「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
繊細なお口の中を診察・治療する歯科で、お口の中にいれる器具が感染症に配慮され清潔なものでなければならないのは言うまでもないことです。高度な外科手術やインプラント手術を行う当院では、使用する機材も複雑で繊細なものとなり種類も多岐にわたります。そのため、滅菌器も最高位のものが必要と考えております。今回は、歯科医院の強力な味方「滅菌器」についてご紹介します。
このたび木更津きらら歯科が導入したのは、低温プラズマ滅菌装置「スターリンク」です。滅菌のクオリティは世界で最も厳格といわれるヨーロッパ規格「EN13060」の最高位、クラスB相当、B以上とも言われています。日本ではまだ数台しか導入されておりません。
プラズマとは、原子核のまわりを廻っている電子が、正の電荷を持つイオンと負の電荷を持つ電子に分離し、両者が高速で不規則に運動している状態です。例えばオーロラは、太陽から到達したプラズマが地球の大気にぶつかって発生するプラズマ現象です。プラズマの反応性の高い特性は様々な場面で見ることができます。身近なところでは蛍光灯、ろうそくの炎、プラズマテレビなども物質のプラズマ状態が活用されています。
プラズマ滅菌は、真空状態の入れ物に噴霧した過酸化水素ガスをプラズマ化し、プラズマから発生するフリーラジカルが微生物の細胞壁を破壊して細胞を死滅させる滅菌方法です。低温で滅菌できる点、残留性のない過酸化水素水は水と酸素に分解されるため、人や環境にやさしい点が特徴です。
滅菌のクオリティはクラスB。クラスB以上と言われています。まだ日本では数台しか導入されていないそうです。
滅菌に必要とされる120度の高温に耐えられない繊細な器具の処置が可能です。シリコンやレジン、ゴムやガラス器具の滅菌に適しています。
プラズマの反応性の高い特性は、中空(管状)であったり複雑な形態の器具を確実に滅菌します。
殺菌処理後の冷却や乾燥時間なしで、60℃以下の低温で時間効率の良い殺菌サイクルを実現します。
簡単な操作で、医師やスタッフの負担を軽くします。患者さまの治療や対応を妨げることがありません。
コンパクトなサイズと優れた品質により、最小限のメンテナンスで運用、設置、サイクルのコストが削減されます。
木更津きらら歯科では、安全・安心な医療を提供するため、設備の面でも最高のものをご用意するよう努力してまいります!
医療技術の進歩は著しいものがあります。歯科においては、歯周外科やインプラントなどの外科的処置を含め、医療技術は非常に高度なものとなっています。高度化に応じて、感染予防策にも高い水準が求められるようになりました。
使われる医療器材も種類が増え続け多岐にわたっています。用途に応じて、様々な金属やプラスチック、ガラス、電子部品などが使われ、その中には高温で滅菌する方法に耐えられない部品を使用した器具も存在するのです。医療の進歩、器材の多様化に従って、滅菌方法も高温滅菌に加えて低温で滅菌する滅菌機器も登場しました。
歯科医療においては滅菌力の強さによって厳格な規格があります。世界で最も厳しい基準とされるヨーロッパ規格「EN13060」に基づいて分類されています。
徹底的な空気除去による真空蒸気滅菌です。滅菌前と乾燥時に数回の真空状態を作り出す方式です。あらゆる種類の器具を滅菌することができる滅菌器です。木更津きらら歯科が導入した低温過酸化水素プラズマ滅菌装置「スターリンク」はクラスBに該当します。その精度はB以上とも言われています。
滅菌前と乾燥時に真空状態を作り出す方式です。口腔内の唾液を吸い込む口腔外バキューム、歯を削るハンドピースなど複雑な構造をした器具などを滅菌できます。
蒸気と空気の重量の違いを利用して空気除去を行う重力置換式。ミラーやピンセット、トレーなどの滅菌に使われ、日本の歯科医院で一般的に多く使われている滅菌器です。
歯科医療における治療器具の滅菌には、多く高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)という機材が使用されています。約120℃以上の高温で滅菌します。
高温に耐えられない器材を高圧蒸気滅菌で滅菌すると、器材が破損し使用できなくなってしまいます。器材を損なわない、低温で行えるガス滅菌という方法があります。医療機関で行われるガス滅菌には、「EOG滅菌」「過酸化水素ガスプラズマ滅菌」「過酸化水素ガス滅菌」「LTSF滅菌」の4種類があります。
ではここで、微生物を除去する、消毒や殺菌、滅菌という処置についてふりかえってみましょう。
消毒という行為はどなたにもご経験がおありでしょう。消毒は、存在する微生物の数を減らすための処置です。コロナ禍においては、手洗いやオフィスの家具などを消毒するのにたいへん神経を使いましたね。しかし微生物をすべて殺滅、除去するものではありません。
殺菌は、ある程度の細菌やウイルスを死滅させる処置ですが、実は規格や定義があるわけではありません。
医療現場において滅菌というのは、あらゆる微生物を死滅させることです。病原性のある微生物も、非病原性の微生物も存在していますが、患者さまのおからだに影響を及ぼす可能性のある微生物は100万分の1の量まで死滅させます。こちらは厳格な規格があります。
滅菌という概念は、医療の進歩とともに、消毒や滅菌の技術も進化してきたのです。1800年代後半に、細菌学者のロベルト・コッホ、ワクチンを開発したルイ・パスツールがあらわれるまで、消毒・滅菌の概念さえなかったのです。
1800年代後半、ドイツの細菌学者ロベルト・コッホ、フランスの化学者ルイ・パスツールが試行錯誤し、パスツールの弟子であるシャンベランが120℃の温度で滅菌する高圧蒸気滅菌器を発明しました。世界で初の実用型滅菌器は、1890年代にベルクマンによりベルリン大学に設置され運用が開始されました。
ベルクマンの弟子であるシンメルブッシュが発明した、炭酸ナトリウムを添加した「シンメルブッシュ煮沸消毒器」が世界中で使用されるようになりました。シャンベランによって発明された高圧蒸気滅菌器は、1933年、米国のアンダーウッドによって現在のプレバキューム式滅菌器として完成されました。
医療現場において初の低温滅菌は酸化エチレンガスを利用したもので、アメリカで1949年に酸化エチレンガスの滅菌理論(D値)が確立され普及されるようになりました。
日本では1900年代初頭に欧米において開発された蒸気消毒器の輸入販売が開始されました。1924年(大正13年)に日本初の滅菌装置製造メーカーが創業し、陸軍に野戦病院用消毒装置の第1号を納入したそうです。
日本医療機器学会による「滅菌保証のガイドライン2015」では、現在主流の滅菌法として、高圧蒸気滅菌、酸化エチレンガス(EOG)滅菌、過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌、過酸化水素ガス滅菌、低温蒸気ホルムアルデヒド(LTSF)滅菌の5種類の滅菌法が掲載されています。
現代では、外科手術をはじめとした医療行為の際に、感染症対策に十分な配慮がされ、患者さまが安心して治療を受けることができるのが当たり前のこととなっています。木更津きらら歯科では、これからも、医療従事者として安心・安全で高品質な医療を提供できるよう尽力してまいります。
千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。パノラマレントゲンと歯科用CTが最新のものにアップデートされました!
パノラマレントゲンとは、歯や歯ぐき、あごの骨といった口の中全体を把握できるレントゲン検査です。
インプラント治療や親知らずの手術では、歯と顎の骨との関係や、歯のまわりの組織の状態などを全体的に把握することが治療の精度を高めます。難易度の高い外科手術も安心しておまかせいただけます。
木更津きらら歯科は、医師・スタッフの経験と最新の知識を支える機材の導入により、繊細な治療を可能にしています。
歯科医院で重要な役割を担う歯科衛生士は、患者さんの口腔ケアを支える専門職です。歯科医師の治療を補助するだけでなく、虫歯や歯周病の予防ケア、患者さんへの指導など、幅広い業務に従事します。
しかし、医療行為のなかには法律で制限され、歯科衛生士が行えない業務もあります。
この記事では、歯科衛生士の具体的な仕事内容やできないことに加え、1日のスケジュールなどについて詳しく解説します。
歯科衛生士は、患者さんの口腔ケアを専門にサポートし、歯科医師の診療を補助する国家資格を持つ医療従事者です。虫歯や歯周病の予防から生活習慣の改善指導まで、患者さんの健康を守るための幅広い業務を担っています。
| 歯科衛生士 | 歯科助手 | |
|---|---|---|
| 資格 | 国家資格を有し、法律に基づいて業務を行う | 資格は不要で、未経験からでも働くことが可能 |
| 業務範囲 | 患者さんのお口の中のケアを行う | 診療室や受付での事務作業や器具の準備などを担当 |
| 専門性 | 高度な知識と技術を伴う業務を行い、患者さんと密接に関わる | 歯科医師や歯科衛生士のサポート業務に従事する |
歯科衛生士は、患者さんの口腔健康を維持するために、幅広い業務を担当します。以下に、歯科衛生士の仕事内容について詳しく解説します。
歯科衛生士は国家資格を持つ専門職として、予防ケアや診療補助を担当しますが、法律で定められた業務範囲を超える医療行為は行えません。ここでは、歯科衛生士が行うことが禁止されている主な業務について解説します。
歯科衛生士の1日は、診療の準備から患者さんの対応、口腔ケア指導、診療補助、そして診療終了後の片付けまで、多岐にわたる業務で構成されています。以下に、基本的な1日のスケジュールを解説します。
| 準備内容 | 具体的な作業 |
|---|---|
| 器具の準備と消毒 | 滅菌器から器具を取り出し、トレイにセットする |
| 診療室の清掃と確認 | 診療台やライトの状態を確認し、清掃を行う |
| スケジュールとカルテの確認 | 当日の診療内容や患者さんの情報を確認する |
| 業務内容 | 詳細 |
|---|---|
| 定期検診の対応 | 歯石除去やフッ素塗布を担当し、必要に応じて歯科医師に連携する |
| 診療補助 | 器具の受け渡しや吸引器の操作などを行い、治療を補助する |
| 口腔ケア指導 | ブラッシング方法や生活習慣を改善するためのアドバイスを行う |
| 特殊な処置や補助 | 入れ歯の調整や訪問診療の準備など、患者さんごとに異なる対応を実施する |
| 業務内容 | 詳細 |
|---|---|
| 器具の片付けと消毒 | 使用器具を回収し、消毒・滅菌処理を行う |
| カルテの整理と確認 | 診療内容を記録し、翌日のスケジュールと予約状況を確認する |
| 診療室の清掃 | 診療台や床を清掃し、次の日の診察に備えて環境を整える |
歯科衛生士は、患者さんの口腔ケアをサポートし、歯科医師と連携して診療を支える専門職です。主な業務には、歯石除去やフッ素塗布などの歯科予防処置、歯科医師の診療補助、ブラッシング指導を中心とした歯科保健指導が含まれます。
一方で、歯科医師のみに許可されている治療行為や麻酔、診断といった医療行為は行えません。歯科衛生士は、患者さんのお口の健康を守る重要な存在として、歯科医療の現場には欠かせないものです。
歯科衛生士の仕事にご興味がある方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にお問い合わせください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
虫歯が進行して神経まで到達した場合や、以前根管治療した箇所が再発した場合などは、根管治療が必要です。根管治療をするにあたって「どれくらいの費用がかかるの?」「保険で適用できる?」など考えるのではないでしょうか。
この記事では、根管治療にかかる費用について解説します。保険診療と自由診療の違いやそれぞれのメリット、デメリットも説明しますので、ぜひ最後までお読みください。
歯の中の根管から感染した細菌などを取り除き、消毒する処置を根管治療と呼びます。根管の中の歯髄は、歯に血液や栄養、水分などを供給する働きを持っています。
虫歯が進行したり、何らかの原因で歯髄に炎症が起きたりすると激痛を覚えます。症状が進むと歯を失ったり顎の骨が溶けたりするリスクがあるので、放置するのは大変危険です。
そのため、根管治療で病気になった歯髄や細菌を取り除き、根管を無菌状態にして薬を詰めます。根管治療は、虫歯が進行した歯を残すための治療法なのです。
根管治療は保険・自由どちらでも受けられます。それぞれの費用と詳細、治療の違いについて見ていきましょう。
一般的に、根管治療が必要になった場合、保険治療を選択する方が多いでしょう。根管治療を保険診療で受ける際は、次のメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
根管治療を自由診療で受ける場合、保険診療に比べて金額が高額になりますが、大きなメリットもあります。自由診療で根管治療を受けることの、メリットとデメリットについて考えましょう。
保険診療で治療を受ければ費用を安く抑えられますが、最善の治療を受けたいと希望する方もいるでしょう。自由診療での根管治療にかかる費用の負担をできるだけ抑えるためには、以下の方法を試しましょう。
根管治療をする際の基本的な流れは、次のとおりです。
根管治療にかかる期間の目安は、保険診療か自由診療かによって異なります。保険治療の場合は4回〜5 回通院し、1か月〜2か月ほどかかります。
保険診療は、国が定めたルールに従う必要があるため治療時間や使用器具に制限があります。そのため、数回に分けて通院しなければなりません。また、仮蓋をした後は根管内に薬剤が浸透するようにしばらくおくため、治療期間が長くなります。
自由診療は、一般的に2回〜3回の通院で終了します。根管の数が少なく形も複雑でない前歯だと、1回の診療で完了することも少なくありません。自由診療だと、1回の治療で長く処置でき、より確実に根管内をきれいにできるため治療回数と頻度が少なくなります。
今回は、根管治療にかかる費用や保険診療と自由診療の違いについて解説しました。根管治療にかかる費用は、保険診療だと2,000円〜5,000円、自由診療だと10万円〜100万円です。
保険適用で治療すると治療費が大幅に安くなるメリットがありますが、治療に使える薬剤や器具が限られ、再発率が高い点がデメリットです。
自由診療の治療は高額ですが、最新の器具や材料を使用した質の高い治療を受けられます。再発率が低いです。自由診療での治療費をできるだけ抑えるためには、早めに来院したり医療費控除の申請を検討したりできます。
それぞれの治療法にはメリットとデメリットがありますので、歯科医師と相談して自分の症状や状況にあった治療法を決定してください。
根管治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。 あけましておめでとうございます。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。本年もよろしくお願いいたします!
昨年中はたいへんお世話になりました。2024年は、むずかしい親知らずなどの外科手術にも対応できる体制の強化、訪問歯科診療のパワーアップ、施設や機材の拡大リニューアルなど、地域の皆様の健康を守るための体制づくりに尽力してまいりました。本年も努力を怠らず皆様の健康を守るためがんばってまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
おかげさまで、1月10日にはクリニックを拡張リニューアルオープンする運びとなりました。どうぞご期待ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯科で診療する範囲は実はとても広いのです。お口の中の異常を感じたら、まずは歯医者を受診してみてください。代表的なお口の疾患、歯周病とむし歯については こちら でご案内しました。
これから2回にわけて、歯科で診療するお口の病気やトラブルをご紹介します。
歯並びはおそらく皆様が考えるよりずっと、生涯にわたって健康に関係しています。歯並びが乱れていると、うまく食べられなかったり、口腔ケアが行き届かずむし歯や歯周病のリスクが高くなったり、コミュケーションやご本人の性格にまで影響をおよぼします。正しい咬み合わせは健康の基本なのです。
矯正歯科治療を開始する時期は、患者さまの年齢や歯ならび、かみ合わせの状態によって大きく異なります。お子さまの歯並びが気になる場合は早めに矯正歯科にご相談ください。適切な時期を待って治療を開始しましょう。木更津きらら歯科では、患者さまのお口の状態やご予算・治療期間のご要望に応じて、最適な矯正方法をご提案できます。
ブラケットと呼ばれる器具を歯に装着し、そこにワイヤーを通して、動かしたい方向に向かって力を加え、徐々に歯を移動させていき、歯並びを整えます。見た目に目立ちにくいセラミック製やプラスチック製のブラケットもあります。
治療後のイメージに向かって何段階かにわけてマウスピースを作成し、1~2週間後ごとに交換していきながら、歯並びを整えていくという治療法です。木更津きらら歯科では、アライン・テクノロジー社の「インビザライン」システムを採用しています。
口腔内3Dスキャナー「iTero element(アイテロ エレメント)」により、精度の高い治療計画を患者様と共有し治療をすすめます。
人工歯根(歯科矯正用アンカースクリュー)を顎の骨に埋め込み、これを支柱にして歯を動かしていきます。木更津きらら歯科では日本矯正歯科学会認定医、日本口腔インプラント学会指導医が所属しており、アンカースクリューを埋め込む矯正方法もご提案できます。
前歯だけ、特定の歯だけ、少し隙間がある、といったように、部分的に歯並びを治したい場合に、その部分だけの矯正で治療できることがあります。歯並び全体を矯正する必要がある場合には適しません。
上手く食べられない、飲み込めない状態をいいます。高齢になり飲み込む機能が衰えてくると、就寝中にご自分の唾液を誤嚥するようなことも起こります。
実は食べる動作は人間が生まれ持っているものではありません。食べ方を学んでいく過程や環境、経験が必要なのです。うまく学べなかった場合や、脳性麻痺、ダウン症など、生まれつきの食べる機能に必要な口やのどなどの異常があるというご病気のあるお子さまののみ込みに障害がある場合があります。
成人期における脳や神経の病気が摂食・嚥下障害の原因になることがあります。食べる機能に関わる部位、口やのどの手術や治療で障害がおこることがあります。
加齢による筋力の衰えるによって、食べ物を噛み下せない、舌で口からのどへ食べ物を送り込めないなどの不具合が起こりやすくなります。誤嚥とは、加齢によってさがったのど仏を持ち上げる筋力がおとろえ、気道を閉じることができず、食べ物が気道にはいってしまう状態です。
衰えた筋肉を鍛えることで改善を期待できます。木更津きらら歯科の歯科衛生士は日本摂食支援協会が開催する基礎実習コースを修了しています。適切なトレーニングのプログラムを作成し、トレーニングにあたります。
口臭が気になり歯医者を受診される方も多くいらっしゃいます。口臭の原因の多くはお口の中にあります。
口臭の6割は舌苔が原因です。口の中の粘膜の細胞がはがれおちて舌の上で腐敗したものが舌苔です。食事を歯で噛んで食べることができにくくなってくると、舌苔がたまりやすくなります。ご高齢者の独特の口臭は舌苔が原因です。
もっと若い人の強烈な口臭は歯周病が原因かもしれません。口臭の原因となるのは、お口の中に発生する揮発性硫黄化合物、硫化水素やメチルメルカプタンです。歯周病はメチルメルカプタンが大量に発生します。
お口の中を清潔に整えることで改善が期待できます。歯科にてプロによるクリーニングをしたり、セルフケアを見直したりします。歯科定期検診は、口臭予防にも歯周病予防にも効果的です。
顎関節症の診断、治療は口腔外科が診療します。顎関節症は、耳の前あたりにある顎関節や顎を動かす筋肉が痛んだり、大きく口を開けられない、口の開け閉めで顎関節に音がするというものです。
口顎関節症の症状は、様々な要因がからみあって発症します。患者さまによって原因が異なるのです。顎関節や顎を動かす筋肉の構造的弱さ、かみあわせ、噛みしめの癖などが考えられます。
マウスピースの装着やストレッチ、タンパク質を咬筋に注射するボツリヌス治療などを検討します。炎症をおさえるために関節内部を洗浄する「関節腔内洗浄療法」や、関節の円板と骨の癒着をはがす「関節鏡手術」なども考えられます。
口内炎はご経験のある方も多いのではないでしょうか。お口の中の粘膜に炎症が起凝っている状態です。粘膜の病気は、炎症、アレルギー、口腔がんが考えられます。
お口の中は感覚が鋭いので、どなたでも小さな異変に気付くことはあるでしょう。しかし、異変を自覚してから医療機関を受診するまで、長く時間がかかる方もいらっしゃいます。お口の中は、簡単に観察することができます。違和感を感じたら、まず自分で口の中を観察して、できるだけ早く専門医の診察を受けてください。口腔がんは、早期に発見できれば「なおる」、とも言われています。歯科定期検診や、行政が行っている口腔がん検診を活用してください。
木更津市の口腔がん検診の様子です。当院の医師も参加しました。
木更津きらら歯科では、各ジャンルの専門医・認定医が所属しています。
口腔内の病気やトラブルは様々です。木更津きらら歯科では、むずかしい症例でも対応できるよう、医師・スタッフ一同、知識をアップデートし研鑚を重ねております。お口の中のちょっとした違和感や、ご心配な症状まで、患者様の健康をお守りするために全力を尽くします!
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯医者はむし歯になったら行くところ、と思っていませんか? お口の中の重大なトラブルは、むし歯だけではありません。歯周病は、日本人の2人に1人がかかっていると言われる重大な病気です。
むし歯は歯周病とは全く異なるお口のトラブルで、お口の中の酸が歯をとかしていくというものです。お口の中のむし歯原因菌が、糖分を餌にして酸を作り出すのです。
むし歯の原因菌としては、「ミュータンス菌」がよく知られています。ミュータンス菌は、私達が食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養にして増殖します。増殖するときにネバネバのノリのような物質を放出し、歯に強力に付着して、細菌の集合体が形成されます。これがプラークです。同時に乳酸も作り出すので、プラークの中は酸性になり、接触している歯の表面のエナメル質がとけてしまうのです。
歯の表面のツヤがなくなったり、変色した程度なら、唾液や歯みがき剤の作用によって傷んだ歯の表面が修復されます。エナメル質まで穴が広がってきたら治療が必要です。放置していると、象牙質まで進行し、さらに進むと、歯の神経(歯髄)まで到達してたいへんな痛みを感じます。最後には歯全体が損なわれ、神経は死んでしまい、歯の根に膿がたまります。
歯の根元が侵されるむし歯は、少し別の問題があります。歯は象牙質の上に堅いエナメル質がかぶさっているのですが、歯ぐきに隠れているところは象牙質が剥き出しになっています。加齢などにより歯ぐきがさがってくると、象牙質が露出します。象牙質はエナメル質よりも非常に酸に弱く溶けやすいため、むし歯のリスクが高くなります。
むし歯がエナメル質の表面に限られる初期の場合は、唾液や歯みがき剤の作用で修復する再石灰化を期待することができます。
しかし、むし歯が大きくなると、歯はからだの力で元に戻ることはできません。むし歯部分を削り、詰め物やかぶせものをつける治療を行います。
むし歯が歯髄(しずい)に到達してしまったら、歯髄を除去することになります。「歯の神経を抜く」という事態です。多くは土台をたててかぶせ物をする治療が必要になります。歯髄は神経や血管の集合体なので、除去すると歯に栄養が行きわたらなくなり、歯は残っても脆いものになってしまいます。歯科医はその前に治療したいのです。
歯を失う原因の第1位は、実はむし歯でなく歯周病なのです。歯周病は世界最大の感染症と言われる、歯周組織を破壊する病気です。歯周組織とは、歯肉、セメント質、歯を骨に固定する役割を担う歯根膜、歯を支える歯槽骨のこと。歯周組織が破壊されると歯は抜け落ち、噛んで食べる機能が失われます。そのうえ、歯周病菌は全身の健康にも大きな影響を及ぼします。細菌による酸によって歯のエナメル質が溶かされ、歯に穴があくことからはじまるむし歯とは全く異なる病気なのです。
歯周病は歯や歯肉を傷めるだけではありません。お口の血管から全身にまわった歯周病原因菌は、全身の様々な重大な病気のひきがねとなります。
歯周病はお口のトラブルにとどまらず、全身の健康に重大な影響をおよぼす感染症なのです。
歯周病の直接的な原因は、歯にこびりついたプラークです。 プラークは生きた細菌の塊で、酸素の少ない場所を好み、歯と歯ぐきのすき間で繁殖します。プラークの中の細菌が放出する毒素によって、歯ぐきに炎症が起きることが歯周病のはじまりです。
歯周病は、当初は自覚症状がありません。痛みがなく、気づいた時には進行しています。進行した歯周病の毒素は、歯を支える歯槽骨を溶かし、歯の動揺を招き、歯肉が下がり、最終的には歯を支えることができなくなり歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病の原因は、歯に付着した細菌の巣窟である「プラーク」です。プラークを取り除くことが、歯周病の進行を食い止めるために必要なのです。まずは大元の原因であるプラークやや歯石を取り除くことが大切です。歯科クリニックで徹底的なクリーニングに加え、患者さんご自身のセルフケアも大切です。歯と歯ぐきのすきまの奥深くまでプラークが付着している場合は、外科的に歯ぐきを切り開いてクリーニングを行うこともあります。
むし歯は、お口の中の細菌が酸をつくりだして歯をとかしてしまうものです。歯周病はお口の中の細菌が歯周組織を攻撃することです。どちらにも共通していることがあります。お口の中の環境を清潔に整えることが大切なんです。
歯は一度損なわれたらもとにはもどりません。特に歯周病は痛みがない事が多くサイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)とも言われ、歯を失う原因の圧倒的第一位です。歯周病とむし歯、どちらも怖い病気ですがどちらかなら、歯科医としては歯周病の方が怖いかも? という気がします。
歯医者は「むし歯になったら行くところ」ではありませんよ! お口の中を清潔に保つことがむし歯・歯周病予防につながり、全身の健康を守ることにつながるのです。日々のセルフケアはもちろん、歯科の定期検診で定期的にプロによるクリーニングを受けてください。ご来院をお待ちしています。
歯周病の外科治療は、歯周病の基本的な治療で改善が見込めない場合などに行われます。「どんな治療法なんだろう」「費用はどれくらい?」など、疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では、歯周病の外科治療が必要なケースや歯周病外科治療の種類、費用などについて解説します。メリットやデメリット、歯周病を悪化させないための予防法なども併せて紹介するので、歯周病の外科治療について気になる方は、ぜひ参考にしてください。
歯周病の外科治療が必要なケースは、重度の歯周病の場合です。一般的に、歯周病になると歯周基本治療と呼ばれる治療が行われます。
歯周基本治療は、プラークや歯石の除去や歯磨き指導、歯根表面を滑らかに整える処置などを指します。初期段階の歯周病や中度の場合は歯周基本治療で改善できることもありますが、歯周病が進行している場合は難しいでしょう。歯周基本治療だけでは治らない場合は、外科治療が必要です。
歯周病外科治療には、大きく分けて歯周組織再生療法とフラップ手術の2種類があります。それぞれの特徴を詳しく解説します。
歯周病の外科治療には、保険適用になる種類と自費治療になる種類があります。一般的な歯周病治療には保険が適用されますが、先進医療や審美目的の治療は保険適用外となる場合があります。
歯周病外科治療の費用は、治療の種類や保険適用の有無によって大きく変動します。一般的な治療相場は、以下の通りです。
歯周病の外科治療には、良い面がある反面、悪い面もあります。ここでは、歯周外科治療のメリットとデメリットの両方を紹介するので、特徴を把握しておきましょう。
歯周外科治療は、全ての方に適応できる治療法ではありません。主に、以下の方は歯周病の外科治療ができない可能性があります。
歯周病を悪化させないための予防法は、以下の通りです。
この記事では、歯周病の外科治療の種類や費用をはじめ、外科治療が必要になるケースなどについて解説しました。
基本的に、歯周病は進行するほど治療が複雑になるため早期治療が大切です。歯科医院でのメンテナンスを定期的に受けたり、セルフケアを怠らなかったりすることで初期の状態で対処が可能になるでしょう。
大切な歯を守れるようにメンテナンスをしっかり行いましょう。
歯周病の外科治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。 こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
木更津きらら歯科は2025年1月10日に拡大リニューアルオープンいたします! これに伴い、歯科衛生士1名、受付助手を1名を募集しています。
新卒の方や経験の浅い方、ブランクのある方でも安心です。個別に設定した目標で、院長をはじめ、副院長や先輩スタッフのサポートでスキルアップしてください。中でも歯周病に関する分野では、福岡歯科大学の歯周病学講座の先生から、大学病院レベルの歯周病治療に関する知識・技術を直接教えてもらえます。福利厚生も充実。産休・育休があり、長く働ける環境です。
募集要項はこちら
受付業務は、患者さまを最初にお迎えする「医院の顔」です。経験が浅くても先輩スタッフのサポートにより安心して働ける職場です。歯科の知識についても丁寧に指導しますので、未経験の方もお気軽にご応募ください。
募集要項はこちら
お問い合わせはこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
ご応募をお待ちしています!
歯周病は早期治療が難しい病気の一つと言われており、初期段階では、歯茎が腫れたり熱を持ったりして少し違和感があるなど、あまり目立たない症状から始まります。進行すると、歯の喪失を招く可能性が高まる恐ろしい病気です。
歯周病を予防するためには、早期の発見と適切な治療が欠かせません。
この記事では、歯周病の進行段階、各段階における治療方法と費用目安、そして歯周病を抑えるための具体的な方法について詳しく解説します。
歯周病は、歯と歯茎の間にある歯周ポケットに細菌が繁殖し、炎症を引き起こすことで進行していきます。初期段階では痛みがほとんどなく、進行すると歯を支える骨が破壊され、最終的には歯が抜け落ちる可能性があります。
ここでは、歯周病の発生と進行のメカニズムについて解説します。
歯周病は、進行度に応じていくつかの段階に分けられます。それぞれの段階で症状や治療方法が異なりますが、重症化するほど治療が困難になるため早期発見と対策が重要です。
以下に、進行段階を詳しく説明します。
歯周病は、進行度によって治療方法が大きく異なります。軽度な段階では簡単な処置で治療できますが、進行すると専門的で高度な内容や長期間の治療が必要になります。
それぞれの段階における治療方法と、その費用の目安を詳しく見ていきましょう。
歯周病の進行を抑えるためには、日々の予防が最も効果的です。以下の方法を実践することで、歯周病を予防し健康な歯と歯茎を維持しましょう。
歯周病は進行すると治療が難しく、費用も高額になります。
しかし、初期段階で適切な治療を受けることで、健康な歯と歯茎を維持できます。日々のケアと定期的な歯科検診を行い、歯周病の予防と早期治療を心がけましょう。
歯周病の治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
虫歯の治療費は、虫歯の進行度や保険が適用されるかによって異なります。患者様自身が虫歯の進行度合いを把握していない場合、治療費がいくら必要なのかわからず、心配になることもあるのではないでしょうか。
この記事では、虫歯の治療費について進行度別に解説します。内訳や治療費が高くなるケースなどについても解説しますので、虫歯で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
虫歯治療には、以下の費用がかかります。初診料や再診料は必ずかかり、その他の費用は治療段階に応じて変わります。
ここでは、虫歯治療にかかる費用の内訳を1つずつ解説します。
虫歯の治療費は進行度によって異なります。以下、進行段階ごとの治療費について詳しく解説します。
虫歯の治療には、基本的に保険が適用されます。
ただし、保険の対象となるのは歯の機能を補う最低限の治療のみです。セラミックなどの審美性に優れた材料で治療する場合や、最先端の技術や治療法を選んだ場合は、保険が適用されません。
虫歯の治療費は、虫歯の進行度や選択する治療方法により異なります。以下では、虫歯の治療費が高額になるケースについて解説しています。
虫歯の治療費は、進行度や必要な検査・治療法によって異なります。詰め物や被せ物に使用する素材の審美性などにこだわらなければ、基本的には保険が適用されます。
ただし、虫歯が進行している場合は、治療だけではなく歯の機能回復のための費用もかかります。歯がほとんど残っていないと、抜歯後に人工歯の取り付けが必要になるなど、虫歯の治療に加えて材料費がかかる場合もあります。
治療費を安く抑えるためにも、早期発見・早期治療することが大切です。
虫歯治療が必要で疑問や不安がある場合は、安心して治療を受けるためにも、対応している治療法や治療費などを事前に確認しておきましょう。
虫歯治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
訪問歯科は、自宅や施設にいながら歯科治療を受けられるサービスです。高齢化が進む現代社会において注目を集めており、受ける方も増加しています。
歯科医院に足を運ぶことが難しい方にとって、訪問歯科は生活の質を向上させる非常に重要なサービスです。
しかし、「訪問歯科とは何か」「どのような治療が受けられるのか」「どんな人が対象なのか」など、訪問歯科について疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、訪問歯科の概要や対象者、メリットとデメリット、受けられる治療や費用、訪問診療の具体的な利用の手順などを詳しく解説します。訪問歯科の仕組みを知り、自分や家族にとって適切な歯科診療の方法を見つけてください。
訪問歯科とは、自宅や施設などに歯科医師や歯科衛生士が出向き、歯科診療を提供する形式の医療サービスです。通院が困難な方に対して提供されており、自宅や施設といった生活拠点で治療を受けられる点が特徴的です。
さらに、訪問歯科は医療環境が整っていない地域でも重要な役割を担っています。高齢化社会において、必要不可欠な存在となっています。
診療内容は歯科医院のものと大きく変わりませんが、患者様の体調や環境に配慮した対応が求められます。訪問歯科は、単なる診療ではなく、生活環境や健康状態を考慮した包括的な医療サービスであると言えます。
訪問歯科は、歯科医院に通うことが難しい方を主な対象としており、さまざまな理由で外出が困難な方々に利用されています。具体的な対象者としては、以下の方々が挙げられます。
訪問歯科は通院が困難な方々に多くのメリットがあります。
一方で、訪問歯科にはいくつかのデメリットや課題も存在します。デメリットも把握した上で、訪問歯科を検討しましょう。
ここでは、訪問歯科で受けられる治療と費用について確認しましょう。
訪問歯科を利用するためには、事前の手続きや準備が必要です。具体的な流れを把握しておくことで、スムーズにサービスを受けることができます。
以下に、訪問歯科診療の受け方について詳しく解説します。
訪問歯科は、通院が難しい方々の生活の質を向上させるための重要なサービスです。自宅や施設で専門的な治療を受けられるため、患者様の負担を軽減できるだけでなく、口腔内の健康を保つことで全身の健康にも良い影響を与えます。
虫歯や歯周病の治療から入れ歯の作成、予防ケアに至るまで、幅広い対応が可能であり、利用することで多くのメリットを享受できます。診療内容や費用を事前に確認し、信頼できる歯科医院を選んで活用しましょう。
訪問歯科を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。 こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
ご自分の食べるもの、飲むものについて、健康を意識しない方はいらっしゃらないでしょう。この記事では歯とお口の健康の点からからだによい食生活をご紹介します。
歯は食べ物を噛み砕いたり、すりつぶしたりしてからだに取り込みやすくする役目を担っており、人間のからだで一番硬い組織です。いつも変わらずお口の中に存在しているように見えますが、実は毎日、変化を繰り返しています。
食べ物や飲み物には「糖質」が含まれています。食べたり飲んだりすると、ミュータンス菌などのむし歯菌が糖質から酸を作り出します。食事のあと、お口の中は「酸性」に傾いてくるのです。酸は、歯の表面のエナメル質から、カルシウムやリン酸を溶かしてしまいます。歯からカルシウムが溶け出すことを「脱灰」といいます。
このままでは歯がどんどん溶けていってしまいそうですが、健康なお口の中は絶妙なバランスでカルシウムやリンの溶けだした歯の表面を修復します。唾液の中に豊富に含まれるリン酸イオンやカルシウムイオンがエナメル質の中に浸透して、損なわれた部分を修復するのです。これを「再石灰化」といいます。再石灰化には20分から1時間ほどかかります。
お口の中では、なにか飲んだり食べたりするたびに、「脱灰」と「再石灰化」が繰り返され、歯の表面のカルシウムは出たり、戻ったりを繰り返しているのです。なにか食べてお口の中が酸性に傾き、歯の表面の成分が溶け出している「脱灰」の状態で、だらだらとお菓子を食べたり甘い飲み物を飲んだりを続けていると、「再石灰化」しているときがありません。歯からカルシウムはどんどん溶け出していきます。その状態が進行して、歯に穴が開くまでになってしまった状態が「むし歯」です。
からだの健康のために食生活を意識するのなら、歯やお口の健康についても考えてみましょう。
砂糖はむし歯の大きな原因の一つです。口腔内の細菌は砂糖をエネルギー源として利用し、酸を作り出します。この酸が歯のエナメル質を溶かし、むし歯の原因となるのです。ジュースや炭酸飲料が、どれだけ砂糖を含んでいるかびっくりするほどです。木更津きらら歯科のおすすめの飲み物は「水」です!
酸性の食品や飲み物は直接歯の表面を脱灰させます。むし歯でもないのに、歯の表面が傷んでいる患者さんに食生活を聞いてみると、コーラや炭酸水がお好きだったり、晩酌でレモンサワーやハイボールを飲む習慣がある方でした。酸によって歯の表面の脱灰がすすむとむし歯のリスクが高くなります。あまり極端な食べ方・飲み方はしないで、食べたあとには歯をみがきましょう。
健康的な「脱灰」「再石灰化」のサイクルは、食事のタイミングで整えることができます。 食事やおやつは、だらだらと食べるのではなく、3食+おやつの時間といった風に、食べるとき・食べないときのメリハリをつけましょう。お口の中に、再石灰化の時間を与えてあげて下さい。
これだけ食べれば歯を強くするという食べものはありません。様々な栄養をバランスよく摂ることが大切ですが、その中でも関係の強いものをご紹介します。
歯の健康のために重要なミネラルはカルシウム。歯のエナメル質を強化し、むし歯の予防に役立ちます。チーズ、牛乳などの乳製品、骨や殻ごと食べられる小魚や小エビ、うなぎや貝類などです。野菜ではモロヘイヤ、小松菜、水菜、昆布にカルシウムが多く含まれています。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けてくれます。ビタミンD は、野菜や穀物、豆、イモ類にはほとんど含まれていません。多く含まれているのは、魚類やきのこ類です。とくに魚はカルシウムも多いので、歯の健康のためにもおすすめです。
ビタミンAは歯のエナメル質を強化します。豚、牛、鶏のレバーや、うなぎのかば焼きはいかがでしょうか。ビタミンAは肉類、魚介類、乳類、卵類、油脂類、藻類、野菜類などに多く含まれています。
ビタミンCは歯の象牙質の形成を支えます。果物や野菜、いも類に多く含まれており、バランスのよい食事を心がけていれば不足はしないでしょう。野菜ジュースやサプリメントから摂取されるビタミンCは、排せつまでの時間が非常に短いため、頼りすぎることなく様々な食材を食べることを楽しんでいただきたいです。
アルカリ性の食品です。酸性に傾いたお口の中を中性に整えてくれます。ヒジキ、わかめ、昆布、海苔などの海藻類はph数値が高くお口の健康をサポートしてくれます。
繊維質の多いニンジン、ごぼう、レタス、セロリ等は、咀嚼することで歯や粘膜の表面を清掃する効果があります。直接清掃性食品とも呼ばれています。よく噛むことで、唾液の分泌を促し、再石灰化の助けともなります。
お茶に含まれているポリフェノールは、抗菌作用に優れています。日本茶はカテキン(ポリフェノール)やフッ素等の働きによりむし歯を予防する効果が期待できます。ウーロン茶は独時のの苦みがありますが、この苦味成分はプラークの発生を抑えると言われています。
言われてみれば当たり前のことかもしれませんが、いつもの習慣も「へえこれもむし歯予防になっているのか」と発見があるかもしれません。
正しい姿勢で食べるとよく噛むことができます。⾜の裏をしっかり床につけてください。小さいお⼦さんは⾜元がぶらぶらしないように、台を置いて⾜を台にしっかりつけることができるようにしてあげてください。
食事は急がず、ゆっくりよく噛んで食べましょう。唾液の分泌がよくなり、再石灰化や消化を助けてくれます。唾液には食べかすやプラークを洗い流す自浄効果もあります。よく噛むことは満腹中枢を刺激しますので、食べすぎの防止にもつながります。
食べていない間は、唾液が歯を補修する再石灰化の時間です。だらだら食べ続けるのではなく、ある程度、食事や間食の時間を決めて、めりはりのある食生活をしましょう。お子さまの食事時間は、大人がコントロールしてあげる必要があります。
そして、食べたら歯をみがきましょう。
ランチタイム後に歯みがきはしていますか? 1日3回食事のあとに、間食のあと、甘い飲み物を飲んだあと、歯をみがくのが一番いいのです。むずかしい場合にはぶくぶくうがいで食べかすを洗い流すだけでも効果があります。
補助器具を使って歯と歯のあいだ、歯と歯ぐきの境目のプラークを予防しましょう。使い方や自分にあった器具がわからないときは、歯科衛生士にご相談ください。
歯だけを強くする食べ物はありませんが、歯の健康を考えた食生活は全身の健康につながり、全身の健康を考えたバランスのよい食生活は歯もじょうぶにしてくれます。毎日を大切に、健やかにおすごしください!
スポーツ歯科とは、競技に取り組む方の歯や顎などの健康状態を維持し、競技中のパフォーマンスの向上を支える専門分野のことです。口腔内の健康と運動との関わりに疑問を抱く方もいるかもしれません。
しかし、口腔内をよい状態に保つことは、運動能力の向上にも役立つといわれています。
今回は、スポーツ歯科の目的や診療内容、競技用マウスピースの特徴などについて解説します。競技用のマウスガードの作製を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポーツ歯科とは、競技に取り組む方の歯や顎の健康を専門的に診る分野のことです。競技中のケガの予防や治療をはじめ、全身の状態を整える役割も担っています。
スポーツと歯科との関連に疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、歯や噛み合わせの状態が悪ければパフォーマンスに影響が出ることもあります。つまり、口腔内をよい状態に保つことができれば、運動能力の向上にも役立つのです。
スポーツ歯科の目的は、以下のとおりです。
スポーツに密接に関わる歯科ときいても、具体的にイメージできない方も多いかもしれません。以下では、具体的な診療の内容について解説します。
競技用のマウスピースには、市販されているカスタムフィットタイプと、歯科医師が個々に合わせて作製するカスタムメイドタイプの2種類があります。以下では、それぞれの特徴についてみていきましょう。
スポーツ歯科ではさまざまな治療を提供しており、その内容によって保険適用の可否が異なります。以下では、治療ごとの保険治療の可否や費用の目安について解説します。
スポーツ歯科は、おもにアスリートの外傷予防や治療、運動能力の向上を目的とした分野です。プロの選手だけでなく、ジュニアの選手や一般のスポーツをする方にも重要な分野です。
競技に取り組むすべての人がより楽しく安全に競技に取り組めるようなサポートが受けられますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
スポーツ歯科の受診を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。 口臭は、本人やまわりの人が不快に感じる呼気のニオイで、口臭があると自覚がある人は80%を超えるといわれます。一時的に強くなる生理的なものもあれば、舌苔(ぜったい=舌にたまった食べカスや粘膜、細菌のカス)の異常や歯周病などトラブルに原因があるものもあります。本当はそれほど臭わないのに本人が強く気にしている心理的な口臭もあります。
健康な人でも、肺から出てくるガスは100種類以上あります。。腸内に溜まったガスは、血中に吸収されたり肝臓で分解され、健康な人では肺から排出されても口臭の原因とはなりません。
誰でも、ある程度の生理的な口臭はあるものです。唾液の分泌が関係したり、活動時間によって強くなったりします。心配しすぎてもよくありませんよ! ではどんなときに口臭を感じるのか見ていきましょう。
口の中から出るニオイは特に唾液の分泌に影響されます。唾液には口の中を洗浄・自浄する作用があり、「噛む」「話す」といった、口の動きで唾液腺が刺激され分泌が増えます。唾液が減って口の中が乾燥すると自浄作用が低下し、タンパク質を分解する細菌が増えるので、口臭も濃縮されてニオイがきつくなります。
睡眠中は、唾液の分泌が減少し口の中が乾燥しやすいため、朝起きたときにもっとも強く口臭を感じるかもしれません。長時間食事をしていないときも、唾液の分泌量が減り、口臭が強くなります。
緊張したりストレスを感じると唾液の分泌量が減ります。というのも、唾液の分泌は自律神経が調節しているからです。唾液の分泌が促されるのは、リラックスして副交感神経が優位になっているときです。緊張したりストレスを感じているときに口臭が強くなるように感じるのは気のせいではありません。交感神経が優位になり、唾液の分泌を促す副交感神経の働きが低下して、唾液の量が減るからなんです。
妊娠時、月経時、思春期、更年期など、特に女性ホルモンが変調するときも口臭が強くなることがわかっています。確かなことはまだわかっていないのですが、精神的に不安定になり唾液が減る、ホルモンの変化で唾液が濃くなるといった原因が推測されています。
ニンニク、ニラ、ネギ、たくあんなど臭いの強いものは、胃の中で消化され血液を介して全身に循環し肺を経由して吐き出されます。アルコールや喫煙も同様です。いったん体内に取り込まれた臭いの元になる成分は、お口をきれいにしても臭うことがあります。
口の中のトラブルもなく、実際に臭ってはいないのに、本人が口臭を気にして社会生活の障害となっているような場合を心理的口臭症といいます。背景に強いストレスや不安などに起因するこころの病が隠れていることがあります。
そういった一時的な、生理的な口臭もありますが、気になるのは「周りの人とのコミュニケーションに問題が生じるような不快な口臭」ですよね。原因を理解して、対処していきましょう。
気になるのはこんな臭いではありませんか。
不快な口臭のほとんどは、口の中でタンパク質が細菌に分解・発酵される過程で発生するガスです。このときのタンパク質とは、お口の中の食べかすや、粘膜が剥がれ落ちたアカのようなゴミ、唾液などに含まれているものです。
この中でも腐った玉ねぎのような臭いを発するメチルメルカプタンというガスが問題です。硫黄を含んだ揮発性のガスで、口臭の強弱と強い相関があるとされ、口臭を評価する指標となっています。
強い口臭を起こす原因としてもっとも多いといわれているのが舌苔です。舌苔は、皮膚の垢のように、細胞が剥がれ落ちて舌に白く溜まり腐敗したものです。口臭の原因となる細菌やタンパク質を多量に含んでおり、口臭の6割が舌苔から発生すると言われています。
舌苔の次に多い原因が歯周病です。歯周病の特徴である歯周ポケットには多量のプラークがこびりついています。プラークは多量のタンパク質と細菌の固まりです。プラークの中のタンパク質が歯周病原菌によって分解されることで、腐った玉ねぎのような臭いを発するメチルメルカプタンが大量に発生するのです。歯周病にかかっている方は強烈な口臭があり、まわりの人から嫌がられるほど強烈なものなんです。
厚い舌苔や歯垢は、「バイオフィルム」と呼ばれる排水溝のヌメリのような状態になっており、細菌の温床となっています。簡単に洗い流すことはできず、殺菌・抗菌剤が効かないように細菌同士ががっちりと手を組んでいます。口の中にバイオフィルムとなって棲みつく細菌は、700種類にも達するといわれます。バイオフィルムの中の細菌が歯周病を引き起こし、口臭の原因となるのです。
感染による炎症が鼻やのどにあると、口の中に膿みが流れ込んで口臭の原因となります。扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などが該当します。逆流性食道でも、胃液が食道に逆流することによって口が臭うことがあります。肝機能低下、腎機能低下、糖尿病、悪性腫瘍など、全身の病気による代謝物が血液中に増えて息が臭うことがあります。
鼻をつまんで口を閉じ、少し間を置いて鼻をつまんだまま口を開き、静かに息を吐いてみてください。出した息をかいでみて、不快な臭いがあれば口の中に原因があります。
口臭は、舌苔の増加や歯周病、むし歯などの口腔トラブルのサインかもしれません。歯科で治療するのが一番です。舌苔が多いときはブラシなどで取り除くというお手入れ方法もありますが、自分で行うと舌を傷つけてしまうこともあるので注意してください。歯科でクリーニングを行うのが安全で確実です。定期歯科検診は口臭予防という面でも効果があるんですよ。
口臭とともに鼻やのど、胃腸などの病気の症状があるときは、該当の科に相談しましょう。社会生活に差し支えるほど気になるのであれば、心療内科などに相談してみましょう。
口臭を防ぐには口の中の環境を整えておくことが大切です。特に舌苔や歯周病は強い交友の原因となります。舌苔をはびこらせず、歯周病を予防することが、口臭予防にも有効なのです。
それには毎日の歯みがきが一番効果があるのです。入れ歯の方はお手入れをきちんとしましょう。一時的な生理的口臭や、口の中の不衛生によるものは、口内をうるおしたり、歯みがきやデンタルリンス、マウスウォッシュなどで洗浄することでセルフケアできます。歯みがき剤は、口臭のもとになる細菌の除去が期待できるものがおすすめです。
予防歯科という言葉は耳にするものの、具体的にどのようなことを行うのか、またどのようなメリットがあるのか理解している方は少ないかもしれません。
予防歯科は、虫歯や歯周病といったトラブルが起こってから行う治療とは異なり、日常的にケアを行うことで問題を未然に防ぎ、健康な歯を維持するための分野です。
近年、歯科医療の現場では予防への意識が高まっており、これが新しい常識となりつつあります。
本記事では、予防歯科で行う具体的な内容やメリット・デメリットについて解説します。虫歯や歯周病を予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
予防歯科とは、虫歯や歯周病などといった口腔内のトラブルを未然に防ぐために行われる歯科医療の分野です。歯や歯茎に痛みや違和感を覚えてから歯科医院を受診するという方が多いでしょう。
しかし、予防歯科はこのような症状が現れる前に定期的なケアを通じて、健康な状態を維持することを目指しています。
予防歯科では、虫歯や歯周病を防ぎ健康な口腔環境を維持するために、さまざまなことが行われます。ここでは、予防歯科で行う主な内容をご紹介します。
予防歯科に通うにあたって、気になるのは費用と頻度ではないでしょうか。ここでは、予防歯科にかかる費用の目安と、通院の頻度について詳しく解説します。
ここまで解説したように、予防歯科には虫歯や歯周病を予防できるというメリットがありますが、メリットはそれだけではありません。また、予防歯科にはデメリットも存在するため、メリットとデメリットの両方を理解したうえで予防歯科に取り組むことが大切です。
ここでは、予防歯科のメリットとデメリットについて解説します。
予防歯科は、虫歯や歯周病といった口腔トラブルを未然に防ぎ、健康な歯を長く保つことを目指す重要な取り組みです。予防歯科では虫歯や歯周病を予防するために、スケーリングや歯の専門的なクリーニング、フッ素塗布などを行います。
虫歯や歯周病を予防できれば、将来的な治療費の負担も軽減でき、全身の健康維持にもつながります。
一方で、予防歯科には定期的な通院の手間や費用がかかること、一時的に知覚過敏の症状が現れる可能性があるなどといったデメリットも存在します。
メリットとデメリットを十分に理解し、ご自身に合った予防ケアを取り入れることで、生涯にわたって健康な歯を守ることができるでしょう。
予防歯科を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
歯の詰め物や被せ物に使われるセラミックは、本物の歯のような白さやツヤがあります。自然な仕上がりになることから多くの方に選ばれています。
ただし、セラミックにはさまざまな種類があり、種類ごとに特徴や費用が異なります。
今回は、歯のセラミックの種類ごとの特徴や目安、選ぶときのポイントを解説します。セラミック治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
歯のセラミック治療とは、虫歯治療や外傷などで欠損した部分を、セラミックの詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)で補う治療です。セラミックは陶器と同じ白い素材で、審美性と身体への親和性が高いのが特徴です。
保険治療の銀歯は費用を抑えることができますが、見た目が気になるという方も多いでしょう。また、銀歯は長期間使用していると溶け出して変形することがあります。これによって、天然の歯との間に隙間ができると、虫歯が再発するリスクが高まります。
一方で、セラミックは本物の歯のような色やツヤを再現できるため、治療跡が気になりにくいです。経年による変形も起こりにくいため、虫歯が再発するリスクも低いというメリットがあります。
歯のセラミックには複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。治療箇所や審美性、耐久性などが異なるため、種類ごとの特徴について知っておきましょう。
歯のセラミックは種類ごとに費用が異なり、相場は以下のようになります。
<歯のセラミックの種類ごとの費用目安>
| インレー(詰め物) | クラウン(被せ物) | |
|---|---|---|
| オールセラミック | 6万〜8万円程度 | 8万〜22万円程度 |
| ハイブリッドセラミック | 3万〜4万円程度 | 4万〜8万円程度 |
| e-max | 4万〜6万円程度 | 7万〜10万円程度 |
| ジルコニアセラミック | 4万〜6万円程度 | 10万〜20万円程度 |
| メタルボンド | ― | 8万〜15万円程度 |
歯のセラミックには複数の種類があるため、どのセラミック歯にすべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、歯のセラミックの種類を選ぶときのポイントについて解説します。
歯のセラミックには、オールセラミックやジルコニアセラミックなど複数の種類があります。審美性や強度、費用などがそれぞれ異なるため、ご自身の希望や治療箇所に合った素材を選ぶことが大切です。
どのような素材を選ぶべきかは、カウンセリングでしっかり歯科医師と相談しましょう。
セラミック治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
歯の黄ばみや着色が気になるときは、ホワイトニングを行うことで改善を期待できます。ホワイトニングには大きく分けて、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
このうちオフィスホワイトニングとは、どのような方法なのか気になっている方がいるのではないでしょうか。ほかのホワイトニング方法との違いや、費用についても気になるところでしょう。
今回は、オフィスホワイトニングとはどのようなホワイトニング方法か詳しく解説します。メリットやデメリット、ほかの種類との違い、費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行われるホワイトニングです。施術は資格を持った歯科医師や歯科衛生士が行います。
歯を短時間で白くできるのがオフィスホワイトニングの特徴です。そのため、結婚式などのイベントに合わせて短期間で歯を美しくしたい方に選ばれています。
施術の流れとしては、まず口内のチェックとカウンセリングを行います。カウンセリングでは歯に関する現在の悩みや、どれくらい歯を白くしたいかといった希望を伝えます。
施術前は歯の表面をクリーニングし、汚れや着色を除去します。その後、歯茎に保護剤を塗布してホワイトニング剤がつかないようにします。そして、専用のホワイトニングジェルを歯に塗布し、特殊な光やレーザーを当てて薬剤を活性化させることで漂白を進めます。
最後にジェルを除去し、どれだけ白くなったかを確認します。治療時間は30分~1時間半くらいです。
ホワイトニングの種類にはオフィスホワイトニングのほかにも、ホームホワイトニングとデュアルホワイトニングがあります。ここでは、オフィスホワイトニングと他の種類との違いについて解説します。
オフィスホワイトニングのメリットを確認しましょう。
オフィスホワイトニングのデメリットについて確認しましょう。
オフィスホワイトニングの費用は歯科医院によって異なりますが、1回あたり2万円〜5万円程度です。施術を複数回受けると、総額で4万〜20万円以上かかるでしょう。
実際の費用は、歯科医院の料金プランや治療前の歯の状態、目標とする白さの度合い、治療回数などによって変動します。
なお、ホワイトニングには保険が適用されません。健康保険は病気やケガの治療に対して適用されます。
オフィスホワイトニングをはじめとするホワイトニングは、歯の色を改善する美容目的の治療であり、健康上の問題を解決するものではないと考えられています。そのため、保険適用の対象にはならないのです。
オフィスホワイトニングの適切な頻度や、何回で白くなるかは気になるところです。オフィスホワイトニングは1回の施術で目に見える効果が現れることがあります。
ただし、効果を実感できるまでにかかる回数には個人差があります。歯の状態や着色の程度、体質によっても効果の現れ方は異なります。
多くの場合、2回〜4回ほど施術を受けることで満足のいく白さになると考えられています。施術を複数回受ければ、歯の白さを定着させながら、段階的に白くしていくことができます。1回目の施術後の歯の反応を見て、2回目以降の施術について検討することもできます。
オフィスホワイトニングを複数回受ける場合は、一般的に1〜2週間ほど間隔を空けることが推奨されています。1〜2週間ほど間隔を空けることで、歯や歯茎を十分に回復させ、次に施術を受ける準備が整います。
なお、オフィスホワイトニングの効果は3か月〜6か月ほど持続するといわれています。そのため、オフィスホワイトニングで理想的な白さになったあと、色戻りを防ぎ、白さを維持するためには、3か月に1回の頻度でホワイトニングを受けることが推奨されています。
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行われるホワイトニングです。自宅で行うホームホワイトニングもありますが、自分で薬剤を扱うことに不安を感じる方や、やるからにはしっかり効果を得たい方にオフィスホワイトニングが選ばれています。
オフィスホワイトニングをする前には歯科医師が検査や診断を行うので、虫歯や歯周病といった歯の色以外のお口のトラブルを改善するきっかけにもなります。ホワイトニングの前に専門的なクリーニングを受けることもできます。
費用や施術の進め方は歯科医院によって異なるので、事前によく確認しましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。 自分が歯周病かどうかチェックしてみましょう。口の中がねばつく、冷たいものを飲むと歯にしみるといった感覚があったらもしかしたら歯周病かもしれません。歯がぐらぐらして噛みにくい、歯ぐきをおすと膿がでるという症状はかなり進行している可能性があります。
歯周病は痛みがほとんどないのでセルフチェックを使って早めに気づくことと、歯科での定期的なチェックが大切です。気になることがあればすぐ歯科で相談してください。初期段階であればきちんと治すことができます。
歯周病チェックではだいじょうぶそうでしたか? 歯周病は痛みを感じないので気づきにくいのですが、歯を失う原因の第1位であるばかりでなく、全身の健康に影響を及ぼす点が大問題なのです。
狭心症や心筋梗塞は、動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい心筋に血液供給がなくなり死に至ることもある病気です。歯周病原因菌は血管内にプラークをつくり血液の通り道はふさいでしまいます。
脳の結果にプラークがつまることを想像してください。歯周病の人はそうでない人の3倍近くも脳梗塞のリスクが高いのです。
歯周病と糖尿病は相互に影響し合っていることがわかってきました。歯周病になると糖尿病の症状は悪化し、歯周病治療で糖尿病が改善することが明らかになっています。
年をとり飲み込む機能が衰えてくると、むせこんだときに細菌が肺に到達したり、ご自分の唾液でさえ誤嚥することがあります。誤嚥性肺炎の原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると考えられています。誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要になります。
狭心症や心筋梗塞は、動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい心筋に血液供給がなくなり死に至ることもある病気です。歯周病原因菌は血管内にプラークをつくり血液の通り道はふさいでしまいます。
アルツハイマー型認知症の予防に口腔ケアはとても重要です。認知症の原因として70%を占めるアルツハイマー病は、脳の神経細胞が減少したり、脳全体が委縮したり、脳の神経が糸くずがもつれるような変化を起こしたりする病気です。脳に「老人斑」というシミが広がるのが特徴です。この老人斑が、歯周病原因菌から作られるということが明らかになりました。
歯周病にはかからないことが一番です。かかってしまったら早めに治療しなければならないことをおわかりいただけたでしょうか。歯周病歯周病は、歯周病原因菌が出す毒素によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支えている歯周組織が破壊されていく病気です。歯周病原因菌は、酸素の少ないところを好むため、歯と歯ぐきのすきま、「歯周ポケット」の奥に巣を作り増殖します。歯周病はこの「歯周ポケット」から進行するため、「歯周ポケット」をきれいに保っておくことが何より大切です。
歯周病の1番の原因は歯の周囲についたプラークという細菌のかたまり。歯周病を予防するためにはプラークを取ればいいのです。プラークをとりのぞくために大切なのは毎日の歯みがきなのですが、日本人はほとんどの人が毎日歯を磨いているのです。しかも8割近くの人は1日2回歯を磨いています。それにも関わらず、成人の8割が歯周病にかかっています。ということは、正しく歯をみがくことができておらず、プラークが十分に取り除けていないということなんです。
脳の結果にプラークがつまることを想像してください。歯周病の人はそうでない人の3倍近くも脳梗塞のリスクが高いのです。
歯ブラシに加えて使っていただきたいものがあります。歯間ブラシとデンタルフロスです。歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、効果的にプラークをとることができます。
歯間ブラシは歯の間だけでなく歯の根元と歯ぐきの間にもプラークがくっついていると意識してプラークをおそうじしましょう。
デンタルフロスは歯の根元と歯ぐきの間までしっかり入れるのがポイントです。
定期検診で木更津きらら歯科にご来院の際に、ご相談ください。患者さまのお口の状態や、必要な補助器具についてお教えいたします!
毎食後の3回と、寝る前の1回がベストです。どうしても4回もできないという方でも、寝る前の歯みがきには特に重点を置いてください。プラークは就寝中に増えていくので、寝る前に食べかすを取り除いておくのが一番重要なのです。
歯周病の治療でまず重要なのは、プローピング検査。プローブという器具を歯と歯肉の間の溝に挿入してポケットの深さを測ります。健康な歯肉では3mmよりも浅いのですが、これより深いと歯周ポケットと呼ばれ、歯周病が進行していると判断します。またプラークが溜まって歯肉に炎症が起きているとプローブでこすっただけでも出血が起きます。出血の様子で歯肉の中の炎症の程度が分かります。
他にも歯がどれくらいグラグラするかを調べる動揺度検査、赤い染色液を歯と歯肉の境目塗ってどれくらいのプラークがついているかを調べるプラーク付着率検査、そしてX線検査といった検査をして総合的に判断します。
歯周病の治療には大きく分けて4つのステージがあります。
まず大切なのは正しいセルフケアを行っていただくこと。患者さまにあった歯ブラシや歯間ブラシ、患者さまの歯並びにあった歯みがき方法をご紹介します。そしてプラークや歯石を専門の道具で取り除くスケーリングルートプレーニングを行います。プラークのたまりやすい詰め物や被せものを整えることもあります。初期の歯周病は、基本治療で改善することが多いのです。
セルフケアや器具でのクリーニングといった基本治療では対応できないほど進行してしまったら、歯肉を切開してでも歯周ポケットの中をおそうじします。腫れてしまった歯ぐきをメスやレーザーで切除する外科手術が必要なこともあります。麻酔をかけて行います。ここまで重症になったら患者さまの心身のご負担が大きくなります。早く気づいて初期のうちに治してしまいたいものです!
噛み合わせや歯並びの修正などを行います。歯周病によって失われた歯を補い、お口の機能をとりもどします。ブリッジ、部分入れ歯、インプラントなどが考えられます。
治療が終わったとき、生活習慣は変わりましたか? 正しい歯みがきや歯科定期検診の習慣が生活の中に定着したでしょうか。治療の終わりは予防の始まりです。早めに気づけば初期のうちに進行を食い止めることもできます。
審美歯科ときくと、どのようなイメージを抱くでしょうか。美容整形のようなものをイメージする方もいれば、全くイメージがつかないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、審美歯科とはどのようなものか解説します。審美歯科でできることや費用、審美歯科のメリット・デメリットについても解説しますので、口元のお悩みを改善したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
審美歯科とは、歯を健康にすることだけでなく、口元や歯の美しさに重点を置いた歯科治療のことです。単にお口のトラブルを改善するだけでなく、歯並びや歯の形、色などの見た目の部分も整えたいという方に選ばれています。
では、審美歯科では具体的にどのような治療が受けられるのでしょうか。ここからは、審美歯科で受けられる主な治療の内容について解説します。なお、歯科医院によって取り扱っている治療は異なりますので、詳しくは歯科医院のホームページなどで確認してください。
審美歯科で行われる治療は、基本的に保険適用外となります。保険制度はあくまで病気やケガの治療に対して適用されるものであり、審美性を高める治療は保険適用外となるのです。以下に、費用の目安をまとめました。
<審美歯科の費用の目安>
| 治療方法 | 費用 |
|---|---|
| ホワイトニング | ・オフィスホワイトニング:2万円〜7万円程度 ・ホームホワイトニング:2万円〜5万円程度 ・デュアルホワイトニング:5万円〜8万円程度 |
| セラミック治療 | ・詰め物:4万円〜8万円程度 ・被せ物:8万円〜18万円程度 |
| ラミネートベニア | 7万円〜18万円程度 |
| 矯正治療 | 60万円〜150万円程度 |
| ガムピーリング | 5,000円〜1万5,000円程度 |
| ティースジュエリー | 6,000円〜2万円程度 |
審美歯科は見た目のコンプレックスの改善が期待できる分野ではありますが、当然ながらメリットだけでなくデメリットも存在します。ここでは、審美歯科のメリット・デメリットについて解説します。
審美歯科とは、歯の健康や機能を維持するだけでなく、見た目の美しさに特化した治療を行う分野です。見た目のコンプレックスを解消することにより、自然に笑えるようになったり会話が楽しめるようになったりする効果が期待できます。
治療内容は、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療など多岐にわたりますので、自分に合った方法を選択するとよいでしょう。なお、治療を受ける際には費用やリスク、寿命などを確認することも大切です。
審美歯科治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。