「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
歯科用マイクロスコープは、一言で言えば、お口の中を拡大する顕微鏡です。その原理は、遠い星を眺める望遠鏡や、微細な生物の在りようを観察する顕微鏡と同じです。対象の像を対物レンズで拡大し、目に接する接眼レンズでピントがあうように調整することで、対象の像を観察できるようになるというものです。
一般の生物顕微鏡などと異なる大きな特徴は、デジタルカメラを搭載し、医師やスタッフ、患者さまがデジタル映像を共有できる点です。マイクロスコープを導入することにより、歯科治療の精度は格段にあがり、精密な治療を提供できるようになりました。
では歯科用マイクロスコープが歯科治療においてどんな効果をあげるのか見ていきましょう。
医師がルーペで患部を見たときの限界は、3cm程度の視野なのですが、マイクロスコープでは9㎜の範囲を拡大してみることができます。歯科用マイクロスコープは、患部を3倍から30倍程度にまで拡大することが可能なのです。暗くて狭いお口の中を、優れた医療用レンズと歯の根っこの奥まで照らすライティングシステムで精密にはっきりと確認することができます。
歯はとても小さなおからだの一部分です。繊細な判断と技術が求められる現代の歯科治療においては、マイクロスコープのもたらす視野は診断と施術において重要な役割を担ってくれるのです。
医院内の照明だけでは、狭いお口の中をはっきり見ることはできません。マイクロスコープは対物レンズ軸に近接した位置に設定されたLED照明で、根管内部まで十分に照射することができます。拡大したところを明るくし、詳細まではっきりとつぶさに観察することができます。
一般的な生物顕微鏡と異なるマイクロスコープの特徴は、デジタルカメラを搭載しているという点です。本体内にカメラを内蔵し、口腔内の組織や治療を外部モニター等に映し出すことができます。医師の治療に役立つだけでなく、患者さまと症状を共有し治療計画を深くご理解いただくこと、医療スタッフとの情報共有にも効果を発揮します。
狭くて暗いお口の中を明るく照射し、歯の根っこの奥深くまで詳細にみせてくれる歯科用マイクロスコープ。ではどんな場面でその威力を発揮するのでしょうか。
歯の根っこに膿がたまり、そのせいで歯ぐきが腫れている状態は、かなりむし歯が進行してしまっています。根管治療とは、細菌に感染した歯や神経を徹底的に殺菌して除去し、清掃・消毒して、空になった管の部分に防腐剤を詰めて密閉するというものです。それ以上の感染をストップさせ、歯の機能を維持させようとするわけです。
ところが歯根の形状は様々です。前歯と奥歯では歯根の形状も異なります。奥歯にいくほど、直接目視することが難しいのはご想像いただけますよね。歯肉の奥深く、歯の根っこのほうまで、マイクロスコープで明るく照射し、30倍近くまで拡大された映像を確認することで、膿の原因(感染源)を洗浄・除去する確度が格段にあがります。
むし歯が神経の近くまで進んでいる場合、ぎりぎりで神経を残す治療を選択できることがあります。マイクロスコープを用いた診断では、このぎりぎりのところを見極めることができます。もちろん、医師に高い技術が求められるのは言うまでもありません。
むし歯治療の基本のひとつとして、まずむし歯の部分を取り去り、詰め物をする治療法があります。この治療法ではむし歯になった部分を可能な限り除去することが重要なのですが、同時に、歯の健康な部分は極力削ることのないように細心の注意を払わなければなりません。そんな場面こそマイクロスコープが威力を発揮するときです。むし歯部分のとりのこしはほぼなくなるといってもいいでしょう。歯と歯の間の小さなむし歯、奥歯のむし歯も見逃すことがありません。
むし歯部分をとりのぞいたら詰め物をすることになります。被せものや詰め物と歯に、わずかな段差があると、そこから細菌がはいってむし歯が再発することも多いのです。細部まで歯を整えることにも、マイクロスコープは活躍します。型取りでも精度が格段に向上します。
歯周病治療の基本は、深くなってしまった歯周ポケットに器具をいれて、徹底的におそうじすること。歯周ポケットの中に蓄積されたプラークや歯石を観察し、肉眼では見えなかった感染源をとりのぞきます。
レントゲンでもわからないような微細な亀裂が歯の痛みの原因となることがあります。歯は、むし歯でなくても、硬いものを噛んだり、歯ぎしりや食いしばりの習慣によってひびがはいってしまうこともあるんですね。肉眼で見て原因が特定できない場合、マイクロスコープで観察することを選択する場合があります。
インプラント治療は、おからだの中に人工の骨を埋め込むという繊細な技術を必要とする手術を伴います。インプラントを埋め込む顎の骨の周辺には、重要な血管や神経が走っています。これらの組織を傷つけることなく、手術を安全におからだのダメージを最小限にして成功させるためには、インプラントを入れる位置を規定し、歯肉の位置をコントロールするといった細かい作業を確実なものとしなければなりません。マイクロスコープから得ることのできる精密な情報は、高度なインプラント手術の成功のために貢献します。
実はマイクロスコープは歯科医師のパフォーマンスの向上にも役立ちます。モニター上で患部を観察することができるという特徴は、医師が正しい座位の姿勢を保つことができるという面もあるのです。繊細で高度な技術と、時により長時間にわたる集中力が求められる治療において、マイクロスコープは患者さまのために医師をサポートしてくれるのです。
現代の歯科治療において、マイクロスコープは重要な役割を担っています。素晴らしいことづくめの機器なのですが、ちょっと奇妙な特徴もあります。それは、こうしたほうがいい・・・ という点が見えすぎてしまい、通常の保険診療で想定されている状況にあてはめることができないほど、治療の範囲が広くなる傾向はあるんです。一部保険適用できるケースもございますので、適切に、必要に応じて、より高い精度での診療を選択していきましょう。
お口のトラブルに対処するために、正確な検査はとても重要です。患者さまのお口の中は、歯の生え方、むし歯の治療痕、あごの骨の状態や神経や血管の走行など、おひとりおひとり異なります。またお口の中の問題は、治療後もきちんと管理しないと再発することもあります。似た症例といっても、トラブルの原因や、治療の進め方、リスク、注意して管理していかなければならない点も、個々の患者さまによって異なってくるわけなんです。
検査でわかることは、その患者さまのお口の中の特徴です。歯科医師は検査結果から治療をどのように進めていくかという作戦、治療計画を立て、患者さまと共有します。
正確な検査と診断に基づいた治療計画は、長期的に歯の健康を維持することにつながります。そのためにも、精密な検査はとても大切なんです。
では、お口の中の状態をあきらかにする検査にはどんな方法があるでしょうか。歯科でお口の状態を診断する方法として、レントゲンと歯科用CTがあります。矯正専門の精密なスキャナーなどもありますがここではレントゲンと歯科用CTについてご説明します。
デジタルレントゲンは2次元の平面画像で鮮明に歯や歯の根の状態を映し出すものです。レントゲンは一方向からの撮影となるため、重なっている部分を確認できないことがあります。症状によって、問題なくお口の状態が確認できるのならレントゲンを選択します。
歯科用CTはさまざまな角度からお口の中を撮影し、立体的に再現します。3次元の立体画像のため、歯や顎の骨の状態、血管、神経などの位置をとらえることができます。
お口の働きは、歯、神経、筋肉、骨や関節が複雑に作用して成り立っています。平面的な情報だけではなく、骨の厚みや骨密度まで確認することができ、レントゲンに比べて精密な検査、診断ができるようになります。レントゲンでは見えなかった歯の内部や位置関係も把握できるわけなんです。
CTとはComputed Tomography、コンピュータ断層撮影のこと。大学病院にある全身をスキャンする医科CTでは腫瘍などの異変や血管の情報といった詳細な体の中の情報を得ることができ、診断に貢献しています。
歯科用CTは、歯科医療用に改良され、歯科の領域の頭頸部に特化されたCTスキャナーです。歯や顎の周囲の骨や神経、血管などを立体的に撮影します。まだ一般の歯科クリニックで導入しているところは少ないのですが、木更津きらら歯科なら大学病院まで出向かなくても、必要に応じてその場でCTを行うことができます。
顎お口の中や頭頚部の、顎の骨や歯といった硬組織を立体的にとらえる三次元画像で診断できます。レントゲンでは重なって見えなかった部分や、顎の内部構造、鼻の空洞や骨の厚さ・密度まで手に取るようにわかるんです。
木更津きらら歯科では歯科用CTスキャナーを導入しています。いつものかかりつけ医にCTスキャナーがあるメリットを考えてみてください。大学病院や総合病院で予約して受けなければならなかった検査を、その場で必要に応じて行うことができるのです。医師の診断のスピードが格段に速くなり、迅速に治療計画のプランニングを行うことができます。治療にとりかかる時間を短縮でき、患者さまのご負担も軽くなります。
歯科用CTの撮影は、医科のCTと比べると短時間ですみます。歯科用CTによる被爆線量は、X線を照射する部位が口腔周囲に限られることからも、医科用CTの10分の1程度です。また、歯科用CTの場合は撮影の際に横たわる必要がありません。座ったまま、あるいは立った状態で撮影することができます。
当院の歯科用CTによる被ばく量は「0.006ミリシーベルト」程度。私たちが普段、生活をしていて自然に被ばくしている放射線の量と比較してみましょう。
普通に生活をしていても、自然界から受け取る放射線はあります。これはその地域によって大きく異なり、ブラジルのガラバリ市街地の「10.0ミリシーベルト」が自然放射線の多い地域として知られています。世界平均では2.4ミリシーベルト。東京とアメリカを飛行機で移動した際に受ける放射線量は0.19ミリシーベルトです。医科用CTによる「0.006ミリシーベルト」の被爆線量は、ごく少ないものだと言うことができます。
お口の中を立体的に写し取った画像をご覧いただくことは、患者様にご自身のお口の中の状態を正確に理解していただく手助けになります。治療のポイントとなる点はどこか、どこにリスクがあるのか、治療の目標となるところを医師と共有して治療にあたりましょう。
歯科用CTでは座ったまま、10秒ほどで撮影が可能です。医科用のCTスキャンのように横たわる必要はありません。
根管治療は、神経まで進行したむし歯の治療です。歯の根っこの神経の通っている管を掃除して神経を取り除き空になった管に薬をつめて被せものをし、歯の機能を維持するというものです。歯科用CTで撮影した画像診断で、歯の根の状態が立体的に詳細に明らかにし、治療のゴールを正確に見据えることができます。
歯周病は歯ぐきや歯肉という“歯を支える組織(歯周組織)”が破壊される病気です。炎症が拡大すると、歯周ポケットが深くなって、歯槽骨まで達します。歯科CTでは骨の破壊の程度などをより正確に判断することができます。骨の状態から歯の寿命を読み取り、歯の機能を維持できるような治療を検討することができます。
親知らずが横向きに生えていたり歯ぐきの中に隠れている場合、歯磨きが行き届かず汚れがたまり、腫れて痛くなったり虫歯や歯周病の原因となったりします。隣の歯にも悪い影響があり口臭の原因ともなるため早めに抜歯した方がよいことが多いのです。親知らずの抜歯をする場合、注意が必要なの親知らずが神経の近くある場合です。神経を傷つけないような施術を行う必要があります。歯科用CTを活用することで、親不知の生え方やや神経の位置が確認できるので、より安全に抜歯をすることが可能です。
顎関節症は顎の関節の周辺に起こるトラブルです。顎の関節の周辺で筋肉が固くなったり捻挫のような状態になっていたり、関節の円盤がずれてしまって口の動きに支障がでたりします。顎関節に関する疾患には、歯科用CTによる画像診断が大変有効です。
歯科用CTによる精密な画像診断は、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋入するインプラント治療で必要不可欠です。インプラントを安全に埋入するには、顎の骨の厚みや密度といった骨の状態や、神経や血管の位置を把握することが必要です。神経や血管を傷つける事故を防がなければなりません。しかし、レントゲンだけでこれらを全て把握することは困難です。インプラント治療では、CT撮影は治療の安全性・確実性を高めることはもちろん、患者様の治療の負担を軽減することにもつながるでしょう。
レーザー光線は、波長の種類によって様々な用途があります。レーザープリンター、レーザーポインター、バーコードリーダーといった身近なものから、腰痛の治療に使われるものもあります。
歯科で使用するレーザーは、一つの波長の光を集めることでさらに強いエネルギーを発するものです。レーザーには様々な波長があり、医療用レーザーも波長によって照射した組織の反応が大きく異なります。医師はそれぞれの波長の特性を理解し、レーザー機器の持っている長所を生かして治療にあたっているのです。
木更津きらら歯科では、炭酸ガスレーザーを導入しています。歯医者の治療で患者さまの負担になるような痛みが抑えられ、ほとんど伴わないほどです。
炭酸ガスレーザーの光は、ほとんどが細胞の水分に吸収され、ピンポイントで浅く削ること、深く掘ること、切開することができます。電気メスを使用した場合のような熱による障害が少なく、また金属メスを使用したときよりも出血が少なくて治りが早いのが特徴です。
炭酸ガスレーザーにはこんな特徴があります。
お口にできた口内炎の治療もレーザー治療の対象となります。舌やお口の中を噛んでしまったときの傷や、入れ歯などがずれたときの傷の回復を促進する効果があります。
歯肉にメラニン色素が沈着して黒や紫っぽい色になることがあります。歯肉の表面にレーザーを照射し、ピンク色の歯肉をとりもどす手助けができます。麻酔の必要はなく、痛みもほとんどありません。
炭酸ガスレーザーは止血作用と殺菌効果があります。親知らずの抜歯などの外科処置に適しています。歯肉を切開する必要がある場合、炭酸ガスレーザーを用いた外科手術なら、早期の術後回復が期待でき、痛みが少なく鎮痛剤の使用を抑えることもできます。
歯の磨きすぎや、歯肉がさがってしまうことで歯の根元が露出し、冷たいものが沁みたりするのが近く過敏です。レーザー光には歯の神経を沈静化する作用があり、知覚過敏の治療に用いることもあります。
災害や殺人事件で亡くなられた方は、ご遺体の身元がわからないことがあります。独居のご高齢者の身元が不明なことも実は多いのです。ご家族がお顔を見たり、身体的特徴や指紋、DNA型、持っていた身分証明書などで身元を確認することができれば、警察歯科医や海上保安歯科医が出動することはありません。
歯科医師が、警察や、海の警察である海上保安署から依頼を受けて身元確認を行うのは、他のやり方では身元が特定できず、歯が残された手がかりであるときです。
歯には「人の情報」が多く含まれていて、歯の劣化やすり減り方から大体の年齢がわかるほか、さらに歯や顎の大きさから男女を推定することもできます。また歯は、人間のからだの中では、とても硬い組織で高温にも耐え、災害などの過酷な環境でも残っていることが多くあります。
歯は、乳歯の場合で20本、永久歯で親知らずを含めたら32本あります。歯の並びはおひとりおひとり違います。歯の治療データはかかりつけの歯科に保管されており、歯科医師は、ご遺体の歯のレポートから自分が治療した患者さまの手がかりを思い出せるかもしれません。歯科医師は自分が治療した患者さまの歯の状態をかなり詳しく覚えているものなのです。そういったことから、生前に受けられた歯の治療のデータと、ご遺体の歯のデータを比較して、高い確率でご本人にたどりつけると考えられています。
警察歯科医は、2つの場面で尽力します。最初は、ご遺体に接したときです。ご遺体に接した警察歯科医はまず、口を開けて歯の状態から歯型や治療の痕跡を確認します。携帯型のデジタルX線カメラを使用することもあります。警察歯科医はこうして得られた歯の情報をレポートにまとめます。このレポートには、推定年齢や性別、他の情報から確認できれば推定居住地などの情報も記載されます。
このレポートが、亡くなった方が生活されていたと思われる地域の歯科クリニックに配布されるのです。レポートを受け取った歯科クリニックでは、該当する治療をしたことがあったかどうか確認します。当院も鑑別の要請を受けることがあります。該当すると思われる患者さんのデータを見つけた歯科クリニックの院長は、治療カルテやレントゲン写真などを警察歯科医に提出します。
警察歯科医が尽力する2つめの場面はここからです。警察歯科医は、提出された生前の治療記録やレントゲン写真などの情報と、ご遺体の歯科所見を照合し、鑑定書を作成します。こうして身元不明のご遺体は、名前のあるひとりの方として特定されるのです。
歯科所見が身元確認に有効であることは、昭和60年の日航機墜落事故をきっかけに認められるようになりました。これを機に、昭和61年に警察庁から、日本歯科医師会に警察歯科組織についての要望があり、全国に警察歯科医と警察歯科組織が誕生しました。
警察歯科医は、警察からの要請を受け、災害時などの身元確認や犯罪捜査活動に協力します。 全国の歯科医師会に所属する歯科医師が、登録制で活動しています。普段は歯科医院でみなさまの治療を行っている歯科医師が、専門の研修を受けると、警察歯科医としての活動に加わることができます。
警察歯科医の活動内容は、大きくわけて2つあります。
事件・事故・災害時の身元確認と、犯罪捜査協力です。適切な歯科的健康管理を受けることができていない子どもに注意を払い、児童虐待の防止に貢献することもあります。
近年、災害時の身元確認において警察歯科の活動が非常に重要だと考えられるようになりました。平成21年から、「歯科鑑定謝金(しがかんていしゃきん)」が国費で整備されるようになり、正確にはボランティア活動ではありません。しかし、多くの歯科医師は、なんらかの形で事故や災害にあわれた方々のお役に立ちたい、そういう気持ちで活動しています。
警察歯科医会は、地区ごとにたちあげられています。それが郡市区警察歯科医会です。それをとりまとめているのが都道府県歯科医師会、そのうえに全国組織の日本歯科医師会があり、警察からの協力要請は、
といった形で、それぞれの所轄警察から各組織に連絡がはいります。例えば、事故や災害の場合には、警視庁や各道府県警からと都道府県歯科医師会へ協力が要請されます。つまり、各地区の警察に対して、それぞれの組織が協力体制を築いているということなんですね。
警察から各医師会に要請があると、登録している警察歯科医に強力依頼が届きます。歯科医師は、警察からの要請があれば、すぐに対応する体制をとっています。大規模な事故や災害時の要請であれば、患者さまのご予約を変更していただかなければならない場合もあります。患者さまがご理解くださることも、迅速な活動のためにとても大切なんです。
歯医者はなんとなく怖いところ、とお感じではありませんか? 治療が痛そう、ドリルの音がうるさくて気に障る・・・ いろいろなハードルをお感じかもしれません。私たちは、そんなご不安を感じていただきたくありません。
木更津きらら歯科の治療方針は「静かで痛みの少ない治療」。当院では、削る音の小さいドリルを使用し、治療は静かで快適な環境で行われます。また適切に麻酔を使用し、不必要な痛みを我慢していただくことはないのです。
近年の高度先進的な歯科医療では、さまざまな治療や手術においてとても緻密で高度な技術が用いられ、時間を必要とする場合もあります。その間、固い顎の骨を広範囲に無痛にしておく麻酔が必要です。
また、患者さまは大きく口を開けるといった姿勢を長時間強いられることになります。そのようなハードルを越えるため、当院では、伝達麻酔法など特別な配慮を必要とする麻酔や、静脈内鎮静法といった麻酔に対応しています。
ここで当院で使用している麻酔をご紹介しましょう。
フッ素塗布は従来、子供さんのむし歯予防のためにするものと考えられてきました。実は大人の患者さまにもフッ素塗布は有効です。大人の歯は、治療した歯があったり、加齢により歯の根元のはぐきが露出してきてむし歯になりやすいのです。定期検診のクリーニングのあとに、フッ素塗布をおすすめいたします。
従来、保険診療内での歯周病のメインテナンスは、3カ月に一度しかできなかったのですが、1か月に一度の治療に保険が適用されるようになりました。歯周ポケットが深くてお悩みの方も、集中して治療して改善していきましょう。
厚生労働省では、平成28年度に「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」を認定する制度が新設されました。
かかりつけの歯科医が、むし歯や歯周病の有無、年をとっても残っている歯の本数などに大きく関係していることがわかってきました。むし歯を削ってつめる治療だけではなく、予防やメインテナンスにも重点がおかれるようになったのです。そのためにはかかりつけ歯科医の存在が重要であることが認められたのです。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」は、スタッフのレベルや人数、過去の治療実績、設備、ご高齢者を診療できる訪問診療対応、他の医療機関との連携や研修の充実、感染症対策などの条件をクリアすることで認定されます。
ポイントとしては、
お口に含んでみて、まず最初に感じていただけるのは、「お味の優しさ」です。刺激が強くなく、やわらかい、心地よい歯みがきタイムを目指しました。
歯みがきは、歯の1本ずつに歯ブラシが触るように丁寧に磨くと3分くらいはかかります。その3分は、食事をして活動に向かう前の気持ちのリフレッシュの時間であり、就寝前に心を落ち着けてくれる時間でもあります。歯みがきタイムは、心のリラックスの時間でもあるのです。
その優しさにはわけがあるのです。成分は、できるだけオーガニックにこだわりました。食べる物にこだわってオーガニック食品を選択する方が増えてきました。その入り口となるご自身の口の中の状態、毎日使う歯みがき粉にも意識を向けてみませんか。
TOOTH & PEACEは、CBD(カンナビジオール)オイル、植物由来エキス、乳酸菌を配合しています。
アサ種子エキス(湿潤剤)
CBD(カンナビジオール)とは、ヘンプ(麻)という植物に特有の“カンナビノイド”と呼ばれる栄養成分のひとつです。カンビノナイドは医療やウェルネスの分野で今最も注目されており、コスメや飲用の開発が進んでいます。様々な菌に対する抗菌作用があり、プラークの増殖を抑制し、虫歯の予防や進行を遅らせたり、歯茎の炎症を抑える抗炎症作用、鎮痛作用が期待できます。リラックスやリフレッシュ、眠りの質をよいものにしてくれる効果があるとも言われています。
チョウジ、ローズマリー、ヨモギ、クマザサ、ヒアルロン酸、アロエベラ
一般的に生薬として、人に役立つハーブとして使用されている成分です。香りがよいのも特徴です。
乳酸桿菌溶解質(湿潤剤)
腸内には様々な菌が活動する花畑(腸内フローラ)があり、菌のバランスは免疫力と強い関係があります。乳酸菌には身体の内側から免疫力を高めてくれる働きがあるのです
お口の中にも、たくさんの菌が住み着いており、菌の花畑(口腔内フローラ)があります。善玉菌である乳酸菌は口腔内で悪玉菌を倒し、口腔内フローラを健康なバランスへと導きます。
乳酸菌を配合したTOOTH & PEACEは、ブラッシングしながらお口の環境を整えます。
やわらかく繊細なお口の中に優しく働きかける、TOOTH & PEACEは木更津きらら歯科で販売中です。ぜひお試しください。
<ハミガキ粉 ミント味 100g>
成分:
炭酸Ca(清掃剤)、水(溶剤)、ソルビトール・グリセリン(湿潤剤)、シリカ(清掃剤)、キシリトール(甘味剤)、セルロースガム(粘結剤)、ラウロイルグルタミン酸Na(発泡剤)、三リン酸5Na・ピロリン酸4Na(pH調整剤)、乳酸桿菌溶解質、アサ種子エキス・チョウジエキス・ローズマリー葉エキス・ヨモギ葉エキス・クマザサ葉エキス・ヒアルロン酸Na・アロエベラ葉エキス・加水分解コラーゲン・オリーブ果実油(湿潤剤)、ヒドロキシアパタイト(清掃剤)、ステビア葉/茎エキス(甘味剤)、キサンタンガム(粘結剤)、エタノール・BG(溶剤)、デキストリン(分散剤)、セチルピリジニウムクロリド・フェノキシエタノール(防腐剤)、香料(着香剤)
効能:
販売元:木更津きらら歯科
製造販売元:株式会社アイテック
愛媛県大洲市新谷乙1382
産業歯科医のお仕事は、通常の歯科医のお仕事とちょっと違います。その業務に特有の職業病のような疾患を踏まえての健康診断や、それをもとに事業所に対しての助言を行ったりするのです。
例えば工場の現場などでは、塩酸や硝酸、口腔内の健康によくない有毒ガスなどが発散されることがあります。産業歯科医は、そういった環境で働く皆さんの健康を、事業主の方たちとも協力して守っていくのです。通常の歯科医とはまた少し別の知識が必要なので、こういった研修を受けるのです。歯科医師として貢献できる幅が広がると考えています。
日本障害者歯科学会認定医である加地医師には、ご自宅や施設にうかがってご高齢者や障害のある方を診療する、訪問診療でも活躍してもらっています!
「長く大学病院で先天性疾患のある患者さんや病気のある患者様を見させていただいてました。怖いというイメージがある歯科ですが、歯医者にくるのが楽しいと思う空間を作れたらなと思っております♪ よろしくお願いします。」
「ゴールデンスランバ」の名はビートルズの“Golden Slumbers”の曲名に由来するそうです。東日本大震災で被災された二人の酒造家の方々が、献杯するにふさわしい理想のお酒として造り上げました。犠牲者の鎮魂と、残された人たちの明日への活力への一歩となるようにと祈りが込められています。
被災地では、歯科医師が亡くなられた方の身元特定に尽力しました。身元が分からないご遺体は、歯科所見によって身元が判明することも多いのです。歯科医師会からの調査依頼もあります。
患者さまは、「痛いのではないか」という不安、歯を削るドリルのキーンという不快な音、またご自身のからだの一部である歯を削られることに恐怖を感じ、こわい、行きたくない、と治療に消極的な気持ちになってしまうことがあります。
当院では、患者さまのお気持ちによりそい、痛みや不快な音に対するご不安に配慮しています。
当院では、不必要に治療の痛みを我慢していただくことはありません。
表面麻酔麻酔薬を歯ぐきの表面に塗って、麻酔の注射自体の痛みを和らげます。
浸潤麻酔歯肉に麻酔薬を注射する方法です。よい針が開発され、以前よりずっと痛みは感じにくくなりました。
伝達麻酔脳から下顎につながる神経のとちゅうに麻酔薬を投与し、口腔内の広い範囲に効果があがります。持続時間が長く、治療後に多量の痛み止めを必要としません。
静かな治療当院では削る音が小さいドリルを使用しています。治療は静かで快適な環境で行われるので、心理的なプレッシャーを感じてしまわれることもありません。
むかしむかし、ある年の暮れのこと、動物たちに神様がいいました。
「元旦の朝、新年の挨拶にいらっしゃい。1番目から12番目にきたものを、順に1年のあいだ動物の大将にしてあげますよ」
ねずみはまじめな牛が暗いうちから出発するその背中にちゃっかり乗っかって、神様の御殿に近づいたところで飛び降りたんです。。
おかげで干支の一番はねずみなんだとか。
神様はそんなずるも見抜けなかったんでしょうか・・・? いえいえ、動物たちの知恵や工夫や性格を、ありのままに認めてくださるんだと信じましょう。
このねずみ、猫に意地悪してわざと一日遅い日を教えたものだから、元旦に遅れた猫は干支にはいっていません。怒った猫は、今でもねずみを追いかけまわしています‼️
歯科医療の場面では、医師も、技工士もスタッフも、被せ物や入れ歯などの技工物を、本当に宝物のように大切に扱います。もちろん、患者さまのおからだの中に装着するものなのですから、当然のことではありますが。製作にあたり、高度な技術とセンスが要求されるのは疑いもありません。
歯科医療は、歯科クリニックだけで行われているのではありません。様々なスペシャリストが力を発揮してくれることで成り立っているのです。当院では何か所かの技工所に歯科技工物の製作・修理をお願いしています。今日ご紹介するのは香川県の Rag Dental Lab さんです。Rag Dental Labで製作された技工物の一部をご紹介します。
自分の歯で噛むこと。それは栄養をとりこむためにも、脳に刺激を与えるためにもとても重要です。それにはむし歯予防・歯周病予防が大切なのです。また口腔内の健康は全身の健康に大きくかかわっていることもわかってきました。日本のような高齢社会では、年をとっても健やかで充実した晩年をすごすために、口腔ケアは欠かせません。歯科衛生士は、さまざまな場面で医師を助け患者さまをサポートします。
重要な役割のひとつが、予防のための措置です。歯のクリーニングや歯石の除去を行い、むし歯・歯周病の原因となる細菌のかたまり(バイオフィルム)を確実にとりのぞきます。そのためにはむし歯・歯周病の十分な知識が必要なことは言うまでもありません。
定期検診で、歯みがきの仕方を教わったことがありますよね。患者様のお口の状態はお一人お一人が異なります。患者さまの症状にあわせて、歯石が付きやすい場所、磨き残しやすいところなどを見逃さず、効果的なケアの方法をお教えします。
国家資格をもち、患者さんのお口の中に手をふれることができるのが歯科衛生士です。歯科医師と連携して、知識・技術の両面から患者さまに向き合い高品質な医療を提供します。患者さんとコミュニケーションをとり、医師へフィードバックしてくれる役割も担っています。
お一人ひとりに適した治療を、お悩みや予算・スケジュールに合わせた「安心・安全・そして最良」の治療方法をご提案させて頂きます。
「簡単な手術ですよ!」いえいえ、城戸教授にとっては簡単、ってことですよね!? 難しい症例でも、安心してご相談いただけます!スタッフより
歯の治療の過程で、こんな違和感を感じたことはありませんか?
最も重要視するのは「専門領域」
そういわれてみれば、そのとおりですよね!
近年では、歯の治療は、1本の虫歯を治すということだけでなく、患者さまの全身の健康を視野に入れる考え方が広まってきました。
一方で、歯科医療は、分野が細分化され、それぞれに高い専門性が求められるようになっています。患者さまの症例が必要とする、専門性の高い知識が求められるのです。
必要とされるのは「所属する学会や専門医資格」
どんな職業でも、資格さえあれば技術が伴っているということにはなりませんが、学ぶ姿勢とそれを形にして患者さまにお伝えする姿勢は、歯科医師選びのひとつの指標としていただけると思います。
ホームページなどで、所属医師が資格を持っているか確認してみましょう。
木更津きらら歯科では、次の認定医が常駐しています。
例えば「歯周病 認定医」。
学会に3年間所属し、指定された研修の受講などの条件をクリアして初めて認定医試験を受けることができます。試験は、治療の症例の提示と筆記試験により行われ、合格して初めて認定医を名乗ることができるのです。