「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
その中で、歯科クリニックが感染症が流行する中でたいへん厳しく徹底的に予防対策をしていることはあらためて知っていただけたのではないでしょうか。
歯科クリニックでは患者さまを守るだけでなく、歯科スタッフのことも感染症から守らなくてはなりません。そのため、従来からB型肝炎やHIVなど感染対策には力を入れており、ノウハウも確率されています。コロナ禍においてもいちはやく「歯科診療のガイドライン」を策定して対応しています。
2021年6月のことですが、大阪府の吉村府知事が、歯科医院のクラスター発生が報告されていないことをTwitterで発信されていました。大阪だけではなく、これは全国的にも言われていることなんです。
通院途中の方、お口の中の健康状態に気になることがある方は安心してご来院いいただけます。治療の中断をなさいませんように、ご心配なことがあればいつでもご相談ください。
何度も繰り返しお伝えしたいのは、「歯周病」のリスクです。
歯周病は日本人の8割がかかっていると言われるほど身近な病気ですが、身体全体に影響がおよぶほど重大な病気であることはご存じでしょうか。口腔内の細菌は、血液にのって循環器、呼吸器、消化器へと広がり、慢性の炎症を起こします。この状態は、感染症ウイルスが蔓延しているような緊急事態では、免疫暴走や細菌性肺炎、重大な臓器障害を起こすリスクを高くしてしまうのです。
歯周病を治療することは、感染症に負けないからだ作りにもとても大切なのです。
また新型コロナウイルス感染症の原因ウイルス(SARS-CoV-2)は、インフルエンザと同じ、付着様式で感染することがわかっています。ウイルスが付着した手や唾液を介して、からだの粘膜に付着し、感染していくのですね。
風邪やインフルエンザにおいては、歯周病菌がウイルスの付着を助けていることは明らかにされています。歯周病原因菌をお口の中から減らすことができれば、付着を防げることがわかっているのです。ということは、新型コロナウイルス感染症でも、歯周病を治療し口腔内を健康に清潔に保つことによって、付着を防げる可能性が高いのです。
歯科医療の立場からは、口腔ケアが、患者さまの全身の健康を守り感染症対策のサポートになると考えております。
ビタミンCは、コラーゲン線維の合成を促し、歯茎を健康に整えます。歯や骨の成長にかかせない栄養素のひとつがタンパク質、特にコラーゲンです。繊維性のタンパク質であるコラーゲンに、カルシウムが付着し、じょうぶな歯を作ります。歯周病の原因となる細菌は、このコラーゲン繊維を分解してしまい、歯茎の弱体化につながってしまうのです。そしてコラーゲンの合成に必ず必要な栄養素がビタミンCなのです。
またビタミンCは、免疫力をあげる、炎症をおさえる、抗酸化作用といった効果もあり、歯周病原因菌の感染予防や炎症の改善に役立ちます。
ビタミンEは血行をよくし、免疫力の低下を防ぎます。歯ぐきの血行が悪いと、免疫力がおおはばに低下して、歯周病菌の増加を許してしまいます。酸素から変化した過活性酸素が過剰になりすぎて細胞を痛めることのないように、抑制してくれる効果もあります。
ビタミンAは、歯のエナメル質を作る効能があります。エナメル質は人体で一番硬い組織で、歯の一番外側を覆っています。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、歯の石灰化の調整をします。骨にカルシウムが付着するのを助ける接着剤のような役割で、強い骨や歯の形成を促します。ビタミンDが不足していると、いくら乳製品や魚や大豆を食べてもカルシウムを体内に取り込むことはできません。カルシウムは吸収の効率が悪く、からだに取り込むために助けが必要な栄養素でもあるんです。カルシウムを多く取り入れたい場合は、ビタミンDが豊富に含まれている食物も食べましょう。
*エナメル質形成不全とは
歯のエナメル質が、様々な理由からうまく形成されないことがあります。歯の表面のエナメル質がくぼんだり欠けたりして、その下の層の象牙質がむきだしになり変色したりします。乳歯のときのむし歯や外傷いった局所的なことが原因の場合と、病気や栄養障害といった全身の障害が関係している場合があります。カルシウムの吸収を助ける、ビタミンD不足が関係していることも多いのです。むし歯になりやすいので、丁寧な歯みがき、フッ素塗布で予防します。
12月17日(金)は、木更津市の1歳半検診でした。小児科、保健師、栄養士の先生方とともに、当院理事長中谷も、歯科検診のためにうかがってまいりました。
*早期に発見して、むし歯の進行を抑える
小さなお子さんのむし歯治療は、お子さんにも保護者の方にも歯科医にとってもたいへんです。治療のため、「歯医者はこわいところ」という気持ちをもってしまうと、お口の中の健康を守ることがむずかしくなってきます。そうなる前に、初期の段階で発見できれば、お子さんの負担も軽くなります。フッ素やサホライドの塗布により、進行を抑えることができる場合があります。
*歯科医院の雰囲気に慣れてもらう
定期健診なら、医師も歯科衛生士も、お子さんがこわがらないような工夫をして、だんだんとお口の中を見せてもらったりお口に器具をいれたりすることに慣れていただくことができます。優しく声かけをしながらお口の中で風をかけたり水を出したり、掃除機ですよとバキュームで水を吸ったり、ブラッシングをしたりして。歯医者さんはほめられるところ、楽しいところと思ってもらえるような診療をいたします。そうして歯科医院の雰囲気に慣れていただき、歯医者に対して安心感や信頼感を持ってもらえれば、なにかあっても歯科治療がスムーズに進みます。
お母さんは妊娠中からできることがあります。むし歯をしっかり治し、丁寧な歯みがきをすることで母子感染のリスクはぐっと減らすことができます。キシリトールも役立ちます。お母さんがキシリトールをとっていると、むし歯菌が弱って、赤ちゃんが感染しにくくなります。
歯が生える前の赤ちゃんはむし歯菌に感染していません。むし歯菌の感染ルートはたったひとつ。唾液なんです。お子さんにご飯を食べさせるとき、冷ましてあげようとふうふうしたスプーンをそのままお子さんのお口にいれていませんか。ひとつのスプーンで、味見をしたりはしていませんか? 残念ながら、こうして、周りの大人の持つむし歯菌が、唾液にのって、お子さんに移ってしまうんです。
乳幼児のむし歯予防を考えたとき、歯みがきはもちろんですが、実は食習慣のほうが重要な関係があります。砂糖の量はむし歯と強い相関関係があるのです。
人間のからだは15~20%がタンパク質でできています。人体の60%が水分であることを考えれば、半分近くをしめています。タンパク質は20種類のアミノ酸の様々な組み合わせによって、異なる働きを担っています。
カルシウムが丈夫な歯や骨に必要なことはよく知られていますが、カルシウムは、タンパク質であるコラーゲンを中心とする軸に付着することによって、はじめて骨として作られていくのです。
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があります。それぞれ、含まれているアミノ酸が異なります。
肉や魚、卵、乳製品などに含まれている、動物由来のタンパク質です。9種類の必須アミノ酸が含まれていることが多いのも特徴です。
動物性タンパク質の多く含まれている食品
*牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類(アジやあさりなど)、卵、牛乳、チーズ
豆類を代表とする植物に由来するタンパク質です。9種類の必須アミノ酸が不足している食品もありますが、動物性タンパク質では足りないビタミンを補うことができます。
植物性タンパク質の多く含まれている食品
*豆類、野菜類(ジャガイモ、アスパラガス、ブロッコリー、芽キャベツなど)、穀類(白米や小麦粉、とうもろこし、そばなど)、果実類(バナナ、アボカドなど)
タンパク質を構成する約20種類のアミノ酸のうち、体内で作り出すことができず、食品から摂取する必要のある9種類のアミノ酸のことです。アミノ酸の働きは必須アミノ酸の不足しているレベルにあわせられてしまうので、ひとつでも足りないと健康を維持できなくなります。
アミノ酸スコアの高い食品
アミノ酸スコアは、「タンパク質」の量と「必須アミノ酸」が食べ物の中にバランス良く含まれているかを表す指標です。アミノ酸スコアが100に近いほど、消化によく栄養素の働きのよい良質なタンパク質の含まれている食品ということになります。アミノ酸スコアが100を満たしている食品として、鶏肉、豚肉、牛肉、大豆、牛乳などがあります。
カルシウムは、骨や歯を構成する主要な成分です。特にカルシウムがたくさん含まれている乳製品は、歯を丈夫にしてくれます。子供のころから、牛乳、小魚をたくさんとるように促されて育った方も多いのではないでしょうか。カルシウムが多く含まれている食品には次のようなものがあります。
牛乳や乳製品は最も効率よくカルシウムをとりいれることができ、歯の成長のためにはかかせません。牛乳を飲むとおなかがごろごろしてしまう方も、チーズならとりいれやすいかもしれませんね。脂質のとりすぎがご心配なら低脂肪乳を利用したり、牛乳のくさみが苦手なら料理にいれるなど工夫してみましょう。
カルシウムの多く含まれている乳製品
*牛乳、スキムミルク、牛乳を原料とするチーズ、無糖ヨーグルト、アイスクリームなど
牛乳200CCなら約243mgのカルシウムが含まれています。
カルシウムは、骨や殻ごと食べられる小魚や小エビ、うなぎや貝類に多く含まれています。さばやさけの缶詰なども骨までやわらかくなっているためお子さんやご高齢の方でも食べやすいですね。
カルシウムの多く含まれている魚介類
*わかさぎ、ししゃも、いわし、うなぎ、ちりめんじゃこ、干しエビ、乾燥ひじき、にぼし、かつおぶし、さけやさば・いわしの缶詰など
乾燥ひじき(6g)には約60mgのカルシウムが含まれています。
牛乳や小魚でなければカルシウムがとりいれられないということではありません。おすすめなのは豆腐や油揚げ、納豆などの大豆製品です。大豆を原料とする食品は、タンパク質も多く含まれているのです。
カルシウムの多く含まれている大豆製品
*木綿豆腐、絹ごし豆腐、こおり豆腐、納豆、油揚げ、がんもどき、おから、味噌など
木綿豆腐1丁には約65mgのカルシウムが含まれています。
野菜や海藻は、カルシウムの吸収率は高くないものの、他の栄養素とのバランスを考えたときにはとりいれたい食品です。ビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養素が含まれているからです。いろいろな食品をバランスよくとることが大切です。
カルシウムの多く含まれている野菜・海藻類
*モロヘイヤ、小松菜、水菜、昆布
小松菜1/3束には約136gのカルシウムが含まれています。
参考までに、厚生労働省が発表している、1日当たりのカルシウムの推奨量です。
男性
年齢(歳) | 推奨量(mg/日) |
---|---|
1~2 | 428 |
3~5 | 587 |
6~7 | 585 |
8~9 | 645 |
10~11 | 708 |
12~14 | 991 |
15~17 | 804 |
18~29 | 789 |
30~49 | 738 |
50~64 | 737 |
65~74 | 769 |
75 以上 | 720 |
女性
年齢(歳) | 推奨量(mg/日) |
---|---|
1~2 | 415 |
3~5 | 532 |
6~7 | 538 |
8~9 | 750 |
10~11 | 732 |
12~14 | 812 |
15~17 | 673 |
18~29 | 661 |
30~49 | 660 |
50~64 | 667 |
65~74 | 652 |
75 以上 | 620 |
厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」より
pH値は酸性~アルカリ性の度合いをあらわす水素イオン指数です。1から14までの値で表され、pH7より小さければ「酸性」、大きければ「アルカリ性」。
お口の中のpH値が酸性に傾くと、細菌の活動が活発になり虫歯になりやすくなるのです。
虫歯になりやすい飲み物は、コーラやなどのジュース類や梅酒、スポーツドリンクなど、pH値の低い「酸性の飲み物」です。酸性の飲料は、歯を溶かしやすく、虫歯になるリスクが高まります。
水は糖分を含まず、虫歯予防には最適です。そのほかにも、水がお口の中を健康に保つ理由があるのです。
大阪弁のゆびたこが、なんともいえず、愛嬌があるというかホラーというか、大人が読んでもどきどきしてしまいます。
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいるときから指しゃぶりをしていることがあります。
指しゃぶりをしているお子さんは、安心した静かな様子なのでそっとしておいてあげたくなりますが、ご注意を。
お子さんは、実はかなり強い力で指を吸っています。
歯並びは、だいたい8歳くらいまでには確定します。
ゆびにたこができるほど、長時間、長期にわたって強い力で指を吸い続けていると、上の前歯がつきだしてしまう、噛み合わせが悪くなり食べ物をかみきれない、滑舌も悪くなる・・・
歯やあご、顔のかたちにまで偏りがでてくることがあるんです。
あまり叱るのもかわいそうではあるのですが、指しゃぶりはなんとかやめさせたいところです。
骨格など、遺伝的な要素も関係ありますね。
きれいな歯並びと歯のメインテナンスを心掛ける習慣は、ご両親からお子さまへの価値ある贈り物です。木更津きらら歯科では、日本矯正歯科学会の認定医が在籍しており、お子様の歯列矯正にも対応いたします。
ほてつ、と読みます。入れ歯や冠をかぶせたりして、歯の欠けた部分の働きを働きを補う治療です。この分野が、スポーツにも大きく関係があるんです。
補綴を専門とする医師は、噛み合わせの専門家でもあります。スポーツ時は咬むことで力が発揮しやすいんです。しかし必要以上の力で噛みしめてしまうと歯や口腔内を痛めてしまいます。その方にあった噛み合わせのスポーツマウスピースは、より力を発揮し、スポーツを楽しんでいただくためにとても重要なんです。
スポーツマウスピースは、それぞれのスポーツで厚みや作り方が違うため、日本補綴学会所属の医師と日本スポーツ歯科医学会所属の医師が中心となり、患者さまに適したマウスピースを製作します。
各競技連盟が、マウスピースの装着についてガイドラインを提供していますが、中でも直接顔面を強打される格闘技には必須の装備。選手のみなさんの個性やこだわりによってデザインも様々で、とっても華やかです。
この映像の、ゆるーい悪い歯ちゃんを見てください。もう共感しかないっ。わかります、忙しかったり、時間や心の余裕がなくてお口のケアがおろそかになってしまうこと、ありますよね涙
でもそこで「お口の健康を大切に!」とお伝えし続けるのが私たちのお仕事です。
ここでは、長く続くマスク生活でおこりがちな、口呼吸についてお話しています。口で呼吸していると、お口の中が乾燥し・・・
- 唾液減少
- 細菌増加
- 免疫力低下
- ウイルス感染
- むし歯
- 歯周病
- 口臭
といいことありません。
お口の中の健康が保たれていれば、感染症対策にもなるんですよ。インフルエンザが流行する季節でもあり、大切なことですね!
コロナ禍で自粛生活が長引き、いろんな面で生活に不調がでてきているかもしれません。
足腰が弱くなったり、会話が減るため滑舌が悪くなったり、経済的な困窮や孤立、ご高齢者の場合は認知機能に陰りがでてくることも考えられます。
こういった心身の衰えをフレイル(虚弱)といい、特に口腔機能の衰えをオーラルフレイルと呼びます。口腔機能が低下すると、心身機能も低下します。
栄養のあるものをよく噛んで食べましょう。自分では気づきにくいので、歯科の定期健診もご活用ください。
Suzuki先生はアメリカの大学で臨床教授を務められている方で、10月2日から3日にかけて札幌で開催された、iACD(国際コンテンポラリー歯科学会)日本支部の学会で講演をされたのです。
理事長中谷が学会に参加し、お話を聞いてきました。中谷はiACD日本支部の役員を務めております。
わからないことが多かったコロナウイルス感染症ですが、少しづつ明らかになっていることもありますね。歯科の立場からは、正しい口腔ケア、定期健診をおすすめいたします。
健康な方が当たり前のように行っている”食べる”という行為。高齢になってお口の周りの筋力が落ちたり、認知症により適切な行為ができなくなったりすると、”食べる”ことがうまくできなくなる可能性があります。飲み込みがうまくできず口の中の細菌が気管にはいってしまうと、誤謬性肺炎につながってしまう場合も。
高齢社会では、高齢者の口腔ケアや摂食嚥下リハビリテーションを助ける人が必要です。
“食べる”ことにまつわるサポートを行うのは、歯科医がもっともふさわしいと思いませんか。
訪問歯科や福祉施設の口腔ケアの場面では、”食べる”機能や食べ方を歯科医師が診断し、歯科衛生士が患者さまとごいっしょにトレーニングにあたったりお教えしたりいたします。
木更津きらら歯科の歯科衛生士は日本摂食支援協会が開催する基礎実習コースを修了しています。
行政の支援を受ける書類のことから、入れ歯の清潔なお手入れといった毎日できること、認知症の方の対応、トレーニングのプログラム作成に実際のトレーニングまで習得しています。
新型コロナウイルスを予防する意味でも、口の中のケアっていうのは非常に重要になってきます。虫歯にもなるでしょうけど、歯周病、歯周病菌がたくさんある口の中は細胞を破壊するような酵素が出てきて、ウイルスが感染しやすくなってくる。(伊藤先生)
口を開けた状態で歯ブラシを動かすと、凄い飛沫が出てきますので注意が必要です。(伊藤先生)
写真は日本歯科医師会が公開している実験映像のスクリーンショット。口から大きく白く見える粒が唾液飛沫で、小粒のモヤモヤしたものは跳ね返ったエアロゾルです。特に上の前歯を磨いた時は大量の飛沫が出ています。
2枚目の写真を見てください。口を閉じて歯磨きをするとほとんど飛沫が出ていません。
飛沫を飛ばさない上手な歯みがき方法は、ヘッドの小さな歯ブラシを使い小刻みに動かすこと。口をゆすぐ時も下を向いてくださいね!
大切なのは口の中をきれいにする毎日の歯磨きと、定期的に(歯科医院などで)口の中をきれいにしてもらうことだと思います。(伊藤先生)
9月16日(木)、木更津市保健相談センター健診室にて君津木更津歯科医師会による口腔がん検診がありました。
口腔がんは早期発見、適切な治療でよくなることが多いのですが、発見が遅れるとどんどん進行してしまいます。
お口の健康は、すぐ命に関わるものではないと考えられがちで、どなたでもどうしてもケアや治療が遅れることがあります。
歯科医療の分野では、障害のある方は歯科疾患のリスクが高いと考えられ、健常な方とは別のサポートが必要な場合があります。噛んだり、飲み込んだりといったお口の機能が十分に発達していなかったり、歯みがきなどの自己管理がむずかしい面があるんです。
ですが、むし歯や歯周病は全身の健康にかかわる重大な病気です。全身性の障害があったり、抵抗力が強くない人にとっては、口腔ケアは本当に大切なんです。
木更津きらら歯科は、地域と連携して、障害があったり介護が必要な方の定期健診や治療に尽力しています。訪問歯科診療では、個人のお宅だけでなく、介護施設、福祉施設にうかがうこともあるんですよ。
マスクをつけていると、息苦しくなっていつのまにか口呼吸をしていないでしょうか。口呼吸でお口の中が乾いてしまうと、いろいろな悪いことが起こります。
口呼吸
↓
お口の中が乾燥
↓
唾液の抗菌作用や自浄作用が低下
↓
むし歯や歯周病になりやすくなる
↓
感染症をおこしやすくなる
ほかにも、口臭が強くなる、声を出しにくくなる、味を感じにくくなる、舌がひび割れてくるといった弊害がでてきます。
ということは、唾液がしっかり出ていれば、健康を守ることにつながるんです。
唾液には歯の補修作用があり、抗菌作用があり、歯の保護する有益な物質を含んでいます。唾液をしっかりと分泌することで、体内への細菌・ウイルスの侵入、むし歯、歯周病、口臭を防ぎ、食べ物の消化を助ける作用があります。歯の成長にも一役かっているんです。
お口の中を乾燥させないためには、「唾液力」をしっかりつけましょう。
健康な唾液をたくさん出すためには、よく噛んで食べることが大切なんです。 飲み物や汁物で流し込むような食べ方が多いと、唾液はでづらくなるんですよ。
口を大きくあけて「あ・い・う・べ」と発音する「あいうべ体操」や、口腔内の菌を整えるサプリも有効です。「バクテリアセラピー」で検索してみてください。。歯の成長にも一役かっているんです。
あいうべ体操について詳しくは こちらをクリック!
バクテリアセラピーについて詳しくは こちらをクリック!
コロナウイルス感染症予防のために皆さんはなにをされていますか?
マスク。手洗い。そして歯みがき!
歯みがきをしないとお口の中に汚れがたまります。
↓
悪玉菌が増殖(危険!歯周病菌)
↓
ウイルスが増殖しやすくなったり
↓
細胞に入りやすくなり重症化の恐れも
逆にいえば・・・ 口腔ケアをきちんとすれば
お口の中がいつもきれい
↓
悪玉菌が少なくなる(歯周病は治療!)
↓
ウイルスが増殖しにくくなり
↓
重症化のリスクの軽減につながります!
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の原因ウイルス(SARS-CoV-2)の感染経路は、インフルエンザと同じ付着様式。ウイルスが付着した手で、口や鼻、目などの粘膜にふれることが原因です。
かぜやインフルエンザについては、特に歯周病の原因菌をお口の中から減らすことによって、付着を妨げることがわかっています。
新型コロナウイルス感染症での検証はこれからですが、歯科医療の立場からは口腔ケアがウイルス感染予防に役立つと考えられているんです。
産業歯科医のお仕事は、通常の歯科医のお仕事とちょっと違います。その業務に特有の職業病のような疾患を踏まえての健康診断や、それをもとに事業所に対しての助言を行ったりするのです。
例えば工場の現場などでは、塩酸や硝酸、口腔内の健康によくない有毒ガスなどが発散されることがあります。産業歯科医は、そういった環境で働く皆さんの健康を、事業主の方たちとも協力して守っていくのです。通常の歯科医とはまた少し別の知識が必要なので、こういった研修を受けるのです。歯科医師として貢献できる幅が広がると考えています。
日本障害者歯科学会認定医である加地医師には、ご自宅や施設にうかがってご高齢者や障害のある方を診療する、訪問診療でも活躍してもらっています!
「長く大学病院で先天性疾患のある患者さんや病気のある患者様を見させていただいてました。怖いというイメージがある歯科ですが、歯医者にくるのが楽しいと思う空間を作れたらなと思っております♪ よろしくお願いします。」
木更津きらら歯科は、昨今、介護施設から訪問歯科のお問合せをよく頂くようになりました。
このコロナ渦、通院が困難なご自宅での介護・寝たきりや障碍をお持ちの方に、歯科医がご自宅や介護施設まで歯科診療にお伺いする「訪問歯科診療」が求められていると考え、「木更津の訪問歯科相談センター」ウェブサイトを開設しました。
イオンモール木更津より16km圏内(木更津市・袖ヶ浦市・君津市・富津市)にお住まいの方で、通院困難な介護・寝たきり・障碍の方に、歯科医師がご自宅や介護施設へお伺いし、むし歯や歯周病などの治療や入れ歯の作製・修理、口腔ケアなどに医院と同じ歯科診療をいたします。
また、ご高齢の方に多い誤嚥性肺炎の予防や咀嚼の回復リハビリテーションも行います。
少しでも健康な日々を送れるように、通院困難な患者さま宅への訪問診療を実施しております。
ウェブサイトはこちら↓
https://houmonshika-dental.com/