「お口のコンサルタント(当院の歯科医師)」による、生涯安心して健康な歯で暮らしていくためのマメ知識をご紹介いたします。
人間のからだに住み着いている菌は、植物の叢(くさむら)のように集団を作って互いに影響をおよぼしながら生息しています。このような微生物を常在菌と呼びます。
アクネ菌という菌の名前を聞いたことがありますか? この菌は脂質を好み、ニキビを悪化させる面もありますが、皮膚の表面を弱酸性に保ち有害菌が皮膚へ定着しないように防いでくれる働きがあり、人のからだと共生する常在菌です。常在菌は、腸をはじめとして、口や鼻、皮膚や目など、からだの外に通じる器官に生息し、病原菌の侵入を防いだり、消化を助けるなど人体にとって有益な働きをしてくれるのです。
健康な人の場合、脳や心臓、腎臓などの臓器には微生物は入り込めず、細菌も存在しません。人のからだは微生物と共存する所と微生物の存在させない場所をはっきり分けることで、微生物と共存しているのです。
このような菌の集団はフローラ(花畑)と呼ばれています。口腔フローラ、皮膚フローラ、腸内フローラが人のからだに存在する三大フローラとして知られています。細菌というとコレラ菌や赤痢菌などの病気を引き起こす悪いものをイメージしてしまいがちですが、実際は人間のからだの中で、人間と共生する豊かな微生物の花畑なんですね。
さてお口の中の細菌はどんな働きがあるのでしょう。口腔内には700種類、 1000億個以上の細菌が生息すると言われています。お口の健康によい働きをする、悪さをすることが多い、優勢な菌に味方するというどっちつかずの働きをする、という特徴によって、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」と分けて考えることがあります。
からだに良い働きをする菌を善玉菌と考えてみてください。悪玉菌の増殖を抑えたり、対外からはいってくる病原体(細菌、ウイルス、毒素など)を防いだり、免疫を高める、アレルギーを抑制するといった働きがあります。善玉菌と呼ばれる菌も、からだに悪い作用を持つことがあります。
口腔内の悪玉菌で恐ろしいのは、むし歯の原因となるミュータンス菌、歯周病の原因となるジンジバリス菌・フォーサイセンシス菌・デンティコーラ菌・インターメディア菌などです。大腸菌(悪株)、真菌(カビ)なども見られます。増加しすぎるとむし歯や歯周病が発生します。お口の中で悪玉菌はプラークの中で増殖するため、プラークコントトールが大切です。
善玉菌、悪玉菌のうち優勢な菌と同じ働きをし、免疫が低下すると悪玉菌に加勢してからだに悪影響を及ぼします。からだの状態によっては有害な細菌となってしまうんです。日和見感染なんていう言葉もあるんですよ。日和見感染症として口腔カンジダ症がよく知られています。
便宜的に「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」と言う言葉が使われますが、この口腔フローラ、悪玉菌がゼロになると善玉菌がうまく働かなくなることがあるという、不思議なバランスがあるんです。つまり、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」のバランスが大切なんです。理想的な口腔内フローラの状態は、「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」の比率が「2:7:1」とされています。
フローラのバランスが乱れると、外部病原体を防ぐバリア機能が低下したり、、感染や炎症、アレルギー反応が強くでやすくなるなどさまざまな影響が現われます。
口腔内フローラのバランスを整えることが健康を守ることにつながるんですね。
お口の衛生状態がよくないと腸にも影響がでてきます。口腔内フローラのバランスが乱れると、腸内フローラのバランスに影響することが考えられるのです。食べ物も水分も、口から摂取され、胃、小腸、大腸と通過していきます。唾液だけでも一日1~1.5Lも飲み込んでいるんですよ。そのような毎日で、口腔フローラのバランスが乱れ、悪玉菌が増えていたら・・・ 例えば、口腔内で歯周病菌が増えすぎると、一部が大腸まで達します。大腸に定着せず通過するだけでも、腸内フローラのバランスを大きく乱す可能性があるのです。
口腔フローラの中で悪玉菌が優勢だと、むし歯や免疫の低下が起こりますが、ここで歯周病原因菌が優勢だったらどうなるのか見直してみましょう。
悪玉菌の代表格である歯周病原因菌は歯のまわりにたまったプラークの中で増殖します。プラークが歯のまわりに貼りついていると、口腔フローラのバランスは悪いほうに大きく傾きます。するとプラークの中の細菌がからだに入り込もうとするのを阻止しようとして、歯ぐきのまわりに炎症が起こります。炎症性物質は、口腔内の血管から全身にまわり、様々な重大な病気の原因となります。
全身にまわった歯周病菌は血管内にプラークをつくり、血管の壁面からはがれたプラークは血液の通り道を狭くします。狭心症・心筋梗塞は心筋に血液の供給がなくなることで死に至ることもある重大な病気です。脳梗塞は脳血管がつまって起こります。歯周病の人は、そうでない人より脳梗塞になるリスクが2.8倍も高いのです。
歯周病と糖尿病は相互に悪化させあうということがわかってきました。逆に、糖尿病の患者さんが歯周病を治療すると、血糖値をコントロールする機能が回復し、血糖値がさがります。
妊娠している女性が歯周病にかかっていると、低体重児の出産と早産のリスクが高くなることが明らかになっています。喫煙や飲酒、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。
お誤嚥性肺炎は細菌が気管から肺の中にはいることによって起こります。免疫力の低下しているご高齢者や、脳血管障害のある方は注意が必要です。お口の中の細菌が命に関わることもあるのです。
お口の中の炎症物資が血液中にはいりこみ、関節炎や糸球体腎炎を起こすことがあります。歯周病は口腔内が常に炎症しており危険な細菌が常駐しているような状態のため、様々な病気の原因となります。
口の中の粘膜にある「口腔フローラ」は、お口の健康だけでなく全身の健康に大きな影響があるのです。
口腔内フローラのバランスの乱れは、セルフケアがうまくいっていないことで起こります。乾燥や栄養の偏り、糖質の取りすぎや、生活習慣の乱れ、ストレスもよくありません。まずは歯みがき、デンタルフロスや歯間ブラシの使用で食べかすを除去し、プラークをコントロールすることで、口腔バランスをよいバランスで保つことができます。
一言で「歯が痛い」といっても、「冷たいもの、温かいものを食べると歯がしみる」「歯の奥がズキズキと痛い」「歯ぐきがはれて違和感がある」「噛みしめると痛い」「親知らずが痛い」など、いろいろな症状があります。むし歯は神経が露出して痛みを感じるのですが、冷たいものがしみる症状は歯周病の兆候かもしれません。歯周病は、痛みを感じるようになったらかなり進行していますよ。
むし歯は、歯の表面のエナメル質がお口の中の酸で溶け出し穴があいてしまう病気です。むし歯の原因菌として知られているのが「ミュータンス菌」。糖質と結びついて歯の表面に付着し、プラーク(歯垢)を形成します。ミュータンス菌は糖分から乳酸を作ります。プラークがくっついたままの状態を放置していると、歯の表面が酸でゆっくり溶けていくのです。
歯の表面に穴があいただけでは痛みを感じません。その内側の象牙質も酸に弱いのです。象牙質にまで進むと冷たいものがしみると感じます。神経まで進むと激しい痛みを感じるようになります。神経が破壊される段階まで進行すると、歯を抜かなければならなくなります。
こちらはC3まで進行したむし歯です。歯の象牙質の内側、歯髄にまで到達しています。痛みは耐え難いほどになっているでしょう。歯髄は神経や血管などがあつまっている組織です。ここまで進んでしまったら神経を抜く治療を選択しなければなりません。神経を抜く、とは、歯髄を除去するということ。痛みはなくなりますが、栄養が供給されず歯は死んでしまうのです。
その前段階、「冷たいものがしみる」と感じた時点で歯医者に行っていれば、むし歯の進行を食い止めることができるのです。
むし歯でなくても象牙質が露出して歯が痛むと感じることがあります。むし歯以外に、どんなときに歯が痛むのでしょうか。
プラークが歯と歯肉の境にある隙間、歯周ポケットにたまったままになると、体は細菌を退治するために炎症を起こします。歯ぐきが腫れ、骨が溶けるまでに進んでしまうこともあります。しかし、歯周病はサイレントキラー(静かなる殺人者)とも言われ、重症になるまで痛みはありません。
進行してくると、歯周ポケットが深くなり歯ぐきが退縮し、歯の根の部分に冷たいものが触れると痛みを感じることがあります。さらに症状が悪化すると、膿がたまり、膿の圧力によって炎症を起こしている部分が激しく痛むようになります。ここまで進行していたらかなり重症です。歯そのものというより、歯ぐきの痛みが歯周病を原因とするものだったら、手遅れと言わざるを得ないかもしれません。初期のうちは自覚症状がないのですから、ぜひ歯科で定期的に医師のチェックを受けてください。
親知らずは他の永久歯と比べ、生えてくるのが遅いので、お口の中に生えてくるスペースがなく部分的に歯ぐきの中に埋まっていたり、傾いたりしたりしていることが多くあります。歯ブラシが届かず不潔な状態になりやすいため、周りの歯肉に細菌性の炎症を起こしやすいのです。親知らずは智歯とも言いますので、親知らずの周りに起こる炎症は智歯周囲炎と呼ばれています。炎症がひどいと口が開きにくくなることさえあります。
実は歯痛を訴えて歯科を訪れる患者さまの1割は、「歯や歯ぐきに原因がないのに歯に痛みを感じる状態」です。非歯原性疾患と呼びます。むし歯や歯周病などとは痛みがおこる仕組みが異なるため、、治療法も異なります。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
根管治療は、深刻な虫歯や歯の感染によって引き起こされる痛みや問題を解決するための治療法です。この治療は歯の内部にある神経や血管にアプローチし、歯を抜かずに保存する方法として広く用いられています。
この記事では、根管治療の流れや必要な治療回数、メリット・デメリット、さらに治療中や治療後の痛みについて詳しく解説します。
根管治療は、歯の内部にある神経や血管が通っている根管に対して行う治療です。虫歯や外傷によって根管内に細菌が入り、炎症を引き起こした場合に行われます。
この治療では、感染した歯髄を取り除き、根管内を清掃・消毒してから被せ物を装着して歯の機能を回復させます。これにより、痛みや腫れを抑え、歯を残すことが可能です。
根管治療はどのような流れで行われるのか解説します。一般的な根管治療の流れは、以下のとおりです。
まず、レントゲン撮影やCT撮影をして歯の状態を確認します。その結果をもとに、歯科医師が治療計画を立てます。
痛みを抑えるために局所麻酔を行い、細菌に感染した歯髄を専用の器具を使って丁寧に取り除きます。歯の内部に侵入した細菌や感染物質も一緒に除去されます。
歯髄を取り除いたら、根管内を洗浄・消毒します。細菌の完全な除去を目指し、この作業を数回繰り返すこともあります。
根管がきれいになったら、詰め物をして根管を密閉し、再感染を防ぎます。この際、隙間があると再感染を起こす可能性があるため、隙間を作らないように詰めることが重要です。
最後に土台を立てて被せ物を装着し、歯を補強して治療完了です。
根管治療に必要な回数は、歯の状態や治療する部位によって異なります。通常、前歯の場合は2〜3回、奥歯の場合は3〜4回の通院で治療が完了することが多いです。さらに、被せ物を装着するまでに3回ほど通院する必要があります。
1回の治療時間は約30分で、治療間隔は1週間に1回程度行われます。治療期間全体としては、約1ヶ月〜1ヶ月半かかることが一般的です。
再発した場合は、5回以上の通院が必要になるケースもあり、場合によっては治療期間が半年以上に及ぶこともあります。治療間隔が空きすぎると、再感染のリスクが高まるため、歯科医師の指示に従って計画的に通院しましょう。
続いては、根管治療を受けるメリットとデメリットについて詳しく解説します。
まずは、根管治療を受けるメリットについて解説します。治療を選択する際の参考にしてください。
根管治療を受ける大きなメリットは、天然の歯を残せることです。通常、深刻な虫歯や歯髄炎が進行すると抜歯が必要になるケースもあります。
しかし、根管治療を行うことで、自分の歯を残すことが可能です。歯を残すことで、咬合のバランスが保たれ、周囲の歯への負担を減らす効果も期待できます。
抜歯後は、隣接する歯が移動したり噛み合わせが悪くなったりするリスクがありますが、根管治療であれば、これらの問題を未然に防ぐことが可能です。
虫歯が進行して神経にまで達すると、非常に強い痛みが発生します。特に冷たいものや熱いものに敏感になります。痛みを解消するためには、神経を除去し、根管内を清掃・消毒する必要があるでしょう。
治療後、軽い痛みが残る場合もありますが、一時的なものなので、歯科医院から処方される抗生剤や鎮痛剤で対応できます。
抜歯は一見、簡単な解決策のように見えますが、実際にはさまざまな問題を引き起こす可能性があります。
たとえば、歯を失った箇所の噛み合わせが悪くなったり、ほかの歯に負担がかかったりするケースがあります。これにより、将来的に顔の形が変わったり、食事がしにくくなったりする可能性があるでしょう。
一方、根管治療を行えば、これらのリスクを回避しつつ、天然の歯を保存することが可能です。
次に、根管治療を受けるデメリットについて解説します。治療前にデメリットを把握しておくことも重要です。
根管治療は、感染した歯髄の除去から、根管内の洗浄・消毒、さらに歯を保護するための被せ物の装着まで、複数のステップが必要です。そのため、治療にかかる回数が多く、1〜2ヶ月程度の通院が必要になることもあります。
仕事などで忙しく、なかなか歯科医院を受診できないという方にとってはデメリットといえるでしょう。
根管治療では、根管内の神経や血管を除去するため、歯が脆くなることがあります。歯の耐久性が低下すると、割れたり折れたりするリスクが高まります。治療後には被せ物を装着するなどして補強が必要ですが、それでも元の健康な歯と同じ強度には戻りません。
神経を除去した歯は、痛みや温度変化を感じなくなるため、再発したむし歯や感染に気づきにくくなります。
特に、被せ物の下で進行するむし歯は、外見からは判断できない場合があり、問題が深刻化するまで放置されることが多いです。このようなリスクを軽減するためには、治療後も定期的に歯科検診を受け、歯の状態を確認してもらうことが重要です。
根管内の感染を取り除くためには、歯を大きく削らなければいけません。
しかし、歯を削ることで治療後の歯は耐久性が低くなり、破折のリスクが高まります。歯の寿命が短くなる可能性があることも、根管治療のデメリットの一つです。
根管治療後も、歯根の先に膿が溜まる根尖性歯周炎や、むし歯の再発などが起こる可能性があります。初回の治療が最も成功率が高いとされていますが、再治療を行うたびに成功率が下がり、最終的には抜歯が必要となるケースも少なくありません。
これを防ぐには、治療後の歯のメンテナンスが非常に重要です。
根管治療は長期間にわたります。治療が進むにつれて痛みが和らぐと、治ったと思って通院しなくなる方もいるかもしれません。
治療を中断すると、感染が再発し最終的に歯を失う可能性が高まります。そのため、最後まで治療を継続し、適切なケアを行うことが求められます。
根管治療に伴う痛みが気になる方も多いでしょう。ここでは、治療の前後や治療中の痛みについて解説します。
虫歯が進行して神経にまで達した場合、強い痛みを感じることがあります。この場合、根管治療によって神経を除去することで痛みを取り除くことができます。
ただし、放置すると神経が壊死し、一時的に痛みがなくなることもありますが、そのままにしておくと感染が広がり、再び痛みや腫れを引き起こす可能性が高くなります。
治療中は麻酔が施されるため、痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、麻酔が効きにくい場合や炎症が進んでいる場合は、治療中に多少の痛みを感じるケースもあります。
根管治療後数日は、噛んだ際に違和感や痛みが生じるのが一般的です。これは治療による組織の炎症や膿の排出が原因で起こる一時的なものです。
通常、2〜3日で痛みはおさまりますが、もし痛みが長引く場合は根管内に細菌が残っている可能性があるため、再度歯科医院を受診して歯科医師の指示を仰ぎましょう。
根管治療は、歯の神経や血管が感染した際に行う治療です。治療の過程には、歯髄の除去、根管内の洗浄・消毒、被せ物の装着などが含まれ、複数回の通院が必要です。痛みを抑えるために麻酔が使われますが、治療後も一時的な痛みが生じる場合があります。
歯を抜かずに済むことや痛みを取り除けるなどといったメリットがある一方で、治療が長期化する可能性がある点や歯が脆くなる可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
根管治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
歯周病という言葉を目にする方は多いのではないでしょうか。
しかし、具体的な症状や治療方法はご存じない方もいるでしょう。「何をされるのか不安で、歯周病かもしれないけれど受診できない」と思っている方もいるかもしれません。
今回は、歯周病とは具体的にどのような状態なのか解説し、歯周病の治療内容や費用などをご紹介します。
歯周病とは、歯と歯肉の隙間である歯周ポケットから細菌が入り、細菌が歯肉の中に留まって歯肉や歯槽骨に感染を起こした状態のことです。歯周病は大きく、歯肉に炎症を起こした歯肉炎、歯槽骨という歯を支える骨が溶かされた歯周炎の2つの状態に分けられます。
口の中には、約400~700種類の細菌がいます。これらの細菌は、歯磨きやフロスなどのケアが十分でない場合や砂糖を多く摂取した場合に、プラーク(歯垢)を作ります。歯垢は粘着性が高いため、うがいだけでは簡単に落ちません。
歯垢1mgの中には1億個以上の細菌がいると言われています。ケアが十分でないと歯垢の中の細菌が歯周ポケットに溜まり、細菌が毒素を出して歯肉が腫れたり出血したりします。これが、歯肉炎の状態です。
この状態が続くと歯肉はさらに腫れ、歯周ポケットが深くなります。深くなった歯周ポケットの中で細菌が増殖すると、歯肉炎を悪化させます。さらに進行すると、細菌が歯槽骨を溶かして歯がグラグラし始めます。この状態が歯周炎です。
歯磨きやフロスでのケアで歯垢が十分に除去できない場合、歯垢は歯石に変化します。名前のとおり石のような汚れになり、強固に歯に付着するため歯磨きやフロスなどのケアだけでは除去できません。
歯石の上には歯垢が付きやすくなるため、歯周病を悪化させる原因になります。歯の被せ物や詰め物と歯の間に隙間や段差があると、歯垢が付きやすくなり歯周病が悪化する原因になります。
また、喫煙者は非喫煙者に比べて、歯周病になりやすいと言われています。
歯周病にかかると、口内だけでなく全身にさまざまな影響を及ぼします。一つずつ確認しましょう。
歯周病の代表的な影響として、口腔トラブルが挙げられます。歯周病になっているということは口内が清潔な状態ではないということなので、虫歯などの問題にも繋がりやすいでしょう。
また、下記の不快な症状に悩まされる方が非常に多いです。
ご紹介した症状があっても痛みはないことがあり、受診せずに放置されるケースも珍しくありません。
歯周病の原因になる細菌が出す毒素や、歯周病によってできた炎症性の物質が原因となり、血管に炎症を起こします。その結果、動脈硬化につながることがあります。
狭心症や急性心筋梗塞は、動脈硬化が原因となり、心臓に血液や酸素を送る血管が狭くなったり詰まったりする病気です。心臓に十分に血液や酸素が届かなければ、死に至ることもあります。
脳に血液や酸素を送る血管が詰まることで、脳梗塞を発症します。また、血栓が脳に血液や酸素を送る血管に移動することでも、脳梗塞は起こります。脳梗塞が起こると手足に麻痺がでたり、呂律が回りにくくなったりという症状がでます。
こちらも歯周病との関連が指摘されている病気です。
歯周病によってできた炎症性の物質が歯肉の血管から血液中に入って全身に運ばれると、膵臓から出される血糖値を下げるホルモン(インスリン)の効果が低下することがあります。その結果、血糖値が高くなり糖尿病を発症することがあるのです。
また、糖尿病の方は唾液の分泌量が低下するため、歯垢が付着しやすくなり細菌も繁殖します。そのため、歯周病が進行しやすいと言われています。
糖尿病と歯周病は相互に影響し合うことが分かっており、糖尿病をコントロールするためには歯周病の治療が欠かせません。
誤嚥性肺炎は、食べ物や飲み物などを誤って飲み込み、気管や肺に入ることで起こる肺炎です。本来、食べ物や飲み物が誤って気管に入りそうになると、咳をして防ぐことができます。
しかし、加齢などが原因でこの機能が衰えると、食べ物や飲み物と一緒に口腔内の細菌を飲み込むことがあります。その結果、誤嚥性肺炎を発症します。
誤嚥性肺炎の原因となる細菌は、歯周病の原因菌が多いと言われています。
妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンが多く分泌されます。エストロゲンは歯周病の原因となる細菌を増殖させ、プロゲステロンは炎症の引き金になるプロスタグランジンの分泌を促すことが分かっています。
これらのホルモンの作用により、細菌が増殖し炎症が起こりやすくなるため、妊娠性の歯肉炎が起こります。歯周病が進行すると子宮収縮作用のあるホルモンが分泌されるため、早産や低出生体重児のリスクが高まるのです。
関節リウマチの方は、治療のために免疫抑制剤を使用していることがあります。そのため、健康な人に比べ細菌への抵抗力が弱まり、歯周病になりやすく悪化しやすいとされています。
歯周病の症状を、進行度ごとに解説します。
歯肉にのみ炎症が起きている状態で、歯肉が赤みを帯びたり腫れたりします。また、歯磨きで出血することもあります。
歯周ポケットは2~3mmで、自覚症状はほとんどなく見た目も健康な状態とあまり変化がありません。
歯肉だけでなく、歯槽骨にも炎症が進んだ状態です。歯肉が赤みを帯び腫れ、冷たい物がしみたり、歯磨きの際に出血したりすることもあります。歯周ポケットは3~5mmほどになります。
炎症が悪化し、歯肉が赤く腫れて痛みが出ます。歯肉から出血し膿が出ることもあります。また、歯肉が下がって歯が長くなったように見えます。口臭も発生するでしょう。
歯周ポケットは4~6mmになります。
歯肉がブヨブヨとし、歯肉からの出血・排膿が悪化して口臭も強くなります。また、細菌によって歯槽骨が溶かされるため、歯がグラグラします。
歯周ポケットは6mm以上になります
歯周病の治療は、歯周基本治療、歯周外科治療、口腔機能回復治療の3つに分けられます。それぞれ解説します。
歯周基本治療は、自宅での歯磨きと歯科医院で行うクリーニング、歯石除去、噛み合わせの調整、詰め物や被せ物の修正のことです。歯肉炎、軽度歯周炎であれば、歯周基本治療で治ることがあります。
歯周外科治療は、中等度歯周炎や重度歯周炎に対して行う治療です。歯肉を切開し、歯周病の原因となる歯の根に付いている歯垢や歯石を除去します。
歯茎や顎の骨の破壊が進んでいる場合、再生療法を実施することもあります。
口腔機能回復治療は、歯周病が進行して歯を失った部位に、部分入れ歯やインプラント、ブリッジを使用して歯を補う治療です。歯を補うことで、十分に噛むことができるようになります。
歯肉炎、軽度歯周炎の治療費の目安は、保険適用で5,000円〜1万円程度、通院回数は4回程です。中等度歯周炎の治療は、保険適用で1万円〜5万円程度、通院回数は6回以上が目安でしょう。
重度歯周炎の治療費の目安は、保険適用で3万円〜10万円程度、通院回数は10回以上必要になります。
しかし、保険適用の治療では使用する薬剤、治療回数、通院頻度に限度があります。クリーニングの回数を増やしたい場合や短期間で治療を終わらせたい場合などは、自費診療を選択する必要があるでしょう。
自費治療の場合、歯肉炎、軽度歯周病の治療は1~5万円、中等度歯周炎は5万円以上、重度歯周炎の治療は20万円以上かかることがあります。
今回は、歯周病について解説しました。歯周病は自分で治すことが難しい病気ですが、日頃のケアで防ぐことができます。
歯周病予防のために、正しい歯磨きの方法などを身に付けることが大切です。定期的に歯科医院を受診し、歯周病の早期発見、正しい歯磨きの方法を習得しましょう。
歯周病の治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
「虫歯を予防する方法とは?」「虫歯になりやすい人っているの?」と、疑問を持っている患者さまもいるでしょう。
今回は、虫歯について詳しく解説していきます。虫歯のメカニズムや虫歯になりやすい方の特徴も伝えるので、ぜひ最後までご覧ください。
口の中には、ミュータンス菌という虫歯の原因になる細菌が存在します。ミュータンス菌は糖をエサにして口の中で増殖し、粘着性の高いグルカンという物質を生成します。グルカンによってさまざまな細菌が引っ付きあってさらに増殖し、プラークが形成されるのです。
また、ミュータンス菌は酸も生成します。生成された酸によって歯の表面のエナメル質が溶かされることを、脱灰といいます。酸によって溶かされたエナメル質を修復する働きを再石灰化といい、通常は脱灰と再石灰化のサイクルを繰り返して健康な状態を維持しています。
しかし、間食などにより糖分の摂取回数が多くなると、再石灰化が間に合わず脱灰が進行します。再石灰化が追いつかなければ、エナメル質がどんどん溶かされ虫歯になります。
放置するとさらに進行し、痛みなどの症状が引き起こされます。最悪の場合は歯を失う恐れもあるので、できるだけ早く治療する必要があるでしょう。
虫歯を予防する方法は、以下のとおりです。
虫歯は、歯垢や歯石が蓄積して細菌が増殖することによって引き起こされます。そのため、毎日のブラッシングを丁寧に行うのが、虫歯の予防には最も重要です。ブラッシング自体は、毎日している方が大多数でしょう。
しかし、外出などでブラッシングに時間をかけるのが難しいときもあるかもしれません。その際は、就寝前のブラッシングだけでも丁寧に行うように心がけてみてください。
眠っているときは唾液の分泌量が減り、唾液による自浄作用や殺菌作用も低下します。細菌が増殖しやすい状態になるため、寝る前は丁寧にブラッシングを行いましょう。できるだけ口内の細菌を減らしておくことが大切です。
歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどの使用も虫歯予防に効果的です。どんなに丁寧に磨いているつもりも、歯ブラシだけでは歯間など細かい部分の汚れを取るのは難しいです。
汚れが残りやすい歯と歯の隙間は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って汚れを落とします。歯と歯ぐきの境目の部分はタフトブラシを小刻みに動かすと、汚れやプラークを落としやすいので活用しましょう。
丁寧なブラッシングに加えて、フッ素の入っている歯みがき粉を使用するとより一層虫歯を予防できます。フッ素には、再石灰化を促して歯を強くする効果と、虫歯の原因となる酸の生成を抑制する働きがあるためです。
歯科医院だけではなく、ドラッグストアなどでもフッ素配合の歯みがき粉は販売されています。虫歯予防の効果を高めたい方は、購入して使用してみましょう。
丁寧にセルフケアをおこなっていても、汚れや歯石は溜まります。また、患者さまご自身でも気付かないうちに、虫歯ができているケースもあるでしょう。
定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、ご自身では取れなかった汚れや歯石を除去してもらえます。クリーニングでは歯石や汚れの除去だけではなく、虫歯や歯周病ができていないかのチェックもしてもらえるため、問題の早期発見にもつながるでしょう。
定期クリーニングの頻度は口腔内の状態や生活習慣によって変わりますが、およそ3ヶ月に一度が一般的です。
歯磨きは毎食後に行うのが理想的ですが、外出中など十分にできないケースもあるでしょう。ここでは、歯磨きするのが難しい場合にできる、虫歯の対策方法をご紹介します。
歯みがきをするのが難しいときには、うがいをしましょう。うがいをするだけでも、ある程度の食べカスや汚れを洗い流すことができ、虫歯リスクを下げられます。
ただし、うがいだけでは細かい汚れや歯と歯の隙間に詰まっている食べカスは落とせません。歯磨きができる状況になったら、早めにおこないましょう。
また、マウスウォッシュを使用するのも効果的です。フッ素が入っているマウスウォッシュを使用すれば、虫歯予防につながります。
水をこまめに飲むことも、手軽にできる虫歯予防の方法です。口腔内が乾燥すると細菌が増えやすく、虫歯のリスクが高くなるからです。
また、虫歯のリスクだけではなく、口臭が発生するリスクもあります。水をこまめに飲んで口腔内の乾燥を防げば、口腔内の環境が整って虫歯・口臭を予防できるでしょう。
ただし、飲み物ならなんでも良いわけではありません。砂糖入りの飲み物を頻繁に飲むと、虫歯のリスクが高まります。コーヒーなどの色の濃い飲み物も、着色汚れがつきやすくなるので注意しましょう。
ガムを噛むと唾液が分泌されやすくなります。唾液が分泌されれば自浄作用や殺菌作用もより得られるため、虫歯対策になるでしょう。キシリトールには虫歯の原因になるミュータンス菌の活動を弱める働きもあるので、キシリトール配合のガムを選ぶと効果的です。
ただし、糖が入っているとミュータンス菌の餌になるので、無糖のものを選ぶようにしましょう。
虫歯になりやすい人の特徴は、以下のとおりです。
ブラッシングが上手くできておらず、磨き残しが多い方は虫歯になりやすいです。磨きにくい箇所などは、意識しないと綺麗に汚れを落とせません。
歯科医院では、ブラッシング指導を行っています。日々の口腔ケアの質を上げることで、虫歯を予防できる可能性が高まるためです。
ブラッシングの仕方に自信がない患者さまは、一度指導を受けてみてください。
歯並びが良くないと、歯と歯が重なり合っている部分などブラッシングしにくい箇所に磨き残しが発生しやすいです。汚れが蓄積して細菌が繁殖し、虫歯のリスクが高くなります。
矯正治療で歯並びを整えれば、ブラッシングしやすくなり虫歯のリスクも下げられるでしょう。
遺伝的に虫歯になりやすいケースもあります。歯質は遺伝すると言われており、歯質が弱ければ虫歯菌に感染した時に症状が出やすいでしょう。両親が虫歯になりやすい体質なら、子どもも虫歯になりやすいかもしれません。
食事をしたあとは、口の中が酸性に傾きます。食後しばらくすると中性に戻りますが、ダラダラと長時間食べたり間食が多かったりすると、酸性になっている時間が長くなって虫歯になりやすくなるのです。
食事やおやつは、決まった時間に取るように心がけましょう。
虫歯を予防するためには、定期的に検診を受けることが大切です。定期検診では、患者さまがご自身では取り除けない歯石や着色汚れを落とせます。
また、虫歯や歯周病になっていないかのチェックもしてもらえるので、トラブルが小さいうちに発見・治療できます。定期検診を欠かさずに受けることで、口腔内の健康を維持しましょう。
虫歯を予防するには、日々の丁寧なブラッシングが重要です。ブラッシングの際は歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなども使って細かい部分の汚れも除去してください。
外出などでどうしてもブラッシングをするのが難しいときには、水やマウスウォッシュでうがいをおこないましょう。
また、どんなに丁寧にセルフケアをおこなっていても、磨き残しが発生することがあります。定期的に検診を受けてクリーニングをしてもらい、口腔内を清潔に保てるようにしてください。
虫歯予防についてもっと詳しく知りたい方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
高齢者や介護が必要な人は、自分で歯科医院に通院することが困難です。訪問歯科では、歯科医師が自宅や施設を訪問し、必要な治療やケアを行ってくれます。
ただし、訪問歯科を受けることができるのは、特定の条件を満たした場合に限られます。また、条件によっては保険が適用されないことがあるので注意が必要です。
今回は、訪問歯科で気をつけることについて詳しく解説します。訪問歯科のメリット・デメリット、費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
訪問歯科とは、歯科医師が自宅や介護施設に来て、歯の治療やお口のケアをしてくれるサービスです。例えば、体が不自由で歯科医院に通うのが難しいお年寄りや、入院している人などが対象になります。
訪問歯科では、虫歯の治療や入れ歯の調整、歯のクリーニング、お口のお手入れのアドバイスなどをしてもらえます。設備の関係で一部制限はあるものの、一般的な歯科医院で受けられるような治療を自宅や施設で受けられるという利点があります。
訪問歯科を利用することで、1人では歯科医院に通院できない人も定期的にお口のケアを受けられるようになります。
訪問歯科は、歯科医院に通うことが困難な人のためのサービスです。自分で通院できる人は対象外となります。受診できる人の条件を確認しましょう。
高齢者や病気・怪我によって外出が難しくなった方は、訪問歯科の対象です。例えば、骨折や手術後のリハビリ中で歩行が困難な場合や、慢性疾患によって体力が低下している場合などが該当します。
身体的な障がいにより移動が困難な人や、精神的な障がいによって外出が難しい人も訪問歯科の対象になる場合があります。例えば、重度の身体障がいがある方や、精神的な不安やパニック障害などで外出が困難な方が含まれます。
訪問歯科を利用すれば、安心して自宅または施設で歯科治療を受けることができるでしょう。
要介護認定を受けている人や、寝たきりの人も訪問歯科の対象です。こうした人は日常的な介護が必要であり、外出ができない場合が多いです。訪問歯科によって、自宅や介護施設で歯科医師が直接診療を行うため、介護者の負担も軽減されます。
訪問歯科は1人で移動できない人が対象です。「通院が面倒だから」「混雑した電車に乗りたくないから」といった理由では利用できません。また、車椅子を使用している人でも、自分1人で問題なく移動できる人は訪問歯科の対象外となります。
訪問歯科にはいくつか気をつけることがあります。患者側と歯科医院側のそれぞれのポイントを確認しましょう。
訪問歯科を受診する際には、診療を行うためのスペースを確保することが重要です。
歯科医師や歯科衛生士がスムーズに作業できるよう、ベッドや椅子の周りに十分なスペースを設けましょう。例えば、家具を少し移動させて作業しやすい空間を作るなどです。また、必要に応じて追加の照明を用意し、口腔内が見えやすい環境を整えることも大切です。
診療を受ける部屋は事前に掃除をし、清潔なタオルやシーツを用意しておくと良いでしょう。また、ペットがいる場合は、診療中は別の部屋に移動させるなど、衛生面に配慮しましょう。
既往歴や現在の疾患、服用中の薬については、事前にリストを作成し、歯科医師に渡すとスムーズです。特にアレルギーがある場合は、治療に影響を与える可能性があるため、詳しく伝えるようにしましょう。
歯科医院側は、訪問先での感染対策を徹底する必要があります。診療器具の滅菌や使い捨て手袋、マスクの使用、手指消毒などが求められます。訪問先が高齢者や免疫力の低下した患者さんの自宅であることが多いため、通常以上に慎重な感染予防策が求められます。
訪問歯科では、歯科医院のような充実した設備がないため、限られた機材で診療を行う必要があります。ポータブルの歯科ユニットや照明器具を活用し、限られた条件下でも質の高い治療を提供できるように準備します。
また、訪問先で患者さんの容態が急変する可能性も考慮し、緊急時の対応策を事前に準備しておくことが重要です。救急キットの携帯や近隣の医療機関との連携体制を構築しておくことで、不測の事態に備えることができます。
訪問歯科を受診するメリットを確認しましょう。
訪問歯科のメリットは患者さんが慣れた環境で治療を受けられることです。自宅や介護施設など、普段の生活空間で歯科治療を受けることができるため、ストレスが大幅に軽減されます。
歯科治療に対する不安や恐怖を感じる方も少なくありませんが、訪問歯科ではそういった心配も和らぐでしょう。馴染みのある環境で治療を受けられるため、特に認知症や不安障害の人の負担を軽減します。
訪問歯科では通院に伴う負担がありません。通常の歯科医院への通院では、移動時の疲労や身体的ストレスが避けられませんが、訪問歯科ではそういった負担がありません。ベッドなどから移動する必要がなく、落ち着いて治療を受けることができます。
加えて、通院の付き添いや移動の介助が不要となるため、介護者の方の負担も減ります。これにより、介護者の方も日々のケアに集中できるようになるでしょう。
訪問歯科によって定期的なケアを受けやすい環境が整います。通院が困難な方々にとって、定期的な歯科検診や口腔ケアは難しいものですが、訪問歯科を利用することで、継続的なケアが可能になります。
定期的に歯科医師や歯科衛生士が訪問し、患者さんの口腔内の状態を把握することで、問題が大きくなる前に早期発見・早期治療を行うことができます。
また、訪問歯科では治療だけでなく、予防的なケアも重視されます。定期的に歯石除去やクリーニングなどの予防処置を行うことで、虫歯や歯周病のリスクを低減させることができます。
訪問歯科の重要な役割に、誤嚥性肺炎のリスク低減があります。誤嚥性肺炎は高齢者の死因のひとつとなっているため、予防が非常に重要です。
口腔内の衛生状態が悪化すると、細菌が繁殖しやすくなります。これらの細菌が唾液や食べ物とともに気管に入ることで、誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。特に、寝たきりの人や嚥下機能が低下している高齢者は、こうしたリスクが高くなります。
訪問歯科では、定期的な口腔ケアを通じて、口腔内の細菌数を減らし、清潔な状態を維持します。歯垢や歯石の除去、適切な義歯のケアなどを行うことで、口腔内の細菌繁殖を抑制します。
要介護の人や寝たきりの人の日常的な口腔ケアは介護者の方が行うことが多いです。
しかし、適切な口腔ケアの方法を知らないと、十分な効果が得られなかったり、口腔内を傷つけたりする可能性があります。
訪問歯科では、歯科医師や歯科衛生士が介護者の方に口腔ケア方法の指導を行います。歯ブラシの選び方や使い方、歯間ブラシやフロスの使用方法、義歯のケア方法などの指導を受けることで、より効果的で安全に口腔ケアを行えるでしょう。
訪問歯科を受診するデメリットを確認しましょう。
訪問歯科のデメリットとして治療費の増加が挙げられます。
一般的に、訪問歯科は外来で治療を受けるよりも費用が多くかかります。歯科医院によっては別途交通費が必要な場合もあるでしょう。
また、定期的な歯科検診やクリーニングは、長期的には大きな治療を避けるための重要な手段ですが、短期的には費用がかさむことがあります。
頻繁に定期検診やプロフェッショナルクリーニングを受ける場合、それぞれの診療費が積み重なり、年間の総費用が高くなる可能性があるでしょう。
訪問歯科では歯科医院で受けるのとほぼ同等の治療を受けられます。
ただし、歯科医院のように必要な設備がすべてそろった状態で治療を行うわけではありません。設備や医療機器は携帯できるものに限られます。そのため、抜歯にともなう外科手術など、歯科医院でなら可能な治療も、訪問先の自宅や施設ではできないことがあるのです。
訪問歯科では、通常の治療費のほかに歯科訪問診療料と居宅療養管理指導料がかかります。治療内容などによって費用は異なりますが、保険適用で治療を受ける場合は、1割負担で1回あたり3,000円程度です。歯科医院によっては別途交通費の支払いが必要なこともあります。
また、訪問歯科を保険で受けるためには、歯科医院から一定の距離内に居住していることが条件となります。歯科医院から半径16km以内は保険適用となり、この範囲を超えると自費での治療になります。詳しい費用については歯科医院に確認しましょう。
訪問歯科は、歯科医院に通うことが困難な人が定期的に歯科治療を受けられるサービスです。高齢者の場合、口腔ケアをしっかり行うことで誤嚥性肺炎のリスクを減らせます。
また、訪問歯科を受診することで、介護者の方が口腔ケアの知識も得て、より良い介護を提供できるようになるでしょう。
訪問歯科を受ける場合には、気をつけることがあります。自宅で診療を行うため、スペースを確保したり、衛生面に配慮したりする必要があります。また、自宅で受けられる治療内容に制限がある点も理解しておく必要があるでしょう。
また、訪問歯科は希望する方すべてが対象となるわけではありません。要介護の方や寝たきりの方などといった条件があるため、事前に歯科医院に確認してください。
訪問歯科診療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
口腔ケアには、大きく分けて「機能的口腔ケア」と「器質的口腔ケア」の2種類があります。
器質的口腔ケアは口の中を清潔に保つためのケアのことです。日々のうがいや歯磨き、入れ歯を洗ったり舌をお掃除したりすることを指します。
お口の中の汚れは歯だけでなく、歯ぐきや舌、頬の内側にもついていて、その中に多くの細菌が繁殖しています。細菌を繁殖させる原因となる、食べかすやプラーク(歯垢)やきれいに取り除くのが器質的口腔ケアです。口の中の細菌数を減らすことで、歯周病やむし歯、口内炎などのトラブルを予防します。また誤嚥性肺炎の予防にも効果があります。定期的な歯科検診やクリーニングも重要です。
機能的口腔ケアは、食べる、話す、表情をつくるといった口の働きを維持し、回復を目指すケアのことです。口の周りの筋肉や舌を動かすことでお口の機能の低下を防ぎます。
具体的には、口周りのマッサージや、嚥下機能を鍛えるトレーニングやリハビリなどがあります。筋力は何歳になっても鍛えることができます。ずっとベッドの上で過ごしているご高齢の方が、機能的口腔ケアで飲み込む機能の向上を目指すこともできます。その一方で、からだの筋肉と同じように鍛えなければ衰えてしまいます。器質的口腔ケアと同時に行っていくことが大切です。
口の中はあたたかく食べかすなどの栄養があり、細菌が繁殖しやすい環境です。そのため、積極的に清潔に保つケアをする必要があります。
口の中で細菌が活発になると、むし歯や口臭の原因となり、歯ぐきがはれたり、口内炎や歯周病のような炎症も起こしやすくなります。
口腔内の状態は、全身の健康に大きく関係があります。特に歯周病はたいへん危険な病気です。炎症によって発生する毒性物質が歯ぐきの血管から全身に入り、糖尿病、心筋梗塞しんきんこうそく、脳梗塞などのさまざまな病気に影響を及ぼすことがわかっています。認知症とも相関関係にあることがわかってきました。さらに、早産や低体重出生児のリスクを高める可能性もあります。
お口の中に問題があると、まず食事を楽しむことができません。発音が不明瞭になり会話が難しくなることがあります。口臭によって自信を失い、人とのコミュニケーションがうまくゆかなくなることもあるでしょう。白く健康的な歯や口元は自分に自信を持つことにもつながります。入れ歯を使っている場合でも、きちんとメインテナンスされ清潔な状態を保っていることは、機能面だけでなく心の健康にも大切です。
お口の清潔な状態と、機能を保つセルフケアをご紹介します。
口腔ケアの基本中の基本。毎日何気なくやっている歯みがきを見直してみましょう。歯ブラシを鉛筆を握るように持ち、20回程度小刻みに振動させながら2〜3mmずつ横に動かして磨きます。歯と歯茎の間の歯周ポケットは、歯ブラシを斜め45度くらいにして、毛先を軽く入り込ませるように磨きます。力を入れ過ぎないように優しく丁寧に磨きましょう。むし歯予防には、フッ化物入り歯みがき剤が効果的です。
歯ブラシでは届かない歯と歯の間は、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってプラークや食べかすを取り除きます。
舌の表面には舌苔ぜったいという汚れが付着していて口臭などの原因になります。舌に白や黄色っぽい苔こけ状のものが付着していたらそれが舌苔です。舌苔はうがいで落とすことができません。舌ブラシを使って舌の表面を奥から手前に向かって優しく3~4回こすり、その後うがいをして汚れを洗い流します。1日1回起床時に行うのが効果的です。
顔面や口腔の筋肉を運動させることで、口や舌の動きが滑らかになり口腔内の健康を維持します。口を閉じて頬を左右交互に膨らませる運動、口を大きく開けて閉じる運動、口の中で舌を回す運動などがあります。
唾液腺を刺激して唾液の分泌を促します。唾液には、抗菌作用や再石灰化の働き、酸性に傾いたお口の中を中性にもどす機能があります。唾液の出やすいポイントをマッサージします。
歯科医院での定期的な検診とクリーニングを受けることで、歯や歯茎の健康状態を確認し、トラブルを早期発見し治療することができます。通常は年に1〜2回の検診が推奨されています。
飲み込む機能が弱まると、食べ物や唾液が気道に入ることがきっかけで起こる、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。誤嚥性肺炎は70代以上がかかる肺炎のうち、なんと7割~8割を占めている報告もある程、危険な病気です。これを予防するには、普段の口腔ケアに加え、専門医による口腔ケアや治療が重要になります。
「オーラルフレイル」は、からだの衰え(フレイル)のひとつです。なんとなくむせることが多くなってきた気がする、食べこぼしをすることが増えてきた、滑舌が悪くなってきた。それはお口の機能の衰えが原因です。お口の機能の衰えは、「変えることができる可能性がある」点が大きな特徴です。健康な状態と機能障害の中間にあり、早めに気づいて適切な対応をすることで健康な状態に近づけることができる可能性があるのです。
木更津きらら歯科では、口腔リハビリに力を入れ、患者様に合わせたトレーニングで、噛む力・嚥下機能の維持・向上を行っております。歯の本数が少なくても、トレーニングでお口の機能の回復を目指すことはできるのです。
お口の中でなにが起こっているのか、詳しく見てみましょう。
歯みがきの目的は、食べかすとプラーク(歯垢)をとりのぞくことです。食べかすとプラークがむし歯の原因となってしまうからです。
むし歯の原因菌である細菌(ミュータンス菌)は、食べかすに含まれる糖分を分解して歯をとかす酸を作り出します。これが、むし歯です。
ミュータンス菌は、歯に強力に張りつき、このプラーク、むし歯菌の巣窟を作り出します。プラークは細菌と代謝物のかたまり。歯の表面にくっついている白や黄白色のネバネバした物質です。1mgに1億個以上の細菌が存在すると言われています。これはむし歯のリスクのかたまりと言ってもいいでしょう。
歯みがきで食べかすとプラークをとりのぞくことは、むし歯予防に効果的なんです。
野生の動物が食べる食物、草食動物の食べる植物や、肉食動物が食べる動物の肉には糖分はほとんどはいっていないので、野生の動物は歯をみがかなくてもむし歯になることはありません。人類も縄文時代までは、虫歯や歯周病は少なかったそうですよ。
むし歯菌は、お口の中に残っている糖分を餌にして繁殖します。むし歯の原因となるミュータンス菌が糖分を分解して酸を作り、その酸が歯のエナメル質を溶かしていきます
問題なのは、糖分なのです。
お口の中は、通常、「中性」に保たれています。なにか食べると酸性に傾き、唾液の働きにより中性にもどることを繰り返しています。これを脱灰と再石灰化といいます。
お口の中は、。食事をすると、ミュータンス菌が、糖分を分解して酸を作り、の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。これが脱灰です。
お口の中が健康なら、脱灰の状態は長くは続きません。唾液の働きにより、むし歯菌の作り出した酸が中和されるのです。唾液には「再石灰化」を促す働きもあります。歯の表面についた酸を洗い流し、溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻してくれるのです。
お口の中に糖分を含んだ食べかすが残っていると、ミュータンス菌が活発になり、再石灰化の働きが間に合わなくなってしまいます。
食事のあと、甘いものを食べたあと、甘い飲料を飲んだあとに、歯みがきが必要なのはこういうわけなんです。食後の歯みがきは、むし歯の原因菌のかたまりであるプラークを取り除くとともに、その餌となる食べかすを取り除きます。
歯に食べかすやプラークがついたままの状態はよくありません。ミュータンス菌はすぐに活動しはじめます。食後なるべく早く歯みがきすることをおすすめします。
唾液の働きにより、お口の中が中性にもどるまで20分から30分かかるので、歯みがきはそのあとの方がいいのでは? という説もあるのですが、あまり考えすぎず、食べたらみがくと思っていれば間違いありません。
ランチタイムのあとに歯みがきはされていますか? 出先だったり、多忙だったりで、難しい面もありますが、ライオンの調査によると半数近くの方はお昼ご飯の後にも歯みがきをしているそうです。食後に軽くみがくだけ、むずかしいようならうがいだけでも、食べたままの状態よりはずっといいですよ。
就寝前の歯みがきには、プラークや食べかすをとりのぞくほかにも意味があります。眠っている間は、活動中と比べてお口の中が乾燥しやすく、むし歯菌が繁殖しやすいのです。そのため、汚れたお口のまま就寝してしまうとむし歯のリスクが一気に高まります。一日の中で最も大切なのが就寝前の歯みがきです。汚れた歯のまま寝落ちしないでください。一日の中でも念入りに時間をかけてみがきましょう。
歯みがきで大切なことは、汚れを残さないみがき方ができているかどうかです。1本ずづ、前、後ろ、側面、歯と歯の隙間に歯ブラシの毛先が触るように意識してください。歯ブラシはわしづかみにするのではなく鉛筆のような持ち方で、力をいれず、小刻みに動かしましょう。歯ブラシの毛先が届くのが大切なんですよ。力をいれてごしごしこするのではなく、一本一本の汚れを落としてあげてください。
歯みがき剤には、むし歯予防効果のあるフッ素(フッ化物)や、歯周病予防効果のある殺菌剤などの薬用成分が配合されているものがあります。自分の症状や目的に合った薬用成分が配合されている歯みがき剤を使用することで、効果をあげることができます。
歯周病が心配な方、むし歯になりやすい方、インプラントを挿入している方、お口の状態はその方によって異なります。歯科医院で、ご自分にあった歯みがき剤の選び方やおすすめ歯みがき剤を相談してみてください。
歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが残ってしまいがちです。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃器具を併用しましょう。
歯と歯の間のプラークは、歯ブラシによるブラッシングだけではなかなか取り切れません。デンタルフロスは、歯と歯のあいだに糸をとおし食べかすをからめとるようにして除去するアイテムです。フロスを前後に動かし、汚れをかきだします。デンタルフロスを初めて使った人が、フロスに血がついてきたり痛みを感じてびっくりすることがあります。これは歯ぐきに炎症が起こっているからなんです。正しくフロスを使うと、細菌数が劇的に減少し、痛みや炎症は2週間くらいでおさまってきます。
歯と歯の間のすきまが大きい場合は、歯間ブラシを使うと良いでしょう。歯間ブラシにはいろいろなサイズがあります。初めて使う方、狭くはあるが歯間ブラシがはいるくらいの隙間があるなら一番細いものから始めてみましょう。隙間が大きいなら少し太いものを使ってみましょう。ブリッジのかかっているような部位は太目のものがあうかもしれません。適切な歯間ブラシがわからなければ、歯科衛生士に相談してください。
みがき方によっては歯の表面や歯ぐきを傷めることがあります。力がはいりすぎていたり、歯みがき時間が長すぎるのはよくありません。歯の表面のエナメル質が傷ついてしまいます。また歯ぐきはとてもデリケートです。歯と歯ぐきの境目に歯ブラシをあてることは大切ですが、力をいれずで優しくみがきましょう。
外出先や仕事中に歯みがきする時間が取れないときもあります。そんなときでもお口の汚れを洗い流すことを意識してみてください。
うがいをして口内の食べかすを洗い落としますでお口の中全体、歯と歯の間や歯ぐきと頬の間にも水を含んで、勢いをつけてしっかりゆすぎます。
食後にお茶や水を飲むことでお口の中をさっぱりさせることもできます。緑茶や烏龍茶にはポリフェノールが含まれていて、ミュータンス菌の繁殖を抑制したりプラーク形成の抑制効果があると言われています。
唾液の分泌を促します。キシリトールは細菌が酸をつくらない甘味料です。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
企業歯科検診は、従業員の口腔健康を維持し、生産性向上を図るために注目されている健康管理の一環です。近年、義務化の可能性も取り沙汰されており、企業側の関心が高まっています。
この記事では、企業歯科検診の概要や検診で行う内容、費用について詳しく解説します。導入するメリットや今後の動向についても解説しますので、企業歯科検診の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
企業歯科検診とは、企業が従業員に対して定期的に実施する歯科検診のことです。従業員の口腔健康を維持し、将来的な歯科疾患のリスクを低減することを目的としています。
企業が歯科検診を提供することで、従業員は自分の歯や口腔内の健康状態を把握しやすくなり、早期に問題を発見して治療を受けることができます。企業歯科検診は、従業員の健康意識を高めるだけでなく、結果的に企業の生産性向上につながる可能性もあります。
お口の健康状態が悪化すると、痛みや不快感から集中力が低下し、業務パフォーマンスにも影響を及ぼす可能性があります。さらに、歯科疾患が重症化すると、長期的に休職が必要となることもあるでしょう。
企業が定期的に歯科検診を導入することで、従業員の口腔健康をサポートし、病気の予防につながります。従業員は心身ともに健康を保ちやすくなり、企業全体としても活気ある職場環境を維持できるでしょう。
また、企業歯科検診を福利厚生制度の一環として導入することで、従業員の満足度や定着率の向上にもつながります。従業員が安心して働ける環境を提供することは、企業のイメージ向上にもつながり、優秀な人材の確保にも役立つ要素となるでしょう。
現段階において、企業歯科検診は法律で義務化されているわけではありません。現行の法律では、企業が従業員に対して提供すべき健康診断の範囲に歯科検診は含まれておらず、実施するかどうかは各企業の判断に委ねられています。
しかし、今後、企業歯科検診の義務化に向けた動きが進む可能性があります。歯科疾患が全身の健康に与える影響が広く認識されるようになり、歯の健康が生産性や労働者の生活の質に直結することが明らかになってきました。
特に歯周病は、心臓病や糖尿病など、重大な全身疾患と関連があるとされ、これを予防することは従業員の健康を守るだけでなく、企業にとっても生産性の維持・向上に資するものと考えられています。
こうした背景から、歯科検診を企業に義務づけるべきだという意見が増えています。また、すでに自主的に歯科検診を導入している企業も増えており、これが全体的なトレンドとして広がりを見せています。
仮に企業歯科検診が義務化されることになれば、企業は従業員の健康維持に対して、より一層の責任を負うことになります。従業員が健康で働きやすい環境を提供することが期待されますが、同時に企業側はコスト面での負担増加も考慮しなければなりません。
現時点では義務化は決定していないものの、いざ義務化された際にもスムーズに対応できるような準備を進めることが重要となってくるかもしれません。
以下に、企業歯科検診で行われる具体的な内容についてご紹介します。
企業歯科検診では、歯科医師が視診と触診を通じて、虫歯や歯周病の有無、口腔内の清掃状態を確認します。また、歯茎の状態や歯肉の炎症の程度も確認します。これにより、従業員の口腔内の健康状態を総合的に把握することができます。
歯周ポケットの深さを測定することで、歯周病の進行度を確認することも重要です。歯周ポケットの深さを測定し、歯周病の進行度を確認することで、適切な対応を行うための情報が得られます。
歯周病は進行すると全身の健康にも影響を与えるため、早期の対応が非常に重要です。
必要に応じて、レントゲン撮影を実施することもあります。目視では確認できない歯や骨の状態を詳細に把握でき、隠れた問題を早期に発見する助けとなります。レントゲン技術は近年進化しており、低放射線量で高精度の画像を提供することが可能です。
企業歯科検診では、口腔ケアのアドバイスを行うこともあります。検診結果をもとに、従業員一人ひとりに適した歯磨き方法やフロスの使い方、食生活の改善提案など、日常生活での虫歯・歯周病の予防策が指導されます。
これにより、従業員は自分の口腔健康を維持するための具体的な方法を学ぶことができ、長期的な健康管理に役立てることができます。
企業歯科検診には、従業員と企業双方にとって多くのメリットがあります。
従業員は企業歯科検診を受けることで、定期的に口腔内の健康状態をチェックすることができます。そのため、虫歯や歯周病などの問題を早期に発見でき、適切な治療を受けることが可能になるのです。
お口の健康状態の悪化を防ぐことで、従業員は長期的に快適な生活を維持できるため、生活の質を高める効果が期待できます。また、歯科医師からのアドバイスを受けることで、日常的なケアの意識が高まり、自己管理能力の向上にもつながります。
企業が歯科検診を導入することには、従業員の健康を維持し、業務に集中できる環境を整える効果があります。口腔の健康問題はしばしば痛みや不快感を伴い、業務のパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。
定期的に歯科検診を実施することで、従業員のお口の健康を保ちやすくなり、その結果、生産性の向上が期待できます。そのため、歯科検診は企業にとっても有益なのです。
また、企業歯科検診は、福利厚生の一環として、従業員の満足度を高めるうえで重要な要素となります。従業員は、自身の健康を企業がサポートしてくれていると感じることで、企業への信頼感が高まるでしょう。
これにより、従業員の仕事への意欲が向上し、結果的に離職率の低下につながる可能性もあります。企業が従業員の健康を重視する姿勢を示すことで、職場環境の向上にも寄与します。
企業が実施する歯科検診の費用は、従業員一人あたり平均で3,000円〜5,000円程度とされています。この費用には、検診に必要な基本的なチェック項目が含まれていますが、追加の検診が必要な場合には、さらに費用がかかることもあります。
企業にとって、全従業員に対する歯科検診を実施することは、一定のコスト負担を伴いますが、これは長期的な視点から見れば健康経営の一環として非常に有効な投資といえるでしょう。
また、企業歯科検診にかかる費用は、福利厚生費として計上することが可能です。
今回は、企業歯科検診で行う内容や企業に導入するメリット、費用などについて詳しく解説しました。
企業歯科検診は、従業員の口腔健康を維持し、全体的な生産性向上を図るための重要な取り組みです。検診内容には、虫歯や歯周病のチェック、歯茎の状態の評価、口腔ケアのアドバイスが含まれ、従業員のお口の健康を保つためのサポートが行われます。
費用は従業員一人あたり3,000円〜5,000円程度であり、福利厚生費として計上可能です。また、企業歯科検診を実施することにより、従業員のモチベーション向上や離職率の低下が期待できるでしょう。
将来的に義務化の動きもあり、企業としては早期に導入を検討する価値があります。
企業歯科検診を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
お口の中の健康を保つためには、毎日のブラッシングだけでは不十分な場合があります。セルフケアでは取り除けない汚れや細菌が原因で、虫歯や歯周病といった深刻なトラブルが引き起こされることも少なくありません。
歯科医院では、PMTCと呼ばれるセルフケアでは取り除くことができない汚れなどを専門的なクリーニングで取り除いていきます。「PMTCとはどのような処置なの?」「PMTCを受けるとどのような効果があるの?」といった疑問をおもちの方もいるでしょう。
そこで本記事では、歯科医院でおこなわれるPMTCとはどのような処置なのか、またPMTCにはどのような効果があるのか解説します。PMTCの具体的な施術の流れや費用についても解説しますので、歯のクリーニングに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を用いておこなう歯のクリーニングのことを指します。ふだんのブラッシングでは落としきれないプラークや歯石、歯の表面に付着した着色汚れを取り除く効果が期待できるでしょう。
また、PMTCではバイオフィルムを除去することが可能です。バイオフィルムは細菌が集まり歯の表面に形成される目には見えない薄い膜で、バイオフィルムがあると虫歯菌や歯周病菌などの細菌が繁殖しやすくなります。
PMTCを受けると口内の衛生状態が改善されるため、虫歯や歯周病のリスクを大幅に低減させることができるでしょう。
PMTCは、普段のブラッシングでは除去できないプラークやバイオフィルムなどを専用の器具を使って徹底的に除去します。PMTCは、歯や口内の健康を維持する有効な施術です。以下に、PMTCの効果を4つご紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
定期的にPMTCを受けることは虫歯予防につながります。虫歯の原因は、歯の表面に残るプラークです。
歯並びが悪い部分や磨き癖があると、どうしても磨き残しが発生するでしょう。とくに、歯と歯の間や歯の根元などは、歯ブラシが届きにくいため、プラークが溜まりやすくなります。
PMTCでは、歯の表面に残る汚れやプラークを徹底的に除去していくため、結果として虫歯菌の繁殖を抑えることができるのです。
歯周病の原因は、歯の表面や歯周ポケットのなかに残るプラークです。歯周病が進行すると歯茎が炎症を起こし、歯を支えるあごの骨が吸収されてしまいます。一度吸収されたあごの骨は、治療しても元には戻らないため、歯周病は予防と早めの対処がポイントになるでしょう。
PMTCでは、歯と歯茎の境目や歯周ポケットに溜まったプラークを取り除き、歯周病の原因となる細菌の数を減らします。その結果、歯茎の状態が改善され、歯周病の進行を防ぐことができるのです。
口内に食べカスやプラークが残っていると、口臭の原因になります。プラークの中の細菌が口内に残った食べカスを分解すると、不快な臭いを伴うガスが放出し、口臭の原因になります。
PMTCを受けると、食べカスやプラークを取り除くことができるため、口臭の予防や改善が期待できます。
PMTCで歯の表面を磨くことでプラークや着色汚れを除去でき、歯本来の白さやツヤを取り戻すことができます。コーヒーやお茶、タバコなどが原因で着色された歯の汚れは、歯ブラシで除去することができません。
定期的にPMTCを受けることで、歯の表面の着色汚れを除去できるので歯本来の色を維持することができます。また、PMTCでバイオフィルムを除去し、歯の表面を滑らかに整えることで、汚れが付着しにくい環境に整えられます。
PMTCを定期的に受けることで、ブラッシングだけでは落としきれないプラークや歯石を除去することができます。PMTCは虫歯や歯周病の予防に効果的な施術ですが、どのような流れで進めていくのか知らない方も多いでしょう。以下に、PMTCの具体的な流れについて解説します。
PMTCを始める前に、歯科医師や歯科衛生士が口の中の状態を詳しく診査します。虫歯・歯周病の有無や付着しているプラーク・歯石の程度などを確認し、適切な治療計画を策定していきます。
また、口内に関する不安や疑問に答えながらカウンセリングをおこないます。PMTCについて疑問な点や不安な点がある場合は、カウンセリングの際に確認してください。
PMTCをおこなう前に汚れが残っている部分の確認とブラッシングなどセルフケアについての説明をおこないます。ブラッシング方法や生活習慣における注意点など、PMTCの効果を持続させるためのアフターケアの方法をしっかりと指導していきます。
ブラッシング指導が終わったら、必要に応じて歯石除去をおこないます。歯石の表面は粗造でプラークが付着しやすいです。歯石があると虫歯や歯周病に罹患しやすい環境になってしまいます。
歯石が付着しているとPMTCの効果を得られない可能性があるため、専用の器具や機械を使用して丁寧に取り除きます。
歯石を除去したら、歯の清掃をおこないます。専用のブラシと研磨ペーストを使用して、歯の表面に付着したプラークや着色汚れ、バイオフィルムを取り除きます。
着色汚れが除去されるため黄ばみや黒ずみが改善され、歯本来の白さを取り戻すことが可能です。また、歯の表面が滑らかになるため、細菌の再付着を防ぐ効果も期待できます。
PMTCが終わって歯がきれいになったらフッ素塗布をおこないます。フッ素には、歯質を強化し虫歯菌の活動を抑える効果があります。歯の表面にしっかりとフッ素を塗布することで、虫歯予防の効果を高めることができるでしょう。
PMTCを定期的に受けることで虫歯や歯周病の予防に効果的だといわれています。PMTCは、健康な歯と歯茎を維持するために3〜6か月に1回のペースで受けるよう指示されるケースが多いでしょう。
ただし、PMTCの頻度は口の中の状態によって一人ひとり異なります。とくに虫歯になりやすい方や歯周病の既往歴がある方は、虫歯や歯周病が再発しやすい状態です。そのため、通常よりも短い間隔でPMTCが必要になるでしょう。
矯正治療中の方は、装置周辺に汚れが溜まりやすいため、PMTCを受ける頻度を高めることで、虫歯や歯周病などの治療中のトラブルを防ぐことが可能です。
PMTCを受ける頻度は、生活習慣や口内の環境に左右されます。そのため、歯科医師に指示されたタイミングでPMTCを受けるようにしましょう。
PMTCの費用は、通院する歯科医院によって異なりますが約5,000円〜1万5,000円が相場といわれています。
PMTCは通常、予防を目的とした処置であるため治療とは異なり保険は適用されません。自由診療になるため、処置にかかる時間や使用する機器、地域などによって価格が変動します。具体的な費用は、歯科医院によって異なるためカウンセリングの際に確認するようにしましょう。
しかし、なかには歯周病が進行している場合など、治療の一環としてPMTCがおこなわれるケースがあります。治療の一環としてPMTCを行う場合は、保険が適用されるケースがあり、3割負担の方で3,000円前後になるでしょう。
保険が適用されるかされないかは歯科医師の診断によって決まります。ご自身の口内が保険適用の対象になるか気になる方は、歯科医院で相談してください。
口の中の衛生状態を保つことは歯の健康を守るために欠かせません。ご自身でのセルフケアはもちろん、定期的に歯科医院を受診して専門的なケアを受けることがポイントになるでしょう。
PMTCを受けることで、日常のブラッシングでは除去しきれない汚れや細菌をしっかり取り除くことができるため、虫歯や歯周病の予防につながります。
PMTCは基本的に自由診療になるため費用はかかるものの、口内の健康を守るために定期的に受けるとよいでしょう。PMTCの頻度はお口の中の状態によって一人ひとり異なります。歯科医院を受診して指示された適切な頻度で通うようにしましょう。
予防歯科を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
顎関節症とはどのような病気なのでしょうか。顎に痛みがあったり口が開けにくかったりする場合、顎関節症の可能性があります。放置すると悪化して、頭痛やめまいなど全身の不調を招く可能性もあるでしょう。
今回は、顎関節症の症状や原因、治療法などについて解説します。顎関節症が疑われる方や顎関節症にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
顎関節症とは、顎関節の病気です。顎関節に何らかの異常が生じている状態を顎関節症と呼びます。
顎関節を動かしている組織に異常が生じているため、顎の痛みや機能に制限が生じます。悪化すると、痛みのせいで話しにくくなることもあるでしょう。顎関節症は男性よりも女性に発症することが多いとされています。
顎関節症の症状にはさまざまなものがあり、症状の出方には個人差があります。主な症状は、以下の通りです。
顎の痛みは、顎関節症の代表的な症状のひとつです。何もしていないときに顎関節に痛みや違和感を覚えることもあれば、顎を押したときに痛みが起こることもあります。特に口を開閉するときや食べ物を噛むときに痛みが出やすいです。
悪化すると少し口を動かすだけでも痛み、食事や会話に影響を及ぼす可能性もあります。左右の顎関節が痛むこともあれば、一方の顎関節だけが痛むこともあり、痛みの出方には個人差があります。
顎関節の可動域に制限がかかり、口がスムーズに開閉しにくくなります。痛みによって開けにくくなることもありますが、痛みがなくても「口を開けにくい」「閉じにくい」などの症状が現れることもあります。
人差し指から薬指までの指3本分が縦に口に入らなくなったら可動域に制限がかかっているかもしれません。
顎関節症の場合、口を開閉する際に、顎からカクカクという音が鳴ることがあります。口を大きく開けたときや、硬い食べ物を噛んだときに音が鳴ることが多いです。他人に聞こえるような大きな音ではありませんが、顎は耳に近いので自分では大きめの音に聞こえるかもしれません。
頭痛が症状として現れることもあります。顎の筋肉が緊張して血流が阻害されると、頭痛が起こることがあるのです。顎関節症によって生じる頭痛の場合、後頭部が締めつけられるような痛みを感じることが多いでしょう。
顎関節症は、めまい・耳の痛み・耳鳴りなど耳に症状が現れることがあります。これは、顎関節症が耳を通る神経に影響を与えているためです。
耳には人間の平衡感覚を保つために必要な三半規管があり、顎関節症で負担がかかることで平衡感覚のバランスが崩れ、めまいが生じます。めまいによってふらつくだけではなく、気分が悪くなることもあるでしょう。
また、顎関節症によって顎の位置がズレると、耳の気圧をコントロールする筋肉が緊張を起こします。そうすると、耳の気圧を一定に保つことができず、耳の痛みや耳鳴りが起こるようになるのです。
顎関節症は顎や耳など近くの体の部位だけではなく、肩や首など全身にも影響を及ぼす可能性があります。顎関節症で顎まわりの筋肉が緊張した状態になると、首や肩の筋肉も緊張しやすくなります。筋肉が緊張して硬くなると、首や肩がこることがあるのです。
顎関節症になる原因にはさまざまあり、複数の要因が関係していることが多いです。歯科的な原因や日常の習慣などが重なって発生します。ここでは、顎関節症になる主な原因についてみていきましょう。
噛み合わせが悪いと、顎関節に負担がかかりやすくなります。顎関節に負担がかかった状態が続くと、顎関節症を引き起こすリスクが高まります。
歯並びが乱れていたり被せ物が劣化していたりすると噛み合わせが悪くなります。また、歯が抜けたり欠けたりした状態を放置して噛み合わせが悪くなるケースもあるでしょう。
歯ぎしりや食いしばりの癖があると、顎関節症になるリスクが高いです。上下の歯を強く擦り合わせたり、食いしばったりすると顎関節に大きな負荷がかかります。
歯ぎしりや食いしばりは無意識のうちに行ってしまうケースが多く、ストレスや緊張、疲労、不安など日常の問題が関係していることが多いです。また、歯並びや噛み合わせの悪さが原因で、歯ぎしりや食いしばりをするケースもあります。
食べ物を噛むとき以外は、上下の歯が接触していない状態が正常です。
しかし、TCHという上下の歯を接触させる癖があると顎関節に負担がかかるため、顎関節症を引き起こす原因になります。
精神的ストレスがあると筋肉の緊張が起こりやすく、顎関節症の発症リスクが高まります。ストレスや不安を抱えていると歯ぎしりや食いしばりを起こしやすいことも関係しています。
顎に負担がかかるような生活習慣や癖によって、顎関節症を引き起こすこともあります。頬杖やうつぶせ寝などの習慣があると、顎関節やその周辺組織に負担がかかり、顎関節症を発症する可能性があるのです。
こうした習慣は無意識のうちに行われることが多いため、自分では気付けていないケースもあるでしょう。
顎関節症の症状がある場合は症状を悪化させないためにも、医療機関を受診する必要があります。顎関節症は歯科的な原因が関係していることが多いため、歯科医院や口腔外科を受診しましょう。口腔外科ではお口の中だけでなく、顎などの口周辺組織の疾患を取り扱う診療科です。
顎関節症が疑われる場合は、レントゲンやCTなどの画像検査も行うことがあります。
顎関節症は自然に症状が和らぐこともありますが、治療によってより早く症状の改善が期待できます。顎関節症の主な治療法は、以下の通りです。
スプリント療法は、マウスピースを使用した治療方法です。透明なマウスピースを就寝中に装着して顎関節症の改善を目指します。
マウスピースを装着することによって顎関節に加わる負担を軽減させます。
顎関節症による痛みが強い場合は、痛み止めなどを服用することがあります。内服薬だけではなく、塗り薬や貼り薬などが症状に応じて処方されます。
顎周りの筋肉をマッサージすることで、血行が促進されて顎関節症の症状が和らぐ効果が期待できます。
ただし、マッサージは正しく行わなければなりません。自己流では力加減やマッサージする箇所などを誤り、悪化させる可能性もあるでしょう。マッサージを受けたい場合には、歯科医師に相談してください。
顎関節症は突然起こるため、日頃から予防を心がけることが大切です。顎関節症を防ぐために、次のようなことを日頃から心がけましょう。
顎関節症は、ふだん何気なく行なっている癖や習慣が原因で発症することがあります。頬杖やうつぶせ寝など顎に負担がかかるような習慣や癖は改善しましょう。
歯ぎしりや食いしばりも顎関節症の原因ですが、無意識のうちに行っていることが多いため自力で改善することは難しいかもしれません。歯ぎしりや食いしばりの癖をご自身で改善できないという方は、歯科医師に相談してください。
ストレスを感じると体に力が入り、筋緊張が起こって顎関節症を発症するリスクが高まります。そのため、顎関節症を防ぐためには、日頃からストレスを溜めないようにすることが重要です。
上述のとおり、噛み合わせが悪いと顎関節に負担がかかるため、顎関節症が起こりやすくなります。顎関節症を発症してから噛み合わせを改善するのではなく、顎関節症を発症する前に矯正治療を行なって噛み合わせを整えるとよいでしょう。
顎関節症とは、口を開けるときに痛みが生じたり、音が鳴ったりする病気です。顎関節症を発症すると日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。
噛み合わせが悪かったり、歯ぎしり・食いしばりなどの癖があったりすると顎関節に負担がかかって顎関節症を発症するリスクが高まります。噛み合わせなど歯科的な原因だけではなく、日常の習慣や癖などが原因で発症することもあります。
顎関節症の症状がある場合には、悪化する前にまずは歯科医院や口腔外科を受診して相談してください。
顎関節症の症状がある方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
セラミック治療とは、自然で美しい白い歯を再現できる治療法です。見た目の美しさはセラミックの大きな魅力ですが、ほかにも多くのメリットがあります。なぜ多くの人がセラミックを選んでいるのか、従来の銀歯とどう違うのかなどは気になるところです。
今回は、セラミック治療とはどのような治療なのか、どのような種類があるのかについて詳しく解説します。セラミック治療のメリット・デメリットについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
セラミック治療とは、セラミックを加工した詰め物や被せ物を使用する治療法です。セラミックを使用することで、天然の歯に非常に近い見た目を再現することができます。
また、セラミックは非常に硬く耐久性に優れた素材なので、噛む力や摩耗にも強く、長期間にわたって使用できます。
セラミックには大きく分けてクラウンとインレーの2つがあります。クラウンとは、歯全体を覆う被せ物です。大きな虫歯などで歯の損傷が大きい場合に使用されます。
一方、インレーは、歯の噛む面や側面に埋め込まれる詰め物で、小さな虫歯の治療に使用されます。クラウンと比べて歯を削る量が少ないので歯質を多く残せます。
銀歯と比較して、セラミックにはいくつもの優れた特徴があります。
まず、審美性はセラミックが圧倒的に優れています。セラミックは天然の歯の色合いや透明感を再現することができるため、治療後の人工の歯が周囲の歯と調和し、とても自然です。
一方、銀歯は金属特有の光沢があり、口を開けたときに目立ちます。また、銀歯は汚れが付きやすく、虫歯や歯周病を引き起こしやすいと考えられています。さらに、銀歯の場合、金属が溶け出して体内に吸収されると金属アレルギーを引き起こす可能性もあるでしょう。
ただし、セラミックの費用は銀歯に比べて高価です。セラミックのクラウンやインレーは材料費が高いうえに、歯科技工士の精密な作業が必要です。銀歯は保険が適用されますが、セラミックは自費診療になります。コスト面に関しては、銀歯にメリットがあります。
セラミック治療のメリットを確認しましょう。
セラミックの大きなメリットは、見た目が美しい点です。セラミックは光を通す性質を持っています。これは天然の歯と同じ特徴で、セラミックの歯は自然な輝きを放ちます。
セラミックは色調の調整が可能なので、熟練した歯科技工士が患者さん一人ひとりの歯の色合いに合わせて精密に調整を行います。これにより、隣接する天然の歯と違和感なく馴染みます。
セラミックは金属やレジンに比べて、口腔内の環境変化に対する耐久性が高いです。温度変化などの刺激に強く、長期間使用しても劣化しにくいという特性があります。適切なケアを行えば、長期間にわたって美しさと機能を維持できるでしょう。
セラミックには変色しにくいという特徴もあります。コーヒーや紅茶、ワインなどの着色しやすい飲食物を摂取しても、セラミックの表面は影響を受けにくいです。
レジンの場合は時間の経過とともに黄ばんだり変色したりします。金属製の歯は腐食や酸化によって変色することがあります。レジンや金属製の歯に比べて、セラミックは長期間にわたって美しい色合いを保つことができます。
従来の歯科治療で用いる銀歯の場合、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
金属アレルギーは、金属イオンが唾液や体温などの影響で溶け出し、それが体内のタンパク質と結合してアレルゲンとなることで発症します。金属アレルギーを発症すると口腔内の不快感や痛み、さらには全身的な症状を引き起こし、生活の質を低下させます。
一方でセラミックのなかには金属を一切含まないものがあります。金属を使用していないセラミックを選択すれば、金属アレルギーのリスクがありません。金属アレルギーではない方でも、将来的なリスクを考慮してセラミックを選択すれば安心感につながります。
銀歯による治療の場合、時間の経過とともに歯茎が黒ずむことがあります。金属イオンが歯茎の組織に沈着することで起こる歯茎の変色のことをメタルタトゥーといいます。一度発生したメタルタトゥーは、通常の歯科治療では除去が困難であり、審美性を損ないます。
金属を使用しないセラミックを選択すれば、長期間使用しても歯茎が黒ずむ心配はありません。
2次カリエスのリスクが低いのもセラミックのメリットです。2次カリエスとは、治療を終えた歯が再び虫歯になることを指します。2次カリエスは人工歯と天然歯の間に生じる微小な隙間に細菌が侵入することで発生します。
セラミックの歯は変形しにくいため、天然歯との間に隙間が生じにくいです。また、歯科用接着剤との相性が非常に良く、セラミックの歯と天然歯の密着性が高いので細菌の侵入を防ぐことができます。
さらに、セラミックの表面は非常に滑らかであるため、プラークや細菌が付着しにくく、虫歯になりにくいのです。
セラミック治療のデメリットを確認しましょう。
セラミック治療は保険適用外の自費診療です。そのため、セラミックの歯は高額になります。保険が適用される銀歯と比べて数倍から10倍以上になることもあるでしょう。コストが高いのはセラミック治療のデメリットです。
歯ぎしりや食いしばりの習慣がある場合や、噛み合わせに問題がある場合は、セラミックの歯が割れたり欠けたりするリスクが高くなります。また、硬い食べ物を噛んだときや、スポーツなどで歯に衝撃が加わったときに割れることもあるでしょう。
セラミックの歯を装着する際には、天然の歯を削る必要があります。歯を削ることで将来的な歯の健康や感覚に影響を与える可能性があります。例えば、歯を削ることで神経に近づき、温度感覚が敏感になったり、神経を抜かなければならなくなったりします。
一度削った歯は元に戻すことはできません。虫歯治療のように、もともと歯を削る必要がある場合の影響は少ないですが、審美的な目的のために健康な歯を削る際は、歯科医師とよく相談し、将来のリスクを含め十分に検討する必要があります。
セラミックの歯の種類を確認しましょう。
オールセラミックは、セラミックのみで作られ、セラミックのなかで最も美しい見た目を実現できる素材です。自然な輝きと透明感を再現できるため、特に前歯の治療で理想的な選択肢となります。金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。
硬い材質ではあるものの、過度な力が加わると割れる可能性があります。強い噛み締めや歯ぎしりの習慣がある方の奥歯の治療では、ジルコニアセラミックなどのほかの素材のほうが適していることがあります。また、オールセラミックは治療費が高額です。
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれ、セラミックのなかでも強度が高い素材です。そのため、前歯だけでなく、強い咬合力がかかる奥歯にも使用できます。
技術の進歩により、現在のジルコニアセラミックは天然の歯に近い透明感と色調を再現することができます。金属を含まないため、金属アレルギーのリスクもありません。
ただし、強度が非常に高いため、かみ合う歯を摩耗させる可能性があります。噛み合わせの調整には細心の注意が必要です。ジルコニアセラミックは、高い強度と審美性を兼ね備えていますが、費用は高額です。
ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジンを組み合わせた素材です。ほかのセラミックよりもコストを抑えられる点が最大の魅力です。金属を含まないので金属アレルギーのリスクはありません。
ハイブリッドセラミックは、セラミックのなかでは柔らかく、かみ合う歯への負担を軽減できます。
ただし、強度は高くないので、ほかのセラミックに比べて割れやすいです。また、審美性の面では、オールセラミックほどの透明感や光沢は得られません。変色や摩耗のリスクもあります。
ハイブリッドセラミックは、中程度の審美性と機能性を求める方に選ばれています。
メタルボンドは、金属の外側をセラミックで覆ったものです。メタルボンドは強い咬合力がかかる奥歯の治療に特に選ばれています。
ただし、メタルボンドにはいくつかの注意点があります。まず金属を使用しているため、金属アレルギーの症状が現れたり、歯茎が黒ずんだりするリスクがあります。また、金属が透けて見える可能性もあるでしょう。
費用については、ハイブリッドセラミックよりも高額ですが、オールセラミックやジルコニアセラミックに比べると安価です。
セラミック治療とは、白くて透明感のあるセラミックを用いた治療です。銀歯に比べて美しい仕上がりになるので、笑顔に自信が持てるでしょう。
セラミックは表面が滑らかで汚れがつきにくく、歯に強固に接着できるので隙間も生じにくいです。2次カリエスのリスクが低く、メンテナンスをしっかり行うことで長期的な使用が期待できます。
セラミック治療で用いるセラミックにはいくつもの種類があり、耐久性や審美性、金属の有無、費用などの点が異なっています。自分が重視したいポイントを歯科医師に伝え、メリット・デメリットを良く理解して、納得できる治療を選択しましょう。
セラミック治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
お口の中に残っている食べカスは、歯を溶かす酸を作り出すミュータンス菌の餌になります。歯を守るためには、まずは食べカスを取り除くことが大切なんです。食後すぐに歯みがきをすれば、汚れも落ちやすいのです。毎食後、食べたら歯みがき、がおすすめです。
歯の表面に残った食べかすに細菌が繁殖したねばねばした細菌の住処をプラークといいます。食べかすといった栄養分に温かい口腔内環境で、細菌はどんどん繁殖していきます。
プラークがたまりやすいのは、並んだ歯と歯がくっついているところ(コンタクトポイント)、奥歯の後ろ側、歯並びがデコボコしているところ、隣の歯が抜けてしまっているところです。歯ブラシの毛先が届きにくいんです。プラークは時間がたつと歯石となって固まり、歯ブラシによるブラッシングではとれなくなってしまいます。
また口腔内に詰めものや被せものがある人は、全くない人に比べて、お口のケアに2倍の努力が必要と言われています。詰めものや被せものの継ぎ目から、むし歯になるリスクが高くなるからです。人工の材料と歯の境めの部分が問題なんです。継ぎ目の奥まで歯ブラシの毛先は届きません。ケアを怠ると届かない部分がむし歯になる可能性が高まります。
そういった隙間や奥にプラークを残さないことが歯みがきのポイントです。歯間ブラシやデンタルフロス、歯みがき剤の選び方を意識したり、洗口剤も有効です。水流で汚れを洗い流す電動歯ブラシも、短い時間で効果があがります。
木更津きらら歯科のおすすめは、ジーシー社の「ルシェロ」。プラークの効率的な除去を目的とした「先端集中毛」と「段差植毛」を採用し、ブラシを横に動かすだけで歯間部まで毛先が入り、プラークを除去します。「健康な歯肉~歯肉炎」の方のむし歯予防に最適なタイプです。
時間をかけずに歯をきれいにできるのが電動歯ブラシ。当院がおすすめするのは、音波水流のソニッケアーです。お口の中に作り出される水流が、磨きにくいところの歯垢まで取り除いてくれます。2分ほどの短い時間で歯垢の除去にも口臭やステインにも効果があり、歯がツルツルになるほどきれいに手早く磨けます。
「T & P(TOOTH & PEACE)」は、からだに優しい成分にこだわりぬいた木更津きらら歯科のオリジナル歯みがき剤です。医療やウェルネスの分野で今最も注目されている、CBD(カンナビジオール)オイルを配合しています。抗菌作用があり、プラークの増殖を抑制し、虫歯の予防や進行を遅らせたり、歯茎の炎症を抑える抗炎症作用、鎮痛作用が期待できます。リラックスやリフレッシュ、眠りの質をよいものにしてくれる効果があるとも言われています。
高い殺菌力で、むし歯・歯周病の原因となる細菌を殺菌し、フッ素コートするジェル状歯みがき剤です。フッ化ナトリウム(フッ素)が歯をコートします。発泡剤は含まれず、泡立てて磨いたような気持ちになるのではなく、磨いている部位を確認しながら、ていねいにブラッシングをすることができます。
コンクールFはジェルコートFと同じ、高い殺菌力のある薬用成分が配合されたマウスウォッシュです。むし歯の発生や進行、歯肉炎の予防し、口臭予防にも効果が期待できます。
歯みがきを補助する歯科用品として、歯間ブラシがあります。歯みがきをきちんとしているつもりなのに、歯ぐきから出血がある。むし歯を繰り返してしまう。そんな方は歯みがきの際に、食べかすが残ってしまう部分があるのかもしれません。
歯間ブラシは、針金にナイロンの毛先をつけたり、シリコンでつくられた小さなブラシです。食べかすのつまりやすい、歯と歯の隙間が広い部分にさしこんで食べかすをかきだします。
舌につく汚れのことを舌苔(ぜったい)と呼びます。白い苔(こけ)のようなものが溜まり、苔の中に潜む菌がガスを発生させることで、口臭につながるのです。こびりついた舌苔をクリアにし、ニオイの原因菌ごと除去してスッキリした息を手に入れましょう。
高齢者がいつまでも「いきいき」と暮らしていくためには、心身のおとろえを予防することが大切です。お口のケアを実践してお口の健康が維持できると、自分の歯でしっかりかみ、充実した食生活を送ることができます。また、よくかむことで脳の血流が増え、脳神経細胞の働きが活発になりますので、認知症予防にもつながります。
高齢になると、歯や歯肉のトラブルばかりでなく、嚥下機能の低下や唾液の減少など、お口のはたらきにもトラブルが起こります。誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)や口腔乾燥症(ドライマウス)の予防にもや下ります。高齢者の口腔ケアは、むし歯予防だけではなく、からだの働きを維持する予防の第一歩なのです。
歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを使用することがむずかしい場合には、口腔ケアスポンジ、ウエットガーゼ、口腔保湿用ジェルや口腔ケア綿棒といったケア用品を使用します。
入れ歯をご利用の方のための、洗浄力の高い義歯洗浄剤。安全性の高い二酸化チタンを配合し、その触媒効果で着色汚れやカンジダ菌を洗浄・除菌します。金属床義歯やチタン・パラジウム合金・リテーナーにも安心してお使いいただけます。
日本は災害の多い国です。能登半島地震の被災地で、歯科医らで作る「災害歯科支援チーム」が避難所を巡回し、水不足の環境でも口の中をきれいにするための「口腔ケア」の指導に取り組んでいます。先にも述べた、ご高齢者の「誤嚥性肺炎」を予防することも目的としています。健康な方でも、緊急時にはお口のケアは後回しになりがちです。普段から意識して、防災グッズの中に、歯科用品もお忘れなく。
歯みがき用品も水も不足しているときには、ペットボトルのキャップ1〜2杯の水かお茶でお口全体に行き渡るようしっかりブクブクし、ウェットティッシュを指に巻き歯の表面をこすって汚れを取り除きます。入れ歯ははずして、ウェットティッシュで汚れを拭き取りましょう。シュガーレスガムやキシリトールガム、マウスウォッシュを活用してください。
3ヶ月に1度はかかりつけの歯科医で定期検診を受けましょう。むし歯や歯周病は、痛みを感じるころには相当に進行しいると考えられます。定期検診を受ける習慣があれば、歯や歯ぐきの異変をいち早く発見でます。
歯科定期検診では、専用の機材を使って歯の表面を歯肉の奥に隠れているところまで徹底的におそうじし、プラークや歯石を除去します。セルフケアだけではどうしても残ってしまうプラークや歯石は、細菌の固まりで、歯周病やむし歯の原因となります。徹底的なクリーニングがお口の健康を守る基本中の基本なのです。
人の永久歯は、親知らず4本を含めると32本。親知らずは人によって抜いたり生えない場合もあるので、健康な状態なら28本から32本備わっています。いろいろな理由から歯は失われていき、75歳以上の後期高齢者と呼ばれる年代になると16本弱となり、半数の人が総入れ歯を使っています。
30代のうちには28本の歯が機能していますが、どうして歯は失われていくのでしょう?
歯を失う理由の第1位は歯周病で、37.1%を示しています。第2位はう蝕(むし歯)で29.2%、第3位は歯の破折で17.8%となっています。年代別に見ると、40代からは、歯周病の数字が年々増えています。
歯医者は痛くなったら行くところ。そうお考えなら、むし歯のほうが身近かもしれませんね。大人のむし歯は、歯の根のむし歯、治療後の詰め物や被せものの隙間から再発するむし歯、子供と同様のむし歯に分けられます。大人には、子どものむし歯予防とはまた異なる注意が必要なのです。
歯を失う原因の筆頭は「歯周病」です。2018年に、8020推進財団が行った「第2回 永久歯の抜歯原因調査」によると、37.1%を示しています。30代で3分の2の方が歯周病の兆候があり、60代ともなれば半数以上の人が歯周病で歯を失うリスクを抱えているのです。
では年代別に注意しなければならないお口の状態を見ていきましょう。
20代の方は、お口の状態がよければ平均して28本の歯を持っています。それでも、むし歯の経験のない方はほとんどいないでしょう。
20歳くらいになれば、「むし歯の経験は全くない」という人は少ないでしょう。20歳以上の9割以上の方はむし歯になったことがあります。また、20歳以上の3割の方のお口には、治療していないむし歯があるのです。
厚生労働省の調査結果をご覧ください。20代の方の4分の3が、出血や歯石の沈着が認められ、4分の1の方が歯周ポケットが4㎜以上ある歯があるという、歯周病の兆候をしめしています。歯科の定期検診で、奥歯の歯周ポケットが深くなっていたり、その範囲が大きくなっていると指摘されたら要注意です。
健康な歯ぐきはピンク色をしていますが、赤くはれている場合は歯肉炎や歯周病の症状かもしれません。歯ぐきがぶよぶよしていたり、出血や痛みを感じることもあります。これは「歯肉炎」という歯周病の前段階です。この段階なら適切な治療で健康なお口の状態をとりもどすこともできます。
40代の方は、平均で27本の歯を保っています。歯を失うのはこの年代から急激に増加していきます。
むし歯の治療をした歯は平均で13本となり、20代の約2倍。治療していない歯も1本ぐらいはあるでしょう。40歳以上になると約4割はむし歯が原因で抜歯しなければならなくなっています。
歯肉炎から歯周炎と進行し、8割以上の人が歯周病の兆候を示しており、割合もどんどん増えていくのがこの年代の特徴です。
歯周病の前段階である歯周炎は、20代では約20%であったのが40代になると2倍の40%以上になってきます。
歯周病になると歯肉炎の症状が悪化していきます。歯ぐきが腫れて赤くなり、歯みがきの際に出血することが珍しくありません。悪化すると、膿が歯周ポケットにたまってきます。ここまで進行すると、歯の周辺の組織が侵されていき重症化します。しかしまだ、適切な治療すれば歯周病の進行を食い止めることができる可能性があります。
しかし、歯を支えている骨が侵され、歯の動揺を招き、抜歯にまで至る場合もあるのです。失われた歯はブリッジやインプラントなどで補っていかなければなりません。
60代となると残っている歯は24本から20本と減っていきます。
残っている歯のうち、平均10本以上、むし歯の治療をしたことがあります。治療せず放置されている歯もあります。この年代の人の特徴としては、むし歯の治療のために金属の被せものをしている方が多く見受けられる点です。
60代の半分以上の方々が、歯周ポケットが4㎜以上の歯があり、歯周病の危険性を示しています。60代の人の歯の数は1人平均20本。その中でも歯周炎にかかっている割合は約60%で40代の1.5倍以上となります。
適切な歯周病の治療を受けなかった人は40代の歯周炎の症状がさらに進行してしまいます。歯ぐきが赤く腫れた状態がなかなか治らず、歯周ポケットから膿や出血がでるようになります。歯がぐらぐらと動揺し、よく噛めなくなることや痛みが出ることもあります。口臭もかなり強くなってしまうでしょう。重症化して治療の効果が期待できない場合は抜歯しなければなりません。歯がない部位にはブリッジ、インプラント、部分入れ歯で補う必要があります。
そして加齢によって歯ならびに変化が起こります。歯が長くなったように見えることはありませんか? 歯が長くなったのではありません、歯ぐきが下がって歯が根のほうまで露出してきたのです。またむし歯の治療や欠損治療を繰り返し、歯並びも悪くなってきます。このような状態では、ブリッジやインプラント、入れ歯で欠損した歯を補うのは、食べるために噛むという目的のほかにも、発音や見た目を整える社会的生活のためにも必要になってきます。
80代の方の歯の平均の数は12本です。8020運動の働きかけが成功し20本以上の歯が残っている方は2割程度いらっしゃるようです。
残っている歯も平均5本はむし歯の治療をしています。治療されていない歯もお持ちのようです。
80代では歯周病にかかっている人の割合は40%と60代と比べると低くなります。これは多くは歯周病が原因で抜歯を選択し、そもそも歯の本数がすくなってしまったからなんです。歯が1本もない人も60代と比べると7倍近くになります。ご高齢者は、部分入れ歯、総入れ歯、ブリッジでお口の機能を補っている割合が高いのですが、完全に治療していない人もかなり多いのが特徴です。
木更津きらら歯科では、お口の健康からご高齢者の暮らしをサポートする、訪問歯科の体制も充実しています。
いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。
1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。ぜひ「8020」を目指してください。
仮に8020を達成できなかった方も、しっかりと噛み合い、きちんと噛むことができる義歯(入れ歯)などを入れて口の中の状態を良好に保つことで、20本あるのと同程度の効果が得られます。義歯を含めた歯で食べ物をしっかり噛むことができれば全身の栄養状態も良好になりますし、よく噛むことで脳が活性化され、認知症のリスクが軽減するという調査結果も出ています。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
失った歯をインプラントにすることで、自分の歯と同じように噛めるようになります。また、見た目が美しいのもインプラントの特徴です。
その一方で、インプラント治療後に口臭が気になるようになったという声を聞くことがあります。インプラント治療後に口臭が強くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、インプラント治療後に口臭が強くなる原因について詳しく解説します。口臭が気になるときの対処法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
インプラント治療後に口臭が強くなる原因について確認しましょう。
磨き残しによるプラークの蓄積は口臭の原因になります。インプラントはプラークが蓄積しやすい構造をしています。
インプラントは、顎の骨に埋め込まれるインプラント体とその上に取り付けるアバットメント、そして目に見える部分である上部構造で構成されています。これらの部品の接合部や、インプラントと天然歯の間には段差や隙間が生じやすく、そこにプラークが蓄積しやすくなります。
プラークは細菌の集まりで、放置すると悪臭を放つ物質を産生します。例えば、硫化水素やメチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどは口臭の原因になるのです。
インプラントのネジの緩みが口臭の原因になることがあります。アバットメントはネジ状になっており、インプラントの安定性を保つ役割があります。
日常的な咀嚼によってインプラントには常に力がかかっています。咀嚼などによって繰り返し負荷がかかると徐々にネジが緩むことがあるのです。また、インプラントと天然歯の噛み合わせが適切でない場合、強い力がインプラントにかかり、ネジの緩みにつながります。
ネジが緩むと、インプラントの各部品の間に微細な隙間が生じます。肉眼では見えないほどの小さな隙間でも細菌にとっては十分な大きさです。この隙間で細菌が増殖すると悪臭を放つことがあるのです。
インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の歯肉や骨に炎症が生じる病気です。プラークの蓄積が長期間続くと、プラーク中の細菌がインプラント周囲の組織に炎症を引き起こします。
インプラント周囲炎が進行すると膿が出ることがあり、膿から悪臭が発生します。さらに、インプラント周囲炎は口臭の問題だけにとどまらず、進行するとインプラントの安定性が損なわれ、最悪の場合には脱落することもあるでしょう。
インプラント治療後のメンテナンスが適切に行われないと口臭が強くなることがあります。
歯科医院で行うメンテナンスでは、日常的なブラッシングだけでは取り除けないプラークや歯石を取り除く専門的なクリーニングを行います。また、インプラントのネジの緩みやインプラント周囲炎の発症が確認された場合は、すぐに対処してもらえます。
一方、適切なメンテナンスが行われないと、口腔内にプラークが蓄積して悪臭を放つ可能性があるのです。口臭の原因になるインプラント周囲炎などの発見の遅れにもつながるでしょう。
自分で口臭をチェックする方法を確認しましょう。
清潔な手で舌の表面や歯と歯ぐきの間、特にインプラント周辺に軽く触れます。次に、指先に付着した唾液の臭いを確認します。通常、健康な唾液には気になるほどの臭いはありませんが、強い異臭がする場合は口臭が発生している可能性があります。
この方法の利点は手軽にできることです。外出先や職場でも、人目を気にせずさりげなくチェックできます。
一方、自分の臭いに慣れてしまい、正確な判断が難しくなるという問題点もあります。そのため、口臭の程度を正確に把握するのは難しいでしょう。
手を清潔に洗います。次に、手のひらを口元から10センチほど離して、カップ状に丸めます。そして、手のひらに向けて息を吐き出します。手のひらに跳ね返ってきた息の臭いを嗅ぐことで口臭を確認します。唾液の臭いを嗅ぐ方法と比べて、より広範囲の口臭をチェックできます。
ただし、食事直後や喫煙後など、一時的に強い臭いがする状況では正確な判断が難しいでしょう。
デンタルフロスの臭いを嗅ぐ方法は効果的です。まず、清潔な手でデンタルフロスを取り出し、インプラントの周辺を含む歯間部にフロスを挿入し、上下に動かします。その際、インプラント周辺は特に丁寧に清掃するようにします。
フロスを使用したあと、すぐにその臭いを確認します。強い異臭がする場合は口臭が発生している可能性があります。
この方法には、定期的に行うことでセルフケアを習慣化できるという利点もあります。強い力でフロスを使用すると、インプラント周囲の組織を傷つける可能性があるため、適切な力加減で行うようにしましょう。
清潔なビニール袋や紙コップを用意します。次に、ゆっくりと息を吐き出しながら袋やコップに息を吹き込みます。袋の場合は、息を吹き込んだあとすぐに口を閉じ、コップの場合は手で覆います。数秒待ってから、袋やコップの中の空気の臭いを確認します。
口臭を一時的に閉じ込めることで、軽度の口臭にも気づきやすくなります。簡単なので日常的なチェックにも向いています。正確にチェックするために、使用する袋やコップ自体に臭いがあるものは避け、できるだけ無臭のものを選びましょう。
市販の口臭チェッカーを使用することで口臭を数値化して確認できます。使用方法は製品によって異なりますが、チェッカーの電源を入れたあとにセンサー部分を口元に近づけて息を吹きかける手順が一般的です。
チェッカーの画面に数値や臭いのレベルが表示されるのでこれを確認します。定期的に実施して数値の変化を記録するとよいでしょう。
口臭チェッカーを使用する利点は、客観的な数値データが得られることです。また、口臭の改善や悪化の傾向を追跡できるため、口腔ケアの効果を測定するのにも使えます。精度の高さは製品によって異なるため、信頼できる製品を選ぶようにしましょう。
インプラント治療後の口臭が気になるときの対策を確認しましょう。
インプラント治療後の口臭が気になるときは、しっかりと口腔ケアを行いましょう。特に、インプラント周囲の歯茎部分を優しく丁寧に磨くことが大切です。また、柔らかい毛のブラシを使用することで、歯茎を傷つけずに効果的に清掃することができます。
デンタルフロスを使用すると歯と歯の間やインプラント周囲の細かい部分の清掃が可能になります。これにより、食べ物の残りや歯垢を取り除き、細菌の繁殖を防ぎます。
さらに、抗菌作用があるマウスウォッシュを使用することで、口腔内の細菌を減少させることができます。寝る前に使用し、寝ている間の細菌の増殖を防ぐのも効果的です。
インプラント治療後の口臭を防ぐためには、定期的に歯科検診を受けることも重要です。インプラントは天然の歯とは異なり、特別なメンテナンスが必要です。
定期的に専門的なクリーニングを受けることで、インプラント周囲の歯垢や歯石を除去し、清潔で健康的な状態を保つことができます。また、歯科検診ではインプラントの状態のチェックも行われます。
インプラントがしっかりと顎の骨に固定されているか、歯茎に炎症がないかを確認し、必要に応じて早期に対策を講じます。例えば、インプラント周囲炎が見つかった場合は早期に治療を開始することで、悪化を防ぐことができます。
口臭の原因がインプラントとは限りません。虫歯や歯周病があると、口臭の原因になる細菌が繁殖しやすくなります。虫歯や歯周病を早期に発見し、適切な治療を受けることで口臭を防ぐことができます。
適度に水分を摂ることも大切です。水分補給は口腔内の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促進します。唾液は口腔内の細菌を洗い流し、口臭を防ぐ役割を果たします。
水をこまめに飲む習慣をつけることで口腔内の衛生状態を良好に保てます。その際、炭酸飲料や甘い飲み物は避け、水や無糖の飲み物を選ぶようにしましょう。
口臭が気になるときは、ニンニクや玉ねぎなど、強い臭いを発する食品を控えるのも有効です。また、砂糖を多く含む食品や飲料も、口腔内の細菌の繁殖を助長し、口臭を引き起こす可能性があるので避けましょう。
インプラント治療後に口臭がきつくなることがあります。アバットメントの周辺や隣接する歯との間にプラークや細菌が溜まると、口臭の原因になります。インプラント周囲炎を発症すると口臭がさらに強くなるでしょう。
インプラント治療後の口臭を予防するためには、日々のセルフケアと歯科医院でのメンテナンスが重要です。定期的に歯科医院を受診していればインプラントのネジの緩みやインプラント周囲炎の発症といった、口臭の原因を早期に発見できます。
口臭が気になるようなら歯科医師に相談しましょう。
インプラント治療を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
インビザラインは、患者さまご自身で取り外しが可能な透明のマウスピースを使用した歯列矯正方法です。マウスピースは非常に薄く作られているため、違和感が少なく目立ちにくいメリットがあります。
しかし、扱い方によっては割れるなどのトラブルが発生することがあります。インビザライン矯正中にマウスピースが割れたときは、どうすれば良いのでしょうか。また、マウスピースが割れる原因を知ることで、トラブルを回避できるかもしれません。
今回は、インビザラインのマウスピースが割れる原因と注意点、対処法について詳しく解説します。
インビザラインのマウスピースが割れる原因は、主に以下の4つです。
詳しく解説します。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、インビザラインのマウスピースが割れる可能性が高いでしょう。歯ぎしりや食いしばりをすると歯や顎に大きな負担がかかるため、マウスピースが耐え切れずに割れてしまうのです。
歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中や日常生活の中で無意識に行っていることが多く、自分でコントロールするのは難しいです。インビザラインのマウスピースは1日のほとんどの時間装着する必要があるため、歯ぎしりや食いしばりの影響を受けることは避けられないでしょう。
インビザラインのマウスピースは、食事の際に取り外す必要があります。マウスピースを取り外すのを忘れて食事をすると、マウスピースが割れる可能性があるのです。
食べ物を噛む際は、自分の体重と同じくらいの力が歯にかかるとも言われています。インビザラインのマウスピースは、食事の際にかかる咬合力に耐えられるように作られていません。そのため、装着したまま食事をすると割れる可能性があるのです。
マウスピースを外した際は、専用のケースに保管することが大切です。外した際にケースに保管せずに机や洗面台に放置すると、落下したり何らかの衝撃を受けたりしてマウスピースが割れる危険があります。
ティッシュやタオルに包んで持ち歩く方法も、カバンの中やポケットの中で割れるリスクが高いため避けましょう。マウスピースを外したり持ち歩いたりする際は、専用のケースに保管する習慣をつけることが大切です。
マウスピースを無理やり着脱すると、割れる原因になります。とくに、新しいマウスピースに交換した直後は、まだ歯に馴染んでいないため着脱しにくく、無理な着脱をする可能性が高いです。
マウスピースを装着するときに噛んで力を加え強い力で押し込んだり、奥歯部分が外れていないのに前歯の部分だけを引っ張って無理に外したりするのは避けましょう。
スムーズに着脱できないからといって無理に着脱していると、マウスピースが割れる可能性が高まります。着脱方法がわからないときは、歯科医師に相談して適切な方法を指導してもらうことが大切です。
インビザラインのマウスピースが割れたときは、以下のことに注意しましょう。
詳しく解説します。
割れたマウスピースは、装着できる状態であっても装着しないでください。割れたマウスピースでは適切な矯正力がかかりません。そのため、計画通りに歯が動かず、治療期間が長引く可能性があるのです。
少しヒビが入ったなど、完全に割れていない状態であれば使用を継続する場合もありますが、使用できるかどうかは自己判断しないようにしましょう。必ず歯科医師に判断してもらってください。
割れたマウスピースを、ご自身で接着剤などを使用して修理するのは避けてください。
インビザラインのマウスピースは精密につくられています。ご自身で修理してわずかなズレが発生すると、予定していない方向に矯正力がかかり、計画通りに歯が動かなくなる可能性があるのです。
また、お口の中に装着するものに市販の接着剤を使用するのは危険です。歯科医院で使用する接着剤なら問題ありませんが、市販の接着剤は口内で使用することを想定されていません。
身体に害がないとも言い切れないので、歯科医師が歯科用の接着剤で適切に修理する必要があります。
割れたマウスピースは装着しないほうが良いですが、装着していない時間が長くなると歯は後戻りを起こします。そのため、マウスピースが割れた時は、なるべく早く歯科医院を受診するか、すぐに受診できない場合は歯科医院に連絡して指示を仰いでください。
受診するまでの期間は、一つ前や一つ後の段階のマウスピースを装着しておくように指示されることが多いです。マウスピースが割れた場合は、できるだけ何も装着しない時間を短くすることが大切です。
マウスピースが割れたときは、なるべく早く歯科医院を受診して歯科医師に相談しましょう。装着できる状態であっても治療に悪影響を及ぼす可能性があるので、必ず歯科医師に確認してもらってください。
小さなヒビ程度であれば、早急に歯科医院で対応すれば簡単な修理をするだけで使用を継続できる可能性が高いです。大きくヒビが入っていたりマウスピースが完全に割れていたりする状態であれば、マウスピースを作り直す場合もあります。
マウスピースの状態や治療の進み具合によって対処法は異なるため、歯科医師の指示に従いましょう。また、歯科医院をすぐに受診できない場合は、まずは歯科医院に連絡しましょう。連絡した際に、応急処置として以下の指示をされることが多いでしょう。
歯科医院に連絡した際に、応急処置として一つ前の段階のマウスピースを装着するよう指示されることがあります。
何も装着していない時間が長くなると歯は後戻りを起こすため、一つ前の段階のマウスピースを装着して後戻りを防ぐのです。トラブルに備えて、一つ前の段階のマウスピースは保管しておくと良いでしょう。
マウスピースが割れたタイミングによっては、一つ後の段階のマウスピースを装着して対処する場合もあります。マウスピースの交換時期が近い場合は、作り直しをせずに次の段階のマウスピースを装着することが多いでしょう。
ただし、自己判断で次のマウスピースを使用するのは避けましょう。歯科医師から指示があった場合のみ、従ってください。
詳しく解説します。
食事の際は、必ずマウスピースを外す習慣をつけましょう。少ししか食べない場合でも、インビザラインのマウスピースは非常に薄く作られているため、噛む力で割れてしまう可能性が高いです。
また、マウスピースに汚れが付着して虫歯や歯周病などの原因にもなるため、食事の際は必ずマウスピースを外しましょう。
外したマウスピースは、ケースに入れて保管する習慣をつけることも大切です。歯磨きや食事の際に洗面所やテーブルにそのまま置くと、落下して割れたり踏んだりしてしまう恐れもあるでしょう。
外出の際も保管ケースを持ち歩くことで、紛失や破損を防げるでしょう。
毎日のマウスピースの着脱を丁寧に行うことで、変形したり割れたりするリスクを減らせます。着脱方法は、インビザライン矯正を始めるときに歯科医院で指導してもらえます。手順を守り、丁寧に着脱することを心がけてください。
どうしても外すのが難しい場合は、マウスピースの取り外しに使用する専用のアライナーリムーバーを使用することで、外しやすくなるでしょう。
インビザラインのマウスピースが割れたときは、必ず歯科医院の指示に従いましょう。自己判断で対応すると計画通りに歯が動かなかったり、治療期間が長くなったりする原因になります。
インビザラインのマウスピースは非常に薄く作られているため、少しの不注意で割れてしまう可能性があります。毎日の着脱や保管を正しく行うことで、マウスピースが割れるリスクを減らせるでしょう。
マウスピースが割れた場合でも、自分で修理するのは避けましょう。一つ前や後の段階のマウスピースを装着する場合も、必ず歯科医師の指示を受けて対応することが大切です。
インビザラインを検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療などの一般歯科だけでなく、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などの自由診療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、無料相談・ご予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
虫歯や加齢、事故などで歯を失った場合、失った歯を補う治療を行わなければなりません。失われた歯を補う際「インプラントと入れ歯どっちにしよう」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、インプラントと入れ歯の違いや、それぞれのメリット・デメリットなどを解説します。
インプラントは、欠損した歯を補う治療法の中では最新の治療方法といえます。近年では、インプラントを選ぶ方も増えています。
インプラントとは、顎の骨にインプラント体と呼ばれる人工歯根を埋め込み、上に人工歯を取り付ける治療です。インプラント体・アバットメント・人工歯の3つのパーツで構成されています。
歯根部分まで再現するため、人工歯をしっかり固定できることがインプラントの特徴です。天然歯のようにしっかりと食べ物を噛むことができるのです。
インプラント治療には、さまざまなメリットとデメリットがあります。以下、それぞれご紹介します。
インプラントの最大のメリットは、天然歯とほとんど同じ機能性と審美性を得られる点です。
インプラント治療では、顎の骨に埋め込んだ人工歯根の上に人工歯を装着するため、天然歯とほとんど同じ構造です。そのため、安定性があり咀嚼や会話に障害が出にくいでしょう。
人工歯根の上に装着する人工歯には、天然歯のような白さや透明感を持つ種類もあります。審美性が高いということもメリットです。また、留め金などの部品が見えることがないため、自然な仕上がりになるでしょう。
お手入れも天然歯と同様にでき、手間がかかりにくいといえます。メンテナンスを十分に行えば、半永久的に使用することも可能です。
インプラントのデメリットは、外科手術が必要な点です。外科手術で人工歯根を埋め込むため、心身へかかる負担を不安に思う方もいるかもしれません。
外科手術後は、顎の骨と人工歯根を結合させるための期間を設けます。そのため、インプラント治療全体の治療期間は3カ月~1年ほどかかるでしょう。
また、インプラントは、基本的には保険適用外です。自費診療のため、費用が高い点もデメリットといえます。
入れ歯とは、失われた歯を補うための人工的な装置のことで、昔から行われている歯の補綴治療です。入れ歯には、1本から複数本の歯を補う部分入れ歯と、全ての歯を補う総入れ歯の2種類があります。
保険適用の部分入れ歯では、歯を失った箇所の両隣の歯にバネをかけて入れ歯を固定します。取り外しができる装置のため、毎日のお手入れが必要です。
入れ歯のメリット・デメリットは、以下の通りです。
入れ歯のメリットは、インプラントのような外科手術の必要がないという点です。そのため、身体への負担が少ないです。治療期間も短く、なるべく早く歯の機能を補いたい方にとって、入れ歯は良い選択肢といえるでしょう。
また、入れ歯には保険適用のものがあります。治療費を抑えられるという点も大きなメリットでしょう。
保険適用の部分入れ歯の場合、健康な歯に金具を掛けて装着します。そのため、周囲の歯に負担がかかるという点はデメリットでしょう。装置の金属やバネが目立つこともあり、審美性がインプラントには劣ります。
また、入れ歯がフィットせず、外れやすかったり咀嚼・発音しにくかったり、ストレスを感じる可能性もあるでしょう。
ケアに手間がかかる点もデメリットといえます。入れ歯は毎日専用の洗浄剤でメンテナンスしなければなりません。
ここでは、インプラントと入れ歯の違いを項目ごとに解説します。
インプラントと入れ歯では、費用に大きな差があります。
インプラント治療は原則的に保険が適用されないため、治療費は全額自己負担です。自費治療なので歯科医院ごとに費用は異なりますが、インプラントの1本あたりの相場は30~50万円です。支払いには、分割払いやデジタルローンを利用できる歯科医院もあるでしょう。
入れ歯は基本的には保険が適用されるため、自己負担を抑えることができます。部分入れ歯で1万円以内、総入れ歯で1万円〜1万5,000円程度です。
ただし、審美性を求めて色や素材にこだわりたいと考える場合や、金具が見えないように治療したい場合には、自費診療を選択することになります。保険が適用されない場合、インプラント治療と同程度の費用がかかるケースもあるでしょう。
インプラント治療では外科手術が必要ですが、手術自体の時間は短いです。人工歯根を埋め込む手術にかかる時間は、1本あたり30分〜1時間程度です。人工歯根が骨に結合するための期間を設ける必要があり、治療全体では3カ月~1年程度の期間を要します。
入れ歯の場合、型取りをしてから作成し、噛み合わせの確認をするまでにかかる期間は1〜2カ月程度です。インプラントに比べると治療期間は短いです。
インプラントは顎の骨にしっかり固定されるため、安定感があります。ズレたり外れたりすることもなく、噛み心地は天然歯に近いといえるでしょう。
入れ歯は周りの歯に金具を掛けたり、歯茎の上に乗せたりして使用します。そのため、インプラントに比べると土台が安定していません。噛む力が弱く、咀嚼の際にはズレたり外れる可能性もあります。
インプラントは人工歯根で土台を固定して人工歯を被せるため、天然歯のように使用できます。安定感があり、発音にも影響することはありません。
入れ歯の場合、発音に影響する可能性が高いです。入れ歯を装着することで、舌を動かしにくくなるのが原因です。主にサ行・ハ行の発音が難しくなるといわれています。
インプラントの治療後は、顎の骨と人工歯根が結合しているため、天然歯と同じようなケア方法で問題ありません。
人工歯自体が虫歯になることはありませんが、インプラントの周辺に歯周病に似たインプラント周囲炎が起こるケースがあります。インプラント周囲炎が起こらないために、歯ブラシ以外にフロスなども使用して丁寧にケアをし、口内を清潔に保ちましょう。
入れ歯の場合は取り外しができるため、入れ歯洗浄剤でケアを行います。天然歯と同じようにケアできず、お手入れに手間がかかる点がデメリットといえます。
インプラントと入れ歯の違いや特徴などをご紹介してきましたが、治療法はどのように選ぶべきなのでしょうか。ご自身に合った治療法を選ぶポイントを解説します。
「治療にかかる費用をできるだけ抑えたい」という場合には、保険適用の入れ歯を選ぶと最も費用を抑えられるでしょう。インプラントに比べると審美性や機能性は劣りますが、短期間で治療を終わらせることもできます。
インプラントは天然歯に近い見た目と機能を実現できます。周りの天然歯に馴染むので、人工歯があると気づかれにくいでしょう。
また、人工歯根を顎の骨に埋め込みしっかり固定されるため、咀嚼や発音などに影響することなく、天然歯と同じように使用できる点も大きなメリットです。費用は入れ歯に比べると高額ですが、きちんとケアしていれば半永久的に使用できます。
審美性や機能性を重視する方には、インプラントのほうが求めている条件に合っているかもしれません。
インプラントと入れ歯は、欠損した歯を補うという目的は同じですが特徴が異なります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらの治療方法を選ぶか悩む方も多いでしょう。
歯は健康を維持するための大切な身体の一部であり、一生使います。長期的に考えて、自分に合っている治療を選ぶことが大切です。治療方法で悩む場合や疑問がある場合には、一度歯科医師に相談すると良いでしょう。
インプラントや入れ歯をご検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
こんにちは。千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」です。
インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使用して目立たずに歯並びを整えることができる矯正方法です。
しかし、インビザライン矯正中にはいくつかの注意点があります。その中でも特に気を付けたいのが、マウスピースをつけたまま食事をすることです。「マウスピースをつけている間は食事ができないの?」「水分補給はどうしたらいい?」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。
今回は、インビザライン矯正中にマウスピースをつけたまま食事をするリスクについてくわしく解説し、矯正治療中の食事に関する注意点や適切なケア方法をご紹介します。インビザライン矯正を検討している方や、現在治療をしている方はぜひ参考にしてみてください。
インビザライン矯正では、食事や歯磨きの際にはマウスピースを外せます。ワイヤー矯正のように器具を歯に直接固定しないため、マウスピースを外せば自由に飲食できます。
一日に三度摂る食事にストレスを感じずに矯正治療を進められるのは、大きなメリットといえるでしょう。
しかし、食事中はマウスピースを外さなければなりません。マウスピースをつけたまま食事をするとどのようなリスクが発生するのか、くわしく解説していきます。
マウスピースをつけたまま食事をすると、マウスピースが損傷する可能性があります。マウスピースは食事中の噛む力に耐えられるように設計されていないため、噛む力や硬い食べ物によってマウスピースが変形・破損するリスクがあります。
破損したマウスピースは、矯正治療の進行に悪影響を与えるため交換が必要になるでしょう。新しいマウスピースが届くまでは矯正治療が進まないので、治療期間が延びることもあります。
また、食べ物や飲み物に含まれる色素がマウスピースに付着すると、マウスピースに色が付き透明性が損なわれるでしょう。
マウスピースをつけたまま食べ物を口にすると、食べ物のカスがマウスピースと歯の間に挟まりやすいです。食べカスが挟まると細菌が繁殖しやすくなり、マウスピースが汚れて口腔内の衛生状態が悪化します。
口腔内の衛生状態が悪化すると、虫歯や歯周病の原因になるばかりではなく口臭の原因にもなる場合があります。
マウスピースをつけたまま食事をすると、矯正が効果的に進まなくなる可能性があります。インビザラインのマウスピースは、特定の力をかけて歯を動かすように設計されています。食事による咬合力が不均等に加わると、予定通りに歯が動かない可能性があります。
矯正期間が延びたり、予定していない場所に歯が移動する可能性もあるでしょう。
インビザライン矯正中にマウスピースをつけたまま飲食できるものは、糖分が入っていない水だけです。糖分が入っておらずフレーバーもついていない無色透明の水であれば、マウスピースに悪影響を与えることはないでしょう。
無色透明でも、ビタミンやミネラル、微量の果汁や糖分が添加された飲み物もあります。水として販売されていることもありますが、甘さやカロリーが抑えられていても虫歯の原因になる可能性があるため注意しましょう。
また、糖分が入っていなくても、お湯は避けたほうがよいでしょう。洗浄方法について指導される際に説明されるかもしれませんが、40度以上のお湯で洗うとマウスピースが変形する恐れがあります。
飲み物でも、極端に熱いものを飲むとマウスピースが変形するかもしれません。
先ほど解説したように、インビザライン矯正中にマウスピースをつけたまま食事をするとさまざまなリスクが生じます。
では、矯正の効果を最大限に引き出し、口腔内の健康を維持するためにはどうすれば良いのでしょうか。くわしく解説します。
インビザライン矯正では、食事をする前には必ずマウスピースを外さなければなりません。マウスピースの破損や汚染を防ぎ、口腔内の健康を保つことができます。
食事の際には必ずマウスピースを外し、破損や紛失を防ぐために専用のケース内に保管する習慣を身につけましょう。
食事の際にマウスピースを外したら、必ず洗浄しましょう。基本的には、流水下で指や柔らかい歯ブラシで擦って洗います。
定期的にマウスピース専用の洗浄剤を使用すると、さらに清潔に保てます。使用方法は製品によって異なるので、説明書をよく読んで使いましょう。
食事のあとは、必ず歯磨きをして口腔内を清潔に保ちましょう。マウスピースを再装着する前に、しっかりと歯や歯と歯の間に残った食べカスなどを取り除くことが重要です。
歯ブラシ以外の道具も使用して、汚れの蓄積を防いでください。フロスや歯間ブラシを使用すると、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の隙間の汚れを取り除くことが可能です。細菌を減らす効果があるマウスウォッシュなどもあるので、必要に合わせて使い分けましょう。
インビザライン矯正では、マウスピースを一日に20時間から22時間以上装着する必要があります。食事の際に取り外してから再装着を忘れて長時間経った場合、十分な効果を得られないでしょう。
インビザライン矯正を確実に進めるためにも、飲食時に外したマウスピースはなるべく早く装着するようにしましょう。
インビザライン矯正では、マウスピース外した状態で食事をするため特別な制限はありません。
しかし、矯正治療中は歯を動かすために歯周組織に負荷がかかり続けています。そのため、痛みや違和感が通常よりも出やすい傾向にあります。
できるだけ歯に負担の少ない食材や柔らかい食材を選ぶと良いでしょう。せんべいやナッツなどの硬い食べ物や、歯の隙間に詰まりやすいゴマ、歯にくっつきやすいキャラメルなどを避け、口当たりの良い食事を心がけましょう。
食べ物であればカレーなど、飲み物であればコーヒーや紅茶、ワインなどが、色素の強いものとして挙げられます。これらの食べ物や飲み物は、マウスピースを着色するだけでなく歯にも色素が付着しやすいです。
着色の原因となるため、できるだけ避けたほうが良いでしょう。歯に付着した色素は、しっかりと歯磨きをすることである程度取り除くことはできますが、気になる方はホワイトニングを検討しても良いかもしれません。
インビザライン矯正中にマウスピースをつけたまま食事をすることは、さまざまなリスクを伴います。マウスピースの破損や変色以外にも、口腔内の清潔を維持できなくなるなど、健康や矯正治療に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、基本的には食事前にマウスピースを外し、食後に丁寧に口腔ケアとマウスピースの洗浄を行って再装着することが重要です。食事だけでなく飲み物についても注意が必要です。無糖の水あれば、マウスピースを装着したまま飲んでも問題ありません。
また、口腔内を清潔に保つためには、歯磨きを丁寧に行うことが重要です。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュなどの道具も使用して口内の汚れをしっかり落としましょう。
マウスピースの洗浄では、専用のクリーナーや柔らかいブラシなどを使うと、マウスピースを清潔に保つことができます。細菌の増殖や不快なにおいを防ぐことができるでしょう。適切なケアと定期的な歯科検診で大きなトラブルを避けることで、矯正治療を成功させられるでしょう。
インビザライン矯正を検討されている方は、千葉県木更津市にある歯医者「木更津きらら歯科」にお気軽にご相談ください。
むし歯になった乳歯を放置していると、噛み合わせが悪化してしまいます。並び合った乳歯と乳歯は、永久歯が生えてきたときのスペースがあります。むし歯のために乳歯が崩れたり抜けてしまうと、両隣の乳歯が寄ってきて正常なスペースが崩れてしまいます。むし歯によって、永久歯が生えてくる場所に支障が生じ、歯並びが悪化する可能性があります。
進行したむし歯は歯の神経まで到達し、歯の根っこに膿が溜まります。乳歯の根の先は歯胚と呼ばれる永久歯の元となる大切な組織があります。ここに膿が到達すると、永久歯の成長が妨げられ、エナメル質形成不全と呼ばれる状態を引き起こします。。エナメル質形成不全となった永久歯はむし歯になりやすいのです。乳歯から永久歯に生え変わったとしても、乳歯の時代のむし歯がずっと影響を与えてしまうのです。
子どもの歯みがきは、自分ではうまく磨けていないことが多いのです。大人による仕上げ磨きを嫌がる子も多いですよね。しかし、ブラッシングが不十分な状態が続くと、歯の表面に細菌の塊であるプラークが付着します。プラークには多くのむし歯菌が繁殖しています。歯みがきが上手にできていないと、むし歯のリスクが高くなります。乳歯・生えたての永久歯は歯の質が強くなく、むし歯になってしまったらあっという間に進行します。
なにか食べると、お口の中は酸性に傾きます。酸にさらされると歯は溶けてしまいます。これを「脱灰」といいます。酸性に傾いたお口の中は、唾液のもつ酸を中和する働きにより、溶け出した歯の表面を修復します。これを「再石灰化」といいます。健康なお口の中は、「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しているのです。ところが、食事の時間が不規則だったり、だらだらとお菓子や甘い飲み物をとったりしていると、お口の中は「再石灰化」をするひまがありません。これは大人も同じです。「脱灰」が続くと、歯は修復されずむし歯の原因となってしまうのです。
生まれたての赤ちゃんのお口の中には、むし歯の原因菌も歯周病菌も存在しません。ご両親やおじいじゃん、おばあちゃん、周りの大人の唾液から感染するのです。離乳食が食べられるようになると、ついご自分の箸やスプーンを使って食べさせてしまうことがあるかもしれません。スキンシップの際に唾液が子どもの口の中にはいってしまうこともあるかもしれません。
しかし、これがむし歯菌や歯周病菌の感染の原因となってしまうのです。2歳半くらいまでの間に、むし歯菌に触れる機会が少なかった子どもは歯が丈夫に成長しむし歯になりにくい傾向があります。口移しをしない、大人の使うスプーンは使わないといった注意のほかに、周りの大人も自分の口腔内を清潔に保つことが大切です。
大人であれ子どもであれ、もってうまれた歯の質や唾液の質が、むし歯になりやすい特徴の方もいます。歯の表面のエナメル質が先天的に弱いと、むし歯になりやすいですね。唾液の分泌が少ない人や酸性に傾いたお口の中を中性に戻していく作用が弱い人も注意が必要です。
子どもの乳歯や生えたばかりの永久歯は、大人と比較して歯の質は強くありません。むし歯になったら進行が早いことも特徴です。
初期のむし歯は歯の表面が白く濁ったように変色します。この段階なら、歯を削らずにフッ素を塗って歯を強くすることによって治療できる可能性があります。茶色や黒に変色しているケースも要注意です。見た目は小さな変色でも、歯の中では大きく虫歯が進行しているケースもあります。ただ、着色汚れの可能性もあります。判断はむずかしいかと思いますので、気になることがあったら小児歯科に連れて行ってあげてください。
歯の表面に穴が開いているのは、歯の表面のエナメル質が溶けている状態で、むし歯の可能性が高いです。乳歯や生えたばかりの子どもの永久歯は、歯の質が弱くむし歯の進行が早いのです。歯の表面に穴があいているのに気づいたら、早めに小児歯科を受診しましょう。
食事の時間が不規則だったり、だらだらと甘いものや甘いジュースを飲むのはお口の健康によくありません。酸性に傾いたお口の中が中性にもどるひまがなく、お口の中の酸は歯の表面をむしばんでいきます。食事やおやつの時間を決める、糖質の多いものは控えめにするなどの工夫をしてお口の中をさわやかに保ってあげてください。
歯歯みがきで、歯の表面のプラークをしっかり落とすことが大切です。小学校3〜4年生くらいまでは、仕上げ磨きを手伝ってあげたほうがいいかもしれません。1日1回の仕上げ磨きで、食べカスやプラークをしっかり取り除いてあげてください。
フッ素を歯に塗布することは初期のむし歯にも予防にも有効です。フッ素は歯の表面のエナメル質を強くし、むし歯菌の出す酸に溶けにくくします。むし歯の早い段階でしたら、フッ素による溶けたエナメル質の再石灰化を促す作用で修復されることがあります。またフッ素自体が抗菌力があり、予防にもつながります。
歯の形が複雑な場合など、お子さまの歯磨きがうまくいかないとお悩みの場合は、定期的なフッ素塗布がむし歯予防に最適です。
シーラントはむし歯ができやすい奥歯の溝などをプラスチックで埋めてしまう予防治療です。生えてきたばかりのお子さまの歯は、柔らかく他の歯と揃っていないため歯磨きが行き届きにくく、むし歯になりやすいのです。シーラントは乳歯にも適用できます。また生えてきたばかりの大切な永久歯が早い段階でむし歯にならないよう、予防的な措置としてお勧めいたします。
お子さまのお口の状態にあわせた歯みがき指導もおこなっています。歯並び、磨き癖などから、歯ブラシの毛先の届かないところがないように、おひとりおひとりにあわせてアドバイスさせていただきます。また、食習慣は歯みがきと同じくらい口内の環境に関わります。むし歯リスクの高い食習慣がないか、ご相談にのらせていただきます。