効性はありません。費用に関しては、オフィスホワイトニングのほうがホームホワイトニングよりも高額になる傾向があります。
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。まず歯科医院でホワイトニングを行い、歯を白くします。その後、自宅でホワイトニングを続けることで、白さを持続させることができます。
オフィスホワイトニングとデュアルホワイトニングの違いは、白さの持続期間にあります。オフィスホワイトニングは短期間で効果が得られる反面、その後のケアを怠ると色戻りのリスクがあります。
一方、デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングを併用することで、色戻りのリスクを抑えて白さを長持ちさせられます。費用に関しては、デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングよりも高額になるのが一般的です。
オフィスホワイトニングのメリットを確認しましょう。
オフィスホワイトニングの特徴は1回の施術で効果を実感できる場合がある点です。この即効性は、医療機関でのみ使用が許可されている高濃度の漂白剤と、特殊な光照射システムを組み合わせることで実現します。
オフィスホワイトニングでは、歯の内部まで作用する薬剤を使用することで、歯そのものの色調を改善できます。
歯科医院で施術を受けられる点は、特に安全性の面で大きなメリットです。施術は歯科医師や歯科衛生士が行うため、薬剤の塗布のムラも起こりにくく、均一な仕上がりを期待できます。
ホワイトニングでは、人によって歯がしみるなどの症状が出ることがあります。オフィスホワイトニングの場合は歯科医院で施術を行うため、そのような症状が現れても適切に対処してもらえます。
オフィスホワイトニングでは、施術の前段階として、必ず口腔内の検査を行います。このとき、自覚症状のない初期段階の虫歯や歯周病などが発見されることもあります。早期に発見できれば、大掛かりな治療が必要になる前に処置を受けることができます。
また、必要に応じて歯石除去や専門的なクリーニングが行われるので、歯周病の予防にもつながります。歯の表面を清潔に保つことで、プラークが付着しにくくなり、口腔内の細菌数も減少します。
オフィスホワイトニングは、多くの場合、審美性向上のために行われますが、同時に口腔内環境の改善による健康面でのメリットも得られるのです。
オフィスホワイトニングのデメリットについて確認しましょう。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術を行う方法です。通院して施術を受けなければならない点は、特に忙しい方にとっては負担になるでしょう。
ただし、1回の施術時間は30分〜1時間半程度と決して長くはありません。そのため、スケジュールの調整はそこまで難しくはないでしょう。
理想的な白い歯を手に入れるまで施術を複数回受ける必要がありますが、どうしてもスケジュールの調整が難しい場合は、ホームホワイトニングが選択肢になります。
オフィスホワイトニングは即効性が高いですが、その一方で色戻りも早いです。色戻りとは、ホワイトニング後の歯の色が徐々に元の色調に戻っていくことをいいます。
色戻りには個人差があり、生活習慣が影響します。コーヒー・赤ワインなどの色の濃い飲み物をよく口にする方や喫煙習慣がある方は、色戻りのリスクが高いといえます。
色戻りを防ぐためには、少なくともホワイトニング後の数日間は着色しやすい飲食物は避けたり、喫煙を控えたりする必要があります。日常的なケアを徹底し、定期的にメンテナンスを受けることで、色戻りのリスクを軽減できます。
オフィスホワイトニングの費用は歯科医院によって異なりますが、1回あたり2万円〜5万円程度です。施術を複数回受けると、総額で4万〜20万円以上かかるでしょう。
実際の費用は、歯科医院の料金プランや治療前の歯の状態、目標とする白さの度合い、治療回数などによって変動します。
なお、ホワイトニングには保険が適用されません。健康保険は病気やケガの治療に対して適用されます。
オフィスホワイトニングをはじめとするホワイトニングは、歯の色を改善する美容目的の治療であり、健康上の問題を解決するものではないと考えられています。そのため、保険適用の対象にはならないのです。
オフィスホワイトニングの適切な頻度や、何回で白くなるかは気になるところです。オフィスホワイトニングは1回の施術で目に見える効果が現れることがあります。
ただし、効果を実感できるまでにかかる回数には個人差があります。歯の状態や着色の程度、体質によっても効果の現れ方は異なります。
多くの場合、2回〜4回ほど施術を受けることで満足のいく白さになると考えられています。施術を複数回受ければ、歯の白さを定着させながら、段階的に白くしていくことができます。1回目の施術後の歯の反応を見て、2回目以降の施術について検討することもできます。
オフィスホワイトニングを複数回受ける場合は、一般的に1〜2週間ほど間隔を空けることが推奨されています。1〜2週間ほど間隔を空けることで、歯や歯茎を十分に回復させ、次に施術を受ける準備が整います。
なお、オフィスホワイトニングの効果は3か月〜6か月ほど持続するといわれています。そのため、オフィスホワイトニングで理想的な白さになったあと、色戻りを防ぎ、白さを維持するためには、3か月に1回の頻度でホワイトニングを受けることが推奨されています。
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行われるホワイトニングです。自宅で行うホームホワイトニングもありますが、自分で薬剤を扱うことに不安を感じる方や、やるからにはしっかり効果を得たい方にオフィスホワイトニングが選ばれています。
オフィスホワイトニングをする前には歯科医師が検査や診断を行うので、虫歯や歯周病といった歯の色以外のお口のトラブルを改善するきっかけにもなります。ホワイトニングの前に専門的なクリーニングを受けることもできます。
費用や施術の進め方は歯科医院によって異なるので、事前によく確認しましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。