「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
バスケは「周りの状況をよく見て、人の話をよく聞いて、自分のプレーの意思決定をしていくというプロセスの下で成り立っています」
人の話を聞かない選手は上手くなれませんよ、という教えに目からうろこです・・・!
理事長中谷からは「子供たちの笑顔が最高でした!」というメッセージをお届けいたします。
チーム代表の岡田優介さんのnoteもとても面白いのでぜひ読んでみてください!
ガミースマイル(gummy smile)のガミーは、歯ぐきや歯肉を意味する「gum」という言葉からきています。チューインガムのgumとは別の言葉です。口をあけたときに、歯ぐきが見えている分量が多すぎる(歯が小さすぎる)という症状です。それも個性であり魅力に変えている人もいますが、本来見えているはずの歯が歯ぐきで隠れてしまっていることに、バランスの悪さを感じ、コンプレックスとなってしまう場合もあります。
歯ぐきが大きく見えてしまうガミースマイルの原因は、大きく分けて3つあります。
原因によって治療も変わります。唇の位置が上すぎる場合には上唇の粘膜を切除し縫い合わせる上唇粘膜切除(LIP)を、歯の位置が下すぎる場合には歯科矯正と組み合わせた治療を、歯の長さが小さすぎたり短すぎたりする場合は歯肉や歯槽骨を削る歯冠長延長術(クラウンレングスニング)が適しています、
こちらの患者さまは、歯が短く見た目が気になるとお悩みで来院されました。歯冠長延長術が適する症例です。
ガミースマイルが軽度から中程度の場合、歯冠長延長術で症状が改善されることが多いです。治療期間が短くてすみ、後戻りがしにくいため、症状によりセラミック矯正や上唇粘膜切除術と併用する選択も可能になります。
歯並びを整える審美的な意味で選択されることが多いですが、むし歯や歯周病治療で、歯の根元を露出させ治療につなげることにより抜歯を避ける手段として検討することもあります。
当院は広範囲で高度な知識を持つ日本口腔外科学会認定医が所属し、完全個室のオぺ室を完備しています。歯の治療に関する手術だけでなく、顎、唾液腺にかかわる疾患などの外科的な内容や、外傷や怪我による審美的な治療、歯冠長延長術や上唇粘膜切除術といったお口の中の粘膜に関するお悩みなど、難易度の高い外科手術に広範囲に対応します。
暑い日が続き、なんとなく疲れがとれない、食欲がないといった体調不良を感じることがあります。それをなんとなく「夏バテ」と呼んだりしますね。そもそも夏バテとはなんでしょうか。
夏の体調不良の原因のひとつは、室内と屋外の温度差があげられます。近年は体温より高い猛暑の日もあり、冷房なしでは暮らせません。汗をかくなどのからだの調節機能を担う自律神経に負担がかかっているのです。自律神経がうまく働かなくなると様々な不調が起こります。
さわやかないい汗ではなく、ベタベタした悪い汗をかいてしまいます。
消化器の機能が低下し、食欲がなくなってきます。吐き気を催すこともあります。
身体の調節機能がうまく働かず、疲労感が蓄積します。
熱帯夜が続くと寝苦しさからぐっすり眠れなくなり、睡眠不足が体調不良を招きます。
発汗により体内の水分やミネラルが不足気味になります。鉄分の不足で貧血を起こすこともあります。
夏バテの症状はお口の中の状態にも現れます。発汗して脱水症状気味になると、唾液の分泌が減少してお口の中がねばねばと乾燥した状態になります。お口の中の健康のためには、唾液はとても重要なのです。唾液には抗菌作用があり、酸性に傾いた口腔内を中性にもどし、食べかすやプラークを洗い流してくれるのですが、お口の中が乾燥すると、その機能が働きにくくなるのです。
また疲れがたまると免疫の力が落ちてしまいます。歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯周病の進行を許し、むし歯も悪化してしまいます。夏バテは、むし歯や歯周病を進行させる原因にもなってしまうんです。
ところでスイカは、90%以上が水分で、糖分やカリウム・カルシウム・マグネシウム等のミネラルを含んでいます。暑い夏にスイカをおいしく感じるのは、わけがあるんですね!
歯の裏側、舌側にとりつける矯正装置を「リンガルブラケット」と言います。舌側矯正も唇側矯正(通常の、歯の表側にブラケットをとりつける)も、治療の効果はほとんど変わりありません。矯正治療中のライフスタイルや、費用を鑑みて選択していただくことができます。お口の状態によっては、ご要望と異なる矯正方法をご提案することもあります。
以前の舌側矯正装置は、装置自体に大きさや厚みがあり、歯に装着したときの違和感が強く、会話に困難を感じたり、歯ぐきや舌の炎症も起きやすかったようです。
現在は、接着技術や装置自体の向上、多くの知見に基づいた治療方式の進歩や簡便化が進み、矯正治療の選択肢として存在感を増しています。患者さまの負担度を考えたとき、唇側からの矯正とほとんど変わらないレベルで治療できるようになってきました。
舌側矯正はこのような方に選ばれています。
管楽器を吹く方には舌側矯正が適している面があります。ただ当然、歯の裏側といっても矯正装置を装着するのですから、楽器を吹く際には配慮が必要になる部分はあります。舌側矯正なら治療と並行しホワイトニングを行うことも可能です。
他のどんな治療法にもあるように、舌側矯正にもメリット・デメリットと言える特徴があります。治療の決め手となるメリットがあるか、断念するべきデメリットがあるか見ていきましょう。
舌側矯正では、歯科医が直接患者さまの歯にブラケットをとりつけるのではなく、口腔内をかたどったトレーの上にブラケットの位置づけをして下準備をします。あらかじめ準備した装置を、実際にお口の中に装着していくことになります。
カンナビノイドとは、植物の麻に含まれる生理活性物質の総称です。大麻には数百種類のカンナビノイドが含まれており、大きくわけるとカンナビジオール(CBD)とテトラヒドロカンナビノール(THC)の2つがあります。
大麻というと「ハイになって中毒になってしまうの???」とびっくりしてしまいますが、それはTHCのこと。全く別の成分です。
ここでご紹介するのはCBDという成分です。
生理機能を維持し、体調を整えてくれます。人間には、生理機能を一定に保つネットワークシステムが備わっています。エンド・カンナビノイド・システム(ECS)と呼ばれています。神経伝達物質(カンナビノイド)が、細胞に必要な指示を与え、恒常性(ホメオスタシス)を維持してくれるという、大切な仕組みです。この重要なシステムは、強いストレスや老化によって働きが衰え、カンナビノイドが欠乏することがわかってきました。CBDはカンナビノイドの欠乏を補い、生理機能を維持する仕組みをサポートしてくれます。
神経伝達物質に影響を与え自律神経を整える効果が期待できます。ストレスを緩和し、不安を軽減してリラックスした気持ちに導いてくれます。
CBDは、不眠や、免疫の過剰反応によるアレルギーなどの疾患に作用すると期待されています。美容の分野では、抗酸化作用、抗炎症効果、ニキビ、皮膚炎アレルギー、アトピー、やけどなど皮膚の症状に作用してくれると考えられています。
さて、カンナビジオールは歯医者と関係あるのでしょうか? 木更津きらら歯科では、CBD(カンナビジオール)オイル配合の歯みがき「TOOTH & PEACE」を開発いたしました。その抗菌作用から、虫歯の予防や進行を遅らせたり、歯茎の炎症を抑える抗炎症作用、鎮痛作用に効果を発揮します。リラックスやリフレッシュ、眠りの質をよいものにしてくれる効果も期待できます。
「TOOTH & PEACE」について詳しくはこちら
子供たちに大人気の「おしごと年鑑」。いろいろな職業が紹介されています。歯医者のページでは、まずお口の健康が全身の健康に大きく関わっていることを伝えています。
お口の中が清潔でないと、ウイルス感染しやすくなります。インフルエンザはウイルスが付着した手で、口や鼻、目などの粘膜を触れることで感染しますが、口の中にはいっただけでは感染しません。細胞の中にはいりこむことで感染するのです。口の中に歯周病菌などの悪い菌がいると、感染を手助けしてしまいます。
お口の中が清潔でないと、菌のバランスが崩れます。口の中にいる様々な菌の中には、からだを守る細菌もいます。しかし、悪い細菌が増えると、全身の粘膜に存在するIgAという抗体が負けてしまうのです。腸内にたどりついた悪い細菌は、腸内細菌のバランスを崩し全身の免疫力を低下させることにつながってしまうのです。
口腔内の健康は、全身の健康に大きく関わっていることがわかってきました。現代の歯医者は、全身の健康を視野に入れてお口の中の健康を守ることをミッションとしています。
歯周病が重大な病気のリスクを高くすることはご存じですよね。血管にはいりこんだ歯周病原因菌などの刺激は、血管内にプラーク(ねばねばした沈着物)を作りだし、血液の通り道を塞いでしまいます。血管内のプラークが剥がれ落ちて血管がつまると、心臓疾患や脳血管疾患といった重大な病気を引き起こすのです。
子供さん向けの「おしごと年鑑2022」では、・歯と歯ぐきの病気を治す ・お口の機能を守る・歯と歯ぐきの病気の予防の3つをあげています。むし歯治療は、歯医者の仕事のその一環なのです。
アスリートを助ける「スポーツデンティスト」についても紹介しています。激しい接触のあるスポーツには口の中を守るマウスガードが必須。ワールドカップからオリンピックまで、名勝負が繰り広げられる陰には歯医者の活躍もあるんですよ。木更津きらら歯科では、多くのアスリートのマウスガード制作に携わらせてもらっています!
写真は、唾液の出そうな梅干しの写真を掲載してみました!
2022年7月、英科学誌オンライン版にて発表された研究成果があります。大阪公立大学の研究グループが、健康な人の唾液に含まれるタンパク質が、新型コロナウイルスの感染を阻害することをつきとめたのです。
この研究グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発症と重症化には、年齢が大きく関係していること、かつご高齢者は唾液の分泌量が著しく減少することから、唾液のもつ自然な免疫力に着目し、新型コロナと感染の仕組みが同じ別のウイルスを用いて実験を行ったそうです。研究に携わられた先生方のコメントを聞いてみましょう。
吉里勝利特任教授
「唾液の中に新型コロナウイルスの侵入を防ぐ仕組みがある可能性が出てきた。今回の研究成果を基に感染予防薬や治療薬の開発に貢献していきたい」
松原准教授
「唾液が持つ自然免疫力をもっと評価すべきだろう。口腔内のケアを推奨し、唾液の質を上げるような(コロナ感染)予防法の開発も目指したい」
唾液には、新型コロナウイルス感染症予防に効果がある可能性が明らかになってきましたね。
大阪公立大学発表資料
唾液中のタンパク質が感染を阻止!COVID-19から身を守る鍵が「唾液」にもあることを解明!ウイルスとの結合を阻害する唾液中のタンパク質を同定
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-01284.html
唾液の分泌は年をとると減ってきます。ピークは30代と言われており、ご高齢者がコロナ感染症で重症化しやすいのは、唾液による防衛機能が若い人より働きにくいからということも考えられるのです。
唾液をしっかりだすには、水分をじゅうぶんとり、よく噛んで食べることです。唾液線マッサージも効果があります。
あごの周りのポイントをおぼえると、いつでも実践できますよ。ご高齢者にも効果があります。口の中が乾く・・・ とご家族がおっしゃっていたら、教えてあげてください!
フッ素ケアとは歯にフッ素を塗布して歯を丈夫にし、むし歯になりにくくする予防法の一種です。フッ素塗布には次のような効果があり、どの年代の方にとっても有効です。
お子さまの歯は大人の永久歯に比べて歯が溶けやすく、むし歯になりやすいのです。早めのフッ素ケアをおすすめします。
大人の歯にとっては、むし歯の再発防止と、歯ぐきを守る効果があります。加齢や歯周病によって歯ぐきがさがると、歯の弱い部分が露出してしまいます。フッ素コートは、歯を守り、初期虫歯になってしまった歯の表面を再石灰化する働きが期待できます。
フッ素は天然の成分で、お肉や魚、野菜などの食物や水や土にも含まれる天然の成分です。歯科で使用するフッ素は、フッ素化合物と呼ばれる化学物質です。
歯みがき剤を選ぶときに、フッ素が配合されているか気にかけてみてください。2017年、厚生労働省がフッ素の配合濃度として従来の上限1000ppmを1500ppmに引き上げました。むし歯予防の効果を期待してのことです。
歯みがき剤に配合されているフッ素によってむし歯予防につなげるためには、歯みがきにちょっとしたコツがあります。
当院では人気のジェル状歯みがき「コンクール/ジェルコートF」を取り扱っています。
マルチブラケットはブラケット・ワイヤー・結紮線・ゴムリングといった矯正装置を使って行う矯正治療の手法です。歯にブラケットを接着剤で装着し、ワイヤーを通して歯を適切な位置に少しづつ動かしていきます。
簡単に言えばそういうことなのですが、大切な、健康な歯に長期間とりつける器具です。患者さまの歯の状態を正確に見極め、調整を続けながら適切な治療を行っていきます。
ワイヤー矯正で使用するブラケットは、金属製、プラスチック製、セラミック製のものがあります。プラスチック製、セラミック製のブラケットは目立たず、矯正期間中の精神的な負担を軽減してくれます。当院で使用しているブラケットは以下のとおりです。
小臼歯には金属を使うことがあります。大臼歯には必ず金属のブラケットを使用します。
治療計画通りに歯が動いているか、装置にトラブルが起きていないかを確認します。治療計画通りに動いていない場合は、ゴムやチェーンの強さを強くしたり、、ワイヤーの種類を変えたりといった調整をしていきます。それでも動かない場合は、歯が生えている歯肉の下の骨の表面の一部を除去し、骨の回復とともに歯を動かしていくコルチコトミーという手法をとる場合もあります。月に一度程度の調整日には、あわせて歯のクリーニングも行います。
熟練の矯正医がひとつひとつ、歯に貼り付けていきます。ダイレクトボンディング法といいます。歯の裏側にブラケットを装着する舌側矯正をされる場合、歯型をとり歯型のトレーの中でブラケットを設定する手法をとります。ブラケットを接着したら、歯を動かすワイヤーを通します。
ブラケットをつけているときには、ブラッシングがとても重要になります。矯正治療中に虫歯や歯周病になってはなんにもなりません。ブラッシングの方法も丁寧にご説明いたします。
じっくり時間をかけて歯を動かしました。歯はもとにもどろうとするので、正しい位置に歯を固定するため、保定装置(リテーナー)を装着します。歯を動かすための期間と同じくらいのあいだ、リテーナーを装着していただくと歯が固定されやすいようです。
長い時間、よくがんばっていただき、治療前よりずっときれいな歯並びが実現しました!
歯に歯科用接着剤でブラケットをとりつけ、ワイヤーを通して引っ張る基本的な矯正方法です。骨格に問題があって外科的な手術をしなければならない場合をのぞき、ほとんどどのような症状でも治療できます。
以前は金属製の矯正装置をつけている子供さんをよく見かけましたね。ブラケットは金属性のものが主流でしたが、近年ではセラミックやプラスチック製のブラケットの品質が格段に向上しています。当院では審美性や矯正期間中の心理的な負担を考え、前歯はセラミックまたはプラスティック性のブラケットを使用いたします。
多くの種類の不正咬合に対応できます。奥歯を含む全体の矯正、装置をつけた箇所の4本から6本の部分矯正も可能です。 金属アレルギーの人でも安心して使用できます。
歯の表面につけるので、矯正治療をしていることを会った人にはわかってしまいます。
ブラケットを歯の裏側に取り付けるワイヤー矯正です。患者さまの歯型をとり、歯にかぶせるトレーを製作、トレーの歯型のうちにブラケットを設置して接着剤を塗布し、そのトレーを歯にかぶせて歯にブラケットをくっつけるという方法をとります。
マウスピースを装着して、少しずつ歯を動かしていく治療法です。当院では「インビザライン・システム」を採用しています。3Dシミュレーションで歯の動きを予測し、10日から2週間に一度マウスピースを変えていきます。
マスクをしていないときは気にならないが、マスクをしていると気になるという程度の口臭の原因は、お口の中の汚れが考えられます。歯と歯のあいだや、下の表面にたまった食べかすや細菌が臭いの元となるのです。気が付いてよかったです! 歯周病にまで進んでしまう前に、歯みがき方法を改善しましょう。
治療を必要とする病的口臭は、ほとんどがむし歯や歯周病、歯磨きで落としきれない汚れが原因です。生ごみのような臭いの口臭は、歯周病で深くなった歯周ポケットに、食べかすやプラーク(歯垢)がたまってしまい、細菌が繁殖して成分を分解していることが考えられます。内科的な原因がある場合もあります。
マスクの下で、息苦しくなって口呼吸になっていませんか。口呼吸が習慣化すると、お口の中が乾いて唾液の分泌がまにあわなくなります。 ドライマウスは、唾液の分泌量が足りず口の中が乾いた状態になっている症状を言います。
唾液には白血球、リンパ球、貪食細胞があり、お口の中を保護してくれる役目を果たしているのですが、ドライマウスになると歯周病菌が活発になり、歯ぐきが炎症を起こして歯周病が悪化してしまいます。歯周病は重大な病気ですが、歯周ポケットに細菌が繁殖することによって口臭の原因にもなっているのです。
口臭の原因が、歯周病にある場合、一刻も早く歯科で治療しましょう。歯周病は自覚症状がないためほおっておくと抜歯しなければならないほど進んでしまいます。また歯周病菌が血管にまわると狭心症・心筋梗塞・脳梗塞といった病気のリスクが高まります。口臭から気づくことができたのなら、ぜひ徹底的な治療のきっかけとしてください。
口臭の原因は様々です。健康な状態なのに、たまたま人に指摘されて気になっているという方もいらっしゃいます。当院はお口の中の原因を明らかにし、口臭の元となっている症状を改善する治療をいたします。お口の中の病気が認められない場合、口臭をガス分析して原因を特定できるお近くの医科をご紹介することもできます。
マスク着用時に口臭が気にな、スプレーやタブレットなどマスクに塗布するハッカスプレーや口臭用のミントタブレットなどの商品にご興味がおありですか。当院では口腔内を清潔にし、歯磨きだけでは届きにくい箇所の洗浄に役立つ「オーラルピース」をお勧めしています。
口元の機能的で健康的な美しさは笑顔を生み、笑顔(明るい楽しい雰囲気)は不思議と色々な幸福を引き寄せてくれる力があると常々感じています。木更津きらら歯科では、歯の機能をとりもどしたり補ったりする治療のほか、明るい笑顔を生み出すためにも医療の技術を提供していきたいと考えています。
ホワイトニングは、アメリカ発祥の技術です。「人種のサラダボウル」と呼ばれるアメリカでは、笑顔は相手を安心させ敵ではないと知ってもらうコミュニケーションの第一歩なのです。そのため、日本よりホワイトニングや歯科矯正に対する意識がとても進んでいるのです。ビジネスパーソンの身だしなみだけではなく、アンチエイジングや美しさの表現として、多くの方に広く求められています。それは日本でも同じではないでしょうか。
ホワイトニングは、過酸化水素という薬剤を塗布し、茶渋や赤ワイン、コーヒー、コーラやカレー、たばこといった着色物質を分解することによって自然な白さをとりもどす技術です。歯の表面を削ったり溶かしたりすることはありません。オフィスホワイトニングでは、ホワイトニング剤をライトで照射して、着色物質のたまった歯の内側まで浸透させます。これを2~3回繰り返します。1回の治療で白さを実感できます。
一度の施術で白さアップが期待できるため、施術後に効果を実感いただきやすいです。
クリニックでの施術だけで歯を白くすることができます。セルフケアを続ける自信がない方でもだいじょうぶ。
ホワイトニングは医療行為であるため、ホワイトニング効果のあ過酸化水素が入った薬剤は、医療機関の有資格者のみが取り扱うことを許されています。施術を行うのは歯科医師・歯科衛生士です。
家でご自身で行うホームホワイトニングや、オフィス・ホームホワイトニングを併用した場合に比べてやや色戻りがしやすいです。
奥歯はライトの光が届かないため、白くすることができません。
ホワイトニングの技術や知見は日々アップデートされています。歯科医では「歯は一生の健康を支える」という長期的な見識のもと、ホワイトニングやクリーニングを提供しています。 マスクをはずす日のために、ぜひご相談ください。
「免疫」は身体の調子全体を整えるという働きをあらわす医学用語です。体内に侵入してきたウイルスや細菌を病原体と判断して排除したり、不要な細胞を処分したり、傷ついた細胞を修復したりします。
ところで、「免疫力」は数値として図ることはできません。「免疫力」という言葉は医学的に定義されている言葉ではなく指標もないのです。一般的に「異物からからだを守る抵抗力の強さ」といった意味で使われています。免疫機能が頼もしく働いてくれているイメージを思い浮かべてください。
免疫機能は「自然免疫」と「獲得免疫」の大きく2つに分けられます。自然免疫は体内に異物が侵入してきたらすぐに働いてくれる免疫システムで、獲得免疫は自然免疫で対処しきれなかった場合にはたらきます。獲得免疫は体内に侵入してきた異物を記憶する特徴があり、症状が現れる前に異物をとりのぞいてくれます。一度かかった病気にかかりづらくなることを「免疫がついた」と言ったりしますね。
「免疫力」を医学的に測定することはできませんが、免疫機能がうまく働かず抵抗力が落ちてしまい、感染症にかかりやすくなるということは実際に起こります。免疫機能がおちる原因は生活習慣の乱れにある場合が多くあります。肥満、過度のダイエット、食習慣の乱れ、喫煙やアルコールの摂り過ぎ、睡眠不足、運動不足、ストレスなども免疫機能を低下させるといわれています。加齢や先天的な病気、免疫抑制剤の使用が影響することもあります。
「免疫機能は、活動している日中に高まります。決まった時間に起きる、バランスのよい食事をとる、しっかりからだを動かすといった生活のリズムを保つことが大切です。
これを食べれば免疫力がアップする、という食材はありません。タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとりましょう。また腸内環境と免疫機能の関係が注目されています。腸内環境を整えるには食物繊維や、善玉菌を含むヨーグルトなどがおすすめです。
テレワークや外出自粛の日々が続いたため、運動不足になっていませんか。有酸素運動は筋肉を収縮させるときのエネルギーに酸素を使う運動です。一定の時間が経過するとエネルギー源として脂肪を消費します。基礎代謝をあげ、血圧の安定に効果があり、心肺機能を向上させます。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリング、ウォーキングが代表的な有酸素運動です。あまりハードな運動は逆に免疫力を下げてしまいますので、無理なく楽しくできる範囲でかまわないのです。
睡眠不足や精神的ストレスも、免疫力を落とす大きな要因のひとつです。睡眠不足により風邪をひきやすくなったことはありませんか。過度なプレッシャーにさらされると唾液中の抗体(IgA:免疫グロブリンという抗体の一種)の分泌が低くなるという研究結果も発表されています。適度に運動し、しっかり休養してください。るには食物繊維や、善玉菌を含むヨーグルトなどがおすすめです。
むし歯や歯周病も原因菌があります。免疫機能がうまく働いていれば、口腔内の健康を守ることもできるのです。わかってはいるけど、なかなかむずかしいよ・・・ とお思いですよね!しかし、ご自分のからだのことです。意識して心がけていきましょう!
「義務化」という言葉に抵抗をお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが、歯科医の立場からは、国民のみなさまが定期的に歯科健診を受けるようになったら、歯の状態、高齢者の健康、歯周病や歯周病によってリスクの高まる脳卒中などの重大な病気に対して、素晴らしい効果をあげるだろうと確信しています。
日本では、「歯医者は痛くなったら行くところ」という意識が強くあります。保険制度が充実していることも関係あるかもしれません。その結果、80歳の方の持っている自分の歯は13本程度です。ほとんどの方が入れ歯などの技工物を利用して食物を食べているのです。
一方、予防歯科先進国と言われるフィンランド、スウェーデン、ノルウェーといった北欧の国々では、80歳の高齢者でも自分の歯が平均20本以上あり、自分の歯で食物を噛んで食べることができます。子供達はほとんど虫歯がありません。
日本では、予防のための歯科受診率は5%程度。北欧では9割前後の方たちが受診します。ほとんど全国民が歯科定期健診を受けているといってもいいと思います。日本人の歯科における予防意識は、先進諸外国と比較すると、まだまだ低いのです。
65歳以上になると、ご自分の歯が多く残っているほど、健康を保ち、入院回数が少ないことが明らかになっています。逆に、歯周病は、心筋梗塞と脳血管疾患の原因となることもわかっています。糖尿病の合併症など重大な病気にもつながるリスクがあるのです。
口腔内の健康は全身の健康に大きく関係があり、高齢になってからの暮らしにも大きな影響を与えます。健康であれば医療費も少なくてすみます。歯科医療に携わる者のこの思いがひとりでも多くの方に伝わることを願っています。
「国民皆歯科健診」という考えはやっと検討の議題になったというところであり、様々な課題やいろいろな意見があることと思います。例えば、職場の健康診断で唾液を提出してもらい、歯周病などの可能性がある人に受診を促すといったアイディアがあるようです。
どういった形になるにせよ、予防歯科で健康を守るという考え方のもと、検討がはじめられることを心から歓迎します。皆様もぜひこの機会に、「予防歯科」について考えてみてください!
フッ素塗布は従来、子供さんのむし歯予防のためにするものと考えられてきました。実は大人の患者さまにもフッ素塗布は有効です。大人の歯は、治療した歯があったり、加齢により歯の根元のはぐきが露出してきてむし歯になりやすいのです。定期検診のクリーニングのあとに、フッ素塗布をおすすめいたします。
従来、保険診療内での歯周病のメインテナンスは、3カ月に一度しかできなかったのですが、1か月に一度の治療に保険が適用されるようになりました。歯周ポケットが深くてお悩みの方も、集中して治療して改善していきましょう。
厚生労働省では、平成28年度に「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」を認定する制度が新設されました。
かかりつけの歯科医が、むし歯や歯周病の有無、年をとっても残っている歯の本数などに大きく関係していることがわかってきました。むし歯を削ってつめる治療だけではなく、予防やメインテナンスにも重点がおかれるようになったのです。そのためにはかかりつけ歯科医の存在が重要であることが認められたのです。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」は、スタッフのレベルや人数、過去の治療実績、設備、ご高齢者を診療できる訪問診療対応、他の医療機関との連携や研修の充実、感染症対策などの条件をクリアすることで認定されます。
ポイントとしては、
プラークとは、歯の表面に残った食べかすに細菌が繁殖したもので、ねばねばした細菌の住処です。食べかすといった栄養分に温かい口腔内環境で、細菌はどんどん繁殖していきます。時間がたつと歯石となって固まり、歯ブラシによるブラッシングではとれなくなってしまいます。
プラークがたまりやすいのは、並んだ歯と歯がくっついているところ(コンタクトポイント)、奥歯の後ろ側、歯並びがデコボコしているところ、隣の歯が抜けてしまっているところです。歯ブラシの毛先が届きにくいんです。
フロスに血がついてきたときは、ほとんどが歯肉炎や歯周病という歯肉の病気です。フロスで細菌の住処を除去することで、健康な歯ぐきをとりもどすことができます。
※血が止まりにくい血液の病気の場合もありますので、歯科医師の診療を受けることをおすすめします。
歯ブラシによるブラッシングだけでは取り切れない、歯と歯の間のプラーク。デンタルフロスは、歯と歯のあいだに糸をとおし食べかすをからめとるようにして除去するアイテムです。ではフロスの使用にどんな効果があるのでしょうか。
画像はジーシー社のwebサイト http://www.gcdental.jp/floss/ よりお借りしています。
デンタルフロスを使用すると、こんなにお口のケアに差がでるのです。ではどんなフロスが自分にあっているでしょうか?
デンタルフロスには、糸を指に巻いて使うロールタイプと、ホルダーつきフロスがあります。
定期健診の際に歯科衛生士が歯のクリーニングの最後に、両手の指にフロスをまいてぴんとはり、歯と歯のあいだにとおして最後の仕上げをしてくれますよね。こちらがロースタイプです。ワックスつきとワックスなしのものがあります。ワックスなしのほうが汚れはよくつきますが、慣れない方はワックスつきのほうが使いやすいかもしれません。当院ではジーシー社のルシェロ(ワックス付&アンワックス)を販売しています。
糸ようじとも呼ばれていますね。F字やY字のホルダーにフロスがはってあるタイプです。ドラッグストアでもたくさん並んでいますね。まずは食事のあとにお試しになってはいかがでしょうか。
歯間ブラシは、針金にナイロンの毛先をつけたり、シリコンでつくられた小さなブラシです。食べかすのつまりやすい、歯と歯の隙間が広い部分にさしこんで食べかすをかきだします。歯間ブブラシが効果を発揮するのはこんな箇所です。
食べかすがはさまって気持ち悪い部分、心あたりがありますよね。
ドラッグストアに行くと、様々なサイズの歯間ブラシが並んでいます。大きすぎる歯間ブラシは歯ぐきを痛めてしまいますし、小さすぎる歯間ブラシは食べかすを十分おそうじできません。お口の状態にあったサイズを選んでください。
初めて歯間ブラシを使う方は、一番細いものからお試しください。
続けるコツは簡単です。歯みがきの前に、お口のケアの一番最初に歯間ブラシを使えばいいのです。食べかすをかきだした後に、きれいに歯みがき。お口の中がさっぱりしますよ。歯間ブラシもデンタルフロスも、歯の間の食べかすがとれればいいのですから歯みがきの前につかってもあとに使っても問題ありません。でも、続かないという方は、歯みがきだけでなにか達成感を感じてしまっているのではないでしょうか?
乱れた歯並びの問題点は、歯ブラシが届きにくくむし歯や歯周病になりやすい点と、噛む力が異常な方向に働くため、ぐらぐらして抜歯の時期が早くなってしまう点にあります。突き出した歯は、転んだりスポーツの際にけがの元ともなってしまいます。見た目だけではなく、健康や生活全体に悪い影響をおよぼしてしまうのです。
矯正が必要な症状は、受け口、乱食い歯、八重歯、すきっ歯、出っ歯、前歯がかみ合わずお口が開いてしまう、といったケースがあげられます。
上顎と下顎の成長のバランスが悪かったり、前歯の角度が異常だったりする場合に、前歯が飛び出す「出っ歯」と呼ばれる状態になることがあります。前歯が突き出していると、転んだりスポーツの際などに歯が折れたり口を切ったりしてしまいます。口が閉じられないので、ドライマウスの症状が起こりやすくなります。
前歯が噛み合わず、前歯でものを噛み切ることができない状態です。奥歯に負担がかかり、奥歯にひびがはいってむし歯や歯周病になりやすくなります。見た目だけの問題ではないんですね。口呼吸にもなりやすく、口臭やドライマウスの原因ともなります。
乳歯の時点では、空隙歯列(くうげきしれつ)といって歯と歯のあいだに隙間がある状態のほうが、大人の歯がはえてきたときにきれいな歯並びになりやすいと考えられます。乳歯の段階できれいな歯並びだと逆に大人の大きな歯が生えてきたときに歯並びが乱れがちです。またでこぼこな場合も、矯正が必要になる場合が多いようです。
人や動物のからだの中央をまっすぐに通るラインを「正中線」といいます。正中線は、妊婦さんのおなかにまっすぐにあらわれることがありますね。整った歯並びでは、上下の前歯、お顔の正中線がまっすぐにあっています。お顔の中心と前歯の中心がずれていると、お顔全体がゆがんでみえてしまいます。
理想的な歯並びは出っ歯や引っ込んだ歯が隙間なく並び、アーチ型をしています。アーチ型の橋は、隣り合う石がささえあうことで強い構造を作ります。歯列も同じです。
自然な状態で、上の前歯が下の前歯に2~3mm重なっているのがよい噛み合わせです。上の前歯が下の前歯にかぶさってしまったり、下の前歯が上の前歯を覆ってしまう状態、上下の前歯が重ならず開いてしまう状態はよくありません。
正しい噛み合わせは、奥歯で噛んだ時に上下の歯が交互に噛み合っている状態を言います
人にはそれぞれ個性があります。正中線が少しずれていても、それがその人のお顔の魅力になっていることもあります。ただ、よくない歯並びによるデメリットもあることを知っていただきたいのです。
よくない歯並びはむし歯や歯周病の原因となりやすいのです。歯ブラシの毛先が届きにくい部分に、食べかすがたまりプラーク(歯垢)となり、むし歯へとつながってしまいます。
プラークは細菌のかたまりです。なかでも歯周病菌は重大な病気の原因となります。動脈硬化、脳疾患、糖尿病、高血圧、肺炎、早産などのリスクが高まります。歯並びが悪いことが全身の健康を損ねることもあるのです。
また噛み合わせが悪いことで、食べることや消化に障害がおきる場合があります。特に中年期以降の年齢になると歯を少しづつ失い、歯並びが悪くなってきます。自分の歯で噛んで食べることができにくくなってくると、消化にも悪く気持ちも老け込んでしまいます。
歯並びが悪いと、空気がもれたり舌や口がうまく動かせずきれいな発音にならないことがあります。アナウンサーなど話す仕事の方が、明瞭な発音のために歯並びを矯正することがあります。
頭痛や腰痛、肩こりの原因となることがあります。
日々の生活の中で、最も気になるのは見た目かもしれません。口元に自信がもてず、心から笑うことができない方もいらっしゃるかもしれません。なんだか悲観的になってしまう心の癖の原因が、歯並びにあるかもしれませんよ。
ペースト状のレジンを直接つめていく治療法なので、以前なら大きく削って金属性のつめものをしなければならなかったむし歯でも、高い精度で削る範囲を最小限にすることができます。その分、歯科医師の腕の見せ所でもあります。
歯の色に近い色調のため、金属の詰め物より自然な見た目を再現できます。
プラスチック素材のため、お口の中の詰め物として、金属アレルギーのある方でも安心しです。
悪いところが見つかったら、即日治療できます。患者さまのお口の状態によりますが、治療回数が少なくできます。
初期のむし歯でしたら、保険診療の範囲で治療が可能なことが多いです。
光線が届かない箇所では、硬化させられないため、使用できません。適用する箇所を選ぶ素材でもあります。
セラミックや金属に比べ、やや強度に劣るという特性がありますが、前歯だけでなく奥歯に使えることも多いです。
コンポジットレジンは歯科の治療では最も多く使われている素材です。保険診療の範囲内で自然な美しさのある歯を再現できます。
お悩み:前歯のむし歯が、歯と歯の間から中へと広がり、黒く透けて見えるようになっ
てしまった。
治療:むし歯部分を削り、保険診療のコンポジットレジン充填を行いました。
リスク:保険診療の場合、材料の選択や対応できる症例に限りがあります。今回のケースは、保険診療の範囲できれいに治療ができました。
金額:1本 約1000円(非課税)
自由診療では、素材の特性を生かし、前歯のすきまや色調を整えたい場合に使用できるケースがあります。色調が豊富なため、色が合わせやすく自然な色合いを再現することが可能です。