「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
歯並びは、アーチ型をしています。アーチ型の橋を思い浮かべてください。隣りあう石が踏んばりあうことで、重いものを載せてもだいじょうぶな強固な構造をつくっています。歯列も同じです。
本来なら歯は親知らず(智歯、ちしとも言います)をのぞくと28本で1セット。その歯並びがデコボコしていると、支えあう力が弱くなってしまいます。
上あごの歯並びと下あごの歯並びが、きちんとかみあうのが正常な咬み合わせです。歯列矯正は、乱れた歯並びをしっかりと支えあう正しい歯並びにすることで、きちんと噛み締める機能をとりもどすことなのです。
東久邇宮国際文化褒賞は、戦後初の宮家出身首相である東久邇宮稔彦王の第一子、東久邇宮盛厚殿下の御遺志をついで創設された褒賞です。
国籍を問わず社会に多大の貢献をしてきた人材を顕彰し、それまでに培われてきた発明や技術を広く社会へと普及、発展させることを趣旨としています。
中谷は、最新技術をとりいれたインプラント治療の功績による地域医療への貢献と、地域の健康を守るヴィジョンが評価されての受賞となりました。
人間は太古から、自分でものを噛んで食べることの大切さを知っていました。2500年前、紀元前5世紀の古代フェニキアの遺跡から現在のブリッジのようなものが発見されています。日本では16世紀、平安時代に木製の総入れ歯が見つかっています。
現代の私たちは、歯を全て失ってしまった場合、総入れ歯(総義歯)を自分の歯の代用品とすることができます。しかし、従来の入れ歯は、固定されていないのではずれやすかったり、違和感があり、なによりも肉を噛み切るといった食べる楽しみは奪われたままです。
インプラントで入れ歯を支える方法ならしっかりと入れ歯が固定され、自分の歯のようにおいしく食べ物をいただき、安心して会話を楽しむことができるようになります。全身の健康にも、気持ちの面でも多大なよい影響があるのです。
ロケーター装置は、インプラントと義歯を装着するにあたって患者さまのお口の状態にあわせて調整しやすい優れた装置です。
インプラントに義歯を装着する部分は、義歯を支える重要な役割を持ち、アバットメントと呼ばれています。イラストは、当院でとりいれているアバットメントの一種で、インプラントの角度に応じて維持力を調整できるロケーター装置です。
こちらは当院で治療した患者さまの例です。
義歯(入れ歯)が合わず、噛むことができない悩みに対するオーバーデンチャー(インプラント義歯)。
女性Oさん(70代)の下顎の治療です。
金色の部分が4本のインプラントに取り付けられたロケーター装置で、オスねじにあたる役割を果たします。青色の、入れ歯へ組み込まれたメスねじにあたる部分で入れ歯を装着します。
義歯の取り外しや装着は、従来の義歯のようにOさんご自身で行うことができます。
Oさんは義歯をしっかりと固定できるようになり、自分の歯のように食べ物をおいしくいただき、また会話も楽しくはずむようになりました。
総入れ歯の方は、不便な上に精神的にも悲しい思いを我慢されていることと思います。インプラントオーバーデンチャーは安定しており長持ちし、予後もよくおすすめできる治療法です。
歯を失った場合、一般的な治療法としてブリッジや部分入れ歯という修復治療があります。しかし、これらの方法は、残った歯に負担がかかります。歯周病などで、残った歯が弱っていると、その歯の寿命も短くなってしまいます。
一般的に、失った歯を補うためには、両サイドの歯を削ってブリッジという冠をかぶせます。
ブリッジの長所は、保険が適用できるので安価に治療できること。また治療期間が短くてすみ、早くまた噛むことができるようになる点です。
欠点は、ブリッジを支えるために、両サイドの歯を削る必要があることです。例えばこのように1本歯がない場合は3本の繋がったブリッジを2本の歯で支えなければいけなくなり、2本の歯に3本分の負担がかかり、歯が折れたりと歯の寿命が短くなりやすいのです。健康な歯であれば削らないにこしたことはありません。
患者さまがインプラント治療を選択する大きな理由のひとつとして、「健康な歯を削りたくない」というものがあります。
歯は削って治療したところから崩壊していくため、長期的に考えるとインプラントのほうがお口の中の健康を長く保つことができるのです。
インプラント治療は、よい歯を残し、お口の中の健康を維持するためには適切な選択なのです。
こちらは当院で治療した患者さまの例です。
交通事故による前歯の欠損に対するインプラント治療
20代女性
※保険外診療(自由診療)
35万円(税抜)〜
審美的にも美しく修復することができました。
前歯の場合、歯を支える骨が薄く、歯を失ってから数か月たつと骨が吸収され、インプラント治療には条件が悪いことが多いのです。骨を作る手術や、歯肉の移植を組み合わせることもあり、高度な技術と経験が必要です。
90年代以降、インプラントに関する様々な論文や調査が発表され、現在では永続性のある信頼できる治療法であることが認められています。またインプラントを支える骨を作る手術や、素材も進化し、CTスキャンによって治療計画の精度も著しく向上しました。失った歯をとりもどすためにインプラントという選択肢をお考えなら、当院にご相談ください。
※厚生労働省平成25年介護保険事業報告書より、要介護4,5の人口が約130万人
内閣府の平成28年版高齢社会白書では、介護が必要になった主な原因について、1位「脳血管疾患」、2位「認知症」16.4%となっており、特に男性の「脳血管疾患」が26.3%と特に多くなっていると報告されています。
歯周病原因菌は、血液の流れに入り込んで血液の凝固を起こし、血液の流れを障害します。脳に到達し、血栓ができて脳梗塞が発症するのです。歯周病原因菌は、歯周病が重症になるほど血液の流れに入り込みやすくなります。
歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、脳に伝わり、脳の感覚や運動、記憶や思考、意欲を司る部位の活性化を促します。自分の歯で食物を噛むことができれば、同時に脳を刺激するという事がわかっているのです。高齢者の歯の残存数と認知症との関係から、歯が少ないと、脳が刺激が少なくなり、脳の活動に影響があるということが、東北大学の研究により明らかになりました。残っている歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わる海馬や、意志や思考の機能を司る前頭葉の容積などが少なくなっていた事がわかりました。
日本人は、70代で残っている歯は平均で16本程度。予防歯科の進んだスウェーデンでは21本以上です。高齢になって、歯の残っている数が多いほど、自分らしさを失わず、人生の終わりの時期を過ごすことができるのです。私たちは、脳血管疾患と認知症が歯の健康ととても関係が深いことをもう知っているのです。
口呼吸の原因は舌のたるみ。あいうべ体操は、下あごを支える舌筋とお口のまわりの表情筋肉をきたえてくれるんです。
次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
1.「あー」と口を大きく開く
2.「いー」と口を大きく横に広げる
3.「うー」と口を強く前に突き出す
4.「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける
顎関節症の方やあごを開けると痛む場合は、無理をしないで「いー」「うー」のみをくり返してください。「べー」がうまくできなかったら、大きめのあめ玉をなめて、舌を運動させましょう。舌運動と甘味の刺激で、脳も活性化します。
Check-Up gelバナナがおすすめ!
<使用量の目安>
ティーンネイジャーにはCheck-Up gelピーチ、グレープ、レモンティーがおすすめ!
<使用量の目安>
15歳以上の方は、ミント味でさわやかに。
<使用量の目安>
もちろんあなたは、すぐ歯医者に行くことはありません。あなたが歯医者に行かない理由はたくさんあります。
あなたはとても忙しい方です。歯医者に行くような取るに足りないことよりも、重要なことがたくさんあるのです。今すぐ行かなくてもだいじょうぶ。誰かがあなたに、そうささやきます!
ではお口の中の異変を放置しておくとどんなことが起こるでしょうか。
1.虫歯を放置すると、歯がとけていきます。
虫歯を放置すると、歯を覆うエナメル質がとけていきます。エナメル質がとけて孔があくと、その下の象牙質もとけていきます。冷たいものや甘いものがしみることがあります。
2.痛みがひどくなります。
歯の神経(歯髄)まで虫歯が届くと、神経が炎症をおこし、ずきずきと強い痛みを感じます。
3.そのうち痛みもなくなります。
歯の上部は溶け、歯の原型はほとんどなくなり、神経が死んでしまったために痛みもなくなります。
4.他の歯に負担がかかってきます。
こうなっては、歯がなくなったのと変わりません。噛み合わせがおかしくなり、その部分をカバーしようとして他の歯に負担がかかり、他の歯にも悪い影響が出てきます。
5.顎の骨が炎症を起こします。
もっと虫歯を放置してみましょう。虫歯の原因となった菌が、顎の骨にまで到達し、顎の骨もとかします。顎の骨を切除しなければならないかもしれません。治療には外科手術が必要になってきます。
6.虫歯のせいで、死んでしまうことも。
顎の骨にまで到達した虫歯の原因菌は、血液を通してあなたのからだを流れていきます。脳や心臓に到達するし、炎症の原因ともなることもあるのです。脳卒中や心筋梗塞、基礎疾患のある方は死に至るきっかけとなってしまう場合があります。
お口の中に作り出される水流が、磨きにくいところの歯垢まで取り除いてくれるソニッケアー。2分ほどの短い時間で歯垢の除去にも口臭やステインにも効果があり、歯がツルツルになるほどきれいに手早く磨けます。
ソニッケアーは、ブラシヘッドの毎分約31,000回の超高速振動と、幅広い振幅の組み合わせにより、「ダイナミッククリーニングアクション(液体流動による洗浄力)」を強力に発生。お口の中で水流が起こり、歯のすき間の歯垢まで効果的に除去します。その効果は、世界の50を超える大学・研究機関における、175件以上の臨床試験や研究により裏付けられています。
“音波水流”が毛先の届きにくい歯間部や奥歯などの歯垢を効果的に除去します。歯垢除去能力は手みがきに比べて最大10倍にもなります※1。
手磨きの約50%のブラシ圧で歯と歯ぐきにやさしい※2。“音波水流”が歯垢を除去、歯と歯ぐきに負担なくブラッシングできます。デリケートな歯ぐきにも安心です。
『音波水流』による強力な洗浄力で、コーヒーやタバコなどによるステイン(着色汚れ)を減少させ、歯本来の自然な白さに近づけることができます。
お口の健康を維持するには、適切なオーラルケアが必要です。
を使用すれば、歯垢を除去し、歯肉炎などの歯周病の進行を防ぐことができます。同時に、音波水流による強力洗浄でステイン(歯の着色汚れ)を落として自然な白さへ近づけ※3、デリケートな歯と歯ぐきも優しくケアします。
*1 アダプティブクリーンブラシヘッド使用時/手磨きと比べ/Milleman J, Milleman K, Argosino K, Mwatha A, Ward M, Souza S, Jenkins W, Data on file, 2014
*2 ダイヤモンドクリーンブラシヘッド使用時/2010年Colgan氏らの調査に基づく(個人差があります)
*3 2010年 英国Colgan氏らの調査に基づく(個人差があります)
平成29年6月、厚生労働省が平成28年の人口動態について発表しました。それによると、日本人の死亡原因は、1位が悪性新生物(がん)、続いて2位が心疾患となっています。3位の肺炎に続き、脳血管疾患が4位。実は、心疾患と脳血管疾患は、歯周病ととても関係が深いのです。
歯がない人、自分の歯が少ない人は、心血管疾患・脳卒中のリスクが高くなることがわかってきました。各国の調査をご紹介します。
スウェーデン
スウェーデン・ウプサラ大学医療科学科のグループが2015年12月に発表した調査では、歯が全くない人は、歯が26~32本ある人に比べて、心血管疾患による死亡のリスクが1.85倍、脳卒中による死亡のリスク1.67倍という結果がでました。他の死因についても、死亡リスクは1.81倍となるそうです。39カ国、1万5456人を対象とした調査です。
アメリカ
アメリカでは、失った歯の数に比例して、脳卒中のリスクが高まるという調査結果がでています。2010年、41万人を対象に電話調査をしたところ、1~5本の歯を失った場合、脳卒中にかかる危険性は1.29倍に高まり、6本以上の歯を失った場合は 1.68倍、全ての歯を失ってしまっや場合は1.86倍にもなるそうです。
イギリス
イギリスでは、2012年に1万2871人の健康記録を調査したところ、やはり歯をすべて失った人は、すべて自分の歯で生活できている人に比べて、心血管疾患による死亡率が高いことが明らかになりました。脳卒中の死亡リスクは3倍ともなっています。
歯周病は、日本人の80%がかかっていると言われており、歯を失ってしまう原因としてもトップです。そればかりか、歯周病菌は血管にはいると血管内にプラークをつくり、血液の通り道を補足してしまいます。また血管内のプラークは、はがれおちて脳や血管を詰まらせる原因となるのです。
死に至るほどの重い病気は、歯の状態と深く関係しているのです。日本人は、40歳までは自分の歯で生活しています。40歳以降に、急激に歯を失っていくのです。
※コンクールF使用後、水ですすぐ必要はありません。
●発泡剤、研磨剤がはいっていません。
ジェルコートFは発泡剤、研磨剤がはいっていません。ぶくぶく泡立たず、歯の表面を傷めないため、安心して時間をかけて丁寧に歯みがきすることができます。
虫歯や歯周病の予防に大切なのはブラッシング。ブラッシングの効果が最大限に引き出される歯みがきです。電動歯ブラシ派の方にもおすすめ。
●殺菌、フッ素効果に優れています。
殺菌とフッ素のコートを両立させた、ジェル歯みがき。塩酸クロルヘキシジン(殺菌剤)、フッ化ナトリウム(フッ素)を配合しています。
みがいたあとのツルツル感は、殺菌剤やフッ素が歯をコートした証拠なんです。さわやかなミントのフレーバーでお口がすっきりさわやか、きれいになったと実感できる歯みがきです。
毎日の歯みがきに
歯みがき後のフッ素コートに
想像してみてください。あなたの人生は、世界にたったひとつの長い物語のようです。あなたはいろいろな困難を乗り越え、出会いと別れをたくさん経験してきました。悲しいこともありましたが、充実感や達成感も感じています。80歳になったあなたは、どうしていますか? 家族や友人との交流を楽しみ、おいしいものを味わい、幸せな記憶を携えて自分に与えられた時間をすごしているかもしれません。
日本人には、65歳で会社を定年退職してから、女性で20年、男性で15年という時間が残されています。その20年間を、あなたはどうやって過ごしますか? これはあくまでも、日本人全体の平均寿命をあらわした数字のデータではあるのですが、医療や保険制度の充実している日本が長寿の国であることは間違いありません。
※日本人の平均寿命は女性86.99歳、男性80.75歳 平成27年厚生労働省調べ
年をとると、必要な栄養をきちんととりにくくなります。国立長寿医療研究センターの調査によると、在宅で介護を受けている方の36%が低栄養、33.8%が低栄養に近い状態になっているそうです。一番の原因は、噛む力、飲み込む力が低下してしまい、肉や野菜、果物が食べにくくなってしまうからなのです。
また噛むことは、脳に刺激を与え、認知症を予防します。息子さんの名前をなかなか思い出せなくなった認知症の方が、入れ歯を入れなんでも食べられるようになったら、すぐ思い出せるようになったという例も報告されています。噛むことは、自分らしさを保つことでもあるのです。
お口の中のトラブルの多くは口腔内の細菌が原因。もしかしたら歯周病や虫歯になっているかもしれません。歯周病になると歯を失うだけでなく、心臓病や糖尿病などの病気にも影響を及ぼします。だからこそ、お口の中はいつも清潔に保つ必要があるのです。
NANODENTAL α clear(ナノデンタル アルファ クリア)は、毎日のブラッシングに合わせてのご使用により、口臭などの原因となる汚れを浄化し、口腔内環境を清潔に保ちます。
使用方法ナノデンタルαクリアは無添加のマウスウォッシュ(洗口液)。富士山麓のお水をオゾン処理したものです。オゾンは強力な除菌・脱臭力を持ち、地球に優しい物質で、医療や介護、酪農・食品など様々な分野で活躍しています。地球をとりまき、私たちを有害な紫外線から守ってくれるオゾン層のことを思い浮かべてみてください。森林のさわやかな匂いはオゾンの匂いなのです。
直径100ナノメートル(10億分の1メートル、100万分の1ミリ)の超微小なオゾンの気泡を含んでいるお水が、ナノデンタルαクリアの正体。このオゾンの気泡を含む水は、体に無害で、薬剤とは異なり耐性菌を出現させる心配もありません。うがいだけで、歯肉炎にも効果があがると言われています。
地球温暖化をはじめ人類は様々な環境問題とむきあっています。環境問題を解決するエコテクノロジーは日本の得意分野。微小な泡(バブル)の研究もそのひとつです。
微小な泡には不思議な力があるようです。オゾンを含むナノバブルは強い殺菌作用があり、農薬を使わない農業や抗生物質を使わない養殖にも応用できます。塩分濃度1%の水に酸素ナノバブルを供給すると、そこでは生き続けるはずのない淡水魚が、海水魚とともに長く同居できることがわかりました。2005年の愛知万博で話題となった展示です。
オゾン処理された富士山麓の水“ナノデンタルαクリア”でお口をくちゅくちゅしたら、あなたのお口の中に森林の風が吹き抜けます! 定期検診で歯石をとりのぞき、虫歯や歯周病の治療をしたうえで、毎日の歯磨きのあとにお使いください。
よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。 よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。 よく噛むことこそダイエットの基本です。
よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。
歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。元気な顔、若々しい笑顔は、あなたのかけがえのない財産です。
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。顎を開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします(自浄作用)。この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり(再石灰化)、細菌感染を防いだりして(唾液の中には多くの悪影響のある菌が存在しますが、一部の菌には抗菌作用を持つ菌が存在します。)、 虫歯や歯周病を防ぐのです。
唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。
「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防防にはいちばんです。
「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。
肌に優しく使い心地のいいミネラルコスメ。主要な成分が無機質の鉱物(ミネラル)なため、石油系の油分を使っているものより肌に負担がありません。火傷や手術の傷跡のある肌にも安心して使えるコスメとして、1970年代に開発されました。仕上がりが美しく、クレンジングを使わなくてもメイクオフできるのも魅力です。
もともとは水事情の悪いヨーロッパではじまった瓶詰めのミネラルウォーター。地下からくみ上げた水をボトルにつめたものです。ミネラル分が含まれており、体にとって大切な栄養素であるミネラルを補うことができます。ただ水だけでミネラルを補おうとすると大量に飲まなくてはいけないので、各地の名水を楽しむ、という意味合いのほうが強いかも。
私たちのからだは、96パーセント以上の有機物と、数パーセントの無機質で作られています。有機物は炭水化物,タンパク質,脂肪、ビタミンといった、生物の体内で作られる栄養素。そして、残りの数パーセントが、ミネラル(無機質)なのです。
ミネラルにはたくさんの種類があり、とりすぎるのもよくありません。サプリメントは賢く利用しましょう。
ミネラルは私たちの体にとって重要な栄養素のひとつ。骨や歯、髪をつくったり、血液・体液の浸透圧を調整したりします。そう、歯にとってとても大切な成分なのです。お口の中は、食べ物に含まれる糖によって酸性に傾き、歯のミネラルが少しづつ溶け出してしまい、むし歯のもとになってしまいます。
木更津きらら歯科では、歯を健やかに保つMIペーストをおすすめしています。MIペーストは、豊富なミネラル(カルシウム、リン)を含み、細菌の産生する酸によって酸性状態に傾いた口腔内を中性に戻す中和作用と、酸性状態になりにくい状態を維持する緩衝作用を持っています。使い方も簡単。ブラッシングのあとに歯に塗布するだけなんです。
株式会社ジーシーのMIペーストはメロン、ストロベリー、バニラ、ヨーグルト、ミントの5種類のフレーバーでお口の中のケアも楽しく。期間限定でチョコレートやアップルなどもございます。
牛乳アレルギーの方は使用しないでください。リカルデントガムと同じ牛乳由来成分CPP-ACPが含まれています。
日本は先進国でも特に虫歯が多い国として知られています。30歳ぐらいまでには、虫歯になっている歯や虫歯等で治療したことのある歯が一人あたり平均10本もあります。45歳頃までには、半分近くの歯が虫歯になってしまい、さらに日本人の約8割は歯周病に感染していると言われています。
1960年代から1970年代の日本の歯科医療は、欧米に比べてたいへん遅れていました。良い歯医者さんとは、虫歯を修復し、入れ歯や冠(かぶせ物)によって歯の働きを補う技術の優れている歯科医のことでした。現在でも、「歯医者は歯が悪くなった時に行くところ」と考える方が多くいらっしゃるようです。定期的に歯科検診に通う人は、まだまだ限られているのが現状です。
近年、お口の中の健康は全身の病気と重要な関係があることがわかってきました。歯周病菌は、糖尿病、心臓病・肺炎・低体重児出産・骨粗しょう症との関連が注目されています。日本は長寿の国であるにも関わらず、健康的に暮らせる健康寿命はそれほど長くないと言われています。それは日本人の口腔内の状態と関係があるとも言えるのです。
歯科医療は、治療だけでなく予防が大切なのです。フィンランドは、21世紀の資本は「人間そのもの」という考えのもと教育や福祉に力を入れていますが、それと平行して「予防歯科」という意識を国全体に定着させました。身体全体の健康に大きな影響を与える歯を、悪くなる前に予防することに力を入れたのです。こうした政策をとりいれた結果、貧しかった国は、ドイツやフランスなどの先進国を追い越すほどに、国民一人ひとりの生産性を高めることに成功しました。
アメリカのビジネスマンは、どんなに忙しくても歯医者には通いますし、どれだけお酒を飲んでも歯だけはしっかり磨いて寝るそうです。自分の体調管理ができない人は尊敬されないからです。デンタルケアもそのひとつ。歯のケアに費やすお金は、日本人男性が1年間で平均6,000円なのに対して、アメリカ人男性は3万6,000円。実に6倍のお金と、そして時間を、歯のために投資しているのです。
歯科医療のありかたは大きく変わってきました。歯科医の役目は、虫歯の治療だけではなく、患者様の全身が健やかであるようにサポートすることです。歯は一度削ったり抜いたりしたら、二度ともとにはもどりません。木更津きらら歯科は、予防につとめ、歯のメインテナンスに心を配り、患者様の自然な歯が健全に機能する手助けをする歯医者でありたいと考えています。