木更津きらら歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

いつまでも健康な口腔内|いつまでも健康な体

19年08月28日

歯周病のせいで他の病気も多発!? ぜひ定期検診を


この情報をみなさまにお伝えすること・・・ 令和の歯科医の重大なミッションのひとつといっても過言ではありません。それでは、この投稿を読んでくださっている方だけにお教えしましょう。

歯周病と歯周病でない人の医療費の違い

なんと、歯周病の人は、歯周病のない人より、年間で22,000円も多く医療費がかかっているのです! 自動車部品の世界的企業、デンソーが、自社の健康保険組合に加入している保険者の方々55,000人を対象とした調査結果です。

歯科・医科医療費の相関分析-歯の健康が身体の健康を支える


データは元デンソー健康保険組合 常務理事の赤塚俊昭さんが発表されている資料からお借りしました。

歯周病と全身の疾患の関係

歯周病は全身の疾患に深い関係があるのです。脳、血管、関節に生殖器官まで置かされてしまうのです。なんと恐ろしいことでしょう・・・!


  1. 脳血管障害・認知症
    歯周病の人は、脳梗塞になるリスクが3倍近くも高いのです。また歯周病原因菌は脳細胞を破壊する原因ともなる研究が報告されています。
  2. 心臓血管疾患・動脈硬化
    血管内に沈着物をつくり、血管が狭くなって、狭心症や心筋梗塞になるリスクが高まります。
  3. 誤謬性肺炎
    高齢の方にとっては命の危険のある誤謬性肺炎。唾液に含まれる歯周病菌などの細菌が原因となるのです。
  4. 糖尿病
    インスリンの働きが抑えられてしまい、糖尿病悪化のリスクがあります。
  5. 早産、低体重児
    歯周病細菌は、胎盤をとおして胎児に直接感染することで、早産、低体重児のリスクが指摘されています。
  6. メタボリックシンドローム
    歯周病由来の毒素は血糖値を上昇させます。
  7. 骨粗鬆症
    閉経後の女性は歯や骨が弱くなり、歯周病にかかりやすくなります。
  8. 関節炎・腎炎
    口の中の細菌や炎症物質が血中にはいり込むと、関節炎や腎炎の原因になります。
  9. ED(勃起不全)
    台北の医大の研究で、歯周病菌が陰茎の血管内を傷つけている可能性が指摘されました。

いかがでしょうか。

お金の問題だけでないことは、おわかりいただけますよね! 歯科定期検診や歯のおそうじで、こういったリスクを避けることができるのです。

木更津きらら歯科では、定期的な歯科検診にぜひぜひご来院いただきたく、医師・スタッフ一同、心よりお待ちしています!


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19年08月05日

DNA特別講演会「口腔機能と身体 歯科医療が抱える身体への影響」


2019年8月4日(日)、上野で第10回Dental Next Action 特別講演会(DNA特別講演会)「口腔機能と身体 歯科医療が抱える身体への影響」が開催されました。

当院からも、スタッフ6人で睡眠と歯科のセミナーに参加してまいりました。

講師はスタンフォード大学 医学部精神科教授で睡眠•生体リズム研究所 所長の西野 精治 先生と日本大学 歯学部 口腔外科学講座 主任教授の外木 守雄 先生です。

睡眠時無呼吸症候群

西野先生のご著書『スタンフォード式 最高の睡眠』『スタンフォード大学教授が教える 熟睡の習慣』をお読みになった方もいらっしゃるかもしれません。西野先生の提唱する“睡眠負債”という言葉は、流行語にもなりましたね。

睡眠•生体リズム研究所は世界最高峰の研究機関と言われています。今回のご講演、“スタンフォードにおける睡眠医学”では閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)をはじめとして、睡眠医学の歴史と現状や、歯科領域と関連する最新の話題をお聞きすることができました。

睡眠時無呼吸症候群は、歯科領域と関連が深い疾患です。1976年にスタンフォード大学で提唱されました。重症例は8年での死亡率は約4割ともなる非常に重篤な病気です。アジア人は生来気道が狭いので、性別・年齢を問わず小さなお子さんにも発症します。今回は、睡眠関連呼吸障害と歯科医療との関わり、特に口腔内装置の適応とその見極めについてお話しくださいました。

OSAに対する歯科の役割

もうおひとり、日本大学 歯学部 口腔外科学講座 主任教授の外木 守雄 先生のご講演をお聞きできました。テーマは“OSAに対する歯科の役割そのイビキ、歯科で治るかもしれません!?”

外木先生は、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)の病因病態学的な因子として、4つの要素をあげられました。

  • 解剖学的上気道狭小化
  • 呼吸調節系の不安定性
  • 上気道代償性低下
  • 低い覚醒閾値

この4つの構成要素が、個々の方の体系や状況などと複雑に関連して睡眠時無呼吸症を発症しています。 口腔内の健康の観点から改善できる点は、・解剖学的上気道狭小化 ・上気道代償性低下 です。

いびきが治るという、目に見える効果があらわれるということですよ。

現代の口腔医療は、全身の健康に大きく関わっています。木更津きらら歯科は、傷んでしまった歯を修復するだけでなく、予防、全身の健康をサポートする歯科クリニックとしてこれからも研鑽を重ねてまいります。


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19年07月15日

低気圧で歯が痛くなりませんか?


梅雨がなかなかあけませんね。なんとなく体調がすぐれないという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 気候の変化によっておこるめまいや頭痛、だるさ、うつ症状などは気のせいではないのです。

気圧の変化が引き起こす体調不良

梅雨時、台風のときなどの気候の変化によっておこるめまいや頭痛、だるさ、うつ症状などは気のせいではありません。ぜんそくや関節痛、神経痛の症状があらわれたり、古い傷が痛んだりもすることもあります。

こういった症状は、「気象病」という名前がついているんですよ。

「気象病」が起こるわけ

気圧の変化により体がストレスを感じると、それを整えようと自律神経が活性化されます。自律神経にはからだを興奮させる働きと、からだをリラックスさせる働きがあります。この調整がうまくいかないと、いろいろな不調の原因となるのです。

気象病の予防

気象病の予防には、自律神経系のバランスを整えることが大切です。規則正しい生活をして、適度な運動をこころがけ、朝ご飯をしっかり食べましょう。

といっても、なかなかむずかしいですけれど。ご自分のからだの声に耳を傾けてあげてくださいね。

気圧の変化でむし歯が痛む

歯がしくしく痛むというのも気圧が関係している場合があります。気圧の変化にからだが対応できず、内側から圧力がかかり、傷んでいる歯や歯ぐきに痛みを感じるのです。

気づかなかったむし歯や歯周病が進行しているかもしれません!

いかがでしょうか? 梅雨時に歯がしくしく痛んだら・・・。お口の中の異変に気づくことができてラッキー! とお考えいただき、歯医者さんに行って治療をしてくださいね!.


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19年05月20日

スイーツだって我慢しない! 甘いものを楽しみながら、歯の健康を守る方法


肉食動物は甘いものを食べません。だからむし歯もありません。一方、人間の私たちは、創意を凝らした素晴らしいスイーツの数々を楽しみます。甘いものを我慢しなくても、歯の健康を守ることはできるんです。

お口の中の「健康時間帯」

むし歯菌は砂糖をエネルギーに変えて、歯をとかしてしまう酸を作ります。だからといって、甘いものを我慢しなくても、歯の健康を守ることはできるんです。

そのわけは・・・ お口の中の「健康時間帯」に秘密がありました!



唾液が働いてくれるんです

食事のたびに、お口の環境は酸性に傾き、むし歯になりやすい状態になります。それを健康な環境にもどしてくれるのが唾液です。唾液は、口の中の細菌や酸を洗い流したり、酸を薄めたりして、歯の表面を中和してくれるんです。

では、歯が健康な状態にもどるまで、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?

個人差はありますが、40分くらいかかると言われています。

ですから、甘いものを食べても、唾液に働いてもらう時間があれば、むし歯の危険性は低くなるというわけなんです。

いつもお口の中に食べ物がはいっていると・・・?

一方、むし歯菌の大好きな環境は、「いつもお口の中に食べ物がはいっている状態」。

唾液が働くひまがなく、ずっとだらだらとお菓子を食べ続けている・・・ それって、むし歯菌の思うつぼなんです!

特に眠っているときは、唾液がほとんどでません。甘いものを食べて歯みがきをせずに寝てしまったら、むし歯が大活躍してしまいます。

いかがでしょうか? 規則正しい食生活と食べた後の歯みがきで、お口の中に「健康な時間帯」を作ってあげることで、お口の中を健康に保つことができるんです。ぜひ、おいしいスイーツも楽しんでくださいね!


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19年04月20日

令和の時代はすぐそこ! 平成の歯科医療をふりかえります!



令和の時代はすぐそこ‼️ 平成の歯科医療をふりかえってみましょう。

■修復から予防へ

平成の時代に、大きく変わったのは、なによりも「予防歯科」に対する考え方でした。昭和の時代の歯科医療は「修復」が中心だったのです。

また、口腔内の健康は全身の健康に大きくかかわっていることを裏付ける調査結果も各国で多数発表されています。「歯科衛生士」たちの活躍も、忘れることはできません。

■技術の進化

30年の間に歯科医療の技術は著しく進化しました。木更津きらら歯科は最新技術・設備を積極的にとりいれています。昭和の時代のイメージで、治療に懸念をお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

顕微鏡を使った治療



平成6年(1994年)、日本で初めて顕微鏡を使った歯科治療が行われました。顕微鏡(マイクロスコープ)を使うと、患部は30倍に拡大され、 根管治療の精度が格段にアップします。日本での導入率は、10%程度、木更津きらら歯科では、昨年、導入いたしました。

インプラントの進化



平成の時代、インプラント治療は、骨移植といった再生治療の進化と共に向上してきました。素材も進化し、機能面だけではなく審美的にも優れたものとなり、CTスキャンによって治療計画の精度も著しく向上しています。

マウスピース矯正の登場



歯科矯正といえばワイヤー矯正でしたが、そこにマウスピースを装着する矯正方法が登場しました。当院でご提供するのはアライン・テクノロジー社のインビザライン。日本では平成18年に治療が開始され、平成24年には口腔内スキャナー「iTero」が導入されました。

■災害の時代

そして・・・ 平成は災害の時代でもありました。被災地でも歯科医師、歯科衛生士による口腔ケアは続けられています。最後に、東日本大震災で検死に携わった歯科医師の衝撃的なインタビューをご紹介します。

東日本大震災ーGReeeeNリーダーの歯科医師が見たもの



身元を確認するためには、歯の治療痕や歯型での確認が確実性が高く、歯科医師の力が求められます。ボーカルグループGReeeeNのリーダーのHIDEさんは福島県出身の歯科医師でもあり、ご遺体の検死に携わり、このときだけニュース番組の取材に応じています。

放射線物質を浴び、取り残されていた多くのご遺体を、防護服を着て検死したHIDEさん。土でいっぱいになったお口の中を、「早くご家族にあわせてあげたい」という一心で見させていただいたそうです。

長いようで短かった31年。みなさまの平成は、どんな時代でしたか? 木更津きらら歯科は、歯科医療をとおしてみなさまの健康で幸せな生活をお手伝いしたいと願っています。令和の時代にも、どうぞよろしくお願いいたします。


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19年03月23日

桜前線北上中。花粉症も・・・ お口の健康を守りましょう



2019年3月22日(金)から、木更津市の「太田山公園」で夜桜のライトアップが行われます。太田山公園あたりの桜は、23日(日)ころの開花が予想されるとのこと。桜が満開の季節が、待ち遠しいですね。

花粉症の季節。お口の健康を守るには?

春がやってきました! 桜の開花宣言が北上しています。
そしてまた、春は花粉症の季節でもあるのです。

花粉症のせいで、鼻水・鼻づまりでお悩みの方も多いのでは。
この症状は、歯科の視点から見ると、お口の中の健康に悪い影響を与えてしまうのです。

鼻水・鼻づまりの症状がひどくなると、鼻呼吸ができなくなり、お口をあけて口呼吸をすることになります。
お口をあけて呼吸していると、口腔内が乾燥し、雑菌が繁殖しやすくなります。
もし、プラークコントロールがきちんとされていなかったら・・・
プラークは雑菌の住み家となり、歯周病の原因となってしまうんです。

お口の中のうるおいを保つ、対策をご紹介します。

お口の健康のためには、唾液が健康に分泌され、お口の中が潤っていることがとても大切なのです。お口の中が乾燥しないように、こんなことをこころがけてみてください。

1.こまめに水分を補給しましょう。



2.マッサージをして、唾液の分泌を促しましょう。

唾液のでてくる、つぼ、ではないですが、腺、がお顔のまわりにあります。
唾液腺マッサージをして、唾液の分泌を促しましょう。



3.市販のスプレーを利用しましょう。

市販のスプレーを使用してお口の中にうるおいを保ちましょう。
当院ではオーラルピースというスプレーをおすすめしています。



いかがでしょうか? お口の中の乾燥は、本当に、健康を害する原因となってしまうんです。

ちょっとしたことで、お口を乾燥から守ることができます。お口の中が乾燥しやすい、高齢の方のお役にもたてます。どうぞ、おぼえておいてくださいね。


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19年03月11日

健康のためには、口呼吸より鼻呼吸



お口をぽかんとあけていると、免疫異常のリスクが高くなるって、知っていましたか? 健康のためには、口で呼吸するより鼻で呼吸する習慣のほうがずっといいのです。

口呼吸は免疫異常のリスクが高くなる

鼻には細菌やウィルス、花粉などの異物をキャッチする、鼻毛というフィルターがありますよね。お口には、そんなフィルターはありません。

お口をぽかんとあけていると、まして睡眠中に口をあけて呼吸していると、咽頭リンパ組織が乱れたり、鼻などの粘膜が萎縮したり、お口の中に雑菌が繁殖したりしてしまいます。

そのうえ、口をあけていることで口腔内が乾燥し、これまた細菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

健康のためには口呼吸より鼻呼吸

健康のためには、口で呼吸するより鼻で呼吸する習慣のほうがずっといいのです。
鼻呼吸の習慣が身につくと・・・

  • イビキや無呼吸が減り、ぐっすり眠れる。
  • 細菌の繁殖がおさえられ、カゼを引きにくくなる。
  • 唾液が健康に分泌され、歯周病が悪化しにくくなる。
  • 口角が上がりほうれい線が薄くなる‼。
  • 口テープを使って就寝すると寝起きもすっきり。
  • 鼻呼吸は、暑いときに脳を冷やしてくれます。

健康のためには、いいことばかりなんです。

口閉じテープを活用してみよう

特に眠っているときにお口が開いている人は要注意。いびきやお口の乾燥でお悩みの方は、口閉じテープをお試しください。
専用テープも販売されていますが、とまればなんでもいいそうです。
毎日元気に過ごしたければ鼻呼吸を身につけたいですね。







あ・い・う・べ・体操でお口のまわりの筋肉を鍛えよう

口呼吸の原因は舌のたるみにあります。舌とお口の周りの筋肉を、お顔の体操で鍛えることができますよ。それが「あ・い・う・べ・体操」です。顔や首の血行がよくなり、お顔のリフトアップにも効果がありますよ。

1.「あー」と口を大きく開く



2.「いー」と口を大きく横に広げる



3.「うー」と口を強く前に突き出す



4.「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす



1から4を1セットとし、毎日30回できたら完璧です‼️ お風呂や就寝前に、ぜひやってみてくださいね。

いかがでしたか? 健康のためには口呼吸より鼻呼吸。ぜひ身につけたいものですね!


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19年02月07日

日本歯科医師会「いい歯は毎日を元気に」プロジェクト



日本歯科医師会が「いい歯は毎日を元気に」プロジェクトの素敵な動画を発表しました!

 

よく噛むことはとっても大切。
昔に比べて日本人はよく噛む癖がなくなっているみたい!?
よく噛まないと内臓に負担がかかり消化に悪いんです。

よく噛んで食べると、いいことがたくさんあります。

  • 消化が良くなり、栄養を十分に取り込める。
  • 脳が活発に働く。
  • 唾液がたくさんでて歯の病気や口臭を防ぐ。

歯は悪くなっても自分だけでは気づけません。
だから、歯医者さんで定期検診を受けましょう!


2月10日まで、山手線のトレインチャンネルでオンエア中!

 

日本歯科医師会のホームページでも見ることができますよ。見てね!

公益社団法人 日本歯科医師会「いい歯は毎日を元気に」プロジェクト
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19年01月14日

成人の日おめでとうございます! きれいな歯を大切に、よい人生を!



成人の日、おめでとうございます! 木更津きらら歯科は、旅立つ新成人の皆さまの将来の健康と活躍をお祈りいたします!

80歳になっても20本以上自分の歯を保とう

成人の日を迎えたばかりの年代の方たちの、ピカピカの歯はとても素敵です。でも長い人生、年をとると様々な理由から歯が失われていくことがあります。

『8020(ハチマルニイマル)運動』は「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

8020運動は、高齢の方のためにある運動ではありません。むし歯や歯周病から歯を守り、よい人生を送りましょうという運動です。20代の方も、30代の方も、シニア世代の方も、よい人生を送るために、歯の健康に心をくばっていただけたらと思います。

20本の歯が残っていたら、また残っていなかったら、どうなるの?

厚生労働省の調査で、20本以上の歯が残っていると、食事をおいしくいただけるか、また栄養状態にも差がでることが明らかになりました。

60歳を超えると、20本の歯が残っている人は少なくなる


図14 「何でもかんで食べることができる」者と歯の保有状況(20歳以上、男女計・年齢階級別)

こちらは厚生労働省による平成29年「国民健康・栄養調査」の結果です。

折れ線グラフは、20 本以上の歯が残っている人の割合です。60 歳代以上になると急激に少なくなっています。そして「何でもかんで食べることができる」人の割合も、60 歳代から少なくなっていることがわかります。

よく噛んで食べることができないと、栄養状態も悪くなる


図15 かんで食べるときの状態別、低栄養傾向の者(BMI≦20 kg/m2)の割合
(65歳以上、性・年齢階級別)

こちらのグラフでは、よく噛める人、噛めない人で栄養状態に差がでるのか明らかになっています。

65歳以上の方は、男女ともに、「一部かめない食べ物がある」、「かめない食べ物が多い」「かんで食べることはできない」と回答した方のほうが低栄養傾向(BMI≦20kg/m2)の割合が高いのです。「何でもかんで食べることができる」と答えた方のほうが、栄養状態がいいのですね。年をとっても自分の歯でよく噛んで食べることができたら、全身の健康にもよい影響があるのです。

平成29年「国民健康・栄養調査」の結果
~高齢者の健康づくりには、食事、身体活動に加えて、生活状況も踏まえた視点が重要~

いかがでしょうか。成人の日を迎えた方々は、自分にはまだ関係ないと感じるでしょうか。

歯医者さんがなにか言っていたな・・・ という程度でもかまいません。お口の健康は、あなたの人生が楽しく豊かなものになるように支えてくれるのです。どうか心の片隅に、覚えておいてくださいね!


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19年01月01日

あけましておめでとうございます! 初夢占いのお話です。「歯医者」の夢を見たら、いいことがありますか?



一富士二鷹三茄子(いちふじ にたか さんなすび)、四扇五煙草六座頭(しおうぎ ごたばこ ろくざとう)

お正月はいかがおすごしですか? 初夢に見ると縁起がよいと言われているものに、「一富士二鷹三茄子」があります。これには「四扇五煙草六座頭」という続きもあるんです。

  1. 富士山の夢・・・・将来が末広がりに栄えていく
  2. 鷹の夢・・・・「高い」につながり縁起が良い
  3. 茄子の夢・・・・ものごとを成す、成し遂げるにつながる言葉
  4. 扇の夢・・・・富士山のように末広がりである
  5. 煙草の夢・・・・煙が上にのぼっていく様が縁起が良い
  6. 座頭の夢・・・・座頭は琵琶法師のこと。剃髪しており毛が無い=怪我無いの意味

「初夢」という言葉は鎌倉時代の歌集で初めて使われ、室町時代には、いい夢を見るために、宝船の絵を枕の下に忍ばせるという風習があったそうです。

現代の風物には通じない部分もありますが、言葉遊びのしゃれっ気や新年をすがすがしく迎える気持ちは、現代日本の人々の心の中にも息づいているのではないでしょうか。



ところで、夢に「歯」がでてきたら、それはどんな意味があると思いますか?

「歯」は立ち向かう力を表しています

夢占いでの歯は、立ち向かう力を意味しています。
そして心身の健康状態を表すとも言われています。

歯が抜ける夢は直面するストレスから逃げ出したいと思っているからだとか。
また詰め物や差し歯がとれてしまう夢は、自分を支えてくれていたものを失ってしまうことを意味しているとか・・・。

また歯が抜けるという夢には、身内の不幸という解釈も古くからあります。

「歯」の夢は転機を表します

歯の夢にはあまりいい意味はないような気がしてきました。ところが、夢はあくまでも自分の潜在意識が見せてくれるもの。気持ちを切り替えて転機の夢とすることができるんです。

  • 歯が抜けてさっぱりする夢
    夢ではどう感じたかという感覚が重要です。スッキリ・さっぱりする感覚の夢なら、ストレスから解放されるという事を暗示しています。

  • 歯の詰め物が取れる夢
    詰め物がとれてしまうということは、それまでのやりかたが今の自分に合わなくなっているということです。新しいやり方を考える時期に来ているということです。

  • 白い歯を自分で抜いてしまう
    健康な白い歯を自分で抜いてしまう夢は、自分で現状をうちやぶっていく行動を起こすことができる夢です。健康な歯を抜かなくてもいいと思いますが(汗)、夢占いでは、そういう意味なんだとか。

  • 歯が生え変わる夢
    人生に転機が訪れ、好転していくという夢です。

  • 虫歯が抜ける夢
    トラブルを表す虫歯が抜ける夢は、問題が解決して運気が好転することを表しています。

  • 歯医者さんで歯を抜いてもらう夢
    夢の中では、歯医者は困難に立ち向かうあなたの支援者なのだそう。心強い援助者が現れて、困難な問題にいっしょに立ち向かってくれることでしょう! 



いかがでしたか? 歯にまつわる夢を見たら、今の自分をふりかえり、新しい一歩を踏み出す時が来ているのかもしれません。

木更津きらら歯科は、患者様のお口の健康と充実した人生をサポートしていきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします!


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18年12月24日

8020(ハチマルニイマル)運動をご存知ですか? 歯の健康は未来の自分、お子様への素晴らしいプレゼントになるでしょう。



いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。

歯は、一度損なったら元にはもどりません。年をとると、むし歯、歯周病、事故などで歯を失い、歯列が崩壊していきます。しかし、20本以上の歯があれば、自分の歯で咀嚼し、お肉でも硬いものでも食べることができる、充実した食生活を送ることができると言われています。

「8020(ハチマルニイマル)運動」とは?

そのため、1980年代の終わりから、8020(ハチマルニイマル)運動がはじまりました。厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。 1980年代のおわり、20本の歯が残っている人は7%程度しかいませんでした。歯の残っている平均的な本数は、4~5本でしかありませんでした。調査の最新結果は、2016年(平成28年)に行われたものです。それによると、20本の歯が残っている人はら51.2%に増加しています。



歯を失う原因のトップは「歯周病」

歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。生活習慣病と言われるこの病気は、初期を含めると成人の80%以上がかかっています(厚生労働省平成17年歯科疾患実態調査)。30代の約8割が歯周病に罹患しており、自分でも気づかぬまま症状が進行していると言われています。 予防に必要なのは自覚とやる気です! 毎日の歯みがき、電動歯ブラシや歯のトリートメント剤などケア用品の活用、定期的な歯科検診をお勧めします!

8020が達成できなかったら・・・

歯を失い、歯の本数が20本以下になってしまったら・・・ 気をおとさないでください。適切な義歯(入れ歯)の装着で、20本 あるのと同程度の効果が得られます。義歯の利用も含め、自分の口で食べ物をしっかり噛むことができれば、全身の栄養状態がよくなります。よく噛むことは、脳が活性化につながり、認知症の予防にもなるのです。

木更津きらら歯科はあなたのかかりつけ歯科医です

歯の健康は、「食べる」「会話する」という「生きる力を支える」力です。 気軽に相談できる「かかりつけ歯科医」を持ち、定期的な歯科健診を行ってください。むし歯や歯周病は早く発見し治療しましょう。悪くなってしまった場合でも、進行をくいとめ、最善の方法をごいっしょに考えましょう。



いかがでしたか? 予防歯科医療は、歯科医の木更津きらら歯科からのクリスマスプレゼントです! 人生の充実のために、歯の健康という贈り物を、どうぞ受け取ってくださいね!


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18年05月21日

むし歯や歯周病に由来する感染症



むし歯菌や歯周病菌は、いろいろな経路から全身にまわり、重大な病気をひきおこします。痛みを感じない、まだだいじょうぶ、と放置すると様々な病気のリスクが高くなるのです。

このブログでは、むし歯菌や歯周病菌に由来する病気をご紹介いたします。

1.誤謬性肺炎(ごえんせいはいえん)




喉元で食べ物と空気がうまく分岐せず、肺へ続く気道の中に食べ物が誤ってはいってしまうことがあります。その中にお口の中にはびこる細菌が混じっていたらどうなるでしょうか。お口の中の細菌は、肺にはいって誤謬性肺炎を引き起こします。

肺炎は、日本人の死因としては第3位の病気で、特に高齢の方にとってはたいへん危険です。

肺炎の原因となる菌としては、肺炎球菌が最も多いのですが、口腔内細菌も10%以上を占めています。

2.歯性菌血症(しせいきんけつしょう)

菌血症は、本来なら無菌のはずの血液の中に、細菌が見つかる状態のことを言います。歯のまわりに、細菌の住み着くプラークが付着し、歯肉に炎症が起きる歯周病は、細菌が血液にはいりこむ絶好の機会を作ってしまいます。歯性菌血症は、動脈硬化、虚血性心疾患、感染性心疾患などの心臓の病気を引き起こします。

(1)動脈硬化症、虚血性心疾患




虚血性心疾患は、心臓をとりまく冠動脈が狭くなり、心臓の筋肉に血液が送られなくなる病気です。

血液にはいった歯周病菌は動脈硬化を促す物質をだすため、血管内にプラーク(沈着物)ができ、血管が細くなります。プラークがはがれて血の塊となり、血管をつまらせるのです。

歯周病菌は、冠動脈でもプラークを作り、心臓の機能にまで影響をおよぼすのです。

(2)感染性心内膜炎



感染性心内膜炎は、心臓の内側のつるつるした膜に細菌の病巣ができる病気です。細菌の巣ははがれおちると、脳の血管に運ばれれば脳梗塞や脳動脈瘤の原因となり、他の場所の血管では感染症の原因となります。

これも、血液中の細菌から起こります。歯周病病菌は、心臓や脳の動力である、血管をつまらせるのです。

3.歯性感染症





むし歯菌や歯周病菌は、傷んだ歯の根っこや、深くなった歯周ポケットから感染し、周囲に炎症を起こします。

親知らずのまわりや、歯を支える骨、骨を覆う膜、鼻とつながっている上あごの空洞部分に感染します。感染が広がって広範囲に炎症が起きることもあります。

4.骨吸収抑制薬関連顎骨壊死

骨転移のあるがんや、骨粗鬆症の治療に使用される骨の代謝抑制剤(ビスホスネート製剤やデノスマブ製剤)が、難治性の顎の骨の壊死を起こすことが、2003年に報告されました。

当初は発症のメカニズムなど不明な点が多かったのですが、現在では、口腔内の管理が十分に行われ、歯周組織や歯の根尖(こんせん)部分の異常をきちんと治療すれば予防に効果があるとされています。

参考:「歯科領域の細菌感染症」
横浜中央病院歯科口腔外科・日本大学医学部 相澤聡一先生
日本大学医学部 相澤(小峯)志保子先生



いかがでしたか? 口腔内細菌の怖さと、口腔内のケアの大切さが伝わりましたでしょうか。

お口の中の細菌は通常なら悪さをしません。しかし、悪いところを放置していると、重大な病気を引き起こす可能性があります。

木更津きらら歯科は、お口の中のケアの大切さを知っていただき、定期検診やメインテナンスのために足を運んでいただけるよう願っています。


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18年03月24日

総合的な包括歯科治療を行います



『人間は考える管である』とは、生物学者の福岡伸一さんの言葉です。人間は、口から食べ物を摂取し、それを分解して栄養を取り込み、不要なものを肛門から排泄する1本の管だと考えたのだそうです。お口はその管の、最初の入口です。


消化器官の最初の入口、『口』




人間も動物も、口腔内の健康は全身の健康に関わります。

歯は、固形物をかみ砕いて、栄養を取り込みやすいように噛み切ったりすりつぶしたりすることで、栄養をからだにとりこみやすくする重要な役目を果たします。人間の1本の奥歯には60kgもの力がかかっているのです。

私たちの小さな口、小さな歯の1本1本は、精妙なバランスでたいへんな負荷のかかるその機能を支えています。

歯の治療の本当の意味

出っ歯だから矯正治療をお考えですか? 「出っ歯」のお悩みは、口元の美しさを損なうだけでなく、ものがよく噛めない、発音に障害がでるなどの弊害があります。
きれいな口元になりたいから審美歯科をお考えですか? そのご要望は、歯の自然な白さと共に歯並びや歯ぐきのバランスが関係ある場合もあります。

歯の治療はお口の中のバランス全体を考える必要があります。

分析とコンサルティング




当院ではコンピュータ断層撮影でお口の症状を解析し、プライベートなお悩みに個室のカウンセリングルームで患者さまとごいっしょに向き合います。

木更津きらら歯科では歯周病、顎咬合(咬み合わせ)、歯列矯正、インプラント、審美歯科、口臭、スポーツ歯科のスペシャリストが在籍し、総合的な包括歯科治療が可能です。

お一人お一人の患者さまに最適な治療プラン




インプラントを希望されている患者さまの症状が、矯正で改善されることがあります。抜歯しなければならないようなケースでも、歯周病治療と矯正治療の組み合わせで、歯を残すことができる場合もあるのです。

歯の治療は、全身の健康を考え、10年、20年後を見据えて、お口の中全体の調和を整えることがとても大切なのです。

木更津きらら歯科は、10年後、20年後の健康をみすえて、お口の状態の改善をコンサルティングする総合的な包括歯科治療を行います。ご予算、スケジュールを考慮しながら、「安心・安全・そして最良」な最適な治療計画をご提案いたします。


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17年11月01日

スウェーデンに学ぶ幸せな老後

人生が終わりに近づいたとき、「寝たきり」となってすごす方は日本では100万人以上います。一方、寝たきりの高齢者がほとんどいない国もあります。高福祉・高負担の国で知られるスウェーデンです。スウェーデンは予防歯科の先進国としても知られています。では、歯の健康と寝たきりとなってしまうことは、関係があるのでしょうか?

※厚生労働省平成25年介護保険事業報告書より、要介護4,5の人口が約130万人

介護が必要になる原因

内閣府の平成28年版高齢社会白書では、介護が必要になった主な原因について、1位「脳血管疾患」、2位「認知症」16.4%となっており、特に男性の「脳血管疾患」が26.3%と特に多くなっていると報告されています。

歯と脳梗塞

歯周病原因菌は、血液の流れに入り込んで血液の凝固を起こし、血液の流れを障害します。脳に到達し、血栓ができて脳梗塞が発症するのです。歯周病原因菌は、歯周病が重症になるほど血液の流れに入り込みやすくなります。

歯と認知症

歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、脳に伝わり、脳の感覚や運動、記憶や思考、意欲を司る部位の活性化を促します。自分の歯で食物を噛むことができれば、同時に脳を刺激するという事がわかっているのです。高齢者の歯の残存数と認知症との関係から、歯が少ないと、脳が刺激が少なくなり、脳の活動に影響があるということが、東北大学の研究により明らかになりました。残っている歯が少ないほど、記憶や学習能力に関わる海馬や、意志や思考の機能を司る前頭葉の容積などが少なくなっていた事がわかりました。

日本とスウェーデンの歯の残存数比べ

日本人は、70代で残っている歯は平均で16本程度。予防歯科の進んだスウェーデンでは21本以上です。高齢になって、歯の残っている数が多いほど、自分らしさを失わず、人生の終わりの時期を過ごすことができるのです。私たちは、脳血管疾患と認知症が歯の健康ととても関係が深いことをもう知っているのです。

スウェーデンのお年寄りのような幸福な老後は、予防歯科によって実現する面があります。木更津きらら歯科は、虫歯や歯周病予防の大切さを、繰り返し、お伝えしていきたいと考えています。


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17年10月17日

健康と美容のための魔法の言葉、「あいうべ体操」

「あいうべ体操」は、口呼吸を鼻呼吸に改善するお口のエクササイズ。口呼吸の改善は、あらゆる病気の治療につながります。また顔や首の血行がよくなり、お顔のリフトアップにも効果があるんです。入浴中や、就寝前にお試しください!

こんな症状に効果があります。

:アトピーなどアレルギー疾患
:インフルエンザなど風邪、呼吸器疾患
:うつ病などメンタル疾患
:べんぴなどお腹の病気

「あいうべ体操」は福岡県みらいクリニックの今井先生が提唱された健康法。「リウマチの患者さんは口臭が強い。しかも炎症がひどくなるほど強くなる」という発見から、口呼吸の健康被害に注目されたそうです。

口呼吸がもたらす最大の弊害は、咽頭リンパ組織の乱れや鼻粘膜などの萎縮、口腔内雑菌の繁殖によって引き起こされる免疫異常です。口呼吸によって口腔内に雑菌が繁殖しやすく口臭が強くなり、それと同時に、免疫系の働きも大きく阻害されるので、炎症も悪化していくと考えられています。

口呼吸の原因は舌のたるみ。あいうべ体操は、下あごを支える舌筋とお口のまわりの表情筋肉をきたえてくれるんです。

「あいうべ体操」のやりかた

次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。

1.「あー」と口を大きく開く



2.「いー」と口を大きく横に広げる



3.「うー」と口を強く前に突き出す



4.「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす



1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける

顎関節症の方やあごを開けると痛む場合は、無理をしないで「いー」「うー」のみをくり返してください。「べー」がうまくできなかったら、大きめのあめ玉をなめて、舌を運動させましょう。舌運動と甘味の刺激で、脳も活性化します。

手軽にできるお口のエクササイズ「あいうべ体操」は、木更津きらら歯科のおすすめ健康法です!


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17年09月18日

歯医者に行かない10の理由

あれ? 歯に黒くなっているところがある。歯が欠けてしまった。ちょっと歯ぐきが腫れているようだ。食事や歯みがきの際にお口の中に異変を感じたら。
あなたはすぐ、歯医者に行きますか?

あなたが歯医者に行かないわけ

もちろんあなたは、すぐ歯医者に行くことはありません。あなたが歯医者に行かない理由はたくさんあります。

  • 忙しい。
  • 歯医者が遠い。
  • 歯医者を探すのがめんどうだ。
  • そんなに痛くない。
  • 目立つわけでもない。
  • まだだいじょうぶ。
  • 普段は忘れているくらいだ。
  • 歯医者に行くと痛い治療をされる。
  • 歯医者に行くとお金がかかる。
  • とにかく歯医者が嫌い。

あなたはとても忙しい方です。歯医者に行くような取るに足りないことよりも、重要なことがたくさんあるのです。今すぐ行かなくてもだいじょうぶ。誰かがあなたに、そうささやきます!

虫歯は取るに足りないことか?

ではお口の中の異変を放置しておくとどんなことが起こるでしょうか。

1.虫歯を放置すると、歯がとけていきます。





虫歯を放置すると、歯を覆うエナメル質がとけていきます。エナメル質がとけて孔があくと、その下の象牙質もとけていきます。冷たいものや甘いものがしみることがあります。


2.痛みがひどくなります。




歯の神経(歯髄)まで虫歯が届くと、神経が炎症をおこし、ずきずきと強い痛みを感じます。


3.そのうち痛みもなくなります。





歯の上部は溶け、歯の原型はほとんどなくなり、神経が死んでしまったために痛みもなくなります。


4.他の歯に負担がかかってきます。


こうなっては、歯がなくなったのと変わりません。噛み合わせがおかしくなり、その部分をカバーしようとして他の歯に負担がかかり、他の歯にも悪い影響が出てきます。


5.顎の骨が炎症を起こします。


もっと虫歯を放置してみましょう。虫歯の原因となった菌が、顎の骨にまで到達し、顎の骨もとかします。顎の骨を切除しなければならないかもしれません。治療には外科手術が必要になってきます。


6.虫歯のせいで、死んでしまうことも。





顎の骨にまで到達した虫歯の原因菌は、血液を通してあなたのからだを流れていきます。脳や心臓に到達するし、炎症の原因ともなることもあるのです。脳卒中や心筋梗塞、基礎疾患のある方は死に至るきっかけとなってしまう場合があります。


虫歯を放置すると、こんなことが起きるのです。木更津きらら歯科は、親身なカウンセリングと適切な治療で、患者さまの健康を守ります。おかしいな? と思ったら、気軽な気持ちでご来院ください。


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17年07月16日

80歳のあなたは幸せですか?

野生の動物は、虫歯とはあまり縁がありません。それでも、百獣の王と呼ばれるライオンでさえ、虫歯のために歯が痛くて食事ができず栄養失調で死んでしまったケースもあります。人間も同じなのです。歯は、生きるために本当に大切なものなんです。

世界にたったひとつの物語




想像してみてください。あなたの人生は、世界にたったひとつの長い物語のようです。あなたはいろいろな困難を乗り越え、出会いと別れをたくさん経験してきました。悲しいこともありましたが、充実感や達成感も感じています。80歳になったあなたは、どうしていますか? 家族や友人との交流を楽しみ、おいしいものを味わい、幸せな記憶を携えて自分に与えられた時間をすごしているかもしれません。

老後って、長いんです。

日本人には、65歳で会社を定年退職してから、女性で20年、男性で15年という時間が残されています。その20年間を、あなたはどうやって過ごしますか? これはあくまでも、日本人全体の平均寿命をあらわした数字のデータではあるのですが、医療や保険制度の充実している日本が長寿の国であることは間違いありません。
※日本人の平均寿命は女性86.99歳、男性80.75歳 平成27年厚生労働省調べ

歯がなければ栄養がとれない

年をとると、必要な栄養をきちんととりにくくなります。国立長寿医療研究センターの調査によると、在宅で介護を受けている方の36%が低栄養、33.8%が低栄養に近い状態になっているそうです。一番の原因は、噛む力、飲み込む力が低下してしまい、肉や野菜、果物が食べにくくなってしまうからなのです。

よく噛む人は認知症になりにくい

また噛むことは、脳に刺激を与え、認知症を予防します。息子さんの名前をなかなか思い出せなくなった認知症の方が、入れ歯を入れなんでも食べられるようになったら、すぐ思い出せるようになったという例も報告されています。噛むことは、自分らしさを保つことでもあるのです。




歯でよく噛むことができたら、人生というあなただけの物語は、最後まであなたらしく豊かに彩られたものになるでしょう。入れ歯やインプラントをとりいれるという方法もあります。木更津きらら歯科は、お口の中の健康をとおして、患者様の人生をサポートするパートナーでありたいと考えています。


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17年07月01日

噛む効用を標語にしました 「ひみこの歯がいーぜ」

【噛む8大効果】

よく噛むことは、単に食べものを体に取り入れるためだけではなく、全身を活性化させるのにたいへん重要な働きをしているのです。この噛む効用について、学校食事研究会がわかりやすい標語を作りました。

「ひみこの歯がいーぜ」

【ひ】肥満を防ぐ

よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。 よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。 よく噛むことこそダイエットの基本です。

【み】味覚の発達

よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。

【こ】言葉の発音がはっきり

歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。元気な顔、若々しい笑顔は、あなたのかけがえのない財産です。

【の】脳の発達

よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。顎を開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。

【は】歯の病気を防ぐ

よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします(自浄作用)。この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり(再石灰化)、細菌感染を防いだりして(唾液の中には多くの悪影響のある菌が存在しますが、一部の菌には抗菌作用を持つ菌が存在します。)、 虫歯や歯周病を防ぐのです。

【が】がんを防ぐ

唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。

【い】胃腸の働きを促進する

「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防防にはいちばんです。

【ぜ】全身の体力向上と全力投球

「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。

弥生時代の人は現代人に比べて、噛む回数が何倍も多かったと考えられていますから、卑弥呼(邪馬台国の女王)だって、きっとしっかりよく噛んで食べていたのではないでしょうか。


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17年05月26日

予防歯科が国を変えた

あなたのお口の中の健康が、国を変えてしまうこともあると、 お気づきですか? 人生において1億円の価値があるとも言われる、大切な歯を守るお話です。

虫歯大国ニッポン

日本は先進国でも特に虫歯が多い国として知られています。30歳ぐらいまでには、虫歯になっている歯や虫歯等で治療したことのある歯が一人あたり平均10本もあります。45歳頃までには、半分近くの歯が虫歯になってしまい、さらに日本人の約8割は歯周病に感染していると言われています。

遅れている日本の歯科臨床

1960年代から1970年代の日本の歯科医療は、欧米に比べてたいへん遅れていました。良い歯医者さんとは、虫歯を修復し、入れ歯や冠(かぶせ物)によって歯の働きを補う技術の優れている歯科医のことでした。現在でも、「歯医者は歯が悪くなった時に行くところ」と考える方が多くいらっしゃるようです。定期的に歯科検診に通う人は、まだまだ限られているのが現状です。

健康寿命の長くない国、日本

近年、お口の中の健康は全身の病気と重要な関係があることがわかってきました。歯周病菌は、糖尿病、心臓病・肺炎・低体重児出産・骨粗しょう症との関連が注目されています。日本は長寿の国であるにも関わらず、健康的に暮らせる健康寿命はそれほど長くないと言われています。それは日本人の口腔内の状態と関係があるとも言えるのです。

「予防歯科」で変わった国、フィンランド

歯科医療は、治療だけでなく予防が大切なのです。フィンランドは、21世紀の資本は「人間そのもの」という考えのもと教育や福祉に力を入れていますが、それと平行して「予防歯科」という意識を国全体に定着させました。身体全体の健康に大きな影響を与える歯を、悪くなる前に予防することに力を入れたのです。こうした政策をとりいれた結果、貧しかった国は、ドイツやフランスなどの先進国を追い越すほどに、国民一人ひとりの生産性を高めることに成功しました。

自分へ投資する国、アメリカ

アメリカのビジネスマンは、どんなに忙しくても歯医者には通いますし、どれだけお酒を飲んでも歯だけはしっかり磨いて寝るそうです。自分の体調管理ができない人は尊敬されないからです。デンタルケアもそのひとつ。歯のケアに費やすお金は、日本人男性が1年間で平均6,000円なのに対して、アメリカ人男性は3万6,000円。実に6倍のお金と、そして時間を、歯のために投資しているのです。

信頼できる歯医者の選び方

歯科医療のありかたは大きく変わってきました。歯科医の役目は、虫歯の治療だけではなく、患者様の全身が健やかであるようにサポートすることです。歯は一度削ったり抜いたりしたら、二度ともとにはもどりません。木更津きらら歯科は、予防につとめ、歯のメインテナンスに心を配り、患者様の自然な歯が健全に機能する手助けをする歯医者でありたいと考えています。


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