「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
歯を失った場合、一般的な治療法としてブリッジや部分入れ歯という修復治療があります。しかし、これらの方法は、残った歯に負担がかかります。歯周病などで、残った歯が弱っていると、その歯の寿命も短くなってしまいます。
一般的に、失った歯を補うためには、両サイドの歯を削ってブリッジという冠をかぶせます。
ブリッジの長所は、保険が適用できるので安価に治療できること。また治療期間が短くてすみ、早くまた噛むことができるようになる点です。
欠点は、ブリッジを支えるために、両サイドの歯を削る必要があることです。例えばこのように1本歯がない場合は3本の繋がったブリッジを2本の歯で支えなければいけなくなり、2本の歯に3本分の負担がかかり、歯が折れたりと歯の寿命が短くなりやすいのです。健康な歯であれば削らないにこしたことはありません。
患者さまがインプラント治療を選択する大きな理由のひとつとして、「健康な歯を削りたくない」というものがあります。
歯は削って治療したところから崩壊していくため、長期的に考えるとインプラントのほうがお口の中の健康を長く保つことができるのです。
インプラント治療は、よい歯を残し、お口の中の健康を維持するためには適切な選択なのです。
こちらは当院で治療した患者さまの例です。
交通事故による前歯の欠損に対するインプラント治療
20代女性
※保険外診療(自由診療)
35万円(税抜)〜
審美的にも美しく修復することができました。
前歯の場合、歯を支える骨が薄く、歯を失ってから数か月たつと骨が吸収され、インプラント治療には条件が悪いことが多いのです。骨を作る手術や、歯肉の移植を組み合わせることもあり、高度な技術と経験が必要です。
90年代以降、インプラントに関する様々な論文や調査が発表され、現在では永続性のある信頼できる治療法であることが認められています。またインプラントを支える骨を作る手術や、素材も進化し、CTスキャンによって治療計画の精度も著しく向上しました。失った歯をとりもどすためにインプラントという選択肢をお考えなら、当院にご相談ください。