木更津きらら歯科ブログ

「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。

木更津きらら歯科ブログ

22年07月25日

唾液中のタンパク質が感染を阻止


唾液は「抗菌作用」「抗ウイルス作用」」「粘膜保護作用」「自浄作用」といった、病原体からからだを守ってくれる防衛機能(免疫力)を持っています。酸性に傾いた口腔内を中性にもどしてくれたり、ミネラル成分の補給により歯の傷みを再石灰化して健康な状態にもどしてくれたり、いろいろな役割を担っています。健康を守る唾液パワーに注目しましょう。

写真は、唾液の出そうな梅干しの写真を掲載してみました!

■唾液中のタンパク質が感染を阻止

2022年7月、英科学誌オンライン版にて発表された研究成果があります。大阪公立大学の研究グループが、健康な人の唾液に含まれるタンパク質が、新型コロナウイルスの感染を阻害することをつきとめたのです。

■唾液と感染症の重症化の関係

この研究グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発症と重症化には、年齢が大きく関係していること、かつご高齢者は唾液の分泌量が著しく減少することから、唾液のもつ自然な免疫力に着目し、新型コロナと感染の仕組みが同じ別のウイルスを用いて実験を行ったそうです。研究に携わられた先生方のコメントを聞いてみましょう。

吉里勝利特任教授
「唾液の中に新型コロナウイルスの侵入を防ぐ仕組みがある可能性が出てきた。今回の研究成果を基に感染予防薬や治療薬の開発に貢献していきたい」
松原准教授
「唾液が持つ自然免疫力をもっと評価すべきだろう。口腔内のケアを推奨し、唾液の質を上げるような(コロナ感染)予防法の開発も目指したい」

唾液には、新型コロナウイルス感染症予防に効果がある可能性が明らかになってきましたね。

大阪公立大学発表資料
唾液中のタンパク質が感染を阻止!COVID-19から身を守る鍵が「唾液」にもあることを解明!ウイルスとの結合を阻害する唾液中のタンパク質を同定
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-01284.html

■唾液をしっかり出しましょう

唾液の分泌は年をとると減ってきます。ピークは30代と言われており、ご高齢者がコロナ感染症で重症化しやすいのは、唾液による防衛機能が若い人より働きにくいからということも考えられるのです。

唾液をしっかりだすには、水分をじゅうぶんとり、よく噛んで食べることです。唾液線マッサージも効果があります。


あごの周りのポイントをおぼえると、いつでも実践できますよ。ご高齢者にも効果があります。口の中が乾く・・・ とご家族がおっしゃっていたら、教えてあげてください!

唾液にはからだを守ってくれる力があります。唾液パワーに注目して、健康なからだつくりにぜひ役立ててください。


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22年06月30日

フッ素ケアの効果


フッ素塗布は、効果的なむし歯予防法です。予防歯科先進国である欧米では、年齢を問わず広く行われています。木更津きらら歯科は厚生労働省の「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の認定を受けているため、初期のむし歯治療をした場合に保険診療でフッ素塗布を行うことができます。

■フッ素ケアの効果

フッ素ケアとは歯にフッ素を塗布して歯を丈夫にし、むし歯になりにくくする予防法の一種です。フッ素塗布には次のような効果があり、どの年代の方にとっても有効です。

  • 歯が溶けにくくなります。
    むし歯の原因菌によって作られる酸は、歯を溶かしてしまいます。フッ素コートが歯を酸から守ります。
  • 再石灰化を促します。
    食事によって酸性に傾いたお口の中では、歯からカルシウムやリンが溶け出している状態です。フッ素は、カルシウムやリンが歯に戻し、再石灰化を促します。
  • 細菌の活動を抑制します。
    歯垢の中に潜んでいる細菌から酸が生み出されるのを抑制することです。

■お子さまにとっての必要性

お子さまの歯は大人の永久歯に比べて歯が溶けやすく、むし歯になりやすいのです。早めのフッ素ケアをおすすめします。

■大人はむし歯の再発予防に有効

大人の歯にとっては、むし歯の再発防止と、歯ぐきを守る効果があります。加齢や歯周病によって歯ぐきがさがると、歯の弱い部分が露出してしまいます。フッ素コートは、歯を守り、初期虫歯になってしまった歯の表面を再石灰化する働きが期待できます。

■フッ素ケアの安全性

フッ素は天然の成分で、お肉や魚、野菜などの食物や水や土にも含まれる天然の成分です。歯科で使用するフッ素は、フッ素化合物と呼ばれる化学物質です。

■歯みがき剤でフッ素ケア

歯みがき剤を選ぶときに、フッ素が配合されているか気にかけてみてください。2017年、厚生労働省がフッ素の配合濃度として従来の上限1000ppmを1500ppmに引き上げました。むし歯予防の効果を期待してのことです。

歯みがき剤に配合されているフッ素によってむし歯予防につなげるためには、歯みがきにちょっとしたコツがあります。

  • 歯みがき剤は毛先の2/3以上。意外と多めです。
  • ブラッシングは2分以上、時間をかけて。
  • うがいは少量の水で流しすぎないように。
  • みがいたあとは2時間程度、食事を控える。

当院では人気のジェル状歯みがき「コンクール/ジェルコートF」を取り扱っています。


むし歯、歯周病予防に、歯を守るフッ素ケアを上手に活用してくださいね。


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22年06月29日

ワイヤー矯正(マルチブラケット法)


ワイヤーで歯を少しづつ動かしていく方法をワイヤー矯正といいます。歯科矯正にはいろいろな手法があります。今日はワイヤー矯正をご紹介します。

■ワイヤー矯正(マルチブラケット矯正)

マルチブラケットはブラケット・ワイヤー・結紮線・ゴムリングといった矯正装置を使って行う矯正治療の手法です。歯にブラケットを接着剤で装着し、ワイヤーを通して歯を適切な位置に少しづつ動かしていきます。

簡単に言えばそういうことなのですが、大切な、健康な歯に長期間とりつける器具です。患者さまの歯の状態を正確に見極め、調整を続けながら適切な治療を行っていきます。

■ブラケットの種類

ワイヤー矯正で使用するブラケットは、金属製、プラスチック製、セラミック製のものがあります。プラスチック製、セラミック製のブラケットは目立たず、矯正期間中の精神的な負担を軽減してくれます。当院で使用しているブラケットは以下のとおりです。

<<当院で使用するブラケット>>
  • プラスチック製ブラケット
    エスタMB/トミー(株)
    耐久性にすぐれたハイブリッドプラスチックにメタル素材を組み込んだブラケットです。
  • セラミック製ブラケット
    radiance/(株)バイオデント
    サファイア製ジルコニアブラケットです。透明感のある目立ちにくい装置です。

小臼歯には金属を使うことがあります。大臼歯には必ず金属のブラケットを使用します。

■ブラケットの接着

治療計画通りに歯が動いているか、装置にトラブルが起きていないかを確認します。治療計画通りに動いていない場合は、ゴムやチェーンの強さを強くしたり、、ワイヤーの種類を変えたりといった調整をしていきます。それでも動かない場合は、歯が生えている歯肉の下の骨の表面の一部を除去し、骨の回復とともに歯を動かしていくコルチコトミーという手法をとる場合もあります。月に一度程度の調整日には、あわせて歯のクリーニングも行います。

■毎月一度程度の調整とクリーニング

熟練の矯正医がひとつひとつ、歯に貼り付けていきます。ダイレクトボンディング法といいます。歯の裏側にブラケットを装着する舌側矯正をされる場合、歯型をとり歯型のトレーの中でブラケットを設定する手法をとります。ブラケットを接着したら、歯を動かすワイヤーを通します。

ブラケットをつけているときには、ブラッシングがとても重要になります。矯正治療中に虫歯や歯周病になってはなんにもなりません。ブラッシングの方法も丁寧にご説明いたします。

■保定期間

じっくり時間をかけて歯を動かしました。歯はもとにもどろうとするので、正しい位置に歯を固定するため、保定装置(リテーナー)を装着します。歯を動かすための期間と同じくらいのあいだ、リテーナーを装着していただくと歯が固定されやすいようです。

■きれいな歯並びが実現!

長い時間、よくがんばっていただき、治療前よりずっときれいな歯並びが実現しました!

マルチブラケット法はもっとも基本的な矯正の手法です。以前は金属製のブラケットが主流でしたが、セラミックやプラスチック製のブラケット、ワイヤーも白いものを使うことによって、見た目に感じる負担も軽減されています。


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22年06月28日

自分にあった矯正方法


歯科矯正にはいくつかの手法があります。ご自分にあった矯正方法をごいっしょに探していきましょう。

■ワイヤー矯正(マルチブラケット矯正)

歯に歯科用接着剤でブラケットをとりつけ、ワイヤーを通して引っ張る基本的な矯正方法です。骨格に問題があって外科的な手術をしなければならない場合をのぞき、ほとんどどのような症状でも治療できます。

以前は金属製の矯正装置をつけている子供さんをよく見かけましたね。ブラケットは金属性のものが主流でしたが、近年ではセラミックやプラスチック製のブラケットの品質が格段に向上しています。当院では審美性や矯正期間中の心理的な負担を考え、前歯はセラミックまたはプラスティック性のブラケットを使用いたします。

<<当院で使用するブラケット>>
  • プラスチック製ブラケット
    エスタMB/トミー(株)
    耐久性にすぐれたハイブリッドプラスチックにメタル素材を組み込んだブラケットです。
  • セラミック製ブラケット
    radiance/(株)バイオデント
    サファイア製ジルコニアブラケットです。透明感のある目立ちにくい装置です。
*メリット

多くの種類の不正咬合に対応できます。奥歯を含む全体の矯正、装置をつけた箇所の4本から6本の部分矯正も可能です。 金属アレルギーの人でも安心して使用できます。

*デメリット

歯の表面につけるので、矯正治療をしていることを会った人にはわかってしまいます。

■舌側矯正

ブラケットを歯の裏側に取り付けるワイヤー矯正です。患者さまの歯型をとり、歯にかぶせるトレーを製作、トレーの歯型のうちにブラケットを設置して接着剤を塗布し、そのトレーを歯にかぶせて歯にブラケットをくっつけるという方法をとります。

*メリット

  • 矯正器具が他からは見えにくく、矯正治療をしていることが目立ちません。
  • 多くの種類の不正咬合に対応できます。奥歯を含む全体の矯正、装置を付けた箇所の4本から6本の部分矯正も可能です。

*デメリット

  • 口の中のスペースが狭くなり、歯の表側に装置をつけるより違和感が続くようです。
  • トレーの製作といった準備が必要になり、費用も少し高くなります。

■マウスピース矯正(インビザライン)

マウスピースを装着して、少しずつ歯を動かしていく治療法です。当院では「インビザライン・システム」を採用しています。3Dシミュレーションで歯の動きを予測し、10日から2週間に一度マウスピースを変えていきます。

*メリット

  • 食事をするとき、歯みがきをするときにはマウスピースをはずすことができます。
  • アライナーと呼ばれるマウスピースは厚さ0.5mmの薄いプラスチック製で、装着しているときでもほとんど目立ちません。
  • コンピュータで治療期間の予測が可能です。
  • 患者さまご自身でマウスピースをとりかえていくので、通院の頻度が比較的少なくてすみます。
  • マウスピースで段階的に歯を動かしていくので痛みを感じにくい矯正方法です。
  • 歯並び全体ではなく、前歯のみの部分的なマウスピースを1~2週間ごとにとりかえながら、歯を動かしていく手法があります。「iGOシステム」はインビザライン・フルの半額以下の費用で、2ヶ月〜3ヶ月という短期間で効果を期待できます。

*デメリット

  • 装着時間を守るために患者さまご自身の自己管理が不可欠です。
  • 重度の不正咬合など、患者さまのお口の状態によっては使用できないことがあります。

このように手法によって特徴はありますが、あくまでも患者さまのお口の中の状態によって治療内容や期間は変わってきます。あごの大きさに対して歯の大きさのバランスが悪い場合、親知らずが悪影響を与えている、上下のあごにズレがある場合には、抜歯や外科的な矯正が必要なこともあります。まずご自身の歯の状態をよく知ることが大切です。矯正治療をお考えでしたら、ご相談ください。


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22年06月27日

マスク生活で口臭が気になる! からだの大事なサインです


マスクを着用することで、自分の口臭が気になるという方がいらっしゃいます。マスクが口臭に影響を与えているというより、ご自分の口臭に気づく方が増えたのです。

■軽度の口臭

マスクをしていないときは気にならないが、マスクをしていると気になるという程度の口臭の原因は、お口の中の汚れが考えられます。歯と歯のあいだや、下の表面にたまった食べかすや細菌が臭いの元となるのです。気が付いてよかったです! 歯周病にまで進んでしまう前に、歯みがき方法を改善しましょう。

■治療の必要な口臭

治療を必要とする病的口臭は、ほとんどがむし歯や歯周病、歯磨きで落としきれない汚れが原因です。生ごみのような臭いの口臭は、歯周病で深くなった歯周ポケットに、食べかすやプラーク(歯垢)がたまってしまい、細菌が繁殖して成分を分解していることが考えられます。内科的な原因がある場合もあります。

■口呼吸が口臭の元に

マスクの下で、息苦しくなって口呼吸になっていませんか。口呼吸が習慣化すると、お口の中が乾いて唾液の分泌がまにあわなくなります。 ドライマウスは、唾液の分泌量が足りず口の中が乾いた状態になっている症状を言います。

唾液には白血球、リンパ球、貪食細胞があり、お口の中を保護してくれる役目を果たしているのですが、ドライマウスになると歯周病菌が活発になり、歯ぐきが炎症を起こして歯周病が悪化してしまいます。歯周病は重大な病気ですが、歯周ポケットに細菌が繁殖することによって口臭の原因にもなっているのです。

■歯科で治療してください

口臭の原因が、歯周病にある場合、一刻も早く歯科で治療しましょう。歯周病は自覚症状がないためほおっておくと抜歯しなければならないほど進んでしまいます。また歯周病菌が血管にまわると狭心症・心筋梗塞・脳梗塞といった病気のリスクが高まります。口臭から気づくことができたのなら、ぜひ徹底的な治療のきっかけとしてください。

■カウンセリングは無料です

口臭の原因は様々です。健康な状態なのに、たまたま人に指摘されて気になっているという方もいらっしゃいます。当院はお口の中の原因を明らかにし、口臭の元となっている症状を改善する治療をいたします。お口の中の病気が認められない場合、口臭をガス分析して原因を特定できるお近くの医科をご紹介することもできます。

■口臭予防グッズ

マスク着用時に口臭が気にな、スプレーやタブレットなどマスクに塗布するハッカスプレーや口臭用のミントタブレットなどの商品にご興味がおありですか。当院では口腔内を清潔にし、歯磨きだけでは届きにくい箇所の洗浄に役立つ「オーラルピース」をお勧めしています。

マスクを着用する習慣が続いたために、それまで気にならなかったことが気になったり、口呼吸をしてお口の健康に悪い影響がでたりいろいろなことがおこります。感染症対策には必要なことですが、健康を損ねてはなにもなりません。口臭というからだのサインに気づいたらぜひご相談ください。


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22年06月26日

木更津きらら歯科のホワイトニング

木更津きらら歯科ではオフィスホワイトニングに新しい薬剤を導入しました。今までのシステムより、さらに歯の美しい白さをとりもどし、またしみることもなくなりました。マスクをはずす日のために、今のうちにホワイトニングをしませんか?


30代男性の方の症例です。オフィスホワイトニングで歯の白さをとりもどしてから、ご自分の歯の色にあわせてセラミック治療を行いました。

口元の美しさがもたらすもの

口元の機能的で健康的な美しさは笑顔を生み、笑顔(明るい楽しい雰囲気)は不思議と色々な幸福を引き寄せてくれる力があると常々感じています。木更津きらら歯科では、歯の機能をとりもどしたり補ったりする治療のほか、明るい笑顔を生み出すためにも医療の技術を提供していきたいと考えています。

アメリカ発祥の技術

ホワイトニングは、アメリカ発祥の技術です。「人種のサラダボウル」と呼ばれるアメリカでは、笑顔は相手を安心させ敵ではないと知ってもらうコミュニケーションの第一歩なのです。そのため、日本よりホワイトニングや歯科矯正に対する意識がとても進んでいるのです。ビジネスパーソンの身だしなみだけではなく、アンチエイジングや美しさの表現として、多くの方に広く求められています。それは日本でも同じではないでしょうか。

ホワイトニングの仕組み

ホワイトニングは、過酸化水素という薬剤を塗布し、茶渋や赤ワイン、コーヒー、コーラやカレー、たばこといった着色物質を分解することによって自然な白さをとりもどす技術です。歯の表面を削ったり溶かしたりすることはありません。オフィスホワイトニングでは、ホワイトニング剤をライトで照射して、着色物質のたまった歯の内側まで浸透させます。これを2~3回繰り返します。1回の治療で白さを実感できます。

オフィスホワイトニングの特徴

*当日に効果が期待できる

一度の施術で白さアップが期待できるため、施術後に効果を実感いただきやすいです。

*歯科の施術だけで白くなる

クリニックでの施術だけで歯を白くすることができます。セルフケアを続ける自信がない方でもだいじょうぶ。

*専門家の施術で安心

ホワイトニングは医療行為であるため、ホワイトニング効果のあ過酸化水素が入った薬剤は、医療機関の有資格者のみが取り扱うことを許されています。施術を行うのは歯科医師・歯科衛生士です。

**色戻りしやすいケース

家でご自身で行うホームホワイトニングや、オフィス・ホームホワイトニングを併用した場合に比べてやや色戻りがしやすいです。

*奥歯は白くできない

奥歯はライトの光が届かないため、白くすることができません。

ホワイトニングの技術や知見は日々アップデートされています。歯科医では「歯は一生の健康を支える」という長期的な見識のもと、ホワイトニングやクリーニングを提供しています。 マスクをはずす日のために、ぜひご相談ください。


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22年06月24日

免疫力アップでむし歯・歯周病予防


免疫力の高い方はむし歯や歯周病になりにくいのです。感染症対策のひとつとして「免疫力をあげる」という言葉が盛んに言われてきました。むし歯や歯周病も同じです。免疫力とはどんなものなのでしょうか。

免疫とは

「免疫」は身体の調子全体を整えるという働きをあらわす医学用語です。体内に侵入してきたウイルスや細菌を病原体と判断して排除したり、不要な細胞を処分したり、傷ついた細胞を修復したりします。

ところで、「免疫力」は数値として図ることはできません。「免疫力」という言葉は医学的に定義されている言葉ではなく指標もないのです。一般的に「異物からからだを守る抵抗力の強さ」といった意味で使われています。免疫機能が頼もしく働いてくれているイメージを思い浮かべてください。

免疫の仕組み

免疫機能は「自然免疫」と「獲得免疫」の大きく2つに分けられます。自然免疫は体内に異物が侵入してきたらすぐに働いてくれる免疫システムで、獲得免疫は自然免疫で対処しきれなかった場合にはたらきます。獲得免疫は体内に侵入してきた異物を記憶する特徴があり、症状が現れる前に異物をとりのぞいてくれます。一度かかった病気にかかりづらくなることを「免疫がついた」と言ったりしますね。

免疫力がさがるとき

「免疫力」を医学的に測定することはできませんが、免疫機能がうまく働かず抵抗力が落ちてしまい、感染症にかかりやすくなるということは実際に起こります。免疫機能がおちる原因は生活習慣の乱れにある場合が多くあります。肥満、過度のダイエット、食習慣の乱れ、喫煙やアルコールの摂り過ぎ、睡眠不足、運動不足、ストレスなども免疫機能を低下させるといわれています。加齢や先天的な病気、免疫抑制剤の使用が影響することもあります。

免疫機能がうまく働くためには

「免疫機能は、活動している日中に高まります。決まった時間に起きる、バランスのよい食事をとる、しっかりからだを動かすといった生活のリズムを保つことが大切です。

バランスのよい食事

これを食べれば免疫力がアップする、という食材はありません。タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとりましょう。また腸内環境と免疫機能の関係が注目されています。腸内環境を整えるには食物繊維や、善玉菌を含むヨーグルトなどがおすすめです。

適度な運動

テレワークや外出自粛の日々が続いたため、運動不足になっていませんか。有酸素運動は筋肉を収縮させるときのエネルギーに酸素を使う運動です。一定の時間が経過するとエネルギー源として脂肪を消費します。基礎代謝をあげ、血圧の安定に効果があり、心肺機能を向上させます。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリング、ウォーキングが代表的な有酸素運動です。あまりハードな運動は逆に免疫力を下げてしまいますので、無理なく楽しくできる範囲でかまわないのです。

休養と睡眠

睡眠不足や精神的ストレスも、免疫力を落とす大きな要因のひとつです。睡眠不足により風邪をひきやすくなったことはありませんか。過度なプレッシャーにさらされると唾液中の抗体(IgA:免疫グロブリンという抗体の一種)の分泌が低くなるという研究結果も発表されています。適度に運動し、しっかり休養してください。るには食物繊維や、善玉菌を含むヨーグルトなどがおすすめです。

むし歯や歯周病も原因菌があります。免疫機能がうまく働いていれば、口腔内の健康を守ることもできるのです。わかってはいるけど、なかなかむずかしいよ・・・ とお思いですよね!しかし、ご自分のからだのことです。意識して心がけていきましょう!


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22年05月31日

国民皆歯科健診

政府が全国民に毎年の歯科健診を義務付ける「国民皆歯科健診」の導入に向け、検討を始めるということです。6月上旬にまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」に明記するそうです。

「義務化」という言葉に抵抗をお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが、歯科医の立場からは、国民のみなさまが定期的に歯科健診を受けるようになったら、歯の状態、高齢者の健康、歯周病や歯周病によってリスクの高まる脳卒中などの重大な病気に対して、素晴らしい効果をあげるだろうと確信しています。

予防意識の低い日本の歯科事情

日本では、「歯医者は痛くなったら行くところ」という意識が強くあります。保険制度が充実していることも関係あるかもしれません。その結果、80歳の方の持っている自分の歯は13本程度です。ほとんどの方が入れ歯などの技工物を利用して食物を食べているのです。

一方、予防歯科先進国と言われるフィンランド、スウェーデン、ノルウェーといった北欧の国々では、80歳の高齢者でも自分の歯が平均20本以上あり、自分の歯で食物を噛んで食べることができます。子供達はほとんど虫歯がありません。

日本では、予防のための歯科受診率は5%程度。北欧では9割前後の方たちが受診します。ほとんど全国民が歯科定期健診を受けているといってもいいと思います。日本人の歯科における予防意識は、先進諸外国と比較すると、まだまだ低いのです。


歯の健康と全身の健康

65歳以上になると、ご自分の歯が多く残っているほど、健康を保ち、入院回数が少ないことが明らかになっています。逆に、歯周病は、心筋梗塞と脳血管疾患の原因となることもわかっています。糖尿病の合併症など重大な病気にもつながるリスクがあるのです。

国民皆歯科健診

口腔内の健康は全身の健康に大きく関係があり、高齢になってからの暮らしにも大きな影響を与えます。健康であれば医療費も少なくてすみます。歯科医療に携わる者のこの思いがひとりでも多くの方に伝わることを願っています。

「国民皆歯科健診」という考えはやっと検討の議題になったというところであり、様々な課題やいろいろな意見があることと思います。例えば、職場の健康診断で唾液を提出してもらい、歯周病などの可能性がある人に受診を促すといったアイディアがあるようです。

どういった形になるにせよ、予防歯科で健康を守るという考え方のもと、検討がはじめられることを心から歓迎します。皆様もぜひこの機会に、「予防歯科」について考えてみてください!


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22年05月30日

当院は厚生労働省認定の「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」です

木更津きらら歯科は、厚生労働省認定の「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」です。「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」は、通常、保険適用外である予防やメインテナンスのうち、保険の範囲内でできることがあります。


むし歯予防のためのフッ素塗布

フッ素塗布は従来、子供さんのむし歯予防のためにするものと考えられてきました。実は大人の患者さまにもフッ素塗布は有効です。大人の歯は、治療した歯があったり、加齢により歯の根元のはぐきが露出してきてむし歯になりやすいのです。定期検診のクリーニングのあとに、フッ素塗布をおすすめいたします。

歯周病のメインテナンスが毎月できるようになりました

従来、保険診療内での歯周病のメインテナンスは、3カ月に一度しかできなかったのですが、1か月に一度の治療に保険が適用されるようになりました。歯周ポケットが深くてお悩みの方も、集中して治療して改善していきましょう。

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の意義

厚生労働省では、平成28年度に「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」を認定する制度が新設されました。

かかりつけの歯科医が、むし歯や歯周病の有無、年をとっても残っている歯の本数などに大きく関係していることがわかってきました。むし歯を削ってつめる治療だけではなく、予防やメインテナンスにも重点がおかれるようになったのです。そのためにはかかりつけ歯科医の存在が重要であることが認められたのです。

認定の条件

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」は、スタッフのレベルや人数、過去の治療実績、設備、ご高齢者を診療できる訪問診療対応、他の医療機関との連携や研修の充実、感染症対策などの条件をクリアすることで認定されます。

ポイントとしては、

  • 患者さまの安全に留意しているか?
  • 院内環境に留意しているか?
  • 歯科医療が全身の健康に大きく関係があり、予防が重要であるという、現在の歯科医療のあるべき姿を理解して診療しているか?
といったことがあげられます。

まだ全国でも数パーセントの医院のみが認定されている段階で、当院の活動が形になって認められたのはありがたいことです。木更津きらら歯科は、歯科医療を通じてすべての世代の方の健康を守るヴィジョンを持ち、地域のみなさまをサポートできるようにがんばってまいります。


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22年05月29日

デンタルフロスのすすめ



デンタルフロスの使用は、年齢を問わず小さなお子様からご高齢者まで、歯と歯ぐきの健康を守るために役立ってくれます。

■歯に残った食べかすが細菌の住処「プラーク」に

プラークとは、歯の表面に残った食べかすに細菌が繁殖したもので、ねばねばした細菌の住処です。食べかすといった栄養分に温かい口腔内環境で、細菌はどんどん繁殖していきます。時間がたつと歯石となって固まり、歯ブラシによるブラッシングではとれなくなってしまいます。

プラークがたまりやすいのは、並んだ歯と歯がくっついているところ(コンタクトポイント)、奥歯の後ろ側、歯並びがデコボコしているところ、隣の歯が抜けてしまっているところです。歯ブラシの毛先が届きにくいんです。

■歯ぐきの出血は歯周病や歯肉炎

フロスに血がついてきたときは、ほとんどが歯肉炎や歯周病という歯肉の病気です。フロスで細菌の住処を除去することで、健康な歯ぐきをとりもどすことができます。

※血が止まりにくい血液の病気の場合もありますので、歯科医師の診療を受けることをおすすめします。

■デンタルフロスの効果

歯ブラシによるブラッシングだけでは取り切れない、歯と歯の間のプラーク。デンタルフロスは、歯と歯のあいだに糸をとおし食べかすをからめとるようにして除去するアイテムです。ではフロスの使用にどんな効果があるのでしょうか。

歯みがき前



※効果を分かりやすくするため、赤く染色しています。

ブラッシング後



歯ブラシが歯と歯の間まで行き届かず、歯間部の磨き残しが目立ちます。

フロス使用後



デンタルフロスを使用すると、歯と歯の間の磨きにくい部分のプラークも、きれいに落とすことができます。

画像はジーシー社のwebサイト http://www.gcdental.jp/floss/ よりお借りしています。

■デンタルフロスの種類

デンタルフロスを使用すると、こんなにお口のケアに差がでるのです。ではどんなフロスが自分にあっているでしょうか?

デンタルフロスには、糸を指に巻いて使うロールタイプと、ホルダーつきフロスがあります。

ロールタイプ

定期健診の際に歯科衛生士が歯のクリーニングの最後に、両手の指にフロスをまいてぴんとはり、歯と歯のあいだにとおして最後の仕上げをしてくれますよね。こちらがロースタイプです。ワックスつきとワックスなしのものがあります。ワックスなしのほうが汚れはよくつきますが、慣れない方はワックスつきのほうが使いやすいかもしれません。当院ではジーシー社のルシェロ(ワックス付&アンワックス)を販売しています。

ホルダータイプ

糸ようじとも呼ばれていますね。F字やY字のホルダーにフロスがはってあるタイプです。ドラッグストアでもたくさん並んでいますね。まずは食事のあとにお試しになってはいかがでしょうか。

デンタルフロスを初めて使った人が、フロスに血がついてきたり痛みを感じてびっくりすることがあります。これは歯ぐきに炎症が起こっているからなんです。正しくフロスを使うと、細菌数が劇的に減少し、痛みや炎症は2週間くらいでおさまってきます。フロスの使用が、お子様からご高齢者まで、歯と歯ぐきの健康を守ってくれるんです。ぜひとりいれてみてくださいね。当院の歯科衛生士がお手伝いしますよ!


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22年05月26日

歯間ブラシのすすめ

歯みがきを補助する歯科用品として、歯間ブラシがあります。歯みがきをきちんとしているつもりなのに、歯ぐきから出血がある。むし歯を繰り返してしまう。そんな方は歯みがきの際に、食べかすが残ってしまう部分があるのかもしれません。


歯と歯のあいだがひろいとき-歯間ブラシ

歯間ブラシは、針金にナイロンの毛先をつけたり、シリコンでつくられた小さなブラシです。食べかすのつまりやすい、歯と歯の隙間が広い部分にさしこんで食べかすをかきだします。歯間ブブラシが効果を発揮するのはこんな箇所です。

  • 歯と歯がくっついているところから歯肉がわのすきま
  • ブリッジやかぶせもののある歯の歯肉側
  • 歯肉がさがり歯の根が露出している箇所
  • 歯が抜けたままになっている所
  • 矯正装置の周り

食べかすがはさまって気持ち悪い部分、心あたりがありますよね。

■歯間ブラシのサイズ

ドラッグストアに行くと、様々なサイズの歯間ブラシが並んでいます。大きすぎる歯間ブラシは歯ぐきを痛めてしまいますし、小さすぎる歯間ブラシは食べかすを十分おそうじできません。お口の状態にあったサイズを選んでください。

  • 超極細、SSSと表記された最も細いタイプ
    すきまの特に狭いところ。特に前歯。~0.8mm
  • 極細、SSと表記された極細タイプ
    や狭いところ。前歯や臼歯部。0.8~1.0mm
  • S、M、細目などと表記されたタイプ
    歯ぐきが下がっていたり、歯並びが悪いところ。1.0~1.2mm
  • 太め、L、LLなどと表記されたタイプ
    歯と歯のあいだが比較的広いところ。被せものやブリッジとはぐきの間にすきまがあいてしまっているところ。歯ぐきがさがって歯根が露出し、すきまが大きくなっているところ。1.2~1.5mm

初めて歯間ブラシを使う方は、一番細いものからお試しください。

■歯間ブラシを続けるコツは一番最初に使うこと!

続けるコツは簡単です。歯みがきの前に、お口のケアの一番最初に歯間ブラシを使えばいいのです。食べかすをかきだした後に、きれいに歯みがき。お口の中がさっぱりしますよ。歯間ブラシもデンタルフロスも、歯の間の食べかすがとれればいいのですから歯みがきの前につかってもあとに使っても問題ありません。でも、続かないという方は、歯みがきだけでなにか達成感を感じてしまっているのではないでしょうか? 

歯と歯のあいだにすきまがある、と感じている方は、ぜひとりいれてみてください。


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22年05月13日

矯正の検討が必要な歯並び



正しく噛み合わない歯並びを不正咬合(ふせいこうごう)といいます。

乱れた歯並びの問題点は、歯ブラシが届きにくくむし歯や歯周病になりやすい点と、噛む力が異常な方向に働くため、ぐらぐらして抜歯の時期が早くなってしまう点にあります。突き出した歯は、転んだりスポーツの際にけがの元ともなってしまいます。見た目だけではなく、健康や生活全体に悪い影響をおよぼしてしまうのです。

矯正が必要な症状は、受け口、乱食い歯、八重歯、すきっ歯、出っ歯、前歯がかみ合わずお口が開いてしまう、といったケースがあげられます。

■反対咬合:はんたいこうごう(受け口)



下の歯が上の歯より前に出ている状態です。歯にかかる力が反対に働くため、歯がぐらぐらして抜歯のリスクが正常な場合より高くなります。奥歯に虫歯ができやすくなり、発音に障害が出てくる場合もあります。

■叢生:そうせい(乱ぐい歯・八重歯)



顎の成長が十分でなく、歯が並ぶスペースが足りず、でこぼこしている状態です。八重歯も叢生の1種です。歯ブラシが届きにくく、プラークがたまりやすくなり、むし歯や歯周病になりやすい歯並びです。

■空隙歯列:くうげきしれつ(すきっ歯)



下の歯が上の歯より前に出ている状態です。歯にかかる力が反対に働くため、歯がぐらぐらして抜歯のリスクが正常な場合より高くなります。奥歯に虫歯ができやすくなり、発音に障害が出てくる場合もあります。

■上顎前突:じょうがくぜんとつ(出っ歯)



上顎と下顎の成長のバランスが悪かったり、前歯の角度が異常だったりする場合に、前歯が飛び出す「出っ歯」と呼ばれる状態になることがあります。前歯が突き出していると、転んだりスポーツの際などに歯が折れたり口を切ったりしてしまいます。口が閉じられないので、ドライマウスの症状が起こりやすくなります。

■開咬:かいこう(前歯がかみあわない)



前歯が噛み合わず、前歯でものを噛み切ることができない状態です。奥歯に負担がかかり、奥歯にひびがはいってむし歯や歯周病になりやすくなります。見た目だけの問題ではないんですね。口呼吸にもなりやすく、口臭やドライマウスの原因ともなります。

■乳幼児の歯並び

乳歯の時点では、空隙歯列(くうげきしれつ)といって歯と歯のあいだに隙間がある状態のほうが、大人の歯がはえてきたときにきれいな歯並びになりやすいと考えられます。乳歯の段階できれいな歯並びだと逆に大人の大きな歯が生えてきたときに歯並びが乱れがちです。またでこぼこな場合も、矯正が必要になる場合が多いようです。

歯並びはそれぞれの方の個性があります。歯列矯正は高額で時間のかかる治療でもあります。見た目、問題点、メリット・デメリットを知っていただき、ご検討いただきたいと思います。お悩みがありましたらご相談ください。


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22年05月10日

理想の歯並び

理想的な歯並びとは、前歯の中心と顔の中心がまっすぐで、歯列が整っており、上下の歯がきちんとかみあっている状態です。理想の歯並びの条件をみていきましょう。


理想の歯並びの条件

■前歯の正中線があっているか

人や動物のからだの中央をまっすぐに通るラインを「正中線」といいます。正中線は、妊婦さんのおなかにまっすぐにあらわれることがありますね。整った歯並びでは、上下の前歯、お顔の正中線がまっすぐにあっています。お顔の中心と前歯の中心がずれていると、お顔全体がゆがんでみえてしまいます。

■でこぼこがないか

理想的な歯並びは出っ歯や引っ込んだ歯が隙間なく並び、アーチ型をしています。アーチ型の橋は、隣り合う石がささえあうことで強い構造を作ります。歯列も同じです。

■上の前歯が下の前歯に2~3mm重なっている

自然な状態で、上の前歯が下の前歯に2~3mm重なっているのがよい噛み合わせです。上の前歯が下の前歯にかぶさってしまったり、下の前歯が上の前歯を覆ってしまう状態、上下の前歯が重ならず開いてしまう状態はよくありません。

■奥歯の上下の歯が正しくかみ合っている

正しい噛み合わせは、奥歯で噛んだ時に上下の歯が交互に噛み合っている状態を言います

歯並びが悪いことによるデメリット

人にはそれぞれ個性があります。正中線が少しずれていても、それがその人のお顔の魅力になっていることもあります。ただ、よくない歯並びによるデメリットもあることを知っていただきたいのです。

■むし歯ができやすい

よくない歯並びはむし歯や歯周病の原因となりやすいのです。歯ブラシの毛先が届きにくい部分に、食べかすがたまりプラーク(歯垢)となり、むし歯へとつながってしまいます。

■歯周病の原因となる

プラークは細菌のかたまりです。なかでも歯周病菌は重大な病気の原因となります。動脈硬化、脳疾患、糖尿病、高血圧、肺炎、早産などのリスクが高まります。歯並びが悪いことが全身の健康を損ねることもあるのです。

■食べることに障害がおきる

また噛み合わせが悪いことで、食べることや消化に障害がおきる場合があります。特に中年期以降の年齢になると歯を少しづつ失い、歯並びが悪くなってきます。自分の歯で噛んで食べることができにくくなってくると、消化にも悪く気持ちも老け込んでしまいます。

■発音が不明瞭になる

歯並びが悪いと、空気がもれたり舌や口がうまく動かせずきれいな発音にならないことがあります。アナウンサーなど話す仕事の方が、明瞭な発音のために歯並びを矯正することがあります。

■頭痛や腰痛の原因となることも

頭痛や腰痛、肩こりの原因となることがあります。

■自信をなくしてしまう

日々の生活の中で、最も気になるのは見た目かもしれません。口元に自信がもてず、心から笑うことができない方もいらっしゃるかもしれません。なんだか悲観的になってしまう心の癖の原因が、歯並びにあるかもしれませんよ。

歯並びにはこんなに重要な意味があるのです。美しい歯並びは自信をもたらし、健康を守ってくれます。鏡の前で、にっこり微笑んでみることからはじめませんか。


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22年04月30日

コンポジットレジン充填

コンポジットレジンは、セラミック粒子と合成樹脂を複合した白いプラスチック素材で、紫外線照射によって固まります。悪いところを削り、ペースト状のレジンを直接つめていきます。保険診療、自由診療の両方の場面で使われます。

■コンポジットレジンの特徴

削る部分を最小限にとどめることができる

ペースト状のレジンを直接つめていく治療法なので、以前なら大きく削って金属性のつめものをしなければならなかったむし歯でも、高い精度で削る範囲を最小限にすることができます。その分、歯科医師の腕の見せ所でもあります。

審美性に優れている

歯の色に近い色調のため、金属の詰め物より自然な見た目を再現できます。

金属アレルギーのリスクがない

プラスチック素材のため、お口の中の詰め物として、金属アレルギーのある方でも安心しです。

即日の治療に対応できる

悪いところが見つかったら、即日治療できます。患者さまのお口の状態によりますが、治療回数が少なくできます。

保険診療の範囲で用いることができる

初期のむし歯でしたら、保険診療の範囲で治療が可能なことが多いです。

使用できる場所が限定される

光線が届かない箇所では、硬化させられないため、使用できません。適用する箇所を選ぶ素材でもあります。

セラミックや金属に比べ、やや強度に劣ります

セラミックや金属に比べ、やや強度に劣るという特性がありますが、前歯だけでなく奥歯に使えることも多いです。

■治療例(保険診療)

コンポジットレジンは歯科の治療では最も多く使われている素材です。保険診療の範囲内で自然な美しさのある歯を再現できます。



お悩み:前歯のむし歯が、歯と歯の間から中へと広がり、黒く透けて見えるようになっ
てしまった。
治療:むし歯部分を削り、保険診療のコンポジットレジン充填を行いました。
リスク:保険診療の場合、材料の選択や対応できる症例に限りがあります。今回のケースは、保険診療の範囲できれいに治療ができました。
金額:1本 約1000円(非課税)

■治療例(自由診療)

自由診療では、素材の特性を生かし、前歯のすきまや色調を整えたい場合に使用できるケースがあります。色調が豊富なため、色が合わせやすく自然な色合いを再現することが可能です。



お悩み:前歯の隙間が気になる
治療:自由診療のコンポレットレジン充填で、すきまのあった歯ならびを整えました。
リスク:欠けたりすることがあります。
金額:1本 16,500円(税込)×2



お悩み:前歯の色についてお悩みでした。
治療:自由診療のコンポジットレジン修復
金額:歯を少し削る必要がありました。また、治療後に欠けたりすることがあります。
金額:16,500円(税込)×2

むし歯は、早めに受診いただければ、進行をくいとめることができるばかりでなく治療時間や治療費を抑えることもできます。ぜひご自身の歯に注意してあげてください。


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22年04月28日

むし歯はほおっておかないで!

むし歯は進行の段階により治療法も変わってきます。むし歯はC0からC4までの5つの段階に区別されます。むし歯のことを専門用語でカリエス(Caries)と言うのですが、カリエスからとったCを用いて表します。歯科医は患者さまの歯の質をできるだけ損なわない治療を考えます。初期のうちに気づいて治療したほうが歯のダメージが少なくてすむのです。

■C0:(シーオー):脱灰

歯の表面がとけはじめた状態です。痛みがないので気づきにくいのですが、本来なら透明感のある歯の表面に白く濁ったようなシミ、ホワイトスポットが見つかったら、C0の段階のむし歯です。この段階なら、歯を削らずに再石灰化を促すという治療が有効な場合があります。フッ素塗布や、歯みがき剤の成分の力を借りてカルシウムを補います。

*アイコン(Icon)による歯を削らないホワイトスポット治療

木更津きらら歯科では、薬剤でむし歯部分を溶かし、再石灰化を促す治療法もご提案できます。
詳しくはこちら



■C2:虫歯が象牙質まで浸食し、痛み始める

むし歯がC2の段階まで進行すると、冷たいものが染みたり、見た目にも目立ち始めます。歯の表面のエナメル質に大な穴が空き、その下の象牙質まで浸食されている状態です。C2まで進行したむし歯は、むし歯の部分を削ったうえ、詰め物をかたどりして製作する必要があります


*コンポジットレジン充填

C2の患者さまのコンポジットレジン充填の症例です。この患者さまは、保険診療の範囲できれいに治療ができました。


*インレー

インレーは前から4番目から7番目の歯に行うつめもので、強度と見た目の美しさが求められます。保険診療の範囲で製作できる銀歯や、セラミックの素材を使用します。お口の中に金属がある状態は本来、からだに負担がかかってしまうので、当院ではジルコニアインレーを推奨しています。

写真はジルコニアインレーです。患者さまの歯に似た色を選ぶことができ、強度があるため奥歯にも適します。インレーのかたどりは熟練を要します。当院の経験豊かな歯科医師と歯科衛生士が丁寧にかたどりしていきます。



■C3:むし歯が神経に到達する

C3では、進行したむし歯が神経に到達し、冷たいものがしみたり痛みを感じるようになります。ここまで進んでしまうと歯の神経を根っこからとりのぞかなくてはならない場合があります。これを根管治療といいます。神経をとりさってしまうのは最後の手段です。歯科医は患者さまの歯の神経は温存したいのです。こうなる前に治療できればいいのですが・・・。



C3になると、つめものではすまなくなり、歯全体に被せる被せものを製作する必要があります。これをクラウンといいます。強度や美しさの点で、ジルコニア製のクラウンが主流です。写真はすべてジルコニアで製作された、フルジルコニアクラウンです。



■C4:抜歯

C4はむし歯の最終段階です。歯のエナメル質も象牙質ももうほとんど残っていません。この段階では抜歯の選択をすることになります。歯を抜いた後は、入れ歯、ブリッジ、インプラントという手段で失った歯の部分を補います。



ごく初期の場合をのぞき、むし歯は放置しておくと進行するばかりです。失われた歯はもとにもどらず、とりかえしのつかないことになります。早めの治療を強くおすすめいたします。


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22年04月27日

歯科衛生士勉強会

福岡歯科大学医科歯科総合病院で歯科衛生士のセミナーを開いてくださいました。当院スタッフも真剣に学んでいます。こちらは先月の写真です。日々、研鑚してまいります!







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22年04月26日

ジルコニアを使用した症例

歯科治療で使われる被せものや詰め物の素材として、強度と審美性に優れているのがジルコニアです。装飾品にも使われる、人工ダイヤモンドと呼ばれる素材です。どんな場合にジルコニアが選択されるのか、当院の患者さまの症例をご紹介いたします。

■フルジルコニアとジルコニアオールセラミック

ジルコニアは、単独で使用する場合と、セラミックを被せて審美性をさらに求める場合があります。

フルジルコニア

技工物のすべてがジルコニア素材で作られているケースで、強度に優れ、奥歯に適しています。写真は木更津きらら歯科がお願いしている歯科技工所Rag Dental Labさんの制作物です。すべてジルコニアで制作された被せものをフルジルコニアクラウンと呼んだりします。


ジルコニアオールセラミック

ジルコニアにセラミックを被せたもので、ジルコニア単独より強度は落ちますがセラミック単独よりは強く、審美性に優れます。主に前歯で選択されます。

1.金属アレルギーの方

この患者さまは金属アレルギーがおありの方でした。口の中から金属をなくしたいと来院されました。奥歯のクラウン(被せもの)にはフルジルコニアを選択されました。


保険診療の範囲でとりいれることのできる「銀歯」は金、銀、銅、パラジウム、アマルガムといった素材の合金で、強度や耐久性があります。しかしこれがアレルギーの原因となることがあるのです。

金属アレルギーは、お口の中の金属が唾液(水分)にふれて金属イオンとなり、金属イオンがからだのタンパク質とふれてアレルギーの原因(アレルゲン)となり、アレルゲンがからだに蓄積するとアレルギー症状があらわれてくる、というものです。銀歯だけが原因ではないのですが、安全のためにセラミック素材を選択される患者さまも多くいらっしゃいます。

2.差し歯のやりかえ

この患者さまは、さし歯を作り直す際にジルコニアオールセラミックを選択されました。

さし歯も、ご自身の歯と同じように経年劣化をします。さし歯そのものの変色や着色汚れ、破損や、摩耗もありますが、患者さまが年をとるにつれ歯ぐきが後退し、不適合が起きることも多いのです。歯ぐきが後退するとさし歯の土台部分が露出し、見た目を損なうばかりでなく、むし歯や歯周病の原因ともなります。さし歯は永久に使えるものではなく、何年かたったら作り直す必要が生じてくるのです。


さし歯の耐久年数は個々のケースによって違いますが、銀歯の場合、5年ほどで劣化がはじまることが多いようです。ジルコニアオールセラミックなら10年ほど美しさを保つと言われています。当院では、7年間のあいだ、壊れたりした場合無償でやりかえることができます※。さし歯を作り直す際には、ぜひジルコニアオールセラミックをご検討ください。

※7年保証は、3ヶ月に一度の定期検診にきていただき、お口の中の状態や技工物に不具合がでていないか確認させていただくことが条件です。

3.審美性を求める

セラミック素材のもうひとつの特徴は、天然の歯に近い色合いを再現できる審美性です。天然の歯には自然な透明感があり、また色合いも、個々の患者さまによって異なります。ジルコニアは歯の質に似た透明感がある素材で、16色の色調の中から、ご自身の歯に似た色合いを選ぶことができます。歯ぐきとの境めも変色しにくく、不自然ではない自然な美しさを保つことができます。

ご紹介するのは、保険の範囲内で治療していた前歯を美しく整えるために、セラミック治療をご希望された患者さまの症例です。

*この方は前歯の変色を気にされ来院されました。ジルコニアオールセラミックを選択されました。


*こちらの患者さまは、前歯の2本の色が気になると来院されました。ジルコニアオールセラミックを選択されました。


*前歯の色と透明感を整えたいとご希望の患者さまです。患者さまのもともとの歯の色に近いかたちで、透明感のある歯になりました。ジルコニアオールセラミックを選択されました。


ジルコニアはセラミックの中では安価で強度があり、安全の意味からも銀歯とさしかえることにデメリットはありません。デメリットは自費診療となるため費用がかさむことです。耐久年数や保証、価格など、明解にご説明いたします。口元にお悩みがありましたらぜひご相談ください。


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22年04月23日

オールセラミックとジルコニア

オールセラミックは、近年著しく発達した歯科治療法のひとつです。金属やプラスチックを使わず、その名のとおりセラミック素材のみで被せものをつくります。なかでもジルコニアという素材はダイヤモンドと似た性質をもち、強度と審美性にすぐれています。ジルコニアオールセラミックは、セラミック治療の主流となっています。


■セラミック治療がふさわしい場面

セラミック素材の選択には、治療する内容や、歯のある場所によって変わります。奥歯には強度の強い素材がふさわしく、前歯や目立つところなら審美性も求められます。またつめものをする場合と、被せものをする場合でも違ってきます。

■つめものをする場合

むし歯の進み具合により、治療はなるべく患者さまの歯質を残すことを考えます。けずる部分がごく小さい場合、コンポレットレジンというプラスチック素材で対応できます。こちらは保険の適用範囲で治療できます。

もう少し大きくなると、インレーと呼ばれる技工物のつめものが必要になってきます。インレーは前から4番目から7番目の歯に行いますので、強度も必要なため、ジルコニアインレーを推奨しています。10年ほど前には、ジルコニアという素材の加工の精度があまりよくなかったのですが、近年は加工の精度があがり強度面からも自信をもっておすすめできます。

もっと大きいむし歯になると、歯の全体に被せる被せものを作ります。これはクラウンと呼ばれます。

■ブリッジの場合

ブリッジも同様に、強度の求められる奥歯はジルコニア、加えて審美性も求められる前歯はジルコニアオールセラミックを推奨いたします。

■からだに負担をかけない治療

セラミックの特徴のひとつは、身体への負担の少なさです。金属が継続的にお口の中にあるのは、本当は、少し心配なところもあるんです。金属アレルギーの原因になることもあります。正直申しまして、歯科医は自分の家族の治療に銀歯を使用することには抵抗があります。からだに負担がかかることがわかっているからなんです。セラミック素材はお口の中で化学反応を起こしません。安定して、安全な状態を保つことができます。

■歯科治療に求められる審美性

そして審美性については言うまでもありません。セラミック素材は自然な歯のような透明感があり、変色がほとんどありません。歯と歯茎の境目が黒ずむこともありません。

■セラミック治療のデメリット

こんな素晴らしい素材なのですが、デメリットは、保険が適用されず治療費がかさんでしまうことです。日本の保険制度は素晴らしく、費用を抑えて治療を受けることができます。それでもやはり、保険が適用される治療の範囲や素材には限界があるのも事実なんです。

歯は一生私たちを支えてくれるもの。自分の健康への投資と考えて、治療の素材選びも検討いただけたらと思います。ご興味がありましたらぜひご相談ください。


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22年04月17日

歯周病と糖尿病

歯周病は、糖尿病と悪い影響を与え合う関係にあります。歯科医にとっては、歯周病は患者さまの全身の健康を阻害する大敵。歯周病も糖尿病も初期の段階では自覚しにくい病気ですが、お口の中の病気が健康に重大な影響をおよぼすことをぜひ知っていただきたいと思います。


■糖尿病とは

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が増えすぎる病気です。血糖が増えたままの状態が長く続くと、血管が傷つき、心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、さらに重い病気をひきおこします。

■糖尿病の原因

血液中のブドウ糖(血糖)糖尿病が増えてしまうのは、インスリンというホルモンが十分に働いてくれないことが原因です。インスリンは膵臓で作られるホルモンで、血糖を正常な範囲におさめる働きを担っています。血液中の血糖はインスリンの助けを借りて細胞にとりこまれます。インスリンの分泌量が足りなかったり、量はたりているが肥満などで細胞に糖がうまくとりこまれない状態だと、血液中に糖があふれてしまいます。

■歯周病が糖尿病を悪化させるわけ

では歯周病は糖尿病にどのような関係があるのでしょうか。歯周病は、インスリンの働きを阻害します。「血糖値を正常な範囲におさめる」というからだの機能が働かなくなるのです。ちなみに正常な人のHA1c(ヘモグロビンエイチエーワンシー、過去1~2ヵ月の血糖の平均値)は5.9%以下です。6%を超えたら糖尿病予備軍です。

■糖尿病が歯周病を悪化させるわけ

一方、糖尿病は免疫機能の低下や血流の悪化、唾液の減少を引き起こし、歯をとりかこむ歯周組織にも障害を起こします。そのため歯周病になりやすく、また重症化もしやすいのです。これはもう悪循環としか言いようがありません。

■歯周病治療で血糖値がさがる可能性

逆を考えてみて下さい。歯周病を治療すると、「血糖値を正常な範囲におさめる」という働きが改善されることになります。実際、歯周病治療により、HA1cが最大1%改善するという報告がされているのです。木更津きらら歯科のinstagramでこの話題をとりあげたところ、「歯周病の治療をしたら血糖値が劇的に改善されました!」とコメントくださった方がいて、とてもうれしく思いました。歯周病治療は、血糖値の正常化に貢献するんです!

■木更津きらら歯科は日本歯周病学会認定医が所属しています

歯周病や糖尿病は重大な病気をひきおこしますが、健康は毎日の習慣で守ることができるのです。悪いところのある方でも、生活習慣をあらためることで改善できる部分もあります。歯科医は、お口の健康を守ることで皆様の健康をサポートすることができます。

■お口の中の様子をチェック

お口の中の様子からいろんなことがわかりますよ。歯みがきしたときに、お口の中をチェックしてみてください。次の設問のすべてに〇がつくのが理想です。×の項目があったら、早めに歯科医にご相談ください。

  • □1 いつも口の中がさわやかだと思う。
  • □2 歯肉の色がピンク色でひきしまっている。
  • □3 歯のぐらつきがなく、しっかりかめる。
  • □4 歯と歯の間にものが挟まらない。
  • □5 歯がしみたり、痛まない。

■生活習慣チェック

次にあげるのは生活習慣のセルフチェックです。すべて〇を目指して、ご自身の生活をふりかってみてください。

  • □1 間食が少ない。
  • □2 ストレスを感じるときでも気持ちの切り替えができる。
  • □3 喫煙習慣がない。
  • □4 深酒をしない。
  • □5 1日1度は時間をかけて歯みがきをしている。
  • □5 歯磨きはフッ化物入りのものを使用している。

歯周病という病気の重大さをお伝え出来ましたでしょうか? 当院では日本歯周病学会 認定医が所属しています。お悩みがありましたらぜひご相談ください。


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22年04月11日

歯科医がこだわりぬいた歯みがき TOOTH & PEACE

木更津きらら歯科は、からだに優しい成分にこだわりぬいたスペシャルな歯みがき「T&P(TOOTH & PEACE)」を監修、販売を開始しました。


■優しいお味でリラックスの3分間

お口に含んでみて、まず最初に感じていただけるのは、「お味の優しさ」です。刺激が強くなく、やわらかい、心地よい歯みがきタイムを目指しました。

歯みがきは、歯の1本ずつに歯ブラシが触るように丁寧に磨くと3分くらいはかかります。その3分は、食事をして活動に向かう前の気持ちのリフレッシュの時間であり、就寝前に心を落ち着けてくれる時間でもあります。歯みがきタイムは、心のリラックスの時間でもあるのです。

■優しさのわけ

その優しさにはわけがあるのです。成分は、できるだけオーガニックにこだわりました。食べる物にこだわってオーガニック食品を選択する方が増えてきました。その入り口となるご自身の口の中の状態、毎日使う歯みがき粉にも意識を向けてみませんか。

TOOTH & PEACEは、CBD(カンナビジオール)オイル、植物由来エキス、乳酸菌を配合しています。

*CBD(カンナビジオール)オイル配合

アサ種子エキス(湿潤剤)

CBD(カンナビジオール)とは、ヘンプ(麻)という植物に特有の“カンナビノイド”と呼ばれる栄養成分のひとつです。カンビノナイドは医療やウェルネスの分野で今最も注目されており、コスメや飲用の開発が進んでいます。様々な菌に対する抗菌作用があり、プラークの増殖を抑制し、虫歯の予防や進行を遅らせたり、歯茎の炎症を抑える抗炎症作用、鎮痛作用が期待できます。リラックスやリフレッシュ、眠りの質をよいものにしてくれる効果があるとも言われています。

*植物由来エキス配合

チョウジ、ローズマリー、ヨモギ、クマザサ、ヒアルロン酸、アロエベラ

一般的に生薬として、人に役立つハーブとして使用されている成分です。香りがよいのも特徴です。

*乳酸菌配合

乳酸桿菌溶解質(湿潤剤)

腸内には様々な菌が活動する花畑(腸内フローラ)があり、菌のバランスは免疫力と強い関係があります。乳酸菌には身体の内側から免疫力を高めてくれる働きがあるのです

お口の中にも、たくさんの菌が住み着いており、菌の花畑(口腔内フローラ)があります。善玉菌である乳酸菌は口腔内で悪玉菌を倒し、口腔内フローラを健康なバランスへと導きます。

乳酸菌を配合したTOOTH & PEACEは、ブラッシングしながらお口の環境を整えます。

■歯科医が監修し、自分で使いたい歯みがきTOOTH & PEACE

やわらかく繊細なお口の中に優しく働きかける、TOOTH & PEACEは木更津きらら歯科で販売中です。ぜひお試しください。

TOOTH & PEACE

<ハミガキ粉 ミント味 100g>

成分:
炭酸Ca(清掃剤)、水(溶剤)、ソルビトール・グリセリン(湿潤剤)、シリカ(清掃剤)、キシリトール(甘味剤)、セルロースガム(粘結剤)、ラウロイルグルタミン酸Na(発泡剤)、三リン酸5Na・ピロリン酸4Na(pH調整剤)、乳酸桿菌溶解質、アサ種子エキス・チョウジエキス・ローズマリー葉エキス・ヨモギ葉エキス・クマザサ葉エキス・ヒアルロン酸Na・アロエベラ葉エキス・加水分解コラーゲン・オリーブ果実油(湿潤剤)、ヒドロキシアパタイト(清掃剤)、ステビア葉/茎エキス(甘味剤)、キサンタンガム(粘結剤)、エタノール・BG(溶剤)、デキストリン(分散剤)、セチルピリジニウムクロリド・フェノキシエタノール(防腐剤)、香料(着香剤)

効能:

  • ムシ歯を防ぐ(※)
  • 歯を白くする(※)
  • 歯垢を除去する(※)
  • 口中を浄化する
  • 口臭を防ぐ
  • 歯のやにを取る(※)
  • 歯石の沈着を防ぐ(※)
※ブラッシングによる

販売元:木更津きらら歯科
製造販売元:株式会社アイテック
愛媛県大洲市新谷乙1382

TOOTH & PEACEは木更津きらら歯科で販売しています。ご来院の際にお声かけください。定期購入もできる通信販売も開始しました! ネットショップはこちらのバナーをクリック!



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